JP2017052553A - 保冷保温用箱体およびその組み立て方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、気密性が高く、収容空間内を所望の温度で良好に定温維持することが可能な保冷保温用箱体、およびその組み立て方法を提供することを主目的とする。【解決手段】本発明は、天面板、底面板、および複数の側面板により収容空間を形成する筐体を有する保冷保温用箱体であって、少なくとも上記側面板が、上記収容空間側の表面上の、少なくとも他の上記側面板と接する辺の内側に沿って弾性体が配置された断熱パネルであり、隣接する上記側面板の上記弾性体同士が接触していること特徴とする保冷保温用箱体を提供することにより、上記目的を達成する。【選択図】図1

Description

本発明は、高気密性を有する保冷保温用箱体に関する。
近年、深刻な地球温暖化に伴い、産業機械や、自動車等の車両分野、家電製品等の民生機器、住宅などの建築物、物流分野等の多岐の分野に渡る物品において省エネルギーが推進されている。
中でも、収容物の保温や保冷を行う保冷保温用箱体は、収容空間を一定の温度に保持するために使用されるエネルギーが、消費エネルギー全体の中で大きな割合を占めている。このため、保冷保温用箱体では、筐体を構成するパネル内に断熱材を配置することで、消費エネルギーの低減を図っている。また、断熱材に加え、例えば蓄熱剤を併用することで、収容物の種類や大きさに応じて、収容空間内の温度分布が均一となるように調整されている。
例えば、特許文献1では、パレット形定温搬送容器として、外箱と上記外箱で覆われた定温保持容器が開示されており、上記定温保持容器が、被搬送物が収容される定温室を規定する筐体を備え、上記筐体を構成するパネルの内部に断熱層が配置された構造を有している。また、上記筐体は、上記パネルの内面に、凹状やポケット状の複数の収容部が全面的に配列されており、上記収容部において複数の蓄熱剤が選択的に取り外し可能に収容されることで、上記蓄熱剤等が室温室側に張り出さない構造を採用している。特許文献1によれば、筐体を構成するパネルが上述の構造を有することで、蓄熱剤の取り付けにより定温室内の温度分布のばらつきを抑えることができ、また、被搬送物の大きさ等に応じて、蓄熱剤の取り付け位置や個数の調整が可能となる。
特開2015−9388号公報
搬送用等の物流過程に用いられる保冷保温用箱体は、収容物の非搬送時の保管スペースの省スペース化を図るために、特許文献1で開示されるように、通常、筐体を組み立てて収容空間を形成した使用状態と、筐体を解体して各パネルを積層した保管状態と、に変更可能な組み立て式構造が採用される。
しかし、上述した組み立て式構造を有する保冷保温用箱体においては、通常、組み立て時や解体時の作業性や、パネル同士の干渉性を考慮した設計がされており、筐体の組み立て時に、各パネル間、特に筐体の側面を構成するパネル間において隙間が生じやすい。そして、上記隙間から収容空間内の空気が漏れることで、上記収容空間内を定温維持することができず、保冷保温用箱体としての機能が十分に発揮されないという問題がある。
このような問題は、組み立て式構造を有する保冷保温用箱体のみならず、解体を不要とする常設用の保冷保温用箱体においても生じる課題である。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、気密性が高く、収容空間内を所望の温度で良好に定温維持することが可能な保冷保温用箱体、およびその組み立て方法を提供することを主目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、天面板、底面板、および複数の側面板により収容空間を形成する筐体を有する保冷保温用箱体であって、少なくとも上記側面板が、上記収容空間側の表面上の、少なくとも他の上記側面板と接する辺の内側に沿って弾性体が配置された断熱パネルであり、隣接する上記側面板の上記弾性体同士が接触していることを特徴とする保冷保温用箱体を提供する。
本発明によれば、側面板は、収容空間側の表面上の、少なくとも他の側面板と接する辺の内側に沿って弾性体が配置されており、隣接する側面板のそれぞれに配置された上記弾性体同士が接触していることから、隣接する側面板間に生じる隙間から収容空間内の空気が漏れるのを、上記弾性体で遮ることができる。よって、気密性の高い保冷保温用箱体とすることができ、収容空間内を所望の温度で良好に定温維持することが可能となる。
上記発明においては、複数の上記側面板の上記収容空間側の表面上には、上記底面板と接する辺の内側に沿って上記弾性体が配置されており、上記底面板の上記収容空間側の表面上には、複数の上記側面板と接する辺の内側に沿って上記弾性体が配置されており、上記底面板の上記弾性体と複数の上記側面板の上記弾性体とが接触していることが好ましい。底面板と複数の側面板との間に生じる隙間から収容空間内の空気が漏れるのを、上記弾性体で遮ることができ、保冷保温用箱体の気密性をより高めることができるからである。
上記発明においては、複数の上記側面板の上記収容空間側の表面上には、上記天面板と接する辺の内側に沿って上記弾性体が配置されており、上記天面板の上記収容空間側の表面上には、複数の上記側面板と接する辺の内側に沿って上記弾性体が配置されており、上記天面板の上記弾性体と複数の上記側面板の上記弾性体とが接触していることが好ましい。天面板と複数の側面板との間に生じる隙間から収容空間内の空気が漏れるのを、上記弾性体で遮ることができ、保冷保温用箱体の気密性をより高めることができるからである。
上記発明においては、上記断熱パネルが、一対の保護材および上記一対の保護材の間に配置された真空断熱材で構成されていることが好ましい。真空断熱材は薄厚でも高断熱性を発揮することから、収容空間の内容積が大きく、断熱性に優れた保冷保温用箱体とすることができ、また、一対の保護材で上記真空断熱材が挟持されているため、上記真空断熱材の破損が生じにくく、長期にわたり高断熱性能を発揮することができるからである。
また、本発明は、天面板、底面板、および複数の側面板により収容空間を形成する筐体を有する保冷保温用箱体の組み立て方法であって、上記側面板として、一方の平面上の少なくとも他の上記側面板と接する辺の内側に沿って、弾性体が配置された断熱パネルを用い、複数の上記側面板の上記弾性体の配置面を向かい合わせて、上記底面板の平面上に起立して配置する側面板配置工程を少なくとも有し、上記側面板配置工程では、隣接する上記側面板をかしめて上記弾性体同士を圧接させることを特徴とする保冷保温用箱体の組み立て方法を提供する。
