JP2012028364A - チップピックアップ装置およびチップピックアップ方法 - Google Patents

チップピックアップ装置およびチップピックアップ方法 Download PDF

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Abstract

【課題】シートに貼り付けられた状態のチップをピックアップする際のピックアップ動作条件を適正に設定し、さらに設定された後のピックアップ動作条件の適否を監視することができるチップピックアップ装置およびチップピックアップ方法を提供することを目的とする。
【解決手段】取出しノズルの昇降動作の昇降パターンを示す第1グラフ曲線C1、取出しノズルから排気される空気の流量パターンを示す第3グラフ曲線C3、エジェクタ機構によるエジェクタピンの突き上げパターンを示す第2グラフ曲線C2を、それぞれの時間軸を同期させて一覧性を有する動作条件解析画面25として表示させ、吸着遅れ時間TDおよび吸着時流量変動値ΔQを求めることによってピックアップ動作条件の良否判定を行う。これにより、エジェクタピンや取出しノズルの動作の経時的な関連を定量的・合理的に把握することが可能となる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ウェハから切り出されシートに貼り付けられた状態のチップをピックアップするチップピックアップ装置およびチップピックアップ方法に関するものである。
半導体装置の製造工程において、半導体チップは多数の個片チップより成るウェハから切り出される。この個片チップの切り出しは、粘着性のシートにウェハを貼り付けた状態で行われ、切り出された個片チップはシートから剥ぎ取られてピックアップされる。このピックアップ作業においては、シートを下面側から吸着した状態で、シートの下面側からチップをエジェクタによって突き上げることによりシートから剥離させながら、チップを取出しヘッドによって吸着保持して取り出す(例えば特許文献1参照)。この特許文献例に示す先行技術においては、ピックアップ動作を安定して行うことができるよう、取出し姿勢不良などのピックアップミスが連続して所定回数以上発生した場合には、エジェクタピンの突き上げ量や動作速度などの動作条件パラメータを修正することにより、良好なピックアップ動作を得るようにしている。
特開2004−228255号公報
ところで近年の電子部品の小型化に伴い、ピックアップの対象となるチップは小型化・薄型化が進行している。さらに、電子業界における生産性向上の要請から、設備動作は高速化する傾向にあり、チップピックアップ装置においても、破壊されやすいチップをより高速で取り出すことが求められている。このため、取出しノズルによってチップをシートから剥離させて取り出すピックアップ動作の動作条件を、より精細に設定することが求められる。
しかしながら、上述の先行技術例を含め従来技術においては、シートからチップを剥離するエジェクタの動作や、取出しノズルがチップを吸着保持する動作など、チップのピックアップ態様を良否を左右する各動作の経時的な関連を定量的データに基づいて合理的に把握することが難しいという課題があった。このため従来より正確な動作観察ができるように、単眼鏡や高速ビデオカメラなどを用いてピックアップ動作時の詳細挙動を把握する試みがなされていたが、いずれも目視観察に基づく判断であることから、担当作業者の熟練度によって調整作業の良否が大きく左右されてしまう。このように、従来のチップピックアップ技術には、シートに貼り付けられた状態のチップをピックアップする際のピックアップ動作条件を適正に設定し、さらに設定された後のピックアップ動作条件の適否を監視することが困難であるという課題があった。
そこで本発明は、シートに貼り付けられた状態のチップをピックアップする際のピックアップ動作条件を適正に設定し、さらに設定された後のピックアップ動作条件の適否を監視することができるチップピックアップ装置およびチップピックアップ方法を提供することを目的とする。
