JPH11355015A - 電力分配回路、電力合成回路及び増幅器 - Google Patents

電力分配回路、電力合成回路及び増幅器

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JPH11355015A
JPH11355015A JP10157813A JP15781398A JPH11355015A JP H11355015 A JPH11355015 A JP H11355015A JP 10157813 A JP10157813 A JP 10157813A JP 15781398 A JP15781398 A JP 15781398A JP H11355015 A JPH11355015 A JP H11355015A
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line
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Hiroyuki Ueda
裕之 植田
Kazutomi Mori
一富 森
Sunao Takagi
直 高木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偶モードの信号は、従来のアイソレーション
抵抗に消費されず、不必要な周波数の偶モードの信号に
対して十分な安定化を行うことができないという課題が
あった。 【解決手段】 増幅素子3、4を並列に複数個合成した
増幅器において、出力側の分岐線路間に、1つの線路2
4とその両端に接続された2つの抵抗23,25から構
成されたアイソレーション回路22を有し、入力端子1
に入力した信号を前記複数個の増幅素子に分配する電力
分配回路2Aと、前記複数個の増幅素子の出力を合成す
る電力合成回路5Aとを備えた。 【効果】 ループ発振を抑制し、また特定の周波数の通
過利得を減衰させることが可能となり、安定な高出力の
増幅器を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、衛星通信、地上
マイクロ波通信、移動体通信などに使用する電力分配回
路、電力合成回路及び増幅器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、マイクロ波高出力増幅器におい
ては、高出力を得るためにFET、HBTといった増幅
素子を並列動作させる。これら増幅素子を複数個並列合
成した場合は、電力分配回路と電力合成回路を用いるた
めに閉ループが形成され、増幅素子や回路素子のばらつ
きがあるときには、特定の周波数においてこの閉ループ
内でループ発振が起き、増幅器が不安定となってしまう
問題がある。
【0003】従来の増幅器について図面を参照しながら
説明する。図17は、例えば日刊新聞社刊行、小西良弘
監修、本城和彦著、「マイクロ波半導体回路 基礎と展
開」第140頁に示された従来のウイルキンソン型電力
分配回路と合成回路を用いた並列増幅器の構成を示す図
である。
【0004】図17において、1は入力端子、2はウイ
ルキンソン型電力分配回路、3及び4は増幅素子、5は
ウイルキンソン型電力合成回路、6は出力端子である。
また、21及び51はアイソレーション抵抗である。
【0005】つぎに、前述した従来の増幅器の動作につ
いて図面を参照しながら説明する。
【0006】入力端子1に入力した信号は、ウイルキン
ソン型電力分配回路2で分配された後、2個の増幅素子
3及び4で増幅され、ウイルキンソン型電力合成回路5
により合成され、出力端子6より出力される。
【0007】その際、2個の増幅素子3及び4の特性に
ばらつきがある場合に、電力分配回路2と、電力合成回
路5と、2個の増幅素子3及び4によって形成される閉
ループ内で特定の周波数、特に基本周波数の1/2の周
波数において、ループ発振が発生し不安定となる。ルー
プ発振の条件は、ループ利得が0dB以上でループ位相
が0度となる周波数が存在することである。
【0008】そのため、図17の回路においてはアイソ
レーション抵抗21及び51を設けることにより、奇モ
ードの信号を消費し,閉ループのループ利得を0dB以
下にすることによって安定化を行っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
増幅器では、2つの平行線路に流れる奇モードの信号は
アイソレーション抵抗21、51に流れて電力が消費さ
れるため、ループ利得を抑制して安定化を行うことがで
きるが、偶モードの信号はアイソレーション抵抗21,
51に消費されず、不必要な周波数の偶モードの信号に
対して十分な安定化を行うことができないという問題点
があった。
【0010】また、2つの平行線路の間隔が広い場合に
はアイソレーション抵抗21、51と平行線路の間を線
路で接続するが、この長さが不適当な場合には不要な信
号がアイソレーション抵抗21,51で十分消費されな
いことがあり、奇モードの発振に対しても十分な安定化
が行えないという問題点があった。
【0011】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、安定な高出力の電力分配回路、電
