JP2018034636A - 車両状態通知システムおよび車両状態通知プログラム - Google Patents

車両状態通知システムおよび車両状態通知プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】車両が発する音の認識に要する電力消費を低減する技術の提供。【解決手段】車両状態通知システムは、車両の乗員が乗車または降車を行う対象期間を取得する対象期間取得部と、前記対象期間において、前記車両が発する発生音を感知する発生音感知部と、前記発生音が意味する案内情報をユーザに通知する情報通知部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、車両状態通知システムおよび車両状態通知プログラムに関する。
車両が発する各種機器音に基づいてユーザが認識しやすい認識補助情報を出力する音声認識補助システムが知られている(特許文献1、参照)。特許文献1において、ユーザは認識補助情報に基づいて各種機器音の意味を容易に認識できる。
特開平7-9924号公報
しかしながら、特許文献1においては、音声認識を行うための電力消費が大きいという問題があった。
本発明は、前記課題にかんがみてなされたもので、車両が発する音の認識に要する電力消費を低減する技術を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明の車両状態通知システムは、車両の乗員が乗車または降車を行う対象期間を取得する対象期間取得部と、対象期間において、車両が発する発生音を感知する発生音感知部と、発生音が意味する案内情報をユーザに通知する情報通知部と、を備える。
前記の目的を達成するため、本発明の車両状態通知プログラムは、コンピュータを、車両の乗員が乗車または降車を行う対象期間を取得する対象期間取得機能、対象期間において、車両が発する発生音を感知する発生音感知機能、発生音が意味する案内情報をユーザに通知する情報通知機能、として機能させる。
前記の構成において、対象期間以外の期間において発生音感知部が発生音を感知しないようにすることができ電力消費を低減できる。ユーザに通知が必要な発生音のほとんどが乗車または降車が行われる対象期間に発せられるため、対象期間以外の期間において発生音感知部が発生音を感知しないようにしたとしても、ユーザに必要な情報を通知できる。すなわち、車両に対する操作の多くは乗車時や降車時に行われるため、これらの操作に起因して生じる発生音を効率よく感知できる。
車両状態通知システムのブロック図である。 図2Aは車両状態通知処理のフローチャート、図2Bは乗車判定処理のフローチャート、図2Cは降車判定処理のフローチャートである。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)車両状態通知システムの構成:
(2)車両状態通知処理:
(3)乗車判定処理:
(4)降車判定処理:
(5)他の実施形態:
(1)車両状態通知システムの構成:
図1は、本発明の一実施形態にかかる車両状態通知システムとしてのスマートフォン10の構成を示すブロック図である。スマートフォン10は、制御部20と記録媒体30とGPS受信部41と気圧センサ42と加速度センサ43とマイク44と通知部45と通信部46とを備えている。制御部20は、CPUとRAMとROM等を備え、記録媒体30やROMに記憶された車両状態通知プログラム21を実行する。
記録媒体30は、地図情報30aを記録している。地図情報30aは、2個のノード間を接続するリンクを特定するリンクデータと、前記ノードの位置等を示すノードデータ等を含む。リンクは車両が走行可能な道路区間に対応し、ノードはリンクの長さ方向の端点である交差点に対応する。ノードデータは、ノードに対応する交差点についての情報を含んでいる。リンクデータには、リンクの幅方向の中央に設定された形状補間点の位置を示す形状補間点データが含まれている。リンクデータには、信号や一時停止線や踏切等の停止地点の位置を示すデータが含まれている。地図情報30aには、駐車施設の敷地形状を示す駐車施設情報が含まれている。
記録媒体30は、降車位置情報30bを記録している。降車位置情報30bは、スマートフォン10のユーザが車両から降車したと判定された位置である降車位置を示す情報である。本実施形態において、降車位置情報30bは、ユーザが最後に降車した降車位置を示す。発生音DB(Database)30cは、発生音と案内情報との対応関係を規定したデータベースである。ここで、発生音とは、車両が備えるスピーカーが発するスピーカー音と、車両の構成部品が発する機械音とを含む。本実施形態において、車両の発進時と駐車所において発生し得る以下の発生音を例示する。
《発進時》
a1:シートベルト未着用警告音(スピーカー音)
a2:半ドア警告音(スピーカー音)
a3:エンジン異常音(機械音)
a4:パーキングブレーキ解除忘れ警告音(機械音またはスピーカー音)
《駐車時》
b1:ライト消灯忘れ警告音(スピーカー音)
b2:キー抜き忘れ警告音(スピーカー音)
b3:パーキングブレーキ忘れ警告音(スピーカー音)
