JP2012030662A - 警告報知装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】乗員に警告状態の解消を効果的に促す。
【解決手段】警告判定対象の警告が必要なときには(S120;YES)、その警告状態が継続される警告継続時間tに応じて警告メッセージを設定してディスプレイに表示する(S180,S210)。また、複数の警告状態が重なるときには(S170;YES)、複数の警告状態によって生じうる不具合のメッセージを警告表示内容に設定してディスプレイに表示する(S190,S210)。
【選択図】図2

Description

本発明は、警告報知装置およびプログラムに関し、詳しくは、所定の警告対象について警告の必要があるときにその警告を乗員に報知するための警告報知装置およびプログラムに関する。
従来、この種の警告報知装置としては、車内の乗員に警告を報知するときに、警告対象を連想させる警告灯を点灯すると共にその警告の内容説明や対処方法をディスプレイに表示するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、こうしたディスプレイへの表示によって乗員が警告について整備マニュアル本などで調べる手間を低減している。
特開2006−193138号公報
しかしながら、上述の装置では、警告によってはその警告状態を解消する必要性が軽視される場合がある。一般に、こうした警告は、即座に警告状態を解消できない運転状況の場合もあることを考慮し、警告状態を解消する判断が乗員に委ねられている。このため、報知されている警告を乗員が不具合の小さなものと判断した場合、警告状態を解消する必要性が軽視され、警告状態が継続されてしまう。こうした警告は、警告によっては警告状態が継続されると車両への負担や危険性が高まるものもあり、また、車両に複数の警告状態が生じている場合には、乗員にとって単独の警告状態のときには想定されない意図しない不具合が生じる可能性もある。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、乗員に警告状態の解消を効果的に促すことにある。
本発明の第1の観点に係る警告報知装置は、
乗り物に搭載されて所定の警告対象について警告の必要があるときに該警告を乗員に報知する警告報知装置であって、
前記所定の警告対象について警告の必要がある警告状態の継続時間を計時する計時手段と、
前記所定の警告対象についての警告メッセージが複数記憶された記憶手段と、
前記計時手段により計時された継続時間に応じて、前記記憶手段に記憶された複数の警告メッセージから1以上のメッセージを選択して乗員に報知する報知手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る警告報知装置は、
乗り物に搭載されて所定の警告対象について警告の必要があるときに該警告を乗員に報知する警告報知装置であって、
所定の複数の警告対象についてそれぞれ警告の必要があるときには、該所定の複数の警告対象について警告の必要がある状態が重なるために生じうる不具合をメッセージとして設定すると共に該設定したメッセージを乗員に報知することを特徴とする。
本発明の第3の観点に係るプログラムは、
所定の警告対象について警告の必要があるときに該警告の乗員への報知をコンピュータに行わせるプログラムであって、
前記所定の警告対象について警告の必要がある状態の継続時間を計時する計時処理と、
前記所定の警告対象について警告の必要があるときに、前記計時処理で計時した時間に応じて該所定の警告対象についての複数の警告メッセージから1以上の警告メッセージを選択して乗員に報知する報知処理と、
を行わせることを特徴とする。
本発明の第4の観点に係るプログラムは、
所定の警告対象について警告の必要があるときに該警告の乗員への報知をコンピュータに行わせるプログラムであって、
所定の複数の警告対象についてそれぞれ警告の必要があるときに、該所定の複数の警告対象について警告の必要がある状態が重なるために生じうる不具合をメッセージとして設定すると共に該設定したメッセージを乗員に報知するように、コンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明の警告報知装置によれば、乗員に警告状態の解消を効果的に促すことができる。
