JP2012050325A - ロータコア組立体 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロータが回転するとき、磁石が過度の引張り応力を受けてひび割れを生じさせることを防止する、電気機械のためのロータコア組立体及びその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明によるロータコア組立体(2)は、磁石(4)と、磁石の一方の端部(9)に配置された第1のエンドキャップ(5)と、磁石の反対側の端部(10)に配置された第2のエンドキャップ(6)と、磁石及びエンドキャップを包囲するスリーブ(7)を有している。スリーブは、エンドキャップの各々との間に締り嵌めを形成する。磁石とスリーブとの間に、接着剤(17)が配置される。
【選択図】図2

Description

本発明は、電気機械のためのロータコア組立体に関する。
電気機械のロータは、シャフトに固着された磁石を含む。ロータが回転するとき、半径方向の力により、磁石に応力を生じさせる。多くの磁石は、比較的脆弱であり、過度の引張り応力を受けるとひび割れを生じさせる。その結果、補強スリーブが磁石の周りに設けられる。
スリーブを磁石の周りに固着させる従来の方法は、磁石をスリーブに圧入する工程を含む。しかしながら、磁石の外面及びスリーブの内面における公差のため、磁石がスリーブと直接的に接触しない箇所がある。したがって、磁石に作用する応力は、かかる箇所においてスリーブに伝達されない。結果として、磁石にひび割れを生じさせることがある。スリーブは、磁石が破損してバラバラになることを防止するけれども、ひび割れは、磁石の僅かな質量再分配を引起こし、ロータの不釣合いを生じさせる。
異なる方法は、高粘度接着剤をスリーブの内面及び磁石の外面に付与する工程を含む。この場合、スリーブを磁石の上に滑らせ、接着剤を硬化させる。しかしながら、この固着方法には、いくつかの欠点がある。第1に、磁石及びスリーブの表面における公差及びその他の欠陥のため、接着剤が磁石とスリーブの間で十分に延びない箇所がある。その結果、応力が磁石からスリーブに伝達されない箇所があり、磁石にひび割れを生じさせる。第2に、スリーブは、シャフトに対してほとんど拘束されない。その結果、接着剤のクリープのため、ロータの使用と共に、スリーブの位置が移動する。スリーブの任意の移動は、ロータに不釣合いを導入する。第3に、磁石及びスリーブにおける公差は、良好な接着剤接合部を達成するために過剰の接着剤を表面に付与する必要があることを意味する。その結果、上記方法は、接着剤に関して特に無駄がある。第4に、接着剤の比較的高い粘度のため、過剰の接着剤をロータから洗浄することは一般的に困難である。
第1の態様では、本発明は、ロータコア組立体であって、磁石と、磁石の一方の端部に配置された第1のエンドキャップと、磁石の反対側の端部に配置された第2のエンドキャップと、磁石及びエンドキャップを包囲するスリーブと、を有し、スリーブは、エンドキャップの各々との間に締り嵌めを形成し、更に、磁石とスリーブとの間に配置された接着剤を有する、ロータコア組立体を提供する。
接着剤は、磁石に作用する引張り応力をスリーブに伝達することができる媒体を構成する。したがって、磁石の過度の歪み又はひび割れを回避することができる。
エンドキャップは、スリーブを整列させて半径方向に拘束するように作用する。その結果、ロータコア組立体の回転中、スリーブの位置が移動することが防止される。これにより、スリーブの移動によるロータコア組立体の不釣合いが防止される。
磁石は、スリーブとの間にすき間嵌めを形成するのがよい。この場合、接着剤を磁石とスリーブの間のすき間を充填させて、連続層を形成する。変形例として、磁石は、スリーブとの間に、中間嵌め又は締り嵌めを形成してもよい。その結果、磁石がスリーブと直接的に接触している箇所と、磁石とスリーブの間にすき間が存在する箇所がある。この場合、接着剤をすき間が存在する箇所に充たす。したがって、磁石とスリーブの間にすき間嵌めが存在するか、中間嵌めが存在するか、締り嵌めが存在するかに関係なく、引張り応力が、磁石の外面全体にわたって、磁石からスリーブに伝達される。
ロータコア組立体は、エンドキャップ及び磁石の中を貫通するように延びるボアを含むのがよい。したがって、ロータコア組立体は、例えば接着剤によって、シャフトに都合よく固着される。
多くの磁石材料の特性のため、比較的厳密な幾何学的公差を有するボアを含む磁石を機械加工することは一般的に困難である。したがって、磁石の外径がエンドキャップの内径と同心であるように、エンドキャップを磁石に固着させる。したがって、磁石の外径を、磁石のボアの任意の偏心に関係なしに、シャフトと同心に配置する。この目的のために、シャフトに対する磁石の外径の同心度は、シャフトに対する磁石の内径の同心度よりも小さい。
エンドキャップは、接着剤によって磁石に固着されている。このことは、エンドキャップを磁石に固着させる便利な方法を提供する。エンドキャップを磁石に固着させるのに使用する接着剤は、磁石とスリーブの間に配置される接着剤と異なっていてもよい。特に、エンドキャップは、磁石とスリーブの間のすき間を充たすのに適さない接着剤を使用して、磁石に固着されてもよい。例えば、エンドキャップは、大気の湿気で比較的急速に硬化する接着剤を使用して、磁石に固着される。この場合、エンドキャップを比較的急速に且つ容易に磁石に固着させる利点を有する。
各エンドキャップは、プラスチックで形成されるのがよい。これにより、ロータコア組立体のコスト及び重量を低減させる。更に、このエンドキャップは、磁石の磁束に不利に干渉し又はそれを歪曲させることはなく、誘導加熱を受けにくい。