ここで、運転者が乗車した直後においては、車両が発進する可能性があるため、発進時の発生音が発生し得る。また、運転者以外の乗員である同乗者が乗車した直後においても、車両が発進する可能性があるため、発進時の発生音が発生し得る。一方、運転者が降車した直後においては、車両が駐車することとなるため、駐車時の発生音が発生し得る。さらに、同乗者が降車した直後においては、車両が再度発進する場合も、そのまま駐車する場合もあるため、発進時の発生音と駐車時の発生音とが発生し得る。発生音は車両の車種やメーカーに応じて異なるため、ユーザが乗車する車両の車種やメーカーに対応する発生音DB30cがインストールされていてもよい。むろん、すべての車種やメーカーの車両の発生音を網羅する発生音DB30cがインストールされていてもよい。
発生音DB30cにおいては、以上説明した発生音をA/D変換した音声データから抽出した特徴データと、当該発生音が意味する案内情報とが対応付けられている。音声データから特徴データを抽出する手法として、公知の音声認識技術を適用できる。本実施形態の案内情報は、上述したa1〜a4,b1〜a3の発生音に対応して、以下のような音声メッセージを示す。
《発進時》
a1:シートベルトを着用して下さい。
a2:ドアを確認して下さい。
a3:エンジンが異常です。
a4:パーキングブレーキを解除して下さい。
《駐車時》
b1:ライトが点いています。
b2:キーを抜いて下さい。
b3:パーキングブレーキをかけて下さい。
GPS受信部41は、GPS衛星からの電波を受信し、スマートフォン10の現在地を算出するための信号を制御部20に出力する。なお、制御部20は、GPS受信部41からの出力信号に基づいて現在地を算出するだけでなく、後述する通信部46と携帯電話通信網の基地局との間の電波強度に基づいて現在地を算出してもよい。気圧センサ42は、大気圧を示す信号を制御部20に出力する。加速度センサ43は、スマートフォン10に作用する加速度を示す信号を制御部20に出力する。
マイク44は、音を感知する装置であり、感知した音をA/D変換した音声データを制御部20に出力する。通知部45は、スピーカーとバイブレーターとを含み、スピーカーから上述した案内情報としての音声メッセージを出力する。バイブレーターは、スピーカーが案内情報を出力するのと同期したタイミングでスマートフォン10を振動させるモーターである。通信部46は、携帯電話通信網等を介して、スマートフォン10をインターネット等に接続する回路である。
車両状態通知プログラム21は、対象期間取得モジュール21aと発生音感知モジュール21bと情報通知モジュール21cとを含む。対象期間取得モジュール21aは、開始判定モジュール21a1を含む。対象期間取得モジュール21aと発生音感知モジュール21bと情報通知モジュール21cと開始判定モジュール21a1とは、それぞれコンピュータとしての制御部20を対象期間取得部と発生音感知部と情報通知部と開始判定部として機能させるプログラムモジュールである。
対象期間取得モジュール21aは、車両の乗員が乗車または降車を行う対象期間を取得する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。対象期間取得モジュール21aの機能により制御部20は、車両の乗員としての運転者または同乗者が乗車を行う期間と、運転者または同乗者が降車を行う期間とを、対象期間として取得する。
対象期間取得モジュール21aが含んでいる開始判定モジュール21a1は、乗車開始または降車開始を判定する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。すなわち、開始判定モジュール21a1の機能により制御部20は、乗車開始または降車開始を判定し、当該判定がなされた時刻を開始時刻として取得する。そして、対象期間取得モジュール21aの機能により制御部20は、乗車開始または降車開始の時刻である開始時刻を始期とし、開始時刻から基準期間(例えば5分)だけ経過した時刻を終期とする期間を、対象期間として取得する。
また、開始判定モジュール21a1の機能により制御部20は、ユーザに作用する加速度が不安定状態から安定状態へと転じた場合に、乗車開始であると判定する。具体的に、開始判定モジュール21a1の機能により制御部20は、加速度センサ43からの出力信号に基づいて、スマートフォン10を携帯するユーザに作用する加速度を取得する。例えば、制御部20は、加速度の周期変化の振幅や単位時間あたりのピークの数が閾値以上の状態から閾値未満の状態へと転じた場合に、ユーザに作用する加速度が不安定状態から安定状態へと転じたと判定する。例えば、閾値は、標準的な人間が歩いたり走ったりする際に生じる加速度の周期変化の振幅や単位時間あたりのピークの数の下限値であってもよい。すなわち、安定状態は、スマートフォン10を携帯するユーザが歩いたり走ったりしていないと予想される状態であってもよい。
さらに、開始判定モジュール21a1の機能により制御部20は、過去における最後の降車位置から基準距離以内の領域にユーザが存在する場合に乗車開始であると判定する。開始判定モジュール21a1の機能により制御部20は、降車位置情報30bに基づいて、ユーザが最後に降車した降車位置を取得し、当該降車位置から基準距離(例えば20m)以内の領域に、ユーザが携帯しているスマートフォン10の現在地が存在する場合に、乗車開始であると判定する。
