JP2003288679A - 踏切道路交通信号制御システム、及び踏切道路交通信号制御方法 - Google Patents

踏切道路交通信号制御システム、及び踏切道路交通信号制御方法

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JP2003288679A
JP2003288679A JP2002092627A JP2002092627A JP2003288679A JP 2003288679 A JP2003288679 A JP 2003288679A JP 2002092627 A JP2002092627 A JP 2002092627A JP 2002092627 A JP2002092627 A JP 2002092627A JP 2003288679 A JP2003288679 A JP 2003288679A
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road
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railroad crossing
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久治 福田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 踏切の交通信号機化を実施しても、踏切出口
側道路の状況等の状況に応じて自動車の踏切内への進入
の許否を適切に制御可能な踏切道路信号制御システム、
及び踏切道路信号制御方法を提供する。 【解決手段】 自動車82c等の進入車長さを道路圧力
第1検出装置13aで検出して累計した値が出口側道路
余裕長さL1の値以下の場合には踏切85への進入を許
可するように交通信号を表示、進入車長累計値が出口側
道路余裕長さL1の値より大きい場合には踏切85への
進入を禁止するように交通信号を表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、踏切において道路
交通信号を用いて交通を制御するための踏切道路交通信
号制御システム、及び踏切道路交通信号制御方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】鉄道と道路が平面交差する箇所である踏
切においては、道路交通法第33条第1項本則により、
車両等には踏切通過時における踏切直前での「一旦停止
義務」が課されている。しかし、最近、都市部の道路交
通の混雑・渋滞が顕著になっており、その改善・緩和が
要請されている。一方、道路交通法第33条第1項但し
書きには、「踏切に道路交通用信号機が設置されて適切
な信号が表示される場合には踏切直前での一旦停止をし
ないで進行することができる」旨が規定されている。こ
のため、現在、踏切における道路交通用信号機の設置
(以下、「踏切の交通信号機化」という。)が検討され
はじめている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】踏切においては、踏切
に接続する前後の道路(以下、「踏切接続道路」とい
う。)のうち、踏切に進入する自動車の進行方向におい
て自動車が踏切を通過した先方となる側の踏切接続道路
(以下、「踏切出口側道路」という。)が渋滞し、踏切
出口側道路の最後尾まで自動車が詰まってしまう場合が
ある。
【0004】しかしながら、従来の踏切においては、踏
切出口側道路の渋滞等の状況に応じて、踏切に進入する
自動車の運転者等に注意を喚起するような装置やシステ
ムは設けられておらず、自動車運転者の判断にまかされ
ているのが現状である。
【0005】このような状況のままで、「踏切の交通信
号機化」と「踏切直前での車両等の一旦停止義務の解
除」を実施すると、踏切の先方の踏切出口側道路が渋滞
しているにもかかわらず踏切内に進入した自動車の一部
が踏切内に突出した状態となったり進入した自動車が踏
切内に閉じ込められ、さらに突出した自動車の一部や閉
じ込められた自動車に鉄道列車が接触したり衝突すると
いった不測の事故が発生するおそれがある。
【0006】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたものであり、本発明の解決しようとする課題は、踏
切の交通信号機化を実施しても、踏切出口側道路の状況
等の状況に応じて自動車の踏切内への進入の許否を適切
に制御可能な踏切道路信号制御システム、及び踏切道路
信号制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る第1の踏切道路信号制御システムは、
鉄道と道路が平面交差する箇所である踏切に接続する前
記道路である踏切接続道路のうち前記踏切に進入した自
動車が進出する側となる踏切出口側道路の中で自動車が
存在可能な長さである出口側道路余裕長さを検出して出
力する出口側道路余裕長検出手段と、前記踏切接続道路
のうち自動車が前記踏切に進入する側となる踏切入口側
道路の近傍でかつ自動車の運転者に視認可能な位置に配
置されるとともに視覚的情報又は聴覚的情報である道路
交通信号情報を前記運転者に対して報知する道路交通信
号報知手段と、前記踏切入口側道路の近傍でかつ前記踏
切からの位置が前記道路交通信号報知手段の設置位置よ
りも遠くなる位置に配置されるとともに前記踏切に進入
する自動車である踏切進入自動車の長さである進入車長
さを検出して出力する進入車長検出手段と、前記進入車
長検出手段を通過して前記踏切に進入した踏切進入自動
車の進入車長さを加算した値である進入車長累計値が前
記出口側道路余裕長さの値以下の場合には前記踏切への
進入を許可する踏切進入許可情報を前記視覚的情報であ
る前記道路交通信号情報として前記道路交通信号報知手
段に表示させ、前記進入車長累計値が前記出口側道路余
裕長さの値より大きい場合には前記踏切への進入を禁止
する踏切進入禁止情報を前記視覚的情報である前記道路
交通信号情報として前記道路交通信号報知手段に表示さ
せるように制御する制御手段を備えることを特徴とす
る。
【0008】上記した第1の踏切道路信号制御システム
において、好ましくは、前記制御手段は、前記進入車長
検出手段が検出した進入車長と略等しい値が前記出口側
道路余裕長さから減じられた場合は、前記進入車長検出
手段によって検出された自動車が前記踏切出口側道路に
到達して停車したと判別し当該進入車長を前記進入車長
累計値から減算する。
【0009】また、上記の第1の踏切道路信号制御シス
テムにおいて、好ましくは、前記出口側道路余裕長検出
手段は、前記踏切出口側道路の路面に設けられ前記道路
に付加される圧力を検出する道路圧力第1検出手段と、
前記道路圧力第1検出手段からの出力に基づき、前記踏
切出口側道路中に存在する前記自動車の最後端となる位
置である出口車列後端位置を検出し、前記出口側道路に
自動車が存在可能な後端位置である出口道路限界位置と
前記出口車列後端位置の間の距離を演算することにより
前記出口側道路余裕長さを検出する道路余裕長第1演算
処理手段を有する。
【0010】また、上記の第1の踏切道路信号制御シス
テムにおいて、好ましくは、前記出口側道路余裕長検出
手段は、前記踏切出口側道路の近傍に設けられ光により
物体の存在を検出する光学的物体第1検出手段と、前記
光学的物体第1検出手段からの出力に基づき、前記踏切
出口側道路中に存在する前記自動車の最後端となる位置
である出口車列後端位置を検出し、前記出口側道路に自
動車が存在可能な後端位置である出口道路限界位置と前
記出口車列後端位置の間の距離を演算することにより前
記出口側道路余裕長さを検出する道路余裕長第2演算処
理手段を有する。
【0011】また、上記の第1の踏切道路信号制御シス
テムにおいて、好ましくは、前記進入車長検出手段は、
前記踏切入口側道路の路面に設けられ前記道路に付加さ
れる圧力を検出する道路圧力第2検出手段と、前記道路
圧力第2検出手段からの出力に基づき、前記踏切入口側
道路中に存在する前記自動車の前輪と後輪の間の距離を
演算することにより前記進入車長さを検出する進入車長
第1演算処理手段を有する。
【0012】また、上記の第1の踏切道路信号制御シス
テムにおいて、好ましくは、前記進入車長検出手段は、
前記踏切入口側道路の近傍に設けられ光により物体の存
在を検出する光学的物体第2検出手段と、前記光学的物
体第2検出手段からの出力に基づき、前記進入車長さを
検出する進入車長第2演算処理手段を有する。
【0013】また、上記の第1の踏切道路信号制御シス
テムにおいて、好ましくは、前記道路交通信号報知手段
の設置位置と前記進入車長検出手段の位置のうち前記踏
切に最も近い位置である進入車長検出踏切側位置との間
の距離である信号報知余裕距離は、道路を走行する可能
性を有する自動車のうち最も長い自動車である最長自動
車の長さよりも大きな値に設定される。
【0014】また、上記の第1の踏切道路信号制御シス
テムにおいて、好ましくは、前記制御手段は、前記出口
側道路余裕長さと前記進入車長累計値との差が注意信号
判別値以下となる場合には、前記踏切への進入禁止を予
告する踏切進入注意情報を前記視覚的情報である前記道