第2の態様では、本発明は、ロータコア組立体を製造する方法であって、組立体を準備する工程を有し、組立体は、磁石と、磁石の一方の端部に配置された第1のエンドキャップと、磁石の反対側の端部に配置された第2のエンドキャップと、磁石及びエンドキャップを包囲するスリーブとを有し、スリープがエンドキャップの各々との間に締り嵌めを形成し、更に、磁石とスリーブの間のすき間に接着剤を導入する工程と、接着剤を硬化させる工程と、を含む方法を提供する。
エンドキャップは、スリーブを整列させて拘束する機能を有する。更に、エンドキャップは、必要に応じて硬化させる工程の前に組立体を輸送及び/又は洗うことができるように、すき間に導入された接着剤を収容する機能を有する。
エンドキャップの一方は、溝又は貫通孔を含んでいてもよい。この場合、接着剤をすき間内に導入する工程は、組立体を容器の中に配置し、真空含浸を行い、接着剤を溝又は貫通孔を通してすき間内に導入する工程を含むのがよい。特に、この方法は、組立体を、容器内に配置された接着剤に浸漬させる工程と、容器内の圧力を減少させて、すき間内の空気を排出する工程と、容器内の圧力を増加させて、接着剤をすき間に押込む工程とを含むのがよい。組立体を、容器の圧力が減少する前に接着剤に浸漬させてもよいし(湿式真空含浸)、容器の圧力が減少した後に接着剤に浸漬させてもよい(乾式真空含浸)。
組立体を準備する工程は、部分組立体を準備する工程を含み、部分組立体は、磁石と、第1のエンドキャップと、第2のエンドキャップとを有し、各エンドキャップが磁石の端部に固着され、更に、部分組立体をスリーブに挿入して、スリーブとエンドキャップの各々との間に締り嵌めを形成する工程と、を含むのがよい。
部分組立体をスリーブに挿入させるとき、接着剤がすき間に導入されるのがよい。特に、この方法は、スリーブ及び部分組立体のうちの一方を、接着剤を収容する浴内に配置する工程を含み、そのため、部分組立体をスリーブに挿入する工程により、磁石とスリーブとの間のすき間に接着剤を保持する。その結果、磁石とスリーブの間の接着剤の連続分布が、磁石の全長にわたって達成される。
組立体は、更に、エンドキャップと磁石を貫いて延びるボアを有するのがよい。したがって、組立体を、例えば接着剤によって、シャフトに都合良く固着させることができる。実際、必要な場合、磁石とスリーブの間のすき間内に接着剤を導入する前に、シャフトをボア内に固着させるのがよい。
この方法は、接着剤が磁石のボアに入ることを防止する工程を含むのがよい。この場合、ロータコア組立体をシャフトに固着するための表面が清浄に維持されることを確保する。
第3の態様では、本発明は、ロータコア組立体を製造する方法であって、組立体を準備する工程を有し、組立体は、磁石と、磁石の一方の端部に配置された第1のエンドキャップと、磁石の反対側の端部に配置された第2のエンドキャップと、磁石及びエンドキャップを包囲するスリーブとを含み、スリーブが、エンドキャップの各々との間に締り嵌めを形成し、磁石とスリーブとの間にすき間が形成され、エンドキャップの一方が溝又は貫通孔を含み、更に、組立体を容器内に配置する工程と、真空含浸法を使用して、接着剤を溝又は貫通孔を通じてすき間内に導入する工程と、接着剤を硬化させる工程と、を含む方法を提供する。
第4の態様では、本発明は、ロータコア組立体を製造する方法であって、スリーブを準備する工程と、部分組立体を準備する工程とを含み、部分組立体は、磁石と、磁石の端部に固着された第1のエンドキャップと、磁石の反対端に固着された第2のエンドキャップとを含み、更に、スリーブ及び部分組立体のうちの一方を、接着剤を収容した浴内に配置する工程と、部分組立体をスリーブに挿入する工程とを有し、スリーブは、各エンドキャップとの間に締り嵌めを形成し且つ磁石との間にすき間嵌めを形成し、接着剤は磁石とスリーブの間のすき間に保持され、更に、磁石とスリーブの間の接着剤を硬化させる工程を含む方法を提供する。
本発明をもっと簡単に理解するために、以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態を例示として説明する。
本発明によるロータの分解図である。 ロータの断面図である。 ロータの製造の第1段階を示す図である。 ロータの製造の第2段階を示す図である。 ロータの製造の第3段階を示す図である。 本発明による変形例のロータコア組立体のエンドキャップの平面図である。 変形例のロータコア組立体の断面図である。 変形例のロータコア組立体の製造段階を示す図である。
図1及び図2に示すロータ1は、シャフト3に固着されたロータコア組立体2を含んでいる。
ロータコア組立体2は、永久磁石4と、第1のエンドキャップ5と、第2のエンドキャップ6と、スリーブ7を含んでいる。
磁石4は、円筒形であり、中心ボア8を有し、中心ボア8は、磁石4の中を第1の端部9から第2の端部10まで延びている。中心ボア8の寸法は、シャフト3を中心ボア8内に挿入したときにシャフト3と磁石4との間にすき間嵌めが形成されるように定められている。
各エンドキャップ5、6は、プラスチックで作られ、各エンドキャップ5、6を貫通するように形成されたボア12、13を有している。各エンドキャップ5、6のボア12、13の寸法は、シャフト3をボア12、13に挿入したときにシャフト3とエンドキャップ5、6との間に締り嵌めが形成されるように定められている。かくして、各エンドキャップ5、6のボア12、13は、磁石4の中心ボア8よりも小さい。各エンドキャップ5、6は、接着剤16によって磁石4の端部9、10に固着される接合面14、15を有している。エンドキャップ5、6は、磁石4の外径が各エンドキャップ5、6の内径と同心に配置されるように、すなわち、磁石4の外面11がエンドキャップ5、6のボア12、13と同心であるように、磁石4に固着されている。各エンドキャップ5、6の接合面14、15は、磁石4の外径よりも僅かに大きい外径を有している。その結果、各エンドキャップ5、6は、磁石4を半径方向に越えて延びている。
