JP5613034B2 - 半導体チップの特性測定システム及びチップ特性測定方法 - Google Patents

半導体チップの特性測定システム及びチップ特性測定方法 Download PDF

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本発明は、ウエハをダイシングした後の各半導体チップの電気的特性を測定する特性測定システム及びチップ特性測定方法に関する。
半導体チップの製造においては、ウエハに形成された複数の半導体チップはダイシングによって個片化された後、ウエハ底面のダイシングテープの剥離前に半導体チップ各々に形成されたチップ端子にプローブ針を接触させてその電気的特性を測定することが行われる(特許文献1参照)。
半導体チップの電気的特性をダイシング後であってテープの剥離前に測定する理由としては、ダイシング前に電気的特性を測定すると、その後のダイシング工程で良品チップが不良化した場合にその不良化チップを除去できなくなること、また、ウエハに反りがあった場合でもダイシング後であれば、チップ個片単位となるため、ウエハの反りは全く関係なくなることが挙げられる。更に、半導体チップをテープ剥離後に個別に測定すると、測定専用のトレイに移し変えたりする等、個別に測定するためのハンドリングの時間がかかってしまうことがあり、また、個々に行うよりも複数の半導体チップを一括して行った方が時間短縮となることが挙げられる。
特開2002−50591号公報
しかしながら、ダイシング後でダイシングテープの剥離前に測定する場合には、チップ個片化後であるためにどうしてもダイシング前と比較して半導体チップ各々が個別に移動して等間隔の配置でなくなったりチップの向きが変動してしまう。これは、ウエハにダイシングテープを貼り付ける際に、ダイシングテープを例えば所定の方向に引っ張りながら貼り付けるため、チップ個片化後であってテープ剥離前においては、そのテープが縮むような格好となることから生じる。また、ウエハへのテープ貼り付けの際に皺ができたり空気が入ったりした場合にも、それに応じてチップ個片化後であってテープ剥離前にそのテープにおけるチップ間距離が変動してしまう。
このようにチップ間の距離が変わったり向きが変動してしまうと、測定の効率化のために所定数の半導体チップを同時に測定する場合にはプローブ針がチップ上の電極に当たらずにチップ測定に支障をきたす可能性が大きい。
このような課題を解決するために、従来技術では、ダイシング後にダイシングテープ上に貼られた状態のウエハを上面からのカメラでアライメント(認識)する際に一定の範囲内でチップ位置(チップ上の電極位置)に対応してプローブ針を電極に接触させるようにしているが、チップ間の距離がバラバラな部分や狭い部分、広い部分などが存在するため、電極にプローブ針が適切に接触せずにチップ測定に支障をきたすことになる。
そこで、本発明の目的は、ダイシング後のウエハの半導体チップ各々を電気的特性の測定のために適切に位置調整することができる特性測定システム及び半導体チップのチップ特性測定方法を提供することである。
本発明の特性測定システムは、表面にダイシングテープが貼り付けられたウエハを裏面側から個片化して切り出された複数の半導体チップの電気的特性を、前記複数の半導体チップが前記ダイシングテープに貼り付けられた状態で測定する特性測定システムであって、前記複数の半導体チップのうちの前記個片化により不規則となった互いに隣接する2以上の半導体チップの配置間隔を、前記ダイシングテープを介して前記2以上の半導体チップの各々毎に定まる量だけ前記2以上の半導体チップの各々の位置及び傾きを移動させることによって、調整する配置間隔調整手段と、前記配置間隔を調整した前記2以上の半導体チップに対して同時に電気的特性を測定する測定手段と、を有することを特徴としている。
本発明の半導体チップのチップ特性測定方法は、表面にダイシングテープが貼り付けられたウエハを裏面側から個片化して、複数の半導体チップを前記ダイシングテープに貼り付けられた状態で切り出すウエハ個片化ステップと、記複数の半導体チップのうちの前記ウエハ個片化ステップにより不規則となった互いに隣接する少なくとも2以上の半導体チップの配置間隔を、前記ウエハの裏面側から前記ダイシングテープを介して前記2以上の半導体チップの各々毎に定まる量だけ前記2以上の半導体チップの各々の位置及び傾きを移動させることによって、調整する配置間隔調整ステップと、前記配置間隔調整ステップによって配置間隔が調整された前記2以上の半導体チップに対して、一体的に形成された測定手段を用いて同時に電気的特性を測定する電気的特性測定ステップと、を有することを特徴としている。
