JP2012020821A - 自動給紙装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 詰まった原稿を取り除く場合でも、自重により待機状態に自動復帰するシャッタ53を備えた安価な自動給紙装置を提供する。
【解決手段】 原稿トレイに載置された原稿Pを自動で給紙する自動給紙装置10であって、少なくとも給紙ローラ43及びピックアップローラ42を備えて、給紙ローラ43のローラ軸45の回りに上下に傾動する給紙部40と、給紙部40の側板48に設けられて、該給紙部40が原稿Pをピックアップする前にあっては、当該原稿Pの先端位置を規制する原稿規制位置に位置し、給紙部40が原稿Pをピックアップする際には、ピックアップされる原稿Pに押されて傾動し、ピックアップされた原稿Pが通過した際には、自重により原稿規制位置に自動復帰するシャッタ53を含むシャッタ部20と、を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、原稿を自動給紙する自動給紙装置に関する。
ファクシミリ装置、複写機、プリンタ装置等に用いられている自動給紙装置は、搬送ローラへの過負荷防止、原稿先端揃え、原稿斜行補正、原稿重送防止、原稿進入防止等のためにシャッタ機構を備えることが多い。
このようなシャッタ機構を備えるものとして、特開2005−126202号公報には、図7(a)、図7(b)、図8(a)、図8(b)に示すような自動給紙装置が開示されている。図7(a)は原稿の自動給紙を開始する直前の待機状態、図7(b)は原稿をピックアップしているピックアップ状態を示している。図8(a)は自動給紙装置のADFカバーを開いたカバー開状態、図8(b)は開いたADFカバーを閉じた状態を示している。
この自動給紙装置は、ADFカバー102に自由揺動が可能なように吊り下げられたシャッタ109と、ピックアップアーム107に設けられてシャッタ109の動きを規制するストッパ117とを備えている。ピックアップアーム107が図7(a)に示す待機状態のときは、ストッパ117は、シャッタ109に設けられた受け部113に当接する。従って、シャッタ109は、搬送路123側に傾動することができず、このシャッタ109に原稿124の先端が当接することで、原稿124の先端位置が規制される。
そして、図7(b)に示すようなピックアップ状態になると、ピックアップアーム107が、原稿124に接触する方向に傾動する。これによりピックアップアーム107に固着されたストッパ117が下方に動き、受け部113との当接が解除される。従って、シャッタ109は、搬送路123側に傾動できるようになる。
原稿トレイ112側のピックアップアーム107の端部には、ピックアップローラ116が設けられているので、ピックアップアーム107が時計回りの方向に傾動すると、ピックアップローラ116は原稿124に当接し、この原稿124を搬送路123に繰り込む。ピックアップローラ116により繰り込まれた原稿124は、規制片119を搬送路123側に押す。即ち、規制片119は、時計方向に傾動する。そして、原稿124の搬送が終了すると、規制片119は、自重により垂下すると共に、ピックアップアーム107が元の位置に戻って、図7(a)に示すような待機状態に復帰する。
ところで、このような機構において、原稿124が詰まることがある。このような場合には、図8(a)に示すように、ADFカバー102を開いて、詰まった原稿124が取り除かれる。図8(b)は、原稿詰まりを取り除いて、ADFカバー124を閉じた状態を示している。
特開2005−126202号公報
しかしながら、特開2005−126202号公報の自動給紙装置では、以下のような問題があった。即ち、ADFカバー102を開く際には、ピックアップアーム107は、傾動前の状態に戻り、規制片119は、自重により垂下した状態に戻る。原稿詰まりした状態では、規制片119は完全に元の状態に戻れないが、ピックアップアーム107は、原稿詰まりと関係なく元の状態に戻ることができるので、規制片119より先にピックアップアーム107が元の状態に戻る。
この結果、図8(b)に示すように、左側に受け部113、右側にストッパ117が位置する状態が発生する。図7(a)と図8(b)とを比べると容易に理解できるように、受け部113とストッパ117との位置関係は、図7(a)と図8(b)で逆の状態となっている。この受け部113とストッパ117との位置関係が逆の状態を逆状態と記載する。逆状態では、規制片119が反時計回りの方向に回動しようとしても、受け部113がストッパ117に当接するので、回動は規制される。従って、規制片119は、時計回りの方向にのみ回動可能になる。