スリーブ7は、炭素繊維複合材で形成された中空円筒体である。スリーブ7は、磁石4及びエンドキャップ5、6を包囲している。スリーブ7の内径寸法は、スリーブ7と磁石4との間にすき間嵌めが形成されるように且つスリーブ7とエンドキャップ5、6の各々との間に締り嵌めが形成されるように定められている。接着剤17は、磁石4とスリーブ7の間のすき間に配置されている。接着剤17は、実質的に空所がなく、磁石4とスリーブ7の間に連続層を形成している。
シャフト3は、第1のエンドキャップ5のボア12と磁石4の中心ボア8を貫通し、第2のエンドキャップ6のボア13の中に延びている。シャフト3と磁石4の間にすき間嵌めが形成され、シャフト3とエンドキャップ5、6の各々との間に締り嵌めが形成されている。シャフト3は、シャフト3と磁石4の間のすき間に配置された接着剤18によって磁石4に直接的に固着されている。接着剤18は、実質的に空所がなく、シャフト3と磁石4の間に連続層を形成している。かくして、ロータコア組立体2は、エンドキャップ5、6によって及びシャフト3と磁石4の間に配置された接着剤18によってシャフト3に固着されている。
シャフト3は、第2のエンドキャップ6のボア13の全長にわたって延びていない。その代わりに、シャフト3は、ボア13の一部分の中だけに延びている。そのため、接着剤18は、ボア13の残りの部分の中に配置されている。接着剤18は、シャフト3と磁石4の間に配置された接着剤と同じ種類の接着剤であり、製造工程で人為的に生じたものであり、かかる製造工程を後で詳細に説明する。
ロータ1を加速させるとき、磁石4とロータ1の他の構成要素との間に作用する剪断力は、比較的大きい。後で説明するように、磁石4とエンドキャップ5、6との間の接着剤接合部、及び、磁石4とスリーブ7との間の接着剤接合部は、比較的弱い。その結果、磁石4とシャフト3との間の良好な接着剤接合部がなければ、磁石4は、他の構成要素に対して滑り且つ回転するであろう。磁石4とシャフト3の間の接着剤18の連続層によって、それらの間の強力な結合部が達成される。その結果、ロータ1を、比較的高い割合の加速で作動させることができる。
ロータ1を回転させるとき、半径方向の力は、磁石4に半径方向及び周方向の応力を生じさせる。無検査の場合、比較的高いロータ速度において、かかる応力により、磁石4にひび割れを生じさせ、破壊してバラバラにすることがある。スリーブ7は、炭素繊維複合材で形成され、磁石4よりも大きい剛性を有する。したがって、スリーブ7は、磁石4に作用する応力に対抗するように作用する。磁石4とスリーブ7の間に配置された接着剤17は、応力を磁石4からスリーブ7に伝達するように作用する。接着層17が不完全であれば、磁石4は、接着剤17内の空所がある箇所で過度の応力を受ける。その場合、過度の応力は、磁石4にひび割れを生じさせることがある。スリーブ7及びエンドキャップ5、6が磁石4を包囲してそれを収容しているので、磁石4は、それが破壊してバラバラになることから防止されている。それにも関わらず、磁石4には、僅かではあるが無視できない質量再分布が起こる可能性が高く、それにより、ロータ1を不釣合いにさせる。磁石4とスリーブ7の間の接着剤17の連続層によって、応力を、磁石4からスリーブ7に磁石4の外面11全体にわたって伝達させる。その結果、磁石4の過度の応力が回避される。
エンドキャップ5、6がスリーブ7との間に締り嵌めを形成するとき、ロータ1が回転している間、エンドキャップ5、6は、スリーブ7を半径方向に拘束するように作用し、かくして、スリーブ7の移動を阻止するように作用する。結果として、スリーブ7の移動によるロータの不釣合いが防止される。これに対して、スリーブ7が拘束されていない場合、接着剤17のクリープ(ゆっくりとした移動)により、ロータ1の連続使用とともにスリーブ7の位置が移動する。スリーブ7の位置のいずれの移動も、ロータの不釣合いを引起こす。
以下、図3〜図5を参照して、ロータ1を製造する方法を説明する。
図3に示すように、最初、ピン21とチャック22を含んだジグ20を使用して、磁石4及びエンドキャップ5、6を含む部分組立体19を組立てる。第1のエンドキャップ5を、ピン21に挿入する。ピン21は、エンドキャップ5との間に僅かな締り嵌めを形成する直径を有している。次いで、接着剤16を、エンドキャップ5の接合面14と磁石4の端部9のうちの一方又は両方に付与する。次いで、磁石4をピン21に挿入する。磁石4の中心ボア8の直径は、エンドキャップ5のボア12の直径よりも大きいので、磁石4とピン21との間にすき間嵌めが形成される。チャック22のジョーを磁石4の周囲に閉じることによって、磁石4の外径とピン21の軸とを同心に配置し、かくして、磁石4の外径とエンドキャップ5の内径とを同心に配置する。次いで、磁石4をエンドキャップ5と接触させ、磁石4とエンドキャップ5の間に接着剤接合部を形成する。接着剤16は、比較的速い硬化時間を有し、その理由は、磁石4を最初にチャック22によって整列させた後、磁石4をエンドキャップ5と接触させるからである。より遅い硬化時間を有する接着剤を使用する場合、変形例として、磁石4をエンドキャップ5と接触させてから、磁石4をチャック22によって整列させてもよい。磁石4を第1のエンドキャップ5に接着させた後、接着剤16を、第2のエンドキャップ6の接合面15と磁石4の他方の端部10のうちの一方又は両方に付与する。次いで、第2のエンドキャップ6をピン21に挿入し、第2のエンドキャップ及びピン21の間に僅かな締り嵌めを形成する。次いで、エンドキャップ6を磁石4と接触させ、磁石4とエンドキャップ6との間の接着剤接合部を形成する。次いで、部分組立体19を短い時間放置し、接着剤16を完全に硬化させることを確保し、その後、部分組立体19をピン21から取外す。
次に、図4を参照すると、第2のジグ23を用いて、スリーブ7を部分組立体19に固着させる。第2のジグ23は、プレス部24、接着剤浴25、及び接着剤浴25内に配置された固定部26を含む。
