JP2012035699A - タイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】排水性能を維持ないしは向上させつつ、低μ路面での制動・駆動性能を向上させた、トレッド幅方向に対して傾斜した複数の傾斜主溝と、傾斜主溝によって区画されたブロックとを備えたタイヤを提供する。
【解決手段】本発明に係るタイヤは、トレッド部1において、タイヤ径方向から視てトレッド幅方向に対して傾斜し、タイヤ周方向に複数並べて配置された傾斜主溝100と、傾斜主溝100に挟まれ、傾斜主溝100に沿って延びる傾斜陸部200と、傾斜陸部200に形成され、傾斜陸部200を挟むそれぞれの傾斜主溝100に開口し、傾斜陸部200を分断する複数の分断細溝300とを備え、傾斜陸部200は、分断細溝300によって、三角形状又は/及び四角形状の複数のブロックが並ぶように分断され、タイヤ径方向から視て、トレッド幅方向に対する分断細溝300の傾斜角度が複数となるように、分断細溝300は複数形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、排水性能を維持ないしは向上させつつ、低μ路面での制動・駆動性能を向上させた、トレッド幅方向に対して傾斜した複数の傾斜主溝と、傾斜主溝によって区画されたブロックとを備えたタイヤに関する。
従来、ウエット路面での排水性能と、氷上路面や雪上路面といった低μ路面での制動・駆動性能(以下、低μ路性能と適宜略す)とを両立させることを目的とした空気入りタイヤが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような空気入りタイヤは、トレッド幅方向に対して傾斜した複数の傾斜主溝と、傾斜主溝によって区画されたブロックとを有する。ブロックを大きくすることによって、路面との接地面積及びブロック剛性を確保し、低μ路性能を向上させていた。また、ブロックに多数のサイプを形成することによって、エッジ効果を高めつつ、ブロックにおける排水性を向上させていた。
特開2001−322406号公報
上述した空気入りタイヤでは、ブロックに多数のサイプを形成するため、ブロックの剛性が低下していた。このため、路面との接地時にブロックの一部が倒れ込んでしまい、接地面積を確保するために設けられたブロックの大きさに見合った低μ路性能は得られていなかった。
また、接地面積を確保するために、ブロックの大きさを大きくしているため、ブロックの中央域において、水膜を効率よく除去することができなかった。これにより、空気入りタイヤと路面との接地性が低下するため、低μ路面での制動・駆動性能に改善の余地が残されていた。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、排水性能を維持ないしは向上させつつ、低μ路面での制動・駆動性能を向上させた、トレッド幅方向に対して傾斜した複数の傾斜主溝と、傾斜主溝によって区画されたブロックとを備えたタイヤを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。本発明の特徴は、トレッド部(例えば、トレッド部1)において、タイヤ径方向から視てトレッド幅方向に対して傾斜し、タイヤ周方向に複数並べて配置された傾斜主溝(傾斜主溝100)と、前記傾斜主溝に挟まれ、前記傾斜主溝に沿って延びる傾斜陸部(傾斜陸部200)と、前記傾斜陸部に形成され、前記傾斜陸部を挟むそれぞれの前記傾斜主溝に開口し、前記傾斜陸部を分断する複数の分断細溝(分断細溝300)とを備え、前記傾斜陸部は、前記分断細溝によって、三角形状又は/及び四角形状の複数のブロック(例えば、201)が並ぶように分断され、前記タイヤ径方向から視て、前記トレッド幅方向に対する前記分断細溝の傾斜角度(第1分断溝角度α、第2分断溝角度β)が複数となるように、前記分断細溝は複数形成されることを要旨とする。
本発明の特徴によれば、傾斜陸部は、傾斜主溝と分断細溝とによって、複数のブロックに分断される。このため、従来の排水性能と低μ路性能の向上を目的とした空気入りタイヤに比べて、小さなブロックが複数形成される。従って、大きなブロックに多数のサイプを形成しなくても、ブロックエッジを増加させることができ、低μ路面性能を向上させることができる。
ブロックが大きい場合は、一つのブロックの中において、接地圧が部分によって異なることもあるが、ブロックを小さくすることによって、一つのブロックの中において、接地圧は、均等になる。このため、ブロックの接地性は向上し、路面とブロックとの表面摩擦効果によって、低μ路面性能を向上させることができる。