力合成回路及び増幅器を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電力分配
回路は、出力側の分岐線路間に、1つの線路とその両端
に接続された2つの抵抗から構成されたアイソレーショ
ン回路を備えたものである。
【0013】この発明に係る電力合成回路は、入力側の
分岐線路間に、1つの線路とその両端に接続された2つ
の抵抗から構成されたアイソレーション回路を備えたも
のである。
【0014】この発明に係る増幅器は、増幅素子を並列
に複数個合成した増幅器において、出力側の分岐線路間
に、1つの線路とその両端に接続された2つの抵抗から
構成されたアイソレーション回路を有し、入力端子に入
力した信号を前記複数個の増幅素子に分配する電力分配
回路と、前記複数個の増幅素子の出力を合成する電力合
成回路とを備えたものである。
【0015】また、この発明に係る増幅器は、増幅素子
を並列に複数個合成した増幅器において、入力端子に入
力した信号を前記複数個の増幅素子に分配する電力分配
回路と、入力側の分岐線路間に、1つの線路とその両端
に接続された2つの抵抗から構成されたアイソレーショ
ン回路を有し、前記複数個の増幅素子の出力を合成する
電力合成回路とを備えたものである。
【0016】さらに、この発明に係る増幅器は、増幅素
子を並列に複数個合成した増幅器において、出力側の分
岐線路間に、1つの線路とその両端に接続された2つの
抵抗から構成された第1のアイソレーション回路を有
し、入力端子に入力した信号を前記複数個の増幅素子に
分配する電力分配回路と、入力側の分岐線路間に、1つ
の線路とその両端に接続された2つの抵抗から構成され
た第2のアイソレーション回路を有し、前記複数個の増
幅素子の出力を合成する電力合成回路とを備えたもので
ある。
【0017】またさらに、この発明に係る増幅器は、多
段増幅器を並列合成した増幅器において、入力端子に入
力した信号を第1段の複数個の増幅素子に分配する電力
分配回路と、前記第1段の複数個の増幅素子の出力を増
幅する第2段の複数個の増幅素子と、前記第2段の複数
個の増幅素子の出力を合成する電力合成回路と、1つの
線路とその両端に接続された2つの抵抗から構成され、
前記第1段及び第2段の増幅素子間に挿入されたアイソ
レーション回路とを備えたものである。
【0018】この発明に係る電力分配回路は、出力側の
分岐線路間に、2つの線路とその両端及び線路間に接続
された3つの抵抗から構成されたアイソレーション回路
を備えたものである。
【0019】この発明に係る電力合成回路は、入力側の
分岐線路間に、2つの線路とその両端及び線路間に接続
された3つの抵抗から構成されたアイソレーション回路
を備えたものである。
【0020】この発明に係る増幅器は、増幅素子を並列
に複数個合成した増幅器において、出力側の分岐線路間
に、2つの線路とその両端及び線路間に接続された3つ
の抵抗から構成されたアイソレーション回路を有し、入
力端子に入力した信号を前記複数個の増幅素子に分配す
る電力分配回路と、前記複数個の増幅素子の出力を合成
する電力合成回路とを備えたものである。
【0021】また、この発明に係る増幅器は、増幅素子
を並列に複数個合成した増幅器において、入力端子に入
力した信号を前記複数個の増幅素子に分配する電力分配
回路と、入力側の分岐線路間に、2つの線路とその両端
及び線路間に接続された3つの抵抗から構成されたアイ
ソレーション回路を有し、前記複数個の増幅素子の出力
を合成する電力合成回路とを備えたものである。
【0022】さらに、この発明に係る増幅器は、増幅素
子を並列に複数個合成した増幅器において、出力側の分
岐線路間に、2つの線路とその両端及び線路間に接続さ
れた3つの抵抗から構成された第1のアイソレーション
回路を有し、入力端子に入力した信号を前記複数個の増
幅素子に分配する電力分配回路と、入力側の分岐線路間
に、2つの線路とその両端及び線路間に接続された3つ
の抵抗から構成された第2のアイソレーション回路を有
し、前記複数個の増幅素子の出力を合成する電力合成回
路とを備えたものである。
【0023】またさらに、この発明に係る増幅器は、多
段増幅器を並列合成した増幅器において、入力端子に入
力した信号を第1段の複数個の増幅素子に分配する電力
分配回路と、前記第1段の複数個の増幅素子の出力を増
幅する第2段の複数個の増幅素子と、前記第2段の複数
個の増幅素子の出力を合成する電力合成回路と、2つの
線路とその両端及び線路間に接続された3つの抵抗から
構成され、前記第1段及び第2段の増幅素子間に挿入さ
れたアイソレーション回路とを備えたものである。
【0024】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1に係る電力分配回路について図面を参照しながら
説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る電力
分配回路の構成を示す図である。なお、各図中、同一符
号は同一又は相当部分を示す。
【0025】図1において、1は入力端子、2Aは電力
分配回路である。また、22はアイソレーション回路、