プレス部24は、ピン27を含み、エンドストップ28及びOリング29をピン27に沿って配置する。Oリング29は、ピン27の自由端に隣接して配置され、エンドストップ28は、ピン27に沿ってより遠くに配置されている。ピン27を、第2のエンドキャップ6のボア13に通して部分組立体19に挿入する。ピン27を、エンドストップ28が第2のエンドキャップ6に当接するまで部分組立体19に挿入する。ピン27は、磁石4及びエンドキャップ5、6との間にすき間嵌めを形成する。エンドストップ28が第2のエンドキャップ6と当接するときにOリング29が第1のエンドキャップ5のボア12の中に配置されるように、エンドストップ28及びOリング29をピン27に沿って離して配置する。Oリング29の寸法は、第1のエンドキャップ5とシールを形成するように定められている。
固定部26は、基部30と、基部30から上方に延びる支持壁31と、支持壁31を貫いて延びる複数のチャネル32を含んでいる。支持壁31は、円筒形であり、その内径に段部33を含んでいる。支持壁31を貫通するチャネル32は、段部33の下に配置されている。基部30は、支持壁31を接着剤浴25の中心に配置するように作用し、チャネル32は、接着剤17の流路を定めている。
スリーブ7を支持壁31内に配置する。段部33よりも上方の支持壁31の内径寸法は、スリーブ7との間にすき間嵌めを形成するように定められている。段部33よりも下方の支持壁31の内径は、スリーブ7の外径よりも小さい。その結果、スリーブ7は、段部33の上面の上に乗っている。
接着剤浴25に接着剤17を充填し、接着剤17のレベルがスリーブ7の上面よりも上になるようにして、スリーブ7の上面を接着剤で覆う。次いで、部分組立体19を接着剤浴25の中に下降させ、スリーブ7に圧入する。
第1のエンドキャップ5の外径及びスリーブ7の内径の寸法は、第1のエンドキャップ5とスリーブ7との間に締り嵌めが形成されるように定められている。その結果、部分組立体19をスリーブ7に圧入するとき、第1のエンドキャップ5は、スリーブ7の内面に捕捉され得る任意の気泡をこすり取るように除去する。更に、第1のエンドキャップ5は、スリーブ7内の接着剤17を支持壁31のチャネル32を通して押出すプランジャとして作用する。Oリング29は、接着剤17が部分組立体19の内部に入ることを阻止する。段部33よりも下方の支持壁31の内径は、第1のエンドキャップ5の外径よりも小さい。部分組立体19をスリーブ7に圧入し、第1のエンドキャップ5を支持壁31の段部33に当接させ、かくして、部分組立体19の更なる移動を阻止する。かくして、支持壁31の段部33は、部分組立体19のためのストップ部として作用する。
磁石4の外径及びスリーブ7の内径の寸法は、磁石4とスリーブ7との間にすき間嵌めが形成されるように定められる。その結果、部分組立体19をスリーブ7に圧入するとき、磁石4とスリーブ7との間にすき間が形成される。接着剤浴25内の接着剤17のレベルがスリーブ7の上面よりも上になるようにして、スリーブ7の上面を接着剤で覆っているので、接着剤17は、磁石4とスリーブ7との間に形成されたすき間を直ちに充たす。更に、第1のエンドキャップ5とスリーブ7との間に形成されている締り嵌めのため、スリーブ7を部分組立体19に圧入することは、磁石4とスリーブ7との間のすき間の中に接着剤17を積極的に引込む。結果として、接着剤17の連続分布が、磁石4とスリーブ7の間に磁石4の全長にわたって形成される。
第2のエンドキャップ6の外径及びスリーブ7の内径の寸法は、第2のエンドキャップ6とスリーブ7との間に締り嵌めが形成されるように定められる。その結果、部分組立体19をスリーブ7に完全に圧入し、部分組立体19の更なる移動を支持壁31の段部33によって阻止しているとき、磁石4とスリーブ7との間に配置された接着剤17は、2つのエンドキャップ5、6によってシールされる。スリーブ7の長さは、部分組立体19の長さよりも短い。その結果、部分組立体19をスリーブ7に完全に圧入させたとき、第2のエンドキャップ6は、スリーブ7を越えて軸線方向に延びている。
接着剤浴25は、一定のレベルまで充たされ、部分組立体19をスリーブ7に完全に圧入させたときに第2のエンドキャップ6が接着剤17の上記一定のレベルよりも上に延びる。このことは、そのときに接着剤17が部分組立体19の内部に入ることを阻止する。部分組立体19をスリーブ7に圧入するとき、部分組立体19によって押しやられた接着剤は、接着剤浴25内の接着剤17のレベルを上昇させる。したがって、接着剤浴25は、押しやられた接着剤が流入することができるオーバーフロー領域34を含んでいる。その結果、部分組立体19をスリーブ7に圧入したとき、接着剤浴25内の接着剤17のレベルはそれほど変化しない。これは、そのときに接着剤17が第2のエンドキャップ6を浸漬させないことを確保する。
部分組立体19をスリーブ7に完全に圧入した後、出来上がったロータコア組立体2を接着剤浴25から持上げる。ロータコア組立体2を接着剤浴25の上方に短時間保持し、接着剤がロータコア組立体2の外面から流れていくことを可能にする。接着剤が流れていった後、ロータコア組立体2を水で洗浄し、任意の残留接着剤を除去する。次いで、残留接着剤をその後の再利用のために水から回収する。次いで、ロータコア組立体2をピン27から取外し、オーブン内に配置し、磁石4とスリーブ7の間に配置された接着剤17を硬化させる。
