JP2012022130A - 電子写真用の円筒状基体の洗浄方法および円筒状の電子写真感光体の製造方法 - Google Patents

電子写真用の円筒状基体の洗浄方法および円筒状の電子写真感光体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 気体を吹きかけて円筒状基体を冷却する工程の長時間化を抑制し、かつ、気体を吹きかけた際の円筒状基体の表面への水滴の再付着を抑制した電子写真用の円筒状基体の洗浄方法を提供する。
【解決手段】 円筒状基体を持ち運ぶためのパレットが格子状支持台および格子状支持台上に立設された支持柱を有しており、支持柱のうち、少なくとも円筒状基体と接触しうる部分が、樹脂で形成されており、格子状支持台の支持柱が立設されている側の面(a)のうち、少なくとも円筒状基体と接触しうる部分が、樹脂で形成されており、格子状支持台の面(a)の反対側の面(b)が、ステンレス鋼で形成されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電子写真用の円筒状基体の洗浄方法および円筒状の電子写真感光体の製造方法に関する。
電子写真装置において用いられる円筒状の電子写真感光体(感光ドラム)や現像部材(現像スリーブ)などの円筒状部材は、円筒状基体の表面上に塗料を塗布し、被覆層を形成してなる構成のものが一般的である。
電子写真用の円筒状基体の材料には、加工性や寸法安定性に優れているアルミニウム合金が広く用いられている。
円筒状基体の表面上に塗料を塗布するにあたり、円筒状基体の表面に汚れが付着していると、ハジキやムラなどの塗工欠陥が発生しやすくなるため、あらかじめ円筒状基体を洗浄し、その表面に付着している汚れを除去しておく必要がある。円筒状基体の表面に付着しうる汚れとしては、例えば、空気中の粉麈や、円筒状基体の加工時に用いられた油系物質(灯油やポリブテンなどの切削油や防錆油など)や、加工時の切削粉などが挙げられる。
円筒状基体の洗浄は、一般的に、図1に例示されるような構成の洗浄装置を用いて行われる。すなわち、
・洗浄槽4に充填されている洗浄液(水系洗浄剤など)に円筒状基体1を浸漬し、その後に引き上げて、円筒状基体1の表面の汚れを除去する工程、
・すすぎ槽5に充填されているすすぎ液(純水、脱イオン水など)に円筒状基体1を浸漬し、その後に引き上げて、円筒状基体1の表面の洗浄液を除去する工程、
・温水槽6に充填されている温水(通常50℃以上の水)に円筒状基体1を浸漬し、その後に引き上げて、円筒状基体1の表面に付着している水分を効率的に揮発させる工程、および、
・冷却ステージ8において円筒状基体1に気体を吹きかける(エアブローする)工程
をこの順に経て、円筒状基体1は洗浄される。
このときの円筒状基体の持ち運びは、液切れの観点から、図2に例示されるようなパレットに円筒状基体を支持させて行うことが好ましい。図1中、2はパレットである。また、図1中、7は超音波発振器である。
図2において、パレット2は、格子状支持台21と、格子状支持台21上に立設された支持柱22を有している。支持柱22を円筒状基体1の内側に挿入することによって、円筒状基体1は格子状支持台21上に起立した状態になる。この状態で円筒状基体1はパレット2に支持される。
温水から引き上げた円筒状基体は、温水により温度が上昇している。円筒状基体の温度が上昇したままであると、円筒状基体の表面上に塗料を塗布した際に塗工欠陥が発生しやすくなるため、円筒状基体の表面上に塗料を塗布する前に、円筒状基体を冷却しなければならない。そのため、上記の気体を吹きかける(エアブローする)工程が必要とされる。
パレットの格子状支持台の材料としては、強靭性や耐久性に優れているステンレス鋼を用いることが好ましく、特許文献1には、ステンレス鋼をパレットの格子状支持台の材料として用いた例が開示されている。
特開平06−118663号公報
ところが、通常、円筒状基体に用いられるアルミニウム合金の熱伝導率が100〜300W/(m・K)の範囲であるのに対して、格子状支持台に用いられるステンレス鋼の熱伝導率は、その1/10前後の、10〜30W/(m・K)の範囲である。そのため、格子状支持台上に起立させた状態の円筒状基体に気体を吹きかけた場合、円筒状基体に比べて格子状支持台の冷却速度が遅くなってしまう。次工程である塗料の塗布工程に進む際、円筒状基体はパレットから離れるものの、離れる前までパレットの格子状支持台に接触していた円筒状基体の下部は、円筒状基体の他の部分に比べて温度が高くなっている。この温度ムラは、円筒状基体の表面上に塗料を塗布した際に塗工欠陥を招く可能性が高い。
