JP2012020915A - 透明導電膜の形成方法及び透明導電膜 - Google Patents

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正義 梅野
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【課題】簡易な方法により大面積で高透過率、低抵抗率の透明導電膜を得ること。
【解決手段】CVD反応容器の第1の領域にショウノウを配置する工程と、CVD反応容器の第2の領域にグラフェンシートを形成する基板を配置する工程と、第1の領域を加熱して、ショウノウを蒸気化し、CVD反応容器内において、不活性ガスのキャリアガスを第1の領域から第2の領域に向けて流すことにより、加熱された第2の領域に配置された基板(Ni)上にショウノウの蒸気を導く工程と、加熱された第2の領域に配置された基板上において、ショウノウの蒸気を熱分解して、基板上に、グラフェンシートを得る工程を有する。そして、グラフェンシートと接触している基板の表面を、ウエットエッチングして、グラフェンシートをエッチング溶液中に剥離させる工程と、エッチング溶液中に剥離したグラフェンシートを、対象物上に貼り付ける工程とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、化学気相成膜法(化学蒸着、CVD)により、グラフェンシートによる透明導電膜を形成する方法に関する。
単層の単結晶のグラフェンシートは、ベンゼン環が同一平面内で多数縮合した巨大π共役系である。多層のグラフェンシートは、単結晶のグラフェンが、法線方向に積層されたものである。各層のグラフェンは、弱いファンデルワールス力のみにより引き合っており、このため多層のグラフェンシートは、グラフェンの層間(C面)で極めて容易に「完全に」劈開する。良く知られているように、単層のグラフェンシートを切り取って筒状に結合させたものが「カーボンナノチューブ」であると言える。
最近、非特許文献1及び2での報告のように、単層のグラフェンの物性が示された。また、グラファイトの薄い積層体(グラフェン積層体)については、例えば非特許文献3及び4に報告がある。
特開2008−050228
K. S. Novoselov, A. K. Geim, S. V. Morozov, D. Jiang, Y. Zhang, S. V. Dubonos, I. V. Grigorieva, A. A. Firsov, Science 306 (2004) 666. K. S. Novoselov, D. Jiang, F. Schedin, T. J. Booth, V. V. Khotkevich, S. V. Morozov and A. K. Geim, Proc. Natl. Acad. Sci. U. S. A. 102 (2005) 10451. C. Berger et. al. , J. Phys. Chem. B 108 (2004) 19912 T. Enoki et. al., Chemical Physics Letters 348/1-2, 2001, 17
非特許文献1乃至4の技術は、いずれも、工業的生産に向くものではない。非特許文献1及び2の技術はは、グラファイト結晶から粘着テープで単層乃至数十層のグラフェン積層体を別の基体に張り付けた上、注意深く単層グラフェンを見つけ出す作業が必要である。非特許文献3の技術は6H−SiCウエハ表面を分解する際に、超高真空下に置かなければならず、生産性の向上が望めない。非特許文献4は一旦ダイアモンド微結晶を形成する必要がある上、1600℃もの高温処理を必要とする。
また、グラファイトをNaNO3 、H2 SO4 、KMnO4 混合溶液に浸漬して、酸化して、剥離させる方法がある。そして、この剥離した小片シートをガラス基板上に集積させて、グラフェンシートを製造する方法がある。しかし、この方法では、大面積のグラフェンシートが得難く、ガラス基板上に、均一、一様に、小片シートを貼り付けることが困難なため、小片間の接合部の不均一性により、シート抵抗も1kΩ/□と、大きな値である。
本発明者らは、簡易な方法により十〜数十nmの厚さのグラフェンシートを得ることが知られていないことに鑑み、特許文献1のように、化学気相成膜法(化学蒸着、CVD)によりグラフェンシートを得ることを発明した。
そして、さらに、研究を重ね、この方法で製造されたグラフェンシートが、広波長帯域に対して、透過率が高く、抵抗率の低い、電子装置に有効な透明導電膜に使用し得ることを着想した。また、この方法では、大面積のグラフェンシートが、安価に、容易に製造できることから、大面積太陽電池などの透明導電膜に有効に利用できることを着想した。
そして、この方法で製造されたグラフェンシートを、電子装置の透明導電膜として用いる方法を完成させた。