本発明によれば、底面板の平面上に複数の側面板を配置する際に、隣接する側面板をかしめて弾性体同士を圧接させることで、少なくとも一方の弾性体が他方から弾性体から接触応力を受けて変形し、弾性体同士を密着させることができる。これにより、隣接する側面板間に生じる隙間から収容空間内の空気が漏れるのを、上記弾性体で遮ることができる。よって、上記の方法により、上記隙間からの収容空間内の空気の漏れを防ぐことができ、気密性の高い保冷保温用箱体を組み立てることができる。
本発明の保冷保温用箱体は、気密性が高く、収容空間内を所望の温度で良好に定温維持することができるという効果を奏する。
本発明の保冷保温用箱体の一例を示す概略斜視図および上面図である。 図1の分解斜視図である。 本発明の保冷保温用箱体における弾性体の機能を説明するための説明図である。 本発明の保冷保温用箱体における隣接する側面板の接触態様を説明する模式図である。 本発明の保冷保温用箱体における弾性体の配置位置を説明する模式図である。 本発明の保冷保温用箱体における断熱パネルの一例を示す概略断面図である。 本発明の保冷保温用箱体における隣接する側面板の配置態様の一例を示す模式図である。 本発明の保冷保温用箱体の組み立て方法の一例を示すフローチャートである。 本発明の保冷保温用箱体の組み立て方法における側面板配置工程を説明するための模式図である。
以下、本発明の保冷保温用箱体、およびその組み立て方法について詳細に説明する。
I.保冷保温用箱体
本発明の保冷保温用箱体は、天面板、底面板、および複数の側面板により収容空間を形成する筐体を有する保冷保温用箱体であって、少なくとも上記側面板が、上記収容空間側の表面上の、少なくとも他の上記側面板と接する辺の内側に沿って弾性体が配置された断熱パネルであり、隣接する上記側面板の上記弾性体同士が接触していることを特徴とするものである。
本発明の保冷保温用箱体について図を参照して説明する。図1(a)は本発明の保冷保温用箱体の一例を示す概略斜視図であり、図1(b)は図1(a)の天面板側から見た上面図である。図1(b)においては天面板の図示を省略する。また、図2は図1の分解斜視図である。
図1および図2で示すように、本発明の保冷保温用箱体10は、天面板1、底面板2、および複数の側面板3A〜3Dにより収容空間Sを形成する筐体を有する。少なくとも側面板3A〜3Dは、収容空間S側の表面上の、少なくとも他の側面板と接する辺の内側に沿って弾性体11A〜11Dが配置された断熱パネルであり、隣接する側面板(例えば、側面板3Aおよび3B)の弾性体(例えば、弾性体11Aおよび11B)同士が接触している。
図3は、本発明の保冷保温用箱体における弾性体の機能を説明するための説明図であり、保冷保温用箱体の上面図に相当する。
一般に、保冷保温用箱体、中でも組み立て式構造の保冷保温用箱体においては、通常、組み立て時や解体時の作業性や側面板同士の干渉性を考慮した設計がされるため、筐体を組み立てた際に、図3(a)に示すように、隣接する側面板3Aおよび3B間、すなわち側面板3Aおよび3Bにより形成される収容空間Sの角辺部Rにおいて隙間Qが生じる。そしてこの隙間Qから収容空間S内の空気Xが漏れてしまい、収容空間S内の気密性が保たれず定温に保持することができない。
これに対し、本発明によれば、図3(b)に示すように、隣接する側面板3Aおよび3Bは、収容空間S側の表面上の、少なくとも他の側面板と接する辺LおよびLの内側に沿って弾性体11Aおよび11Bが配置されており、側面板3Aおよび3Bにより形成される収容空間Sの角辺部Rにおいて、弾性体11Aおよび11B同士が接触している。このとき、弾性体11Aおよび11Bの接触部分では、通常、少なくとも一方の弾性体11Bが、他方の弾性体11Aから接触応力Pを受けて変形し、弾性体11Aおよび11B同士が密着する。そして、弾性体11Aおよび11B同士の接触により、側面板3Aおよび3B間に生じる隙間Qが塞がれ、隙間Qからの収容空間S内の空気Xの漏れを遮ることができる。
よって、本発明は、気密性の高い保冷保温用箱体とすることができ、収容空間内を所望の温度で良好に定温維持することが可能となる。
以下、本発明の保冷保温用箱体の各構成について説明する。
A.筐体
本発明における筐体は、天面板、底面板、および複数の側面板により収容空間を形成するものである。
1.側面板
本発明における側面板は、上記収容空間側の表面上の、少なくとも他の上記側面板と接する辺の内側に沿って弾性体が配置された断熱パネルである。
(1)弾性体
弾性体は、外部から力が加わることで変形可能であればよく、その圧縮弾性率については、適宜設定することができる。中でも、上記弾性体は、変形により隣接する側面板間の隙間を充填可能となる圧縮弾性率を示すことが好ましい。上記隙間が弾性体で充填されることで、収容空間の気密性がより高まるからである。
弾性体を構成する材料は、所望の物性を示すものであればよく、例えば、樹脂、ゴム、発泡体等が挙げられる。
樹脂としては、例えば、シリコン樹脂やオレフィン樹脂等の熱硬化性樹脂の硬化物、フッ素樹脂やポリアミド樹脂等の熱可塑性樹脂が挙げられる。
ゴムとしては、例えば、シリコンゴム、ネオプレンゴム、フッ素ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、天然ゴム等が挙げられる。
また、発泡体としては、例えば、ポリウレタン発泡体、ポリエステル発泡体、メラミン樹脂発泡体、フェノール樹脂発泡体、ポリエチレン発泡体、ポリプロピレン発泡体、ポリスチレン発泡体、天然ゴム発泡体、合成ゴム発泡体、エラストマー発泡体等が挙げられる。
これらの材料は、単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、弾性体は単層であってもよく、同一または異なる種類の弾性体を積層させたものであってもよい。
上記弾性体は、それ自体が所望の断熱性を示す断熱材であってもよく、内部に断熱材を含んでいてもよい。上記弾性体が、隣接する側面板間の隙間からの空気漏れを遮る機能の他に、断熱材としての機能を発揮することができ、収容空間の断熱性を高めることができるからである。
