JP2012023307A - 量子ドット型赤外線検出器の製造方法 - Google Patents

量子ドット型赤外線検出器の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 量子ドット型赤外線検出器の製造方法に関し、InAsを含む量子ドットを覆うようにAlAs層を成長させる時に量子ドットの再配列又は再蒸発を抑制する。
【解決手段】 V族元素がAsであるIII-V族化合物半導体からなる中間層を形成する工程と、前記中間層上にキャリアに対するエネルギーポテンシャルが低くV族元素がAsであるIII-V族化合物半導体からなる量子ドットを含む量子ドット層を形成する工程と、前記量子ドット層の上にV族元素がAsであるIII-V族化合物半導体からなる中間層を形成する工程と、前記量子ドット層と前記量子ドット層の表面を覆う中間層との界面にAlAs層を形成する工程とを少なくとも有し、前記AlAs層を形成する工程において、As/Al供給比を前記AlAs層が最も平坦な表面を有するように成長するAs/Al供給比よりも大きくする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、赤外線を照射した際に量子ドットに形成される量子準位を占有するキャリアの励起によって生じる光電流を検出する量子ドット型赤外線検出器(Quantum Dot Infrared Photodetector:QDIP)の製造方法に関する。
現在、10μm近傍の赤外線を検出する赤外線検出器として量子準位を利用した赤外線検出器が用いられている。このうち、量子井戸型赤外線検出器(Quantum Well Infrared Photodetector:QWIP)は垂直入射光を吸収できないという問題がある。
そこで、3次元的にキャリアを閉じ込めることができる量子ドットを用いた垂直入射光を吸収できる量子ドット型赤外線検出器(QDIP) が注目されている。このQDIP構造に関して、赤外域に感度があることと、又分子線エピタキシー法などを用いて、量子ドットを自己組織化過程により比較的容易に作製できることから、InAs/GaAs系QDIP素子が多く研究されている(例えば、特許文献1参照)。
このInAs/GaAs系QDIP素子においては、量子ドットとしてInAsを用いるとともに、InAs量子ドットを挟み込む中間層としてGaAsが用いられている。その中でも、赤外線の検出感度を向上させる方法として、少なくともInAs量子ドットと中間層との間にAlAs層を配置することが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
図10は、従来のAlAs層を設けた量子ドット型赤外線検出器の概念的断面図である。まず、半絶縁性GaAs基板41上にGaAsバッファ層42、n型GaAsコンタクト層43を順次形成する。次いで、i型AlGaAs中間層44、AlAs層45を順次形成したのち、複数のInAs量子ドット46を自己組織化形成して量子ドット層とする。
次いで、再配列によるInAs量子ドット46の消滅を抑制して赤外線の検出感度を向上させるためにAlAs層47を形成したのち、再び、i型AlGaAs中間層44を形成する。この一連の成長工程を必要とする量子ドット層の層数だけ繰り返すことによって量子ドット積層構造からなる活性領域48を形成する。
次いで、n型GaAsコンタクト層49を形成したのち、適当な素子サイズになるように、n型GaAsコンタクト層43が露出するまで掘り下げる。次いで、n型GaAsコンタクト層43の露出部及びn型GaAsコンタクト層49にAuGe及びAuを順次蒸着して陰極及び陽極(図示は省略)を形成することによって量子ドット型赤外線検出器の基本的構成が完成する。
一般的に素子特性は結晶品質が良いほど向上する。QDIP素子の場合も同様に、結晶品質が良いほど素子特性が向上すると考えられるので、AlAs層の結晶品質を向上することで、QDIP素子の赤外線の感度特性が向上すると考えられる。
特開平10−256588号公報 特開2008−215990号公報
