JP6550738B2 - 高周波増幅器 - Google Patents

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Description

本発明は入力された高周波信号を増幅する高周波増幅器に関する。
近年、地上マイクロ波通信や衛星通信などには1GHz以上のマイクロ波領域の無線信号を送信するために、GaAs(ガリウム砒素)やSiGe(シリコンゲルマニウム)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などのプロセスを用いたFET(Field Effect Transistor)を採用した高周波増幅器が使用されている。高周波増幅器は、大電力を得るために、入力された高周波信号が複数の増幅器で増幅された後に、増幅された高周波信号を合成して出力する構成であるのが一般的である。また増幅器として、複数のFET素子やFETの集合体を一つの増幅器とし、高周波増幅器ではこれら増幅器を複数並列に配置することで電力増幅を行っている。このような構成においては、入力された高周波信号が複数の増幅器に均等に分配回路で分配され、各増幅器から出力された高周波信号が合成回路で合成され出力される。
最近になって、高周波増幅器はF級増幅が用いられるようになり、高調波を利用して電力効率を上げるようになってきている。F級増幅が用いられる高周波増幅器は、目的とする周波数の上の2倍波、3倍波などの高調波に対応できるような広帯域の高周波増幅器になっており、2倍波などの偶数次高調波を短絡、3倍波などの奇数次高調波などは開放とすることで全ての高調波で電力消費が零となり高効率化されている。しかしながら、2倍波、3倍波の高調波は波長が短く、様々な信号線に伝搬しやすい不具合がある。また、このような高調波に対しては、合成回路以降の出力側でこの高調波を出力させないように反射させる回路などが組まれている。しかしながら、例えば、入力された高周波信号が2つの並列配置された増幅器に分配回路で分配され、これら2つの増幅器からの出力が合成回路で合成される場合に、「一方の増幅器の出力側〜合成回路の線路〜他方の増幅器の出力側〜他方の増幅器の入力側〜分配回路の線路〜一方の増幅器の入力側〜一方の増幅器の出力側」といった経路のループが形成されることによって、このループ内で発振が発生してしまう場合がある。そのため、高周波増幅器における入力側と増幅器の間でのループ発振を抑制する方法が特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載の従来の高周波増幅器1xの概略構成図を図9に示す。高周波増幅器1xは、図9から明らかのように、入力端子20xに入力された高周波信号を分配する複数の分岐端子21x、22x、23x、24xを有する導体パターンを備える分配回路基板40xと、各分岐端子21x、22x、23x、24xからの高周波信号をそれぞれ増幅する増幅回路基板50xと、増幅回路基板50xからの高周波信号を合成する合成回路基板60xで構成されており、分配回路基板40xの導体パターンは、入力端子20xから分岐端子21x、22x、23x、24xまでの間に絶縁基板上に抵抗パターン部41x、42x、43x、44xが形成されている構造となっている。このため、高周波増幅器1xの入力端子20xと増幅回路基板50xの間にある抵抗パターン部41x、42x、43x、44xにより、ループする高周波信号が減衰され、ループ発振の発生を抑止することができる。
特開2011−44812号公報
例えば、増幅器がソース接地のFETを使用している場合は、一例として、入力された高周波信号が2つの並列配置された増幅器に分配回路で分配され、これら2つの増幅器からの出力が合成回路で合成される場合において、「一方の増幅器の出力側(FETのドレイン側)〜合成回路の線路〜他方の増幅器の出力側(FETのドレイン側)〜他方の増幅器の入力側(FETのゲート側)〜分配回路の線路〜一方の増幅器の入力側(FETのゲート側)〜一方の増幅器の出力側(FETのドレイン側)」という経路のループについては、FETのドレイン側からゲート側が高インピーダンスであるため、高周波信号が伝搬しにくい。