断熱材である弾性体としては、後述する断熱パネルと同程度の熱伝導率を示す弾性体が挙げられる。例えば、上述した発泡体は、断熱材である弾性体である。
また、内部に断熱材を含む弾性体としては、例えば、後述する断熱材の表面が上述の弾性体の材料で覆われた構造を有する複合体が挙げられる。中でも上記複合体の上記断熱材の表面を覆う上記弾性体が発泡体であることが好ましい。発泡体による断熱性能および内部に含まれる断熱材による断熱性能により、弾性体全体でより高い断熱性能を発揮することができるからである。
上記弾性体の厚さは、隣接する側面板の弾性体同士が接触可能であり、上記弾性体同士の接触により隣接する側面板間の隙間を塞ぐことが可能であれば特に限定されないが、隣接する側面板間の隙間の幅よりも大きいことが好ましい。
上記弾性体は、側面板の収容空間側の表面上の、少なくとも他の側面板と接する辺の内側に沿って配置されている。すなわち、上記弾性体は、側面板の収容空間側の表面の、隣接する上記側面板により形成される収容空間の角辺部の内側に沿って配置されている。
側面板の収容空間側の表面の辺が他の側面板と接するとは、上記辺が他の側面板の表面や外周辺と直接接する他、上記辺が隙間または弾性体を介して接する場合も含む。
また、弾性体が、収容空間側の表面の他の側面板と接する辺の内側に沿って配置されるとは、通常、弾性体が、上記辺の内側(すなわち、収容空間側)に沿って、上記辺の長さと等しい長さで配置されることをいう。
ここで、側面板の収容空間側の表面上の、少なくとも他の側面板と接する辺とは、側面板の収容空間側の表面上の収容空間の角辺部を形成する辺であり、上記辺は、隣接する2枚の側面板の接触態様に応じて特定することができる。
例えば、図4(a)で示すように、収容空間Sの角辺部Rが、隣接する2枚の側面板3Aおよび3Bの、一方の側面板3Aの収容空間S側の表面と他方の側面板3Bの側面との接触により形成される場合、側面板の収容空間側の表面上の、少なくとも他の側面板と接する辺とは、側面板3Aおよび3Bの収容空間S側の表面上に有する周縁部Dの面内側周縁辺L、Lをいう。また、図4(b)で示すように、収容空間Sの角辺部Rが、隣接する2枚の側面板3Cおよび3Dの、一方の側面板3Cの収容空間S側表面の外周辺と、他方の側面板3Dの収容空間S側表面の外周辺との接触により形成される場合、側面板の収容空間側の表面上の、少なくとも他の側面板と接する辺とは、側面板の収容空間側表面の外周辺L、Lをいう。
中でも、上記弾性体は、側面板の収容空間側の表面上の、周縁部の面内側周縁辺の内側に沿って配置されることは好ましい。側面板の周縁部にも弾性体が配置される場合、隣接する側面板間に生じる隙間が大きくなる場合があるからである。
上記周縁部の幅は、上記周縁部にて、隣接する側面板の側面が接触可能な幅であればよいが、側面板の厚さおよび弾性体の厚さより小さいことが好ましい。上記周縁部の幅が側面板の厚さや弾性体の厚さよりも大きいと、隣接する側面板の弾性体同士が接触できず、隣接する側面板間に生じる隙間からの空気漏れを遮ることができない場合があるからである。
上記弾性体は、図5(a)で例示するように、側面板3の収容空間側の表面上の、少なくとも他の側面板と接する辺L1、L2の内側に沿って配置されていればよいが、加えて、上記側面板の上記収容空間側の表面上に、上記底面板と接する辺の内側に沿って上記弾性体が配置されていてもよく、上記側面板の上記収容空間側の表面上に、上記天面板と接する辺の内側に沿って上記弾性体が配置されていてもよい。底面板や天面板にも弾性体が配置されている場合に、側面板と底面板または天面板との間に生じる隙間を弾性体同士の接触により塞ぐことができるからである。
中でも、上記弾性体は、側面板の収容空間側の表面上の、他の側面板、上記底面板、および上記天面板とそれぞれ接する各辺の内側に沿って上記弾性体が配置されていることが特に好ましい。具体的には、図5(b)で例示するように、側面板3の収容空間側の表面の、他の側面板、底面板および天面板とそれぞれ接する各辺L1〜L4の内側に沿って枠状に配置されていてもよい。また、図5(c)で例示するように、弾性体11が、側面板3の収容空間側の表面の、他の側面板、底面板および天面板とそれぞれ接する各辺L1〜L4に囲まれた領域内の全面に配置されていてもよい。
弾性体が断熱材である場合、上記弾性体は、上記側面板の収容空間側の表面の、他の側面板、底面板および天面板と接する各辺に囲まれた領域の全面に配置されることが好ましい。弾性体が示す断熱性能により側面板の断熱性能を向上させることができるからである。
上記弾性体は、接着剤や粘着剤、両面テープ等を用いて側面板に固定されていてもよく、ネジ留め等の治具で固定されていてもよい。
(2)断熱パネル
断熱パネルは、筐体の側面板として十分な強度や剛性を有することができ、所望の断熱性を示すものであればよく、断熱材単体から構成されていてもよく、一対の保護材および上記一対の保護材の間に配置された断熱材で構成されていてもよい。中でも、断熱パネルが高い剛性を示すことができることから、上記断熱パネルが、一対の保護材および上記一対の保護材の間に配置された断熱材で構成されていることが好ましい。
以下、断熱パネルを構成する断熱材および保護材について説明する。
(a)断熱材
断熱パネルに用いられる断熱材は、所望の断熱性を発揮するものであればよく、例えば、グラスウール、ロックウール、セルロースファイバー、インシュレーションボード等の繊維系断熱材、羊毛、炭化コルク等の天然素材系断熱材、押出法発泡ポリスチレン、ビーズ法ポリスチレン、硬質ウレタンフォーム、高発泡ポリエチレン、フェノールフォーム等の発泡プラスチック系断熱材、真空断熱材等を挙げることができる。
中でも、上記断熱材が真空断熱材であることが好ましい。すなわち、上記断熱パネルが、一対の保護材および上記一対の保護材の間に配置された真空断熱材で構成されていることが好ましい。真空断熱材は小さい板厚で高断熱性を発揮することができるため、収容空間の内容積が大きく、断熱性に優れた保冷保温用箱体とすることができるからである。
また、真空断熱材は、外傷等で亀裂やしわ、貫通が生じやすく、単独で用いると損傷しやすく、いったん真空断熱材の外装材が破壊されると内部真空度の低下により所望の断熱性が維持できなくなる。しかし、一対の保護材で真空断熱材が挟持されているため、上記真空断熱材の破損を防ぐことができ、長期にわたり高断熱性能を発揮することができるからである。