傾斜陸部を、辺の数が多い多角形状に分断すると、傾斜陸部にブロックを密集して配置することができないこともある。例えば、六角形状のブロックであれば、ブロックを密集して配置することも可能だが、傾斜主溝と接する傾斜陸部の側面に沿ってブロックがきれいに並ばないため、その分のブロックの接地面積が減少する。本発明に係るタイヤであれば、傾斜陸部を、辺の数が少ない三角形状又は/及び四角形状が並ぶように分断するため、傾斜陸部の側面に沿ってブロックをきれいに並べられ、傾斜陸部にブロックを密集して配置することができる。このため、大きなブロックと同等の接地面積を確保できる。従って、低μ路面性能を向上させることができる。
分断細溝の傾斜角度が複数となるように、分断細溝は複数形成される。分断細溝の傾斜角度を複数とすることにより、傾斜陸部を構成するブロックは、角度の異なるエッジを有するため、低μ路面でのコーナリング性能を向上させることができる。
本発明に係るタイヤは、複数の傾斜主溝を備えるため、排水性能を維持できる。加えて、傾斜陸部の中央域と路面との間の水膜は、分断細溝によって除去される。これによって、排水性能を維持ないしは向上させるとともに、低μ路面での制動・駆動性能を向上させることができる。
本発明の他の特徴は、前記三角形状のブロック及び前記四角形状のブロックの路面と接する面の面積は、100mm以上、250mm以下であることを要旨とする。
本発明の他の特徴は、前記タイヤ径方向から視て、前記トレッド幅方向に対する前記傾斜主溝の傾斜角度(傾斜角度θ)は、15度以上75度以下であることを要旨とする。
本発明の他の特徴は、前記タイヤは、前記タイヤ周方向に沿って延びる周方向主溝(周方向主溝150)を備えることを要旨とする。
本発明の他の特徴は、前記傾斜主溝は、屈曲して延び、前記トレッド幅方向に対する前記傾斜主溝の傾斜角度が部分的に変わることを要旨とする。
本発明の他の特徴は、前記分断細溝は、少なくとも部分的に前記分断細溝が形成された前記傾斜陸部が接地したときに閉じることが可能なサイプであることを要旨とする。
本発明の他の特徴は、前記タイヤは、前記トレッド幅方向外側に配置される複数の傾斜溝(外側傾斜溝130)と、前記外側傾斜溝に前記タイヤ周方向に挟まれ、前記外側傾斜溝に沿って延びる外側陸部(外側陸部250)とを備え、前記傾斜主溝は、前記外側傾斜溝よりも前記トレッド幅方向内側に形成され、前記タイヤ径方向から視て、前記トレッド幅方向に対する前記外側傾斜溝の傾斜角度(外側溝角度φ)は、前記トレッド幅方向に対する前記傾斜主溝の傾斜角度よりも小さいことを要旨とする。
本発明の他の特徴は、前記傾斜陸部には、45度よりも大きい前記分断細溝の傾斜角度となる前記分断細溝と、45度よりも小さい前記分断細溝の傾斜角度となる前記分断細溝とが形成されることを要旨とする。
本発明の他の特徴は、前記傾斜主溝は、タイヤ赤道線(タイヤ赤道線CL)を基準として、一方のトレッド幅方向外側に配置される第1傾斜主溝(第1傾斜主溝100a)と、他方のトレッド幅方向外側に配置される第2傾斜主溝(第2傾斜主溝100b)とを有し、前記トレッド幅方向内側における前記第1傾斜主溝の端部(第1傾斜主溝端部105a)と、前記トレッド幅方向内側における前記第2傾斜主溝の端部(第2傾斜主溝端部105b)との間には、前記タイヤ赤道線上に形成され、前記タイヤ赤道線に沿って延びる陸部(周方向陸部230)、又は前記ブロック(ブロック206)が配置されることを要旨とする。
本発明によれば、排水性能を維持ないしは向上させつつ、低μ路面での制動・駆動性能を向上させた、トレッド幅方向に対して傾斜した複数の傾斜主溝と、傾斜主溝によって区画されたブロックとを備えたタイヤを提供できる。
図1は、本実施形態に係るタイヤのトレッド展開図である。 図2は、図1における部分拡大図である。 図3は、本実施形態の変形例に係るタイヤのトレッド展開図である。 図4は、図3における部分拡大図である。 図5は、本実施形態の変形例に係るタイヤのトレッド展開図である。 図6は、図5における部分拡大図である。 図7は、比較例に係るタイヤのトレッド展開図である。
本発明に係るタイヤの一例について、図面を参照しながら説明する。具体的には、(1)トレッド部1の概略構成、(2)トレッド部1の変形例、(3)その他実施形態、(4)比較評価、(5)作用効果、について説明する。
以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。図面は模式的なのものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることを留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(1)トレッド部1の構成