この場合、一方の増幅器の出力側から他方の増幅器の出力側に回り込んだ高周波信号は、FETのドレイン側からソース側に至る経路を通過しやすいことから、「一方の増幅器の出力側(FETのドレイン側)〜合成回路の線路〜他方の増幅器の出力側(FETのドレイン側)〜他方の増幅器の接地側(FETのソース側)〜一方の増幅器の接地側(FETのソース側)〜一方の増幅器の出力側(FETのドレイン側)」という経路(以下、この経路を「増幅器間の発振ループ経路」という)のループの方が伝搬しやすくなる。しかしながら、このループによる発振は、特許文献1に記載の方法では解決できないという問題があった。また、増幅器が高周波信号を増幅する際には熱が発生するため、複数の増幅器を用いた高周波増幅器を小型化するために隣り合う増幅器同士の間隔を小さくした場合には熱暴走が発生し、増幅器の電気的特性を悪くしてしまうという問題もあった。上記では増幅器としてFETを使用した場合について記載したが、HBT(Hetero−junction Bipolar Transistor)や他のトランジスタを増幅器として使用する場合においても同様のことが言える。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、増幅器と合成回路の間で発生するループ発振を抑制でき、熱暴走による電気的特性の悪化が抑制された高周波増幅器を提供することである。
上記目的を達成するための本発明に係る高周波増幅器は、入力された高周波信号を分配する分配回路と、前記分配回路によって分配された高周波信号を増幅し出力する並列に接続された複数の増幅器と、前記複数の増幅器によって増幅された高周波信号を合成する合成回路と、前記増幅器が配置される基板と、各々の前記増幅器の接地側に接続された導体パターンと、接地電極とを備え、前記導体パターンは、前記増幅器が隣り合う方向に伸びる第1の導体部分を有し、隣り合う前記増幅器にそれぞれ接続された2つの前記導体パターンの間にスロットが設けられ、隣り合う前記増幅器の間において、前記基板を貫通する2つのビアが前記スロットを挟んで設けられ、隣り合う前記増幅器にそれぞれ接続された前記2つの導体パターンの一方が、前記2つのビアの一方により前記接地電極に接続され、隣り合う前記増幅器にそれぞれ接続された前記2つの導体パターンの他方が、前記2つのビアの他方により前記接地電極に接続されていることを第1の特徴とする。
上記特徴の本発明によれば、隣り合う増幅器の一方から出力された高周波信号のうち、合成回路の線路を経由して隣り合う他方の増幅器の出力側に回り込み、他方の増幅器の接地側に流れる高周波信号は、スロットの存在により一方の増幅器側に流れることが抑制され、他方の増幅器の接地側に接続されている導体パターンおよびビアを経由して接地電極に流れる。
これにより、上記の増幅器間の発振ループ経路に高周波信号が流れることが抑制され、ループ発振を抑制できる。また、増幅器から発生する熱は、導体パターンおよび隣り合う増幅器の間に設けられたビアを経由して、接地電極に放熱されるため、熱暴走による増幅器の電気的特性の悪化を抑制することができる。
さらに本発明に係る高周波増幅器は、前記導体パターンは、隣り合う前記増幅器の間において前記第1の導体部分とは異なる方向に伸びる第2の導体部分を有し、隣り合う前記増幅器にそれぞれ接続された前記2つの導体パターンの前記第2の導体部分は互いに離間する方向に伸び、前記第2の導体部分に前記ビアが接続されていることを第2の特徴とする。
2つのビアを形成するには、2つのビアの間隔がある程度必要となる。上記特徴の本発明によれば、増幅器にそれぞれ接続された2つの導体パターンの第2の導体部分は、増幅器が隣り合う方向に伸びる第1の導体部分とは異なる方向かつ互いに離間する方向に伸び、第2の導体部分にビアが接続されているので、増幅器同士の隣り合う方向の間隔を小さくしても、2つのビアの形成が可能となる。したがって、増幅器が隣り合う方向の間隔を小さくすることができ、小型の高周波増幅器を提供することができる。
さらに本発明に係る高周波増幅器は、前記スロットの長さは使用する高周波信号の周波数に対して概ね1/2波長以下であることを第3の特徴とする。
上記特徴の本発明によれば、スロットの長さは使用する高周波信号の周波数に対して概ね1/2波長以下であることにしたため、スロット部分は使用する高周波信号の周波数に対して共振しない。
これにより、スロットを設けたことによる発振を引き起こすことがなくなる。
さらに本発明に係る高周波増幅器は、隣り合う前記増幅器にそれぞれ接続された前記2つの導体パターンの間に前記スロットと並列に接続された抵抗素子を備え、隣り合う前記増幅器同士が前記導体パターンと前記抵抗素子を介して接続されていることを第4の特徴とする。
上記特徴の本発明によれば、抵抗素子が、隣り合う増幅器にそれぞれ接続された2つの導体パターンの間にスロットと並列に接続されているので、増幅器間の発振ループ経路上に抵抗素子が存在することになり、増幅器間の発振ループ経路を流れる高周波信号が抵抗素子を通過する。