23はアイソレーション抵抗、24はマイクロストリッ
プ線路等の線路、25はアイソレーション抵抗、26及
び27は出力端子である。
【0026】つぎに、前述した実施の形態1に係る電力
分配回路の動作について図面を参照しながら説明する。
図2は、この発明の実施の形態1に係る電力分配回路の
回路特性を示す図面である。
【0027】基本周波数をf、その周波数での波長を
λ、線路24の長さをλとしたときの、回路特性の
計算結果の一例を示す。図2(a)は、入力端子1から出
力端子26及び27に通過する信号の通過利得の周波数
特性を示し、同図(b)は、2つの出力端子26及び27
間のアイソレーションの周波数特性を示す。
【0028】図2において、実線はアイソレーション回
路22を用いた場合、破線は従来のアイソレーション抵
抗21、51を用いた場合である。図2より、アイソレ
ーション回路22を用いた場合には、基本周波数f
ある1GHzで従来のアイソレーション抵抗を用いた場
合と同様の特性を示し、また、基本周波数の1/2、3
/2の周波数においては通過利得、アイソレーションと
もに従来のアイソレーション抵抗を用いた場合より大幅
に特性が向上することが分かる。これは線路24の長さ
が基本周波数の1/2の周波数に対して1/2波長とな
っているためであり、同様の原理により、所望の周波数
での通過利得、アイソレーション特性を改善することが
できる。
【0029】すなわち、この実施の形態1によれば、電
力分配回路において、分岐線路間に、1つの線路24と
その両端の2つの抵抗23、25からなるアイソレーシ
ョン回路22を挿入することにより、分岐線路間のアイ
ソレーションを十分に得ることができ、また特定の周波
数の通過利得を減衰させることができる。なお、電力合
成回路においても、アイソレーション抵抗51の代わり
に上記のアイソレーション回路を挿入することで同様の
効果を得ることができる。
【0030】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
係る増幅器について図面を参照しながら説明する。図3
は、この発明の実施の形態2に係る増幅器の構成を示す
図である。
【0031】図3において、1は入力端子、2Aは電力
分配回路、3及び4は増幅素子,5Aは電力合成回路、
6は出力端子である。また、22はアイソレーション回
路、23及び25はアイソレーション抵抗、24はマイ
クロストリップ線路等の線路である。
【0032】つぎに、前述した実施の形態2に係る増幅
器の動作について図面を参照しながら説明する。図4
は、この発明の実施の形態2に係る増幅器の特性を示す
図である。
【0033】増幅器の基本周波数をf、その周波数で
の波長をλ、線路24の長さをλとしたときの、回
路特性の計算結果の一例を示す。図4(a)は、入力端子
1で観測したループ利得、ループ位相を示し、同図(b)
は、出力端子6で観測したループ利得、ループ位相を示
し、また同図(c)は、増幅器の通過利得を示す。図4に
おいて、実線はアイソレーション回路22を用いた場
合、破線は従来のアイソレーション抵抗を用いた場合で
ある。
【0034】図4より,アイソレーション回路22を用
いた場合もループ利得が0dB以下に抑制されており、
また通過利得は増幅器の基本周波数の1/2、3/2の
周波数で大きく減衰していることが分かる。これは線路
24の長さが基本周波数の1/2の周波数に対して1/
2波長となっているためであり、同様の原理により、所
望の周波数での通過利得、アイソレーション特性を改善
することができる。
【0035】すなわち、この実施の形態2によれば,増
幅素子を並列に複数個合成した増幅器において、電力分
配回路、または電力合成回路、あるいは双方に、上記の
実施の形態1の回路を用いることにより、ループ発振を
抑制し、また特定の周波数の通過利得を減衰させること
が可能となるため、安定な高出力の増幅器を得ることが
できる。
【0036】実施の形態3.この発明の実施の形態3に
係る増幅器について図面を参照しながら説明する。図5
は、この発明の実施の形態3に係る増幅器の構成を示す
図である。
【0037】図5において、1は入力端子、2Bは電力
分配回路、3及び4は増幅素子,5Bは電力合成回路、
6は出力端子、7はアイソレーション回路である。ま
た、71及び73はアイソレーション抵抗、72はマイ
クロストリップ線路等の線路である。
【0038】つぎに、前述した実施の形態3に係る増幅
器の動作について図面を参照しながら説明する。
【0039】増幅器の基本周波数をf、その周波数で
の波長をλ、線路72の長さをλとしたとき、アイ
ソレーション回路7を増幅素子3,4の出力側に用いて
いるために、上記の実施の形態2と同様の効果により、
ループ利得が0dB以下に抑制され、また通過利得は増
幅器の基本周波数の1/2、3/2の周波数で大きく減
衰する。上記の実施の形態2と同様、所望の周波数での
通過利得、アイソレーション特性を改善することができ
る。
【0040】実施の形態4.この発明の実施の形態4に
係る増幅器について図面を参照しながら説明する。図6
は、この発明の実施の形態4に係る増幅器の構成を示す
図である。