本実施形態に係るタイヤのトレッド部1の構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係るタイヤのトレッド展開図である。図2は、図1における部分拡大図である。
図1及び図2に示されるように、本実施形態に係るタイヤは、トレッド部1において、傾斜主溝100、外側傾斜溝130、周方向主溝150、傾斜陸部200、外側陸部250、分断細溝300及び周方向陸部230を備える。本実施形態に係るタイヤは、トレッド幅方向に対して傾斜した複数の傾斜主溝100と、傾斜主溝100によって区画されたブロックとを備える。
傾斜主溝100は、タイヤ径方向から視てトレッド幅方向に対して傾斜する。傾斜主溝100は、タイヤ周方向に複数並べて配置されている。傾斜主溝100は、トレッド中央域Tcに配置される。図1において、傾斜主溝100は、タイヤ赤道線CLを基準として、一方のトレッド幅方向外側である右側トレッド部TRに配置される第1傾斜主溝100aと、他方のトレッド幅方向外側である左側トレッド部TLに配置される第2傾斜主溝100bとを有する。傾斜主溝100は、傾斜方向KCに沿って延びる。傾斜主溝100は、直線状に延びる。傾斜主溝100は、一の傾斜主溝100(傾斜陸部200の上側の傾斜主溝100にある上側傾斜主溝101)と、一の傾斜主溝100にタイヤ周方向に隣接して傾斜陸部200を挟む他の傾斜主溝100(傾斜陸部200の下側の傾斜主溝100である下側傾斜主溝102)とを有する。
図1及び図2に示されるように、トレッド幅方向内側における第1傾斜主溝100aの端部である第1傾斜主溝端部105aのトレッド幅方向内側には、周方向陸部230が配置される。トレッド幅方向内側における第2傾斜主溝100bの端部である第2傾斜主溝端部105bのトレッド幅方向内側には、周方向陸部230が配置される。すなわち、第1傾斜主溝端部105aと第2傾斜主溝端部105bとの間には、周方向陸部230が配置される。すなわち、第1傾斜主溝端部105aは、第2傾斜主溝100bと連結していない。第2傾斜主溝端部105bは、第1傾斜主溝100aと連結していない。トレッド幅方向外側における第1傾斜主溝100a及び第2傾斜主溝100bの端部は、周方向主溝150に開口している。また、トレッド幅方向外側における第1傾斜主溝100a及び第2傾斜主溝100bの端部は、周方向主溝150を挟んで外側傾斜溝130のトレッド幅方向内側の端部と連通している。
外側傾斜溝130は、トレッド幅方向外側のトレッド端部域Tsに複数配置される。外側傾斜溝130は、傾斜主溝100よりもトレッド幅方向外側に形成される。すなわち、傾斜主溝100は、外側傾斜溝130よりもトレッド幅方向内側に形成される。外側傾斜溝130は、トレッド幅方向に延びる。図1に示すように、外側傾斜溝130は、タイヤ径方向から視てトレッド幅方向に対して傾斜しても良い。外側傾斜溝130は、傾斜方向KSに沿って延びる。
周方向主溝150は、タイヤ周方向に沿って延びる。周方向主溝150は、トレッド中央域Tcとトレッド端部域Tsとの境界に配置されている。すなわち、周方向主溝150は、トレッド幅方向において、傾斜主溝100と外側傾斜溝130との間に配置されている。周方向主溝150は、右側トレッド部TRと左側トレッド部TLとにそれぞれ1本配置されている。
傾斜陸部200は、傾斜主溝100に挟まれる。具体的には、傾斜陸部200は、タイヤ周方向において、傾斜主溝100に挟まれる。傾斜陸部200は、傾斜主溝100に沿って延びる。傾斜陸部200は、分断細溝300によって、複数のブロックに分断される。具体的には、傾斜陸部200は、分断細溝300によって、三角形状の複数のブロックが並ぶように分断される。従って、傾斜陸部200は、複数のブロックによって構成される。
外側陸部250は、外側傾斜溝130に挟まれる。具体的には、外側陸部250は、タイヤ周方向において、外側傾斜溝130に挟まれる。外側陸部250は、外側傾斜溝130に沿って延びる。外側陸部250には、傾斜方向KSに沿ったサイプが形成される。また、外側陸部250には、タイヤ周方向に延びるサイプが形成される。