これにより、抵抗素子において増幅器間の発振ループ経路を流れる高周波信号が減衰されるため、全ての周波数領域の高周波信号に対してループ発振を抑制できる。
さらに本発明に係る高周波増幅器は、隣り合う前記増幅器にそれぞれ接続された前記2つの前記導体パターンの間に前記スロットと並列に接続された共振回路を備え、隣り合う前記増幅器同士が前記導体パターンと前記共振回路を介して接続され、前記共振回路がローパスフィルタを構成していることを第5の特徴とする。
上記特徴の本発明によれば、スロットと並列に接続された共振回路を備え、隣り合う増幅器同士が導体パターンと共振回路を介して接続されているため、増幅器間の発振ループ経路上に共振回路が存在することになり、増幅器間の発振ループ経路を流れる高周波信号が共振回路を通過する。
共振回路はローパスフィルタを構成しているので、増幅器間の発振ループ経路を流れる高周波信号に含まれる高調波成分を減衰させることができる。これにより、高調波成分によるループ発振を抑制できる。
さらに本発明に係る高周波増幅器は、隣り合う前記増幅器にそれぞれ接続された前記2つの導体パターンの間に前記スロットと並列に接続された共振回路を備え、隣り合う前記増幅器同士が前記導体パターンと前記共振回路を介して接続され、前記共振回路がノッチ型フィルタを構成し、前記ノッチ型フィルタの共振点は使用する高周波信号の周波数であることを第6の特徴とする。
上記特徴の本発明によれば、スロットと並列に接続された共振回路を備え、隣り合う増幅器同士が導体パターンと共振回路を介して接続されているため、増幅器間の発振ループ経路上に共振回路が存在することになり、増幅器間の発振ループ経路を流れる高周波信号が共振回路を通過する。
共振回路はノッチ型フィルタを構成し、ノッチ型フィルタの共振点は使用する高周波信号の周波数となっているので、使用する高周波信号の周波数成分が共振回路により減衰される。したがって、使用する高周波信号の周波数成分によるループ発振をさらに抑制できる。
さらに本発明に係る高周波増幅器は、前記スロット内部を埋めている絶縁材料は、前記スロットの周囲で使用されている絶縁材料よりも誘電率が低いことを第7の特徴とする。
上記特徴の本発明によれば、スロット内部を埋めている絶縁材料はスロットの周囲で使用されている絶縁材料よりも誘電率が低いため、増幅器間の発振ループ経路を流れる高周波信号に対する絶縁性が高くなる。
これにより、ループ発振をより抑制できる。また、スロット内部の絶縁性が高くなっているため、スロット幅を狭くしてもループ発振しにくくなり、高周波増幅器を小型化することが可能となる。
本発明によれば、増幅器と合成回路の間で発生するループ発振を抑制でき、熱暴走による電気的特性の悪化が抑制された高周波増幅器を提供することができる。
第1の実施形態の高周波増幅器のレイアウト図である。 図1のA−A’間の断面図である。 図1のD−D’間の断面図である。 第3の実施形態の高周波増幅器のレイアウト図である。 図4のB−B’間の断面図である。 第4の実施形態の高周波増幅器のレイアウト図である。 図6のC−C’間の断面図である。 シミュレーション例の結果を示す図である。 従来の高周波増幅器の概略構成図である。
本発明を実施するための好適な形態につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係わる高周波増幅器1の全体構成を示す半導体のレイアウト図である。図2は図1のA−A’間の断面図であり、図3は図1のD−D’間の断面図である。高周波増幅器1は、使用する高周波信号が入力側2から入力され、入力された高周波信号を分配する分配回路3と、分配された高周波信号を増幅し出力する並列に接続された複数の増幅器6と、複数の増幅器6によって増幅された高周波信号を合成して出力側7から出力する合成回路8と、増幅器6が配置されるベース基板4と、各々の増幅器6の接地側に接続された導体パターン9と、接地電極11とを備えている。各々の増幅器6は複数のトランジスタ5からなる。複数の増幅器6は、分配回路3および合成回路8に接続されることにより、入力側2および出力側7に対して並列に接続されている。分配回路3、増幅器6および合成回路8はベース基板4の一方の面上に形成され、接地電極11はベース基板4の他方の面上に形成されている。
導体パターン9は、増幅器6が隣り合う方向に伸びる第1の導体部分9Aと、隣り合う増幅器6の間において第1の導体部分9Aとは異なる方向に伸びる第2の導体部分9Bとを有している。隣り合う増幅器6にそれぞれ接続された2つの導体パターン9の第2の導体部分9Bは互いに離間する方向に伸びている。