【0041】図6において、1は入力端子、2Bは電力
分配回路、3及び4は増幅素子,5Bは電力合成回路、
6は出力端子、7及び8はアイソレーション回路であ
る。また、71及び73はアイソレーション抵抗、72
はマイクロストリップ線路等の線路である。さらに、8
1及び83はアイソレーション抵抗、82はマイクロス
トリップ線路等の線路である。
【0042】つぎに、前述した実施の形態4に係る増幅
器の動作について図面を参照しながら説明する。
【0043】増幅器の基本周波数をf、その周波数で
の波長をλ、線路72,82の長さをλとしたと
き、アイソレーション回路7,8を増幅素子3及び4の
入出力両方に用いているために、上記の実施の形態2と
同様の効果により、ループ利得が0dB以下に抑制さ
れ、また通過利得は増幅器の基本周波数の1/2、3/
2の周波数で大きく減衰する。上記の実施の形態2と同
様、所望の周波数での通過利得、アイソレーション特性
を改善することができる。
【0044】実施の形態5.この発明の実施の形態5に
係る増幅器について図面を参照しながら説明する。図7
は、この発明の実施の形態5に係る増幅器の構成を示す
図である。
【0045】図7において、1は入力端子、2Bは電力
分配回路、3及び4は増幅素子,5Bは電力合成回路、
6は出力端子、7はアイソレーション回路、9及び10
は増幅素子である。また、71及び73はアイソレーシ
ョン抵抗、72はマイクロストリップ線路等の線路であ
る。
【0046】つぎに、前述した実施の形態5に係る増幅
器の動作について図面を参照しながら説明する。図8
は、この発明の実施の形態5に係る増幅器の特性を示す
図である。
【0047】増幅器の基本周波数をf、その周波数で
の波長をλ、線路72の長さをλとしたときの、回
路特性の計算結果の一例を示す。図8(a)は、入力端子
で観測したループ利得、ループ位相を示し、同図(b)
は、出力端子で観測したループ利得、ループ位相を示
し、また同図(c)は、増幅器の通過利得を示す。図8に
おいて、実線がアイソレーション回路7を用いた場合、
破線が従来のアイソレーション抵抗を用いた場合であ
る。
【0048】図8より、ループ利得が0dB以下に抑制
されており、また通過利得は増幅器の基本周波数の1/
2、3/2の周波数で大きく減衰していることが分か
る。これは線路72の長さが基本周波数の1/2の周波
数に対して1/2波長となっているためであり、同様の
原理により、所望の周波数での通過利得、アイソレーシ
ョン特性を改善することができる。
【0049】すなわち、この実施の形態5によれば,多
段増幅器を並列合成した増幅器において、並列合成した
多段増幅器の段間回路間に、1つの線路72とその両端
の2つの抵抗71,73からなるアイソレーション回路
7を挿入することにより、ループ発振を抑制し、また特
定の周波数の通過利得を減衰させることが可能となるた
め、安定な高出力の増幅器を得ることができる。
【0050】実施の形態6.この発明の実施の形態6に
係る電力分配回路について図面を参照しながら説明す
る。図9は、この発明の実施の形態6に係る電力分配回
路の構成を示す図である。
【0051】図9において、1は入力端子、2Cは電力
分配回路である。また、22Aはアイソレーション回
路、23はアイソレーション抵抗、24はマイクロスト
リップ線路等の線路、25はアイソレーション抵抗、2
6及び27は出力端子、28はマイクロストリップ線路
等の線路、29はアイソレーション抵抗である。
【0052】つぎに、前述した実施の形態6に係る電力
分配回路の動作について図面を参照しながら説明する。
図10は、この発明の実施の形態6に係る電力分配回路
の回路特性を示す図面である。
【0053】基本周波数をf、その周波数での波長を
λ、2つの線路6の長さをどちらも1/2λとした
ときの、計算結果の一例を示す。図10(a)は、入力端
子1から出力端子26及び27に通過する信号の通過利
得の周波数特性を示し、同図(b)は、2つの出力端子2
6及び27間のアイソレーションの周波数特性を示す。
図10において、実線はアイソレーション回路22Aを
用いた場合、破線は従来のアイソレーション抵抗を用い
た場合である。
【0054】図10より、アイソレーション回路22A
を用いた場合には、基本周波数fである1GHzで従
来のアイソレーション抵抗を用いた場合と同様の特性を
示し、また、基本周波数の1/2、3/2の周波数にお
いては通過利得、アイソレーションともに従来のアイソ
レーション抵抗を用いた場合より大幅に特性が向上する
ことが分かる。これは線路24,28の長さが基本周波
数の1/2の周波数に対して1/4波長となっているた
めであり、同様の原理により、所望の周波数での通過利
得、アイソレーション特性を改善することができる。
【0055】すなわち、この実施の形態6によれば、電
力分配回路において、分岐線路間に、2つの線路24,
28とその両端および線路間に接続された3つの抵抗2
3,25,29からなるアイソレーション回路22Aを
挿入することにより、分岐線路間のアイソレーションを
十分に得ることができ、また特定の周波数の通過利得を
減衰させることができる。
【0056】実施の形態7.この発明の実施の形態7に