請求項1に係る発明は、 透明導電膜の形成方法において、CVD反応容器の第1の領域にショウノウ(樟脳、C1016O、Camphor)を配置する工程と、CVD反応容器の第2の領域にグラフェンシートを形成する基板を配置する工程と、第1の領域を加熱して、ショウノウを蒸気化し、CVD反応容器内において、不活性ガスのキャリアガスを第1の領域から第2の領域に向けて流すことにより、加熱された第2の領域に配置された基板上にショウノウの蒸気を導く工程と、加熱された第2の領域に配置された基板上において、ショウノウの蒸気を熱分解して、基板上に、グラフェンシートを得る工程と、グラフェンシートと接触している基板の表面を、ウエットエッチングして、グラフェンシートをエッチング溶液中に剥離させる工程と、エッチング溶液中に剥離したグラフェンシートを、対象物上に貼り付ける工程と、を有することを特徴とする透明導電膜の形成方法である。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、基板は少なくともその表面全体に、鉄、コバルト、ニッケル又はこれらの合金或いはそれらの化合物、炭化ケイ素、又は白金その他の貴金属が形成されており、ウエットエッチングは、これらの材料をエッチングすることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、グラフェンシートの厚さは、ショウノウの量により制御することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項の形成方法により製造された透明導電膜である。
また、請求項5に係る発明は、請求項4の発明において、透明導電膜の透過率を、0.3μm以上、2μm以下の波長範囲において、63%以上とした透明導電膜である。
また、請求項6に係る発明は、請求項4又は請求項5の発明において、透明導電膜のシート抵抗を、203Ω/□以下とした透明導電膜である。
また、請求項7に係る発明は、請求項4乃至請求項6の何れか1項の発明おいて、グラフェンシートは、4層以上、13層以下であることを特徴とする透明導電膜である。
ショウノウの熱分解で生成されたグラフェンシートを、そのグラフェンシートが接触している基板の表面をウエットエッチングすることで、グラフェンシートに障害を与えることなく、グラフェンシートをエッチング溶液中に剥離することができる。このグラフェンシートを、電子装置などの対象物上に貼り付けることで、広波長帯域において透過率が高く、且つ、抵抗率の低い透明導電膜を得ることができる。また、ショウノウを気化させて、不活性ガスで、基板上まで輸送するだけで、グラフェンシートができるために、簡単に、グラフェンシートの大面積化が可能となる。また、水素などの爆発性のガスを用いる必要がなく、装置が、極めて簡単となる。また、ショウノウを材料としており、従来の透明導電膜に用いられているITOのようにレアメタルを用いていないことから、安価に、高性能(高光透過率と低抵抗率)を備えた、透明導電膜を得ることができる。
基板は、いわゆる鉄族(鉄、コバルト、ニッケル)、白金その他の貴金属、或いは炭化ケイ素が好ましい。また、基板の上面全体に、それらの材料による膜が形成されていも良い。この場合に、グラフェンシートが成長し易いし、且つ、これらの材料は、硝酸、硫酸、塩酸などの酸により、ウエットエッチングされ易いので、グラフェンシートの剥離が容易となる。
本発明によれば、厚さは5nm程度以下、13層程度以下の単結晶のグラフェンシートから成る透明導電膜を損傷なく形成することができる。
本発明に実施例の製造方法に用いられるグラフェンシートの製造装置を示す構成図。 本発明の実施例の製造方法を示した工程図。 本発明の実施例の製造方法に係るグラフェンシートと太陽電池との関係を示した斜視図。 本発明の実施例により製造されたグラフェンシートの測定されたラマン分光特性。 本発明の実施例により製造されたグラフェンシートのTEM及びHRTEM像。 本発明の実施例により製造されたグラフェンシートの波長と透過率との関係を測定して得られた特性図。 本発明の実施例により製造されたグラフェンシートの透過率とシート抵抗との関係を測定して得られた特性図。
ショウノウ(camphor)は歪を有する2つの5員環を有しており、特に2つの4級炭素間の結合が反応性を有している。また、ケトンであって1分子中に酸素原子を1個有する。沸点は209℃である。ショウノウはクスノキから得られる環境にやさしい原料でも有る。
