JP2016016530A - 樹脂積層板 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】中空部を隔てて重ねた表面側シートと裏面側シートとを備え、裏面側シートを中空部内に凹ませて多数の凹状リブを設け、これら多数の凹状リブの底を表面側シートに溶着することで、表面側シートと裏面側シートを多数の凹状リブで連結してなる樹脂積層板が提供される。表面側シートは、第1の平坦領域と、第1の平坦領域から中空部とは反対側に突出する第2の平坦領域と、第1の平坦領域と第2の平坦領域を連結する傾斜面で構成される傾斜領域とを備える。裏面側シートの多数の凹状リブの中で、平面視にて表面側シートの傾斜領域と重なる凹状リブは、傾斜領域の傾斜面に沿って形成されている。
【選択図】図1
Description
すなわち、一方の分割型のキャビティに対して、他方の分割型に向けて突出する複数の突起部を設けた分割形式の金型を用い、2枚の溶融状態の熱可塑性樹脂製シート素材を一対の分割型の間に位置決めする。そして、一方のシート素材と一方の分割型のキャビティとの間に密閉空間を形成した後、一方の分割型の側から密閉空間を吸引する。この吸引作用により、複数の突起部で複数の凹状リブをシート素材に成形し、一対の分割型を型締めすることで、凹状リブの底を他方のシート素材に溶着し、複数のリブで補強された中空構造の樹脂積層板を得る。
また、上記傾斜面での点接触を避けるために平面視で傾斜面と重なる位置の凹状リブを設けないようにした場合、傾斜面近傍での樹脂積層板の強度が低下する虞がある。
裏面側シートを中空部内に凹ませて多数の凹状リブを設け、これら多数の凹状リブの底を表面側シートに溶着することで、表面側シートと裏面側シートを多数の凹状リブで連結してなる樹脂積層板であって、
前記表面側シートは、第1の平坦領域と、第1の平坦領域から前記中空部とは反対側に突出する第2の平坦領域と、第1の平坦領域と第2の平坦領域を連結する傾斜面で構成される傾斜領域とを備え、
前記裏面側シートの多数の凹状リブの中で、平面視にて前記表面側シートの傾斜領域と重なる凹状リブは、前記傾斜面に沿って形成されていることを特徴とする。
以下、実施形態に係る樹脂積層板1の構成について、図1および図2を参照して説明する。図1は、実施形態の樹脂積層板1の構成を示し、(a)は、表面側シート3側から見た平面図、(c)は、裏面側シート5側から見た底面図、(b)は、(c)中のA−A断面図である。図2は、実施形態の樹脂積層板1の凹状リブの形状を示す図であり、(a)は、図1のB部拡大図、(b)は、(a)のB部拡大図において表面側シート3と裏面側シート5を、説明のために仮想的に上下に分離して示す図である。つまり、図2(b)は、B部において表面側シート3と裏面側シート5が溶着によって連結される前の図を示している。
図1に示す例では、凹状リブを除く裏面側シート5の全領域が同一平面によって構成されている場合について示している。そのため、図1(b)に示すように、表面側シート3の突出した第2の平坦領域3bに対応して設けられる凹状リブ7bは、凹状リブ7aよりもリブ高さが高くなっているが、この例に限られない。凹状リブを除く裏面側シート5の全領域が同一平面によって構成されている必要はなく、凹状リブ7a,7bのリブ高さは、表面側シート3の段差の高さ、段差の平面視における位置、あるいは裏面側シート5の形状等によって適宜設定することができる。
図2に示すように、表面側シート3の第1の平坦領域3aは、中空部2と反対側の平坦面31aと、中空部2側の平坦面32aとによって構成されている。表面側シート3の第2の平坦領域3bは、中空部2と反対側の平坦面31bと、中空部2側の平坦面32bとによって構成されている。表面側シート3の傾斜領域Sは、中空部2と反対側の傾斜面S1と、中空部2側の傾斜面S2とによって構成されている。
次に、図3および図4を参照して、本実施形態の樹脂積層板1の製造方法について説明する。図3および図4は、それぞれ本実施形態の樹脂積層板の製造方法を説明する図である。
図3に示すように、本実施形態の樹脂積層板1を製造するには、樹脂積層板1の形状に応じた一対の金型11,12を用意する。そして、図示しない押出装置から溶融樹脂シート(パリソン)13,14を押し出して金型11,12の間に垂下させ、押し出した溶融樹脂シート13,14を金型11,12側から吸引することにより、溶融樹脂シート13,14を金型11,12に密着させる。
以上の工程で、図1に示す樹脂積層板1が形成される。
次に、実施形態に係る樹脂積層板の変形例について説明する。各変形例は、上述した実施形態の樹脂積層板1において、平面視にて表面側シート3の傾斜領域S,Tと重なる裏面側シート5の凹状リブの配置あるいは形状が、上述したものと異なる。なお、各変形例は、裏面側シートの凹状リブの配置あるいは形状が異なるのみであり、変形例に係る樹脂積層板は、上述した製造方法と同様にして作製することができる。
上述した実施形態において、図2(a)では、傾斜領域Sの近傍において、凹状リブ7sのテーパ面72sと底面73sとがそれぞれ、表面側シート3の傾斜領域Sの傾斜面S2と第2の平坦領域3bの平坦面32bとに面接触するようにして溶着されている場合について例示した。この場合には、凹状リブ7sの二面で表面側シート3と溶着されるため、傾斜領域Sにおいて高い強度を確保できるという利点があるが、そのような構成に限られない。
図5に示した凹状リブ7uは、図2に示した凹状リブ7aと同様に傾斜領域Sの傾斜面と点接触で溶着されないため、傾斜面における過溶着等に伴う溶着不良が回避される。そのため、凹状リブ7aが設けられる場合と同様の効果が発揮される。
Claims (3)
- 中空部を隔てて重ねた表面側シートと裏面側シートとを備え、
裏面側シートを中空部内に凹ませて多数の凹状リブを設け、これら多数の凹状リブの底を表面側シートに溶着することで、表面側シートと裏面側シートを多数の凹状リブで連結してなる樹脂積層板であって、
前記表面側シートは、第1の平坦領域と、第1の平坦領域から前記中空部とは反対側に突出する第2の平坦領域と、第1の平坦領域と第2の平坦領域を連結する傾斜面で構成される傾斜領域とを備え、
前記裏面側シートの多数の凹状リブの中で、平面視にて前記表面側シートの傾斜領域と重なる凹状リブは、前記傾斜面に沿って形成されていることを特徴とする、
樹脂積層板。 - 前記裏面側シートの凹状リブは、前記表面側シートの傾斜領域に面接触するようにして形成されている、
請求項1に記載された樹脂積層板。 - 前記裏面側シートの凹状リブの底は、前記表面側シートの第2の平坦領域に点接触または面接触されている、
請求項1または2に記載された樹脂積層板。
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