路交通信号情報として前記道路交通信号報知手段に表示
させる。
【0015】また、上記の第1の踏切道路信号制御シス
テムにおいて、好ましくは、前記踏切に鉄道列車が接近
していることを検出して出力する列車接近検出手段と、
前記踏切と前記踏切接続道路との連絡を遮断するための
踏切遮断具と、前記踏切遮断具を駆動する遮断駆動手段
をさらに備え、前記制御手段は、前記踏切への前記鉄道
列車の接近が検出された場合には、前記踏切進入禁止情
報を前記視覚的情報である前記道路交通信号情報として
前記道路交通信号報知手段に表示させるとともに、前記
遮断駆動手段に踏切遮断指令を与えて前記踏切遮断具を
駆動し前記踏切内への自動車の進入を阻止するように制
御する。
【0016】また、上記の第1の踏切道路信号制御シス
テムにおいて、好ましくは、前記制御手段は、前記踏切
への前記鉄道列車の接近が検出された場合には、前記踏
切進入禁止情報を前記聴覚的情報である前記道路交通信
号情報として前記道路交通信号報知手段に出力させるよ
うに制御する。
【0017】また、上記の第1の踏切道路信号制御シス
テムにおいて、好ましくは、前記踏切進入自動車に向け
て情報を無線送信する地上側送信手段をさらに備え、前
記制御手段は、前記踏切進入自動車に搭載されている自
動車情報装置の画像表示手段又は音響出力手段に、少な
くとも前記踏切進入禁止情報を出力させるような情報を
前記地上側送信手段に送信させるように制御する。
【0018】また、上記の第1の踏切道路信号制御シス
テムにおいて、好ましくは、前記踏切入口側道路の近傍
に配置されるとともに前記踏切進入自動車の速度である
進入車速度を検出して出力する進入車速検出手段をさら
に備え、前記制御手段は、前記踏切への前記鉄道列車の
接近が検出された場合で、かつ、検出された前記進入車
速度により当該踏切進入自動車が踏切直前横断を行うと
判別した場合には、前記踏切進入自動車に搭載されてい
る自動車制御装置の制動制御手段に、当該踏切進入自動
車を前記踏切遮断具の手前で停止させるような情報を前
記地上側送信手段に送信させるように制御する。
【0019】また、本発明に係る第2の踏切道路信号制
御システムは、鉄道と道路が平面交差する箇所である踏
切に接続する前記道路である踏切接続道路のうち前記踏
切に進入した自動車が進出する側となる踏切出口側道路
の中で自動車が存在可能な長さである出口側道路余裕長
さを検出して出力する出口側道路余裕長検出手段と、前
記踏切入口側道路の近傍でかつ前記踏切からの位置が前
記道路交通信号報知手段の設置位置よりも遠くなる一又
は複数の位置にそれぞれ配置されるとともに前記踏切に
進入する自動車である踏切進入自動車の長さである進入
車長さを検出して出力する一又は複数の進入車長検出手
段と、前記踏切入口側道路の近傍でかつ前記踏切からの
位置が前記道路交通信号報知手段の設置位置よりも遠く
なる一又は複数の位置にそれぞれ配置されるとともに前
記踏切進入自動車の速度である進入車速度を検出して出
力する一又は複数の進入車速検出手段と、前記踏切進入
自動車に向けて情報を無線送信する一又は複数の地上側
送信手段と、前記進入車長検出手段を通過して前記踏切
に進入した踏切進入自動車の進入車長さを加算した値で
ある進入車長累計値と、現時点以後に前記踏切へ進入す
る一又は複数の踏切進入自動車の前記進入車長さと前記
進入車速度に応じて、現時点以後の進入車長累計値が前
記出口側道路余裕長さの値を超えないように、前記一又
は複数の踏切進入自動車に搭載されている自動車制御装
置の制動制御手段に、当該踏切進入自動車の速度を所定
の値まで減速させる減速制御情報、又は当該踏切進入自
動車を前記踏切遮断具の手前で停止させるような停止制
御情報を前記地上側送信手段に送信させるように制御す
る制御手段を備えることを特徴とする。
【0020】また、本発明に係る第1の踏切道路信号制
御方法は、鉄道と道路が平面交差する箇所である踏切に
接続する前記道路である踏切接続道路のうち前記踏切に
進入した自動車が進出する側となる踏切出口側道路の中
で自動車が存在可能な長さである出口側道路余裕長さを
検出して出力する出口側道路余裕長検出手段と、前記踏
切接続道路のうち自動車が前記踏切に進入する側となる
踏切入口側道路の近傍でかつ自動車の運転者に視認可能
な位置に配置されるとともに視覚的情報又は聴覚的情報
である道路交通信号情報を前記運転者に対して報知する
道路交通信号報知手段と、前記踏切入口側道路の近傍で
かつ前記踏切からの位置が前記道路交通信号報知手段の
設置位置よりも遠くなる位置に配置されるとともに前記
踏切に進入する自動車である踏切進入自動車の長さであ
る進入車長さを検出して出力する進入車長検出手段を備
え、前記進入車長検出手段を通過して前記踏切に進入し
た踏切進入自動車の進入車長さを加算した値である進入
車長累計値が前記出口側道路余裕長さの値以下の場合に
は前記踏切への進入を許可する踏切進入許可情報を前記
視覚的情報である前記道路交通信号情報として前記道路
交通信号報知手段に表示させ、前記進入車長累計値が前
記出口側道路余裕長さの値より大きい場合には前記踏切
への進入を禁止する踏切進入禁止情報を前記視覚的情報
である前記道路交通信号情報として前記道路交通信号報
知手段に表示させるように制御することを特徴とする。
【0021】また、本発明に係る第2の踏切道路信号制
御方法は、鉄道と道路が平面交差する箇所である踏切に
接続する前記道路である踏切接続道路のうち前記踏切に
進入した自動車が進出する側となる踏切出口側道路の中
で自動車が存在可能な長さである出口側道路余裕長さを
検出して出力する出口側道路余裕長検出手段と、前記踏
切入口側道路の近傍でかつ前記踏切からの位置が前記道
路交通信号報知手段の設置位置よりも遠くなる一又は複
数の位置にそれぞれ配置されるとともに前記踏切に進入
する自動車である踏切進入自動車の長さである進入車長
さを検出して出力する一又は複数の進入車長検出手段
と、前記踏切入口側道路の近傍でかつ前記踏切からの位
置が前記道路交通信号報知手段の設置位置よりも遠くな
る一又は複数の位置にそれぞれ配置されるとともに前記
踏切進入自動車の速度である進入車速度を検出して出力
する一又は複数の進入車速検出手段と、前記踏切進入自
動車に向けて情報を無線送信する一又は複数の地上側送
信手段と、制御手段を備え、前記制御手段により、前記
進入車長検出手段を通過して前記踏切に進入した踏切進
入自動車の進入車長さを加算した値である進入車長累計
値と、現時点以後に前記踏切へ進入する一又は複数の踏
切進入自動車の前記進入車長さと前記進入車速度に応じ
て、現時点以後の進入車長累計値が前記出口側道路余裕
長さの値を超えないように、前記一又は複数の踏切進入
自動車に搭載されている自動車制御装置の制動制御手段
に、当該踏切進入自動車の速度を所定の値まで減速させ
る減速制御情報、又は当該踏切進入自動車を前記踏切遮
断具の手前で停止させるような停止制御情報を前記地上
側送信手段に送信させるように制御することを特徴とす
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る踏切道路信号
制御システムの実施形態について、図面を参照しながら
詳細に説明する。
【0023】図1は、本発明のうちの第1の踏切道路信
号制御システムの一実施形態である踏切道路信号制御シ
ステムの踏切入口側道路から見た構成を示す図である。
また、図2は、本発明のうちの第1の踏切道路信号制御
システムの一実施形態の踏切道路信号制御システムが設
けられる踏切の構成を示す斜視図である。また、図3
は、本発明のうちの第1の踏切道路信号制御システムの
一実施形態である踏切道路信号制御システムの踏切出口
側道路から見た構成を示す図である。また、図4は、本
発明のうちの第1の踏切道路信号制御システムの一実施
形態である踏切道路信号制御システムの構成と作用を示
す平面図である。
【0024】図1ないし図3に示すように、この踏切道
路信号制御システム101は、地上側コントローラ11
と、道路圧力第1検出装置13aと、道路交通信号報知
装置14と、道路圧力第2検出装置15aと、遮断駆動
装置17と、踏切遮断かん18を備えて構成されてい
る。道路圧力第1検出装置13aと、道路交通信号報知
装置14と、道路圧力第2検出装置15aと、遮断駆動
装置17は、地上側コントローラ11に接続されてい
る。
【0025】地上側コントローラ11は、コンピュータ
等によって構成され、図示はしていないが、例えば、C
PU(Central Processing Uni
t:中央演算処理装置)、ROM、RAM、インタフェ
ース等を有している。
【0026】CPUは、図示はしていないが、CPU内
部での電流(信号)の授受を行うための信号線である内
部バスを有しており、この内部バスに、演算部と、レジ
スタと、クロック生成部と、命令処理部等を有してい
る。CPU内の演算部は、一般に、レジスタに記憶され
ている各種データに対して、四則演算(加算、減算、乗
算、及び除算)を行い、又は論理演算(論理積、論理
和、否定、排他的論理和など)を行い、又はデータ比
較、若しくはデータシフトなどの処理を実行する部分で
ある。処理の結果は、レジスタに格納されるのが一般的
である。
【0027】レジスタは、一般に、1語のデータを記憶