本発明の一実施形態に係る警告報知装置の構成の概略を示したブロック図である。 実施例のマイクロコンピュータによって実行される警告報知ルーチンの一例を示すフローチャートである。 報知時間設定用マップの一例を示す説明図である。 報知周期設定用マップの一例を示す説明図である。 ヘッドライトについて警告継続時間tが比較的短いときの警告表示内容の一例を示す説明図である。 ヘッドライトについて警告継続時間tが比較的長いときの警告表示内容の一例を示す説明図である。 シートベルトについての警告表示内容の一例を示す説明図である。 シートベルトについての警告表示内容の一例を示す説明図である。 シートベルトについての警告表示内容の一例を示す説明図である。 エンジンオイルの油圧不足についての警告表示内容の一例を示す説明図である。 エンジンオイルの油圧不足についての警告表示内容の一例を示す説明図である。 シートベルトとエアバック装置とが共に警告の必要性があるときの警告表示内容の一例を示す説明図である。 シートベルトとエアバック装置とが共に警告の必要性があるときの警告表示内容の一例を示す説明図である。
次に本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての警告報知装置10の構成の概略を示したブロック図である。実施例の警告報知装置10は、図示するように、車両の各種センサからの信号を入力して乗員への警告を設定するマイクロコンピュータ20と、警告内容を連想させるアイコンや警告メッセージを表示するディスプレイ30と、乗員に警告音を吹鳴する吹鳴ブザー40とを備える。
マイクロコンピュータ20は、CPU22を中心とし、乗員に警告を報知するための制御を司るコントロールユニットとして構成されており、CPU22の他に処理プログラムを記憶したりデータを一時的に記憶するメモリ24や、計時指令に応じて計時処理を実行するタイマ26、図示しない入出力ポートなどを備える。マイクロコンピュータ20には、車両に設けられた各種センサからの信号が入力ポートを介して入力され、警告を報知するための信号をディスプレイ30や吹鳴ブザー40に出力ポートを介して送信する。ここで、車両に設けられた各種センサからの信号としては、例えば、車速を検出する車速センサからの車速信号や、パーキングブレーキによるロックがされているか否かを示す信号、シートベルトが着用されているか否かを示す信号、エアバック装置が正常であるか否かを示す信号、ヘッドライトが点灯されているか否かを示す信号、イグニッション(IGN)スイッチがオン状態であるかオフ状態であるかを示す信号、ドアの開閉状態を示す信号、ガソリンタンク内のガソリン残量を示す信号、エンジンの異常を判定する図示しないダイアグノーシス装置からのエンジン異常信号などが挙げられる。こうしたセンサからの信号としては、乗員に警告を報知するのに必要な信号が入力されるものとすればよく、これらの信号の一部のみが入力されるものとしたり、これらの信号に加えて他の信号が入力されるものとしても構わない。
ディスプレイ30は、例えば薄膜トランジスタを用いた液晶ディスプレイなどとして構成され、少なくとも運転手がディスプレイ30を見られるように車内に配置される。ディスプレイ30は、マイクロコンピュータ20からの信号に応じて各種の警告対象を連想させるアイコンや警告メッセージを表示する。同様に、吹鳴ブザー40は、マイクロコンピュータ20からの信号に応じて車内の乗員に警告音を吹鳴する。
次に、こうして構成される実施例の警告報知装置10による警告の報知について説明する。図2は、実施例のマイクロコンピュータ20のCPU22が、メモリ24に記録されたプログラムに従って実行する警告報知ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、車両のシステムが起動されているときに繰り返し実行される。
警告報知ルーチンが実行されると、マイクロコンピュータ20のCPU22は、まず、警告を報知するか否かを判定する対象としての警告判定対象を選択すると共に(ステップS100)、選択した警告判定対象について警告の必要性を判定し(ステップS110)、警告判定対象の警告が必要ないときには(ステップS120;NO)、ディスプレイ30や吹鳴ブザー40を用いた警告報知をすることなく警告報知ルーチンを終了する。ここで、警告判定対象としては、例えば、パーキングブレーキやシートベルト,エアバック装置,ヘッドライト,ガソリンタンク内のガソリン残量,エンジンの異常などが挙げられ、予め定められた順番で順に選択されるものなどとすることができる。また、警告の必要性の判定としては、例えば、警告判定対象としてシートベルトが選択された場合、シートベルトが着用されているか否かを示す信号や車速信号を入力してシートベルトが着用されないまま車速が所定車速(例えば、数km/h)以上に至ったときに乗員に警告を報知する必要があると判定するものとし、警告判定対象としてヘッドライトが選択された場合、ヘッドライトが点灯しているか否かを示す信号やIGNスイッチがオン状態であるかオフ状態であるかを示す信号やドアの開閉状態を示す信号を入力し、エンジンが停止してドアが開けられた状態でヘッドライトが点灯したままのときに乗員に警告を報知する必要があると判定するものとし、警告判定対象としてエンジンの異常が選択された場合、図示しないダイアグノーシス装置からのエンジンの異常信号が予め定められた時間(例えば、数秒など)に亘って入力されたときに乗員に警告を報知する必要があると判定するものとすることができる。こうした警告判定対象や警告の必要性の判定については種々の方法を用いるものとすればよく、警告判定対象や警告の必要性の判定自体は、本発明の中核をなさないため、これ以上詳細な説明は省略する。