係る増幅器について図面を参照しながら説明する。図1
1は、この発明の実施の形態7に係る増幅器の構成を示
す図である。
【0057】図11において、1は入力端子、2Cは電
力分配回路、3及び4は増幅素子,5Cは電力合成回
路、6は出力端子である。また、22Aはアイソレーシ
ョン回路、23及び25はアイソレーション抵抗、24
はマイクロストリップ線路等の線路、28はマイクロス
トリップ線路等の線路、29はアイソレーション抵抗で
ある。
【0058】つぎに、前述した実施の形態7に係る増幅
器の動作について図面を参照しながら説明する。図12
は、この発明の実施の形態7に係る増幅器の特性を示す
図である。
【0059】増幅器の基本周波数をf、その周波数で
の波長をλ、線路24、28の長さを1/2λとし
たときの、回路特性の計算結果の一例を示す。図12
(a)は、入力端子で観測したループ利得、ループ位相を
示し、同図(b)は、出力端子で観測したループ利得、ル
ープ位相を示し、また同図(c)は、増幅器の通過利得を
示す。図12において、実線はアイソレーション回路2
2Aを用いた場合、破線は従来のアイソレーション抵抗
を用いた場合である。
【0060】図12より,アイソレーション回路22A
を用いた場合もループ利得が0dB以下に抑制されてお
り、また通過利得は増幅器の基本周波数の1/2、3/
2の周波数で大きく減衰していることが分かる。これは
線路24,28の長さが基本周波数の1/2の周波数に
対して1/4波長となっているためであり、同様の原理
により、所望の周波数での通過利得、アイソレーション
特性を改善することができる。
【0061】すなわち、この実施の形態7によれば,増
幅素子を並列に複数個合成した増幅器において、電力分
配回路、または電力合成回路、あるいは双方に、上記の
実施の形態6の回路を用いることにより、ループ発振を
抑制し、また特定の周波数の通過利得を減衰させること
が可能となるため、安定な高出力増幅器を得ることがで
きる。
【0062】実施の形態8.この発明の実施の形態8に
係る増幅器について図面を参照しながら説明する。図1
3は、この発明の実施の形態8に係る増幅器の構成を示
す図である。
【0063】図13において、1は入力端子、2Bは電
力分配回路、3及び4は増幅素子、5Bは電力合成回
路、6は出力端子、7Aはアイソレーション回路であ
る。また、71、73及び75はアイソレーション抵
抗、72及び74はマイクロストリップ線路等の線路で
ある。
【0064】つぎに、前述した実施の形態8に係る増幅
器の動作について図面を参照しながら説明する。
【0065】増幅器の基本周波数をf、その周波数で
の波長をλ、線路72,74の長さを1/2λとし
たとき、上記の実施の形態7と同様な効果が発生し、ル
ープ利得が0dB以下に抑制され、また通過利得は増幅
器の基本周波数の1/2、3/2の周波数で大きく減衰
する。さらに、上記の実施の形態7と同様、所望の周波
数での通過利得、アイソレーション特性を改善すること
ができる。
【0066】実施の形態9.この発明の実施の形態9に
係る増幅器について図面を参照しながら説明する。図1
4は、この発明の実施の形態9に係る増幅器の構成を示
す図である。
【0067】図14において、1は入力端子、2Bは電
力分配回路、3及び4は増幅素子、5Bは電力合成回
路、6は出力端子、7A及び8Aはアイソレーション回
路である。また、71、73及び75はアイソレーショ
ン抵抗、72及び74はマイクロストリップ線路等の線
路である。さらに、81、83及び85はアイソレーシ
ョン抵抗、82及び84はマイクロストリップ線路等の
線路である。
【0068】つぎに、前述した実施の形態9に係る増幅
器の動作について図面を参照しながら説明する。
【0069】増幅器の基本周波数をf、その周波数で
の波長をλ、線路72,74,82,84の長さを1
/2λとしたとき、上記の実施の形態7と同様な効果
が発生し、ループ利得が0dB以下に抑制され、また通
過利得は増幅器の基本周波数の1/2、3/2の周波数
で大きく減衰する。さらに、上記の実施の形態7と同
様、所望の周波数での通過利得、アイソレーション特性
を改善することができる。
【0070】実施の形態10.この発明の実施の形態1
0に係る増幅器について図面を参照しながら説明する。
図15は、この発明の実施の形態10に係る増幅器の構
成を示す図である。
【0071】図15において、1は入力端子、2Bは電
力分配回路、3及び4は増幅素子、5Bは電力合成回
路、6は出力端子、7Aはアイソレーション回路、9及
び10は増幅素子である。また、71、73及び75は
アイソレーション抵抗、72及び74はマイクロストリ
ップ線路等の線路である。
【0072】つぎに、前述した実施の形態10に係る増
幅器の動作について図面を参照しながら説明する。
【0073】増幅器の基本周波数をf、その周波数で
の波長をλ、線路72,74の長さを1/2λとし
たときの、計算結果の一例を示す。図16(a)は、入力
端子で観測したループ利得、ループ位相を示し、同図
(b)は、出力端子で観測したループ利得、ループ位相を
示し、また同図(c)は、増幅器の通過利得を示す。図1
6において、実線はアイソレーション回路7Aを用いた