高周波増幅器1は、隣り合う増幅器6にそれぞれ接続された2つの導体パターン9の間にスロット14が設けられ、隣り合う増幅器6の間において、ベース基板4を貫通する2つのビア10Aがスロット14を挟んで設けられている。第2の導体部分9Bにビア10Aが接続され、隣り合う増幅器6にそれぞれ接続された2つの導体パターン9の一方が、2つのビア10Aの一方により接地電極11に接続され、隣り合う増幅器6にそれぞれ接続された2つの導体パターン9の他方が、2つのビア10Aの他方により接地電極に接続されている。また、導電パターン9における隣り合う増幅器と反対側の部分は、ベース基板4を貫通するビア10Bを介して接地電極11に接続されている。図1、2、3に示すように、スロット14は、隣り合う増幅器6が導電パターン9を介して電気的に接続しないように2つの導体パターン9の間に設けられている。また、隣り合う増幅器6の間において、スロット14を中心に、点対称的に2つの導体パターン9と2つのビア10Aが配置されている。スロット14は、電気的に高周波信号を減衰させる機能を有する。図1のようにスロット14は、第1の導体部分9Aが伸びる方向に対して斜めに配置された平面視形状が矩形の空隙部に絶縁材料が埋められて形成されている。空隙部を埋めている絶縁材料は、後述する絶縁材料15と同じものである。
トランジスタ5は電界効果トランジスタであり、増幅器6は複数のトランジスタ5を多段並列接続した構成になっている。図2に示すように、トランジスタ5はベース基板4上にゲート電極5A、ドレイン5B、ドレイン電極5C、ソース5Dおよびソース電極5Eを有して構成されている。分配回路3とゲート電極5Aが接続され、ドレイン電極5Cが合成回路8と接続され、ソース電極5Eが導電パターン9と接続されており、ゲート電極5Aが増幅器6の入力側に相当し、ドレイン電極5Cが増幅器6の出力側に相当し、ソース電極5Eが増幅器6の接地側に相当する。
ゲート電極5A、ドレイン電極5C、ソース電極5E、ビア10Aおよびビア10Bの周囲は、ポリイミドや酸化シリコンなどの絶縁材料15で埋められている。
次に図1を用いて高周波増幅器1の動作を説明する。まず高周波増幅器1に高周波信号が入力されると、分配回路3で2つに高周波信号が分配される。分配された高周波信号は増幅器6の入力側に入力され、高周波信号が増幅される。増幅された高周波信号は増幅器6の出力側より合成回路8を介して出力される。しかしながら、合成回路8には出力側7に出力される高周波信号だけではなく、その他に合成回路8の他方の線路(隣り合う他方の増幅器6に接続された線路)へ流れる高周波信号と、合成回路8の出力側7に接続された整合回路(図示せず)で反射された高周波信号が存在している。それらの高周波信号は合成回路8の他方の線路に流れ、隣り合う増幅器6の出力側に戻ってくる。隣り合う増幅器6の出力側7に戻ってきた高周波信号は、増幅器6内のトランジスタ5のドレイン側から接地側であるソース側に流れ、導体パターン9およびビア10Aを経由して接地電極11に流れる。高周波増幅器1は隣り合う増幅器6にそれぞれ接続された2つの導体パターン9の間にスロット14が設けられ、隣り合う増幅器6同士は導体パターン9を介して電気的に接続されていないため、戻ってきた高周波信号は、スロット14の存在により隣り合う一方の増幅器6側に流れることが抑制され、接地電極11に流れる。これにより、戻ってきた高周波信号が減衰されループ発振の抑制ができる。
また、増幅器6で高周波信号を増幅する際には必ず熱が発生するが、増幅器から発生する熱は、導体パターン9および隣り合う増幅器の間に設けられたビア10Aを経由して、接地電極11に放熱されるため、熱暴走による増幅器6の電気的特性の悪化を抑制することができる。放熱性は一般的に、ビアの厚みと周長と数に比例して良くなるため、高周波増幅器1内に導電パターン9と接地電極11を接続するビアの数が多いと放熱が良くなる。高周波増幅器1は、ビア10Aだけでなくビア10Bによっても導電パターン9と接地電極11が接続されているので、放熱性が良い。