この温度ムラを抑えるためには、円筒状基体だけでなく格子状支持台も十分に冷却されるまで長時間気体を吹きかけたり、円筒状基体の下部の温度が他の部分の温度と同程度になるまで待ったりすればよいが、どちらも生産効率の観点からは好ましくない。
一方、アルミニウム合金やステンレス鋼に比べて熱伝導率が小さい樹脂(樹脂の熱伝導率は、通常0.1〜1.0W/mKの範囲)で格子状支持台が形成されているパレットを用いれば、温水に浸漬した際の格子状支持台の温度上昇がそもそも小さいため、上記温度ムラが生じにくい。
しかしながら、格子状支持台の温度が低いままだと、円筒状基体の表面を伝って格子状支持台にまで流れてきた水滴は、揮発せずに格子状支持台に残留しやすくなる。格子状支持台に水滴が残留したまま気体を吹きかけると、水滴が飛び散って円筒状基体の表面に再付着し、円筒状基体の表面上に塗料を塗布した際に塗工欠陥が生じやすくなる。
本発明の目的は、気体を吹きかけて円筒状基体を冷却する工程の長時間化を抑制し、かつ、気体を吹きかけた際の円筒状基体の表面への水滴の再付着を抑制した電子写真用の円筒状基体の洗浄方法を提供することにある。
本発明は、格子状支持台および該格子状支持台上に立設された支持柱を有するパレットの該支持柱をアルミニウム合金で形成されている電子写真用の円筒状基体の内側に挿入することによって、該円筒状基体を該格子状支持台上に起立させた状態にする工程(1)と、
該工程(1)の後、該円筒状基体を該格子状支持台上に起立させた状態でパレットごと洗浄液に浸漬し、その後に引き上げる工程(2)と、
該工程(2)の後、該円筒状基体を該格子状支持台上に起立させた状態でパレットごとすすぎ液に浸漬し、その後に引き上げる工程(3)と、
該工程(3)の後、該円筒状基体を該格子状支持台上に起立させた状態でパレットごと50℃以上の水に浸漬し、その後に引き上げる工程(4)と、
該工程(4)の後、該格子状支持台上に起立させた状態の該円筒状基体に気体を吹きかける工程(5)と、
を有する電子写真用の円筒状基体の洗浄方法において、
該支持柱のうち、少なくとも該円筒状基体と接触しうる部分が、樹脂で形成されており、
該格子状支持台の該支持柱が立設されている側の面(a)のうち、少なくとも該円筒状基体と接触しうる部分が、樹脂で形成されており、
該格子状支持台の該面(a)の反対側の面(b)が、ステンレス鋼で形成されている
ことを特徴とする電子写真用の円筒状基体の洗浄方法である。
本発明によれば、気体を吹きかけて円筒状基体を冷却する工程の長時間化を抑制し、かつ、気体を吹きかけた際の円筒状基体の表面への水滴の再付着を抑制した電子写真用の円筒状基体の洗浄方法を提供することができる。
円筒状基体の洗浄装置の一例を示す図である。 パレット(従来のパレット)の一例を示す図である。 本発明に用いられるパレットの一例を示す図である。
本発明においては、電子写真用の円筒状基体を持ち運ぶためのパレットとして、格子状支持台および格子状支持台上に立設された支持柱を有するパレットが用いられる。また、本発明に用いられるパレットの支持柱は、少なくとも円筒状基体と接触しうる部分が樹脂で形成されているものである。また、本発明に用いられるパレットの格子状支持台は、支持柱が立設されている側の面(「面(a)」または「上面」ともいう。)の少なくとも円筒状基体と接触しうる部分が樹脂で形成されており、反対側の面(「面(b)」または「下面」ともいう。)がステンレス鋼で形成されているものである。
本発明に用いられるパレットの一例を図3に示す。パレット2の格子状支持台21は、水滴が円筒状基体1の表面を伝って格子状支持台21の上面に付着しても、格子状支持台21の下面に流れやすくなるよう、格子状になっている。また、格子状支持台21は、上下2層構成となっており、円筒状基体1の内側に挿入するための支持柱22が立設されている側の面(a)を含む上層211は、樹脂で形成されている。また、面(a)の反対側の面(b)を含む下層212は、ステンレス鋼で形成されている。なお、上層211のうち、円筒状基体1と接触しうる部分だけを樹脂で形成してもよい。このように、パレット2の格子状支持台21の面(a)のうち、少なくとも円筒状基体と接触しうる部分が、樹脂で形成されているため、上記温度ムラが生じにくくなっている。