本発明のチップピックアップ装置は、シートに貼り付けられたチップを吸着保持してピックアップするチップピックアップ装置であって、チップが貼り付けられた前記シートを保持するシート保持部と、ノズル昇降機構によって昇降自在に設けられ真空排気部によって真空排気される取出しノズルを前記チップの上面に当接させることにより、このチップを吸着保持して前記シートから剥離させて取り出すピックアップ機構と、前記取出しノズルから真空吸引され前記真空排気部によって排気される空気の流量を計測する流量計測部と、前記シート保持部の下方にこのシート保持部に対して相対的に昇降自在に配設され、前記ピックアップ対象のチップを前記シートの下面側からエジェクタピンによって突き上げることにより前記チップとシートとの剥離を促進させるエジェクタ機構と、前記エジェクタ機構を前記シートに貼り付けられたチップに対して相対的に位置合わせする位置合わせ手段と、前記ノズル昇降機構による取出しノズルの時系列的な昇降動作の態様を示す昇降パターン、前記流量計測部によって計測された流量値の時系列的な変動を示す流量パターン、前記エジェクタ機構によるエジェクタピンの突き上げ量の時系列な変化を示す突き上げパターンをそれぞれ示す昇降パターンデータ、流量パターンデータ、突き上げパターンデータを取得する動作データ処理部と、前記昇降パターン、流量パターンおよび突き上げパターンを、それぞれの時間軸を同期させて一覧性を有する動作条件解析画面として表示させる動作条件表示処理部とを備えた。
本発明のチップピックアップ方法は、チップが貼り付けられたシートを保持するシート保持部と、ノズル昇降機構によって昇降自在に設けられ真空排気部によって真空排気される取出しノズルを前記チップの上面に当接させることにより、このチップを吸着保持して前記シートから剥離させて取り出すピックアップ機構と、前記取出しノズルから真空吸引され前記真空排気部によって排気される空気の流量を計測する流量計測部と、前記シート保持部の下方にこのシート保持部に対して相対的に昇降自在に配設され、前記ピックアップ対象のチップを前記シートの下面側からエジェクタピンによって突き上げることにより前記チップとシートとの剥離を促進させるエジェクタ機構とを備えたチップピックアップ装置によって、前記シートに貼り付けられた板状のチップを吸着保持してピックアップするチップピックアップ方法であって、前記ノズル昇降機構による取出しノズルの時系列的な昇降動作の態様を示す昇降パターン、前記流量計測部によって計測された流量値の時系列的な変動を示す流量パターン、前記エジェクタ機構によるエジェクタピンの突き上げ量の時系列な変化を示す突き上げパターンをそれぞれ示す昇降パターンデータ、流量パターンデータ、突き上げパターンデータを取得する動作データ取得工程と、前記昇降パターン、流量パターンおよび突き上げパターンを、それぞれの時間軸を同期させて一覧性を有する動作条件解析画面として表示させる動作条件表示工程とを含み、前記表示された動作条件解析画面に基づいてピックアップ動作条件を設定し、さらにピックアップ動作実行中に、所定インターバルでその時点において取得された動作条件解析画面を表示させて、前記ピックアップ動作条件を監視する。
本発明によれば、ノズル昇降機構による取出しノズルの時系列的な昇降動作の態様を示す昇降パターン、取出しノズルから真空吸引され真空排気部によって排気される空気の流量値の時系列的な変動を示す流量パターン、エジェクタ機構によるエジェクタピンの突き上げ量の時系列な変化を示す突き上げパターンをそれぞれ示す昇降パターンデータ、流量パターンデータ、突き上げパターンデータを取得し、これら昇降パターン、流量パターンおよび突き上げパターンを、それぞれの時間軸を同期させて一覧性を有する動作条件解析画面として表示させることにより、エジェクタピンや取出しノズルの動作の経時的な関連を定量的データに基づいて合理的に把握することが可能となり、シートに貼り付けられた状態のチップをピックアップする際のピックアップ動作条件を適正に設定し、さらに設定された後のピックアップ動作条件の適否を監視することができる。