以上のように本第1の実施形態の高周波増幅器1は、入力された高周波信号を分配する分配回路3と、分配回路3によって分配された高周波信号を増幅し出力する並列に接続された複数の増幅器6と、複数の増幅器6によって増幅された高周波信号を合成する合成回路8と、増幅器6が配置されるベース基板4と、各々の増幅器6の接地側に接続された導体パターン9と、接地電極11とを備え、導体パターン9は、増幅器6が隣り合う方向に伸びる第1の導体部分9Aを有し、隣り合う増幅器6にそれぞれ接続された2つの導体パターン9の間にスロット14が設けられ、隣り合う増幅器6の間において、ベース基板4を貫通する2つのビア10Aがスロット14を挟んで設けられ、隣り合う増幅器6にそれぞれ接続された2つの導体パターン9の一方が、2つのビア10Aの一方により接地電極11に接続され、隣り合う増幅器6にそれぞれ接続された2つの導体パターン9の他方が、2つのビア10Aの他方により接地電極11に接続されている。
したがって、高周波増幅器1によれば、隣り合う増幅器6の一方から出力された高周波信号のうち、合成回路8の線路を経由して隣り合う他方の増幅器6の出力側に回り込み、他方の増幅器6の接地側に流れる高周波信号は、スロット14の存在により一方の増幅器6側に流れることが抑制され、他方の増幅器6の接地側に接続されている導体パターン9およびビア10Aを経由して接地電極に流れる。これにより、増幅器6間の発振ループ経路に高周波信号が流れることが抑制され、ループ発振を抑制できる。また、増幅器6から発生する熱は、導体パターン9および隣り合う増幅器の間に設けられたビア10Aを経由して、接地電極11に放熱されるため、熱暴走による増幅器6の電気的特性の悪化を抑制することができる。
また、本第1の実施形態の高周波増幅器1は、導体パターン9が、隣り合う増幅器6の間において第1の導体部分9Aとは異なる方向に伸びる第2の導体部分9Bを有し、隣り合う増幅器6にそれぞれ接続された2つの導体パターン9の第2の導体部分9Bは互いに離間する方向に伸び、第2の導体部分9Bにビア10Aが接続されている。2つのビアを形成するには、2つのビアの間隔がある程度必要となるが、本第1の実施形態の高周波増幅器1は、増幅器6にそれぞれ接続された2つの導体パターン9の第2の導体部分9Bが、増幅器6が隣り合う方向に伸びる第1の導体部分9Aとは異なる方向かつ互いに離間する方向に伸び、第2の導体部分9Bにビア10Aが接続されているので、増幅器6同士の隣り合う方向の間隔を小さくしても、2つのビア10Aの形成が可能となる。したがって、増幅器6が隣り合う方向の間隔を小さくすることができ、小型の高周波増幅器を提供することができる。
本実施形態の高周波増幅器1では、スロット14の空隙部は絶縁材料で埋められているが、空隙部を絶縁材料で埋めずに、スロット14を空隙部で構成するようにしてもよい。また、高周波増幅器1では、スロット14は第1の導体部分9Aが伸びる方向に対して斜めに配置されているが、スロット14をその長辺が第1の導体部分9Aが伸びる方向に対して垂直になるように配置してもよい。また、高周波増幅器1では、スロット14の平面視形状は矩形であるが、スロット14の平面視形状は矩形以外でも良い。
また、本実施形態の高周波増幅器1では、スロット14は、隣り合う増幅器6が導電パターン9を介して電気的に接続しないように、隣り合う増幅器6にそれぞれ接続された2つの導体パターン9の間に設けられているが、2つの導体パターン9の一部同士がスロット14の周囲で電気的に接続され、隣り合う増幅器6が導電パターン9を介して電気的に接続されていても良い。このような場合でも、スロット14は電気的に高周波信号を減衰させる機能を有するので、スロット14が2つの導体パターン9の間に設けられていれば、増幅器6間の発振ループ経路に高周波信号が流れることが抑制され、ループ発振を抑制できる一定の効果が得られる。
また、本実施形態では説明を簡略にするために、高周波増幅器1は高周波信号を2つに分配する分配回路3と、2つの増幅器6と、2分配された経路を合成する合成回路8の一般的な構成例を示したが、本実施形態以外の高周波増幅器のレイアウト構成でもよい。また増幅器6を形成している複数のトランジスタ5は、本第1実施形態の電界効果トランジスタ以外でも例えばバイポーラトランジスタでもよい。本実施形態の高周波増幅器1は半導体のレイアウトで示しているが、高周波増幅器はモジュールなどで構成されていても良い。
(第2の実施形態)