支持柱22は、持ち運び中(搬送中や液体への浸漬中など)において円筒状基体1を支持するために、格子状支持台21の上面(面(a))に立設されている。円筒状基体1が格子状支持台22上に自立可能であれば、支持柱22は、必ずしも円筒状基体1と常時接触しなくてもよい。しかしながら、持ち運び方によっては円筒状基体1と接触する可能性もあるため、本発明においては、上記温度ムラの抑制のため、支持柱22も上記と同様の樹脂で形成されている。
なお、支持柱は、円筒状基体の転倒防止のため、円筒状基体の内径に応じて適切な外径を有するものを用いることが好ましい。また、円筒状基体の内径に応じて適切な外径を有する支持柱を用いようとすると、異なる内径の円筒状基体を洗浄する場合、円筒状基体ごとに支持柱を格子状支持台から外して交換したり、パレットごと交換したりする手間が生じる。その手間を省くため、あらかじめ想定される複数種の円筒状基体のそれぞれ内径に応じた外径を有する支持柱を単一の格子状支持台上に立設させておき、洗浄する円筒状基体の内径に応じて、用いる支持柱を変えるようにしてもよい。
格子状支持台や支持柱に用いられる樹脂としては、例えば、ポリエーテルエーテルケトン:PEEK(熱伝導率0.26W/mK)、ポリフェニレンサルファイド:PPS(熱伝導率0.29W/mK)、ポリテトラフルオロエチレン:PTFE(熱伝導率0.25W/mK)、ポリイミド:PI(熱伝導率0.31W/mK)、ポリアセタール(ポリオキシメチレン):POM(熱伝導率0.23W/mK)、ポリプロピレン:PP(熱伝導率0.125W/mK)、エポキシ樹脂(熱伝導率0.3W/mK)、フェノール樹脂(熱伝導率0.19W/mK)などが挙げられる。これらの中でも、特に、耐摺擦性、耐衝撃性など機械強度の点で、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニレンサルファイド、ポリプロピレンが好ましく、これらの中でも、ポリエーテルエーテルケトンがより好ましい。
本発明において、上記工程(i)に用いられる洗浄液としては、水を主溶媒とした水系洗浄剤が好ましい。水系洗浄剤としては、例えば、アルカリイオン水や、界面活性剤の水溶液などが挙げられる。アルカリイオン水としては、例えば、炭酸カリウム、塩化ナトリウム、塩化カリウムなどを水に溶解させた水溶液を電気分解することにより得られるものが挙げられる。また、界面活性剤としては、例えば、脂肪族高級アルコール硫酸エステルナトリウム塩、アルキルトリメチルアンモニウムクロライド、ポリエリレングリコールアルキルエーテルなどが挙げられる。洗浄槽に金属部分を含むものを用い、洗浄液にアルカリイオン水を用いる場合、アルカリによる洗浄槽の金属部分の腐食を抑制するため、洗浄液にケイ酸カリウムを添加してもよい。また、洗浄液に界面活性剤の水溶液を用いる場合、界面活性剤の水溶液を充填した洗浄槽とすすぎ液を充填したすすぎ槽との間にアルカリイオン水を充填した第2の洗浄槽を設け、界面活性剤の水溶液のすすぎを効率化してもよい。
すすぎ液や温水としては、脱イオン水を用いることが好ましい。脱イオン水の導電率は、30μS/cm以下であることが好ましく、20μS/cm以下であることがより好ましく、10μS/cm以下であることがより一層好ましい。
次に、本発明の洗浄方法の具体例について、図1を用いて説明する。
洗浄対象の円筒状基体1の内側にパレット2の支持柱を挿入し、円筒状基体1をパレットの格子状支持台上に起立させる。このようにして円筒状基体1をパレット2に載置する。円筒状基体1が載置されたパレット2を、搬送装置(不図示)により洗浄槽4の上まで搬送した後、洗浄槽4に設置された昇降装置(不図示)上に載置する。その後、洗浄槽4の昇降装置を下降させ、円筒状基体1をパレット2の格子状支持台上に起立させた状態でパレット2ごと洗浄槽4内の洗浄液に浸ける。必要に応じて、洗浄槽4内に超音波発振器7を設置し、洗浄液への浸漬中、超音波発振器7により超音波を円筒状基体1に照射し、円筒状基体1の表面からの汚れの脱離を促進してもよい。また、必要に応じて、円筒状基体1やパレット2を揺動させたり、バブリングを用いたりしてもよい。
その後、円筒状基体1をパレット2ごと洗浄液から引き上げ、次いで、円筒状基体1が載置されたパレット2を、搬送装置(不図示)によりすすぎ槽5の上に搬送した後、すすぎ槽5に設置された昇降装置(不図示)上に載置する。その後、すすぎ槽5の昇降装置を下降させ、円筒状基体1をパレット2の格子状支持台上に起立させた状態でパレット2ごとすすぎ槽5内のすすぎ液に浸ける。必要に応じて、すすぎ槽5内に超音波発振器7を設置し、すすぎ液への浸漬中、超音波発振器7により超音波を円筒状基体1に照射し、円筒状基体1の表面のすすぎを促進してもよい。