ステップS110で警告判定対象の警告が必要であると判定されたときには(ステップS120;YES)、その警告判定対象の警告を初めて行なうか否かを判定し(ステップS130)、警告を初めて行なうときには(ステップS130;YES)、タイマ24による警告継続時間tの計時を開始する(ステップS140)。即ち、前回このルーチンで警告判定対象の警告は必要でないと判定されると共に今回その警告判定対象の警告が必要であると判定されたときにタイマ24による計時処理を開始し、警告状態の継続時間である警告継続時間tを計時するのである。そして、次回に本ルーチンでこの警告判定対象の警告状態が解消されていなければ(ステップS120;YES,ステップS130;NO)、そのままタイマ24による警告継続時間tの計時が継続されてステップS150の処理へと進む。
続いて、警告の必要がある警告判定対象とその警告継続時間tとに基づいて警告機会を設定すると共に(ステップS150)、設定した警告機会に基づいて警告を報知するか否かを判定し(ステップS160)、警告を報知しないときには(ステップS160;NO)、そのまま本ルーチンを終了する。実施例では、警告判定対象の警告が必要なときには、乗員に煩わしさを感じさせず警告を報知すべく、周期的に所定の警告報知時間に亘って警告を報知するものとした。そして、実施例の警告報知装置10では、警告状態の継続時間である警告継続時間tが長くなるほど、乗員に警告の解消を効果的に促すべく、警告が報知される機会がより多くなるように警告機会を設定する。この警告機会の設定としては、警告報知時間と警告判定対象と警告継続時間tとの関係を予め定めた報知時間設定用マップをメモリ24に記憶しておき、警告判定対象と警告継続時間tとが与えられると記憶したマップから対応する警告報知時間を導出して設定するものとしたり、警告を報知する報知周期と警告判定対象と警告継続時間tとの関係を予め定めた報知周期設定用マップをメモリ24に記憶しておき、警告判定対象と警告継続時間tとが与えられると記憶したマップから対応する報知周期を導出して設定するものとしたりすることができる。図3に報知時間設定用マップの一例を示し、図4に報知周期設定用マップの一例を示す。このように警告継続時間tに基づいて警告機会を設定することにより、警告の報知を乗員が煩わしく感じるのを抑制することができると共に、一様の警告機会で警告が報知されるものに比して乗員に警告状態の解除を効果的に促すことができる。
そして、警告を報知するときには(ステップS160;YES)、現在ステップS100で選択されている警告判定対象に加えて所定の警告判定対象について警告が必要とされているか否かを判定し(ステップS170)、所定の警告判定対象について警告が必要でないときには(ステップS170;NO)、警告継続時間tに基づいて警告表示内容を設定する(ステップS180)。この場合の警告表示内容の設定は、警告判定対象とその警告継続時間tと警告表示内容との関係を予めテーブルとしてメモリ24に記憶しておき、警告判定対象と警告継続時間tとが与えられると記憶したテーブルから対応する警告表示内容を導出して設定するものとした。以下に具体例を示す。図5にヘッドライトについて警告継続時間tが比較的短いときの警告表示内容の一例を示し、図6にヘッドライトについて警告継続時間tが比較的長いときの警告表示内容の一例を示す。エンジンが停止し、ドアが開けられた状態でヘッドライトが点灯したままであり、乗員に警告が必要であると判定されたときには、初めに、図5に示すように、警告状態を連想させるアイコン32と警告状態を説明する説明文34とを警告表示内容に設定する。そして、ヘッドライトが消灯されることなく警告継続時間tが長くなったとき(例えば、予め定められた時間(数十秒など)を超えたとき)には、図6に示すように、説明文34に加えてヘッドライトが消灯されないことによってバッテリ上がりとなるおそれがあることを報知するメッセージ36を警告表示内容に設定する。