第2の実施形態について、上記第1の実施形態に対する追加構成部分についてのみ説明する。具体的には、第2の実施形態の高周波増幅器は、図1に示すスロット14の平面視形状の矩形の長辺の長さが、使用する高周波信号の周波数に対して1/2波長以下になっている。一般的にスロット14を設けると使用する高周波信号の周波数に対して共振が生じてしまい、スロット14において発振が引き起こされる。しかし、スロット長を使用する高周波信号の周波数の1/2波長以下にすることで共振が生じなくなるため、スロット14を設けたことによる発振を引き起こすことはなくなる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態について、上記第1の実施形態とは構成が異なる部分について説明する。具体的には、第3の実施形態の高周波増幅器300は、隣り合う増幅器6にそれぞれ接続された2つの導体パターン9の間にスロット14と並列に接続された抵抗素子16を備え、隣り合う増幅器6同士が導体パターン9と抵抗素子16を介して接続されている。図4は上面から見た高周波増幅器300のレイアウト図である。図5は図4のB−B’間の断面図である。図4、5に示すように、抵抗素子16はスロット14の下層(ベース基板4の上面)に形成され、抵抗素子16は、隣り合う増幅器6にそれぞれ接続された2つの導体パターン9にビア10Cにより接続されている。抵抗素子16はスロット14と並列に接続されていればスロット14の真下に配置されなくても良い。抵抗素子16の抵抗値については、増幅器6の接地側に戻ってくる高周波信号の大きさに応じて適宜設定すればよい。
高周波増幅器300の動作について説明する。抵抗素子16が、隣り合う増幅器6にそれぞれ接続された2つの導体パターン9の間にスロット14と並列に接続されているので、増幅器6間の発振ループ経路上に抵抗素子16が存在することになる。したがって、増幅器6間の発振ループ経路を流れる高周波信号が抵抗素子16を通過する。これにより、抵抗素子16において増幅器6間の発振ループ経路を流れる高周波信号が減衰されるため、全ての周波数領域の高周波信号に対してループ発振を抑制できる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態について、上記第1の実施形態とは構成が異なる部分について説明する。具体的には、第4の実施形態の高周波増幅器400は、隣り合う増幅器6にそれぞれ接続された2つの導体パターン9の間にスロット14と並列に接続された共振回路18を備え、隣り合う増幅器6同士が導体パターン9と共振回路18を介して接続されている。図6は上面から見た高周波増幅器400のレイアウト図である。図7は図6のC−C’間の断面図である。図6、7に示すように、共振回路18はスロット14の下層に形成され、共振回路18は、隣り合う増幅器6にそれぞれ接続された2つの導体パターン9にビア10Cにより接続されている。共振回路18はローパスフィルタを構成し、使用する高周波信号の高調波成分を減衰させる。共振回路18はスロット14と並列に接続されていればスロット14の真下に配置されなくても良い。
高周波増幅器400の動作について説明する。共振回路18が、隣り合う増幅器6にそれぞれ接続された2つの導体パターン9の間にスロット14と並列に接続されているので、増幅器6間の発振ループ経路上に共振回路18が存在することになる。したがって、増幅器6間の発振ループ経路を流れる高周波信号が共振回路18を通過する。高周波信号が増幅器6で増幅されると高調波が発生するが、共振回路18はローパスフィルタを構成しているので、増幅器6間の発振ループ経路を流れる高周波信号に含まれる高調波成分を減衰させることができる。これにより、使用する高周波信号の高調波成分によるループ発振を抑制できる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態について、上記第4の実施形態とは構成が異なる部分について説明する。具体的には、第5の実施形態の高周波増幅器は、第4の実施形態の高周波増幅器400における共振回路18がノッチ型フィルタを構成し、ノッチ型フィルタの共振点は使用する高周波信号の周波数となっている。共振回路18は、例えばLとCを並列共振させるような共振器によるノッチ型フィルタが好ましい。
第5の実施形態の高周波増幅器の動作について説明する。共振回路18が、隣り合う増幅器6にそれぞれ接続された2つの導体パターン9の間にスロット14と並列に接続されているので、増幅器6間の発振ループ経路上に共振回路18が存在することになる。したがって、増幅器6間の発振ループ経路を流れる高周波信号が共振回路18を通過する。共振回路18はノッチ型フィルタを構成し、ノッチ型フィルタの共振点は使用する高周波信号の周波数となっているので、使用する高周波信号の周波数成分が共振回路18により減衰される。したがって、使用する高周波信号の周波数成分によるループ発振をさらに抑制できる。
(第6の実施形態)