本発明によれば、ダイシング後であってダイシングテープの剥離前にウエハの互いに隣接する2以上の半導体チップの配置間隔を、ダイシングテープを介して調整するので、半導体チップ各々の電極をプローブ針に適切に接触させることができる。よって、半導体チップ各々の電気的特性を効率よく測定することができる。
本発明の第1の実施例として特性測定システムを示す図である。 図1の特性測定システム中のZ−θステージ内を示す断面図である。 図1の特性測定システム中のZ−θステージ内を上方から見た図である。 図1の特性測定システム中の制御回路による測定動作を示すフローチャートである。 Z−θステージ上に載置されたダイシング後のウエハを示す図である。 ウエハが載置された時点の各半導体チップの状態を示す図である。 4×4個の半導体チップが整列された状態を示す図である。 本発明の第2の実施例として特性測定システム中のZ−θステージ内を示す断面図である。 図8の特性測定システム中のZ−θステージ内を上方から見た部分図である。 図8の特性測定システム中の制御回路による測定動作を示すフローチャートである。 2×4個の半導体チップが集合して整列された状態を示す図である。 本発明の第3の実施例として特性測定システム中のZ−θステージ内を示す断面図である。 図12の特性測定システム中の台座を部分的に示す図である。 図12の特性測定システム中の制御回路による測定動作を示すフローチャートである。 半導体チップ間に台座の突起部が入り込んで半導体チップが整列された状態を示す図である。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施例として特性測定システムを概略的に示している。この特性測定システムは、図1に示すようにZ−θステージ1と、X−Yステージ2とを備えている。Z−θステージ1はダイシング後のウエハが載置されるようにされており、その載置部分をZ軸方向(垂直方向)に移動し、また、その角度θを載置平面方向において変化させることができる。X−Yステージ2はZ−θステージ1の低部に連結しており、Z−θステージ1をX軸方向及びY軸方向に移動させることができる。Z−θステージ1及びX−Yステージ2各々の制御は制御回路5によって実行される。
また、特性測定システムは、プローブカード3と、カメラ4とをZ−θステージ1の上方に備えている。プローブカード3は図示しない手段によって固定されており、複数の半導体チップ(例えば、4×4個)の電気的特性を同時に測定するためにプローブ針3aを有している。カメラ4はZ−θステージ1上のダイシング後のウエハ11の各半導体チップ12を撮影して映像データを出力する。映像データはそれらの半導体チップ12の位置及び傾きを検出するために用いられる。カメラ4からの映像データ出力には制御回路5が接続されている。
Z−θステージ1内には図2に部分的に示すように複数の吸引ブロック7が配置されている。吸引ブロック7は半導体チップ12の数だけ設けられている。吸引ブロック7各々には半導体チップ12を負圧によってダイシングテープ13を介して吸引する4つの吸引孔7aが形成されている。各吸引ブロック7は図3に示すようにその4つ一組の吸引孔7a毎にウエア11の半導体チップ12と対面するような間隔で配置されている。また、吸引ブロック7は各々所定位置(例えば、中心点)を基準点としてXYθ軸方向に若干移動可能にされ、制御回路5の指令に応じて図示しない駆動機構によって駆動されるようにされている。
かかる構成の特性測定システムにおいては、ダイシング後のウエハ11の複数の半導体チップ12の電気的特性を測定するための測定動作が図4に示す手順で実行される。その測定動作では、先ず、Z−θステージ1上にウエハ11が載置される(ステップS1)。図5はかかる特性測定システムのZ−θステージ1上に載置されたダイシング後のウエハ11を示している。ウエハ11、すなわち個片化されて得られた各半導体チップ12がフィルム状のダイシングテープ13に貼り付けられている。ダイシングテープ13の周囲はリング状のフィルムフレーム14に固定され、これによりダイシングテープ13は個片化されたウエハ11を貼り付けた状態(付着状態)で維持している。