しかし、規制片119が時計回りの方向に回動可能であると、原稿124の先端位置を規制することができなくなる。そこで、特開2005−126202号公報の自動給紙装置では、ストッパ117と受け部113との位置を変更させるための制御や操作を別途行うようにしている。かかる制御や操作を行うための手段を追設すると、自動給紙装置がコストアップする問題が生じる。
そこで、本発明の主目的は、詰まった原稿を取り除く場合でも、自重により待機状態に自動復帰するシャッタを備えて上述した問題が発生しないようにした安価な自動給紙装置を提供することである。
本発明は、原稿トレイに載置された原稿を自動で給紙する自動給紙装置であって、少なくとも給紙ローラ及びピックアップローラを備えて、給紙ローラのローラ軸の回りに上下に傾動する給紙部と、給紙部の側板に設けられて、該給紙部が原稿をピックアップする前にあっては、当該原稿の先端位置を規制する原稿規制位置に位置し、給紙部が原稿をピックアップする際には、ピックアップされる原稿に押されて傾動し、ピックアップされた原稿が通過した際には、自重により原稿規制位置に自動復帰するシャッタを含むシャッタ部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、詰まった原稿を取り除く場合でも、自重により待機状態に自動復帰するシャッタを備えるので、シャッタを待機状態に復帰させる特別な操作が不要になり、安価な自動給紙装置の提供が可能になる。
本発明の実施形態にかかる自動給紙装置の部分斜視図である。 自動給紙装置の部分断面図である。 給紙動作を説明する自動給紙装置の部分断面図で、(a)は待機状態、(b)はピックアップ状態、(c)は給紙状態、(d)は復帰動作状態を示す。 シャッタが途中で停止して待機状態に戻れない場合を例示した自動給紙装置の部分断面図である。 カバーケースを開くときの状態を示す自動給紙装置の部分断面図である。 カバーケースを開いたときの状態を示す自動給紙装置の部分断面図である。 関連技術にかかる自動給紙装置の部分断面図で、(a)は原稿の自動給紙を開始する直前の待機状態、(b)は原稿をピックアップしているピックアップ状態を示す。 関連技術にかかる自動給紙装置の部分断面図で、(a)は自動給紙装置のADFカバーを開いたカバー開状態、(b)は開いたADFカバーを閉じた状態を示す。
本発明の実施形態を説明する。図1は、本実施形態にかかる自動給紙装置10の部分斜視図である。また、図2は、自動給紙装置10の給紙部における部分断面図である。この自動給紙装置10は、例えばファクシミリ装置、複写機、プリンタ装置等に適用可能である。
自動給紙装置10は、樹脂等により形成された給紙部ケース11、この給紙部ケース11をカバーするカバーケース12、図示しない原稿トレイに載置された原稿Pの端部を揃えるシャッタ部20、シャッタ部20で揃えられた原稿Pを搬送路60に供給する給紙部40を含んでいる。
給紙部ケース11には、この給紙部ケース11を開閉するためのレバー13が設けられている。レバー13は、一端に給紙部40のケースに当接する当接部16を備え、他端に給紙部ケース11を開閉する際に手を掛ける取手部15を備えて、レバー軸14の回りに傾動する。図2に示す矢印F11,F12はレバー13の傾動方向を示している。
また、このレバー13にはロックアーム18が設けられ、ロックアーム18の先端には、ロック爪19が設けられている。一方、分離部ケース11bにはロック爪19が挿入される爪受部21が設けられている。そして、レバー13を持ち上げると、ロックアーム18は反時計回りの方向に回転して、ロック爪19が爪受部21から抜け出る。これにより、給紙部ケース11のロックが解除される。このとき、当接部16は給紙部40に当接する。この作用については、後述する。
一方、レバー13を離すと、ロックアーム18は時計回りの方向に回転して、ロック爪19が爪受部21に挿入する。これにより、給紙部ケース11がロックされる。
給紙部40は、給紙部ケース11内に給紙部ホルダー41を備え、この給紙部ホルダー41の中に、ピックアップローラ42、給紙ローラ43等が設けられている。給紙ローラ43の給紙ローラ軸45は、給紙部ケース11の側板46、48により支持され、ピックアップローラ42の軸47は給紙部ホルダー41の側板に支持されている。