結晶品質を判断する一つの指標として、結晶表面の平坦性が挙げられ、結晶表面の平坦性が良い程、高品質な結晶であると考えられる。III-V族化合物半導体を分子線エピタキシー法で成長する時、最も表面が平坦になる最適なIII 族とV族原料の供給比は、反射高エネルギー電子線回折(Reflection High Energy Electron Diffraction:RHEED)法を用いることで明確にすることができる。
図11は、AlAs層成長時のRHEED回折像のスペキュラスポット強度のAs/Al比依存性の説明図である。スペキュラスポット強度が大きいほど、表面が平坦であることを示している。基板温度600℃においては、As/Al比が30付近で最も平坦な表面が得られ、基板温度540℃においては約20、基板温度470℃の時は15〜20である。
なお、As/Al比は、分子線エピタキシー法による成長における原料Asと原料Alの供給比であり、成長が行われる基板と同じ位置で真空計を用いて測定して決定する。又、本発明では、スペキュラスポット強度が最も強くなるAs/Al比を、最も表面が平坦になる最適なAs/Al比として定義する。
このように、RHEED法を用いてAlAs層の成長時に最も表面が平坦になる最適なAs/Al比を決定することで、高品質なAlAs層が得られる。しかし、このような条件でQDIP素子を作製すると、QDIP素子の赤外線の検出感度が十分に得られないという問題がある。
鋭意研究の結果、これはAlAs層の成長時に最も表面が平坦になる最適なAs/Al比でAlAs層を成長すると、AlAs成長中に、InAs量子ドットの再蒸発又は再配列が促進され、InAs量子ドットが消滅するためと考えられる。赤外線に対する応答は、InAs量子ドット内に閉じ込められたキャリアの励起によって起こるため、InAs量子ドットが消滅すると、赤外線に対する応答がなくなり十分な検出感度が得られない。
したがって、本発明は、InAsを含む量子ドットを覆うようにAlAs層を成長させる時に量子ドットの再配列又は再蒸発を抑制することを目的とする。
開示される一観点からは、V族元素がAsであるIII-V族化合物半導体からなる中間層を形成する工程と、前記中間層上にキャリアに対するエネルギーポテンシャルが低くV族元素がAsであるIII-V族化合物半導体からなる量子ドットを含む量子ドット層を形成する工程と、前記量子ドット層の上にV族元素がAsであるIII-V族化合物半導体からなる中間層を形成する工程と、前記量子ドット層と前記量子ドット層の表面を覆う中間層との界面にAlAs層を形成する工程とを少なくとも有する量子ドット型赤外線検出器の製造方法であって、前記AlAs層を形成する工程において、As/Al供給比を前記AlAs層が最も平坦な表面を有するように成長するAs/Al供給比よりも大きくする量子ドット型赤外線検出器の製造方法が提供される。
開示の量子ドット型赤外線検出器の製造方法によれば、InAsを含む量子ドットを覆うようにAlAs層を成長させる時に量子ドットの再配列又は再蒸発を抑制することができ、それによって、赤外線の検出感度を向上することが可能になる。
本発明の実施の形態の量子ドット型赤外線検出器の製造途中の概念的断面図である。 基板温度が470℃における赤外線の検出感度のAs/Al比依存性の説明図である。 本発明の実施例1の量子ドット型赤外線検出器の途中までの製造工程の説明図である。 本発明の実施例1の量子ドット型赤外線検出器の図3以降の途中までの製造工程の説明図である。 本発明の実施例1の量子ドット型赤外線検出器の図4以降の製造工程の説明図である。 量子ドット型赤外線検出器を用いた量子ドット型赤外線撮像装置の概略的斜視図である。 本発明の実施例2の量子ドット型赤外線検出器の途中までの製造工程の説明図である。 本発明の実施例2の量子ドット型赤外線検出器の図7以降の途中までの製造工程の説明図である。 本発明の実施例2の量子ドット型赤外線検出器の図8以降の製造工程の説明図である。 従来のAlAs層を設けた量子ドット型赤外線検出器の概念的断面図である。 AlAs層成長時のRHEED回折像のスペキュラスポット強度のAs/Al比依存性の説明図である。
ここで、図1及び図2を参照して、本発明の実施の形態の量子ドット型赤外線検出器の製造方法を説明する。図1は、本発明の実施の形態の量子ドット型赤外線検出器の製造途中の概念的断面図であり、分子線エピタキシー法によりコンタクト層1上にAl組成比xが0≦x<1のi型AlGa1−xAs中間層2及びAlAs層3を順次形成する。なお、この下層側のAlAs層3は必須ではない。