また、図7から図9に、シートベルトについての警告表示内容の一例を示す。シートベルトが着用されないまま車速が所定車速以上に至って乗員に警告が必要であると判定されたときには、初めに、図7に示すように、警告状態を連想させるアイコン32と警告状態を説明する説明文34とを警告表示内容に設定し、シートベルトが着用されないまま警告継続時間tが長くなると、続いて、図8に示すように、アイコン32や説明文34に加えて、法令(法律、命令、条例及び規則等)によってシートベルトの着用が義務づけられていることを報知するメッセージ36を警告表示内容に設定し、さらにシートベルトが着用されないまま警告継続時間tが長くなったときには、シートベルトが着用されないことによって生じうる乗員の被害を報知するメッセージ36を(図9の例では、事故時の被害が大きくなること)警告表示内容に設定する。
さらに、図10と図11に、エンジンの異常としてエンジンオイルの油圧が不足しているときの警告表示内容の一例を示す。図示しないダイアグノーシス装置からエンジンオイルの油圧が不足していると所定時間(例えば、数秒など)に亘って信号が入力されたときには、初めに、図10に示すように、警告状態を連想させるアイコン32や警告状態を説明する説明文34に加えて、エンジンオイルの油圧が不足することにより車両に生じうる損害を報知するメッセージ36(図10の例では、焼きつきなどエンジンの損傷の原因となること)を警告表示内容に設定し、エンジンオイルの油圧不足が解消されないまま警告継続時間tが長くなると、警告継続時間tが短いときに比して、車両に生じうる損害をより大きく報知するメッセージ36(エンジンが損傷して走行することができなくなるおそれがあること)を警告表示内容に設定する。このように警告継続時間tに応じて警告表示内容を設定することにより、一様に警告表示内容が設定されるものに比して警告状態の解消を効果的に促すことができる。
こうして警告表示内容を設定すると、続いて、警告継続時間tに基づいて警告音を設定し(ステップS200)、警告表示内容についてはディスプレイ30に送信すると共に警告音については吹鳴ブザー40に送信して(ステップS210)、警告報知ルーチンを終了する。警告表示内容を受信したディスプレイ30は、警告表示内容を表示し、警告音を受信した吹鳴ブザー40は、警告音を吹鳴する。ここで、警告音の設定としては、例えば、警告継続時間tが長いほど乗員が警告音をより顕著に感じられるように、音量を大きくするものとしたり、高音にするものとしたり、警告音が吹鳴される周期を短くするものとしたりすることができる。このように、警告継続時間tに基づいて警告音を設定して乗員に報知することにより、一様に警告音を設定して乗員に報知するものに比して警告状態の解除を効果的に促すことができる。
所定の組み合わせの複数の警告判定対象について警告が必要であり、現在選択されている警告判定対象に加えて所定の警告判定対象について警告が必要であると判定されるときには(ステップS170;YES)、警告状態が複数重なることによって生じうる不具合が報知されるよう警告表示内容に設定すると共に(ステップS190)、警告状態が単独のときと同様に警告音を設定し(ステップS200)、警告表示内容についてはディスプレイ30に送信すると共に警告音については吹鳴ブザー40に送信して(ステップS210)、警告報知ルーチンを終了する。終了後、再度、マイクロコンピュータ20によって、警告報知ルーチンが再開される。この場合の警告表示内容の設定は、警告状態にある複数の警告判定対象とその警告継続時間tと警告表示内容との関係を予めテーブルとしてメモリ24に記憶しておき、複数の警告判定対象と警告継続時間tとが与えられると記憶したテーブルから対応する警告表示内容を導出して設定するものとした。複数の警告状態が生じたときの一例として、図12および図13にシートベルトとエアバック装置とが共に警告の必要性があるときの警告表示内容の一例を示す。エアバック装置が停止して点検を受ける必要があると共にシートベルトが着用されずに車速が所定車速以上に至ったときには、図12に示すように、シートベルトとエアバック装置とのそれぞれの警告状態を連想させるアイコン32とそれぞれの警告状態を説明する説明文34とに加えて、シートベルトとエアバック装置とが共に警告状態であるために生じうる不具合のメッセージ36(図12の例では、交通事故が発生した場合に頭部を強打する可能性があること)を警告表示内容に設定し、さらにこの状態が継続されて警告継続時間tが長くなったときには、図13に示すように、メッセージ36を変更(図13の例では、交通事故が発生した場合に運転者が車外に投げ出される可能性があることに変更)して警告表示内容を設定する。このように、警告状態が複数重なるときには、複数の警告状態によって生じうる不具合を乗員に報知することにより、乗員に警告状態の解消を効果的に促すことができる。また、警告状態が単独のときと同様に、警告継続時間tに基づいて警告表示内容を設定することにより、一様に警告表示内容が設定されるものに比して乗員に警告状態の解消を効果的に促すことができる。