する部分である。通常、CPU内には、複数のレジスタ
が設けられている。クロック生成部は、CPUの各部分
の時間の同期をとるための刻時信号(クロック信号)を
生成する部分である。CPUは、このクロック信号に基
づいて動作する。命令処理部は、演算部等が実行すべき
命令の取り出し、その解読、及びその実行などを制御し
処理する部分である。
【0028】地上側コントローラ11は、図示はしてい
ないが、ハードディスク装置(HDD)、ROM(Re
ad Only Memory:読出し専用メモリ)等
を有しており、CPUを制御するための制御プログラム
や、CPUが用いる各種データ等を格納している部分で
ある。ハードディスク装置は、図示はしていないが、そ
の内部に、円盤状の磁気ディスクを有しており、この磁
気ディスクをディスク駆動機構により回転駆動し、磁気
ヘッドをヘッド駆動機構によって磁気ディスクの任意位
置に移動させ、磁気ディスク表面の磁性膜を磁気ヘッド
からの書込電流によって磁化することによりデータを記
録し、磁化された磁性膜の上を磁気ヘッドが移動する際
に磁気ヘッドのコイル等に流れる電流を検出することに
より記録データを読み出す装置である。また、ROM
は、一般に、半導体チップ等により構成される。
【0029】上記した制御プログラムは、OS(Ope
rating System)等のCPUの基本ソフト
ウェアのほか、画像処理や分析演算等をCPUに実行さ
せるための命令等の処理手順が、所定のプログラム用言
語で記述された文字や記号の集合である。
【0030】また、地上側コントローラ11は、図示は
していないが、RAM(Random Access
Memory:随時書込み読出しメモリ)等を有してい
る。RAMは、CPUにより演算された途中のデータ等
を一時記憶する部分である。RAMは、一般に、半導体
チップ等により構成される。
【0031】また、地上側コントローラ11は、図示は
していないが、インタフェース(I/O)を有してい
る。インタフェースは、信号線又はその集合であるバス
と、各種コネクタ、各種ポート、ハードディスク装置の
読取り・書込み制御機構などを有しており、CPU(図
示せず)からの信号や各装置からの信号を授受するため
の部分である。
【0032】また、地上側コントローラ11は、図示は
していないが、出力部を有している。出力部は、外部出
力端子、モデムなどの通信装置、LAN(Local
Area Network)ポート等を有しており、C
PU(図示せず)の演算結果や処理したデータを、電気
信号として外部へ出力又は送信する部分である。なお、
外部出力端子に、フレキシブル・ディスク(FD)装
置、光磁気ディスク装置、PCカード装置等の外部記録
装置を接続すれば、録音した打撃音データや、CPU
(図示せず)が処理した結果データ等をディスク等の記
録媒体に記録して外部に取り出すことができる。
【0033】このような構成により、地上側コントロー
ラ11内のCPU(図示せず)は、ROMに格納された
プログラムを読み出し、ROMやRAM又は外部から与
えられるデータ値に基づいてプログラムを実行して所定
の演算や制御等を行い、各種情報等をRAM等に一次記
憶(記録)させ、あるいは情報を外部に出力する。ここ
に、地上側コントローラ11内のCPU(図示せず)は
制御手段に相当している。
【0034】道路圧力第1検出装置13aは、図2及び
図3に示すように、踏切内道路85に進入する自動車の
進行方向において自動車が踏切内道路85を通過した先
方となる側の踏切接続道路である踏切出口側道路86の
路面等に設けられ、路面にかかる圧力を検出して出力す
るセンサである。ここに、道路圧力第1検出装置13a
は、道路圧力第1検出手段に相当している。
【0035】道路交通信号報知装置14は、例えば、踏
切内道路85に進入する自動車から見て踏切内道路85
よりも手前となる踏切接続道路である踏切入口側道路8
4の近傍でかつ自動車の運転者に視認可能な位置P5に
配置される装置である。位置P5は、例えば、踏切の停
止線の位置、あるいは踏切停止線よりも踏切の外方の箇
所に設定する。道路交通信号報知装置14は、例えば3
個の表示器、緑色光表示器14gと黄色光表示器14y
と赤色光表示器14rを有している。これらの表示器
は、道路側に向けられており、道路上の自動車の運転者
が視認可能となっている。道路交通信号報知装置14
は、報知手段に相当しており、道路交通信号報知装置1
4が出力する情報は道路交通信号情報に相当している。
【0036】道路圧力第2検出装置15aは、図1及び
図2に示すように、踏切接続道路のうち自動車82が踏
切に進入する側となる踏切入口側道路84の近傍でかつ
前記踏切からの位置が道路交通信号報知装置14の設置
位置よりも遠くなる位置の路面等に設けられ、路面にか
かる圧力を検出して出力するセンサである。ここに、道
路圧力第2検出装置15aは、道路圧力第2検出手段に
相当している。
【0037】踏切遮断かん18は、例えば、棒状部材等
により構成されている。また、遮断駆動装置17は、踏
切遮断かん18を所定角度の範囲で回動したり、昇降さ
せるように駆動する。踏切遮断かん18が下方に回動し
たり下降することにより、図2における踏切内道路85
と踏切接続道路(踏切入口側道路84及び踏切出口側道
路86)との連絡が遮断され、自動車等は踏切内道路8
5への進入を禁止される。ここに、踏切遮断かん18は
踏切遮断具に相当し、遮断駆動装置17は遮断駆動手段
に相当している。
【0038】次に、図1ないし図4を参照しつつ、上記
した踏切道路信号制御システム101のさらに詳細な構
成と作用について説明を行う。
【0039】道路圧力第1検出装置13aは、路面にか
かる圧力を所定のサイクルタイム(例えば0.1秒)ご
とに検出し、地上側コントローラ11に出力する。地上
側コントローラ11は、道路圧力第1検出装置13aか
らの出力に基づき、踏切出口側道路86において自動車
82が存在する領域と、自動車82が存在しない領域を
検出する。次に、地上コントローラ11は、踏切出口側
道路86において自動車82が列状に存在する領域の後
端(図4における自動車列の最後尾車両82dの下端)
の位置P1と、位置P2の間の距離を算出し、踏切出口
側道路の中で自動車82が存在可能な長さ(以下、「出
口側道路余裕長さ」という。)L1を検出する。ここ
に、位置P2は、踏切内道路84と踏切出口側道路86
との境界の位置であり、その座標は既知である。
【0040】この場合、また、地上側コントローラ11
内のCPU(図示せず)は、道路余裕長第1演算処理手
段に相当している。また、道路圧力第1検出装置13a
と地上側コントローラ11は、出口側道路余裕長検出手
段を構成している。
【0041】また、道路圧力第2検出装置15aは、路
面にかかる圧力を所定のサイクルタイム(例えば0.1
秒)ごとに検出し、地上側コントローラ11に出力す
る。地上側コントローラ11は、道路圧力第2検出装置
15aからの出力に基づき、踏切入口側道路84におい
て自動車82が存在する領域と、自動車82が存在しな
い領域を検出する。次に、地上コントローラ11は、踏
切入口側道路84の道路圧力第2検出装置15aの位置
において1台の自動車82が存在する領域の前端(図4
における上端)の位置P3と後端(図4における下端)
の位置P4の間の距離を算出し、踏切に進入する自動車
である踏切進入自動車82の長さ(以下、「進入車長
さ」という。)L2を検出する。
【0042】この場合、地上側コントローラ11内のC
PU(図示せず)は、進入車長第1演算処理手段に相当
している。また、道路圧力第2検出装置15aと地上側
コントローラ11は、進入車長検出手段を構成してい
る。
【0043】地上側コントローラ11は、出口側道路余
裕長さL1と進入車長さL2をつねに監視する。そし
て、道路圧力第2検出装置15aを通過して踏切に進入
した踏切進入自動車の進入車長さL2を順次加算する。
例えば、踏切進入自動車である自動車82a、82b、
82cの進入車長さL2、L2´、L2″を加算する。
【0044】次に、この加算によって得られた値である
進入車長累計値(L2+L2´+L2″)が、出口側道
路余裕長さの値L1以下の場合、すなわち、(L2+L
2´+L2″)≦L1の場合には、現時点で道路圧力第
2検出装置15aの位置に存在する自動車82cを踏切
内へ進入させても、踏切出口側道路86に停車スペース
が確保できることを意味しているから、地上側コントロ
ーラ11は、踏切への進入を許可する踏切進入許可情報
を視覚的情報である道路交通信号情報として道路交通信
号報知装置14に表示させる。例えば、道路交通信号報
知装置14の緑色光表示器14gに緑色光を表示させ
る。
【0045】これにより、道路圧力第2検出装置15a
を通過して踏切に進入しようとする自動車82cの運転
者に対して、道路交通信号報知装置14は、踏切への進
入を許可する緑色光を表示する。この瞬間には、自動車
82cは、踏切入口側道路84の道路圧力第2検出装置
15aの前端(図4における上端)の位置P3と、道路
交通信号報知装置14の設置位置P5の中間を走行中と
なっており、道路交通信号報知装置14の緑色光表示器
14gに緑色光は、自動車82cの運転者によって視認