次いで、In組成比yが0<y≦1のInGa1−yAs量子ドット4を自己組織化により複数形成して量子ドット層とする。次いで、InGa1−yAs量子ドット4の表面を覆うAlAs層5を形成する。この時、As/Al比を最も表面が平坦になる最適As/Al比より大きなAs/Al比、好適には3倍以上のAs/Al比を用いて成長する。
図2は、基板温度が470℃における赤外線の検出感度のAs/Al比依存性の説明図であり、図に示すように赤外線の検出感度が向上するAs/Al比は72〜108であり、その近傍においても充分な検出感度の向上が期待できる。
基板温度が470℃における最も表面が平坦になる最適As/Al比は、図11に示したように15〜20である。したがって、赤外線の検出感度が向上するAs/Al比の最も表面が平坦になる最適As/Al比に対する割合は、3(≒72/20)倍以上、8(≒108/15)倍以下となる。
したがって、AlAs層を形成する時のAs/Al比は、最も表面が平坦になる最適As/Al比より大きなAs/Al比、好適には3倍以上のAs/Al比を用いて成長する。但し、As/Al比が大きいと、AlAs層5の表面平坦性が悪化してQDIP素子の赤外線の検出感度特性に影響するので、好適には8倍以下とする。これにより、赤外線の感度特性が向上する。
以降は図示を省略するが、再びi型AlGa1−xAs中間層2を形成したのち、AlAs層3の形成工程、InGa1−yAs量子ドット4の形成工程、AlAs層5の形成工程、i型AlGa1−xAs中間層2の形成工程を所定周期繰り返す。最後にコンタクト層を形成したのち、陰極及び陽極を形成することによって、本発明の実施の形態の量子ドット型赤外線検出器の基本的構成が完成する。
なお、コンタクト層1をn型半導体で構成した場合には、伝導帯側に形成される量子準位を利用して電子をキャリアとする赤外線検出器となる。反対に、コンタクト層1をp型半導体で構成した場合には、価電子側に形成される量子準位を利用して正孔をキャリアとする赤外線検出器となる。
以上を前提として、次に、図3乃至図6を参照して本発明の実施例1の量子ドット型赤外線検出器を説明する。まず、図示は省略するが、(100)面を主面とする半絶縁性GaAs基板11をMBE(分子線エピタキシー)装置の基板導入室に導入する。半絶縁性GaAs基板11は準備室で例えば、400℃に加熱して脱ガス処理が施される。
次いで、半絶縁性GaAs基板11を10-10 Torrより真空度の高い超高真空に保持された成長室へ搬送し、表面の自然酸化膜を除去するために、As雰囲気下で例えば、640℃まで加熱される。
次いで、図3(a)に示すように、基板温度を例えば、600℃とし、基板表面の平坦性を良くするために、半絶縁性GaAs基板11の上に、厚さが、例えば、100nmのi型GaAsバッファ層12を成長させる。次いで、Siをドーパントとして、例えば、電子濃度が1×1018cm-3で厚さが250nmのn型GaAsコンタクト層13を成長させる。
次いで、図3(b)に示すように、ノンドープで厚さが、例えば、50nmのi型Al0.2Ga0.8As中間層14を成長させる。次いで、図3(c)に示すように、AlAs層15を数分子層、例えば、1原子層成長させる。
次いで、図3(d)に示すように、基板温度を例えば、470℃にし、厚さが2〜3原子層分に相当するInAsを供給する。ここで、初期のInAs供給では、InAsが平坦に2次元的に成長して濡れ層を形成するが、その後のInAs供給では、AlAsとInAsとの格子定数の差異から発生する歪みによってInAsが島状に3次元的に成長してInAs量子ドット16を自己形成する。
このInAs量子ドット16は、直径約10nm〜50nmで、高さ約2〜8nmであり、約1010個/cm2 〜1011個/cm2 存在する。この多数のInAs量子ドット16を纏めて量子ドット層と称する。
次いで、図4(e)に示すように、基板温度を470℃に維持した状態で、AlAs層17を数分子層、例えば、3原子層分成長させて、InAs量子ドット16を覆う。この時、上述のようにAlAs層17を成長する時のAs/Al比を、AlAsの表面平坦性が最も良くなる最適なAs/Al比より大きい値、例えば、72〜108の範囲とする。