図6は、一対の保護材21と、一対の保護材21の間に配置された真空断熱材22と、を有する構造である断熱パネルの例を示している。
真空断熱材は、図6で示すように、芯材31および芯材31を被覆する外装材32を有する。真空断熱材は、上記芯材が上記外装材により封入され、上記外装材の内部が減圧密封されており、内部が高真空度を示す。
以下、真空断熱材の各構成について説明する。
(i)芯材
芯材としては、従来用に真空断熱材の芯材に用いられる材質が挙げられ、例えば、シリカ等の粉体、ウレタンポリマー等の発泡体、グラスウール等の繊維体等の多孔質体が挙げられる。上記多孔質体は空隙率が50%以上、中でも90%以上であることが好ましい。熱伝導率の低い芯材とすることができるからである。
また上記芯材は、外部から浸入する微量の水分やガス等を吸着するためのゲッター剤を含んでいても良い。ゲッター剤としては、例えばシリカ、アルミナ、ゼオライト、活性炭等の真空断熱材に使用される一般的な材料が挙げられる。
上記芯材の厚さは、所望の断熱効果を発揮できれば特に限定されず、例えば、減圧後の状態で1mm〜10mmの範囲内であることが好ましい。
(ii)外装材
外装材としては、熱溶着層およびガスバリア層を少なくとも有する積層体が用いられる。真空断熱材においては、上記外装材を構成する上記2層が、芯材側から上述の順で積層されている。外装材は、通常、可とう性があるフィルムまたはシートである。
<ガスバリア層>
上記ガスバリア層は、外部からの水、酸素、窒素等のガスの浸入を遮断する機能を有する。
上記ガスバリア層としては、金属箔、樹脂フィルムの片面に蒸着層が形成された蒸着フィルム等が挙げられる。
金属箔の金属材料としては、例えばアルミニウム、ニッケル、ステンレス、鉄、銅、チタニウム等が挙げられる。
また、蒸着フィルムにおける、樹脂フィルムに用いられる樹脂としては、ポリビニルアルコール樹脂(PVA)、ポリアミド樹脂(PA)、エチレンビニルアルコール共重合体樹脂(EVOH)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)等が挙げられる。蒸着層を構成する材料としては、金属、金属酸化物、金属窒化物、酸化珪素等の無機化合物等が挙げられる。
上記蒸着フィルムは、蒸着層上にガスバリア性塗布膜が形成されていてもよい。上記ガスバリア性塗布膜としては、例えば、PVA等の水溶性高分子および金属アルコキシドを含み、ゾルゲル法により重縮合したバリア性組成物により形成された塗布膜等が挙げられる。
上記ガスバリア層は、単層であってもよく、同一組成または異なる組成から成る層を積層させた多層であってもよい。ガスバリア層の厚さは、ガスバリア性を発揮可能であれば特に限定されず、例えば9μm〜100μm程度である。
上記ガスバリア層は、コロナ放電処理、火炎処理、プラズマ処理、オゾン処理等の表面処理が施されていてもよい。上記表面処理により、ガスバリア性能の向上や他の層との密着性の向上を図ることができるからである。
上記ガスバリア層のガスバリア性としては、酸素透過度が0.5cc・m−2・day−1以下、中でも0.1cc・m−2・day−1以下であることが好ましい。また、水蒸気透過度が0.2cc・m−2・day−1以下、中でも0.1cc・m−2・day−1以下であることが好ましい。上記酸素および水蒸気透過度を上述の範囲内とすることにより、真空断熱材の内部に浸入した水分やガス等を芯材まで浸入しにくくすることができる。
なお、酸素透過度は、JIS K7126Bに基づき、温度23℃、湿度90%RHの条件下において酸素透過度測定装置(米国モコン(MOCON)社製、オクストラン(OXTRAN))を用いて測定した値である。 また、水蒸気透過度は、温度40℃、湿度90%RHの条件で、水蒸気透過度測定装置(米国モコン(MOCON)社製、パ−マトラン(PERMATRAN))を用いて測定した値である。
<熱溶着層>
上記熱溶着層は、外装材で芯材を封入する際に、上記外装材の周縁を熱溶着させて封止する機能を有する。上記熱溶着層の材料としては、例えばポリエチレンや未延伸ポリプロピレン(CPP)等のポリオレフィン系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ウレタン樹脂等が挙げられる。
上記熱溶着層は、アンチブロッキング剤、滑剤、難燃化剤、有機充填剤等の他の材料を含んでいてもよい。
上記熱溶着層の融点は、使用環境下において貼り合せた面が剥離しない程度の接着力を有することが可能な温度であることが好ましい。上記融点は、例えば80℃〜300℃の範囲内、中でも100℃〜250℃の範囲内であることが好ましい。
<任意の層>
上記外装材は、保護層を有することが好ましい。上記保護層を有することで、熱溶着層およびガスバリア層を保護し、併せて真空断熱材の内部を保護することができるからである。保護層は、ガスバリア層に対し熱溶着層側とは反対側に配置することで、真空断熱材の最外層とすることができる。
上記保護層は、十分な強度を有し、耐熱性、防湿性、耐ピンホ−ル性、耐突き刺し性等に優れていることが好ましい。上記保護層の材料としては、例えば、ナイロン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、アクリル樹脂、セルロース樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合体等が挙げられる。
上記保護層はシート状でもよく、一軸延伸または二軸延伸されたフィルム状でもよい。また、上記保護層は、単層であってもよく同一材料から成る層または異なる材料から成る層が積層された積層体であってもよい。
上記保護層は、他の層との密着性を向上させるために、コロナ放電処理、火炎処理、プラズマ処理、オゾン処理等の表面処理が施されていてもよい。
上記保護層の厚さは、熱溶着層およびガスバリア層を保護することが可能であれば特に限定されず、例えば5μm〜80μm程度とすることができる。
また、上記外装材は、上述の保護層の他、アンカーコート層、耐ピンホール層、層間接着層等の任意の層を有していてもよい。層間接着層に用いられる接着剤としては、例えば、特開2010−284854号公報で開示されるラミネート用接着剤を用いることができる。