次に、制御回路5はカメラ4による撮影映像を示す映像データを取り込み、映像データに応じて認識処理を行う(ステップS2)。Z−θステージ1上のダイシング後のウエハ11が載置された時点には各半導体チップ12は通常、図6に示すように予め定められた位置(破線のダイシングラインで囲まれた中央位置)からずれて傾いており、整列状態(傾きなく縦横方向に等間隔で並んだ状態)ではない。認識処理においてはカメラ4から取り込んだ映像データに応じて各半導体チップ12の位置及び傾きが検出される。
制御回路5は認識処理を終了すると、図示しない負圧生成装置を駆動して吸引ブロック7の各吸引孔7aの一端に負圧を供給させて吸引孔7aから各半導体チップ12をダイシングテープ13を介して吸引させる(ステップS3)。この段階では各半導体チップ12は不整列状態のままで吸引ブロック7に吸着され、駆動機構によって吸引ブロック7と共に移動可能にされる。
制御回路5は電気的特性を同時に測定する対象の複数の半導体チップ12を決定し(ステップS4)、その測定対象の半導体チップ12を認識処理の結果に応じて1つずつ位置調整する(ステップS5)。ステップS5では、制御回路5は半導体チップ12の位置及び傾きに基づいて駆動機構を駆動して測定対象の半導体チップ12が1つずつ移動され、半導体チップ12間の距離が等しくされることにより整列される。制御回路5はステップS2の認識処理で得た駆動対象の半導体チップ12の位置及び傾きと本来の整列位置とのずれを解消するように駆動機構を駆動する。図7は測定対象の4×4個の半導体チップ12の範囲(符号13の範囲)が整列された状態を示している。
測定対象の半導体チップ12各々の位置調整が終了してそれらが整列されると、制御回路5はZ−θステージ1及びX−Yステージ2各々を駆動して、測定対象の半導体チップ12の電極(図示せず)をプローブカード3のプローブ針3aに接触させる(ステップS6)。測定対象の半導体チップ12各々は所望の位置で整列しているので、それらの半導体チップ12の電極はプローブカード3のプローブ針3aに正確に対向し、ステップS6では確実な電気的接続が得られる。そして、測定対象の半導体チップ12の電気的特性の測定が実行される(ステップS7)。
電気的特性の測定が終了すると、制御回路5はZ−θステージ1及びX−Yステージ2各々を駆動して、測定対象の半導体チップ12の電極とプローブカード3のプローブ針3aと離間させる(ステップS8)。そして、ウエハ11に形成された全ての半導体チップ12の電気的特性の測定が終了したか否かを判別する(ステップS9)。全ての半導体チップ12の電気的特性の測定が終了していないならば、制御回路5はステップS4に戻って新たな測定対象の半導体チップ12を決定して上記のステップS5〜S9を再度実行する。全ての半導体チップ12の電気的特性の測定が終了したならば、負圧生成装置の駆動を停止することにより電気的特性の測定動作を終了する。
このように第1の実施例の特性測定システムにおいては、ダイシング後であってテープ剥離前にウエハ11の半導体チップ12各々を個別に位置調整して整列させるので、半導体チップ12各々の電極をプローブカード3のプローブ針3aに適切に接触させることができる。また、隣り合う半導体チップ12をダイシングテープ13を介して吸引して互い密着した状態で集合させることもできるので、よりチップ間隔の調整が正確となり、それらの集合した半導体チップ12各々の電極をプローブカード3のプローブ針3aに適切に接触させることができる。よって、半導体チップ12各々の電気的特性を効率よく測定することができる。
図8は本発明の第2の実施例として特性測定システムのZ−θステージの内部を概略的に示している。この特性測定システムにおいては、Z−θステージ1の内部には複数の吸引ブロック17が配置されている。各吸引ブロック17はこの実施例では2×4個の半導体チップ12に対応しており、それらの半導体チップ12を負圧によってダイシングテープ13を介して吸引する複数の吸引孔17aが形成されているとする。Z−θステージ1の内部の吸引ブロック17の吸引孔17aは図9に示すように高密度で位置している。
その他の構成は図1に示した特性測定システムと同一であるので、同一部分については同一符号が用いられている。プローブカード3のプローブ針3aは2×4個の半導体チップ12の側面が互いに密着したときのチップ電極の間隔で配置されている。