場合、破線は従来のアイソレーション抵抗を用いた場合
である。
【0074】図16より、ループ利得が0dB以下に抑
制されており,また通過利得は増幅器の基本周波数の1
/2、3/2の周波数で大きく減衰していることが分か
る。これは線路72,74の長さが基本周波数の1/2
の周波数に対して1/4波長となっているためであり、
同様の原理により、所望の周波数での通過利得、アイソ
レーション特性を改善することができる。
【0075】すなわち、この実施の形態10によれば、
多段増幅器を並列合成した増幅器において、並列合成し
た多段増幅器の段間回路間に、2つの線路72,74と
その両端および線路間に接続された3つの抵抗71,7
3,75からなるアイソレーション回路7Aを挿入する
ことにより、ループ発振を抑制し、また特定の周波数の
通過利得を減衰させることが可能となるため、安定な高
出力の増幅器を得ることができる。
【0076】
【発明の効果】この発明に係る電力分配回路は、以上説
明したとおり、出力側の分岐線路間に、1つの線路とそ
の両端に接続された2つの抵抗から構成されたアイソレ
ーション回路を備えたので、分岐線路間のアイソレーシ
ョンを十分に得ることができ、また特定の周波数の通過
利得を減衰させることができるという効果を奏する。
【0077】この発明に係る電力合成回路は、以上説明
したとおり、入力側の分岐線路間に、1つの線路とその
両端に接続された2つの抵抗から構成されたアイソレー
ション回路を備えたので、分岐線路間のアイソレーショ
ンを十分に得ることができ、また特定の周波数の通過利
得を減衰させることができるという効果を奏する。
【0078】この発明に係る増幅器は、以上説明したと
おり、増幅素子を並列に複数個合成した増幅器におい
て、出力側の分岐線路間に、1つの線路とその両端に接
続された2つの抵抗から構成されたアイソレーション回
路を有し、入力端子に入力した信号を前記複数個の増幅
素子に分配する電力分配回路と、前記複数個の増幅素子
の出力を合成する電力合成回路とを備えたので、ループ
発振を抑制し、また特定の周波数の通過利得を減衰させ
ることが可能となり、安定な高出力の増幅器を得ること
ができるという効果を奏する。
【0079】また、この発明に係る増幅器は、以上説明
したとおり、増幅素子を並列に複数個合成した増幅器に
おいて、入力端子に入力した信号を前記複数個の増幅素
子に分配する電力分配回路と、入力側の分岐線路間に、
1つの線路とその両端に接続された2つの抵抗から構成
されたアイソレーション回路を有し、前記複数個の増幅
素子の出力を合成する電力合成回路とを備えたので、ル
ープ発振を抑制し、また特定の周波数の通過利得を減衰
させることが可能となり、安定な高出力の増幅器を得る
ことができるという効果を奏する。
【0080】さらに、この発明に係る増幅器は、以上説
明したとおり、増幅素子を並列に複数個合成した増幅器
において、出力側の分岐線路間に、1つの線路とその両
端に接続された2つの抵抗から構成された第1のアイソ
レーション回路を有し、入力端子に入力した信号を前記
複数個の増幅素子に分配する電力分配回路と、入力側の
分岐線路間に、1つの線路とその両端に接続された2つ
の抵抗から構成された第2のアイソレーション回路を有
し、前記複数個の増幅素子の出力を合成する電力合成回
路とを備えたので、ループ発振を抑制し、また特定の周
波数の通過利得を減衰させることが可能となり、安定な
高出力の増幅器を得ることができるという効果を奏す
る。
【0081】またさらに、この発明に係る増幅器は、以
上説明したとおり、多段増幅器を並列合成した増幅器に
おいて、入力端子に入力した信号を第1段の複数個の増
幅素子に分配する電力分配回路と、前記第1段の複数個
の増幅素子の出力を増幅する第2段の複数個の増幅素子
と、前記第2段の複数個の増幅素子の出力を合成する電
力合成回路と、1つの線路とその両端に接続された2つ
の抵抗から構成され、前記第1段及び第2段の増幅素子
間に挿入されたアイソレーション回路とを備えたので、
ループ発振を抑制し、また特定の周波数の通過利得を減
衰させることが可能となり、安定な高出力の増幅器を得
ることができるという効果を奏する。
【0082】この発明に係る電力分配回路は、以上説明
したとおり、出力側の分岐線路間に、2つの線路とその
両端及び線路間に接続された3つの抵抗から構成された
アイソレーション回路を備えたので、分岐線路間のアイ
ソレーションを十分に得ることができ、また特定の周波
数の通過利得を減衰させることができるという効果を奏
する。
【0083】この発明に係る電力合成回路は、以上説明
したとおり、入力側の分岐線路間に、2つの線路とその
両端及び線路間に接続された3つの抵抗から構成された
アイソレーション回路を備えたので、分岐線路間のアイ
ソレーションを十分に得ることができ、また特定の周波
数の通過利得を減衰させることができるという効果を奏
する。
【0084】この発明に係る増幅器は、以上説明したと
おり、増幅素子を並列に複数個合成した増幅器におい
て、出力側の分岐線路間に、2つの線路とその両端及び
線路間に接続された3つの抵抗から構成されたアイソレ
ーション回路を有し、入力端子に入力した信号を前記複
