JP2012024307A - 消火器ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】収容した消火器の出し入れが容易であり、壁への取付けに関して設置作業の順番に制限が生じない消火器ケースを提供する。
【解決手段】開口枠11を有した枠部と、開口を覆うと共に開閉機構2によって開閉回動し得る扉3と、扉3の裏側に取付けられて扉3の前記開閉回動と共に傾斜回動する消火器保持部4と、を具備する。保持収容された消火器は、壁面投影視にてその一部分である壁内突出部が開口の形状よりも下方へ外方突出した収容状態となり、扉3の開口回動と共に傾斜回動してその一部が壁面よりも前方へ突出した開口状態となる。
【選択図】図7

Description

本発明は、消火器を壁内に埋め込んで収容する壁面埋め込み型の消火器ケースに関する。
従来、壁面埋め込み型消火器ケースが開示される(特許文献1参照)。
特開2002−85579号公報
上記従来の消火器ケースは正面の開口のみを小さく形成したものであって、収容した消火器の出し入れが容易ではなかった。特に収容した消火器を取り出す際は火災等が発生した非常時であるため、取り出しやすさは重大な問題となり得る。
また上記従来の消火器ケースの取付けは、壁の仕上げ工程より前工程である、壁下地材の組み上げ工程の際に、あらかじめ消火器収納用の本体を壁材の内部の所定位置及び所定高さに仕込み固定しておく必要があり、作業の順番に制限が出るものであった。通常の建築工事では、壁面の施工と消火器ケースの設置を別の作業者が行う場合が多く、消火器ケースの設置作業者が設置箇所を後追いする等、作業の順番に制限が出ることで工事の進捗に影響を及ぼすことも考えられる。
そこで本発明では、収容した消火器の出し入れが容易であり、壁への取付けに関し、予め消火器収納用の本体を壁材の内部の所定位置及び所定高さに仕込み固定しておく必要がなく、消火器ケースの設置作業の順番に制限が生じない消火器ケースを提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく本発明では下記手段を講じるものとしている。
(1)本発明の消火器ケースは、
壁内に設置した消火器を壁面に設けた開口Hから取り出し得る消火器ケースであって、
壁面の開口Hの開口縁に沿って枠形成する開口枠11を有した枠部1と、
開口枠11に当接して開口Hを覆うと共に、開閉機構2によってヒンジ固定されて開閉回動し得る扉3と、
扉3の裏側に取付けられて扉3の前記開閉回動と共に傾斜回動する消火器保持部4と、を具備してなり、
保持収容された消火器は、壁面投影視にてその一部分である壁内突出部が開口Hの形状よりも下方へ外方突出した収容状態となると共に、
扉3の開口回動と共に傾斜回動してその一部が壁面よりも前方へ突出した開口状態となることを特徴とする。
(2)扉3は、枠部1の矩形形状の開口縁の下辺寄りを開閉軸として上辺から開口するものであり、消火器保持部4は、扉3の裏面に固定された固定板41を有し、この固定板に沿って消火器を起立方向に保持し、この起立方向に保持した消火器の下部の壁内突出部が、壁内にて扉3よりも下方へ突出してなることが好ましい。
(3)開閉機構2は、扉3の回動軸周りを回動可能にヒンジ固定する軸固定部21と、扉3の開閉回動量を制限する回動制限部22とから構成され、
この回動制限部22によって、消火器が傾斜回動した開口状態において、保持収容された消火器の前記壁内突出部を壁内に収まる状態に保持し、壁の反対面から突出することのないように制限することが好ましい。
(4)枠部1は、開口枠11の両側部から壁内の壁厚さ方向に枠出した左右の枠側板12を有し、
扉3は、扉裏面の両側部から、前記枠側板12それぞれの内側に対向して立設した左右の内側板32を有してなり、
開閉機構2の軸固定部21は、これら枠側板12及び内側板32のうち一方及び他方の対応位置に左右それぞれ設けられた、挿通孔及びこれに挿通する突出ピンからなり、
これら左右の突出ピンは、壁面の開口Hへ取付けた枠部1内に扉3を配置した状態で、左右それぞれの挿通孔に脱落防止機能をもって挿通し、軸固定し得ることが好ましい。
(5)内側板32は、保持収容した消火器の壁内突出部よりも下方へ延出して消火器の左右の側部を囲う形状からなり、