<その他>
上記外装材は、保護層やガスバリア層を複数有していてもよい。例えば、熱溶着層と保護層との間にガスバリア層を2層以上設けてもよく、ガスバリア層の上に保護層を2層以上設けてもよい。また、熱溶着層とガスバリア層との間に別の保護層が設けられてもよい。
上記外装材を構成する各層は、上述した層間接着層を介して積層されていてもよく、隣接する層同士が直接接着して積層されていてもよい。
上記外装材は、透明性を有していてもよく、有さなくてもよく、用途に応じて適宜設定することができる。外装材の透明性については、厳密な透過率で規定されず、用途等に応じて適宜決定することができる。
上記外装材のガスバリア性については、ガスバリア層のガスバリア性に因る。
(iii)その他
上記真空断熱材は、外装材および上記真空断熱材を挟持する保護材が透明である場合に、内部に検知剤を含んでいてもよい。検知剤の変化から内部の真空状態を確認できるからである。検知剤については、例えば特開2015−117801号公報に開示される酸素検知剤や水分検知剤等の気体検知剤、温度検知剤等を用いることができる。上記検知剤は真空断熱材の内部に分散されていてもよく、所望の位置に固定配置されていてもよい。
真空断熱材の内部真空度としては、所望の断熱性を発揮できればよく、例えば、5Pa以下であることが好ましい。真空断熱材内部の空気の対流を遮断し、断熱性能を向上させることができるからである。
真空断熱材の熱伝導率(初期熱伝導率)は、例えば25℃環境下で15mW・m−1・K−1以下、中でも10mW・m−1・K−1以下、特に5mW・m−1・K−1以下であることが好ましい。真空断熱材が熱を外部に伝導しにくくなり、高い断熱効果を奏することができるからである。なお、熱伝導率は、JIS A1412−3に従い熱伝導率測定装置オートラムダ(英弘精機製 HC−074)を用いた熱流計法により測定された値である。
(b)保護材
保護材は、断熱材を外部衝撃から保護することができ、断熱パネルに所望の剛性を付与することが可能なものであれば特に制限されず、例えば、合板、鋼板、発泡材、樹脂板、エンボス樹脂シート、板紙等が挙げられる。本発明の保冷保温用箱体を物流過程で用いる場合、物流上、重量や体積が低減されることで輸送コストを軽減できる観点から、上記保護材としては、樹脂板が好ましい。樹脂板は、樹脂から形成されたものであれば特に限定されない。
上記保護材として具体的には、養生材、プラスチックダンボール、あるいはその複合材等が挙げられる。
保護材の厚さは、断熱パネルに所望の剛性を付与することが可能な厚さであればよく、断熱パネルの厚さが所望の大きさとなる範囲内で適宜設定することができる。
保護材は、透明であってもよく、不透明であってもよい。また、一対の保護材は、同一の材質であってもよく、異なる材質であってもよい。
(c)その他
上記断熱パネルにおいて、断熱材と一対の保護材とは、接着剤層、粘着剤層、両面テープ等を介して接着されていてもよく、図6に示すように、断熱材(図6では、真空断熱材22)と一対の保護材21との間に充填された充填材23を介して接着されていてもよい。上記充填材は、接着性を示すものが好ましく、例えば、発泡ウレタン、硬質ウレタンフォーム等の従来公知の充填材を用いることができる。
断熱パネルの熱伝導率は、所望の断熱性を示すことができれば特に限定されず、使用する断熱材にもよるが、例えば100mW/(m・K)以下、中でも50mW/(m・K)以下、特に25mmW/(m・K)以下であることが好ましい。断熱パネルの熱伝導率は、上述の真空断熱材の熱伝導率と同様の測定方法により測定することができる。
また、断熱パネルの比熱は、所望の断熱性を示すことができれば特に限定されず、使用する断熱材にもよるが、例えば、0.5kJ/(g・K)〜2.0kJ/(g・K)程度であり、なかでも0.8kJ/(g・K)〜1.5kJ/(g・K)の範囲内、特に1.0kJ/(g・K)〜1.4kJ/(g・K)の範囲内であることが好ましい。
断熱パネルの厚さは、所望の断熱性を有することが可能であれば特に限定されず、保冷保温用箱体の用途やサイズ、収容空間の内容積、使用する断熱材等に応じて適宜設定することができる。
断熱パネルの大きさは、所望の断熱性を有することができれば特に限定されず、保冷保温用箱体の用途やサイズ、収容空間の内容積等に応じて適宜設定することができる。
断熱パネルの平面(平板)形状は、例えば、正方形や長方形等、筐体の形状に応じて適宜選択することができる。
本発明の保冷保温用箱体が組み立て式構造を有する場合、側面板の底面板や天面板と接する面には、上記底面板や天面板の収容空間側の表面に設けられた溝部に嵌め込み固定するためのフレームや凸部を有していてもよい。
2.底面板
底面板は、複数の側面板を起立して配置することが可能なものであれば特に限定されない。上記底面板としては、例えば、金属板、木材板、樹脂板、断熱パネル等が挙げられる。中でも、上記底面板が上述の「1.側面板 (2)断熱パネル」の項で説明した断熱パネルであることが好ましい。側面板のみに断熱パネルを用いた場合よりも、保冷保温用箱体の定温保持機能を高めることができるからである。
底面板に用いられる断熱パネルは、側面板に用いられる断熱パネルと同一であってもよく異なってもよいが、中でも一対の保護材および上記一対の保護材の間に配置された真空断熱材で構成されていることが好ましい。その理由については、上述の「1.側面板」の項で説明した理由と同様である。
上記底面板の上記収容空間側の表面上には、複数の上記側面板と接する辺の内側に沿って上記弾性体が配置されていることが好ましい。底面板および複数の側面板がそれぞれ弾性体を備え、上記側面板および上記底面板により形成される収容空間の各角辺部にて弾性体同士が接触するため、各角辺部に生じる隙間を上記弾性体により塞ぐことができ、上記収容空間の気密性を高めることができるからである。
上記底面板の上記収容空間側の表面上の、上記側面板と接する辺の位置については、上述の「1.側面板 (1)弾性体」の項で説明した内容と同様であるため、ここでの説明は省略する。中でも、上記弾性体は、底面板の収容空間側の表面上の、周縁部の面内側周縁辺の内側に沿って配置されることは好ましい。
上記底面板における上記弾性体の配置位置は、複数の側面板のそれぞれの弾性体と接触可能な位置であればよく、適宜設定することができ、例えば、上述の「1.側面板 (1)弾性体」の項で説明した図5(b)〜(c)に示す配置位置と同様とすることができる。