そして、給紙部ホルダー41は、給紙ローラ43の給紙ローラ軸45を回転軸として傾動する。図2は、給紙部ホルダー41が傾動していない待機状態を示している。なお、給紙部ホルダー41が下方向に傾動した状態をピックアップ状態と記載する。給紙ローラ43及び分離ローラ44は、減速機等を介して図示しないモータにより回動駆動される。
シャッタ部20は、給紙部ホルダー41の側板に設けられたストッパ軸50、給紙部ケース11に設けられたシャッタ軸51、該ストッパ軸50の回りに回動するストッパ52、シャッタ軸51の回りに揺動するシャッタ53、ストッパ52の反時計方向の位置を規制するストッパ止部55を備える。
ストッパ52は、各ストッパ軸50に揺動自在に支持されて、その反時計方向の動きはストッパ止部55により規制されている。このストッパ止部55は、給紙部ケース11に取り付けられて、給紙部40の傾動状態にかかわらず位置が変化しないようになっている。
ストッパ52の常態位置は、ストッパ52がストッパ止部55と当接する位置である。ストッパ52を常態位置に位置させるために、スプリング等を用いることも可能である。但し、後述するように、シャッタ53が自重で待機状態に自動復帰する際に、シャッタ53はストッパ52を一時的に持ち上げて、ストッパ52を常態位置からずらす必要がある。従って、スプリング力は、シャッタ53の動きを止めない力に設定される必要がある。
シャッタ53は、シャッタ軸51に挿入される軸孔部56及び、この軸孔部56を挟んで連設されたストッパ受部58と先端規制部57とを備える。そして、シャッタ53は、軸孔部56に挿着された状態では、自重により、先端規制部57が下方側に垂下するように重心が設定されている。
ストッパ受部58及び先端規制部57は、原稿P側の板面が、原稿Pの先端位置を規制する規制面59をなしている。シャッタ53が自重により垂下した際には、少なくとも先端規制部57は鉛直線と原稿P側の方向に角度θを持つように設定されている。本実施形態では、この角度θ(θ>0)を迎角と記載する。この迎角θの意味については後述するが、迎角θは、シャッタ53の材質や重さ等に応じて設定されるため、一律に規定することができない。
このような自動給紙装置10における給紙部の詳細な構成を図3(a)〜図3(d)を参照して説明する。図3(a)〜図3(d)は、自動給紙装置10における給紙部の部分断面図を示し、図3(a)は原稿Pの給紙動作が行われる直前の状態(以下、待機状態)、図3(b)は原稿Pをピックアップしている状態(以下、ピックアップ状態)、図3(c)は原稿Pを給紙している状態(以下、給紙状態)、図3(d)は待機状態に戻る途中の状態(復帰動作状態)を示している。
図3(a)に示すように、原稿トレイに載置された原稿Pは、先端規制部57に当接する。このとき、シャッタ53のストッパ受部58は、ストッパ52の先端に当接しているので、時計回りに回転できない。従って、原稿トレイに載置された原稿Pは、このシャッタ53に当接して、先端位置が揃えられる。なお、原稿の先端とは、ピックアップローラ42から給紙ローラ43の方向を給紙方向とした場合に、給紙ローラ43側の端部を言う。
このような状態で、図示しない制御部が給紙制御を開始すると、給紙部40は図2において矢印F22の方向に傾動して、ピックアップローラ42が原稿Pを抑え込む。給紙部40の傾動に伴い、ストッパ52は給紙部ケース11に取り付けられているストッパ止部55に押し上げられて、図3(b)に示すように、ストッパ受部58とストッパ52との当接状態が解除される。
その後、図示しないモータが動作して、給紙ローラ43やピックアップローラ42等が回転すると、このピックアップローラ42は原稿Pを搬送路60の方向(図3等において左側)にピックアップする。このとき、ストッパ受部58とストッパ52との当接状態が解除されているので、図3(c)に示すように、シャッタ53は時計方向、反時計方向の何れの方向にも回転できるようになっている。従って、ピックアップローラ42によりピックアップされた原稿Pは、シャッタ53の先端規制部57を押しながら搬送路60に向けて繰り込まれる。即ち、シャッタ53は時計回転方向に回転する。
そして、原稿Pの先端が給紙ローラ43と分離ローラ44とのニップ部に到達すると、複数の原稿Pが搬送路60に供給されないように、給紙ローラ43と分離ローラ44とにより分離処理が行われる。分離処理は、例えば分離ローラ44が給紙ローラ43と逆回転することにより、分離ローラ44側に位置する原稿を戻す方法がある。このように分離処理により1枚の原稿Pのみが搬送路60に給紙される。