その後、円筒状基体1をパレット2ごとすすぎ液から引き上げ、次いで、円筒状基体1が載置されたパレット2を、搬送装置(不図示)により温水槽6の上に搬送した後、温水槽6に設置された昇降装置(不図示)上に載置する。その後、温水槽6の昇降装置を下降させ、円筒状基体1をパレット2の格子状支持台上に起立させた状態でパレット2ごと温水槽6内の温水に浸ける。
その後、円筒状基体1をパレット2ごと温水から引き上げる。温水に浸けることによって、円筒状基体1およびパレット2に付着した水滴の除去が促進される。
本発明において、温水としては、円筒状基体1およびパレット2に付着した水滴の除去を促進するため、50℃以上の水が用いられるが、より好ましくは65℃以上の水である。
円筒状基体1およびパレット2を温水から引き上げる際、円筒状基体1の表面に付着した水滴は、円筒状基体1の表面において揮発するか、および/または、円筒状基体1の表面を伝ってパレット2の格子状支持台まで流れる。そして、パレット2の格子状支持台の上面に付着した水滴は、格子状支持台の下面側に流れる。格子状支持台の下面は、ステンレス鋼で形成されており、温水槽6内の温水への浸漬によって温度が比較的高くなっているため、付着した水滴を比較的短時間で揮発させることが可能である。円筒状基体1およびパレット2を温水から引き上げる途中において、円筒状基体1およびパレット2に付着した水滴の流れを促進するために、円筒状基体1の上方から気体を吹きかけてもよい。ただし、水滴が飛散して円筒状基体1の表面に再付着することがないよう、この際の気体の流量は弱くすることが好ましい。
円筒状基体1をパレット2ごと温水から引き上げた後、円筒状基体1が載置されたパレット2を、搬送装置(不図示)により冷却ステージ8に搬送し、冷却ステージ8に設置された把持装置(不図示)に把持させる。その後、パレット2の格子状支持台上に起立させた状態の円筒状基体にノズル9から気体を吹きかけ、円筒状基体1を冷却する。
図1において、冷却ステージ8は、全体が略密閉状態になるように囲まれており、円筒状基体1を冷却するための気体を円筒状基体1の上部から下向きに吹きかける。冷却ステージ8のパレット2の下側の位置にダクト(不図示)が設けられており、円筒状基体1に吹きかけられた気体が吸引されるようになっている。このとき、気体の吹きかけがONになっているときのみダクトによる気体の吸引もONになるようにすることにより、外部からのホコリの吸いこみを抑制することができる。
格子状支持台の上面のうち、少なくとも円筒状基体1と接触しうる部分は、樹脂で形成されており、温水槽6内の温水への浸漬による温度上昇がアルミニウム合金で形成されている円筒状基体1よりも少ないため、円筒状基体1の冷却が阻害されにくい。
次に、本発明の洗浄方法により洗浄した円筒状基体を用いて円筒状部材を製造する例として、電子写真感光体を製造する方法について説明する。
電子写真感光体は、一般的に、円筒状基体上に感光層を形成することによって製造される。感光層は、電荷輸送物質と電荷発生物質を同一の層に含有する単層型感光層であってもよいし、電荷発生物質を含有する電荷発生層と電荷輸送物質を含有する電荷輸送層とに機能分離した積層型(機能分離型)感光層であってもよい。電子写真特性の観点からは、感光層は、積層型感光層であることが好ましい。また、積層型感光層の中でも、円筒状基体側から電荷発生層および電荷輸送層をこの順に積層してなるものが好ましい。
以下、積層型感光層を有する電子写真感光体を例に挙げて、より詳細に説明する。
また、円筒状基体の表面は、レーザー光の散乱による干渉縞の抑制などを目的として、切削処理、粗面化処理、アルマイト処理などを施してもよい。
円筒状基体と感光層(電荷発生層、電荷輸送層)または後述の下引き層との間には、レーザー光の散乱による干渉縞の抑制や、円筒状基体の表面の傷の被覆などを目的として、導電層を設けてもよい。
導電層は、カーボンブラック、金属粒子、金属酸化物粒子などの導電性粒子を結着樹脂に分散させることによって形成することができる。
導電層の膜厚は、1〜40μmであることが好ましく、2〜30μmであることがより好ましい。
また、円筒状基体または導電層と感光層(電荷発生層、電荷輸送層)との間には、感光層の接着性改良、塗工性改良、円筒状基体からの電荷注入性改良、感光層の電気的破壊に対する保護などを目的として、バリア機能や接着機能を有する下引き層を設けてもよい。
