JP7178254B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
前記トレッド部のトレッド面は、50度以上のゴム硬度を有し、
前記ブロックには、第1サイプと第2サイプとを含む複数のサイプをタイヤ周方向に間隔を空けて配列してなるサイプ群が形成されており、
前記第1サイプは、前記ブロックの外縁で開口する開口端部を有し、前記第1サイプの開口端部では前記第1サイプの中央部に比べて深さが小さく、
前記第2サイプは、前記ブロックの外縁で開口する開口端部を有し、前記第2サイプの開口端部では前記第2サイプの中央部に比べて深さが小さく、且つ前記第1サイプの開口端部に比べても深さが小さく、
タイヤ周方向における前記ブロックの両端部の各々に前記第2サイプが配置されており、
前記ブロックの両端部の各々に配置された前記第2サイプを除いて、前記サイプ群を構成する複数の前記サイプの中央部の深さが一律に設定されている。
前記センターブロックは、タイヤ赤道と重なる位置に設けられ、又は、前記タイヤ赤道と重なる位置に配置された溝に隣接して設けられ、
前記クォータブロックは、前記センターブロックと、タイヤ幅方向最外側に設けられたショルダーブロック又はショルダーリブとの間に設けられていると好ましい。上記構成を備えるサイプをセンターブロックに設けると、主に氷雪路面のトラクション性能の向上に寄与する。また、上記構成を備えるサイプをクォータブロックに備えると、主に氷雪路面の旋回時の操縦安定性能の向上に寄与する。
図1は、本発明に係る空気入りタイヤの一実施形態におけるトレッド部を示す展開図である。トレッド部100は、路面に接地するブロックを複数含む。ブロックは、第1溝と第2溝とによって区画されるか、第1溝と第2溝と接地端TEとによって区画される。第1溝に相当する傾斜溝1は、センター側からショルダー側に向かってタイヤ幅方向に対して傾斜し、かつ、緩やかな曲線で延びている。第2溝に相当する交差溝2は、複数の傾斜溝1に交差し、二つの傾斜溝1の間を接続する。傾斜溝1及び交差溝2は、それぞれタイヤ周方向に間隔を設けて繰り返し配置されている。
実施例2として、図4(b)に示した、ブロックの両端部の各々に配置された第2サイプの間には第1サイプのみが配置されたサイプ群を、センターブロックとクォータブロックとに設けたトレッド部を有する空気入りタイヤを評価した。トレッド面のゴム硬度は65度である。
実施例3として、図4(a)に示した、第1サイプと第2サイプとが交互に設けられたサイプ群を、センターブロックとクォータブロックとに設けたトレッド部を有する空気入りタイヤを評価した。トレッド面のゴム硬度は60度である。
実施例4として、図4(a)に示した、第1サイプと第2サイプとが交互に設けられたサイプ群を、センターブロックとクォータブロックとに設けたトレッド部を有する空気入りタイヤを評価した。トレッド面のゴム硬度は55度である。
比較例1として、サイプの延在方向に同じ深さのサイプを、タイヤ周方向に間隔を空けて配列したサイプ群を、センターブロックとクォータブロックとに設けたトレッド部を有する空気入りタイヤを評価した。トレッド面のゴム硬度は65度である。
比較例2として、図4(a)に示した、第1サイプと第2サイプとが交互に設けられたサイプ群を、センターブロックとクォータブロックとに設けたトレッド部を有する空気入りタイヤを評価した。トレッド面のゴム硬度は45度である。
各実施例と比較例の空気入りタイヤをテスト車両に取り付けて、雪上駆動性能、雪上操縦安定性能、ドライ操縦安定性能、及び耐ハイドロプレーニング性能を評価した。評価条件と評価項目の詳細を下記に示す。
タイヤサイズ:225/50R17
リム:17X7.5J
タイヤ内圧:220kPa
テスト車両:排気量1984ccの乗用車
タイヤを車両に装着して雪上路での加速試験を行い、停止状態から20m走行するまでの時間を計測した。評価結果は、計測値の逆数を用い、比較例1の結果を100とする指数で示した。この指数値が大きいほど雪上駆動性能が優れていることを意味する。
各タイヤをテスト車両に装着して圧雪路面にて、加速・制動・旋回・レーンチェンジをする走行を実施した。専門のドライバーにより相対的に評価し、比較例1の結果を100として指数で示した。この指数値が大きいほど雪上操縦安定性能が優れていることを意味する。
タイヤを車両に装着してアスファルト舗装された乾燥路面にて、加速・制動・旋回・レーンチェンジをする走行を実施した。専門のドライバーが相対的に評価し、比較例1の結果を100とする指数で示した。この指数値が大きいほど乾燥路面での操縦安定性が優れていることを意味する。
タイヤを車両に装着し、テスト車両の左右一方側のタイヤが10mmの水膜を有する濡れたアスファルト舗装路面上を通過し、他方側のタイヤが乾燥したアスファルト舗装路面上を通過するように走行した。前記一方側のタイヤと前記他方側のタイヤとのスリップ率の差が10%を越えた際の速度を測定した。結果は、比較例1の結果を100とする指数で示した。この指数値が大きいほど耐ハイドロプレーニング性能に優れる。
2…第2溝
4、5…センターブロック
6、7…クォータブロック
8、9…ショルダーブロック
51…第1サイプ
52、52’…第2サイプ
100…トレッド部
Claims (3)
- タイヤ幅方向に対して傾斜して互いに交差する第1溝と第2溝によって区画されたブロックを複数含むトレッド部を備える空気入りタイヤであって、
前記トレッド部のトレッド面は、50度以上のゴム硬度を有し、
前記ブロックには、複数の第1サイプと複数の第2サイプとを含む複数のサイプをタイヤ周方向に間隔を空けて配列してなり、前記第1サイプと前記第2サイプが交互に配置され、長さが不統一のサイプ群が形成されており、
前記第1サイプは、前記ブロックの外縁で開口する開口端部を有し、前記第1サイプの開口端部では前記第1サイプの中央部に比べて深さが小さく、
前記第2サイプは、前記ブロックの外縁で開口する開口端部を有し、前記第2サイプの開口端部では前記第2サイプの中央部に比べて深さが小さく、且つ前記第1サイプの開口端部に比べても深さが小さく、
タイヤ周方向における前記ブロックの両端部の各々に前記第2サイプが配置されており、
前記ブロックの両端部の各々に配置された前記第2サイプを除いて、前記サイプ群を構成する複数の前記サイプの中央部の深さが一律に設定されている、ことを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記ブロックは、センターブロック及びクォータブロックの一方、又は、両方のブロックに該当し、
前記センターブロックは、タイヤ赤道と重なる位置に設けられ、又は、前記タイヤ赤道と重なる位置に配置された溝に隣接して設けられ、
前記クォータブロックは、前記センターブロックと、タイヤ幅方向最外側に設けられたショルダーブロック又はショルダーリブとの間に設けられている、請求項1に記載の空気入りタイヤ。 - 前記空気入りタイヤは氷雪路用タイヤである、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
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JP2015212119A (ja) | 2014-05-02 | 2015-11-26 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
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