JP6558525B2 - 媒体搬送装置、画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、媒体を搬送する媒体搬送装置、およびこれを備えた画像読取装置に関する。
画像読取装置の一例であるスキャナには、原稿の自動送り装置(ADF(Auto
Document Feeder)とも呼ばれる)が設けられ、複数枚の原稿の自動送りと読み込みとを行える様に構成される場合がある。その様な原稿自動送り装置の構成としては、特許文献1に示される様に、原稿を載置するトレイと、当該トレイから原稿を送り出す上流側ローラー(特許文献1では”前送りローラ”)と、上流側ローラーの下流に設けられた給紙ローラーと、この給紙ローラーとの間で原稿をニップして分離する分離ローラーと、を備えたものがある。
特許第4869969号公報
分離ローラーは原稿の重送を防止する為に、所定の回転抵抗が設けられた状態に設けられている。上流側ローラーから送り力を受けた原稿は、給紙ローラーと分離ローラーとの間に入り込み、分離ローラーから抵抗を受けながらも下流側に進もうとする。しかしながら、例えば厚みの薄い原稿の場合には、コシが弱い為、分離ローラーから受ける抵抗に負けて下流側に進むことができずに分離ローラー上流で撓み、そして原稿が浮き上がる様にして撓みが大きくなり、結果的にジャムとなってしまう場合がある。
そこで本発明は以上の様な状況に鑑み成されたものであり、その目的は、媒体のコシに拘わらず適切に媒体を下流側に給送することのできる媒体搬送装置およびこれを備えた画像読取装置を提供することにある。
上記課題を解決する為の、本発明の第1の態様に係る媒体搬送装置は、媒体を載置する媒体載置部と、前記載置した媒体を給送する第1送りローラーと、前記第1送りローラーの下流側に設けられた第2送りローラーと、前記第2送りローラーとの間で媒体をニップして分離する分離ローラーと、前記第2送りローラーと前記分離ローラーとのニップ位置の上流側に設けられた、媒体の浮きを規制する規制部材とを備えたことを特徴とする。
本態様によれば、媒体を載置する媒体載置部と、前記載置した媒体を給送する第1送りローラーと、前記第1送りローラーの下流側に設けられた第2送りローラーと、前記第2送りローラーとの間で媒体をニップして分離する分離ローラーと、を備えた媒体搬送装置は、前記第2送りローラーと前記分離ローラーとのニップ位置の上流側に、媒体の浮きを規制する規制部材を備えているので、前記第2送りローラーと前記分離ローラーとの間に突入する媒体が前記分離ローラー上流で浮き上がろうとした際(撓もうとした際)、その浮きが前記規制部材によって規制される。従って媒体のコシに拘わらず適切に媒体を下流側に給送することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記第1送りローラー及び前記第2送りローラーを備えるとともに媒体を搬送する媒体搬送路を構成する第1ユニットと、前記分離ローラーを備えるとともに前記第1ユニットとの間で前記媒体搬送路を形成する閉状態と前記媒体搬送路を露呈させる開状態とを切り換え可能な第2ユニットと、を備え、前記第1ユニットは、前記媒体搬送路を形成する経路形成部材を備え、前記第2ユニットは、前記閉状態において前記経路形成部材に当接するフレームを備え、前記規制部材は、前記フレームに設けられることを特徴とする。
媒体搬送装置においてはジャムが生じた際に詰まった媒体を取り除く為、媒体搬送路を開放させる構造が必要となる。本態様では第1ユニットに対し第2ユニットを開閉可能に設けることで、媒体搬送路を開放させることができる。一方、前記規制部材は媒体の浮きを規制するものである為、媒体の浮き方向における設置位置の管理が重要となるが、前記規制部材を前記第2ユニットに設けた場合、当該第2ユニットの開閉に伴い前記浮き方向における前記規制部材の位置、より具体的には前記第1ユニットに対する前記規制部材の位置が変動し易くなり、好ましくない。
しかしながら本態様によれば、前記規制部材は、前記第2ユニットを閉じた際に前記第1ユニットが備える経路形成部材に当接するフレームに設けられているので、前記経路形成部材(即ち前記第1ユニット)に対する前記規制部材の位置を正確に定めることができ、第2ユニットの開閉に拘わらず、適切に媒体の浮きを規制することができる。