下引き層は、アクリル樹脂、アリル樹脂、アルキッド樹脂、エチルセルロース樹脂、エチレン−アクリル酸コポリマー、エポキシ樹脂、カゼイン樹脂、シリコーン樹脂、ゼラチン樹脂、フェノール樹脂、ブチラール樹脂、ポリアクリレート、ポリアセタール、ポリアミドイミド、ポリアミド、ポリアリルエーテル、ポリイミド、ポリウレタン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリスルホン、ポリビニルアルコール、ポリブタジエン、ポリプロピレン、ユリア樹脂などの樹脂や、酸化アルミニウムなどの材料を用いて形成することができる。また、下引き層には、金属、合金、それらの酸化物、塩類、界面活性剤などを含有させてもよい。
下引き層の膜厚は、0.05〜7μmであることが好ましく、0.1〜2μmであることがより好ましい。
電荷発生層は、電荷発生物質を結着樹脂および溶剤とともに分散処理して得られる電荷発生層用塗布液を塗布し、これを乾燥させることによって形成することができる。分散方法としては、例えば、ホモジナイザー、超音波分散機、ボールミル、サンドミル、ロールミル、振動ミル、アトライター、液衝突型高速分散機などを用いた方法が挙げられる。
電荷発生物質としては、例えば、モノアゾ、ジスアゾ、トリスアゾなどのアゾ顔料や、金属フタロシアニン、非金属フタロシアニンなどのフタロシアニン顔料や、インジゴ、チオインジゴなどのインジゴ顔料や、ペリレン酸無水物、ペリレン酸イミドなどのペリレン顔料や、アンスラキノン、ピレンキノンなどの多環キノン顔料や、スクワリリウム色素や、ピリリウム塩およびチアピリリウム塩や、トリフェニルメタン色素や、セレン、セレン−テルル、アモルファスシリコンなどの無機物質や、キナクリドン顔料や、アズレニウム塩顔料や、シアニン染料や、キサンテン色素や、キノンイミン色素や、スチリル色素や、硫化カドミウムや、酸化亜鉛などが挙げられる。これら電荷発生物質は、1種のみ用いてもよく、2種以上用いてもよい。
電荷発生層に用いられる結着樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、アリル樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、ジアリルフタレート樹脂、シリコーン樹脂、スチレン−ブタジエンコポリマー、フェノール樹脂、ブチラール樹脂、ベンザール樹脂、ポリアクリレート、ポリアセタール、ポリアミドイミド、ポリアミド、ポリアリルエーテル、ポリアリレート、ポリイミド、ポリウレタン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリスルホン、ポリビニルアセタール、ポリブタジエン、ポリプロピレン、メタクリル樹脂、ユリア樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマー、酢酸ビニル樹脂などが挙げられる。これらの中でも、ブチラール樹脂が好ましい。これらは、単独、混合または共重合体として、1種または2種以上用いることができる。
電荷発生層中の結着樹脂の割合は、電荷発生層全質量に対して90質量%以下であることが好ましく、50質量%以下であることがより好ましい。
電荷発生層用塗布液に用いられる溶剤としては、例えば、アルコール、スルホキシド、ケトン、エーテル、エステル、脂肪族ハロゲン化炭化水素、芳香族化合物などが挙げられる。
電荷発生層の膜厚は、0.001〜6μmであることが好ましく、0.01〜1μmであることがより好ましい。
また、電荷発生層には、種々の増感剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤などを必要に応じて添加することもできる。
電荷輸送層は、電荷輸送物質および結着樹脂を溶剤に溶解させることによって得られる電荷輸送層用塗布液を塗布し、これを乾燥させることによって形成することができる。
電荷輸送物質としては、例えば、トリアリールアミン化合物、ヒドラゾン化合物、スチリル化合物、スチルベン化合物、ピラゾリン化合物、オキサゾール化合物、チアゾール化合物、トリアリールメタン化合物などが挙げられる。これら電荷輸送物質は、1種のみ用いてもよく、2種以上用いてもよい。
電荷輸送層中の電荷輸送物質の割合は、電荷輸送層全質量に対して20〜80質量%であることが好ましく、30〜70質量%であることがより好ましい。