中でも、本発明においては、上記底面板が、上記収容空間側の表面上の複数の上記側面板と接する辺の内側に沿って弾性体が配置された断熱パネルであり、上記底面板の上記弾性体と複数の上記側面板の上記弾性体とが接触していることが好ましい。底面板を断熱パネルにすることによる上述の効果と、底面板に弾性体を配置することによる上述の効果との両方の効果を奏することが可能となり、高気密性および断熱性に優れた保冷保温用箱体トすることができるからである。
底面板に用いられる断熱パネルおよび弾性体の詳細は、上述の「1.側面板」の項で説明した断熱パネルおよび弾性体の詳細と同様とすることができる。
本発明の保冷保温用箱体が組み立て式構造を有する場合、底面板の収容空間側の表面には、側面板を嵌め込み固定するための溝部を有していてもよい。底面板の上記溝部において複数の側面板を嵌め込むことで、側面板を起立させることができるからである。
また、本発明の保冷保温用箱体を物流過程で用いる場合、上記底面板は、側面にフォークリフト等の荷役用フォークを差し込むための開口部を有していてもよい。上記保冷保温用箱体の移動を容易に行うことができるからである。
3.天面板
天面板は、複数の側面板を介して底面板と対向して配置することが可能なものであれば特に限定されない。上記天面板としては、例えば、金属板、木材板、樹脂板、断熱パネル等が挙げられる。中でも、上記天面板が、上述の「1.側面板 (2)断熱パネル」の項で説明した断熱パネルであることが好ましい。その理由については、上述の「2.底面板」の項で述べた理由と同様である。
天面板に用いられる断熱パネルは、側面板や天面板に用いられる断熱パネルと同じであってもよく異なってもよいが、中でも一対の保護材および上記一対の保護材の間に配置された真空断熱材で構成されていることが好ましい。その理由については、上述の「1.側面板」の項で説明した理由と同様である。
上記天面板の上記収容空間側の表面上には、複数の上記側面板と接する辺の内側に沿って上記弾性体が配置されていることが好ましい。天面板および複数の側面板がそれぞれ弾性体を備え、上記側面板および上記天面板により形成される収容空間の各角辺部にて弾性体同士が接触するため、各角辺部に生じる隙間を上記弾性体により塞ぐことができ、上記収容空間の気密性を高めることができるからである。
上記天面板の上記収容空間側の表面上の、上記側面板と接する辺の位置については、上述の「1.側面板 (1)弾性体」の項で説明した内容と同様であるため、ここでの説明は省略する。中でも、上記弾性体は、天面板の収容空間側の表面上の、周縁部の面内側周縁辺の内側に沿って配置されることは好ましい。
上記天面板における上記弾性体の配置位置は、複数の側面板のそれぞれの弾性体と接触可能な位置であればよく、適宜設定することができ、例えば、上述の「1.側面板 (1)弾性体」の項で説明した図5(b)〜(c)に示す配置位置と同様とすることができる。
中でも、本発明においては、上記天面板が、上記収容空間側の表面上の複数の上記側面板と接する辺の内側に沿って弾性体が配置された断熱パネルであり、上記天面板の上記弾性体と複数の上記側面板の上記弾性体とが接触していることが好ましい。その理由については、上述の「2.底面板」の項で説明した理由と同様であるため、ここでの説明は省略する。
天面板における断熱パネルおよび弾性体の詳細は、上述の「1.側面板」の項で説明した断熱パネルおよび弾性体の詳細と同様とすることができる。
本発明の保冷保温用箱体が組み立て式構造を有する場合、天面板の収容空間側の表面には、側面板を嵌め込み固定するための溝部を有していてもよい。天面板の上記溝部において複数の側面板を嵌め込むことで、上記天面板を保冷保温用箱体の蓋部とすることができるからである。
4.その他
筐体は、本発明の保冷保温用箱体に要求される所望の内容積の収容空間を形成することが可能な形状であればよい。筐体により形成される収容空間の形状としては、例えば、立方体、直方体等の四角柱、三角柱、その他角柱等の立体形状が挙げられる。中でも、直方体が好ましい。保冷保温用箱体として汎用性の高い形状であるからである。
天面板および底面板の平面(板面)形状は、所望の形状の収容空間を形成可能であればよく、適宜設定することができる。
また、側面板の平面(板面)形状としては、例えば、正方形、長方形等の四角形が挙げられる。複数の側面板は、上述の収容空間の形状に応じて全てが同一形状であってもよく、異なる形状であってもよい。上記筐体における側面板の数は、収容空間の形状に応じて適宜設定されるが、少なくとも3枚以上である。
本発明においては、隣接する上記側面板の上記弾性体同士が接触していればよいが、中でも複数の上記側面板の上記収容空間側の表面上には、上記底面板と接する辺の内側に沿って上記弾性体が配置されており、上記底面板の上記収容空間側の表面上には、複数の上記側面板と接する辺の内側に沿って上記弾性体が配置されており、上記底面板の上記弾性体と複数の上記側面板の上記弾性体とが接触していることが好ましい。また、本発明においては、複数の上記側面板の上記収容空間側の表面上には、上記天面板と接する辺の内側に沿って上記弾性体が配置されており、上記天面板の上記収容空間側の表面上には、複数の上記側面板と接する辺の内側に沿って上記弾性体が配置されており、上記天面板の上記弾性体と複数の上記側面板の上記弾性体とが接触していることが好ましい。
さらに本発明においては、複数の上記側面板の上記収容空間側の表面上には、上記底面板および上記天面板とそれぞれ接する辺の内側に沿って上記弾性体が配置されており、上記底面板および上記天面板の上記収容空間側の表面上には、複数の上記側面板と接する辺の内側に沿って上記弾性体が配置されており、上記底面板および上記天面板の上記弾性体と複数の上記側面板の上記弾性体とが接触していることが好ましい。
底面板および天面板と複数の側面板との間に生じる隙間から収容空間内の空気が漏れるのを、上記弾性体で遮ることができ、保冷保温用箱体の気密性をより高めることができるからである。