数個の増幅素子に分配する電力分配回路と、前記複数個
の増幅素子の出力を合成する電力合成回路とを備えたの
で、ループ発振を抑制し、また特定の周波数の通過利得
を減衰させることが可能となり、安定な高出力の増幅器
を得ることができるという効果を奏する。
【0085】また、この発明に係る増幅器は、以上説明
したとおり、増幅素子を並列に複数個合成した増幅器に
おいて、入力端子に入力した信号を前記複数個の増幅素
子に分配する電力分配回路と、入力側の分岐線路間に、
2つの線路とその両端及び線路間に接続された3つの抵
抗から構成されたアイソレーション回路を有し、前記複
数個の増幅素子の出力を合成する電力合成回路とを備え
たので、ループ発振を抑制し、また特定の周波数の通過
利得を減衰させることが可能となり、安定な高出力の増
幅器を得ることができるという効果を奏する。
【0086】さらに、この発明に係る増幅器は、以上説
明したとおり、増幅素子を並列に複数個合成した増幅器
において、出力側の分岐線路間に、2つの線路とその両
端及び線路間に接続された3つの抵抗から構成された第
1のアイソレーション回路を有し、入力端子に入力した
信号を前記複数個の増幅素子に分配する電力分配回路
と、入力側の分岐線路間に、2つの線路とその両端及び
線路間に接続された3つの抵抗から構成された第2のア
イソレーション回路を有し、前記複数個の増幅素子の出
力を合成する電力合成回路とを備えたので、ループ発振
を抑制し、また特定の周波数の通過利得を減衰させるこ
とが可能となり、安定な高出力の増幅器を得ることがで
きるという効果を奏する。
【0087】またさらに、この発明に係る増幅器は、以
上説明したとおり、多段増幅器を並列合成した増幅器に
おいて、入力端子に入力した信号を第1段の複数個の増
幅素子に分配する電力分配回路と、前記第1段の複数個
の増幅素子の出力を増幅する第2段の複数個の増幅素子
と、前記第2段の複数個の増幅素子の出力を合成する電
力合成回路と、2つの線路とその両端及び線路間に接続
された3つの抵抗から構成され、前記第1段及び第2段
の増幅素子間に挿入されたアイソレーション回路とを備
えたので、ループ発振を抑制し、また特定の周波数の通
過利得を減衰させることが可能となり、安定な高出力の
増幅器を得ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る電力分配回路
の構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る電力分配回路
の特性を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態2に係る増幅器の構成
を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態2に係る増幅器の特性
を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態3に係る増幅器の構成
を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態4に係る増幅器の構成
を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態5に係る増幅器の構成
を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態5に係る増幅器の特性
を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態6に係る電力分配回路
の構成を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態6に係る電力分配回
路の特性を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態7に係る増幅器の構
成を示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態7に係る増幅器の特
性を示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態8に係る増幅器の構
成を示す図である。
【図14】 この発明の実施の形態9に係る増幅器の構
成を示す図である。
【図15】 この発明の実施の形態10に係る増幅器の
構成を示す図である。
【図16】 この発明の実施の形態10に係る増幅器の
特性を示す図である。
【図17】 従来の増幅器の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 入力端子、2A、2B、2C 電力分配回路、3、
4 増幅素子、5A、5B、5C 電力合成回路、6
出力端子、7、7A、8、8A アイソレーション回
路、9、10 増幅素子、22、22A アイソレーシ
ョン回路、23アイソレーション抵抗、24、28 線
路、25、29 アイソレーション抵抗、26、27
出力端子、71、73、75 アイソレーション抵抗、
72、74 線路、81、83、85 アイソレーショ
