JP2012045717A - 中空樹脂板及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】中空部を有する複数枚の中空板材100を積層してなる中空樹脂板1であって、複数枚の中空板材100の間に、緩衝部材210、断熱部材220、遮音部材230、電磁波遮蔽部材240のうち少なくとも一つの機能部材200を固着することなく挟み込むとともに、積層された複数枚の中空板材100及び機能部材200の少なくとも側面を四方向から封止部材400で覆うことにより、複数枚の中空板材100の間における機能部材200の移動を規制する。
【選択図】図2
Description
例えば、特許文献2には、断熱部材としてアルミアルミニウムの蒸着膜を積層した中空樹脂板も提案されている。
このため、機能部材を中空板に固着するための工程が必要となり、工程の増加によって製造コストが上昇するという問題があった。
図1は、本発明の一実施形態に係る中空樹脂板の断面図、図2は、本発明の一実施形態に係る中空樹脂板の分解断面図、図3は、本発明の一実施形態に係る中空樹脂板の分解平面図である。
これらの図に示すように、本発明の一実施形態に係る中空樹脂板1は、中空部を有する二枚の中空板材100(三層気泡ボード)と、二枚の中空板材100の間に挟み込まれる機能部材200と、中空樹脂板1の側面を覆う封止部材400と、を備えて構成されている。
また、中空板材100としては、気泡ボード110、プラスチック段ボール120、図示してないがプラスチックハニカムボードなどを用いることができ、同じ種類の中空板材100を積層してもよいし、異なる種類の中空板材100を積層してもよい。
また、上記の素材は、表面部材300や封止部材400にも用いることができ、特に、熱融着による接合が容易な素材であることが好ましい。
すなわち、二枚の中空板材100の間に挟み込まれた機能部材200は、中空板材100から均一な押圧力を受けるのではなく、中空板材100のキャップ111aや壁材122の部分において最も大きな押圧力を受ける。したがって、機能部材200を挟み込むときに、上下の中空板材100のキャップ111aや壁材122の位置がずれるように配置すれば、その部分を他の面より強く押圧することができ、機能部材200を小さな波状に変形させて、その面方向に沿った移動をより一層抑制することが可能になる。
以下、二枚の気泡ボード110を積層する場合と、二枚のプラスチック段ボール120を積層する場合と、気泡ボード110とプラスチック段ボール120を積層する例について、具体的に説明する。
これらの図に示すように、二枚の三層気泡ボード110を積層する場合は、キャップシート111のキャップ111aの位置が互いにずれるように二枚の三層気泡ボード110を積層する。これにより、キャップ111aの位置がずれた状態で二枚の気泡ボード110を積層することができる。
これらの図に示すように、二枚のプラスチック段ボール120を積層する場合は、壁材122の向きが異なるように、例えば、互いに直交するように二枚のプラスチック段ボール120を積層する。これにより、壁材122の位置がずれた状態で二枚のプラスチック段ボール120を積層することができる。
これらの図に示すように、気泡ボード110とプラスチック段ボール120を積層する場合は、特に位置合わせをしなくても、中空部の位置がずれた状態で気泡ボード110とプラスチック段ボール120を積層することができる。
なお、気泡ボードとしては、三層の気泡ボードに替えて二層の気泡ボードを用いることもできる。
また、本実施形態では、バックシート112側が外側を向き、ライナーシート113が対向するように配置してある。これにより、バックシート112が表面部材300を兼用している。
この場合、機能部材200は、融着、接着、ビス止めなどによって、中空板100や他の機能部材200と固着されることなく、二枚の中空板100によって挟み込まれている。
ここで、機能部材200として、緩衝部材210又は弾力性のある断熱部材もしくは遮音部材を必須のものとして用いると、機能部材200を中空板材100で押し込みながら挟んでしっかりと固定することができる。
また、断熱部材220としては、熱反射率の高いアルミシート・ガラス繊維・軟質繊維などを例示することができる。
また、遮音(吸音)部材230としては、吸音効果の高いガラス繊維・石膏ボードなどを例示することができる。
また、電磁波遮蔽部材240としては、アルミシート・ステンレスシート・銅シートなどを例示することができる。
なお、中空樹脂板1の表面に特殊な加工を施す場合には、バックシート112(又はライナーシート123)あるいは板材の表面に、さらに特殊な加工を施してある表面部材300を積層することもできる。