次いで、図4(f)に示すように、ノンドープで厚さが、例えば、50nmのi型Al0.2Ga0.8As中間層14を成長させる。次いで、図4(g)に示すように、AlAs層15の形成工程、InAs量子ドット16の形成工程、AlAs層17の形成工程及びi型Al0.2Ga0.8As中間層14の形成工程を必要とする周期分、例えば、10〜20周期分繰り返す。
次いで、図5(h)に示すように、最上層のi型Al0.2Ga0.8As中間層14上にSiをドーパントとして、例えば、電子濃度が1×1018cm-3で厚さが150nmのn型GaAsコンタクト層18を成長させる。
次いで、図5(i)に示すように、マスクを用いたエッチングによりn型GaAsコンタクト層18乃至最下層のi型Al0.2Ga0.8As中間層14までを選択的に2次元マトリクス状にエッチングし、n型GaAsコンタクト層13を露出させる。次いで、n型GaAsコンタクト層13の露出面及びn型GaAsコンタクト層18の表面にAuGe、Ni及びAu順次蒸着してAuGe/Ni/Au積層構造の陰極19及び陽極20を形成することによって、量子ドット型赤外線検出器10の基本構造が得られる。
図6は、上述の量子ドット型赤外線検出器を用いた量子ドット型赤外線撮像装置の概略的斜視図であり、上述の量子ドット型赤外線検出器10の陰極19を共通電極とし、陽極20を個別電極として、陽極上に接続電極となるバンプ21を設ける。このバンプ21を設けた量子ドット型赤外線検出器10を、信号読出回路基板22の上にフリップチップボンディングすることで量子ドット型赤外線撮像装置が得られる。量子ドット型赤外線検出器10の画素数は必要に応じて増減できるものであり例えば、数百×数百以上の画素数として暗視装置等として利用できる。
図7乃至図9を参照して本発明の実施例2の量子ドット型赤外線検出器の製造工程を説明する。まず、図示は省略するが、実施例1と同様に、(100)面を主面とする半絶縁性GaAs基板11をMBE(分子線エピタキシー)装置の基板導入室に導入する。半絶縁性GaAs基板11は準備室で例えば、400℃に加熱して脱ガス処理が施される。
次いで、半絶縁性GaAs基板11を10-10 Torrより真空度の高い超高真空に保持された成長室へ搬送し、表面の自然酸化膜を除去するために、As雰囲気下で例えば、640℃まで加熱される。
次いで、図7(a)に示すように、基板温度を例えば、600℃とし、基板表面の平坦性を良くするために、半絶縁性GaAs基板11の上に、厚さが、例えば、100nmのi型GaAsバッファ層12を成長させる。次いで、Siをドーパントとして、例えば、電子濃度が1×1018cm-3で厚さが250nmのn型GaAsコンタクト層13を成長させる。次いで、図7(b)に示すように、ノンドープで厚さが、例えば、50nmのi型GaAs中間層23を成長させる。
次いで、図7(c)に示すように、基板温度を例えば、470℃にし、厚さが2〜3分子層分に相当するInAsを供給して、島状のInAs量子ドット16を自己組織化により形成する。このInAs量子ドット16は、直径約10nm〜50nmで、高さ約2〜8nmであり、約1010個/cm2 〜1011個/cm2 存在する。この多数のInAs量子ドット16を纏めて量子ドット層と称する。
次いで、図7(d)に示すように、基板温度を470℃に維持した状態で、AlAs層17を数分子層、例えば、3原子層分成長させて、InAs量子ドット16を覆う。この時も実施例1と同様に、AlAs層17を成長する時のAs/Al比を、AlAsの表面平坦性が最も良くなる最適なAs/Al比より大きい値、例えば、72〜108の範囲とする。
次いで、図8(e)に示すように、ノンドープで厚さが、例えば、50nmのi型GaAs中間層23を成長させる。次いで、図8(f)に示すように、InAs量子ドット16の形成工程、AlAs層17の形成工程及びi型GaAs中間層23の形成工程を必要とする周期分、例えば、10〜20周期分繰り返す。
次いで、図9(g)に示すように、最上層のi型GaAs中間層23上にSiをドーパントとして、例えば、電子濃度が1×1018cm-3で厚さが150nmのn型GaAsコンタクト層18を成長させる。