本発明の保冷保温用箱体は、上記側面板が、上記収容空間側の表面上の、他の上記側面板、上記底面板および上記天面板とそれぞれ接する各辺の内側に沿って弾性体が配置された断熱パネルであり、上記底面板および上記天面板が、上記収容空間側の表面上の複数の上記側面板と接する辺の内側に沿って弾性体が配置された断熱パネルであり、隣接する上記側面板の上記弾性体同士、上記底面板の上記弾性体および複数の上記側面板の上記弾性体、ならびに、上記天面板の上記弾性体および複数の上記側面板の上記弾性体が、それぞれ接触していることが特に好ましい。
複数の側面板、天面板、および底面板が全て断熱パネルであるため、収容空間にて高断熱性能を示すことができる。また、複数の側面板、天面板、および底面板がそれぞれ弾性体を有しており、収容空間の各角辺部にて弾性体同士が接触するため、各角辺部に生じる隙間を上記弾性体により塞ぐことができ、上記収容空間の気密性を高めることができる。これにより高気密性および収容空間内での定温維持性に優れた保冷保温用箱体とすることができるからである。
B.その他
本発明の保冷保温用箱体は、隣接する上記側面板の上記弾性体同士が接触している。ここで、「隣接する上記側面板の上記弾性体同士が接触している」とは、少なくとも一方の弾性体が、他方の弾性体から応力を受けて変形して接触していることをいう。具体的には、図7で例示するように、弾性体11Bの、弾性体11Aとの接触部分における厚さT’が、非接触部分における厚さTよりも小さくなっていることをいう。
本発明の保冷保温用箱体は、図7で例示するように、隣接する側面板3Aおよび3Bをかしめる固定部4を有していてもよい。隣接する側面板を固定部でかしめることで、常時、弾性体に接触応力が加わり弾性体同士を密着させることができる。これにより、隣接する側面板間に生じる隙間を弾性体で長期間塞ぐことができ、収容空間の高気密性の経時保持性を高めることができるからである。
固定部としては、筐体を組み立てる際に一般的に用いられる汎用部材を用いることができ、例えば、隣接する側面板の接触部分である筐体の角辺部の一部、若しくは全体に配置されるコーナー金具等の金具、筐体の外周を括るベルト、筐体の外側に嵌め込む外枠や外箱等が挙げられる。
天面板や底面板が弾性体を有する場合は、天面板や底面板と側面板とをかしめるために、同様の固定部を有することが好ましい。
本発明の保冷保温用箱体は、筐体の組み立ておよび解体が可能な組み立て式構造を有していてもよい。本発明の保冷保温用箱体を物流過程で用いる場合に、収容物を収容するときは筐体を組み立てて用い、収容物を収容しないときは筐体を解体することで、保冷保温用箱体の配置・保管スペースを調整することができるからである。また、本発明の保冷保温用箱体が組み立て式構造を有することで、収容物の非収容時に持ち運びが容易になるからである。
上記組み立て式構造としては、例えば、天面板、底面板、および側面板が全て外れる構造(以下、第1例とする。)が挙げられる。また、上記組み立て式構造としては、複数の側面板が折り畳み機構を有して連結しており、上記天面板および底面板が上記複数の側面板から外れる構造(以下、第2例とする。)が挙げられる。さらに、上記組み立て式構造としては、天面板が複数の側面板から取外し可能であるか、若しくは、上記天面板が1面の上記側面板に回動可能に接続されており、複数の上記側面板と底面板とは回動可能に接続されており且つ上記底面板の平板面上に複数の上記側面板の平板面が重なるようにして折り畳み可能な構造(以下、第3例とする。)が挙げられる。
中でも、本発明の保冷保温用箱体は、複数の側面板に弾性体が配置されていることから、第2例の組み立て式構造を有する場合に、以下の利点を奏することができる。
すなわち、第2例の組み立て式構造によれば、複数の側面板を折り畳む際に、各側面板に配置された弾性体が干渉し合うことで、側面板同士が直接干渉することによる損傷を防ぐことができる。また、複数の側面板が連結されていることから、組み立て時に隣接する側面板が自然にかしめられ、弾性体同士を密着させることができ、隣接する側面板間に生じる隙間を弾性体で塞ぐことができる。
本発明の保冷保温用箱体は、天面板、もしくは複数の側面板のうち少なくとも1箇所が着脱可能に配置されていることで、収容空間に収容物を出し入れするための蓋とすることができる。
C.用途
本発明の保冷保温用箱体は、常設用途、組み立ておよび解体を伴う仮設用途の何れの用途においても用いることができる。具体的な用途としては、建築物、自動車、電車、船舶、飛行機、電化製品、物流関連の保温保冷手段、あるいはコンテナ、保温保冷庫、保温保冷機能を備えた搬送用パレット等が挙げられる。また、仮設住宅等の建築用途として用いることも可能である。
II.保冷保温用箱体の組み立て方法
本発明の保冷保温用箱体の組み立て方法は、天面板、底面板、および複数の側面板により収容空間を形成する筐体を有する保冷保温用箱体の組み立て方法であって、上記側面板として、一方の平面上の少なくとも他の上記側面板と接する辺の内側に沿って、弾性体が配置された断熱パネルを用い、複数の上記側面板の上記弾性体の配置面を向かい合わせて、上記底面板の平面上に起立して配置する側面板配置工程を少なくとも有し、上記側面板配置工程では、隣接する上記側面板をかしめて上記弾性体同士を圧接させることを特徴とする方法である。
図8は、本発明の保冷保温用箱体の組み立て方法の一例を示すフローチャートであり、図9は側面板配置工程を説明するための模式図である。本発明の保冷保温用箱体の組み立て方法は、まず、図9(a)で示すように、側面板3A〜3Dとして、一方の平面上の、少なくとも他の側面板と接する辺の内側に、弾性体11A〜11Dが配置された断熱パネルを用い、複数の側面板3A〜3Dの弾性体11A〜11Dの配置面を向かい合わせて、底面板2の平面上に起立して配置する(図8のステップS1、側面板配置工程)。このとき、図9(b)で示すように、隣接する側面板(例えば、側面板3Aおよび3B)をかしめて、弾性体(例えば、弾性体11Aおよび11B)同士を圧接させる。図9(b)中の矢印Fは、側面板をかしめる方向を示す。
次に、図示しないが、底面板と対向するように、複数の上記側面板を介して上記天面板を配置して(図8のステップS2、天面板配置工程)、保冷保温用箱体の組み立てが完了する。
本発明によれば、底面板の平面上に複数の側面板を配置する際に、隣接する側面板をかしめて弾性体同士を圧接させることで、少なくとも一方の弾性体が他方から弾性体から接触応力を受けて変形し、弾性体同士を密着させることができる。これにより、隣接する側面板間に生じる隙間から収容空間内の空気が漏れるのを、上記弾性体で遮ることができる。よって、上記の方法により、上記隙間からの収容空間内の空気の漏れを防ぐことができ、気密性の高い保冷保温用箱体を組み立てることができる。