ン抵抗、82、84 線路。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力側の分岐線路間に、1つの線路とそ
    の両端に接続された2つの抵抗から構成されたアイソレ
    ーション回路を備えたことを特徴とする電力分配回路。
  2. 【請求項2】 入力側の分岐線路間に、1つの線路とそ
    の両端に接続された2つの抵抗から構成されたアイソレ
    ーション回路を備えたことを特徴とする電力合成回路。
  3. 【請求項3】 増幅素子を並列に複数個合成した増幅器
    において、 出力側の分岐線路間に、1つの線路とその両端に接続さ
    れた2つの抵抗から構成されたアイソレーション回路を
    有し、入力端子に入力した信号を前記複数個の増幅素子
    に分配する電力分配回路と、 前記複数個の増幅素子の出力を合成する電力合成回路と
    を備えたことを特徴とする増幅器。
  4. 【請求項4】 増幅素子を並列に複数個合成した増幅器
    において、 入力端子に入力した信号を前記複数個の増幅素子に分配
    する電力分配回路と、 入力側の分岐線路間に、1つの線路とその両端に接続さ
    れた2つの抵抗から構成されたアイソレーション回路を
    有し、前記複数個の増幅素子の出力を合成する電力合成
    回路とを備えたことを特徴とする増幅器。
  5. 【請求項5】 増幅素子を並列に複数個合成した増幅器
    において、 出力側の分岐線路間に、1つの線路とその両端に接続さ
    れた2つの抵抗から構成された第1のアイソレーション
    回路を有し、入力端子に入力した信号を前記複数個の増
    幅素子に分配する電力分配回路と、 入力側の分岐線路間に、1つの線路とその両端に接続さ
    れた2つの抵抗から構成された第2のアイソレーション
    回路を有し、前記複数個の増幅素子の出力を合成する電
    力合成回路とを備えたことを特徴とする増幅器。
  6. 【請求項6】 多段増幅器を並列合成した増幅器におい
    て、 入力端子に入力した信号を第1段の複数個の増幅素子に
    分配する電力分配回路と、 前記第1段の複数個の増幅素子の出力を増幅する第2段
    の複数個の増幅素子と、 前記第2段の複数個の増幅素子の出力を合成する電力合
    成回路と、 1つの線路とその両端に接続された2つの抵抗から構成
    され、前記第1段及び第2段の増幅素子間に挿入された
    アイソレーション回路とを備えたことを特徴とする増幅
    器。
  7. 【請求項7】 出力側の分岐線路間に、2つの線路とそ
    の両端及び線路間に接続された3つの抵抗から構成され
    たアイソレーション回路を備えたことを特徴とする電力
    分配回路。
  8. 【請求項8】 入力側の分岐線路間に、2つの線路とそ
    の両端及び線路間に接続された3つの抵抗から構成され
    たアイソレーション回路を備えたことを特徴とする電力
    合成回路。
  9. 【請求項9】 増幅素子を並列に複数個合成した増幅器
    において、 出力側の分岐線路間に、2つの線路とその両端及び線路
    間に接続された3つの抵抗から構成されたアイソレーシ
    ョン回路を有し、入力端子に入力した信号を前記複数個
    の増幅素子に分配する電力分配回路と、 前記複数個の増幅素子の出力を合成する電力合成回路と
    を備えたことを特徴とする増幅器。
  10. 【請求項10】 増幅素子を並列に複数個合成した増幅
    器において、 入力端子に入力した信号を前記複数個の増幅素子に分配
    する電力分配回路と、 入力側の分岐線路間に、2つの線路とその両端及び線路
    間に接続された3つの抵抗から構成されたアイソレーシ
    ョン回路を有し、前記複数個の増幅素子の出力を合成す
    る電力合成回路とを備えたことを特徴とする増幅器。
  11. 【請求項11】 増幅素子を並列に複数個合成した増幅
    器において、 出力側の分岐線路間に、2つの線路とその両端及び線路
    間に接続された3つの抵抗から構成された第1のアイソ
    レーション回路を有し、入力端子に入力した信号を前記
    複数個の増幅素子に分配する電力分配回路と、 入力側の分岐線路間に、2つの線路とその両端及び線路
    間に接続された3つの抵抗から構成された第2のアイソ
    レーション回路を有し、前記複数個の増幅素子の出力を
    合成する電力合成回路とを備えたことを特徴とする増幅
    器。
  12. 【請求項12】 多段増幅器を並列合成した増幅器にお
    いて、 入力端子に入力した信号を第1段の複数個の増幅素子に
    分配する電力分配回路と、 前記第1段の複数個の増幅素子の出力を増幅する第2段
    の複数個の増幅素子と、 前記第2段の複数個の増幅素子の出力を合成する電力合
    成回路と、 2つの線路とその両端及び線路間に接続された3つの抵
    抗から構成され、前記第1段及び第2段の増幅素子間に
    挿入されたアイソレーション回路とを備えたことを特徴
    とする増幅器。
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