本発明の第3の態様は、第1のまたは第2の態様において、前記第2送りローラー及び前記分離ローラーの対を媒体搬送方向と交差する方向に複数備え、前記規制部材は、隣合う前記第2送りローラー及び前記分離ローラーの対の間に設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、複数の分離ローラー上流において浮き上がろうとする媒体を、複数の分離ローラーの間の規制部材によって規制することができる。即ち、複数の分離ローラーによってより確実に媒体の分離を行いながらも、少数の規制部材によって上記媒体の浮きを規制でき、コストアップを抑制することができる。
本発明の第4の態様は、第1から第3の態様のいずれかにおいて、前記規制部材は、媒体搬送方向と交差する方向に沿って複数設けられることを特徴とする。
本態様によれば、前記規制部材は、媒体搬送方向と交差する方向に沿って複数設けられるので、より確実に上記媒体の浮きを規制することができる。
本発明の第5の態様は、第1から第4の態様のいずれかにおいて、前記規制部材は、揺動可能なレバー状を成す部材であり、媒体搬送方向において媒体と接する位置が揺動中心より下流側に位置する様に、媒体に対して斜め姿勢で接することを特徴とする。
本態様によれば、前記規制部材は、揺動可能なレバー状を成す部材であり、媒体搬送方向において媒体と接する位置が揺動中心より下流側に位置する様に、媒体に対して斜め姿勢で接するので、前記規制部材の媒体への引っ掛かりを回避できる。また、前記規制部材が、媒体が浮く様に撓んだ際の形状に倣うので、媒体の搬送に際し前記規制部材が抵抗になることを回避できる。
本発明の第6の態様は、第1から第5の態様のいずれかにおいて、前記規制部材の前記媒体の接する側の端部は、前記媒体を規制する状態において前記分離ローラーの半径の内側に位置することを特徴とする。
本発明の第7の態様は、第1から第6の態様のいずれかにおいて、前記規制部材は、付勢手段によって媒体の浮きを抑える方向に付勢されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記規制部材は、付勢手段によって媒体の浮きを抑える方向に付勢されているので、前記分離ローラー上流での媒体の浮きをより確実に規制することができる。
本発明の第8の態様に係る画像読取装置は、媒体の面を読み取る読み取り手段と、媒体を搬送する、第1から第7の態様のいずれかに係る媒体搬送装置と、を備えたことを特徴とする。
本態様によれば、画像読取装置において、上述した第1から第7の態様のいずれかと同様な作用効果を得ることができる。
本発明に係る画像読取装置を示す外観斜視図。 本発明に係る画像読取装置における給送状態を示す斜視図。 本発明に係る画像読取装置において上部ユニットを下部ユニットに対して開状態とした場合の斜視図。 本発明に係る画像読取装置における給送経路を示す側断面図。 下部ユニットにおける搬送経路側を示す平面図。 上部ユニットにおける搬送経路側を示す斜視図。 紙押さえレバー部及び可動部材を備えるフレーム部材において紙押さえレバー側から見た斜視図。 紙押さえレバー部及び可動部材を備えるフレーム部材において可動部材側から見た斜視図。 上部ユニットとフレーム部材との関係を示す側断面図。 上部ユニットに対するフレーム部材の取り付け状態を示す拡大断面図。 フレーム部材と下部ユニットとの関係を示す斜視図。 フレーム部材における紙押さえレバー部の拡大図。 紙押さえレバー及び可動部材と第1給送ローラー及び第2給送ローラーとの関係を示す平面図。 紙押さえレバーのセット位置を示す側断面図。 紙押さえレバーの揺動状態を示す側断面図。 可動部材における案内面及びストッパー面の拡大図。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施例において同一の構成については、同一の符号を付し、最初の実施例においてのみ説明し、以後の実施例においてはその構成の説明を省略する。