部分組立体19をスリーブ7に圧入するとき、接着剤17が部分組立体19の内部に入ることが阻止される。これは、そのときに磁石4の中心ボア8を接着剤がない状態に保つという利点を有する。その結果、接着剤に対する良好な表面が得られ、この表面は、引続いてロータコア組立体2をシャフト3に固着するのに使用される。それにも関わらず、変形例の方法では、接着剤17を部分組立体19の内部に入ることを許す。この場合、部分組立体19をスリーブ7に圧入した後、ロータコア組立体2の内部及び外部の接着剤17を排出し、洗い流す。変形例の方法は、ピン27にOリング29を採用する必要がなく且つ接着剤浴25内の接着剤17のレベルを制御する必要がないので、ロータコア組立体2の製造を簡素化する可能性がある。しかしながら、この変形例の方法では、潜在的な問題である磁石4の腐食がある。ほとんどの磁石材料は、ロータコア組立体2から残留接着剤を洗い流すのに使用される水の存在下で腐食する。磁石4の中心ボア8内の任意の腐食は、磁石4とシャフト3の間の接着剤接合部を弱くする傾向がある。磁石4を予めコーティング又はメッキすることによって、腐食を回避してもよい。変形例として、ロータコア組立体2から残留接着剤を洗うのに非腐食性溶媒を採用することによって、腐食を回避してもよい。しかしながら、これらの選択肢は、製造コストを増加させる傾向がある。今日まで試されてきた特定の磁石及び接着剤について、接着剤の薄膜は、洗浄した後でさえも磁石4の中心ボア8を被覆し続けることが分かっている。この場合、接着剤のこの薄膜は、洗浄に対するバリヤとして作用し、かくして、磁石4の腐食を防止する。したがって、洗浄に水を使用する時でさえも、腐食を回避することができる。
次に、図5を参照すると、第3のジグ35を用いて、ロータコア組立体2をシャフト3に固着させる。第3のジグ35は、チャック36と、ホルダ37と、プレス部38とを含んでいる。
チャック36は、シャフト3を鉛直方向に支持している。
ホルダ37は、金属ブロック39を含んでおり、金属ブロック39は、その一方の側面に沿って形成されたV字形チャネルを有している。ロータコア組立体2を、磁石4と金属ブロック39との間に作用する磁力によって、V字形チャネル内に保持する。ロータコア組立体2がシャフト3よりも上方に保持され、且つ、ロータコア組立体2を貫通するボアがシャフト3と整列するように、ホルダ37及びチャック36を配置する。
プレス部38をホルダ37よりも上方に配置し、1回目の下方プレスをロータコア組立体2の上に行い、シャフト3を第1のエンドキャップ5のボア12に挿入する。シャフト3の外径及び第1のエンドキャップ5の内径の寸法は、シャフト3と第1のエンドキャップ5との間に締り嵌めが形成されるように定められている。次いで、プレス部38を引込め、接着剤18を磁石4の中心ボア8内に導入する。所定の容量の接着剤18を中心ボア8の底部に送出する送出チューブ40を使用して、接着剤18を導入する。次いで、プレス部38により、2回目の下方プレスをロータコア組立体2の上に行い、シャフト3を磁石4の中心ボア8に挿入させ、引続いて、第2のエンドキャップ5のボア13に挿入させる。
シャフト3の外径及び磁石4の内径の寸法は、シャフト3と磁石4との間にすき間嵌めが形成されるように定められている。接着剤18は、シャフト3と磁石4の間において、ウエットシールをシャフト3の端部の周囲に形成する。シャフト3と第1のエンドキャップ5との間の締り嵌めは、気密シールを形成する。その結果、シャフト3を磁石4に挿入すると、接着剤18は、シャフト3と磁石4の間に形成されたすき間に引込まれる。シャフト3を磁石4に貫通させて第2のエンドキャップ6に挿入させると、接着剤18は、ウエットシールをシャフト3の周囲に維持する。その結果、接着剤18の連続層が、シャフト3と磁石4の間に磁石4の全長にわたって形成される。
シャフト3の外径及び第2のエンドキャップ6の内径の寸法は、シャフト3と第2のエンドキャップ6との間に締り嵌めが形成されるように定められている。シャフト3は、第2のエンドキャップ6のボア13の中を部分的に延びるに過ぎない。したがって、シャフト3と第2のエンドキャップ6との間の締り嵌めは、ボア13の一部分に沿ってだけ形成される。シャフト3と磁石4との間のすき間に引込まれなかった過剰の接着剤18は、ボア13の残りの部分に集まる。
接着剤18は、嫌気性でもあり、UV(紫外線)硬化性でもある。したがって、シャフト3を第2のエンドキャップ6のボア13内に挿入するとき、シャフト3と磁石4の間の接着剤18が硬化し始める。次いで、プレス部38を引込め、第2のエンドキャップ6のボア13をUV光(紫外線光)に露出させ、ボア13内に保持された過剰の接着剤18を硬化させる。次いで、完成したロータ1をジグ35から取外す。
シャフト3を磁石4の中心ボア8に挿入するとき、接着剤18がシャフト3と磁石4との間のウエットシールを維持することが重要である。ウエットシールが維持されないならば、接着剤の代わりに空気がシャフト3と磁石4との間のすき間に引込まれ、不完全な接着層を生じさせる。したがって、磁石4の中心ボア8内に導入された接着剤18の容量が、シャフト3を磁石4の中に挿入している間にわたってウエットシールを維持することを確保するのに十分であることが重要である。他方、過剰の接着剤18を導入すれば、第2のエンドキャップ6のボア13は、過剰な接着剤を保持することができない。したがって、所定の容量の接着剤18を磁石4の中心ボア8に導入する。所定の容量は、ロータ1に関連した様々な公差を考慮に入れて定められ、ウエット接着剤シールが維持されること、及び、過剰の接着剤が第2のエンドキャップ6のボア13に保持されることを確保する。
仮に接着剤18を磁石4の中心ボア8の一番上のところで導入するならば、接着剤18が中心ボア8の中を下方に移動するとき、接着剤18の一部分が磁石4にくっつく可能性が非常に高い。このことは、シャフト3の端部の周囲の接着剤18の容量を低減させることになろう。この場合、シャフト3を磁石4の中に挿入するときのシャフト3と磁石4の間のウエットシールが維持されない可能性がある。したがって、接着剤18を磁石4の中心ボア8の底部に送出する送出チューブ40が用いられる。更に、接着剤がシャフト3の端部から移動するのを促進させるために、シャフト3の端部に、丸み又はテーパが設けられている。