また、開始判定モジュール21a1の機能により制御部20は、駐車施設にユーザが存在する場合に乗車開始であると判定する。開始判定モジュール21a1の機能により制御部20は、地図情報30aに基づいて駐車施設の敷地を取得し、当該敷地内に、ユーザが携帯しているスマートフォン10の現在地が存在する場合に、乗車開始であると判定する。
開始判定モジュール21a1の機能により制御部20は、ユーザに作用する加速度が不安定状態から安定状態へと転じ、かつ、過去における最後の降車位置から基準距離以内の領域にユーザが存在する場合に、乗車開始であると判定する。また、開始判定モジュール21a1の機能により制御部20は、ユーザに作用する加速度が不安定状態から安定状態へと転じ、かつ、駐車施設にユーザが存在する場合にも、乗車開始であると判定する。また、制御部20は、ユーザに作用する加速度が不安定状態から安定状態へと転じた時刻を乗車開始の時刻である開始時刻として取得する。
また、開始判定モジュール21a1の機能により制御部20は、ユーザが移動状態から停止状態へと転じた場合に、降車開始であると判定する。具体的に、開始判定モジュール21a1の機能により制御部20は、スマートフォン10の現在地の推移に基づいて、スマートフォン10を携帯するユーザの速度を取得する。制御部20は、単位時間あたりの現在地の移動距離を速度として取得し、当該速度が閾値(例えば時速1km)以上である場合に、ユーザが移動状態であると判定する。一方、制御部20は、ユーザの速度が閾値未満である場合に、ユーザが停止状態であると判定する。
さらに、開始判定モジュール21a1の機能により制御部20は、道路上以外の位置にて、ユーザが移動状態から停止状態へと転じた場合に、降車開始であると判定する。具体的に、開始判定モジュール21a1の機能により制御部20は、ユーザが携帯するスマートフォン10の現在地が地図情報30aに規定されたいずれかのリンク上に存在するか否かを判定し、いずれのリンク上にも存在しないと判定された場合に、ユーザが道路上以外の位置に存在していると判定する。なお、制御部20は、公知のマップマッチングの技術を用いてリンク形状と現在地の軌跡の形状とを比較することにより、スマートフォン10の現在地がリンク上に存在するか否かを判定してもよい。
また、開始判定モジュール21a1の機能により制御部20は、道路上における停止理由がない位置にて、ユーザが移動状態から停止状態へと転じた場合に、降車開始であると判定する。具体的に、開始判定モジュール21a1の機能により制御部20は、現在地がリンク上に存在する場合、当該現在地に停止理由があるか否かを判定する。制御部20は、スマートフォン10の現在地が、地図情報30aのリンクデータが示す停止地点(信号や一時停止線や踏切等)から判定距離(例えば20m)以内に存在する場合に、現在地に停止理由があると判定する。また、制御部20は、スマートフォン10の現在地が存在するリンクが渋滞している場合に、現在地に停止理由があると判定する。制御部20は、通信部46を介して、リンクごとに渋滞度を示す渋滞情報を取得する。また、制御部20は、過去においてスマートフォン10の現在地が移動状態から停止状態となった道路上の位置である停止位置の履歴を記録しておき、当該停止位置が付近に存在する場合に何らかの停止理由があると判定してもよい。
また、開始判定モジュール21a1の機能により制御部20は、ユーザが移動状態から停止状態へと転じた時刻を降車開始の時刻である開始時刻として取得する。さらに、制御部20は、ユーザが移動状態から停止状態へと転じた際の現在地を降車位置として降車位置情報30bに記録する。降車位置情報30bにおいて、降車位置に開始時刻が対応付けて記録される。降車位置情報30bにおいて、最も遅い開始時刻が対応付けられた降車位置が、ユーザが最後に降車した降車位置に該当することとなる。また、過去における降車位置が降車位置情報30bに蓄積されてもよい。これにより、降車する確率の大きい降車位置を絞り込む等の統計処理が可能となり、降車位置の精度を向上させることができる。
発生音感知モジュール21bは、対象期間において、車両が発する発生音を感知する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。発生音感知モジュール21bの機能により制御部20は、マイク44にて感知した発生音をA/D変換した音声データを取得するとともに、公知の音声認識技術によって当該音声データから特徴データを抽出する。そして、制御部20は、音声データから抽出した特徴データと一致する特徴データ(類似度が基準値以上の特徴データ)が発生音DB30cに規定されている場合、当該一致する特徴データに対応付けられている案内情報を発生音DB30cから取得する。発生音感知モジュール21bの機能により制御部20は、対象期間内においてのみ以上の処理を行い、対象期間外においては以上の処理を行わない。
情報通知モジュール21cは、発生音が意味する案内情報をユーザに通知する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。情報通知モジュール21cの機能により制御部20は、発生音から抽出した特徴データに対応する案内情報を通知部45にて通知する。具体的に、制御部20は、スピーカーから案内情報としての音声メッセージを出力させる。さらに、制御部20は、スピーカーが案内情報を出力するのと同期したタイミングで、バイブレーターによってスマートフォン10を振動させてもよい。