分断細溝300は、傾斜陸部200に複数形成される。具体的には、分断細溝300は複数の第1分断細溝320と複数の第2分断細溝340とからなる。タイヤ径方向から視て、トレッド幅方向に対する第1分断細溝320の傾斜角度を第1分断溝角度αとする。タイヤ径方向から視て、トレッド幅方向に対する第2分断細溝340の傾斜角度を第2分断溝角度βとする。第1分断溝角度αは、第2分断溝角度βよりも小さい角度である。第1分断溝角度αと第2分断溝角度βとは、異なる角度である。従って、分断細溝300は、トレッド幅方向に対する分断細溝300の傾斜角度が複数となるように、形成される。第1分断溝角度αは、45度よりも小さい。第2分断溝角度βは、45度よりも大きい。従って、傾斜陸部200には、45度よりも大きい第2分断溝角度βとなる第2分断細溝340と、45度よりも小さい第1分断溝角度αとなる第1分断細溝320とが形成される。
分断細溝300は、傾斜陸部200を分断する。具体的には、第1分断細溝320と第2分断細溝340とが、傾斜陸部200を分断する。第1分断細溝320と第2分断細溝340とは、傾斜方向KCにおいて、交互に形成される。
図2に示されるように、分断細溝300は、上側傾斜主溝101及び下側傾斜主溝102に開口する。第1分断細溝320の端部は、隣接する第2分断細溝340と同じ位置に開口している。第1分断細溝320の一の端部は、トレッド幅方向外側に位置する第2分断細溝340の端部と同じ位置に開口し、第1分断細溝320の他の端部は、トレッド幅方向内側に位置する第2分断細溝340の端部と同じ位置に開口する。第2分断細溝340についても同様である。従って、図1及び図2に示されるように、分断細溝300は、ジグザグ状に形成されている。
図1及び図2に示されるように、傾斜陸部200は、ブロック201、ブロック202、・・・、ブロック206によって構成される。ブロック201、・・・、ブロック206は、タイヤ径方向から視て、三角形状のブロックである。ここで、三角形状とは、厳密な三角形状でないものも含まれる。例えば、三角形状の頂点となる角が丸みを帯びていても良い。また、辺が湾曲しているのも三角形状に含まれる。なお、三角形の頂点の角度は、偏摩耗を防ぐために、30度以上にするのが好ましい。
三角形状のブロックであるブロック201からブロック206は、傾斜方向KCに沿って並んでいる。ブロック202、ブロック204、ブロック206は、同一形状である。また、ブロック202、ブロック204、ブロック206は、トレッド幅方向に対するエッジの角度が同一となっている。ブロック203及びブロック205は、同一形状である。また、ブロック203及びブロック205は、トレッド幅方向に対するエッジの角度が同一となっている。すなわち、ブロックは1つおきに同一形状であり、かつトレッド幅方向に対するエッジの角度が同一となる。
ブロック201は、傾斜主溝100と周方向主溝150と第1分断細溝320とに囲まれる。ブロック202、・・・ブロック206は、傾斜主溝100と第1分断細溝320と第2分断細溝340とに囲まれる。すなわち、トレッド幅方向最も外側に位置するブロックを除いて、傾斜陸部200を構成するブロックは、傾斜主溝100と第1分断細溝320と第2分断細溝340とにのみ囲まれる。ブロック201、・・・、ブロック206の路面と接する面の面積は、それぞれ100mm以上、250mm以下である。
周方向陸部230は、タイヤ赤道線CL上に形成される。周方向陸部230は、タイヤ赤道線CL線に沿って延びる。周方向陸部230には、複数のサイプ235が形成される。サイプ235は、3本のサイプ235aと3本のサイプ235bとからなる。各サイプ235aは、それぞれ平行に形成される。各サイプ235bは、それぞれ平行に形成される。サイプ235aとサイプ235bとは、タイヤ周方向に交互に形成される。サイプ235aとサイプ235bとのトレッド幅方向に対する傾斜角度は、互いに異なっている。サイプ235aは、右側トレッド部TRに位置するブロックに形成されたサイプ270と同一の傾斜角度である。サイプ235bは、左側トレッド部TLに位置するブロックに形成されたサイプ270と同一の傾斜角度である。
傾斜陸部200を構成するブロックには、サイプ270が形成される。具体的には、ブロック201には、3本のサイプ270が形成される。ブロック202からブロック206には、2本のサイプ270が形成される。従って、トレッド幅方向最も外側に位置するブロックを除いて、傾斜陸部200を構成するブロックには、2本のサイプが形成される。
タイヤ径方向から視て、トレッド幅方向に対する傾斜主溝100の傾斜角度θは、15度以上、75度以下が好ましい。また、タイヤ径方向から視て、トレッド幅方向に対する外側傾斜溝130の外側溝角度φは、傾斜角度θよりも小さい方が好ましい。