電荷輸送層に用いられる結着樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、アクリロニトリル樹脂、アリル樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、フェノキシ樹脂、ブチラール樹脂、ポリアクリルアミド、ポリアセタール、ポリアミドイミド、ポリアミド、ポリアリルエーテル、ポリアリレート、ポリイミド、ポリウレタン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリスルホン、ポリビニルブチラール、ポリフェニレンオキシド、ポリブタジエン、ポリプロピレン、メタクリル樹脂、ユリア樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂などが挙げられる。これらの中でも、ポリアリレート、ポリカーボネートが好ましい。これらは、単独、混合または共重合体として、1種または2種以上用いることができる。
電荷輸送層用塗布液に用いられる溶剤としては、例えば、モノクロロベンゼン、ジオキサン、トルエン、キシレン、N−メチルピロリドン、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、メチラールなどが挙げられる。
また、電荷輸送層には、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤などを必要に応じて添加することもできる。
感光層上には、これを保護することを目的とした保護層を設けてもよい。保護層は、上述した各種樹脂を溶剤に溶解させることによって得られる保護層用塗布液を塗布し、これを加熱および/または放射線の照射などにより、乾燥および/または硬化させることによって形成することができる。
また、電子写真感光体の最表面に位置する層、すなわち表面層には、潤滑剤を含有させてもよい。潤滑剤としては、例えば、ケイ素原子やフッ素原子を含むポリマー、モノマーおよびオリゴマーなどが挙げられる。具体的には、N−(n−プロピル)−N−(β−アクリロキシエチル)−パーフルオロオクチルスルホン酸アミド、N−(n−プロピル)−(β−メタクリロキシエチル)−パーフルオロオクチルスルホン酸アミド、パーフルオロオクタンスルホン酸、パーフルオロカプリル酸、N−n−プロピル−n−パーフルオロオクタンスルホン酸アミド−エタノール、3−(2−パーフルオロヘキシル)エトキシ−1,2−ジヒドロキシプロパン、N−n−プロピル−N−2,3−ジヒドロキシプロピルパーフルオロオクチルスルホンアミドなどが挙げられる。また、ポリテトラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリジクロロジフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体などのフッ素原子含有樹脂の粒子なども挙げられる。これらは、単独または混合して、1種または2種以上用いることができる。また、潤滑剤が高分子である場合、その数平均分子量は、3000〜5000000であることが好ましく、10000〜3000000であることが好ましい。潤滑剤が粒子である場合、その平均粒径は、0.01〜10μmであることが好ましく、0.05〜2.0μmであることが好ましい。
また、電子写真感光体の表面層には、抵抗調整剤を含有させてもよい。抵抗調整剤としては、例えば、SnO、ITO、カーボンブラック、銀粒子などが挙げられる。また、これらに疎水化処理を施したものを用いてもよい。抵抗調整剤を添加した場合の表面層の抵抗率は、10〜1014Ω・cmであることが好ましい。
以下に、具体的な実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。ただし、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例中の「部」は「質量部」を意味する。
(実施例1)
円筒状基体の洗浄装置として、図1に示す構成の洗浄装置を用いた。洗浄装置における洗浄液としては、炭酸カリウムの水溶液を電気分解して得られたアルカリイオン水を用いた。すすぎ液および温水としては、導電度0.40μS/cmの脱イオン水を用いた。洗浄液、すすぎ液、温水の温度は、それぞれ35℃、35℃、85℃を維持するようにした。