かかる図8の特性測定システムにおいては、ダイシング後のウエハ11の複数の半導体チップ12の電気的特性を測定するための測定動作が図10に示す手順で実行される。この測定動作では、先ず、Z−θステージ1上にウエハ11が載置され(ステップS11)、カメラ4による撮影映像を示す映像データを取り込み、映像データに応じて認識処理を行う(ステップS12)。ステップS11及びS12は第1の実施例のステップS1及びS2と同一である。ただし、ステップS12では映像データに応じて各半導体チップ12の位置を得るだけで良い。
制御回路5は認識処理を終了すると、認識処理の結果に応じて測定対象の2×4個の半導体チップ12を決定し(ステップS13)、負圧生成装置を駆動して測定対象の2×4個の半導体チップ12に対応する範囲の吸引ブロック17の各吸引孔17aの一端に負圧を供給させて吸引孔17aから測定対象の各半導体チップ12をダイシングテープ13を介して吸引させる(ステップS14)。この吸引では、半導体チップ12間の領域が吸引され、この結果、ダイシングテープ13が吸引され、それと共に測定対象の2×4個の半導体チップ12は図11に示すように側面を互いに密着して1つの集合14とされる。すなわち、測定対象の2×4個の半導体チップ12は強制的に整列されることにより位置調整される。
制御回路5はZ−θステージ1及びX−Yステージ2各々を駆動して、測定対象の半導体チップ12の電極(図示せず)をプローブカード3のプローブ針3aに接触させる(ステップS15)。測定対象の半導体チップ12は上記のように集合して整列しているので、それらの半導体チップ12の電極はプローブカード3のプローブ針3aに正確に対向し、ステップS15では確実な電気的接続が得られる。そして、測定対象の半導体チップ12の電気的特性の測定が実行される(ステップS16)。
電気的特性の測定が終了すると、制御回路5はZ−θステージ1及びX−Yステージ2各々を駆動して、測定対象の半導体チップ12の電極とプローブカード3のプローブ針3aと離間させ(ステップS17)、負圧生成装置の駆動を停止させることにより測定対象の半導体チップ12に対応する吸引ブロック17への負圧の供給を停止させる(ステップS18)。そして、ウエハ11に形成された全ての半導体チップ12の電気的特性の測定が終了したか否かを判別する(ステップS19)。全ての半導体チップ12の電気的特性の測定が終了していないならば、制御回路5はステップS13に戻って新たな測定対象の半導体チップ12を決定して上記のステップS14〜S19を再度実行する。全ての半導体チップ12の電気的特性の測定が終了したならば、電気的特性の測定動作を終了する。
このように第2の実施例の特性測定システムにおいては、ダイシング後であってテープ剥離前にウエハ11の一部の隣り合う半導体チップ12をダイシングテープ13を介して吸引して互い密着した状態で集合させるので、よりチップ間隔の調整が正確となり、それらの集合した半導体チップ12各々の電極をプローブカード3のプローブ針3aに適切に接触させることができる。よって、半導体チップ12各々の電気的特性を効率よく測定することができる。
図12は本発明の第3の実施例として特性測定システムのZ−θステージの内部を概略的に示している。Z−θステージ1内には台座21と吸引ブロック22が配置されている。台座21は図13に示すように格子状で平面構造のベース部21aと、ベース部21から垂直に突起した複数の突起部21bとからなる。ベース部21aはダイシングラインに沿って形成されているので、ベース部21a内に四角形の空間部21cを作り出している。その各空間部21cは半導体チップ12の外形と一致する。突起部21bは針状であり、等間隔で形成されており、その突起部21bの長さは半導体チップ12の高さ以下である。また、針状の突起部21bは先端に向かって細くなっている。
吸引ブロック22は台座21の底部、すなわちベース部21aに結合している。吸引ブロック22は半導体チップ12を負圧によってダイシングテープ13及びベース部21aを介して吸引する複数の吸引孔22aが形成されている。
台座21と吸引ブロック22とは駆動機構(図示せず)によって共に上下方向に移動可能にされている。
その他の構成は図1に示した特性測定システムと同一であるので、同一部分については同一符号が用いられている。
かかる図12の特性測定システムにおいては、ダイシング後のウエハ11の複数の半導体チップ12の電気的特性を測定するための測定動作が図14に示す手順で実行される。この測定動作では、先ず、Z−θステージ1上にウエハ11が載置され(ステップS21)、カメラ4による撮影映像を示す映像データを取り込み、映像データに応じて認識処理を行う(ステップS22)。ステップS21及びS22は第1の実施例のステップS1及びS2と同一である。ただし、ステップS22ではステップS12と同様に映像データに応じて各半導体チップ12の位置を得るだけで良い。