軸固定部21からこの内側板32の延出端までの最大距離である最延出距離32Lが、取付け部の壁厚さWよりも小さいことが好ましい。
尚併せて、開閉機構2の回動制限部22は、軸固定部21による軸固定ののちに開口枠21の内側から取付け、扉の回動角度を所定の最大開角度以内に制限するものであることが好ましい。
(6)扉3及び消火器保持部4からなる消火器保持構造と、消火器保持部4に保持された消火器Eとからなる回動部の総重心Gは、回動制限部22によって制限された最大角度の開口状態において、壁面よりも前方位置にあり、これによって最大角度の開口状態を保持し得ることが好ましい。
消火器保持部4による消火器の保持位置を、開口Hの上辺近傍の角度とし、かつ、扉3の重量が増加するように重量調整することで、消火器Eを保持し、閉収容状態にある扉3を所定の開口角度以上開くと、回動部の自重によって自動的に最大角度の開口状態となる。
上記解決手段を講じることで、収容した消火器の出し入れが容易であり、壁への取付けに関し、予め消火器収納用の本体を壁材の内部の所定位置及び所定高さに仕込み固定しておく必要がなく、消火器ケースの設置作業の順番に制限が生じない消火器ケースを提供することができた。
本発明の実施例1の消火器ケースの正面視構成説明図。 実施例1の消火器ケースの背面図。 実施例1の消火器ケースの平面視構成説明図。 実施例1の消火器ケースの底面図。 実施例1の消火器ケースの壁面取付け状態(閉収容状態S1)を示す側面構成説明図。 実施例1の消火器ケースの蓋差し込み状態S0を示す側面構成説明図。 実施例1の消火器ケースの使用状態(開口状態S2)を示す側面構成説明図。 実施例1の消火器ケースの使用状態(閉収容状態S1)を示す正面視説明図。 実施例2の消火器ケースの使用状態(開口状態S2)を示す側面構成説明図。 実施例2の消火器ケースの各使用状態(閉収容状態S1、中間状態S12、開口状態S2)における開閉機構2の状態説明図。 実施例2の消火器ケースの2通りの使用状態(閉収容状態S1)を示す正面視説明図。
以下本発明の消火器ケースを実施するための形態について実施例1、2について示す各図と共に説明する。いずれの実施例においても、本発明の消火器ケースは、汎用の消火器Eを、壁面取付け部に設けた開口H(但しこの開口Hは、消火器Eの正面視投影長よりも小さい開口大とする)から壁内に収納保持するものであり、基本的に以下の構成を具備する。
・壁面の取付け部に設けられた開口Hの開口縁に沿って枠形成する開口枠11を有した枠部1
・扉3を開閉回動可能に軸支すると共に開閉角度を制御する開閉機構2
・開口枠11に当接して開口Hを覆うと共に、開閉機構2によって回動可能に軸固定されて開閉回動し得る扉3
・扉3の裏側に取付けられて扉3の前記開閉回動と共に傾斜回動する消火器保持部4
上記基本構成を具備した消火器ケースは、消火器Eを収納したまま、開口Hを扉3で覆った閉収納状態S1(図5、図8、図11)、乃至、扉3を開いて前記開口Hから消火器を取り出し得る開口状態(図7、図9)の2状態になり得る。
上記開口Hは、消火器保持部4によって保持収容された消火器を、壁面投影形状の一部分のみを含む大きさで開口する。この開口Hから壁内に収容された消火器は、扉3の裏側に取り付けられた消火器保持部4に係止されることで、扉3の裏面に沿った状態で壁内に保持収容され、閉収容状態(図8)となる。このとき保持収容された消火器の壁面投影形状の一部分は開口Hと重なり、消火器の壁面投影形状の残りの部分である壁内突出部は、壁内の収容空間にて、開口Hの壁面投影視形状よりも下方へ、所定の壁内突出量をもって突出する(図8)。消火器の上部の一部分のみが開口Hと重なっており、消火器の全長分の開口Hの高さを設ける必要がないため、図8に現れる壁面のように、巾木Kと手すりBの間の比較的小さい高さのスペースに開口Hを設けることができる。
そして扉3を開口させた開口状態において、消火器収容部4に保持収容された消火器は、扉3の開口回動と共に傾斜回動し、側面視にて消火器の一部が、壁面よりも前方へ突出した状態(図7)となる。消火器は消火器保持部4で常に扉3の角度に応じて扉3側に保持収容され、引きだした扉の裏面にて、扉3と同じ角度で前面に傾斜し、消火器の上部にあるハンドルから順に露出するため、収納した消火器が取り出しやすいものとなっている(図7)。