以上説明した実施例の警告報知装置10では、警告状態の継続時間に応じて、警告メッセージ(警告状態の内容を説明する説明文34やメッセージ36)を1以上選択して警告表示内容を設定するから、警告表示内容を警告状態の継続時間に応じて変化させることができ、一様に警告表示内容が設定されるものに比して警告状態の解消を効果的に促すことができ、警告状態が継続されるのを抑制することができる。また、警告状態が複数重なるときには、複数の警告状態によって生じうる不具合を示すメッセージ36を警告表示内容に設定して乗員に警告を報知するから、警告状態の解消を効果的に促すことができ、警告状態が継続されるのを抑制することができる。
実施例の警告報知装置10では、警告継続時間tに応じて警告表示内容を設定し、且つ、警告状態が複数重なったときには複数の警告状態によって生じうる不具合を警告表示内容に設定するものとしたが、いずれか片方のみを採用するものとしても構わない。即ち、警告状態が複数重なったときに、それぞれの警告状態について警告継続時間tに応じて警告メッセージをそれぞれに設定し、設定した警告メッセージをディスプレイ30に同時に表示したり順番に表示したりするものとしてもよい。また、複数の警告状態が重なることによって生じうる不具合を警告表示内容に設定するものであれば、警告継続時間tに拘わらず警告表示内容を設定するものとしても構わない。
実施例の警告報知装置10では、警告状態の説明文34に加えてメッセージ36を警告表示内容に設定するものとしたが、説明文34とメッセージ36とのうち一方を警告継続時間tに応じて警告表示内容に設定するものとしてもよい。また、実施例では、警告継続時間tに応じてメッセージ36を、警告状態が法令に違反することを示す内容から警告状態を理由に生じうる車両の損害または乗員の被害を示す内容に変更するものを説明したが、警告状態を理由に生じうる車両の損害または乗員の被害を示す内容から警告状態が法令に違反することを示す内容に変更するものとしてもよいし、警告継続時間tが長くなったときに双方を警告表示内容に設定するものとしてもよい。また、警告表示内容を、警告状態を説明するメッセージや、警告状態が法令に違反することを示すメッセージ、警告状態を理由に生じうる車両の損害または乗員の被害を示すメッセージなどに、警告継続時間tに応じて順々に変更して設定するものとしても構わない。これらの場合でも、乗員に警告状態の解消を効果的に促すことができる。
実施例の警告報知装置10では、警告継続時間tに基づいて警告機会を設定するものとしたが、警告継続時間tに拘わらず一定の周期毎(例えば、数十秒毎など)に所定時間(例えば、数秒など)に亘って警告表示内容がディスプレイ30に表示されるものとしても構わない。また、警告表示内容の少なくとも一部が継続してディスプレイ30に表示されるものとしても構わない。
実施例の警告報知装置10では、警告継続時間tに基づいて警告音を設定するものとしたが、警告継続時間tに拘わらず一定の周期毎(例えば、数十秒毎など)に所定時間(例えば、数秒など)に亘って警告音が吹鳴ブザー40から吹鳴されるものとしても構わない。また、警告報知装置10は、警告音を用いることなく乗員に警告を報知するものとしても構わない。
実施例の警告報知装置10では、警告報知装置10がディスプレイ30や吹鳴ブザー40を備えるものとして説明したが、車両に搭載されているディスプレイに対して警告表示内容を送信し乗員に警告を報知するものとしたり、車両に搭載されている音響システムなどに対して警告音を送信し乗員に警告を報知するものとしても構わない。また、実施例では、警告報知装置10を車両に適用して説明したが、警告報知装置は、船舶や飛行機など、車両以外の他の乗り物に適用するものとしてもよい。なお、上記プログラムは所定の記憶媒体に記録されて、警告報知装置10(コンピュータ)にインストールされてもよいし、インターネット等のネットワークを介して、警告報知装置10(コンピュータ)に供給されてもよい。
以上、実施例を用いて本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、様々な変更をなし得ることはいうまでもない。
本発明は、乗り物用の警告報知装置の製造産業などに利用可能である。
10 警告報知装置
20 マイクロコンピュータ
22 CPU
24 メモリ
26 タイマ
30 ディスプレイ
32 アイコン
34 説明文
36 メッセージ
40 吹鳴ブザー

Claims (11)