され、運転者は自動車82cを踏切直前で一旦停止させ
ることなくそのまま進行させ、踏切内道路85を通過
し、踏切出口側道路86の空いたスペースに停車させ
る。
【0046】この場合、道路交通信号報知装置14の設
置位置P5と、道路圧力第2検出装置15aの位置のう
ち踏切に最も近い位置(前端位置P3)との間の距離で
ある信号報知余裕距離L3は、所定値以上の値に設定さ
れている。このため、自動車82cの運転者は、道路交
通信号報知装置14の表示が赤色光の場合でも、踏切を
通過しないで停止できるようになっている。
【0047】また、信号報知余裕距離L3は、道路を走
行する可能性を有する自動車のうち最も長い自動車であ
る最長自動車(例えば、大型トレーラー車)の長さより
も大きな値に設定してもよい。このような値に設定して
おけば、自動車運転者が、進行か停止かを判断する余裕
を増大させることができる。
【0048】また、地上側コントローラ11は、上記の
判別において、L1>(L2+L2´+L2″)の場合
には、現時点で道路圧力第2検出装置15aの位置に存
在する自動車82cを踏切内へ進入させると、踏切出口
側道路86に停車スペースを確保することはできないこ
とを意味しているから、地上側コントローラ11は、踏
切への進入を禁止する踏切進入禁止情報を視覚的情報で
ある道路交通信号情報として道路交通信号報知装置14
に表示させるように制御する。例えば、道路交通信号報
知装置14の赤色光表示器14rに赤色光を表示させ
る。この赤色光は、自動車82cの運転者によって視認
され、運転者は自動車82cを道路交通信号報知装置1
4の位置(踏切直前)で停止させる。
【0049】このように、踏切出口側道路86に停車可
能なスペースがない場合で道路交通信号報知装置14の
赤色光表示器14rに赤色光を表示させる場合には、地
上側コントローラ11は、道路交通信号報知装置14を
用いて自動車運転者にその情報を報知させるようにして
もよい。例えば、図示はしていないが、道路交通信号報
知装置14に、上記した各光表示器の14g、14y、
14rのほかに、LCD(液晶表示器)又はCRT等の
表示手段を設け、この表示手段は、地上側コントローラ
11からの報知指令を受けると、画面に各種の情報表示
を行うように構成してもよい。この表示としては、例え
ば、「停止してください!この踏切の先は、渋滞してい
ます!停車スペースがありません。このまま進むと、踏
切内に閉じ込められます!」などの文字情報を点灯する
こと等が挙げられる。
【0050】上記したような構成により、道路交通信号
報知装置14の各光表示器14g〜14rは、道路(踏
切に進入する手前側の踏切入口側道路84)に向けられ
ているから、踏切に進入する方向に進行してくる踏切進
入自動車82c等の運転者が視認可能である。このた
め、踏切進入自動車82c等の運転者は、道路交通信号
報知装置14の表示により、進行又は停止をすることが
でき、かつ踏切内に車の一部が突出したり、踏切内に閉
じ込められたりすることがなく、鉄道列車との接触や衝
突等の事故を未然に防止することができる、という利点
を有している。
【0051】なお、上記した実施形態は、その構成を変
化させることが可能である。例えば、地上側コントロー
ラ11内のCPU(図示せず)は、出口側道路余裕長さ
L1と進入車長累計値との差が所定の値(以下、「注意
信号判別値」という。)以下となる場合には、赤色光の
表示に先立ち、踏切への進入禁止を予告する踏切進入注
意情報を視覚的情報である道路交通信号情報として道路
交通信号報知装置14に表示させるように構成してもよ
い。例えば、道路交通信号報知装置14の黄色光表示器
14yに黄色光を表示させる等である。
【0052】また、地上側コントローラ11内のCPU
(図示せず)は、進入車長検出手段(道路圧力第2検出
装置15aと地上側コントローラ11)が検出した進入
車長(例えばL2)と略等しい値が出口側道路余裕長さ
(例えばL1)から減じられた場合は、「進入車長検出
手段によって検出された自動車が踏切出口側道路に到達
して停車した」と判別し、当該進入車長(例えばL2)
を進入車長累計値(例えばL2+L2´+L2″)から
減算するようにしてもよい。
【0053】また、上記した道路圧力第1検出装置13
aは、踏切を越えた先の最後尾の自動車の位置に相当す
る箇所P1´のみに配置されてもよい。この場合、位置
P1´と位置P2の間の距離としては、車長が最大な大
型トレーラー等の車長値を採用する。このように構成す
れば、この場合の道路圧力第1検出装置13aが圧力を
検出しない場合は、この箇所(最後尾位置)には自動車
が存在しないことを示している。また、道路圧力第1検
出装置13aが、たとえ一部であっても圧力を検出した
場合は、この箇所(最後尾位置)には自動車が存在する
ことを示している。したがって、後者の場合に、地上側
コントローラ11内のCPU(図示せず)が道路交通信
号報知装置14に報知指令を出力するように構成すれ
ば、上記の実施形態と同様の効果を発揮させることがで
きる。
【0054】また、道路交通信号報知装置14が光表示
器以外の他の表示器を備え、踏切出口側道路に関する他
の情報を、各種文字や図形等の固定表示又は移動表示で
表してもよい。あるいは、他の視覚的情報であってもよ
い。あるいは、「停止してください!この踏切の先は、
渋滞しています!このまま進むと、踏切内に閉じ込めら
れます!」という音声を磁気テープや光磁気ディスクあ
るいはメモリに記録しておき、この音声をスピーカ等か
ら出力してもよいし、サイレンやその他の音響を出力し
てもよい。あるいは、他の聴覚的情報であってもよい。
また、これらの踏切出口側道路に関する他の情報は、そ
れぞれ個別に報知されてもよいし、これらを適宜に組み
合わせて用いてもよい。
【0055】また、反対側の車線については、上記とは
逆の位置に、道路圧力第1検出装置13aと、道路交通
信号報知装置14と、道路圧力第2検出装置15aが配
置される。また、踏切接続道路と連絡するいずれかの道
路交差点等の道路近傍に配置されてもよい。
【0056】また、上記した構成以外の他の実施形態も
可能である。この実施形態では、道路圧力第1検出装置
13aのかわりに、光により物体の存在を検出する光学
的物体第1検出装置13b(図3参照)を設けてもよ
い。光学的物体第1検出装置13bは、踏切出口側道路
86を横断する2点間で、一方の送光部13b1から光
を発射し、他方の受光部13b2で光を受光するように
し、この光を支障物(自動車)がさえぎることにより検
出する方式の光学的センサで構成することができる。ま
た、光学的物体第1検出装置13bは、踏切内道路85
に進入する自動車の進行方向において踏切内道路85の
先方となる踏切出口側道路86の路面等に設けられる。
ここに、光学的物体第1検出装置13bは、光学的物体
第1検出手段に相当している。
【0057】このように構成することにより、光学的物
体第1検出装置13bは、光をさえぎる支障物の有無を
所定のサイクルタイム(例えば0.1秒)ごとに検出
し、地上側コントローラ11に出力する。地上側コント
ローラ11は、光学的物体第1検出装置13bからの出
力に基づき、踏切出口側道路86において自動車82の
存在する領域と、自動車82が存在しない領域を検出
し、踏切出口側道路86に自動車82が存在可能な長さ
である出口側道路余裕長さL1を検出する。
【0058】この出口側道路余裕長さL1は、例えば、
上記と同様に、光学的物体第1検出装置13bの後端部
(踏切に近い端部)の自動車82が存在しない領域の長
さとして表してもよい。この場合、地上側コントローラ
11内のCPU(図示せず)は、第2演算処理手段に相
当している。また、光学的物体第1検出装置13bと地
上側コントローラ11は、踏切出口側道路余裕長検出手
段を構成している。
【0059】さらに他の実施形態も可能である。この実
施形態では、道路圧力第2検出装置15aのかわりに、
光により物体の存在を検出する光学的物体第2検出装置
15b(図1参照)を設けてもよい。光学的物体第2検
出装置15bは、踏切入口側道路84を横断する2点間
で、一方の送光部15b1から光を発射し、他方の受光
部15b2で光を受光するようにし、この光を支障物
(自動車)がさえぎることにより検出する方式の光学的
センサで構成することができる。また、光学的物体第2
検出装置15bは、踏切内道路85に自動車が進入する
側となる踏切入口側道路84において道路交通信号情報
報知装置14よりも遠くなる位置等に設けられる。ここ
に、光学的物体第2検出装置15bは、光学的物体第2
検出手段に相当している。
【0060】このように構成することにより、光学的物
体第2検出装置15bは、光をさえぎる支障物の有無を
所定のサイクルタイム(例えば0.1秒)ごとに検出
し、地上側コントローラ11に出力する。地上側コント
ローラ11は、光学的物体第1検出装置15bからの出
力に基づき、踏切入口側道路84において自動車82の
存在する領域と、自動車82が存在しない領域を検出
し、踏切に進入する自動車82cの長さである進入車長
さを検出する。
【0061】この進入車長さは、例えば、上記と同様
に、光学的物体第2検出装置15bの後端部(踏切に近
い端部)の自動車82が存在しない領域の長さとして表