上述した製造方法であれば、接着剤の連続層が、磁石4の全長にわたってシャフトと磁石4の間に形成される。したがって、シャフト3と磁石4の間の強力な結合部が形成される。シャフト3と共にシールを形成するエンドキャップ5を採用することによって、シャフト3を磁石4に挿入するとき、接着剤18は、シャフト3と磁石4との間のすき間に積極的に引込まれる。結果として、シャフト3と磁石4との間のすき間の大きさに関係なしに、接着剤18の連続層が形成される。
シャフト3と磁石4との間の接着剤18の連続層を形成することに加えて、磁石4とスリーブ7との間の接着剤17の連続層が形成される。その結果、磁石4に作用する引張り応力が、磁石4の外面11全体にわたって、磁石4からスリーブ7に伝達される。その結果、磁石4の過度の歪み及びひび割れのおそれを回避することができる。
多くの磁石材料の物理的特性のため、比較的厳密な幾何学的公差を有するボアを含む磁石を機械加工することは一般的に困難である。磁石4の外径をエンドキャップ5、6の内径と同心に配置するようにエンドキャップ5、6を磁石4に固着させることによって、磁石4の中心ボア8の任意の偏心に関係なしに、磁石4の外径をシャフト3と同心に配置する。実際、シャフト3に対する磁石4の外径の同心度は、一般的に、シャフト3に対する磁石4の内径の同心度よりも小さい。
次に、図6乃至図8を参照して、ロータコア組立体2を製造する変形例の方法を説明する。
最初、磁石4及びエンドキャップ5、6を含む部分組立体19を、図3を参照して説明した仕方と同じ仕方で組立てる。部分組立体19をジグ20から取外した後、更なるジグ(図示せず)を使用して、スリーブ7を部分組立体19の上に押圧する。
部分組立体19を図3のジグ20から取外した後で異なるジグを使用してスリーブ7を部分組立体19の上に押圧する代わりに、同じジグ20を使用して、スリーブ7を部分組立体19に押圧してもよい。エンドキャップ5、6とスリーブ7との間に形成された締り嵌めのため、スリーブ7を部分組立体19に押圧するとき、エンドキャップ5、6は、僅かに収縮しようとする。しかしながら、エンドキャップ5、6とジグ20のピン21との間に形成された締り嵌めにより、収縮を困難にさせている。実際、公差の積重なりに応じて、過度の力を付与することなしに及び/又は場合によってはスリーブ7に損傷を与えることなしに、スリーブ7を部分組立体19の上に押圧することができない場合がある。これとは対照的に、部分組立体19をジグ20から取外してから、別体のジグを使用して、スリーブ7を部分組立体19の上に押圧することによって、エンドキャップ5、6のボア12、13を空けた状態に保ってもよい。結果として、エンドキャップ5、6の収縮を容易にし、かくして、比較的小さい力を使用して及び/又はスリーブ7に損傷を与えることなしに、スリーブ7を部分組立体19の上に押圧することができる。
スリーブ7を部分組立体19上に押圧するとき、スリーブ7とエンドキャップ5、6の各々との間に締り嵌めが形成され、スリーブ7と磁石4との間にすき間嵌めが形成される。この段階で、磁石4とスリーブ7との間のすき間に、接着剤は配置されていない。図1に示し且つ上述した実施形態とは対照的に、エンドキャップ5の一方は、図6に示すように、エンドキャップ5の外面に沿って形成された軸線方向溝41を含んでいる。図7に示すように、軸線方向溝41は、組立体2の外面と、磁石4とスリーブ7の間のすき間との間の導管を構成している。
ここで図8を参照すると、スリーブ7を部分組立体19の上に押圧した後、出来上がった組立体2を、真空含浸のために容器42内に配置する。組立体2を、容器42内に入れた接着剤17に浸漬させる。次いで、容器42をシールし、容器42内の圧力を低減させ、部分真空(例えば、約0.01Torr)を生じさせる。部分真空により、空気を容器42、接着剤17、及び組立体2から除去する。部分真空を、一定の期間にわたって(例えば、10分)維持して、適当な脱気を確保する。次いで、容器42内の圧力を増大させて、大気圧にする。これにより、容器42内の接着剤17を、エンドキャップ5の溝41を通して、磁石4とスリーブ7との間のすき間内に押込む。次いで、容器42を大気圧で一定の期間にわたって(例えば、2分)放置し、接着剤17が磁石4及びスリーブ7の表面の様々な空所(例えば、孔及び亀裂)の浸透することを可能にする。次いで、組立体2を接着剤リザーバから持上げ、接着剤を排出させる。接着剤の排出後、組立体2を冷水浴内に配置し、任意の残留接着剤を組立体2から洗い流す。残留接着剤を、再利用のために、水から回収する。最後に、ロータコア組立体2を、磁石4とスリーブ7との間に配置された接着剤17を硬化させるのに十分な期間にわたって温水浴内に配置する。
エンドキャップ5の溝41は、空気を排出することができ且つ接着剤17を磁石4とスリーブ7の間のすき間に導入することができる導管としてはたらく。真空含浸を採用することによって、磁石4とスリーブ7の間に形成された接着層17は、実質的に空所がない。結果として、磁石4に作用する引張り応力は、磁石4の外面11全体にわたって、磁石4からスリーブ7に伝達される。
エンドキャップ5の溝41は、含浸中に接着剤17の侵入を許すが、引続いて行われる輸送及び洗浄中に接着剤17の漏れを制限する寸法のものである。したがって、溝41の寸法は、使用する接着剤17の粘度に依存する。
図6に示すエンドキャップ5は、単一の溝41を有しているけれども、更なる溝を設けてもよい。更なる溝は、脱気速度を増大させ、かくして、必要とされる減圧時間を短縮させる。1つ又は2つ以上の溝が、エンドキャップ6の他方に含まれていてもよい。しかしながら、両方のエンドキャップ5、6に溝を設けると、輸送及び洗浄中に接着剤がすき間から漏れる可能性を増大させるおそれがある。