なお、キャップシート111とバックシート112が対向するように、二枚の二層気泡ボード110を配置してもよい。このようにすると、機能部材200の片面が平坦状に挟まれ、他の一面をキャップ111aによって部分的に食い込んだ状態で挟むことができる。
また、バックシート112を対向させて配置し、キャップ111a側に表面部材300を積層することも可能である。
実施形態では、中空樹脂板の形状を四角形の例で説明しているが、形状は四角形に限られない。また、四角形の場合、四方向から封止部材400によって覆うことが好ましいが、内部の機能部材200の移動を規制できる状態を確保できるのであれば、側面の二方向あるいは三方向から封止部材400で覆うだけでもよい。中空樹脂板が四角形以外の場合も、同様である。
また、二枚の中空板として、二層の気泡ボードと三層の気泡ボードを組み合わせて用いてもよく、また、プラスチック段ボールとプラスチックハニカムボード、気泡ボードとプラスチックハニカムボードを用いてもよい。
つぎに、本発明の実施形態に係る中空樹脂板1の製造方法について、図1〜図3を参照して説明する。
なお、積層された複数枚の中空板材100及び機能部材200の側面を封止部材400で覆う工程は、積層された中空板材100、機能部材200及び中空部材100の側面に封止部材400を接着剤によって接着して行うこともできる。
たとえば、機能部材200として緩衝部材210や遮音部材230が弾性を有するものを用いる場合においては、機能部材200の少なくとも一方向のサイズを中空樹脂板100のサイズよりも小さくしたものであってもよい。これは、機能部材200として緩衝部材210や遮音部材230が弾性を有するものを用いると、緩衝部材210や遮音部材230の弾性を利用して、機能部材200を弾圧状態でしっかりと挟持することが可能となり、機能部材200の少なくとも一方向のサイズを中空樹脂板100のサイズよりも小さくして、機能部材200の周縁の一部が封止部材400に当接しないようにした状態でも、機能部材200の移動を阻止することができるからである。
100 中空板材
110A 二層気泡ボード
110B 三層気泡ボード
111 キャップシート
111a キャップ
112 バックシート
113 ライナーシート
120A プラスチック段ボール
120B 紙段ボール
200 機能部材
200 表面部材
210 緩衝部材
220 断熱部材
230 遮音部材
240 電磁波遮蔽部材
300 表面部材
400 封止部材
Claims (9)
- 中空部を有する複数枚の中空板材を積層してなる中空樹脂板であって、
複数枚の前記中空板材の間に機能部材を固着することなく挟み込むとともに、積層された複数枚の前記中空板材及び前記機能部材の少なくとも側面を封止部材で覆うことにより、複数枚の前記中空板材の間における前記機能部材の移動を規制することを特徴とする中空樹脂板。 - 前記中空板材が、気泡ボード、プラスチック段ボール、プラスチックハニカムボードのいずれかである請求項1記載の中空樹脂板。
- 前記機能部材が、緩衝部材、断熱部材、遮音部材、電磁波遮蔽部材のうちの少なくとも一つである請求項1又は2記載の中空樹脂板。
- 積層される前記中空板材同士が、キャップ又は壁材の位置をずらした状態で積層される請求項1〜3のいずれか一項に記載の中空樹脂板。
- 複数枚の前記中空板材の間に、前記緩衝部材又は前記遮音部材が挟まれており、
前記緩衝部材又は前記遮音部材と、少なくとも一方の前記中空板材との間に、前記断熱部材又は前記電磁波遮蔽部材が挟まれている請求項1〜4のいずれか一項に記載の中空樹脂板。 - 前記緩衝部材が、発泡シート又は気泡シートである請求項1〜5のいずれか一項に記載の中空樹脂板。
- 前記中空部材が気泡ボードであって、前記気泡ボードのバックシート又はライナーシートが、中空樹脂板の表面部材を兼用する請求項1〜6のいずれか一項に記載の中空樹脂板。
- 二枚の前記中空板材が、中空状に膨出する多数のキャップが形成されたキャップシートと、前記キャップシートのキャップ開口側に積層されるバックシートとを備える二層の気泡ボードであって、前記気泡ボードのキャップシート側が対向するように配置された請求項1〜6のいずれか一項に記載の中空樹脂板。
- 中空部を有する複数枚の中空板材を積層してなる中空樹脂板の製造方法であって、
複数枚の前記中空板材の間に機能部材を固着することなく挟み込む工程と、
積層された複数枚の前記中空板材及び前記機能部材の少なくとも側面を封止部材で覆う工程と、を備え、
前記工程により、複数枚の前記中空板材の間における前記機能部材の移動を規制する中空樹脂板を製造することを特徴とする中空樹脂板の製造方法。
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