本発明の一実施の形態のチップピックアップ装置の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態のチップピックアップ装置における取出しノズルおよびエジェクタ機構の動作データ取得の構成説明図 本発明の一実施の形態のチップピックアップ装置におけるピックアップ動作の動作条件解析画面の説明図 本発明の一実施の形態のチップピックアップ装置におけるピックアップ動作の動作条件解析例を示す図 本発明の一実施の形態のチップピックアップ装置におけるピックアップ動作の動作条件解析例を示す図 本発明の一実施の形態のチップピックアップ装置におけるピックアップ動作の動作条件解析例を示す図
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。まず図1を参照してチップピックアップ装置の構成について説明する。このチップピックアップ装置は、ダイシングによって個片に分割されシートに貼り付けられた状態の半導体チップを、真空吸引孔を有する取出しノズルで吸着保持してピックアップする機能を有するものである。図1においてチップ供給部1は、XYテーブル2に立設されたブラケット3上にシート保持部4を結合して構成されている。シート保持部4には複数の半導体チップ6(以下、単に「チップ6」と略記する)が貼り付けられたシート5が保持されている。ここで、チップ6は薄化加工された薄型チップであり、剛性が小さくピックアップ時に破損しやすい特性を有している。
シート保持部4の下方には、エジェクタ機構8がシート保持部4に対して相対的に昇降自在に配設されている。エジェクタ機構8は、以下に説明するピックアップ機構9によるチップ6のピックアップ動作において、シート5の下面に当接してチップ6とシート5との剥離を促進させる機能を有している。XYテーブル2を駆動することにより、ピックアップ対象のチップ6はエジェクタ機構8に対して位置合わせされる。したがって、XYテーブル2は、エジェクタ機構8をシート5に貼り付けられたチップ6に対して相対的に位置合わせする位置合わせ手段となっている。
チップ供給部1の上方には、移動テーブル9aに装着されたピックアップ機構9が水平動自在に配設されている。ピックアップ機構9の下部には、取出しノズル20が装着されており、取出しノズル20はピックアップ機構9に内蔵されたノズル昇降機構によって昇降自在となっている。取出しノズル20は真空排気部21によって真空排気され、取出しノズル20をシート5に貼り付けられたチップ6の上面に当接させることにより、チップ6を取出しノズルの真空吸引孔によって吸着保持して、チップ6をシート5から剥離して取り出す。ピックアップ機構9には流量計測部22が付設されており、流量計測部22は取出しノズル20から真空吸引され真空排気部21によって排気される空気の流量を計測する。
シート5から剥離され、取出しノズル20によって真空吸着によりピックアップされたチップ6は、移動テーブル9aによってピックアップ機構9が移動することにより、取出しノズル20とともに基板保持テーブル10の上方に移動する。そしてここで取出しノズル20を昇降させることにより、チップ6は基板保持テーブル10に保持された基板11上に実装される。
シート保持部4の上方には、カメラ13を備えた撮像部12が配設されている。撮像部12はシート5上のチップ6を上方から撮像し、撮像結果を画像認識部14に対して出力する。画像認識部14はこの撮像結果を認識処理することにより、チップ6の位置を検出する。演算部15はCPUであり、記憶部16に記憶されたプログラムを実行することにより各種の制御処理や演算を行い、これにより、以下に説明する各部が制御される。記憶部16はチップ6のチップ供給部1からのピックアップや基板11への実装に必要な動作プログラムや、認識対象のチップ6のサイズや、シート5上での配列データなどの各種データを記憶するほか、動作データ処理プログラム16a、表示処理プログラム16b、動作条件判定プログラム16c、判定パラメータ16dを記憶する。動作データ処理プログラム16aは、ピックアップ機構9、エジェクタ機構8によるピックアップ動作の動作条件の解析を目的とする動作データを取得するための処理プログラムであり、表示処理プログラム16bは、取得された動作データに基づいてピックアップ動作の動作条件を解析するための動作条件解析画面を表示する処理を実行するための処理プログラムである。また動作条件判定プログラム16cは、動作条件解析画面に基づいて求められたパラメータより、ピックアップ動作条件の良否を判定するための処理プログラムである。このピックアップ動作条件の良否判定は、条件出しテストを試行的に実行して決定された判定パラメータ16dに基づいて行われる。