図6のエンドキャップ5の溝41は、線形である。しかしながら、溝41は、非線形であっても同様によい。例えば、溝41は、回旋状又は螺旋状である。非線形溝の使用は、輸送及び洗浄中の接着剤17の潜在的損失を低減させるのを助ける。更に、エンドキャップ5は、溝41を有する代わりに、空気を排出することができ且つ接着剤17を磁石4とスリーブ7の間のすき間内に導入することができる貫通孔を含んでいてもよい。
上述した真空含浸方法は、一般的には、ウエット(湿式)真空含浸法と呼ばれている。しかしながら、その他の真空含浸法を同様に採用してもよい。例えば、ドライ(乾式)真空含浸法を使用してもよい。更に、容器42内の圧力を、大気圧まで増大させる代わりに、大気圧を超える圧力まで増大させてもよい。
上述した方法では、最初、エンドキャップ5、6を磁石4に固着させて部分組立体19を作成し、次いで、部分組立体19をスリーブ7に圧入することによって、ロータコア組立体2を製造する。しかしながら、真空含浸法を採用するとき、最初に部分組立体19を組立てることなしに、すなわち、エンドキャップ5、6を磁石4に固着させることなしに、ロータコア組立体2を製造してもよい。例えば、締り嵌めを形成する第1のエンドキャップ5をスリーブ7に圧入することによって、ロータコア組立体2を組立てる。次いで、磁石4をスリーブ7に圧入し、第1のエンドキャップ5に当接させる。磁石4は、スリーブ7と共に中間嵌め又は緩い締り嵌めを形成する直径を有するのがよい。結果として、磁石4の外径は、エンドキャップ5、6の外径、したがって、その内径に対して同心に配置される。最後に、スリーブ7との間に締り嵌めを形成する第2のエンドキャップ6をスリーブ7に圧入し、磁石4に当接させる。磁石4は、スリーブ7との間に中間嵌め又は僅かな締り嵌めを形成するが、それにも関わらず、磁石4がスリーブ7と接触していない箇所があり、すなわち、磁石4とスリーブ7の間にすき間が存在する箇所がある。次いで、組立体2を、容器42の中に配置し、上述した仕方で真空含浸させる。したがって、真空含浸法を採用するとき、エンドキャップ5、6を磁石4に直接的に固着させる必要なしに、ロータコア組立体2を製造することができる。
上述した様々な方法では、エンドキャップ5、6を磁石4に固着させ、スリーブ7を磁石4に固着させ、シャフト3を磁石4に固着させるのに、異なる接着剤16、17、18を使用している。この理由は、各接着剤が異なる目的のために採用されているからである。例えば、磁石4の外径をエンドキャップ5、6の内径と同心に配置するために、エンドキャップ5、6を磁石4に固着させる。しかしながら、エンドキャップ5、6は、磁石4をシャフト3に保持することを要求されず、その代わり、この保持は、シャフト3と磁石4との間に配置された接着剤18によって行われる。エンドキャップ5、6と磁石4との間の接着剤16の強度は、特に重要ではない。したがって、製造工程を簡単にするために、大気の湿気中で比較的急速に硬化する接着剤16、例えば、Loctite(登録商標)435を使用して、エンドキャップ5、6を磁石4に固着させる。この接着剤は、大気の湿気中で硬化し且つ比較的急速な硬化時間を有しているので、磁石4をスリーブ7に固着させること又は磁石4をシャフト3に固着することには適していない。
磁石4とスリーブ7の間の接着剤17は、半径方向応力及び周方向応力を磁石4からスリーブ7に伝達することを意図している。したがって、接着剤17の重要な点は、磁石4及びスリーブ7の表面における様々な空所に浸透してそれを充填する機能である。したがって、低粘度含浸接着剤が、磁石4とスリーブ7との間に使用される。ロータコア組立体2を製造する仕方のため、接着剤17は、ロータコア組立体2の外面から比較的容易に洗うことができるものである。適当な接着剤は、Asec社製のAS−6704である。この特定の接着剤は、熱硬化性であり、このことが、上述した製造方法において洗浄後のロータコア組立体2を熱硬化させるとした理由である。
シャフト3と磁石4の間の接着剤18は、回転中にシャフト3と磁石4の間に作用する剪断力に耐えることができなければならない。したがって、この接着剤18のために最も重要な基準は、剪断強度である。好ましい接着剤は、Asec社製のAS−5503である。この特定の接着剤を、UV又は熱によって嫌気的に硬化させることができる。したがって、第2のエンドキャップ6のボア13の中に集まった過剰の接着剤18をUV光によって硬化させながら、シャフト3と磁石4の間の接着剤18を嫌気的に硬化させることができる。変形例として、シャフト3と磁石4の間の接着剤18を、熱によって硬化させてもよいし、透明なエンドキャップ5、6を採用する場合には、UV光によって硬化させてもよい。
ロータ1の特定の実施形態及びその製造方法を説明した。しかしながら、ロータ1及び/又は製造方法の変更を、本発明の範囲から逸脱することなしに行ってもよい。例えば、エンドキャップ5、6は、プラスチックで形成される必要はない。しかしながら、プラスチックの使用は、ロータ1のコスト及び重量を低減させる。更に、プラスチックエンドキャップ5、6は、磁石4の磁束に不利に干渉し又はそれを歪曲させることはなく、誘導加熱を受けにくい。同様に、スリーブ7は、炭素繊維複合材で形成される必要はない。スリーブを強化するのに従来使用される他の材料、例えば、ステンレス鋼又はInconel(登録商標)を使用してもよい。
図5に示すようにロータコア組立体2をシャフト3に固着させるとき、シャフト3は、第2のエンドキャップ6のボア13の中を貫通するように延びていない。このため、過剰の接着剤18が、シャフト3によって占有されていないボア13の部分に集まっている。変形例の実施形態では、シャフト3は、第2のエンドキャップ6の中を貫通するように延びていてもよい。この場合、シャフト3及び/又は第2のエンドキャップ6のボア13の形状は、過剰の接着剤18が集まるすき間を有するように定められる。例えば、ボア13の上部分が面取りされてもよいし、シャフト3の端部に段部を設けてもよい。それにも関わらず、シャフト3は、第2のエンドキャップ6のボア13の下部分との間に締り嵌めを形成し続ける。この場合、過剰の接着剤18は、ボア13の上部分に集まる。