以上説明した本実施形態の構成において、対象期間以外の期間において発生音感知部が発生音を感知しないようにすることができ電力消費を低減できる。ユーザに通知が必要な発生音のほとんどが乗車または降車が行われる対象期間に発せられるため、対象期間以外の期間において発生音感知部が発生音を感知しないようにしたとしても、ユーザに必要な情報を通知できる。すなわち、車両に対する操作の多くは乗車時や降車時に行われるため、これらの操作に起因して生じる発生音を効率よく感知できる。
本実施形態において、対象期間は、乗車開始または降車開始の時刻である開始時刻を始期とし、開始時刻から基準期間だけ経過した時刻を終期とする期間である。そのため、発生音感知部が発生音を感知する期間の長さを基準期間の長さとすることができ、電力消費を低減できる。
また、ユーザに作用する加速度が不安定状態から安定状態へと転じた場合に、乗車開始であると判定することにより、ユーザが歩行した状態から車両のシートに着座した場合に乗車開始であると判定できる。すなわち、歩行による加速度の変化が生じなくなった場合に、乗車開始であると判定できる。着座した場合に乗車開始であると判定することにより、着座直後の操作に起因して発せられる発生音についての案内情報を通知できる。
さらに、制御部20は、過去における最後の降車位置から基準距離以内の領域にユーザが存在する場合に乗車開始であると判定する。ここで、最後の降車位置に車両が存在していると推定でき、当該車両に接近した場合に、乗車開始であると判定できる。例えば、降車したのが運転者であれば、駐車中の車両に接近して乗車するものと判定できる。また、制御部20は、駐車施設にユーザが存在する場合に乗車開始であると判定する。駐車施設に存在する場合にも、駐車施設に駐車している車両に乗車する可能性が大きく、乗車開始であると判定できる。
制御部20は、ユーザが移動状態から停止状態へと転じた場合に、降車開始であると判定する。すなわち、ユーザが乗車している車両が停止した場合に、降車開始であると判定する。停止した場合に降車開始であると判定することにより、停止直後の操作に起因して発せられる発生音についての案内情報を通知できる。
また、制御部20は、道路上以外の位置にて、ユーザが移動状態から停止状態へと転じた場合に、降車開始であると判定する。ここで、道路から離れて道路上以外の位置に車両を移動させて停止した場合、降車を意図していると推定でき、降車開始であると判定できる。
制御部20は、道路上における停止理由がない位置にて、ユーザが移動状態から停止状態へと転じた場合に、降車開始であると判定する。ここで、道路上の位置であっても、停止理由がない位置にわざわざ停止した場合には、ユーザが降車する可能性が大きいと判定できる。反対に、道路上における停止理由がある位置にて、ユーザが移動状態から停止状態へと転じた場合には、単に停止理由が原因で停止したに過ぎず、降車開始でないと判定できる。
(2)車両状態通知処理:
図3Aは、車両状態通知処理のフローチャートである。車両状態通知処理は、スマートフォン10の起動中において実行される処理である。まず、開始判定モジュール21a1の機能により制御部20は、対象期間が開始したか否かを判定する(ステップS100)。すなわち、制御部20は、対象期間の開始条件である乗車開始または降車開始があったか否かを判定する。乗車開始は、後述する乗車判定処理(図2B)によって判定される。降車開始は、後述する降車判定処理(図2C)によって判定される。
対象期間が開始したと判定しなかった場合(ステップS100:N)、制御部20は、ステップS100を継続し、対象期間が開始するまで待機する。一方、対象期間が開始したと判定した場合(ステップS100:Y)、発生音感知モジュール21bの機能により制御部20は、発生音を感知したか否かを判定する(ステップS110)。すなわち、制御部20は、マイク44にて発生音の感知を開始し、発生音DB30cにて登録されている特徴データに類似する特徴データが当該発生音の音声データから抽出できたか否かを判定する。
発生音を感知したと判定した場合(ステップS110:Y)、情報通知モジュール21cの機能により制御部20は、発生音に応じた通知を行う(ステップS120)。すなわち、制御部20は、発生音から抽出した特徴データに類似する特徴データに対応する案内情報を発生音DB30cから取得し、当該案内情報を通知部45にて通知する。具体的に、制御部20は、スピーカーから案内情報としての音声メッセージを出力させる。
発生音に応じた通知を行った後、または、発生音を感知したと判定しなかった場合(ステップS110:N)、対象期間取得モジュール21aの機能により制御部20は、対象期間が終了したか否かを判定する(ステップS130)。すなわち、ステップS100にて対象期間が開始した開始時刻からの経過期間が基準期間(例えば5分)となったか否かを判定する。対象期間が終了したと判定しなかった場合(ステップS130:N)、制御部20はステップS110に戻る。すなわち、制御部20は、対象期間内において継続して発生音を感知する。一方、対象期間が終了したと判定した場合(ステップS130:Y)、制御部20は、車両状態通知処理を終了する。すなわち、制御部20は、対象期間の終了とともに発生音の感知を終了し、消費電力を低減させる。
(3)乗車判定処理:
乗車判定処理は、図2AのステップS100において対象期間の開始条件として乗車開始があったか否かを判定する処理である。図2Bは、乗車判定処理のフローチャートである。まず、開始判定モジュール21a1の機能により制御部20は、加速度が安定状態へと転じたか否かを判定する(ステップS200)。すなわち、制御部20は、加速度センサ43からの出力信号に基づいてスマートフォン10を携帯するユーザに作用する加速度が周期変化の振幅やピーク数を取得し、当該振幅やピーク数に基づいて加速度が不安定状態から安定状態へと転じたか否かを判定する。
加速度が安定状態へと転じたと判定しなかった場合(ステップS200:N)、制御部20は、ステップS200に戻り、加速度が安定状態へと転じるまで待機する。一方、加速度が安定状態へと転じたと判定した場合(ステップS200:Y)、開始判定モジュール21a1の機能により制御部20は、最後の降車位置まで基準距離(例えば20m)以内であるか否かを判定する(ステップS210)。すなわち、制御部20は、スマートフォン10の現在地が、降車位置情報30bが示す最後の降車位置の付近にあるか否かを判定する。
最後の降車位置まで基準距離以内であると判定した場合(ステップS210:Y)、開始判定モジュール21a1の機能により制御部20は、乗車開始であると判定する(ステップS230)。すなわち、制御部20は、ユーザに作用する加速度が不安定状態から安定状態へと転じ、かつ、過去における最後の降車位置から基準距離以内の領域にユーザ(スマートフォン10の現在地)が存在する場合に、乗車開始であると判定する。このとき、制御部20は、ユーザに作用する加速度が不安定状態から安定状態へと転じた時刻を対象期間の開始時刻とする。これにより、対象期間が開始する(図2AのステップS100:Y)。
最後の降車位置まで基準距離以内であると判定しなかった場合(ステップS210:N)、開始判定モジュール21a1の機能により制御部20は、駐車施設に存在するか否かを判定する(ステップS220)。すなわち、制御部20は、地図情報30aが示す駐車施設の敷地内にスマートフォン10の現在地が存在するか否かを判定する。駐車施設に存在すると判定した場合(ステップS220:Y)、開始判定モジュール21a1の機能により制御部20は、乗車開始であると判定する(ステップS230)。すなわち、制御部20は、ユーザに作用する加速度が不安定状態から安定状態へと転じ、かつ、駐車施設にユーザが存在する場合に、乗車開始であると判定する。これにより、対象期間が開始する(図2AのステップS100:Y)。
駐車施設に存在すると判定しなかった場合(ステップS220:N)、制御部20は、乗車開始であると判定することなく、乗車判定処理の最初に戻る。すなわち、ユーザに作用する加速度が不安定状態から安定状態へと転じた場合であっても、ユーザが車両に乗車する可能性が大きい位置に存在しない場合には、乗車開始であると判定しない。例えば、車両とは無関係な場所にスマートフォン10を置いた場合や車両以外の座席にユーザが着座したに過ぎない場合には、乗車開始であると判定されないこととなる。
(4)降車判定処理:
乗車判定処理は、図2AのステップS100において対象期間の開始条件として降車開始があったか否かを判定する処理である。図2Cは、降車判定処理のフローチャートである。まず、開始判定モジュール21a1の機能により制御部20は、現在地が停止状態へと転じたか否かを判定する(ステップS300)。すなわち、制御部20は、スマートフォン10の現在地の推移に基づいて、スマートフォン10を携帯するユーザの速度が閾値(例えば時速1km)以上から閾値未満へと転じたか否かを判定する。
現在地が停止状態へと転じたと判定しなかった場合(ステップS300:N)、制御部20は、ステップS300に戻り、現在地が停止状態へと転じるまで待機する。一方、現在地が停止状態へと転じたと判定した場合(ステップS300:Y)、開始判定モジュール21a1の機能により制御部20は、道路上に存在するか否かを判定する(ステップS310)。すなわち、制御部20は、ユーザが携帯するスマートフォン10の現在地が地図情報30aに規定されたいずれかのリンク上に存在するか否かを判定する。
道路上に存在すると判定しなかった場合(ステップS310:N)、開始判定モジュール21a1の機能により制御部20は、降車開始であると判定する(ステップS330)。すなわち、制御部20は、道路上以外の位置にて、ユーザが移動状態から停止状態へと転じた場合に、降車開始であると判定する。これにより、対象期間が開始する(図2AのステップS100:Y)。降車開始であると判定すると、制御部20は、降車位置を記録する(ステップS340)。すなわち、制御部20は、降車開始の際の現在地を最後の降車位置として降車位置情報30bに記録する。なお、制御部20は、スマートフォン10の現在地が地図情報30aに規定された公共交通機関の駅や停留所等にある場合には、現在地が停止状態へと転じても降車開始であると判定しないようにしてもよい。これにより公共交通機関の乗り物の発生音を無駄に感知する可能性を低減できる。
一方、道路上に存在すると判定した場合(ステップS310:Y)、開始判定モジュール21a1の機能により制御部20は、停止理由があるか否かを判定する(ステップS320)。具体的に、制御部20は、スマートフォン10の現在地が、地図情報30aのリンクデータが示す停止地点から判定距離(例えば20m)以内に存在する場合に、現在地に停止理由があると判定する。また、制御部20は、スマートフォン10の現在地が存在するリンクが渋滞している場合に、現在地に停止理由があると判定する。