機構制御部17は、ピックアップ機構9およびピックアップ機構9を移動させる移動テーブル9a、エジェクタ機構8、XYテーブル2を制御する。表示部18は撮像されたチップ6の画像や操作・入力時の案内画面、さらにはピックアップ機構9、エジェクタ機構8によるピックアップ動作の動作条件を解析するための動作条件解析画面を表示する。操作・入力部19はキーボードなどの入力装置であり、操作入力やデータ入力を行う。
次に図2を参照して、ピックアップ動作の動作条件の解析を目的とする動作データの取得について説明する。図2に示すように、ピックアップ機構9において取出しノズル20を昇降させるためのノズル昇降機構、エジェクタ機構8において剥離ツール8aの上面から突出して設けられたエジェクタピン8bを昇降させるためのピン昇降機構は、それぞれ回転駆動源としてモータM1、M2を備えている。モータM1を駆動することにより、取出しノズル20がシート5に貼り付けられたチップ6に対して昇降し、モータM2を駆動することにより、エジェクタピン8bがシート5に対して下面側から昇降する。
モータM1、モータM2は、駆動時のそれぞれの回転量をパルス値としてフィードバック出力するエンコーダE1、E2を有しており、エンコーダE1、E2からのフィードバックパルスは、動作データ処理部23に対して出力される。またピックアップ機構9に付設された流量計測部22の計測値は、動作データ処理部23に対して出力される。ここで動作データ処理部23は、演算部15が動作データ処理プログラム16aを実行することによって実現される処理機能であり、これにより以下に説明するデータ処理が行われる。
動作データ処理部23がこれらのデータ(フィードバックパルス、計測値)を時系列的に取得することにより、ピックアップ機構9に内蔵されたノズル昇降機構による取出しノズル20の時系列的な昇降動作の態様を示す昇降パターン、流量計測部22によって計測された流量値の時系列的な変動を示す流量パターン、エジェクタ機構8によるエジェクタピン8bの突き上げ量の時系列な変化を示す突き上げパターンをそれぞれ示す昇降パターンデータ、流量パターンデータ、突き上げパターンデータが取得される。
このようにして取得された昇降パターン、流量パターンおよび突き上げパターンは、動作条件表示処理部24によってそれぞれの時間軸を同期させて一覧性を有する動作条件解析画面25として表示部18に表示される。ここで動作条件表示処理部24は、演算部15が表示処理プログラム16bを実行することによって実現される処理機能であり、これにより、図3に示す動作条件解析画面25が、表示部18の表示パネルに表示される。
図3に示すように、動作条件解析画面25は、横軸が時間軸t、縦軸が高さ位置Hの直交座標系[tH]に、取出しノズル20の下面の昇降高さの経時変化を示す「C1」およびエジェクタピン8bの上端の昇降高さの経時変化を示す第2グラフ曲線C2を時間軸を同期させて表示し、さらにこの直交座標系と時間軸を同期させて、横軸が時間軸t、縦軸が流量値Qの直交座標系[tQ]に、流量計測部22によって計測された流量値の経時変化を示す第3グラフ曲線C3を、一覧性を有する形態で表示したものである。
動作条件解析画面25において、第1グラフ曲線C1はタイミングt1においてノズル下降高さH1Lとなる下に凸の曲線形状部を有しており、また第2グラフ曲線C2はタイミングt1よりも遅延して設定されたタイミングt2において、ピン突き上げ高さH2Uとなる上に凸の曲線形状部を有している。ノズル下降高さH1Lは、取出しノズル20が下降してチップ6の上面に当接すべき下降限の高さとして設定される。すなわちタイミングt1は取出しノズル20がチップ6を吸着保持するために下降してシート5上のチップ6に当接すべきタイミングに対応している。