特定の構成要素を別の構成要素に圧入することを参照するとき、その逆を採用してもよいことを認識すべきである。例えば、最初に説明したロータコア組立体2を組立てる方法では、スリーブ7を接着剤浴25内に配置し、次いで、部分組立体19を下降させ、スリーブ7に圧入した。しかしながら、最初、部分組立体19を接着剤浴25内に配置し、次いで、スリーブ7を下降させて、部分組立体19上に押圧してもよい。この場合、接着剤浴25は、部分組立体19を接着剤浴25内に保持して位置決めする中心支持ピンを含むのがよい。このとき、スリーブ7に作用するプレス部は、スリーブ7を部分組立体19の上に押圧するときにスリーブ7の内側の空気が自由に逃げる開口を含むのがよい。
1 ロータ
2 ロータコア組立体
3 シャフト
4 磁石
5 第1のエンドキャップ
6 第2のエンドキャップ
7 スリーブ
8 磁石の中心ボア
9 磁石の第1端部
10 磁石の第2端部
12 第1のエンドキャップのボア
13 第2のエンドキャップのボア
16 接着剤(磁石とエンドキャップの間)
17 接着剤(磁石とスリーブの間)
19 部分組立体
41 軸線方向溝
42 容器

Claims (17)

  1. ロータコア組立体であって、
    磁石と、
    前記磁石の一方の端部に配置された第1のエンドキャップと、
    前記磁石の反対側の端部に配置された第2のエンドキャップと、
    前記磁石及び前記エンドキャップを包囲するスリーブと、を有し、前記スリーブは、前記エンドキャップの各々との間に締り嵌めを形成し、
    更に、前記磁石と前記スリーブとの間に配置された接着剤を有する、ロータコア組立体。
  2. 更に、シャフトを受入れるために前記エンドキャップ及び前記磁石を貫通するボアを有する、請求項1に記載のロータコア組立体。
  3. 前記エンドキャップは、前記磁石の外径が前記エンドキャップの内径と同心に配置されるように前記磁石に固着される、請求項2に記載のロータコア組立体。
  4. 前記エンドキャップは、接着剤によって前記磁石に固着される、請求項1〜3のいずれか1項に記載のロータコア組立体。
  5. 前記エンドキャップは、前記スリーブと前記磁石の間に配置された接着剤と異なる接着剤によって前記磁石に固着される、請求項4に記載のロータコア組立体。
  6. 前記磁石は、円筒形であり、各エンドキャップは、前記磁石を半径方向に越えて延びる、請求項1〜5のいずれか1項に記載のロータコア組立体。
  7. 前記スリーブは、前記磁石との間にすき間嵌めを形成し、前記接着剤は、前記磁石と前記スリーブの間に連続層を形成する、請求項1〜6のいずれか1項に記載のロータコア組立体。
  8. 前記エンドキャップは、プラスチックで形成される、請求項1〜7のいずれか1項に記載のロータコア組立体。
  9. ロータコア組立体を製造する方法であって、
    組立体を準備する工程を有し、前記組立体は、磁石と、前記磁石の一方の端部に配置された第1のエンドキャップと、前記磁石の反対側の端部に配置された第2のエンドキャップと、前記磁石及び前記エンドキャップを包囲するスリーブとを有し、前記スリープが前記エンドキャップの各々との間に締り嵌めを形成し、
    更に、前記磁石と前記スリーブの間のすき間に接着剤を導入する工程と、
    前記接着剤を硬化させる工程とを含む、方法。
  10. 前記エンドキャップの一方が、溝又は貫通孔を有し、
    前記すき間に前記接着剤を導入する工程は、前記組立体を容器の中に配置し、真空含浸を行い、接着剤を前記溝又は貫通孔を通して前記すき間に導入する工程を含む、請求項9に記載の方法。
  11. 真空含浸を行う工程は、前記組立体を、前記容器内に配置された接着剤に浸漬させる工程と、前記容器内の圧力を減少させて、前記すき間内の空気を排出する工程と、前記容器内の圧力を増加させて、接着剤を前記すき間に押込む工程とを含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記組立体を準備する工程は、部分組立体を準備する工程を含み、前記部分組立体は、前記磁石と、前記第1のエンドキャップと、前記第2のエンドキャップとを有し、各エンドキャップが前記磁石の端部に固着され、
    前記組立体を準備する工程は、更に、前記部分組立体を前記スリーブに挿入して、前記スリーブと前記エンドキャップの各々との間に締り嵌めを形成する工程を含む、請求項9〜11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 前記エンドキャップは、前記すき間に導入される接着剤と異なる接着剤で前記磁石に固着される、請求項12に記載の方法。
  14. 前記部分組立体を前記スリーブに挿入させるとき、前記接着剤が前記すき間に導入される、請求項12又は13に記載の方法。
  15. 前記すき間に前記接着剤を導入する工程は、前記スリーブ及び前記部分組立体のうちの一方を、接着剤を収容した浴内に配置する工程を含み、そのため、前記部分組立体を前記スリーブに挿入する工程により、前記磁石と前記スリーブとの間のすき間に前記接着剤を保持する、請求項12〜14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 前記組立体は、更に、前記シャフトを受入れるために前記エンドキャップと前記磁石を貫いて延びるボアを有する、請求項9〜15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 更に、前記磁石の外径が前記エンドキャップの内径と同心になるように、前記エンドキャップを前記磁石に固着させる工程を含む、請求項16に記載の方法。
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