第6の実施形態について、上記第1の実施形態とは構成が異なる部分について説明する。具体的には、第6の実施形態の高周波増幅器は、スロット14内部が、スロット14の周囲で使用されている絶縁材料15よりも誘電率が低い絶縁材料で埋められている。スロット14内部を埋める絶縁材料はLow−k材などの誘電率が3.0以下の絶縁材料が好ましい。スロット14内部を誘電率の低い絶縁材料で埋めることで、増幅器間の発振ループ経路を流れる高周波信号に対する絶縁性が高くなり、スロット14において高周波信号が伝わりにくくなるため、ループ発振をより抑制可能となる。またスロット14内部を低誘電率の材料で埋めることにより、波長短縮効果が作用し、スロット14の幅も短くできるため、高周波増幅器を小型にすることが可能となる。
(シミュレーション例)
上記第1の実施形態から第5の実施形態に係る高周波増幅器と、比較例として第1の実施形態の高周波増幅器1に対しスロット14が無く、それ以外の構成が同一の高周波増幅器の構成に対して、Agilent Technology社のAdvanced Design System(ADS)を用いて、隣り合う増幅器6間のアイソレーションのシミュレーションを行った。その結果を図8に示す。抵抗素子16、共振回路18は各々ADSの理想素子でシミュレーションしている。図8に示すfoscが使用する高周波信号の周波数である。
比較例はスロット14が無いため、全周波数帯域でアイソレーションが悪い結果であり、ループ発振が生じ易いことがわかる。スロットが形成された第1と第2の実施形態は特に低い周波数帯域のアイソレーションが取れている。第3の実施形態では、全周波数帯域でほぼ平均的にアイソレーションが取れている。第4の実施形態では特に高い周波数帯域で良好なアイソレーションが取れるようになっており、高調波を特に減衰させることができることがわかる。第5の実施形態では特定の周波数成分、ここではfoscの周波数成分を減衰させることが可能であり、使用する高周波信号の周波数成分によるループ発振を抑制できることがわかる。
以上のように第1から第5の実施形態のシミュレーション結果を示したが、用途や目的により高周波増幅器内のループ発振を抑制する方法は各々の実施形態で対応可能である。
以上のように、本発明の高周波増幅器は例えば無線通信機器に用いられる増幅器として利用可能である。
1、300、400 高周波増幅器
2 入力側
3 分配回路
4 ベース基板
5 トランジスタ
6 増幅器
7 出力側
8 合成回路
9 導体パターン
10A、10B、10C ビア
11 接地電極
14 スロット
15 絶縁材料
16 抵抗素子
18 共振回路

Claims (5)

  1. 入力された高周波信号を分配する分配回路と、
    前記分配回路によって分配された高周波信号を増幅し出力する並列に接続された複数の増幅器と、
    前記複数の増幅器によって増幅された高周波信号を合成する合成回路と、
    前記増幅器が配置される基板と、
    各々の前記増幅器の接地側に接続された導体パターンと、
    接地電極と
    を備え、
    前記導体パターンは、前記増幅器が隣り合う方向に伸びる第1の導体部分と、隣り合う前記増幅器の間において前記第1の導体部分とは異なる方向に伸びる第2の導体部分を有し、
    隣り合う前記増幅器にそれぞれ接続された2つの前記導体パターンの間にスロットが設けられ、
    隣り合う前記増幅器の間において、前記基板を貫通する2つのビアが前記スロットを挟んで設けられ、
    隣り合う前記増幅器にそれぞれ接続された前記2つの導体パターンの一方が、前記2つのビアの一方により前記接地電極に接続され、隣り合う前記増幅器にそれぞれ接続された前記2つの導体パターンの他方が、前記2つのビアの他方により前記接地電極に接続され、
    隣り合う前記増幅器にそれぞれ接続された前記2つの導体パターンの前記第2の導体部分は互いに離間する方向に伸び、前記第2の導体部分に前記ビアが接続されていることを特徴とする高周波増幅器。
  2. 入力された高周波信号を分配する分配回路と、
    前記分配回路によって分配された高周波信号を増幅し出力する並列に接続された複数の増幅器と、
    前記複数の増幅器によって増幅された高周波信号を合成する合成回路と、
    前記増幅器が配置される基板と、
    各々の前記増幅器の接地側に接続された導体パターンと、
    接地電極と
    を備え、
    前記導体パターンは、前記増幅器が隣り合う方向に伸びる第1の導体部分を有し、
    隣り合う前記増幅器にそれぞれ接続された2つの前記導体パターンの間にスロットが設けられ、
    隣り合う前記増幅器の間において、前記基板を貫通する2つのビアが前記スロットを挟んで設けられ、