図1は本発明に係る画像読取装置を示す外観斜視図であり、図2は本発明に係る画像読取装置における給送状態を示す斜視図であり、図3は本発明に係る画像読取装置において上部ユニットを下部ユニットに対して開状態とした場合の斜視図であり、図4は本発明に係る画像読取装置における給送経路を示す側断面図であり、図5は下部ユニットにおける搬送経路側を示す平面図である。
また、図6は上部ユニットにおける搬送経路側を示す斜視図であり、図7は紙押さえレバー及び可動部材を備えるフレーム部材において紙押さえレバー側から見た斜視図であり、図8は紙押さえレバー及び可動部材を備えるフレーム部材において可動部材側から見た斜視図であり、図9は上部ユニットとフレーム部材との関係を示す側断面図であり、図10は上部ユニットに対するフレーム部材の取り付け状態を示す拡大断面図である。
また、図11はフレーム部材と下部ユニットとの関係を示す斜視図であり、図12はフレーム部材における紙押さえレバーの拡大図であり、図13は紙押さえレバー及び可動部材と第1給送ローラー及び第2給送ローラーとの関係を示す平面図であり、図14は紙押さえレバーのセット位置を示す側断面図であり、図15は紙押さえレバーの揺動状態を示す側断面図であり、図16は可動部材における案内面及びストッパー面の拡大図である。
また、各図において示すX−Y−Z座標系はX方向が装置幅方向であるとともに用紙幅方向、Y方向が画像読取装置の奥行き方向及び用紙搬送方向、Z方向が装置高さ方向を示している。尚、各図において−Y方向を装置前面側とし、+Y方向側を装置背面側とする。
■■■実施例■■■■
<<<画像読取装置の概要>>>
図1ないし図3を参照して「媒体搬送装置」の一例である画像読取装置10について説明する。本実施例において画像読取装置10は、用紙Pの表面及び裏面の少なくとも一面を読み取り可能なドキュメントスキャナーとして構成されている。画像読取装置10は、「第1ユニット」としての下部ユニット12と、「第2ユニット」としての上部ユニット14と、カバー部16と、排紙トレイ18とを備えている。
上部ユニット14は下部ユニット12に対して用紙搬送方向下流側を回動支点として回動可能に下部ユニット12に取り付けられている。上部ユニット14は、下部ユニット12に対して閉じて下部ユニット12とともに用紙Pの「媒体搬送路」としての用紙搬送経路を構成する閉状態(図2参照)と、下部ユニット12に対して装置前面側に回動して用紙Pの用紙搬送経路を露呈させて用紙Pの紙詰まりの処理を容易に行うことができる開状態(図3参照)とを取り得る。
下部ユニット12の背面側の上部にはカバー部16が設けられている。カバー部16は、下部ユニット12に対して回動可能に下部ユニット12に取り付けられている。カバー部16は、図1に示すように上部ユニット14の上部及び給送口20(図2及び図4参照)を覆う非給送状態と、図2に示すように非給送状態から装置背面側に回動し、給送口20を開放するとともにカバー部16の裏面16aが「媒体載置部」としての用紙Pの載置部22を構成する給送状態とを取り得る。
また、下部ユニット12の装置前面側には用紙Pを排出する排出口24が設けられている。また、下部ユニット12は、排出口24から装置前方側に向けて引き出し可能な排紙トレイ18を備えている。排紙トレイ18は、下部ユニット12の底部に収納された状態(図1参照)と、装置前面側に引き出された状態(図2参照)とを取り得る。また、本実施例において排紙トレイ18は複数のトレイ部材を連結して構成されており、排出される用紙Pの長さに応じて、排出口24からの引き出し長さを調整可能である。
<<<画像読取装置における給送経路について>>>
次いで、図4を参照して、画像読取装置10における用紙搬送経路について説明する。下部ユニット12に対して装置背面側に回動した姿勢にあるカバー部16の裏面16aに設けられた載置部22に用紙Pが載置される。載置部22に載置された用紙Pは、下部ユニット12に対して回転可能に設けられた「第1送りローラー」としての第1給送ローラー26により給送方向下流側に給送される。尚、図示しないが第1給送ローラー26が設けられた位置には用紙戻しレバーが設けられ、用紙Pの重送を防止している。