停止理由があると判定しなかった場合(ステップS320:N)、開始判定モジュール21a1の機能により制御部20は、降車開始であると判定する(ステップS330)。すなわち、制御部20は、道路上における停止理由がない位置にて、ユーザが移動状態から停止状態へと転じた場合に、降車開始であると判定する。これにより、対象期間が開始する(図2AのステップS100:Y)。
停止理由があると判定した場合(ステップS320:Y)、制御部20は、降車判定処理の最初に戻る。すなわち、ユーザが移動状態から停止状態へと転じた場合であっても、道路上にて一時停止した車両内にユーザが乗車しているに過ぎない場合には、降車開始であると判定しない。
(5)他の実施形態:
図1において破線で示すように、対象期間取得モジュール21aに終了判定モジュール21a2が含まれてもよい。この終了判定モジュール21a2は、乗車終了または降車終了を判定する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。終了判定モジュール21a2は、コンピュータとしての制御部20を終了判定部として機能させる。乗車終了または降車終了を判定する場合、対象期間は、乗車開始または降車開始の時刻である開始時刻を始期とし、乗車終了または降車終了の時刻である終了時刻を終期とする期間とすればよい。これにより、乗車と降車が早期に終了した場合に対象期間を短くすることができ、電力消費を低減できる。また、乗車と降車が長引いた場合には対象期間を長くすることができ、案内情報の通知漏れが生じる可能性を低減できる。
具体的に、終了判定モジュール21a2の機能により制御部20は、乗車開始の判定後において、最初にスマートフォン10の速度が閾値(例えば時速10km)以上となった場合に乗車終了であると判定してもよいし、乗車開始の際の現在地からのスマートフォン10の移動距離が閾値(例えば100m)以上となった場合に乗車終了であると判定してもよい。この場合の閾値は、車両が発進したと見なせる距離である。
また、終了判定モジュール21a2の機能により制御部20は、降車開始の判定後において、降車開始の際の現在地からのスマートフォン10の移動距離が閾値(例えば50m)以上となった場合に降車終了であると判定してもよいし、加速度が不安定状態を維持してスマートフォン10の移動距離が閾値以上となった場合に降車終了であると判定してもよい。この場合の閾値は、ユーザが歩いたり走ったりすることにより車両から十分に離れたと見なせる距離である。また、制御部20は、降車開始の判定後において、スマートフォン10の現在地が車両では進入できない施設内に進入した場合に降車終了であると判定してもよい。
前記実施形態においては、地図情報30aに規定されている駐車施設内にスマートフォン10が存在するか否かに応じて乗車開始の判定を行ったが、駐車施設は必ずしも地図情報30aに規定されていなくてもよい。例えば、制御部20は、GPSの測位精度や高度に基づいて駐車施設内にスマートフォン10が存在するか否かを判定してもよい。制御部20は、GPS信号に基づいてGPSの測位精度を取得でき、気圧センサ42にて計測された大気圧に基づいて高度を取得できる。
例えば、制御部20は、2階以上の高層階から1階(地階)へと高度が下降し、さらにGPSの測位精度が予め決められた基準以上向上した場合には、駐車施設内にスマートフォン10が存在すると判定してもよい。この場合、ある建物の屋外に設けられた駐車施設、すなわち平面駐車場にユーザが移動してきたと見なすことができる。
前記実施形態では、スマートフォン10が単独で乗車開始と降車開始とを判定するようにしたが、スマートフォン10だけでなく車両から得られる情報に基づいて乗車開始と降車開始とを判定してもよい。例えば、スマートフォン10が車両と通信して車両の情報を取得することにより、制御部20は、車両から得られる情報に基づいて乗車開始と降車開始とを判定できる。例えば、制御部20は、車両とスマートフォン10とが接近した場合に乗車開始であると判定してもよいし、車両とスマートフォン10とが接近した状態でドアが開放された場合に乗車開始であると判定してもよい。
むろん、車両状態通知システムがカーナビゲーション装置等の車載器である場合にも、車両から得られる情報に基づいて乗車開始と降車開始とを判定すればよい。さらに、制御部20は、スマートフォン10やカーナビゲーション装置にて設定された移動予定経路に基づいて降車開始を判定してもよい。例えば、車両で移動する移動予定経路の目的地に到着した場合に、制御部20は、降車開始であると判定してもよい。
また、図2Bの乗車判定処理はあくまでも一例であり、制御部20は、ステップS200〜S220のうちの少なくとも1個がYesであれば乗車開始であると判定するように構成されてもよい。また、図2Bの降車判定処理においてステップS320が省略されてもよいし、ステップS310とステップS320の双方が省略されてもよい。