パレットとしては、格子状支持台の上層がPEEK(熱伝導率0.26W/mK)、下層がステンレス鋼(SUS304)(熱伝導率16.7W/mK)、支持柱がPEEK(熱伝導率0.26W/mK)でそれぞれ形成されている、図3に示す構成のパレットを用いた。このパレットに、直径30mm、長さ254mmのアルミニウム合金製の円筒状基体を9本載置し、これを洗浄槽内の洗浄液に浸漬し、15秒間超音波を円筒状基体に照射した。次に、円筒状基体9本が載置されたパレットを洗浄液から垂直方向上方に引き上げ、すすぎ槽上に搬送し、すすぎ液に10秒間浸漬した。次に、円筒状基体9本が載置されたパレットをすすぎ液から垂直方向上方に引き上げ、温水槽上に搬送し、温水槽に7秒間浸漬した。次に、円筒状基体9本が載置されたパレットをすすぎ液から垂直方向上方に引き上げ、冷却ステージに搬送し、冷却ステージに設置された把持装置に把持させた。その後、パレットの格子状支持台上に起立させた状態の円筒状基体に上から24℃の気体(空気)を8秒間吹きかけ、円筒状基体およびパレットを冷却した。
次に、円筒状基体把持装置にて円筒状基体の上端部の内側を把持して、円筒状基体を垂直方向上方に引き上げ、円筒状基体とパレットを離間させ、円筒状基体を塗布装置の上まで搬送した。
パレットを温水槽より引き上げてから、円筒状基体を塗布装置の上に搬送し終わるまでの時間は20秒であった。塗布装置の上に到達したときの円筒状基体の温度を熱電対により測定したところ、中央部、下端部(格子状支持台の上面に接触していた部分)ともに26℃であった(円筒状基体温度評価)。また、円筒状基体の表面に水滴の付着は見られなかった(円筒状基体水滴付着評価)。
次に、酸化スズで被覆されている酸化チタン粒子10部、非被覆の酸化チタン粒子10部、フェノール樹脂10部、シリコーンオイル0.001部、メタノール15部および1−メトキシ−2−プロパノール15部をサンドミルに入れ、3時間分散処理することによって、導電層用塗布液を調製した。この導電層用塗布液を洗浄した円筒状基体に浸漬塗布し、これを30分間140℃で乾燥および硬化させることによって、膜厚が15μmの導電層を形成した。
次に、ポリアミド(商品名:M−4000、東レ(株)製)10部を、メタノール100部/ブチルアルコール90部の混合溶剤に溶解させることによって、下引き層用塗布液を調製した。この下引き層用塗布液を導電層上に浸漬塗布し、これを10分間90℃で乾燥させることによって、膜厚が0.6μmの下引き層を形成した。
次に、CuKαのX線回折におけるブラッグ角2θ±0.2°の7.4°および28.1°に強いピークを有するヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶(電荷発生物質)9部およびポリビニルブチラール(商品名:エスレックBX−1、積水化学(株)製)3部をシクロへキサノン100部/酢酸エチル100部の混合溶剤に溶解させ、分散液を得た。得られた分散液を、直径1mmのガラスビーズを用いたサンドミルに入れ、3時間分散処理し、これに100部の酢酸エチルを加えて希釈することによって、電荷発生層用塗布液を調製した。この電荷発生層用塗布液を下引き層上に浸漬塗布し、これを15分間80℃で乾燥させることによって、膜厚が0.15μmの電荷発生層を形成した。
次に、下記構造式で示されるスチリル化合物(電荷輸送物質)10部、
Figure 2012022130
および、ポリカーボネート(商品名:ユーピロンZ−400、三菱ガス化学(株)製)10部を、モノクロロベンゼン70部/メチラール50部の混合溶剤に溶解させることによって、電荷輸送層用塗布液を調製した。この電荷輸送層用塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、これを60分間120℃で乾燥させることによって、電荷輸送層を形成した。
以上の方法によって、4層の被覆層を有する円筒状の電子写真感光体を90本連続的に製造した。
このように製造した90本の電子写真感光体について、円筒状基体の洗浄後の冷却が不十分で円筒状基体に温度ムラが生じていることに起因する導電層(最も円筒状基体側の被覆層)の塗膜の欠陥(ムラ)の有無を目視にて評価したところ、欠陥は見られなかった(導電層塗膜評価)。また、90本のうちの1本の円筒状の電子写真感光体をレーザービームプリンター(商品名:LBP−SX、キヤノン(株)製)に装着してハーフトーン画像の出力を行い、出力画像の品質の評価を行ったところ、異常は見られなかった(出力画像評価)。
以上の評価(円筒状基体温度評価、円筒状基体水滴付着評価、導電層塗膜評価および出力画像評価)の結果を表1に示す。
(実施例2)
実施例1において、格子状支持台の上層がPEEKの代わりにPPS(熱伝導率0.29W/mK)で形成されているパレットを用いた以外は、実施例1と同様にして円筒状基体の洗浄および円筒状の電子写真感光体の製造ならびに評価を行った。
結果を表1に示す。
(実施例3)