タイヤ径方向から視て、溝の延びる方向に対して垂直な幅を溝幅とすると、傾斜主溝100、外側傾斜溝130及び周方向主溝150の溝幅は、分断細溝300よりも大きい。本明細書において、サイプとは、サイプが形成されたブロックが接地したときに閉じることが可能な溝幅であるものを指す。従って、サイプ270は、傾斜陸部200が接地したときに閉じることが可能である。本実施形態において、分断細溝300の溝幅は、サイプ270の溝幅よりも大きい。サイプ235についても同様に、周方向陸部230が接地したときに閉じることが可能である。分断細溝300の溝幅は、サイプ235の溝幅よりも大きい。サイプの溝幅は、1.5mm以下である。ただし、TBRタイヤといった大型のバスやトラックに用いられるタイヤにおいては、サイプの溝幅は、1.5mm以上であっても良い。
(2)トレッド部1の変形例
本実施形態に係るタイヤの変形例について、図3から図6を参照しながら説明する。以下の説明において、上記実施形態に係るタイヤと同様の部分は、適宜省略する。図3は、本実施形態の変形例に係るタイヤのトレッド展開図である。図4は、図3における部分拡大図である。図5は、本実施形態の変形例に係るタイヤのトレッド展開図である。図6は、図5における部分拡大図である。
(2.1)変形例1(トレッド部2)
図3及び図4に示されるように、傾斜陸部200は、ブロック201、ブロック202、・・・、ブロック206によって構成される。ブロック201は、三角形状のブロックである。ブロック202、ブロック203、・・・、ブロック205は、四角形状のブロックである。具体的には、ブロック202、ブロック203、・・・、ブロック205は、台形状のブロックである。従って、三角形状のブロック201と四角形状のブロック202、・・・、ブロック205とが並んでいる。傾斜陸部200は、分断細溝300によって、三角形状及び四角形状の複数のブロックが並ぶように分断される。
ブロック202とブロック204とは、同一形状である。また、ブロック202とブロック204とは、トレッド幅方向に対するエッジの角度が同一となっている。ブロック203とブロック205とは、同一形状である。ブロック203とブロック205とは、トレッド幅方向に対するエッジの角度が同一となっている。すなわち、ブロックは1つおきに同一形状であり、かつトレッド幅方向に対するエッジの角度が同一となる。ブロック202からブロック205の路面と接する面の面積は、それぞれ100mm以上、250mm以下である。
図3及び図4に示されるように、第1傾斜主溝端部105aのトレッド幅方向内側には、ブロック206が配置される。第2傾斜主溝端部105bのトレッド幅方向内側には、ブロック206が配置される。すなわち、第1傾斜主溝端部105aと第2傾斜主溝端部105bとの間には、ブロック206が配置される。
ブロック201とブロック206とには、サイプ270が3本形成される。ブロック202、ブロック203、・・・ブロック205には、サイプ270が2本形成される。従って、傾斜陸部200において、トレッド幅方向両端側に配置されるブロックを除いて、ブロックには、サイプ270が2本形成される。
(2.2)変形例2(トレッド部3)
図5に示されるように、傾斜主溝100は、屈曲して延びる。傾斜主溝100は、トレッド幅方向に対する傾斜主溝100の傾斜角度が部分的に変わる。すなわち、傾斜主溝100は、傾斜角度θ1と傾斜角度θ2とを有するように、屈曲している。トレッド幅方向内側からトレッド幅方向外側に向かうにつれ、傾斜主溝100は、傾斜角度θ1となるように延び、傾斜主溝100は、途中で傾斜角度θ2となるように延び、再び、傾斜主溝100は、傾斜角度θ1となるように延びる。従って、傾斜主溝100は、ステップ形状(段差)を有するように延びている。なお、タイヤ径方向から視て、トレッド幅方向に対する外側傾斜溝130の外側溝角度φは、傾斜角度θ1よりも小さい方が好ましい。
(3)その他実施形態
本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。本発明はここでは記載していない様々な実施形態を含む。
例えば、本実施形態において、傾斜主溝100は、直線状であったが、必ずしもこれに限られない。傾斜主溝100は、曲線状であっても良い。傾斜主溝100が直線状である場合は、排水性能が向上するのに対し、傾斜主溝100が曲線状である場合は、コーナリング時の排水性能が向上する。なお、この場合の傾斜主溝100の曲率は、目標性能に応じて適宜調整することが好ましい。
また、本実施形態又は本変形例において、三角形状のブロックが傾斜方向KCに沿って並んでいたり、四角形状のブロックが傾斜方向KCに沿って並んでいたりしたが、必ずしもこれに限られない。三角形状のブロックと四角形状のブロックとが混在して傾斜方向KCに沿って並んでいても良い。例えば、三角形状のブロックと四角形状のブロックとが交互に並んでいても良い。