原稿Pが給紙ローラ43に送り込まれると、給紙部40は給紙ローラ43の及び分離ローラ44の動作を邪魔しないように傾動した状態から図3(a)の待機状態に戻り、ピックアップローラ42を原稿Pから離す。特開2005−126202号公報の自動給紙装置ではピックアップアーム107が待機状態に戻れば、シャッタ109が搬送路を塞いでしまうため、このような動作が不可能であり、1枚ずつしか給紙ができないか、常にピックアップローラが次原稿を繰り込んでいる状態になるため、装置として成り立たない。給紙ローラ43により搬送路60に給紙された原稿Pの最終原稿後端がシャッタ53を通過すると、シャッタ53は自重により、図3(d)に示すように垂下する。
給紙部40が既に待機状態に戻っているため、シャッタ53は自重によって垂下し、ストッパ受部58の頂部62がストッパ52と当接する。しかし、ストッパ受部58の頂部62がストッパ52と当接している状態は、シャッタ53の位置エネルギーは最小点に達していない。このため、シャッタ53は、位置エネルギーが最小になるように、ストッパ受部58がストッパ52を押し上げながら回転する。そして、ストッパ受部58の頂部62がストッパ52と離れて、図3(a)の待機状態になると、シャッタ53の位置エネルギーが最小となり、シャッタ53は停止する。以上により、原稿Pのピックアップ処理及び給紙処理が完了する。
なお、このような動作中に、原稿Pが詰まることがある。このような場合には、レバー13を把持して、図2に示す矢印F11の方向に傾動させて、ロック爪19を爪受部21から離脱させる。これにより、給紙部ケース11を開けることが可能になる。給紙部40は給紙部ケース11と連結されているため、給紙部ケース11を開けることにより、給紙搬送等の処理において詰まった原稿が露出する。そこで、ユーザは、この紙詰まりした原稿を取り除き、給紙部ケース11を閉じる。
ところで、例えばシャッタ軸51やストッパ軸50の間にゴミ等が入り込み、シャッタ53やストッパ52が滑らかに回転しなくなる場合が想定される。このような場合には、シャッタ53は、図3(d)の復帰動作状態から図3(a)の待機状態に復帰することが困難となることが想定される。即ち、シャッタ軸51にゴミ等が入り込むと、シャッタ53は途中で停止して待機状態に戻れない場合が想定される。また、ストッパ軸50にゴミが入り込むと、シャッタ53の復帰動作を阻害して、シャッタ53は途中で停止して待機状態に戻れない場合が想定される。図4は、このように、シャッタ53が途中で停止して待機状態に戻れない場合を示している。このような場合には、原稿Pの先端位置を揃えることができなくなるので、原稿Pの搬送においてジャム等の発生原因となる。
しかし、本実施形態においては、このようにシャッタ軸51やストッパ軸50の間にゴミ等が入り込んだ場合でも、詰まった原稿を取り除くために、レバー13を持ち上げてカバーケース12を開けると、シャッタ53を待機位置に戻すことができるようになっている。即ち、図5に示すように、レバー13を持ち上げると、当接部16が給紙部40に当接して、この給紙部40を傾動させる。この給紙部40の傾動により、ストッパ52は時計回りに回転するので、ストッパ軸50等に入り込んだゴミ等が排出されやすくなる。
また、ストッパ軸50は、反時計回りに微少量回転するので、ストッパ52とストッパ受部58との当接が解除される。従って、シャッタ53はストッパ52から力を受けないフリー状態となり、容易に待機状態に戻ることができる。このときの動きによりシャッタ軸51の間に入り込んだゴミ等が排除されやすくなる。
さて、給紙部ケース11が閉じられるときは、シャッタ53は待機状態となっている。このとき、原稿Pの取り出しが不完全であったり、原稿トレーに残っている原稿が、給紙ローラ43側に少し迫り出していたりすることがある。図6は、原稿が、給紙ローラ43側に少し迫り出している場合を示している。このような状態で、給紙部ケース11が閉じられると、待機状態に戻ったシャッタ53の先端57aが原稿Pと当接して、先端規制部57が原稿Pを突き破る等の損傷を与えることが危惧される。
しかし、先に説明したように、先端規制部57は迎角θを持つように設定され、かつ、先端規制部57の先端57aは滑らかな円弧状に形成されているので、原稿に当接したときの力でシャッタ53は、図6に示す矢印F3の方向に回転する。従って、先端規制部57が原稿に損傷を与えることが防止できる。
特に、図6に示すように、先端規制部57の下方側の分離部ケース11bは、給紙口54側に傾斜している。このため、原稿Pは、適宜窪んだ形状に撓んでいる。このように撓んだ原稿Pに先端規制部57が当接して、その当接力で回転する場合、矢印F3の方向が最も効率よく回転できることは明らかである。