図1は本発明に係るグラフェンシートの製造装置100の構成を示す構成図である。図1に示されるように、製造装置100は、長さ1m、直径50mmの石英管30から成るCVD反応容器1と、石英管30の外部からその内部を加熱する加熱装置15、25を有している。石英管30の左側には、キャリアガスとしてアルゴン(Ar)を導入する導入口1Lが設けられ、右側には、アルゴンガスを外部へ排出する排出口1Rが設けられている。CVD反応容器1の中央よりも左側には第1の領域10が設けられ、右側には第2の領域20が設けられている。そして、石英管30の内部の第1の領域10は、加熱装置15により、第2の領域20は、加熱装置25により、それぞれ、独立して、所定温度に加熱される。石英管30の内部は大気圧である。
CVD反応容器1の第1の領域10に設けられた容器12に、製造するグラフェンシートの材料となるショウノウ(camphor)11が適量配置される。第2の領域20に設けられたトレイ22の上に、一辺2cmの正方形の3枚の基板21を配置させた。
基板21は、図2の(a)に示すように、シリコンウエハ40と、Siウエハ40上に形成された、厚さ200nmのSiO2膜41と、そのSiO2膜41上に形成された厚さ500nmのニッケル(Ni)膜42とから成る。SiO2膜41とニッケル(Ni)膜42は、それぞれ、スパッタリングにより形成された。また、基板21には、全てをニッケルとしたニッケル(Ni)基板を用いることができる。次に、基板21の表面を、アセトン及びメタノール中で超音波洗浄し、乾燥させ、基板21をトレイ22上に設置して、そのトレイ22をCVD反応容器1の第2の領域20に設置した。
次に、容器12に、ショウノウ11を入れて、その容器12をCVD反応容器1の第1の領域10に設置した。グラフェンシートを製造するにあたり、ショウノウの重量は、5mg、6mg、7mgとした。次に、CVD反応容器1の内部にアルゴンを一定量流しながら、第2の領域20を加熱装置25により加熱して、第2の領域20の温度を800℃に保持した。次に、第1の領域10を加熱装置15により加熱して、第1の領域10の温度を、200℃に保持し、ショウノウ(camphor)11を蒸気化させた。蒸気化されたショウノウは、アルゴンにより基板21上に輸送されて、基板21上で熱分解されて、炭素原子から成るグラフェンシート50が形成された。基板21上に、グラフェンシート50を、所定時間、成長させた後、加熱装置15、25の通電を停止して、成膜装置100の温度を、室温まで冷却した。
なお、第1の領域の温度は、200〜300℃、第2の領域の温度は、800〜900℃の範囲の任意の温度にすることができる。
次に、図2の(b)に示すように、グラフェンシート50が形成された基板21を、濃度30%の硝酸(HNO3 )水溶液60中に入れて、グラフェンシート50と基板21との間に存在するニッケル(Ni)膜42をエッチングして除去した。これにより、グラフェンシート50は、硝酸水溶液60中に剥離した。その後、硝酸水溶液60を、脱イオン化水により、徐々に置換し、グラフェンシート50を脱イオン水のみの中に浮遊した状態とした。脱イオン化水に浮遊しているグラフェンシート50を取り出し、図2の(c)、(d)に示すように、太陽電池70の上面70aに貼り付けて、透明電極とした。このグラフェンシート50は、太陽電池70の上面70aに、ファンデルワールス力により接合する。太陽電池70は、図3に示すように、裏面電極74、ボトルセル73、ミドルセル72、トップセル71、グラフェンシート50による透明電極75から構成されている。光の入射側から順に、バンドギャップが大きい半導体で構成されている。このような3段のタンデム構造の太陽電池70は、アモルファスシリコンをベースにして製造することができる。なお、グラフェンシートを透明電極とする場合には、太陽電池だけでなく、発光素子、受光素子なと、光の透過と電流の供給とを必要する電子デバイスに用いることができる。なお、エッチング液は、硝酸の他、硫酸、塩酸、王水などの酸の他、ニッケルを溶解させるものであれば、任意の液が使用できる。
次に、製造したグラフェンシート50の物性を測定した。脱イオン化水に浮遊しているグラフェンシート50を取り出し、透過型電子顕微鏡によりTEM像と、高分解能透過型電子顕微鏡によりHRTEM像を測定した。その結果を図4に示す。(a)、(b)がTEM像、(c)、(d)は、それぞれ、(a)、(b)のTEM像において、グラフェンシートのエッジ部分(段差部分)のHRTEM像である。(a)のグラフェンシートは、ショウノウを5mgとしたものであり、(b)のグラフェンシートは、ショウノウを7mgとしたものである。(c)のHRTEM像から、ショウノウを5mgとした場合には、4層、グラフェンシートの全厚さ1.5nmのグラフェンシートが得られ、(d)のHRTEM像から、ショウノウを7mgとした場合に、13層、グラフェンシートの全厚さ4.5nmのグラフェンシートが得られていることが理解される。
次に、グラフェンシートのラマン分光分析を行った。その結果を図5に示す。D線の高調波である2次のラマンスペクトル2Dの存在は、フォノンとの相互作用により、その大きさは、グラフェンの層数が増加する程小さくなっている。すなわち、原料のショウノウを少なくするほど、グラフェンシートの層数は少なくなり、2次のラマンスペクトル2Dが大きくなっていることが分かる。