制御回路5は認識処理を終了すると、駆動機構を駆動して台座21と吸引ブロック22とを上方に所定の距離だけ移動させる(ステップS23)。この移動により台座21の突起部21bが半導体チップ12間でダイシングテープ13を僅かに押し上げる。そして、制御回路5は図示しない負圧生成装置を駆動して吸引ブロック22に負圧を供給させて吸引孔22aから各半導体チップ12をダイシングテープ13を介して吸引させる(ステップS24)。こうすることにより、各半導体チップ12はダイシングテープ13を介して吸引ブロック22に吸着される。このとき、隣接する各半導体チップ12の間に位置したダイシングテープ13は、針状の突起部21bによって押し上げられ、また、部分的にはその突起部21bの針がダイシングテープ13を突き抜けるため、各半導体チップ12は上記の空間部21cの部分に図15に示すように位置されて整列状態が得られる。
制御回路5は電気的特性を同時に測定する対象の所定数の半導体チップ12を決定し(ステップS25)、Z−θステージ1及びX−Yステージ2各々を駆動して、測定対象の半導体チップ12の電極(図示せず)をプローブカード3のプローブ針3aに接触させる(ステップS26)。測定対象の半導体チップ12各々は所望の位置で整列しているので、それらの半導体チップ12の電極はプローブカード3のプローブ針3aに正確に対向し、ステップS26では確実な電気的接続が得られる。そして、測定対象の半導体チップ12の電気的特性の測定が実行される(ステップS27)。
電気的特性の測定が終了すると、制御回路5はZ−θステージ1及びX−Yステージ2各々を駆動して、測定対象の半導体チップ12の電極とプローブカード3のプローブ針3aと離間させる(ステップS28)。そして、ウエハ11に形成された全ての半導体チップ12の電気的特性の測定が終了したか否かを判別する(ステップS29)。全ての半導体チップ12の電気的特性の測定が終了していないならば、制御回路5はステップS25に戻って新たな測定対象の半導体チップ12を決定して上記のステップS26〜S29を再度実行する。全ての半導体チップ12の電気的特性の測定が終了したならば、負圧生成装置の駆動を停止すると共に台座21と吸引ブロック22とを元の位置に戻すように駆動機構を駆動し(ステップS30)、これにより電気的特性の測定動作を終了する。
このように図12の実施例の特性測定システムにおいては、ダイシング後であってテープ剥離前にウエハ11の各半導体チップ12を台座21の突起部21bがガイドとなって所望の位置に配置させることにより整列させるので、半導体チップ12各々の電極をプローブカード3のプローブ針3aに適切に接触させることができる。よって、半導体チップ12各々の電気的特性を効率よく測定することができる。
なお、かかる図12の台座21の突起部21bは針状になっているが、壁板状であっても良い。壁板状の場合には半導体チップ12の周囲を囲むように連続的であっても良いし、断続的であっても良い。針状の突起部21bの場合には吸引時に突起部がダイシングテープ13を突き抜け、それ故、壁板状の場合に比してダイシングテープ13を引っ張ることが少ないので、半導体チップ12の整列をより適切に行うことができる。
また、第3の実施例においては全ての半導体チップ12の配置間隔を調整しているが、一度にプローブ針3aで接触して電気的特性を測定し得る2つ以上の半導体チップ12の部分だけに台座21を作用させて配置間隔を調整しても良い。
1 Z−θステージ
2 X−Yステージ
3 プローブカード
4 カメラ
5 制御回路
11 ウエハ
14 フィルムフレーム

Claims (10)

  1. 表面にダイシングテープが貼り付けられたウエハを裏面側から個片化して切り出された複数の半導体チップの電気的特性を、前記複数の半導体チップが前記ダイシングテープに貼り付けられた状態で測定する特性測定システムであって、
    前記複数の半導体チップのうちの前記個片化により不規則となった互いに隣接する2以上の半導体チップの配置間隔を、前記ダイシングテープを介して前記2以上の半導体チップの各々毎に定まる量だけ前記2以上の半導体チップの各々の位置及び傾きを移動させることによって、調整する配置間隔調整手段と、