    隣り合う前記増幅器にそれぞれ接続された前記2つの導体パターンの一方が、前記2つのビアの一方により前記接地電極に接続され、隣り合う前記増幅器にそれぞれ接続された前記2つの導体パターンの他方が、前記2つのビアの他方により前記接地電極に接続され、
    前記スロットの長さは使用する高周波信号の周波数に対して概ね1/2波長以下であることを特徴とする高周波増幅器。
  3. 入力された高周波信号を分配する分配回路と、
    前記分配回路によって分配された高周波信号を増幅し出力する並列に接続された複数の増幅器と、
    前記複数の増幅器によって増幅された高周波信号を合成する合成回路と、
    前記増幅器が配置される基板と、
    各々の前記増幅器の接地側に接続された導体パターンと、
    接地電極と
    を備え、
    前記導体パターンは、前記増幅器が隣り合う方向に伸びる第1の導体部分を有し、
    隣り合う前記増幅器にそれぞれ接続された2つの前記導体パターンの間にスロットが設けられ、
    隣り合う前記増幅器の間において、前記基板を貫通する2つのビアが前記スロットを挟んで設けられ、
    隣り合う前記増幅器にそれぞれ接続された前記2つの導体パターンの一方が、前記2つのビアの一方により前記接地電極に接続され、隣り合う前記増幅器にそれぞれ接続された前記2つの導体パターンの他方が、前記2つのビアの他方により前記接地電極に接続され、
    隣り合う前記増幅器にそれぞれ接続された前記2つの導体パターンの間に前記スロットと並列に接続された抵抗素子を備え、隣り合う前記増幅器同士が前記導体パターンと前記抵抗素子を介して接続されていることを特徴とする高周波増幅器。
  4. 入力された高周波信号を分配する分配回路と、
    前記分配回路によって分配された高周波信号を増幅し出力する並列に接続された複数の増幅器と、
    前記複数の増幅器によって増幅された高周波信号を合成する合成回路と、
    前記増幅器が配置される基板と、
    各々の前記増幅器の接地側に接続された導体パターンと、
    接地電極と
    を備え、
    前記導体パターンは、前記増幅器が隣り合う方向に伸びる第1の導体部分を有し、
    隣り合う前記増幅器にそれぞれ接続された2つの前記導体パターンの間にスロットが設けられ、
    隣り合う前記増幅器の間において、前記基板を貫通する2つのビアが前記スロットを挟んで設けられ、
    隣り合う前記増幅器にそれぞれ接続された前記2つの導体パターンの一方が、前記2つのビアの一方により前記接地電極に接続され、隣り合う前記増幅器にそれぞれ接続された前記2つの導体パターンの他方が、前記2つのビアの他方により前記接地電極に接続され、
    隣り合う前記増幅器にそれぞれ接続された前記2つの導体パターンの間に前記スロットと並列に接続された共振回路を備え、隣り合う前記増幅器同士が前記導体パターンと前記共振回路を介して接続され、前記共振回路がローパスフィルタを構成していることを特徴とする高周波増幅器。
  5. 入力された高周波信号を分配する分配回路と、
    前記分配回路によって分配された高周波信号を増幅し出力する並列に接続された複数の増幅器と、
    前記複数の増幅器によって増幅された高周波信号を合成する合成回路と、
    前記増幅器が配置される基板と、
    各々の前記増幅器の接地側に接続された導体パターンと、
    接地電極と
    を備え、
    前記導体パターンは、前記増幅器が隣り合う方向に伸びる第1の導体部分を有し、
    隣り合う前記増幅器にそれぞれ接続された2つの前記導体パターンの間にスロットが設けられ、
    隣り合う前記増幅器の間において、前記基板を貫通する2つのビアが前記スロットを挟んで設けられ、
    隣り合う前記増幅器にそれぞれ接続された前記2つの導体パターンの一方が、前記2つのビアの一方により前記接地電極に接続され、隣り合う前記増幅器にそれぞれ接続された前記2つの導体パターンの他方が、前記2つのビアの他方により前記接地電極に接続され、
    隣り合う前記増幅器にそれぞれ接続された前記2つの導体パターンの間に前記スロットと並列に接続された共振回路を備え、隣り合う前記増幅器同士が前記導体パターンと前記共振回路を介して接続され、前記共振回路がノッチ型フィルタを構成し、前記ノッチ型フィルタの共振点は使用する高周波信号の周波数であることを特徴とする高周波増幅器。
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