また所定の扉傾斜角度以上の開口状態から、消火器を含む回動部分の総重心Gが壁面よりも前方に位置することとなる。これにより、開口の際に扉3の上部の持ち手部31を持てて前に軽く引き出すだけで、下辺で軸回動固定された扉3が、それ自体及び消火器の重量によって自動的に開口する。また、回動制限部22によって制限された最大の扉傾斜角度(回動角度)で開口状態を維持することができる。
また、この開口状態において、扉3の裏側に保持された消火器の壁内突出量は、壁面取付け部の収容空間に収まる量であり、壁面収納部の壁面の内側、或いは壁内構造と接触したりすることはない。これは、枠側板12の壁面からの奥行き方向長さ(枠厚)12Dが、内側板32の延出端までの最大距離である最延出距離32Lよりも小さく設定されることに基づく。
また本発明の消火器ケースの取付け方法においては、先に枠部1のみを壁面取付け部の開口Hに取付け、固定ビスでビス止めする枠取り付け工程と、壁面取り付け部に取り付けた枠部1の開口枠11内に、略水平に扉3を差し込んで大きく開口させた差し込み状態S0(図6)とし、開口枠11の内側から軸固定部21で扉3を回動可能にヒンジ固定する蓋差し込み工程と、差し込み状態S0から扉を閉口方向に回動させ、開口枠11の内側から回動制限部22を取り付けて回動量(回動角度)を制限する制限工程とを順に経て取付けられる。以下、実施例1,2の各構成につき詳述する。
図1〜図8に示す実施例1の消火器ケースにおいて、開口Hは、消火器保持部4によって保持収容された消火器の壁面投影形状の一部分である正面視上半部のみを含む大きさで開口し、閉収容状態では、壁面投影形状の残りの部分である下半部分が、壁内の収容空間にて、枠部1よりも外方の下方へ突出する。また開口状態では、設置した消火器を埋め込み投影長さの一部分に相当する大きさで壁面に設けた開口Hから取り出し得る。
実施例1では閉収容状態において、消火器収容部4に保持収容された消火器は、壁面投影視にてその一部分である壁内突出部が開口Hの形状よりも下方へ外方突出した状態(図8)となる。
(枠部1)
枠部1は、外方への張り出し縁を有した四方開口枠11の両側部から壁内の壁厚さ方向に枠出した左右の枠側板12と、枠天板13とから三方枠を形成し、且つ背面側に枠背板14を有することで、下方に開口した箱型枠部を形成する。箱型枠部は扉の開口状態において収容空間内部の露出の体裁を整える。
(開閉機構2)
開閉機構2は、扉3の回動軸周りを回動可能にヒンジ固定する軸固定部21と、扉3の開閉回動量を制限する回動制限部22とから構成される。 通常の使用状態においては開口状態の最大開閉回動角度が回動制限部22によって制限されるが、この制限を解除した場合でも、消火器の残りの一部が壁内にて下方に突出する突出量は消火器が壁内に収まる量となっている。
回動制限部22は、消火器が傾斜回動した開口状態において、保持収容された消火器の前記壁内突出部を壁内に収まる状態に保持し、壁の反対面から突出することのないように制限する。実施例1の回動制限部22は、円弧状に湾曲形成した長孔からなる回動孔22Hと、その中を移動可能に挿通する回動ピン22Pとから構成される。回動孔22Hは軸固定部21を中心とした中心角30度の円弧状の湾曲長孔であり、軸固定部21による軸固定ののちに開口枠21の内側からピンで挿通し、脱落防止のために裏側のボルトに嵌めて取付ける。扉の回動角度を所定の最大開角度である対鉛直方向30度以内に制限するものである。
開閉機構2の軸固定部21は、前記枠側板12及び内側板32のうち一方及び他方の対応位置に左右それぞれ設けられた、挿通孔及びこれに挿通する突出ピンからなり、
これら左右の突出ピンは、壁面の開口Hへ取付けた枠部1内に扉3を配置した状態で、左右それぞれの挿通孔に脱落防止機能をもって挿通し、軸固定し得る。
また図7に示すように、扉3及び消火器保持部4からなる消火器保持構造と、消火器保持部4に保持された消火器Eとからなる回動部の総重心Gは、回動制限部22によって制限された最大角度の開口状態において、壁面よりも前方位置にあり、これによって最大角度の開口状態を保持し得る。消火器保持部4による消火器の保持位置を、開口Hの上辺近傍の角度とし、かつ、扉3の重量が増加するように重量調整することで、消火器Eを保持し、閉収容状態にある扉3を所定の開口角度以上開くと、回動部の自重によって自動的に最大角度の開口状態となる。