    前記配置間隔を調整した前記2以上の半導体チップに対して同時に電気的特性を測定する測定手段と、を有することを特徴とする半導体チップの特性測定システム。
  2. 前記複数の半導体チップの各々の配置を認識する認識手段を備え、
    前記2以上の半導体チップの配置間隔の調整は、前記認識手段により認識した前記複数の半導体チップの配置に応じて行うことを特徴とする請求項1に記載の特性測定システム。
  3. 前記配置間隔調整手段は、前記複数の半導体チップの各々を前記ダイシングテープを介して個別に吸引し、かつ個別に駆動可能な複数の吸引手段を備え、
    前記2以上の半導体チップの各々の配置間隔の調整は、前記吸引手段を駆動させることにより行うことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の特性測定システム。
  4. 前記配置間隔調整手段は、互いに隣接する前記複数の半導体チップの間に設けられた吸引手段を備え、
    前記2以上の半導体チップの各々の配置間隔の調整は、前記吸引手段により互いに隣接する前記2以上の半導体チップの間に配置された前記ダイシングテープを吸引することで行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の特性測定システム。
  5. 前記配置間隔調整手段は、前記複数の半導体チップを吸引する吸引手段と、互いに隣接する前記複数の半導体チップの間に設けられた突起部とを備え、
    前記2以上の半導体チップの各々の配置間隔の調整は、前記吸引手段により前記2以上の半導体チップを吸引して隣接する前記2以上の半導体チップの間に位置する前記ダイシングテープを前記突起部によって押し上げることで行うことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の特性測定システム。
  6. 表面にダイシングテープが貼り付けられたウエハを裏面側から個片化して、複数の半導体チップを前記ダイシングテープに貼り付けられた状態で切り出すウエハ個片化ステップと、
    記複数の半導体チップのうちの前記ウエハ個片化ステップにより不規則となった互いに隣接する少なくとも2以上の半導体チップの配置間隔を、前記ウエハの裏面側から前記ダイシングテープを介して前記2以上の半導体チップの各々毎に定まる量だけ前記2以上の半導体チップの各々の位置及び傾きを移動させることによって、調整する配置間隔調整ステップと、
    前記配置間隔調整ステップによって配置間隔が調整された前記2以上の半導体チップに対して、一体的に形成された測定手段を用いて同時に電気的特性を測定する電気的特性測定ステップと、を有することを特徴とする半導体チップの電気的特性測定方法。
  7. 前記配置間隔調整ステップにおいては、互いに隣接する前記2以上の半導体チップの各々を前記ダイシングテープを介して個別に吸引しかつ個別に駆動可能な複数の吸引手段を用いて、前記吸引手段を駆動させることにより前記2以上の半導体チップの各々の配置間隔を調整することを特徴とする請求項6記載の電気的特性測定方法。
  8. 前記配置間隔調整ステップにおいては、互いに隣接する前記複数の半導体チップの間に設けられた吸引手段によって互いに隣接する前記2以上の半導体チップの間に配置された前記ダイシングテープを吸引することで前記2以上の半導体チップの各々の配置間隔の調整を行うことを特徴とする請求項6又は請求項7記載の電気的特性測定方法。
  9. 前記複数の半導体チップの配置間隔の調整は、互いに隣接する前記2以上の半導体チップを互いに密接させて行うことを特徴とする請求項7又は請求項8記載の電気的特性測定方法。
  10. 前記配置間隔調整ステップにおいては、前記複数の半導体チップを吸引する吸引手段と、互いに隣接する前記複数の半導体チップの間に設けられた突起部とを用いて、前記吸引手段により前記2以上の半導体チップを吸引して隣接する前記2以上の半導体チップの間に位置する前記ダイシングテープを前記突起部によって押し上げることで前記2以上の半導体チップの各々の配置間隔の調整を行うことを特徴とする請求項6記載の電気的特性測定方法。
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JP2837829B2 (ja) * 1995-03-31 1998-12-16 松下電器産業株式会社 半導体装置の検査方法

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