してもよい。この場合、地上側コントローラ11内のC
PU(図示せず)は、第2演算処理手段に相当してい
る。また、光学的物体第2検出装置15bと地上側コン
トローラ11は、踏切出口側道路余裕長検出手段を構成
している。
【0062】また、本発明のうちの第1の踏切道路信号
制御システムは、上記以外の他の実施形態も可能であ
る。この実施形態では、図1及び図5に示すように、踏
切内道路85に進入する方向に進行している踏切進入自
動車82c等に向けて無線送信を行う地上側送信装置1
9を備えている。また、この場合の踏切進入自動車82
c等には、図5に示すように、自動車側制御装置21が
設けられている。
【0063】自動車側制御装置21は、アンテナ22a
と、自動車側受信部22と、自動車側コントローラ23
と、画像表示部24と、音響出力部25と、ブレーキ制
御部26を有している。ここに、画像表示部24は画像
表示手段に相当し、図示はしていないが、CRT(Ca
thode Ray Tube:ブラウン管)、液晶表
示器、プラズマディスプレイ(PDP)等を有してい
る。また、音響出力部25は音響出力手段に相当し、図
示はしていないが、スピーカー及び人工音声発生機、又
は音声を記録した磁気テープ又は磁気ディスクあるいは
光磁気ディスク等の記録媒体を再生するテープデッキ装
置又はディスク装置等、若しくはメモリ等を有してい
る。
【0064】このように構成することにより、地上側コ
ントローラ11内のCPU(図示せず)は、出口側道路
余裕長さL1をつねに監視し、出口側道路余裕長さL1
が所定の余裕値以下となった場合、例えば、大型自動車
(大型トレーラー等)の全長をkとしたとき、上記した
出口側道路余裕長さL1が、L1≦kとなった場合に
は、地上側コントローラ11は、地上側送信装置19か
ら、上記と同様な踏切進入禁止情報を無線送信させるよ
うに制御する。
【0065】この踏切進入禁止情報は、アンテナ22a
から踏切進入自動車82cなどの内部の自動車側受信部
22によって受信され、自動車側コントローラ23から
車内の画像表示部24に出力される。これにより、道路
交通信号機を模擬した図形、例えば円形の図形が3個、
水平方向又は鉛直方向に並べて配置された図形が表示さ
れ、その中の1個が赤色に光ったように明るく表示さ
れ、道路交通信号機が赤信号になった状態を画面に表示
する。すなわち、「自動車内交通信号機」とも言うべき
表示が行われる。また、「停止してください!この踏切
の先は、渋滞しています!停車スペースがありません。
このまま進むと、踏切内に閉じ込められます!」という
ような文字列が表示され、あるいは、上記の内容が音響
出力部25から音声で出力される。この場合、地上側送
信装置19は、地上側送信手段に相当している。上記し
た自動車側制御装置21は、いわゆるカーナビゲーショ
ン装置に内蔵するように構成してもよい。
【0066】さらに、上記以外の他の実施形態も可能で
ある。この実施形態では、図2に示すように、踏切遮断
かん18a〜18dと、この踏切遮断かんを駆動する遮
断駆動装置17a〜17dが設けられ、各遮断駆動装置
17a〜17dは、地上側コントローラ11によって制
御されるように構成されているものとする。
【0067】このように構成することにより、地上側コ
ントローラ11内のCPU(図示せず)は、出口側道路
余裕長さL1をつねに監視し、道路余裕度が所定の余裕
度以下となった場合、例えば、大型自動車(大型トレー
ラー等)の全長をkとしたとき、上記した出口側道路余
裕長さL1が、L1<kとなった場合には、遮断駆動装
置のいずれか、例えば17aに踏切遮断指令を与える。
この指令を受けた遮断駆動装置17aは踏切遮断かん1
8aを駆動し、踏切遮断かん18aは下方に回動したり
下降して閉鎖する。これにより、踏切内道路85へ踏切
進入可能車が進入することを阻止し、自動車等が踏切内
に閉じ込められる事態を未然に防止することができる。
【0068】上記した踏切支障情報報知システム101
は、既存の踏切システムと併用してもよい。例えば、図
1に示す列車接近検出装置12は、踏切に鉄道列車81
が接近していることを検出して出力するセンサである。
検出方式は、接触方式及び非接触方式の両者いずれであ
ってもよい。また、検出に用いる手段としては、線路8
3のレールに電流を流して鉄道車両による短絡を検出す
るもの、線路83を横断する2点間に照射した光を鉄道
車両がさえぎることにより検出するもの等などが挙げら
れる。
【0069】また、踏切警報装置20は、地上側コント
ローラ11に接続され、地上側コントローラ11は、列
車接近検出装置12が列車の接近を検出した場合に、踏
切警報装置20に点滅光を表示させ、警報音(以下、こ
れらの点滅光、又は警報音を、「踏切警報」という。)
を出力させる。地上側コントローラ11は、踏切警報装
置20に踏切警報を出力させ、所定時間(数秒〜10秒
程度)が経過した後に、遮断駆動装置17に駆動指令を
出力し、踏切遮断かん18を駆動させて踏切の道路交通
を遮断する。この際、上記したLCD(液晶表示器)又
はCRT等の表示手段は、地上側コントローラ11から
の報知指令を受けて、画面に列車接近を報知するための
情報表示を行うように構成してもよい。このような列車
接近報知表示としては、例えば、「停止してください!
列車が接近しています。このまま進むと、列車と衝突し
ます!」などの文字情報を点灯すること等が挙げられ
る。
【0070】また、踏切支障報知装置16は、踏切内で
支障が発生した場合等に、この踏切に接近する接近列車
81に停止信号、又は注意をうながす特殊発光信号を現
示し、接近列車81を踏切の手前で停止させ、列車との
衝突事故等を防止する装置である。また、操作ボタン1
5は、踏切内の適宜箇所に設けられており、この踏切支
障報知装置16に作動指令を与えて作動させる操作具で
ある。
【0071】また、踏切支障情報報知システム101
は、踏切警報装置20の中に内蔵させるように構成して
もよい。あるいは、地上側コントローラ11内のCPU
(図示せず)は、踏切への鉄道列車81の接近が検出さ
れた場合には、踏切進入禁止情報を聴覚的情報である道
路交通信号情報として道路交通信号報知装置14に出力
させるように制御してもよい。列車接近を報知する踏切
進入禁止情報を道路交通信号報知装置14に表示させる
場合には、踏切出口側道路に自動車が停車可能な余裕が
無い場合の表示(例えば赤信号表示)とは異なる表示を
行わせるようにしてもよい。例えば、赤信号の点滅表示
などである。
【0072】また、上記した自動車側制御装置21は、
さらに他の構成としてもよい。例えば、図1に示すよう
に、踏切入口側道路の近傍に配置されるとともに踏切進
入自動車の速度である進入車速度を検出して出力する進
入車速検出装置31をさらに備え、地上側コントローラ
11内のCPU(図示せず)は、踏切への鉄道列車81
の接近が検出された場合で、かつ、検出された進入車速
度からみて、「当該踏切進入自動車が踏切直前横断を行
う」と判別した場合には、踏切進入自動車に搭載されて
いる自動車制御装置21のブレーキ制御部26に、当該
踏切進入自動車を踏切遮断具18a〜18dの手前で停
止させるような情報を地上側送信装置19に送信させる
ように制御する。これにより、ブレーキ制御部26は、
ブレーキ駆動部27に停止制御指令を送る。ブレーキ駆
動部27は、この指令を受けると、油圧や空気圧若しく
は電動機構等により自動車82c等の車輪ディスク等に
ブレーキ力を付与し、自動車82c等を踏切遮断具(踏
切遮断かん18)の手前で停止させる。
【0073】また、このブレーキ停止制御と併せて、地
上側コントローラ11内のCPU(図示せず)は、自動
車側制御装置21の画像表示部24に、「停止してくだ
さい!このまま進むと踏切直前横断又は重大事故となり
ます!危険です!」というような文字列を表示し、ある
いは、上記の内容を音響出力部25から音声で出力させ
るような情報を地上側送信装置19から送信させるよう
に制御する。
【0074】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明
の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同
一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いか
なるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0075】要は、本発明のうちの第1の踏切道路信号
制御システムは、鉄道と道路が平面交差する箇所である
踏切に接続する道路である踏切接続道路のうち踏切に進
入した自動車が進出する側となる踏切出口側道路の中で
自動車が存在可能な長さである出口側道路余裕長さを検
出して出力する出口側道路余裕長検出手段と、踏切接続
道路のうち自動車が踏切に進入する側となる踏切入口側
道路の近傍でかつ自動車の運転者に視認可能な位置に配
置されるとともに視覚的情報又は聴覚的情報である道路
交通信号情報を前記運転者に対して報知する道路交通信
号報知手段と、踏切入口側道路の近傍でかつ踏切からの
位置が道路交通信号報知手段の設置位置よりも遠くなる
位置に配置されるとともに踏切に進入する自動車である