ここでノズル下降高さH1LはモータM1を駆動して取出しノズル20を下降させる際のマシンパラメータとして設定指示されるものであり、このマシンパラメータに基づいた昇降動作において、実際に取出しノズル20がチップ6に正しく当接するかどうかは保証されていない。このため、従来技術においては、チップ6への当接状態を確認するため、高速ビデオカメラなどの観察装置を用いて、作業者が目視により動作条件の良否確認を行っていた。これに対し、本実施の形態においては、動作データ処理部23によってモータM2に指示されるノズル下降高さH1Lを変化させながら、第1グラフ曲線C1,第2グラフ曲線C2、第3グラフ曲線C3を動作条件解析画面25に一覧性を有する形で表示させることにより、チップ6をピックアップするために最適なピックアップ動作条件を見い出すようにしている。
またタイミングt2は、取出しノズル20がチップ6に当接した後にチップ6を下面側から徐々に突き上げて上限位置であるピン突き上げ高さH2Uに到達するタイミングである。なお本実施の形態においては、条件設定を簡略化するためピン突き上げ高さH2Uを固定した条件で、ピックアップ動作条件を設定する例を示している。もちろん、ピン突き上げ高さH2Uを変化させながら最適条件を求めるようにしてもよい。これにより、さらに精緻なピックアップ動作条件の解析を行うことができる。
第3グラフ曲線C3の形状と取出しノズル20によるチップ6の真空吸着挙動との関連について説明する。まず、取出しノズル20が下降途中にあって吸着面がまだチップ6に当接せずに真空吸引孔が開放状態となっている状態では、第3グラフ曲線C3は流量値が略一定な水平部分(1)を示し、タイミングt1以降において取出しノズル20の吸着面がチップ6が当接して真空吸引孔が閉塞されることにより、流量値Qは低下を開始する。この流量値の低下開始タイミングtf以降には、流量値Qが急速に低下する下降部分(2)が表れ、その後吸着保持状態が安定して流量値Qが一定値となることにより、当初の水平部分よりも流量値が低下した水平部分(3)が表れる。
ピックアップ動作条件が理想的な条件で適正に設定された場合には、下降を開始した取出しノズル20はタイミングt1にてノズル下降高さH1Lに到達してチップ6に当接する。この場合には吸着遅れは発生せず低下開始タイミングtfはタイミングt1に略一致する(図4参照)。これに対し、ノズル下降高さH1Lが適正設定値よりも幾分高めである場合には、タイミングt1において取出しノズル20はまだチップ6に当接せず、タイミングt1以降にエジェクタピン8bによって突き上げられたチップ6が、上昇を開始した取出しノズル20に追い付く形で当接し、このタイミングにて流量値Qの低下が開始する。
すなわち、タイミングt1から低下開始タイミングtfまでの時間は、ノズル下降高さH1Lの設定が不適切であることにより発生する吸着遅れの程度を示す吸着遅れ時間TDである。そして、低下開始タイミングtf以降の流量値Qの低下度合いによって、チップ6が取出しノズル20に吸着保持される吸着安定度合いが示される。流量値Qの低下度合いは、低下開始タイミングtfから予め設定された所定時間TMだけ経過した計測タイミングtmにおける流量低下値、すなわち吸着時流量変動値ΔQにより示される。本実施の形態においては、吸着遅れ時間TDおよび吸着時流量変動値ΔQを、予め設定されたしきい値しての判定パラメータ16dと比較することにより、ピックアップ動作条件の良否を判定するようにしている。ここでは、吸着遅れ時間TDがしきい値よりも大きい場合、吸着時流量変動値ΔQがしきい値よりも小さい場合のいずれかに該当する場合には、ピックアップ動作条件は不良であると判定される。
上記ピックアップ動作条件の良否を判定は、演算部15が動作条件判定プログラム16cを実行することにより実現される動作条件良否判定部によって行われる。すなわち本実施の形態のチップピックアップ装置は、取出しノズル20がチップ6に当接する高さ位置まで下降したタイミングt1から、流量パターンにおいて流量値Qが低下を開始した低下開始タイミングtfまでの時間および低下開始タイミングtfから所定時間TM経過後までの流量値の低下幅を、それぞれ吸着遅れ時間TDおよび吸着時流量変動値ΔQとして求め、この吸着遅れ時間TDと吸着時流量変動値ΔQとに基づいて、ピックアップ動作条件の良否を判定する動作条件良否判定部を備えた構成となっている。