実施例1において、格子状支持台の上層がPEEKの代わりにPP(熱伝導率0.125W/mK)で形成されているパレットを用いた以外は、実施例1と同様にして円筒状基体の洗浄および円筒状の電子写真感光体の製造ならびに評価を行った。
結果を表1に示す。
(実施例4)
実施例1において、格子状支持台の上層がPEEKの代わりにEPDM(熱伝導率0.36W/mK)で形成されているパレットを用いた以外は、実施例1と同様にして円筒状基体の洗浄および円筒状の電子写真感光体の製造ならびに評価を行った。
結果を表1に示す。
(比較例1)
実施例1において、全体がステンレス鋼(SUS304)(熱伝導率16.7W/mK)で形成されているパレットを用いた以外は、実施例1と同様にして円筒状基体の洗浄および円筒状の電子写真感光体の製造ならびに評価を行った。
結果を表1に示す。
(比較例2)
実施例1において、全体がPEEK(熱伝導率0.26W/mK)で形成されているパレットを用いた以外は、実施例1と同様にして円筒状基体の洗浄および円筒状の電子写真感光体の製造を行った。また、評価のうち、温度評価および水滴付着評価を行った。
結果を表1に示す。
(比較例3)
実施例1において、全体がEPDM(熱伝導率0.36W/mK)で形成されているパレットを用いた以外は、実施例1と同様にして円筒状基体の洗浄および円筒状の電子写真感光体の製造を行った。また、評価のうち、温度評価および水滴付着評価を行った。
結果を表1に示す。
Figure 2012022130
以上より、本発明の洗浄方法を用いた場合は、短時間で、円筒状基体は表面上に塗料が塗布される前までに中央部も下端部も十分ムラなく冷却され、かつ、表面に水滴の付着(再付着)がない状態となっていることがわかる。比較例2および3で診られた水滴付着は、格子状支持台に水滴が残留したまま気体を吹きかけたために、水滴が飛び散って円筒状基体の表面に再付着したものである。
1 円筒状基体
2 パレット
21 格子状支持台
22 支持柱
211 格子状支持台の上層
212 格子状支持台の下層
4 洗浄槽
5 すすぎ槽
6 温水槽
7 超音波発振器
8 冷却ステージ
9 ノズル

Claims (5)

  1. 格子状支持台および該格子状支持台上に立設された支持柱を有するパレットの該支持柱をアルミニウム合金で形成されている電子写真用の円筒状基体の内側に挿入することによって、該円筒状基体を該格子状支持台上に起立させた状態にする工程(1)と、
    該工程(1)の後、該円筒状基体を該格子状支持台上に起立させた状態でパレットごと洗浄液に浸漬し、その後に引き上げる工程(2)と、
    該工程(2)の後、該円筒状基体を該格子状支持台上に起立させた状態でパレットごとすすぎ液に浸漬し、その後に引き上げる工程(3)と、
    該工程(3)の後、該円筒状基体を該格子状支持台上に起立させた状態でパレットごと50℃以上の水に浸漬し、その後に引き上げる工程(4)と、
    該工程(4)の後、該格子状支持台上に起立させた状態の該円筒状基体に気体を吹きかける工程(5)と、
    を有する電子写真用の円筒状基体の洗浄方法において、
    該支持柱のうち、少なくとも該円筒状基体と接触しうる部分が、樹脂で形成されており、
    該格子状支持台の該支持柱が立設されている側の面(a)のうち、少なくとも該円筒状基体と接触しうる部分が、樹脂で形成されており、
    該格子状支持台の該面(a)の反対側の面(b)が、ステンレス鋼で形成されている
    ことを特徴とする電子写真用の円筒状基体の洗浄方法。
  2. 前記格子状支持台の前記支持柱が立設されている側の面(a)が、樹脂で形成されている請求項1に記載の電子写真用の円筒状基体の洗浄方法。
  3. 前記支持柱が、樹脂で形成されている請求項1または2に記載の電子写真用の円筒状基体の洗浄方法。
  4. 前記樹脂が、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニレンサルファイドまたはポリプロピレンである請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子写真用の円筒状基体の洗浄方法。
  5. 電子写真用の円筒状基体を請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗浄方法により洗浄する洗浄工程と、洗浄工程の後、該円筒状基体の表面上に塗料を塗布して被覆層を形成する工程と、を有する円筒状の電子写真感光体の製造方法。
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