A.側面板配置工程
本工程は、上記側面板として、一方の平面上の少なくとも他の上記側面板と接する辺の内側に沿って、弾性体が配置された断熱パネルを用い、複数の上記側面板の上記弾性体の配置面を向かい合わせて、上記底面板の平面上に起立して配置する工程である。また、本工程では、隣接する上記側面板をかしめて上記弾性体同士を圧接させることを特徴とする。
本工程において用いられる底面板および側面板、ならびに、上記側面板に用いられる断熱パネルおよびそれに配置される弾性体については、上述の「I.保冷保温用箱体」の項で説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。
上記底面板の平面上に複数の上記側面板を起立して配置する方法は、上記底面板に対して上記側面板を固定可能な方法であれば特に限定されない。例えば、ネジ留め等の治具を用いて固定する方法、上記底面板に形成された溝部と複数の上記側面板に形成された凸部やフレームとを嵌合させる方法を用いることができる。
また、上記底面板の一方の平面上に弾性体が配置されている場合は、上記底面板の上記弾性体が配置された平面上に複数の上記側面板を起立して、上記底面板と複数の上記側面板とをかしめて上記底面板の弾性体と複数の上記側面板の弾性体とを圧接させることが好ましい。底面板と複数の側面板との間に生じる隙間を上記弾性体により塞ぐことができるからである。
上記底面板と複数の側面板とをかしめる方法としては、例えば、上述の「I.保冷保温用箱体 B.その他」の項で説明した固定部を用いる方法等が挙げられる。
隣接する上記側面板をかしめる方法は、上記弾性体同士を圧接させることが可能な方法であれば特に限定されず、例えば、隣接する上記側面板の接触面に対して、手動により各側面板を押圧する方法、複数の上記側面板の外周をベルトで囲み締める等の固定部を用いて押圧する方法が挙げられる。上記固定部は、上述の「I.保冷保温用箱体 B.その他」の項で説明したものを用いることができる。
隣接する上記側面板の上記弾性体同士を圧接させる際の応力は、少なくとも一方の側面板の弾性体が他方の側面板の弾性体との接触により変形する大きさであればよく、適宜設定することができる。
B.その他の工程
本発明の組み立て方法は、通常、上述の側面板配置工程の後に、上記底面板と対向するように、複数の上記側面板を介して上記天面板を配置する天面板配置工程を有する。
天面板配置工程において用いられる天面板については、上述の「I.保冷保温用箱体」の項で説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。
複数の上記側面板を介して上記天面板を配置する方法は、複数の側面板により形成された開口を塞ぎ、収容空間を密閉することが可能な方法であればよい。例えば、ネジ留め等の、治具を用いて固定する方法、上記天面板に形成された溝部と複数の上記側面板に形成された凸部やフレームとを嵌合させる方法等を用いることができる。
天面板の一方の平面上に弾性体が配置されている場合は、上記天面板の上記弾性体が配置された面を上記底面板と向かい合うようにして配置し、上記天面板と複数の上記側面板とをかしめて上記天面板の弾性体と複数の上記側面板の弾性体とを圧接させることが好ましい。天面板と複数の側面板との間に生じる隙間を上記弾性体により塞ぐことができるからである。
上記天面板と上記側面板とをかしめる方法や、上記弾性体同士を圧接させる際の応力等は、「A.側面板配置工程」の項で説明した内容と同様であるため、ここでの説明は省略する。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
1 … 天面板
2 … 底面板
3、3A、3B、3C、3D … 側面板
10 … 保冷保温用箱体
11、11A、11B、11C、11D … 弾性体
S … 収容空間

Claims (5)

  1. 天面板、底面板、および複数の側面板により収容空間を形成する筐体を有する保冷保温用箱体であって、
    少なくとも前記側面板が、前記収容空間側の表面上の、少なくとも他の前記側面板と接する辺の内側に沿って弾性体が配置された断熱パネルであり、
    隣接する前記側面板の前記弾性体同士が接触していること特徴とする保冷保温用箱体。
  2. 複数の前記側面板の前記収容空間側の表面上には、前記底面板と接する辺の内側に沿って前記弾性体が配置されており、
    前記底面板の前記収容空間側の表面上には、複数の前記側面板と接する辺の内側に沿って前記弾性体が配置されており、
    前記底面板の前記弾性体と複数の前記側面板の前記弾性体とが接触していることを特徴とする請求項1に記載の保冷保温用箱体。
  3. 複数の前記側面板の前記収容空間側の表面上には、前記天面板と接する辺の内側に沿って前記弾性体が配置されており、
    前記天面板の前記収容空間側の表面上には、複数の前記側面板と接する辺の内側に沿って前記弾性体が配置されており、
    前記天面板の前記弾性体と複数の前記側面板の前記弾性体とが接触していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の保冷保温用箱体。
  4. 前記断熱パネルが、一対の保護材および前記一対の保護材の間に配置された真空断熱材で構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の保冷保温用箱体。
  5. 天面板、底面板、および複数の側面板により収容空間を形成する筐体を有する保冷保温用箱体の組み立て方法であって、
    前記側面板として、一方の平面上の少なくとも他の前記側面板と接する辺の内側に沿って弾性体が配置された断熱パネルを用い、複数の前記側面板の前記弾性体の配置面を向かい合わせて、前記底面板の平面上に起立して配置する側面板配置工程を少なくとも有し、
    前記側面板配置工程では、隣接する前記側面板をかしめて前記弾性体同士を圧接させることを特徴とする保冷保温用箱体の組み立て方法。
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