これに対して、先に説明した特開2005−126202号公報においては、例えば図8(b)において、シャッタ119は、受け部113により反時計回りの回転が規制されているので、時計回りの方向に回転する。この時計回りの方向は、シャッタ119が傾斜面を登るようにして回転する方向となるので、シャッタ119が原稿に損傷を与える可能性が高い。
しかし、本実施形態では、先端規制部57は傾斜面を登るように回転するので、原稿に与える影響は非常に小さくなる。即ち、原稿が損傷を受け難い特徴を持っている。
このように、シャッタ部の動作において全く電気部品を用いていないので、自動給紙装置を安価に製造することが可能になる。また、シャッタ部の動きは全て、シャッタ部の属性である自重に起因するため、確実な動作を得ることができるため、例えば特開2005−126202号公報の自動給紙装置におけるように、原稿詰まり等を解除するために発生したストッパと受け部との位置を変更させるための制御や操作が不要になり、信頼性が向上する。
なお、上記説明では、給紙部ケースを分離部ケースに係合させる方法として爪係合方式を用いたが、スライド方式等の公知の他の方式が適用できる。
また、シャッタ及びストッパは回転する構成であったが、シリンダー、クランク、カム等の別構成を採用しても良い。
10 自動給紙装置
11 給紙部ケース
11b 分離部ケース
12 カバーケース
13 レバー
15 取手部
16 当接部
20 シャッタ部
40 給紙部
41 給紙部ホルダー
42 ピックアップローラ
43 給紙ローラ
44 分離ローラ
45 給紙ローラ軸
51 シャッタ軸
52 ストッパ
53 シャッタ
55 ストッパ止部
57 先端規制部
58 ストッパ受部

Claims (6)

  1. 原稿トレイに載置された原稿を自動で給紙する自動給紙装置であって、
    少なくとも給紙ローラ及びピックアップローラを備えて、前記給紙ローラのローラ軸の回りに上下に傾動する給紙部と、
    前記給紙部の側板に設けられて、該給紙部が前記原稿をピックアップする前にあっては、当該原稿の先端位置を規制する原稿規制位置に位置し、前記給紙部が前記原稿をピックアップする際には、ピックアップされる原稿に押されて傾動し、ピックアップされた原稿が通過した際には、自重により前記原稿規制位置に自動復帰するシャッタを含むシャッタ部と、を備えることを特徴とする自動給紙装置。
  2. 請求項1に記載の自動給紙装置であって、
    前記シャッタ部は、給紙前の前記原稿が前記シャッタに当接した際には、該原稿の先端位置を揃えるように、前記シャッタの給紙方向の傾動を規制し、前記原稿を給紙する際には、給紙される前記原稿により前記シャッタが給紙方向に傾動できるように、前記シャッタの規制を解除し、前記原稿が給紙された後は、給紙方向に傾斜した前記シャッタにより押し上げられて、該シャッタを前記原稿規制位置に自動復帰させるストッパを備えることを特徴とする自動給紙装置。
  3. 請求項2に記載の自動給紙装置であって、
    自動給紙装置本体の本体ケースに連結されて、前記ピックアップローラが前記原稿に当接する方向に前記給紙部が傾動した際に、前記ストッパを前記シャッタから離接させて、該ストッパによる前記シャッタの規制を解除するストッパ止部を備えることを特徴とする自動給紙装置。
  4. 請求項2又は3に記載の自動給紙装置であって、
    前記自動給紙装置本体の本体ケースを開閉するカバーケースと、
    一端に前記給紙部のケースに当接する当接部を備え、他端に前記カバーケースを開閉する際に手を掛ける取手部を備えて、前記当接部と前記取手部との間に設けられたレバー軸の回りに傾動するレバーと、を含み、
    前記取手部を持ち上げると前記当接部が前記給紙部を傾動させて、前記ストッパと前記シャッタとを離接させることを特徴とする自動給紙装
    置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の自動給紙装置であって、
    前記シャッタが原稿規制位置に位置したときに、該シャッタの先端が鉛直線と所定の角度をなすことを特徴とする自動給紙装置。
  6. 請求項5に記載の自動給紙装置であって、
    前記シャッタの先端が概ね円弧状に形成されていることを特徴とする自動給紙装置。
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