  1. 乗り物に搭載されて所定の警告対象について警告の必要があるときに該警告を乗員に報知する警告報知装置であって、
    前記所定の警告対象について警告の必要がある警告状態の継続時間を計時する計時手段と、
    前記所定の警告対象についての警告メッセージが複数記憶された記憶手段と、
    前記計時手段により計時された継続時間に応じて、前記記憶手段に記憶された複数の警告メッセージから1以上の警告メッセージを選択して乗員に報知する報知手段と、
    を備えることを特徴とする警告報知装置。
  2. 前記記憶手段は、前記警告状態の内容を説明する説明メッセージと前記警告状態が法令に違反することを報知する法令違反メッセージと前記警告状態を理由に車両に生じうる損害または乗員に生じうる被害を報知する不具合メッセージとのうち少なくとも一つが警告メッセージとして記憶された手段であることを特徴とする請求項1記載の警告報知装置。
  3. 前記記憶手段は、警告メッセージとして前記不具合メッセージが複数記憶された手段であり、
    前記報知手段は、前記計時手段により計時された継続時間が長いほど前記警告状態を理由に車両に生じうる損害または乗員に生じうる被害の程度を大きく報知する警告メッセージを選択して乗員に報知する手段である、
    ことを特徴とする請求項2記載の警告報知装置。
  4. 前記報知手段は、前記計時手段により計時された継続時間に基づいて、乗員に警告を報知する報知周期および/または該報知周期毎の警告報知時間を設定して前記選択した警告メッセージを乗員に報知する手段であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の警告報知装置。
  5. 前記報知手段は、前記計時手段により計時された継続時間が長いほど乗員に警告を報知する機会が多くなる傾向に前記報知周期および/または前記警告報知時間を設定して前記選択した警告メッセージを乗員に報知する手段であることを特徴とする請求項4記載の警告報知装置。
  6. 前記報知手段は、前記計時手段により計時された継続時間に基づいて警告音および/または警告音の報知機会を設定して乗員に報知する手段であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の警告報知装置。
  7. 前記報知手段は、前記計時手段により計時された継続時間が長いほど高くなる音を警告音として設定する、および/または、前記計時手段により計時された継続時間が長いほど警告音が乗員に報知される機会が多くなるよう警告音の報知機会を設定する手段であることを特徴とする請求項6記載の警告報知装置。
  8. 前記記憶手段は、所定の組み合わせの警告対象についての警告メッセージである複合時警告メッセージが記憶された手段であり、
    前記報知手段は、前記所定の組み合わせにおける複数の警告対象についてそれぞれ警告の必要があるときには、前記記憶手段に記憶された複合時警告メッセージを乗員に報知する手段である、
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の警告報知装置。
  9. 乗り物に搭載されて所定の警告対象について警告の必要があるときに該警告を乗員に報知する警告報知装置であって、
    所定の複数の警告対象についてそれぞれ警告の必要があるときには、該所定の複数の警告対象について警告の必要がある状態が重なるために生じうる不具合をメッセージとして設定すると共に該設定したメッセージを乗員に報知することを特徴とする警告報知装置。
  10. 所定の警告対象について警告の必要があるときに該警告の乗員への報知をコンピュータに行わせるプログラムであって、
    前記所定の警告対象について警告の必要がある状態の継続時間を計時する計時処理と、
    前記所定の警告対象について警告の必要があるときに、前記計時処理で計時した時間に応じて該所定の警告対象についての複数の警告メッセージから1以上の警告メッセージを選択して乗員に報知する報知処理と、
    を行わせることを特徴とするプログラム。
  11. 所定の警告対象について警告の必要があるときに該警告の乗員への報知をコンピュータに行わせるプログラムであって、
    所定の複数の警告対象についてそれぞれ警告の必要があるときに、該所定の複数の警告対象について警告の必要がある状態が重なるために生じうる不具合をメッセージとして設定すると共に該設定したメッセージを乗員に報知するように、コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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