第1給送ローラー26の給送方向下流側には、下部ユニット12に「第2送りローラー」としての第2給送ローラー28が回転可能に設けられ、上部ユニット14に分離ローラー30が回転可能に設けられている。尚、本実施例において分離ローラー30には所定の回転抵抗が与えられている。そして、第1給送ローラー26により給送された複数の用紙Pは、分離ローラー30により分離され、第2給送ローラー28と接している用紙Pのみが第2給送ローラー28と分離ローラー30とにニップされて給送方向下流側に給送される。
第2給送ローラー28の給送方向下流側には搬送ローラー対32、「読み取り手段」としての画像読取部34及び排出ローラー対36が設けられている。第2給送ローラー28及び分離ローラー30によりニップされて給送方向下流側に給送された用紙Pは搬送ローラー対32にニップされて、搬送ローラー対32の下流側に位置する画像読取部34に搬送される。
尚、搬送ローラー対32は下部ユニット12に設けられた搬送駆動ローラー32aと、上部ユニット14に設けられ、搬送駆動ローラー32aに対して従動回転する搬送従動ローラー32bを備えている。
ここで、画像読取部34は、上部ユニット14側に設けられた上部画像読取センサー38と、下部ユニット12側に設けられた下部画像読取センサー40とを備えている。本実施例において、上部画像読取センサー38及び下部画像読取センサー40は一例として密着型イメージセンサーモジュール(CISM)として構成されている。
用紙Pは、画像読取部34において用紙Pの表面及び裏面の少なくとも一方の面の画像を読み取られた後、画像読取部34の搬送方向下流側に位置する排出ローラー対36にニップされて排出口24から排紙トレイ18に向けて排出される。尚、図2における一点鎖線は用紙Pの給送経路を示している。
また、本実施例において排出ローラー対36は下部ユニット12に設けられた排出駆動ローラー36aと、上部ユニット14に設けられ、排出駆動ローラー36aに対して従動回転する排出従動ローラー36bを備えている。
また、本実施例において第1給送ローラー26、第2給送ローラー28、搬送駆動ローラー32a及び排出駆動ローラー36aは、下部ユニット12内に設けられた少なくとも1つの駆動源(不図示)により回転駆動させられる。
また、本実施例において下部ユニット12内には制御部42が設けられている。本実施例において制御部42は、複数の電子部品を備える電気回路として構成されている。制御部42は、上部画像読取センサー38、下部画像読取センサー40及び前記駆動源を制御している。
また、制御部42は画像読取装置10における用紙Pの搬送及び画像読取動作を制御するように構成されている。また、制御部42は外部(PCなど)からの指示で画像読取装置10における原稿読取動作の実行に必要な動作を制御してもよい。
<<<上部ユニット及び下部ユニットの構成について>>>
次いで、図5及び図6を参照して下部ユニット12及び上部ユニット14の構成について説明する。図5を参照するに下部ユニット12には経路形成部材44が設けられている。経路形成部材44は、下部ユニット12に対して上部ユニット14が閉状態である場合、媒体搬送路の一部を構成する。
また、経路形成部材44において用紙幅方向の略中央部には固定部材45が取り付けられている。固定部材45も下部ユニット12に対して上部ユニット14が閉状態である場合、媒体搬送路の一部を構成する。
本実施例において固定部材45には、第1給送ローラー26及び第2給送ローラー28が配置されている。本実施例において、第1給送ローラー26及び第2給送ローラー28は媒体搬送路、すなわち、固定部材45に対して第1給送ローラー26及び第2給送ローラー28の一部が突出するように配置されている。
また、本実施例では、固定部材45における用紙搬送方向上流側に第1給送ローラー26が配置されている。また、本実施例において、第1給送ローラー26は、固定部材45において用紙幅方向に所定の間隔をおいて2つ設けられている。
また、固定部材45における用紙搬送方向において第1給送ローラー26の下流側には、第2給送ローラー28が配置されている。本実施例において、第2給送ローラー28も固定部材45における用紙幅方向に所定の間隔をおいて2つ設けられている。