次に、図4,図5,図6を参照して、動作条件解析例について説明する。まず図4は、ノズル下降高さH1Lが、適正高さH1Laに設定された場合の例を示している。すなわちこの場合には、タイミングt1において、図4(b)(イ)に示すように、取出しノズル20がチップ6に当接することから、低下開始タイミングtfはタイミングt1に略一致しており、吸着遅れ時間TD1がほぼ0(ゼロ)となっている。
そしてこの状態から取出しノズル20を上昇させると、図4(b)(ロ)に示すように、チップ6は取出しノズル20によって正しく吸着された状態でシート5から剥離され、取出しノズル20とともに上昇する。したがって取出しノズル20の真空吸引孔はチップ6によって閉塞された状態となり安定した真空吸引が行われることから、低下開始タイミングtfから所定時間TM経過後の計測タイミングtmにおける吸着時流量変動値ΔQ1は、判定パラメータ16dに規定するしきい値よりも大きくなる。したがって、ピックアップ動作条件は良好であると判定される。
次に図5は、ノズル下降高さH1Lbが、適正高さH1Laよりも幾分高めに設定された場合の例を示している。すなわちこの場合には、タイミングt1においてチップ6はまだ取出しノズル20に当接せず、図5(b)(イ)に示すように、エジェクタピン8bが上昇を開始してチップ6が幾分突き上げられた状態で取出しノズル20がチップ6に当接する。そしてこのタイミングが低下開始タイミングtfとなり、低下開始タイミングtfはタイミングt1から吸着遅れ時間TD2だけ遅れている。ここでは吸着遅れ時間TD2が判定パラメータ16dに規定するしきい値よりも小さい例を示している。そしてこの状態から取出しノズル20を上昇させると、図5(b)(ロ)に示すように、チップ6は取出しノズル20によって正しく吸着された状態でシート5から剥離され、取出しノズル20とともに上昇する。したがって取出しノズル20の真空吸引孔はチップ6によって閉塞された状態となり安定した真空吸引が行われることから、低下開始タイミングtfから所定時間TM経過後の計測タイミングtmにおける吸着時流量変動値ΔQ2は、判定パラメータ16dに規定するしきい値よりも大きくなる。したがって、この場合には、ピックアップ動作条件は最適ではないものの許容範囲内であると判定される。
これに対し図6は、ノズル下降高さH1Lcが、適正高さH1Lbよりもさらに高めに設定された場合の例を示している。すなわちこの場合には、タイミングt1においてチップ6はまだ取出しノズル20に当接せず、図6(b)(イ)に示すように、エジェクタピン8bが上昇を開始してチップ6がさらに突き上げられた状態で取出しノズル20がチップ6に当接する。そしてこのタイミングが低下開始タイミングtfとなり、低下開始タイミングtfはタイミングt1から大きく遅延した吸着遅れ時間TD3だけ遅れている。
すなわちこの場合には、吸着遅れ時間TD3が判定パラメータ16dに規定するしきい値より大きくなる。そしてこの状態から取出しノズル20を上昇させると、図6(b)(ロ)に示すように、チップ6は取出しノズル20によって正しく吸着されないまま、取出しノズル20とともに上昇し、この上昇過程において取出しノズル20の吸着面からチップ6が剥離落下もしくは不安定状態で保持された場合が生じる。このような場合には取出しノズル20の真空吸引孔はチップ6によって完全には閉塞されず、真空リークが生じる。このため、低下開始タイミングtfから所定時間TM経過後の計測タイミングtmにおける吸着時流量変動値ΔQ3は、判定パラメータ16dに規定するしきい値よりも小さくなる。したがって、この場合には、ピックアップ動作条件は不良であると判定される。
なお上記実施の形態においては、ピックアップ動作条件として、取出しノズル20のノズル下降高さH1Lを変化させて、ピックアップ動作条件を解析する例を示したが、ノズル下降高さH1Lをピン突き上げ高さH2Uと組み合わせた形で動作条件を解析するようにしてもよい。さらには、タイミングt1,タイミングt2および取出しノズル20の昇降速度パターン、エジェクタピン8bの突き上げ速度パターンを総合的に組み合わせて、動作条件を設定するようにしてもよい。いずれの場合においても、これら動作条件の変動が取出しノズル20によるチップ6の吸着保持や取り出し動作時の挙動に及ぼす影響を、視覚的かつ定量的に把握することができる。これにより、破損しやすい小型・薄型のチップ6を高速でピックアップする場合にあっても、精緻なピックアップ動作条件を設定することが可能となる。