また、分断細溝300は、第1分断溝角度α及び第2分断溝角度βという2つの角度を有するように形成されたが、必ずしもこれに限られない。すなわち、分断細溝300は、さらに別の角度を幽するように、形成されても良い。
また、分断細溝300の溝幅は、サイプ235の溝幅よりも大きかったが、必ずしもこれに限られない。分断細溝300は、分断細溝300が形成された傾斜陸部200が接地したときに閉じることが可能なサイプであっても良い。また、分断細溝300は、部分的にサイプであっても良い。従って、例えば、第1分断細溝320は細溝であり、第2分断細溝340はサイプであっても良い。第2分断細溝340は細溝であり、第1分断細溝320はサイプであっても良い。また、1本の分断細溝300が部分的にサイプであっても良い。すなわち、1本の第1分断細溝320において、溝幅が変化しても良い。同様に、1本の第2分断細溝340において、溝幅が変化しても良い。
本発明に係るタイヤは、空気入りタイヤであっても良いし、ゴムが充填されたタイヤであっても良い。また、アルゴン等の希ガスが入れられた空気以外の気体入りタイヤであっても良い。
(4)比較評価
本発明に係るタイヤの効果を確かめるために、表1に示される実施例に係るタイヤ及び図7に示されるトレッド部を備えた比較例に係るタイヤを用いて、評価を行った。実施例1に係るタイヤは、図1に示されるトレッド部1を備えたタイヤである。実施例2に係るタイヤは、図3に示されるトレッド部2を備えたタイヤである。
なお、実施例1において、ブロックの面積は、ブロック202、ブロック203、・・・、ブロック206の路面と接する面の面積である。実施例2において、ブロックの面積は、ブロック202、ブロック203、・・・、ブロック205の路面と接する面の面積である。実施例2において、第1分断溝角度は、「−」の符号は、逆方向(反時計回り)であることを示す。
Figure 2012035699
上記タイヤを用いて、雪上ブレーキ性、雪上コーナリング性、ウエットブレーキ性、ハイプレ性、ドライ操縦性を評価した。比較例に係るタイヤを基準(100)として、実施例に係るタイヤを評価した。いずれのタイヤも、タイヤサイズ:225/45R17、リムサイズ:7.5J×17、で試験を行った。雪上ブレーキ性は、圧雪路面のテストコースで40km/hからフル制動したときの制動距離を計測して求めた。雪上コーナリング性は、圧雪路面のテストコースでのコーナリング性をフィーリングによって求めた。ウエットブレーキ性は、水深2mmのウエット路面での時速60km/hからフル制動したときの制動距離を計測して求めた。ハイプレ性は、水深5mmのウエット路面を直線走行した際のハイプレ現象が発生する限界速度を計測して求めた。ドライ操縦性は、アスファルト乾燥路のテストコースにおける制動製、発進性、直進性、コーナリング性を総合評価して求めた。いずれの測定も数値が高い方が、性能が良いことを示す。結果を表2に示す。
Figure 2012035699
表2に示されるように、いずれの実施例に係るタイヤにおいても、低μ路面での制動・駆動性能が比較例に係るタイヤと比べて、向上していることが分かった。また、実施例に係るタイヤは、WETブレーキ性及びハイプレ性も比較例に係るタイヤと比べると、向上しているため、少なくとも排水性が向上していることが分かった。さらに、ドライ操縦性も向上していることから、低μ路だけでなく、通常の路面においての操縦性も向上していることが分かった。
(5)作用効果
本発明に係るタイヤよれば、傾斜陸部200は、傾斜主溝100と分断細溝300とによって、複数のブロックに分断される。このため、従来の排水性能と低μ路性能の向上を目的とした空気入りタイヤに比べて、小さなブロックが複数形成される。従って、大きなブロックに多数のサイプを形成しなくても、ブロックエッジを増加させることができ、低μ路面性能を向上させることができる。
ブロックが大きい場合は、一つのブロックの中において、接地圧が部分によって異なることもあるが、ブロックを小さくすることによって、一つのブロックの中において、接地圧は、均等になる。このため、ブロックの接地性は向上し、路面とブロックとの表面摩擦効果によって、低μ路面性能を向上させることができる。
傾斜陸部200を、辺の数が多い多角形状に分断すると、傾斜陸部200にブロックを密集して配置することができないこともある。例えば、六角形状のブロックであれば、ブロックを密集して配置することも可能だが、傾斜主溝と接する傾斜陸部の側面に沿ってブロックがきれいに並ばないため、その分のブロックの接地面積が減少する。本発明に係るタイヤでよれば、傾斜陸部200を、辺の数が少ない三角形状又は四角形状に分断するため、傾斜陸部200の側面に沿ってブロックをきれいに並べられ、傾斜陸部200にブロックを密集して配置することができる。このため、大きなブロックと同等の接地面積を確保できる。従って、低μ路面性能を向上させることができる。