次いで、図9(h)に示すように、マスクを用いたエッチングによりn型GaAsコンタクト層18乃至最下層のi型GaAs中間層23までを選択的に2次元マトリクス状にエッチングし、n型GaAsコンタクト層13を露出させる。次いで、n型GaAsコンタクト層13の露出面及びn型GaAsコンタクト層18の表面にAuGe、Ni及びAu順次蒸着してAuGe/Ni/Au積層構造の陰極19及び陽極20を形成することによって、量子ドット型赤外線検出器30の基本構造が得られる。
この場合も図6と同様に、陽極20にバンプを設けて信号読出回路基板22の上にフリップチップボンディングすることによって、量子ドット型赤外線撮像装置が得られる。
以上、本発明の各実施例を説明してきたが、本発明は、各実施例に示した条件に限られるものではない。例えば、上記の各実施例においては、赤外線撮像装置を前提として説明しているが、単体の赤外線センサとして用いても良いものである。
1 コンタクト層
2 i型AlGa1−xAs中間層
3 AlAs層
4 InGa1−yAs量子ドット
5 AlAs層
10 量子ドット型赤外線検出器
11 半絶縁性GaAs基板
12 i型GaAsバッファ層
13 n型GaAsコンタクト層
14 i型Al0.2Ga0.8As中間層
15 AlAs層
16 InAs量子ドット
17 AlAs層
18 n型GaAsコンタクト層
19 陰極
20 陽極
21 バンプ
22 信号読出回路基板
23 i型GaAs中間層
30 量子ドット型赤外線検出器
41 半絶縁性GaAs基板
42 GaAsバッファ層
43 n型GaAsコンタクト層
44 i型AlGaAs中間層
45 AlAs層
46 InAs量子ドット
47 AlAs層
48 活性領域
49 n型GaAsコンタクト層

Claims (6)

  1. V族元素がAsであるIII-V族化合物半導体からなる中間層を形成する工程と、
    前記中間層上にキャリアに対するエネルギーポテンシャルが低くV族元素がAsであるIII-V族化合物半導体からなる量子ドットを含む量子ドット層を形成する工程と、
    前記量子ドット層の上にV族元素がAsであるIII-V族化合物半導体からなる中間層を形成する工程と、前記量子ドット層と前記量子ドット層を覆う中間層との界面にAlAs層を形成する工程とを少なくとも有する量子ドット型赤外線検出器の製造方法であって、前記量子ドット層と前記量子ドット層を覆う中間層との界面にAlAs層を形成する工程において、As/Al供給比を前記AlAs層が最も平坦な表面を有するように成長するAs/Al供給比よりも大きくする量子ドット型赤外線検出器の製造方法。
  2. 前記量子ドット層と下地側の前記中間層との界面にもAlAs層を形成する工程を有する請求項1に記載の量子ドット型赤外線検出器の製造方法。
  3. 前記中間層、前記量子ドット層及び前記AlAs層の成長方法が、分子線エピタキシー法である請求項1又は請求項2に記載の量子ドット型赤外線検出器の製造方法。
  4. 前記量子ドット層と前記量子ドット層を覆う中間層との界面にAlAs層を形成する工程におけるAs/Al供給比が、前記AlAs層が最も平坦な表面を有するように成長するAs/Al供給比の3倍〜8倍である請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の量子ドット型赤外線検出器の製造方法。
  5. 前記量子ドット層と前記量子ドットを覆う中間層との界面にAlAs層を形成する工程における基板温度が470℃であり、且つ、前記As/Al供給比が、72〜108である請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の量子ドット型赤外線検出器の製造方法。
  6. 前記中間層がAlGa1−xAs(但し、0≦x<1)からなり、且つ、前記量子ドット層がInGa1−yAs(但し、0<y≦1)からなることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の量子ドット型赤外線検出器の製造方法。
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