上述構成のチップピックアップ装置によって、シート5に貼り付けられた板状のチップ6を吸着保持してピックアップするチップピックアップ方法においては、以下の各工程が実行される。すなわち、まず取出しノズル20の時系列的な昇降動作の態様を示す昇降パターン、流量計測部22によって計測された流量値の時系列的な変動を示す流量パターン、エジェクタ機構8によるエジェクタピン8bの突き上げ量の時系列な変化を示す突き上げパターンをそれぞれ示す昇降パターンデータ、流量パターンデータ、突き上げパターンデータを取得する(動作データ取得工程)。
次いで、昇降パターン、流量パターンおよび突き上げパターンを、図3に示すように、それぞれの時間軸を同期させて一覧性を有する動作条件解析画面25として表示部18に表示させる(ピックアップ動作条件表示工程)。そして、表示された動作条件解析画面25に基づいて、ピックアップ動作条件を設定する。さらにピックアップ動作実行中に、所定インターバルでその時点において取得された動作条件解析画面を表示させる。そしてこの動作条件解析画面を作業者が監視することにより、または以下に示す良否判定を自動的に行わせることにより、ピックアップ動作条件を監視する。
すなわち、動作条件解析画面25に基づき、取出しノズル20がチップ6に当接する高さ位置まで下降したタイミングt1から、流量パターンにおいて流量値Qが低下を開始した低下開始タイミングtfまでの時間および低下開始タイミングtfから所定時間TM経過後までの流量値の低下幅を、それぞれ吸着遅れ時間TDおよび吸着時流量変動値ΔQとして求め、この吸着遅れ時間TDと吸着時流量変動値ΔQとに基づいて、ピックアップ動作条件の良否を判定するようにしている。
上記説明したように、本実施の形態に示すチップピックアップ装置およびチップピックアップ方法においては、ピックアップ機構9のノズル昇降機構による取出しノズル20の時系列的な昇降動作の態様を示す昇降パターン、取出しノズル20から真空吸引され真空排気部21によって排気される空気の流量値Qの時系列的な変動を示す流量パターン、エジェクタ機構によるエジェクタピンの突き上げ量の時系列な変化を示す突き上げパターンをそれぞれ示す昇降パターンデータ、流量パターンデータ、突き上げパターンデータを取得し、これら昇降パターン、流量パターンおよび突き上げパターンを、それぞれの時間軸を同期させて一覧性を有する動作条件解析画面25として表示させるようにしたものである。
これにより、単眼鏡や高速ビデオカメラなどを用いてピックアップ動作時の詳細挙動を目視観察によって把握する従来技術における課題、すなわち担当作業者の熟練度によって調整作業の良否が大きく左右されることなく、エジェクタピンや取出しノズルの動作の経時的な関連を定量的データに基づいて合理的に把握することが可能となる。したがって、シートに貼り付けられた状態のチップをピックアップする際のピックアップ動作条件を適正に設定し、さらに設定された後のピックアップ動作条件の適否を監視することができる。
本発明のチップピックアップ装置およびチップピックアップ方法は、シートに貼り付けられた状態のチップをピックアップする際のピックアップ動作条件を適正に設定し、さらに設定された後のピックアップ動作条件の適否を監視することができるという効果を有し、薄型のチップをピックアップの対象としてシートからチップを取出して基板に実装する分野において有用である。
1 チップ供給部
2 XYテーブル
4 シート保持部
5 シート
6 チップ
8 エジェクタ機構
8b エジェクタピン
9 ピックアップ機構
9a 移動テーブル
11 基板
20 取出しノズル
M1,M2 モータ
E1,E2 エンコーダ

Claims (4)

  1. シートに貼り付けられたチップを吸着保持してピックアップするチップピックアップ装置であって、
    チップが貼り付けられた前記シートを保持するシート保持部と、ノズル昇降機構によって昇降自在に設けられ真空排気部によって真空排気される取出しノズルを前記チップの上面に当接させることにより、このチップを吸着保持して前記シートから剥離させて取り出すピックアップ機構と、