(扉3)
扉3は、枠部1の矩形形状の開口縁の下辺寄りを開閉軸として上辺から開口するものである。扉3は、扉裏面の両側部から、前記枠側板12それぞれの内側に対向して立設した左右の内側板32を有してなる。なお、この内側板32は、次述する消火器保持部4に固定されて扉3よりも下方へ突出してなるものとしてもよい。
内側板32は、保持収容した消火器の壁内突出部よりも下方へ延出して消火器の左右の側部を囲う。実施例では両側の内側板33の下端が内底板33で繋がれ、前辺下部が内前板で覆われることで、後方及び上方に開口した立体枠板を構成する。そして、軸固定部21からこの内側板32の延出端までの最大距離である最延出距離32Lが、取付け部の壁厚さWよりも小さいように設定してある。内側板32は、消火器が壁内で転倒、落下した時に支える役目を果たす。
(消火器保持部4)
消火器保持部4は、扉3の裏面に固定された固定板41を有し、この固定板41が扉3の前記開閉回動と共に傾斜回動する。固定板41はまた、壁内側の固定面に沿って消火器を保持固定する手段(実施例では固定フック41F)を有し、消火器を固定板41に沿って起立方向に保持する。実施例では、略コ字状断面の板の両側部から固定片が張り出してなり、コ字状に折り曲げられて突出した中央部分の固定板41の突出面に、消火器を保持固定する手段が設けられる。消火器を保持固定する手段として、消火器を吊り下げて保持するための複数の固定フック41Fが壁内を向くように離間して設けられる。そして両側部の固定片が扉3の裏面に当接固定され、固定板41が扉の裏面から浮いた状態で固定される。保持固定する手段は実施例のようなL字板からなる吊り下げフックに限られず、枠状のアーム、消火器を載置する底板からなる物、或いはこれらを組み合わせたものでもよい。また実施例のような扉の裏側に突設される固定板41を有することなく、消火器を保持固定する手段が扉3の裏側に直接設けられていてもよい。
図9〜図11に示す実施例2の消火器ケースは、
壁面に設けた開口Hから消火器Eを壁内に埋め込み収容した収容状態となると共に、扉3を開口することで収容した消火器を取り出し得る開口状態となる。
壁面の開口Hの開口縁に沿って枠形成する縁なしの四方枠板からなる開口枠11、及び開口枠11の側部から壁内の壁厚さ方向に伸びる枠側板12を有した枠部1と、
開口枠11に当接して開口Hを覆うと共に、開閉機構2によって開口枠11又は枠側板12にヒンジ固定されて開閉回動し得る扉3と、
扉3の裏側に取付けられて扉3の前記開閉回動と共に傾斜回動する消火器保持部4と、を具備してなり、
前記開口Hは、保持収容された消火器の壁面投影長さの一部分のみと重なり、
消火器保持部4によって保持された消火器は、壁面投影視にて枠部1よりも外方へ突出してなる。
扉3には引き出し用の操作孔からなる横長長円状の持ち手部31が形成される。
扉3は全周側部が開口枠11内に収容されて閉収容状態となる。このとき、枠側板12の内面に設けられた戸当たり用のビス11Bが扉内面にあたって閉状態となる。の12Bは枠側板の固定ビスである。
実施例2の回動制限部22の回動孔22Hは、円弧状に湾曲形成した長孔の一端に、屈曲して斜め上方へ延出した半長円弧縁からなる延出孔22HEが形成された一体的な湾曲且つ屈曲孔となっており、その中を移動可能に挿通する回動制限ピン22Pが遊動する。軸固定穴21Hは、この延出孔22HEと同一方向に並行延出した長孔からなり、その中を移動可能に挿通する軸回動ピン21Pが遊動する。閉収容状態から扉3を壁面手前斜め上方に引き上げることで、回動ピン21P及び回動制限ピン22Pが孔内の半長円弧縁の延出孔部分を移動し、回動可能な移行状態となって、この移行状態で回動可能に構成される(図10(a)(b)(c))。回動孔22Hは軸固定部21を中心とした中心角30度の円弧状の湾曲長孔であり、軸固定部21による軸固定ののちに開口枠21の内側からピンで挿通し、脱落防止のために裏側のボルトに嵌めて取付ける。扉の回動角度を所定の最大開角度である対鉛直方向30度以内に制限するものである。