次に、グラフェンシート50の波長透過特性を測定した。その結果を図6に示す。ショウノウの使用量が5mgの場合、すなわち、グラフェンシート50の層数が4、厚さが1.5nmの場合には、波長750nm以上の長波長帯域では、ITOの透過率よりも高くなっている。また、このグラフェンシート50の厚さが1.5nmの場合には、波長500nm以上の長波長帯域(ほぼ太陽電池の波長領域に相当)では、透過率81%以上が実現していることが理解される。
また、ショウノウの使用量が6mgの場合、すなわち、グラフェンシート50の層数が8、厚さが3nmの場合には、波長500nm以上の長波長帯域では、透過率73%以上が実現していることが分かる。また、グラフェンシート50の層数が8の場合には、層数4の場合に比べて、波長300nm以上の長波長帯域において、透過率は10%程度低下している。
また、ショウノウの使用量が7mgの場合、すなわち、グラフェンシート50の層数が13、厚さが4.5nmの場合には、波長500nm以上の長波長帯域では、透過率63.5%以上が実現していることが分かる。また、グラフェンシート50の層数が13の場合には、層数4の場合に比べて、波長300nm以上の長波長帯域において、透過率は20%程度低下している。
次に、別に、グラフェンシートを多数作成して、グラフェンシート50のシート抵抗を測定した。シート抵抗と波長500nmの時の透過率との関係を図7に示す。グラフェンシート50の層数が4、厚さが1.5nmの場合には、透過率は81%でシート抵抗は324Ω/□、グラフェンシート50の層数が8、厚さが3nmの場合には、透過率は73%でシート抵抗は251Ω/□、グラフェンシート50の層数が13、厚さが4.5nmの場合には、透過率は63.5%でシート抵抗は203Ω/□であった。透過率が高くなる程、シート抵抗が増加していることが分かる。
また、グラフェンシート50はX線解析により、(0002)面の積層であり、アモルファスではなく単結晶であることも確認している。
本発明により、グラフェンシートからなる透明導電膜を形成することができる。
1:CVD反応容器
10:第1の領域
11:ショウノウ
15:第1の領域の加熱装置
20:第2の領域
21:基板
15,25:加熱装置
30:石英管
40:シリコンウエハ
41:SiO2
42:ニッケル(Ni)膜
50:グラフェンシート
70:太陽電池

Claims (7)

  1. 透明導電膜の形成方法において、
    CVD反応容器の第1の領域にショウノウを配置する工程と、
    CVD反応容器の第2の領域にグラフェンシートを形成する基板を配置する工程と、
    前記第1の領域を加熱して、ショウノウを蒸気化し、CVD反応容器内において、不活性ガスのキャリアガスを前記第1の領域から前記第2の領域に向けて流すことにより、加熱された第2の領域に配置された前記基板上に前記ショウノウの蒸気を導く工程と、
    加熱された第2の領域に配置された前記基板上において、前記ショウノウの蒸気を熱分解して、前記基板上に、グラフェンシートを得る工程と、
    前記グラフェンシートと接触している基板の表面を、ウエットエッチングして、前記グラフェンシートをエッチング溶液中に剥離させる工程と、
    エッチング溶液中に剥離した前記グラフェンシートを、対象物上に貼り付ける工程と、 を有することを特徴とする透明導電膜の形成方法。
  2. 前記基板は少なくともその表面全体に、鉄、コバルト、ニッケル又はこれらの合金或いはそれらの化合物、炭化ケイ素、又は白金その他の貴金属が形成されており、前記ウエットエッチングは、これらの材料をエッチングすることを特徴とする請求項1に記載の透明導電膜の形成方法。
  3. 前記グラフェンシートの厚さは、前記ショウノウの量により制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の透明導電膜の形成方法。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1項の形成方法により製造された透明導電膜。
  5. 前記透明導電膜の透過率は、0.3μm以上、2μm以下の波長範囲において、63%以上であることを特徴とする請求項4に記載の透明導電膜。
  6. 前記透明導電膜のシート抵抗は、203Ω/□以下であることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の透明導電膜。
  7. 前記グラフェンシートは、4層以上、13層以下であることを特徴とする請求項4乃至請求項6の何れか1項に記載の透明導電膜。
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