踏切進入自動車の長さである進入車長さを検出して出力
する進入車長検出手段と、進入車長検出手段を通過して
踏切に進入した踏切進入自動車の進入車長さを加算した
値である進入車長累計値が出口側道路余裕長さの値以下
の場合には踏切への進入を許可する踏切進入許可情報を
視覚的情報である道路交通信号情報として道路交通信号
報知手段に表示させ、進入車長累計値が出口側道路余裕
長さの値より大きい場合には踏切への進入を禁止する踏
切進入禁止情報を視覚的情報である道路交通信号情報と
して道路交通信号報知手段に表示させるように制御する
制御手段を備えたシステムであれば、どのようなもので
あってもよいのである。
【0076】また、上記した実施形態においては、道路
交通信号報知手段(例えば道路交通信号報知装置14)
として、緑色(踏切進入許可)と赤色(踏切進入禁止)
の2表示形式のもの、あるいは緑色(踏切進入許可)と
黄色(踏切進入注意)と赤色(踏切進入禁止)の3表示
形式のものを例に挙げて説明したが、本発明はこれらの
例には限定されず、他の構成、例えば、赤色(踏切進入
禁止)の1表示形式で、点灯していない場合には踏切進
入許可を表し、踏切進入禁止の場合にのみ赤色が点灯す
るもの等であってもよい。
【0077】また、踏切出口側道路に自動車が停車可能
な余裕があり、道路交通信号報知装置14が踏切進入許
可情報(例えば緑色光表示)を行っている状態で、踏切
出口側道路に自動車が停車可能な余裕が無くなった場
合、例えば、踏切を渡った自動車が踏切出口側道路に停
車した場合などでは、道路交通信号報知装置14の踏切
進入許可情報(例えば緑色光表示)を、急に踏切進入禁
止情報(例えば赤色光表示)に変えると、走行中の自動
車運転者が混乱等を起こすため、踏切進入許可情報(例
えば緑色光表示)から、いったん踏切進入注意情報(例
えば黄色光表示)にした後に踏切進入禁止情報(例えば
赤色光表示)に変える、といった制御論理を、地上側コ
ントローラ11に組み込んでおくように構成してもよ
い。
【0078】さらに、本発明は、上記以外の他の構成で
あるシステム、方法も実現可能である。下記のシステム
は、特許請求の範囲における第2の踏切道路信号制御シ
ステムに相当しており、下記のシステムで実行されてい
る方法は、特許請求の範囲における第2の踏切道路信号
制御方法に相当している。
【0079】この第2の踏切道路信号制御システムの場
合には、図示はしていないが、以下のようにして、シス
テムを構成する。すなわち、第2の踏切道路信号制御シ
ステムは、出口側道路余裕長検出手段と、一又は複数の
進入車長検出手段と、一又は複数の進入車速検出手段
と、一又は複数の地上側送信手段と、制御手段を備えて
構成される。
【0080】上記した第2の踏切道路信号制御システム
の構成要素のうち、出口側道路余裕長検出手段は、上記
した第1の踏切道路信号制御システムの場合と同様にし
て構成することができる。また、一又は複数の進入車長
検出手段は、その内部構造と作用は、上記した第1の踏
切道路信号制御システムの進入車長検出手段と同様にし
て構成することができ、その配置位置が、踏切入口側道
路の近傍でかつ踏切からの位置が道路交通信号報知手段
の設置位置よりも遠くなる一又は複数の位置である点
が、第1の踏切道路信号制御システムにおける進入車長
検出手段とは異なる。また、一又は複数の進入車速検出
手段は、その内部構造と作用は、上記した第1の踏切道
路信号制御システムの進入車速検出手段と同様にして構
成することができ、その配置位置が、踏切入口側道路の
近傍でかつ踏切からの位置が道路交通信号報知手段の設
置位置よりも遠くなる一又は複数の位置である点が、第
1の踏切道路信号制御システムにおける進入車速検出手
段とは異なる。また、一又は複数の地上側送信手段は、
その内部構造と作用は、上記した第1の踏切道路信号制
御システムの地上側送信手段と同様にして構成すること
ができ、その配置個数が一又は複数である点が、第1の
踏切道路信号制御システムにおける地上側送信手段とは
異なる。また、第2の踏切道路信号制御システムは、上
記した第1の踏切道路信号制御システムの他の実施形態
における自動車制御装置、制動制御手段と同様の構成及
び作用を有する自動車制御装置、制動制御手段を備えて
いる。
【0081】また、第2の踏切道路信号制御システムの
制御手段は、そのハードウェアの構造は、上記した第1
の踏切道路信号制御システムの制御手段と同様にして構
成することができ、その制御論理内容(作用)が下記の
ような内容である点が、第1の踏切道路信号制御システ
ムにおける制御手段とは異なる。
【0082】すなわち、第2の踏切道路信号制御システ
ムの制御手段は、進入車長検出手段を通過して踏切に進
入した踏切進入自動車の進入車長さを加算した値である
進入車長累計値と、現時点以後に踏切へ進入する一又は
複数の踏切進入自動車の進入車長さと進入車速度に応じ
て、現時点以後の進入車長累計値が出口側道路余裕長さ
の値を超えないように、一又は複数の踏切進入自動車に
搭載されている自動車制御装置の制動制御手段に、踏切
進入自動車の速度を所定の値まで減速させる減速制御情
報、又は当該踏切進入自動車を踏切遮断具の手前で停止
させるような停止制御情報を地上側送信手段に送信させ
るように制御する。
【0083】したがって、本発明の第2の踏切道路信号
制御システム、又は第2の踏切道路信号制御方法によれ
ば、踏切の手前側の複数の自動車の速度や停止を適宜に
無線制御することができる。例えば、踏切の手前約20
メートルの位置において50km/時の速度で進入して
くる自動車があった場合には、上記した第1の踏切道路
信号制御システム、又は第1の踏切道路信号制御方法で
は、道路交通信号の現示が間に合わない場合があり、道
路交通信号の現示が間に合ったとしても、その自動車の
運転者が信号を無視した場合には、その自動車の踏切内
への進入を阻止できない場合がある。しかし、本発明の
第2の踏切道路信号制御システム、又は第2の踏切道路
信号制御方法によれば、もっと早い段階(例えば踏切の
手前50メートルくらい前)から複数台(例えば2〜3
台)の車両の位置、速度、車両長さを検知し、その速度
を制限したり、停止させたりすることができ、事故等を
未然に防止することが可能となる。また、踏切に進入し
てくる自動車にとっても、急な停止ではなく、減速から
停止に移行するような制御となり、滑らかな自動車走行
が可能となる、という利点がある。
【0084】なお、上記した第2の踏切道路信号制御シ
ステム、又は第2の踏切道路信号制御方法においては、
制御手段は、自動車の速度を減速させ、又は停止させる
ように制御する制御情報を送信することに加え、自動車
の運転者に対する道路交通信号(例えば、停止信号とし
ての赤色信号、注意信号としての黄色信号、進行許可信
号としての緑色信号、あるいは文字による信号表示等)
を、自動車内の画像表示部(例えば、図5(B)におけ
る画像表示部24)に表示させるよう制御する情報を送
信するように構成してもよい。新幹線鉄道においても、
同様に、新幹線車両の速度を外部から制御するととも
に、現在の制限速度値を「車内信号」として運転席の画
像表示部に表示させ、運転士にも現在状態が把握可能な
ように構成されている。
【0085】また、第2の踏切道路信号制御システム、
又は第2の踏切道路信号制御方法においては、上記した
第1の踏切道路信号制御システム、又は第1の踏切道路
信号制御方法における道路交通信号報知手段、すなわ
ち、踏切接続道路のうち自動車が前記踏切に進入する側
となる踏切入口側道路の近傍でかつ自動車の運転者に視
認可能な位置に配置されるとともに視覚的情報又は聴覚
的情報である道路交通信号情報を運転者に対して報知す
る手段を、さらに備えてもよい。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の踏
切道路交通信号制御システム又は踏切道路交通信号制御
方法によれば、鉄道と道路が平面交差する箇所である踏
切に接続する道路である踏切接続道路のうち踏切に進入
した自動車が進出する側となる踏切出口側道路の中で自
動車が存在可能な長さである出口側道路余裕長さを検出
して出力する出口側道路余裕長検出手段と、踏切接続道
路のうち自動車が踏切に進入する側となる踏切入口側道
路の近傍でかつ自動車の運転者に視認可能な位置に配置
されるとともに視覚的情報又は聴覚的情報である道路交
通信号情報を前記運転者に対して報知する道路交通信号
報知手段と、踏切入口側道路の近傍でかつ踏切からの位
置が道路交通信号報知手段の設置位置よりも遠くなる位
置に配置されるとともに踏切に進入する自動車である踏
切進入自動車の長さである進入車長さを検出して出力す
る進入車長検出手段と、制御手段を備えるように構成し
たので、制御手段により、進入車長検出手段を通過して
踏切に進入した踏切進入自動車の進入車長さを加算した
値である進入車長累計値が出口側道路余裕長さの値以下
の場合には踏切への進入を許可する踏切進入許可情報を
視覚的情報である道路交通信号情報として道路交通信号
報知手段に表示させ、進入車長累計値が出口側道路余裕
長さの値より大きい場合には踏切への進入を禁止する踏
切進入禁止情報を視覚的情報である道路交通信号情報と
して道路交通信号報知手段に表示させるように制御する