実施例2の消火器ケースは、図11(a)のように開口枠11を壁内に収容して取り付けることもできるし、図11(b)のように開口枠11の前部を壁面から張り出す態様で取り付けることもできる。
1 枠部
11 開口枠
12 枠側板
12B 取付けビス
12D 枠厚
13 枠天板
13S 戸当たり
14 枠背板
15 枠底板
2 開閉機構
20 固定プレート
21 軸固定部
21H 挿通孔
21P 突出ピン
21N 脱落防止機構
22 回動制限部
3 扉
30 扉板
31 持ち手部
32 内側板
32L 最大延出量
33 内底板
34 内前板
4 消火器保持部
41 固定板
41F 固定フック
B 手すり
WB 壁ボード
WF 壁面
WD 壁厚
E 消火器
G 回動部の総重心
H 開口
ST スタッド
S0 扉差し込み状態
S1 閉収容状態
S2 開口状態
K 巾木

Claims (6)

  1. 消火器(E)を壁内に設置し、壁面に設けた開口(H)から取り出し得る消火器ケースであって、
    壁面の開口(H)の開口縁に沿って枠形成する開口枠(11)を有した枠部(1)と、開口枠(11)に当接して開口(H)を覆うと共に開閉機構(2)によってヒンジ固定されて開閉回動し得る扉(3)と、扉(3)の裏側に取付けられて扉(3)の前記開閉回動と共に傾斜回動する消火器保持部(4)と、を具備してなり、
    保持収容された消火器(E)は、その一部分である壁内突出部が壁面投影視にて開口(H)の形状よりも下方へ突出した閉収容状態となると共に、扉(3)の開口回動と共に傾斜回動してその一部が壁面よりも前方へ突出した開口状態となることを特徴とする消火器ケース。
  2. 前記扉(3)は、枠部(1)の矩形形状の開口縁の下辺寄りを開閉軸として上方から開口するものであり、消火器保持部(4)は、扉(3)の裏面に固定された固定板(41)に沿って消火器(E)を起立方向に保持し、保持した消火器(E)の起立方向下部の壁内突出部が、閉収容状態の壁内にて扉(3)よりも鉛直下方へ突出してなる請求項1記載の消火器ケース。
  3. 前記開閉機構(2)は、扉(3)を開閉回動可能に軸固定する軸固定部(21)と、扉(3)の開閉回動量を所定の最大角度内に制限する回動制限部(22)とから構成され、
    この回動制限部(22)によって、消火器(E)が傾斜回動した開口状態において、保持収容された消火器(E)の前記壁内突出部を壁内に収まる状態に保持する請求項1又は2記載の消火器ケース。
  4. 前記枠部(1)は、開口枠(11)の両側部から壁内の壁厚さ方向に枠出した左右の枠側板(12)を有し、
    前記扉(3)は、扉裏面の両側部から、前記枠側板(12)それぞれの内側に対向して立設した左右の内側板(32)を有してなり、開閉機構(2)の前記軸固定部(21)は、これら枠側板(12)及び内側板(32)のうち一方及び他方の対応位置に左右それぞれ設けられた、挿通孔(21H)及びこれに挿通する突出ピン(21P)からなり、これら左右の突出ピン(21P)は、壁面の開口(H)へ取付けた枠部(1)内に扉(3)を配置した状態で、左右それぞれの挿通孔(21H)に挿通し、脱落防止機能をもって軸固定し得る請求項3記載の消火器ケース。
  5. 前記内側板(32)は、保持収容した消火器の壁内突出部よりも下方へ延出して消火器の左右の側部を囲う形状からなり、
    軸固定部(21)からこの内側板(32)の延出端までの最大距離である最延出距離(32L)が、取付け部の壁厚(WD)よりも小さく設定され、 開閉機構(2)の前記回動制限部(22)は、軸固定部(21)による軸固定ののちに開口枠(11)の内側から取付けて、扉の回動角度を制限するものである請求項4記載の消火器ケース。
  6. 扉(3)と、扉(3)の裏面に固定された消火器保持部(4)と、消火器保持部(4)に保持された消火器(E)とからなる回動部の総重心(G)の位置が、回動制限部(22)によって制限された最大角度の開口状態において、壁面(WF)よりも前方にあることで、最大角度の開口状態を保持し得る請求項3、4又は5のいずれか記載の消火器ケース。
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