    前記取出しノズルから真空吸引され前記真空排気部によって排気される空気の流量を計測する流量計測部と、
    前記シート保持部の下方にこのシート保持部に対して相対的に昇降自在に配設され、前記ピックアップ対象のチップを前記シートの下面側からエジェクタピンによって突き上げることにより前記チップとシートとの剥離を促進させるエジェクタ機構と、
    前記エジェクタ機構を前記シートに貼り付けられたチップに対して相対的に位置合わせする位置合わせ手段と、
    前記ノズル昇降機構による取出しノズルの時系列的な昇降動作の態様を示す昇降パターン、前記流量計測部によって計測された流量値の時系列的な変動を示す流量パターン、前記エジェクタ機構によるエジェクタピンの突き上げ量の時系列な変化を示す突き上げパターンをそれぞれ示す昇降パターンデータ、流量パターンデータ、突き上げパターンデータを取得する動作データ処理部と、
    前記昇降パターン、流量パターンおよび突き上げパターンを、それぞれの時間軸を同期させて一覧性を有する動作条件解析画面として表示させる動作条件表示処理部とを備えたことを特徴とするチップピックアップ装置。
  2. 前記動作条件解析画面に基づき、前記取出しノズルが前記チップに当接すべき高さまで下降したタイミングから前記流量パターンにおいて流量値が低下を開始したタイミングまでの時間および前記低下を開始したタイミングから所定時間経過後までの流量値の低下幅を、それぞれ吸着遅れ時間および吸着時流量変動値として求め、この吸着遅れ時間と吸着時流量変動値とに基づいて、ピックアップ動作条件の良否を判定する動作条件良否判定部を備えたことを特徴とする請求項1記載のチップピックアップ装置。
  3. チップが貼り付けられたシートを保持するシート保持部と、ノズル昇降機構によって昇降自在に設けられ真空排気部によって真空排気される取出しノズルを前記チップの上面に当接させることにより、このチップを吸着保持して前記シートから剥離させて取り出すピックアップ機構と、前記取出しノズルから真空吸引され前記真空排気部によって排気される空気の流量を計測する流量計測部と、前記シート保持部の下方にこのシート保持部に対して相対的に昇降自在に配設され、前記ピックアップ対象のチップを前記シートの下面側からエジェクタピンによって突き上げることにより前記チップとシートとの剥離を促進させるエジェクタ機構とを備えたチップピックアップ装置によって、前記シートに貼り付けられた板状のチップを吸着保持してピックアップするチップピックアップ方法であって、
    前記ノズル昇降機構による取出しノズルの時系列的な昇降動作の態様を示す昇降パターン、前記流量計測部によって計測された流量値の時系列的な変動を示す流量パターン、前記エジェクタ機構によるエジェクタピンの突き上げ量の時系列な変化を示す突き上げパターンをそれぞれ示す昇降パターンデータ、流量パターンデータ、突き上げパターンデータを取得する動作データ取得工程と、
    前記昇降パターン、流量パターンおよび突き上げパターンを、それぞれの時間軸を同期させて一覧性を有する動作条件解析画面として表示させるピックアップ動作条件表示工程とを含み、
    前記表示された動作条件解析画面に基づいてピックアップ動作条件を設定し、さらにピックアップ動作実行中に、所定インターバルでその時点において取得された動作条件解析画面を表示させて、前記ピックアップ動作条件を監視することを特徴とするチップピックアップ方法。
  4. 前記動作条件解析画面に基づき、前記取出しノズルが前記チップに当接すべき高さまで下降したタイミングから前記流量パターンにおいて流量値が低下を開始したタイミングまでの時間および前記低下を開始したタイミングから所定時間経過後までの流量値の低下幅を、それぞれ吸着遅れ時間および吸着時流量変動値として求め、この吸着遅れ時間と吸着時流量変動値とに基づいて、ピックアップ動作条件の良否を判定することを特徴とする請求項3記載のチップピックアップ方法。
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