ことができる、という利点を有している。
【0087】また、本発明の第2の踏切道路交通信号制
御システム又は踏切道路交通信号制御方法によれば、鉄
道と道路が平面交差する箇所である踏切に接続する道路
である踏切接続道路のうち踏切に進入した自動車が進出
する側となる踏切出口側道路の中で自動車が存在可能な
長さである出口側道路余裕長さを検出して出力する出口
側道路余裕長検出手段と、踏切入口側道路の近傍でかつ
踏切からの位置が道路交通信号報知手段の設置位置より
も遠くなる一又は複数の位置にそれぞれ配置されるとと
もに踏切に進入する自動車である踏切進入自動車の長さ
である進入車長さを検出して出力する一又は複数の進入
車長検出手段と、踏切入口側道路の近傍でかつ踏切から
の位置が道路交通信号報知手段の設置位置よりも遠くな
る一又は複数の位置にそれぞれ配置されるとともに踏切
進入自動車の速度である進入車速度を検出して出力する
一又は複数の進入車速検出手段と、踏切進入自動車に向
けて情報を無線送信する一又は複数の地上側送信手段
と、制御手段を備えるように構成したので、制御手段に
より、進入車長検出手段を通過して踏切に進入した踏切
進入自動車の進入車長さを加算した値である進入車長累
計値と、現時点以後に踏切へ進入する一又は複数の踏切
進入自動車の進入車長さと進入車速度に応じて、現時点
以後の進入車長累計値が出口側道路余裕長さの値を超え
ないように、一又は複数の踏切進入自動車に搭載されて
いる自動車制御装置の制動制御手段に、当該踏切進入自
動車の速度を所定の値まで減速させる減速制御情報、又
は当該踏切進入自動車を踏切遮断具の手前で停止させる
ような停止制御情報を地上側送信手段に送信させるよう
に制御することができる、という利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のうちの第1の踏切道路信号制御システ
ムの一実施形態である踏切道路信号制御システムの踏切
入口側道路から見た構成を示す図である。
【図2】本発明のうちの第1の踏切道路信号制御システ
ムの一実施形態の踏切道路信号制御システムが設けられ
る踏切の構成を示す斜視図である。
【図3】本発明のうちの第1の踏切道路信号制御システ
ムの一実施形態である踏切道路信号制御システムの踏切
出口側道路から見た構成を示す図である。
【図4】本発明のうちの第1の踏切道路信号制御システ
ムの一実施形態である踏切道路信号制御システムの構成
と作用を示す平面図である。
【図5】本発明のうちの第1の踏切道路信号制御システ
ムの他の実施形態である踏切道路信号制御システムにお
ける自動車側の構成を示す図である。
【符号の説明】
11 地上側コントローラ 12 列車接近検出装置 13a 道路圧力第1検出装置 13b 光学的物体第1検出装置 15b1 送光部 15b2 受光部 14 道路交通信号報知装置 14g 緑色光表示器 14r 赤色光表示器 14y 黄色光表示器 15a 道路圧力第2検出装置 15b 光学的物体第2検出装置 15b1 送光部 15b2 受光部 16 踏切支障報知装置 17、17a〜17d 遮断駆動装置 18、18a〜18d 踏切遮断かん 19 地上側送信装置 20 踏切警報装置 21 自動車側制御装置 22 自動車側受信部 22a アンテナ 23 自動車側コントローラ 24 画像表示部 25 音響出力部 26 ブレーキ制御部 27 ブレーキ駆動部 31 進入車速検出装置 81 鉄道列車 82、82a〜82d 自動車 83 鉄道線路 84 踏切入口側道路 85 踏切内道路 86 踏切出口側道路 101 踏切道路信号制御システム L1 出口側道路余裕長さ L2、L2´ 進入車長さ L3 信号報知余裕距離

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄道と道路が平面交差する箇所である踏
    切に接続する前記道路である踏切接続道路のうち前記踏
    切に進入した自動車が進出する側となる踏切出口側道路
    の中で自動車が存在可能な長さである出口側道路余裕長
    さを検出して出力する出口側道路余裕長検出手段と、 前記踏切接続道路のうち自動車が前記踏切に進入する側
    となる踏切入口側道路の近傍でかつ自動車の運転者に視
    認可能な位置に配置されるとともに視覚的情報又は聴覚
    的情報である道路交通信号情報を前記運転者に対して報
    知する道路交通信号報知手段と、 前記踏切入口側道路の近傍でかつ前記踏切からの位置が
    前記道路交通信号報知手段の設置位置よりも遠くなる位
    置に配置されるとともに前記踏切に進入する自動車であ
    る踏切進入自動車の長さである進入車長さを検出して出
    力する進入車長検出手段と、 前記進入車長検出手段を通過して前記踏切に進入した踏
    切進入自動車の進入車長さを加算した値である進入車長
    累計値が前記出口側道路余裕長さの値以下の場合には前
    記踏切への進入を許可する踏切進入許可情報を前記視覚
    的情報である前記道路交通信号情報として前記道路交通
    信号報知手段に表示させ、前記進入車長累計値が前記出
    口側道路余裕長さの値より大きい場合には前記踏切への
    進入を禁止する踏切進入禁止情報を前記視覚的情報であ
    る前記道路交通信号情報として前記道路交通信号報知手
    段に表示させるように制御する制御手段を備えることを
    特徴とする踏切道路交通信号制御システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の踏切道路交通信号制御シ
    ステムにおいて、 前記制御手段は、前記進入車長検出手段が検出した進入
    車長と略等しい値が前記出口側道路余裕長さから減じら
    れた場合は、前記進入車長検出手段によって検出された
    自動車が前記踏切出口側道路に到達して停車したと判別
    し当該進入車長を前記進入車長累計値から減算すること
    を特徴とする踏切道路交通信号制御システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の踏切道路交通信号制御シ
    ステムにおいて、 前記出口側道路余裕長検出手段は、 前記踏切出口側道路の路面に設けられ前記道路に付加さ
    れる圧力を検出する道路圧力第1検出手段と、 前記道路圧力第1検出手段からの出力に基づき、前記踏
    切出口側道路中に存在する前記自動車の最後端となる位
    置である出口車列後端位置を検出し、前記出口側道路に
    自動車が存在可能な後端位置である出口道路限界位置と
    前記出口車列後端位置の間の距離を演算することにより
    前記出口側道路余裕長さを検出する道路余裕長第1演算
    処理手段を有することを特徴とする踏切道路交通信号制
    御システム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の踏切道路交通信号制御シ
    ステムにおいて、 前記出口側道路余裕長検出手段は、 前記踏切出口側道路の近傍に設けられ光により物体の存
    在を検出する光学的物体第1検出手段と、 前記光学的物体第1検出手段からの出力に基づき、前記
    踏切出口側道路中に存在する前記自動車の最後端となる
    位置である出口車列後端位置を検出し、前記出口側道路
    に自動車が存在可能な後端位置である出口道路限界位置
    と前記出口車列後端位置の間の距離を演算することによ
    り前記出口側道路余裕長さを検出する道路余裕長第2演
    算処理手段を有することを特徴とする踏切道路交通信号
    制御システム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の踏切道路交通信号制御シ
    ステムにおいて、 前記進入車長検出手段は、 前記踏切入口側道路の路面に設けられ前記道路に付加さ
    れる圧力を検出する道路圧力第2検出手段と、 前記道路圧力第2検出手段からの出力に基づき、前記踏
    切入口側道路中に存在する前記自動車の前輪と後輪の間
    の距離を演算することにより前記進入車長さを検出する
    進入車長第1演算処理手段を有することを特徴とする踏
    切道路交通信号制御システム。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の踏切道路交通信号制御シ
    ステムにおいて、 前記進入車長検出手段は、 前記踏切入口側道路の近傍に設けられ光により物体の存
    在を検出する光学的物体第2検出手段と、 前記光学的物体第2検出手段からの出力に基づき、前記
    進入車長さを検出する進入車長第2演算処理手段を有す
    ることを特徴とする踏切道路交通信号制御システム。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の踏切道路交通信号制御シ
    ステムにおいて、 前記道路交通信号報知手段の設置位置と前記進入車長検
    出手段の位置のうち前記踏切に最も近い位置である進入
    車長検出踏切側位置との間の距離である信号報知余裕距
    離は、道路を走行する可能性を有する自動車のうち最も
