JP2012022130A - 電子写真用の円筒状基体の洗浄方法および円筒状の電子写真感光体の製造方法 - Google Patents
電子写真用の円筒状基体の洗浄方法および円筒状の電子写真感光体の製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 円筒状基体を持ち運ぶためのパレットが格子状支持台および格子状支持台上に立設された支持柱を有しており、支持柱のうち、少なくとも円筒状基体と接触しうる部分が、樹脂で形成されており、格子状支持台の支持柱が立設されている側の面(a)のうち、少なくとも円筒状基体と接触しうる部分が、樹脂で形成されており、格子状支持台の面(a)の反対側の面(b)が、ステンレス鋼で形成されている。
【選択図】 図3
Description
・洗浄槽4に充填されている洗浄液(水系洗浄剤など)に円筒状基体1を浸漬し、その後に引き上げて、円筒状基体1の表面の汚れを除去する工程、
・すすぎ槽5に充填されているすすぎ液(純水、脱イオン水など)に円筒状基体1を浸漬し、その後に引き上げて、円筒状基体1の表面の洗浄液を除去する工程、
・温水槽6に充填されている温水(通常50℃以上の水)に円筒状基体1を浸漬し、その後に引き上げて、円筒状基体1の表面に付着している水分を効率的に揮発させる工程、および、
・冷却ステージ8において円筒状基体1に気体を吹きかける(エアブローする)工程
をこの順に経て、円筒状基体1は洗浄される。
該工程(1)の後、該円筒状基体を該格子状支持台上に起立させた状態でパレットごと洗浄液に浸漬し、その後に引き上げる工程(2)と、
該工程(2)の後、該円筒状基体を該格子状支持台上に起立させた状態でパレットごとすすぎ液に浸漬し、その後に引き上げる工程(3)と、
該工程(3)の後、該円筒状基体を該格子状支持台上に起立させた状態でパレットごと50℃以上の水に浸漬し、その後に引き上げる工程(4)と、
該工程(4)の後、該格子状支持台上に起立させた状態の該円筒状基体に気体を吹きかける工程(5)と、
を有する電子写真用の円筒状基体の洗浄方法において、
該支持柱のうち、少なくとも該円筒状基体と接触しうる部分が、樹脂で形成されており、
該格子状支持台の該支持柱が立設されている側の面(a)のうち、少なくとも該円筒状基体と接触しうる部分が、樹脂で形成されており、
該格子状支持台の該面(a)の反対側の面(b)が、ステンレス鋼で形成されている
ことを特徴とする電子写真用の円筒状基体の洗浄方法である。
円筒状基体の洗浄装置として、図1に示す構成の洗浄装置を用いた。洗浄装置における洗浄液としては、炭酸カリウムの水溶液を電気分解して得られたアルカリイオン水を用いた。すすぎ液および温水としては、導電度0.40μS/cmの脱イオン水を用いた。洗浄液、すすぎ液、温水の温度は、それぞれ35℃、35℃、85℃を維持するようにした。
実施例1において、格子状支持台の上層がPEEKの代わりにPPS(熱伝導率0.29W/mK)で形成されているパレットを用いた以外は、実施例1と同様にして円筒状基体の洗浄および円筒状の電子写真感光体の製造ならびに評価を行った。
実施例1において、格子状支持台の上層がPEEKの代わりにPP(熱伝導率0.125W/mK)で形成されているパレットを用いた以外は、実施例1と同様にして円筒状基体の洗浄および円筒状の電子写真感光体の製造ならびに評価を行った。
実施例1において、格子状支持台の上層がPEEKの代わりにEPDM(熱伝導率0.36W/mK)で形成されているパレットを用いた以外は、実施例1と同様にして円筒状基体の洗浄および円筒状の電子写真感光体の製造ならびに評価を行った。
実施例1において、全体がステンレス鋼(SUS304)(熱伝導率16.7W/mK)で形成されているパレットを用いた以外は、実施例1と同様にして円筒状基体の洗浄および円筒状の電子写真感光体の製造ならびに評価を行った。
実施例1において、全体がPEEK(熱伝導率0.26W/mK)で形成されているパレットを用いた以外は、実施例1と同様にして円筒状基体の洗浄および円筒状の電子写真感光体の製造を行った。また、評価のうち、温度評価および水滴付着評価を行った。
実施例1において、全体がEPDM(熱伝導率0.36W/mK)で形成されているパレットを用いた以外は、実施例1と同様にして円筒状基体の洗浄および円筒状の電子写真感光体の製造を行った。また、評価のうち、温度評価および水滴付着評価を行った。
2 パレット
21 格子状支持台
22 支持柱
211 格子状支持台の上層
212 格子状支持台の下層
4 洗浄槽
5 すすぎ槽
6 温水槽
7 超音波発振器
8 冷却ステージ
9 ノズル
Claims (5)
- 格子状支持台および該格子状支持台上に立設された支持柱を有するパレットの該支持柱をアルミニウム合金で形成されている電子写真用の円筒状基体の内側に挿入することによって、該円筒状基体を該格子状支持台上に起立させた状態にする工程(1)と、
該工程(1)の後、該円筒状基体を該格子状支持台上に起立させた状態でパレットごと洗浄液に浸漬し、その後に引き上げる工程(2)と、
該工程(2)の後、該円筒状基体を該格子状支持台上に起立させた状態でパレットごとすすぎ液に浸漬し、その後に引き上げる工程(3)と、
該工程(3)の後、該円筒状基体を該格子状支持台上に起立させた状態でパレットごと50℃以上の水に浸漬し、その後に引き上げる工程(4)と、
該工程(4)の後、該格子状支持台上に起立させた状態の該円筒状基体に気体を吹きかける工程(5)と、
を有する電子写真用の円筒状基体の洗浄方法において、
該支持柱のうち、少なくとも該円筒状基体と接触しうる部分が、樹脂で形成されており、
該格子状支持台の該支持柱が立設されている側の面(a)のうち、少なくとも該円筒状基体と接触しうる部分が、樹脂で形成されており、
該格子状支持台の該面(a)の反対側の面(b)が、ステンレス鋼で形成されている
ことを特徴とする電子写真用の円筒状基体の洗浄方法。 - 前記格子状支持台の前記支持柱が立設されている側の面(a)が、樹脂で形成されている請求項1に記載の電子写真用の円筒状基体の洗浄方法。
- 前記支持柱が、樹脂で形成されている請求項1または2に記載の電子写真用の円筒状基体の洗浄方法。
- 前記樹脂が、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニレンサルファイドまたはポリプロピレンである請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子写真用の円筒状基体の洗浄方法。
- 電子写真用の円筒状基体を請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗浄方法により洗浄する洗浄工程と、洗浄工程の後、該円筒状基体の表面上に塗料を塗布して被覆層を形成する工程と、を有する円筒状の電子写真感光体の製造方法。
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