本発明において、対象期間とは、車両の乗員が乗車を行う期間と、車両の乗員が降車を行う期間のいずれか一方であってもよいし、これらの双方の期間であってもよい。乗車とは、乗員が車両に乗るための動作を意味し、乗員が車両内に進入したり、乗員が車両の座席に着座したりすることだけでなく、車両に対して乗員が接近したり、ドアを開ける等の事前の動作等を含んでもよい。降車とは、乗員が車両から降りるための動作を意味し、乗員が車両外に退出したり、乗員が車両の座席から離れたりすることだけでなく、乗員が車両から降りるために車両が停止したり、ドアを開ける等の事前の動作等を含んでもよい。このように事前の動作を行う期間も対象期間に含めることにより、発生音の感知に漏れが生じる可能性を低減できる。また、対象期間は、車両の運転者のみが乗車を行う期間等であってもよいし、車両の運転者と同乗者の少なくとも一方が乗車を行う期間等であってもよい。
車両状態通知システムは、車両に搭載された車載器であってもよいし、乗員が携帯する携帯端末であってもよいし、これらの装置が協働することにより実現されてもよい。対象期間取得部が携帯端末に備えられる場合、対象期間取得部は、当該携帯端末を携帯する乗員の動作を検知することにより対象期間を取得してもよい。一方、対象期間取得部が車載器に備えられる場合、対象期間取得部は、当該車載器を搭載する車両の動作を検知することにより対象期間を取得してもよい。むろん、携帯端末や車載器に備えられた対象期間取得部が、車両と通信を行って当該車両の動作を検知することにより対象期間を取得してもよい。
発生音感知部は、車両が発する発声音を感知すればよく、発声音とは車両や車載器が備えるスピーカーやブザーが発する音であってもよいし、車両が発する機械音であってもよい。発生音感知部は、発声音が意味する案内情報を特定可能に構成されていればよく、発声音と案内情報との対応関係が予め対応付けられていればよい。発声音と案内情報との対応関係は、予め車種ごとに登録されていてもよいし、ユーザが学習させることができるように構成されてもよい。案内情報は、異常の内容を通知するための情報であってもよいし、異常を解消するための操作を促すための情報であってもよい。また、案内情報は、異常に関する情報でなくてもよく、正常であることを通知する情報であってもよい。案内情報の通知は、音声によって行われてもよいし、映像によって行われてもよいし、バイブレーター等による振動によって行われてもよい。案内情報の通知を音声で行う場合、車両が発した発声音よりも大きい音で通知を行ってもよい。ただし、音声出力部がユーザによって携帯される場合には、必ずしも車両が発した発声音よりも大きい音で通知を行わなくてもよい。
さらに、乗車開始または降車開始を判定する開始判定部がさらに備えられてもよい。この場合、対象期間は、乗車開始または降車開始の時刻である開始時刻を始期とし、開始時刻から基準期間だけ経過した時刻を終期とする期間であってもよい。これにより、発生音感知部が発生音を感知する期間の長さを基準期間の長さとすることができ、電力消費を低減できる。乗車開始と降車開始とは、例えば車両や車両状態通知システムやユーザの位置や運動状態に基づいて判定されてもよい。
また、乗車開始または降車開始を判定する開始判定部と、乗車終了または降車終了を判定する終了判定部と、がさらに備えられてもよい。この場合、対象期間は、乗車開始または降車開始の時刻である開始時刻を始期とし、乗車終了または降車終了の時刻である終了時刻を終期とする期間であってもよい。これにより、乗車と降車が早期に終了した場合に対象期間を短くすることができ、電力消費を低減できる。また、乗車と降車が長引いた場合には対象期間を長くすることができ、案内情報の通知漏れが生じる可能性を低減できる。
また、開始判定部は、ユーザに作用する加速度が不安定状態から安定状態へと転じた場合に、乗車開始であると判定する。これにより、ユーザが歩行した状態から車両のシートに着座した場合に乗車開始であると判定できる。すなわち、歩行による加速度の変化が生じなくなった場合に、乗車開始であると判定できる。着座した場合に乗車開始であると判定することにより、着座直後の操作に起因して発せられる発生音についての案内情報を通知できる。不安定状態から安定状態へと転じた場合とは、加速度が周期的に変化する周波数が閾値以下に転じた場合であってもよいし、加速度が変化する振幅が閾値以下に転じた場合であってもよい。
さらに、開始判定部は、過去における最後の降車位置から基準距離以内の領域にユーザが存在する場合に乗車開始であると判定してもよい。最後の降車位置に車両が存在していると推定でき、当該車両に接近した場合に、乗車開始であると判定できる。例えば、降車したのが運転者であれば、駐車中の車両に接近して乗車するものと判定できる。
また、開始判定部は、駐車施設にユーザが存在する場合に乗車開始であると判定してもよい。すなわち、駐車施設に存在する場合に、駐車施設に駐車している車両に乗車する可能性が大きく、乗車開始であると判定できる。
また、開始判定部は、ユーザが移動状態から停止状態へと転じた場合に、降車開始であると判定してもよい。すなわち、ユーザが乗車している車両が停止した場合に、降車開始であると判定してもよい。停止した場合に降車開始であると判定することにより、停止直後の操作に起因して発せられる発生音についての案内情報を通知できる。
さらに、開始判定部は、道路上以外の位置にて、ユーザが移動状態から停止状態へと転じた場合に、降車開始であると判定してもよい。ここで、道路から離れて道路上以外の位置に車両を移動させて停止した場合、降車を意図していると推定でき、降車開始であると判定できる。