本発明に係るタイヤよれば、複数の傾斜角度である第1分断溝角度αと第2分断溝角度βと有するように、第1分断細溝320と第2分断細溝340とが形成される。これによって、傾斜陸部200を構成するブロックは、角度の異なるエッジを有するため、低μ路面でのコーナリング性能を向上させることができる。
本発明に係るタイヤよれば、複数の傾斜主溝100を備えるため、排水性能を維持できる。加えて、傾斜陸部200の中央域と路面との間の水膜は、分断細溝300によって除去される。これによって、排水性能を維持するないしは向上させるとともに、低μ路面での制動・駆動性能を向上させることができる。
本発明に係るタイヤよれば、本実施形態において、ブロック201、・・・、ブロック206の路面と接する面の面積は、それぞれ100mm以上、250mm以下である。また、本変形例1において、ブロック202からブロック205の路面と接する面の面積は、それぞれ100mm以上、250mm以下である。ブロックの面積を100mm以上とすることによって、ブロックの剛性が向上するため、乾燥路、WET路面での操縦性が向上する。ブロックの面積を250mm以下とすることによって、従来の空気入りタイヤに比べて、小さなブロックを複数形成することができる。これによって、ブロックの接地性は向上し、路面とブロックとの表面摩擦効果によって、低μ路面性能を向上させることができる。また、小さなブロックを形成することにより、大きなブロックと比べてエッジが増加する。
本発明に係るタイヤによれば、傾斜角度θは、15度以上75度以下である。傾斜角度θを15度以上にすることによって、傾斜主溝100は、タイヤ周方向成分が大きくなるため、傾斜主溝100に入った水分は、タイヤの回転によって、タイヤ周方向外側へ排出されやすくなる。従って、ウエット路面での排水性能を向上させることができる。傾斜角度θを75度以下にすることによって、雪上でのトラクション性能及びブレーキ性能に効果のある角度を有するエッジが増加する。従って、雪上でのトラクション性能及びブレーキ性能を向上させることができる。
本発明に係るタイヤによれば、タイヤは周方向主溝150を備える。これによって、排水性能を向上させることができる。また、周方向に延びるエッジを有するため、特にウエット路面でのコーナリング性能を向上させることができる。
本発明に係るタイヤによれば、傾斜主溝100は、屈曲して延び、傾斜角度θが部分的に変わる。すなわち、傾斜主溝100は、少なくとも傾斜角度θ1と傾斜角度θ2とを有するように、屈曲している。トレッド幅方向内側からトレッド幅方向外側に向かうにつれ、傾斜主溝100は、傾斜角度θ1となるように延び、傾斜主溝100は、途中で傾斜角度θ2となるように延び、再び、傾斜主溝100は、傾斜角度θ1となるように延びる。従って、傾斜主溝100は、ステップ形状を有するように延びている。これによって、傾斜陸部200は、複数の角度に傾斜したエッジを有することになり、コーナリング性能を向上させることができる。なお、傾斜主溝100は、複数のステップ形状を有するように、複数回屈曲していても良い。
本発明に係るタイヤよれば、分断細溝300は、少なくとも部分的に分断細溝300が形成された傾斜陸部200が接地したときに閉じることが可能なサイプである。これにより、少なくとも部分的に接地時にブロックが互いに支え合うため、ブロック剛性を高めることができる。その結果、ウエット操縦性能及びドライ操縦性能が向上する。なお、分断細溝300がサイプよりも溝幅の大きい細溝である場合は、傾斜陸部200の中央域での排水性能は、より向上する。その結果、低μ路性能は向上する。
本発明に係るタイヤによれば、タイヤは外側傾斜溝130と外側陸部250を備え、傾斜主溝100は、外側傾斜溝130よりもトレッド幅方向内側に形成され、外側傾斜溝130の外側溝角度φは、傾斜角度θよりも小さい。これによって、外側陸部250のエッジは、傾斜陸部200のエッジと比較して、タイヤ周方向に垂直に近づく。このため、ブロックの剛性が向上するため、ドライ操縦性能及びウエット操縦性能が向上するとともに、耐偏摩耗性が向上する。