    長い自動車である最長自動車の長さよりも大きな値に設
    定されることを特徴とする踏切道路交通信号制御システ
    ム。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の踏切道路交通信号制御シ
    ステムにおいて、 前記制御手段は、前記出口側道路余裕長さと前記進入車
    長累計値との差が注意信号判別値以下となる場合には、
    前記踏切への進入禁止を予告する踏切進入注意情報を前
    記視覚的情報である前記道路交通信号情報として前記道
    路交通信号報知手段に表示させることを特徴とする踏切
    道路交通信号制御システム。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の踏切道路交通信号制御シ
    ステムにおいて、 前記踏切に鉄道列車が接近していることを検出して出力
    する列車接近検出手段と、 前記踏切と前記踏切接続道路との連絡を遮断するための
    踏切遮断具と、 前記踏切遮断具を駆動する遮断駆動手段をさらに備え、 前記制御手段は、前記踏切への前記鉄道列車の接近が検
    出された場合には、前記踏切進入禁止情報を前記視覚的
    情報である前記道路交通信号情報として前記道路交通信
    号報知手段に表示させるとともに、前記遮断駆動手段に
    踏切遮断指令を与えて前記踏切遮断具を駆動し前記踏切
    内への自動車の進入を阻止するように制御することを特
    徴とする踏切道路交通信号制御システム。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の踏切道路交通信号制御
    システムにおいて、 前記制御手段は、前記踏切への前記鉄道列車の接近が検
    出された場合には、前記踏切進入禁止情報を前記聴覚的
    情報である前記道路交通信号情報として前記道路交通信
    号報知手段に出力させるように制御することを特徴とす
    る踏切道路交通信号制御システム。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の踏切道路交通信号制御
    システムにおいて、 前記踏切進入自動車に向けて情報を無線送信する地上側
    送信手段をさらに備え、 前記制御手段は、前記踏切進入自動車に搭載されている
    自動車情報装置の画像表示手段又は音響出力手段に、少
    なくとも前記踏切進入禁止情報を出力させるような情報
    を前記地上側送信手段に送信させるように制御すること
    を特徴とする踏切道路交通信号制御システム。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の踏切道路交通信号制
    御システムにおいて、 前記踏切入口側道路の近傍に配置されるとともに前記踏
    切進入自動車の速度である進入車速度を検出して出力す
    る進入車速検出手段をさらに備え、 前記制御手段は、前記踏切への前記鉄道列車の接近が検
    出された場合で、かつ、検出された前記進入車速度によ
    り当該踏切進入自動車が踏切直前横断を行うと判別した
    場合には、前記踏切進入自動車に搭載されている自動車
    制御装置の制動制御手段に、当該踏切進入自動車を前記
    踏切遮断具の手前で停止させるような情報を前記地上側
    送信手段に送信させるように制御することを特徴とする
    踏切道路交通信号制御システム。
  13. 【請求項13】 鉄道と道路が平面交差する箇所である
    踏切に接続する前記道路である踏切接続道路のうち前記
    踏切に進入した自動車が進出する側となる踏切出口側道
    路の中で自動車が存在可能な長さである出口側道路余裕
    長さを検出して出力する出口側道路余裕長検出手段と、 前記踏切入口側道路の近傍でかつ前記踏切からの位置が
    前記道路交通信号報知手段の設置位置よりも遠くなる一
    又は複数の位置にそれぞれ配置されるとともに前記踏切
    に進入する自動車である踏切進入自動車の長さである進
    入車長さを検出して出力する一又は複数の進入車長検出
    手段と、 前記踏切入口側道路の近傍でかつ前記踏切からの位置が
    前記道路交通信号報知手段の設置位置よりも遠くなる一
    又は複数の位置にそれぞれ配置されるとともに前記踏切
    進入自動車の速度である進入車速度を検出して出力する
    一又は複数の進入車速検出手段と、 前記踏切進入自動車に向けて情報を無線送信する一又は
    複数の地上側送信手段と、 前記進入車長検出手段を通過して前記踏切に進入した踏
    切進入自動車の進入車長さを加算した値である進入車長
    累計値と、現時点以後に前記踏切へ進入する一又は複数
    の踏切進入自動車の前記進入車長さと前記進入車速度に
    応じて、現時点以後の進入車長累計値が前記出口側道路
    余裕長さの値を超えないように、前記一又は複数の踏切
    進入自動車に搭載されている自動車制御装置の制動制御
    手段に、当該踏切進入自動車の速度を所定の値まで減速
    させる減速制御情報、又は当該踏切進入自動車を前記踏
    切遮断具の手前で停止させるような停止制御情報を前記
    地上側送信手段に送信させるように制御する制御手段を
    備えることを特徴とする踏切道路交通信号制御システ
    ム。
  14. 【請求項14】 鉄道と道路が平面交差する箇所である
    踏切に接続する前記道路である踏切接続道路のうち前記
    踏切に進入した自動車が進出する側となる踏切出口側道
    路の中で自動車が存在可能な長さである出口側道路余裕
    長さを検出して出力する出口側道路余裕長検出手段と、 前記踏切接続道路のうち自動車が前記踏切に進入する側
    となる踏切入口側道路の近傍でかつ自動車の運転者に視
    認可能な位置に配置されるとともに視覚的情報又は聴覚
    的情報である道路交通信号情報を前記運転者に対して報
    知する道路交通信号報知手段と、 前記踏切入口側道路の近傍でかつ前記踏切からの位置が
    前記道路交通信号報知手段の設置位置よりも遠くなる位
    置に配置されるとともに前記踏切に進入する自動車であ
    る踏切進入自動車の長さである進入車長さを検出して出
    力する進入車長検出手段と、 制御手段を備え、 前記制御手段により、前記進入車長検出手段を通過して
    前記踏切に進入した踏切進入自動車の進入車長さを加算
    した値である進入車長累計値が前記出口側道路余裕長さ
    の値以下の場合には前記踏切への進入を許可する踏切進
    入許可情報を前記視覚的情報である前記道路交通信号情
    報として前記道路交通信号報知手段に表示させ、前記進
    入車長累計値が前記出口側道路余裕長さの値より大きい
    場合には前記踏切への進入を禁止する踏切進入禁止情報
    を前記視覚的情報である前記道路交通信号情報として前
    記道路交通信号報知手段に表示させるように制御するこ
    とを特徴とする踏切道路交通信号制御方法。
  15. 【請求項15】 鉄道と道路が平面交差する箇所である
    踏切に接続する前記道路である踏切接続道路のうち前記
    踏切に進入した自動車が進出する側となる踏切出口側道
    路の中で自動車が存在可能な長さである出口側道路余裕
    長さを検出して出力する出口側道路余裕長検出手段と、 前記踏切入口側道路の近傍でかつ前記踏切からの位置が
    前記道路交通信号報知手段の設置位置よりも遠くなる一
    又は複数の位置にそれぞれ配置されるとともに前記踏切
    に進入する自動車である踏切進入自動車の長さである進
    入車長さを検出して出力する一又は複数の進入車長検出
    手段と、 前記踏切入口側道路の近傍でかつ前記踏切からの位置が
    前記道路交通信号報知手段の設置位置よりも遠くなる一
    又は複数の位置にそれぞれ配置されるとともに前記踏切
    進入自動車の速度である進入車速度を検出して出力する
    一又は複数の進入車速検出手段と、 前記踏切進入自動車に向けて情報を無線送信する一又は
    複数の地上側送信手段と、 制御手段を備え、 前記制御手段により、前記進入車長検出手段を通過して
    前記踏切に進入した踏切進入自動車の進入車長さを加算
    した値である進入車長累計値と、現時点以後に前記踏切
    へ進入する一又は複数の踏切進入自動車の前記進入車長
    さと前記進入車速度に応じて、現時点以後の進入車長累
    計値が前記出口側道路余裕長さの値を超えないように、
    前記一又は複数の踏切進入自動車に搭載されている自動
    車制御装置の制動制御手段に、当該踏切進入自動車の速
    度を所定の値まで減速させる減速制御情報、又は当該踏
    切進入自動車を前記踏切遮断具の手前で停止させるよう
    な停止制御情報を前記地上側送信手段に送信させるよう
    に制御することを特徴とする踏切道路交通信号制御方
    法。
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