また、開始判定部は、道路上における停止理由がない位置にて、ユーザが移動状態から停止状態へと転じた場合に、降車開始であると判定してもよい。道路上の位置であっても、停止理由がない位置にわざわざ停止した場合には、ユーザが降車する可能性が大きいと判定できる。反対に、道路上における停止理由がある位置にて、ユーザが移動状態から停止状態へと転じた場合には、単に停止理由が原因で停止したに過ぎず、降車開始でないと判定できる。停止理由とは、予め道路に設定されている交通規制上の理由であってもよいし、渋滞や工事や天候等に応じて動的に変化する道路環境上の理由であってもよい。
さらに、本発明のように、乗車または降車を行う期間にて発生音を感知する手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合もあれば、車両に備えられる各部と共有の部品を利用して実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。例えば、以上のような装置を備えたナビゲーションシステム、車両状態通知システムや方法、プログラムを提供することが可能である。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、装置を制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのソフトウェアの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
10…スマートフォン、20…制御部、21…車両状態通知プログラム、21a…対象期間取得モジュール、21a1…開始判定モジュール、21a2…終了判定モジュール、21b…発生音感知モジュール、21c…情報通知モジュール、30…記録媒体、30a…地図情報、30b…降車位置情報、30c…発生音DB、41…GPS受信部、42…気圧センサ、43…加速度センサ、44…マイク、45…通知部、46…通信部

Claims (10)

  1. 車両の乗員が乗車または降車を行う対象期間を取得する対象期間取得部と、
    前記対象期間において、前記車両が発する発生音を感知する発生音感知部と、
    前記発生音が意味する案内情報をユーザに通知する情報通知部と、
    を備える車両状態通知システム。
  2. 乗車開始または降車開始を判定する開始判定部をさらに備えるとともに、
    前記対象期間は、乗車開始または降車開始の時刻である開始時刻を始期とし、当該開始時刻から基準期間だけ経過した時刻を終期とする期間である、
    請求項1に記載の車両状態通知システム。
  3. 乗車開始または降車開始を判定する開始判定部と、
    乗車終了または降車終了を判定する終了判定部と、をさらに備えるとともに、
    前記対象期間は、乗車開始または降車開始の時刻である開始時刻を始期とし、乗車終了または降車終了の時刻である終了時刻を終期とする期間である、
    請求項2に記載の車両状態通知システム。
  4. 前記開始判定部は、ユーザに作用する加速度が不安定状態から安定状態へと転じた場合に、乗車開始であると判定する、
    請求項2または請求項3のいずれかに記載の車両状態通知システム。
  5. 前記開始判定部は、過去における最後の降車位置から基準距離以内の領域にユーザが存在する場合に乗車開始であると判定する、
    請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の車両状態通知システム。
  6. 前記開始判定部は、駐車施設にユーザが存在する場合に乗車開始であると判定する、
    請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の車両状態通知システム。
  7. 前記開始判定部は、ユーザが移動状態から停止状態へと転じた場合に、降車開始であると判定する、
    請求項2から請求項6のいずれか一項に記載の車両状態通知システム。
  8. 前記開始判定部は、道路上以外の位置にて、ユーザが移動状態から停止状態へと転じた場合に、降車開始であると判定する、
    請求項7に記載の車両状態通知システム。
  9. 前記開始判定部は、道路上における停止理由がない位置にて、ユーザが移動状態から停止状態へと転じた場合に、降車開始であると判定する、
    請求項7または請求項8のいずれかに記載の車両状態通知システム。
  10. コンピュータを、
    車両の乗員が乗車または降車を行う対象期間を取得する対象期間取得機能、
    前記対象期間において、前記車両が発する発生音を感知する発生音感知機能、
    前記発生音が意味する案内情報をユーザに通知する情報通知機能、
    として機能させる車両状態通知プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010111367A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Panasonic Electric Works Co Ltd 乗員監視装置
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