本発明に係るタイヤよれば、傾斜陸部200には、45度よりも大きい第2分断溝角度βとなる第2分断細溝340と、45度よりも小さい第1分断溝角度αとなる第1分断細溝320とが形成される。第2分断溝角度βが45度よりも大きい第2分断細溝340の場合、第2分断細溝340は、トレッド幅方向よりもタイヤ周方向に延びる。このため、第2分断細溝340は、特に排水性能の向上に寄与する。一方、第1分断溝角度αが45度よりも小さい第1分断細溝320の場合、第1分断細溝320は、タイヤ周方向よりもトレッド幅方向に延びる。このため、第1分断細溝320に接するブロックのエッジは、トレッド幅方向成分が多くなる。このため、特に、直進時のエッジ効果が向上し、低μ路面でのトラクション性能が向上する。
本発明に係るタイヤよれば、第1傾斜主溝100aと、第2傾斜主溝100bとを有し、第1傾斜主溝端部105aと第2傾斜主溝端部105bとの間には、周方向陸部230又はブロック206が配置される。これによって、タイヤ赤道線CL中心部には、溝ではなく、ブロックが形成されるため、タイヤ赤道線CL中心部の剛性が向上する。その結果、ドライ操縦性能及びウエット操縦性能が向上する。
なお、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1,2,3…トレッド部、 100…傾斜主溝、 100a…第1傾斜主溝、 100b…第2傾斜主溝、 101…上側傾斜主溝、 102…下側傾斜主溝、 105a…第1傾斜主溝端部、 105b…第2傾斜主溝端部、 130…外側傾斜溝、 150…周方向主溝、 200…傾斜陸部、 201,202,203,204,205,206…ブロック、 230…周方向陸部、 235,235a,235b,270…サイプ、 250…外側陸部、 300…分断細溝、 320…第1分断細溝、 340…第2分断細溝

Claims (9)

  1. トレッド部において、
    タイヤ径方向から視てトレッド幅方向に対して傾斜し、タイヤ周方向に複数並べて配置された傾斜主溝と、
    前記傾斜主溝に挟まれ、前記傾斜主溝に沿って延びる傾斜陸部と、
    前記傾斜陸部に形成され、前記傾斜陸部を挟むそれぞれの前記傾斜主溝に開口し、前記傾斜陸部を分断する複数の分断細溝とを備え、
    前記傾斜陸部は、前記分断細溝によって、三角形状又は/及び四角形状の複数のブロックが並ぶように分断され、
    前記タイヤ径方向から視て、前記トレッド幅方向に対する前記分断細溝の傾斜角度が複数となるように、前記分断細溝は複数形成されるタイヤ。
  2. 前記三角形状のブロック及び前記四角形状のブロックの路面と接する面の面積は、100mm以上、250mm以下である請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記タイヤ径方向から視て、前記トレッド幅方向に対する前記傾斜主溝の傾斜角度(傾斜角度θ)は、15度以上75度以下である請求項1又は2に記載のタイヤ。
  4. 前記タイヤは、前記タイヤ周方向に沿って延びる周方向主溝を備える請求項1から3の何れか1項に記載のタイヤ。
  5. 前記傾斜主溝は、屈曲して延び、前記トレッド幅方向に対する前記傾斜主溝の傾斜角度が部分的に変わる請求項1から4の何れか1項に記載のタイヤ。
  6. 前記分断細溝は、少なくとも部分的に前記分断細溝が形成された前記傾斜陸部が接地したときに閉じることが可能なサイプである請求項1から5の何れか1項に記載のタイヤ。
  7. 前記タイヤは、前記トレッド幅方向外側に配置される複数の外側傾斜溝と、前記外側傾斜溝に前記タイヤ周方向に挟まれ、前記外側傾斜溝に沿って延びる外側陸部とを備え、
    前記傾斜主溝は、前記外側傾斜溝よりも前記トレッド幅方向内側に形成され、
    前記タイヤ径方向から視て、前記トレッド幅方向に対する前記外側傾斜溝の傾斜角度は、前記トレッド幅方向に対する前記傾斜主溝の傾斜角度よりも小さい請求項1から6の何れか1項に記載のタイヤ。
  8. 前記傾斜陸部には、45度よりも大きい前記分断細溝の傾斜角度となる前記分断細溝と、45度よりも小さい前記分断細溝の傾斜角度となる前記分断細溝とが形成される請求項1から7の何れか1項に記載のタイヤ。
  9. 前記傾斜主溝は、タイヤ赤道線を基準として、一方のトレッド幅方向外側に配置される第1傾斜主溝と、他方のトレッド幅方向外側に配置される第2傾斜主溝とを有し、
    前記トレッド幅方向内側における前記第1傾斜主溝の端部と、前記トレッド幅方向内側における前記第2傾斜主溝の端部との間には、前記タイヤ赤道線上に形成され、前記タイヤ赤道線に沿って延びる陸部、又は前記ブロックが配置される請求項1から8の何れか1項に記載のタイヤ。
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