また、経路形成部材44において、第2給送ローラー28の用紙搬送方向下流側には、搬送駆動ローラー32aが回転可能に配置されている。本実施例において搬送駆動ローラー32aは、用紙幅方向に所定の間隔をおいて2つ設けられている。
また、本実施例において経路形成部材44の搬送駆動ローラー32aの用紙搬送方向下流側には、画像読取部34の下部画像読取センサー40が配置されている。また、経路形成部材44の下部画像読取センサー40の用紙搬送方向下流側には、排出駆動ローラー36aが回転可能に配置されている。
また、経路形成部材44には、用紙搬送方向における第1給送ローラー26と第2給送ローラー28との間において用紙幅方向両端部に位置決め部44a、44aが設けられている。位置決め部44aについては後述する。また、経路形成部材44において用紙幅方向両端部にはフック掛止部46、46が設けられている。
次いで、図6を参照して上部ユニット14の構成について説明する。上部ユニット14には、分離ローラー30が回転可能に取り付けられている。本実施例において、分離ローラー30は上部ユニット14から用紙搬送経路側に突出するように上部ユニット14に設けられている。また、上部ユニット14において分離ローラー30の用紙搬送方向下流側には搬送従動ローラー32bが回転可能に配置されている。
また、上部ユニット14において搬送従動ローラー32bの用紙搬送方向下流側には画像読取部34の上部画像読取センサー38が設けられている。また、上部ユニット14の上部画像読取センサー38の用紙搬送方向下流側には、排出従動ローラー36bが回転可能に配置されている。
また、上部ユニット14には、用紙搬送方向上流側の端部における用紙幅方向の両端部にはフック48が設けられている。フック48は、上部ユニット14に対して、下部ユニット12に設けられたフック掛止部46と係合する状態と、フック掛止部46との係合を解除する状態との間を回動可能に設けられている。すなわち、フック48をフック掛止部46に係合させることにより上部ユニット14は下部ユニット12とともに用紙搬送経路を構成する閉状態となる。また、上部ユニット14において分離ローラー30の上流側には、用紙搬送経路に対して進退可能な「フレーム」としてのフレーム部材50が設けられている。
<<<フレーム部材の構成について>>>
図7ないし図11を参照してフレーム部材50の構成及び下部ユニット12の経路形成部材44との関係を説明する。フレーム部材50は、図7及び図8に参照するように用紙幅方向に延びている。また、フレーム部材50は用紙搬送方向に沿った面で切断した断面が略コの字状を成している。そして、フレーム部材50は用紙搬送経路と対向する底部50aと、底部50aにおける用紙搬送方向上流側の端部から上方に延びる側壁部50bと、底部50aにおける用紙搬送方向下流側の端部から上方に延びる側壁部50cとを備えている。
本実施例において、底部50a及び側壁部50cの用紙幅方向における中央部分は切り取られている。また、側壁部50bの用紙幅方向中央部における用紙搬送方向下流の側には紙押さえレバー部52(図7参照)が設けられ、用紙搬送方向上流の側には可動部材54(図8参照)が設けられている。また、側壁部50bにおいて用紙幅方向における両端部には用紙搬送経路側に突出する被位置決め部56が形成されている。尚、紙押さえレバー部52及び可動部材54については後ほど説明する。
また、側壁部50b、50cにおいて用紙幅方向の両端部には装置高さ方向上方側に突出する掛止部材取付部58がそれぞれ形成されている。図8に示すように側壁部50bの掛止部材取付部58には掛止部材60の一端部が取り付けられ、側壁部50cの掛止部材取付部58には掛止部材60の他端部が取り付けられている。
図9ないし図11を参照するに、側壁部50b及び側壁部50cの掛止部材取付部58は、上部ユニット14のフレーム14aより上方に位置している。その状態において側壁部50b及び側壁部50cの掛止部材取付部58には掛止部材60が取り付けられている。ここで、フレーム部材50は2つの掛止部材60、60によりフレーム14aに吊り下げられた状態となっている。
また、フレーム部材50の底部50aとフレーム14aとの間には付勢部材62が設けられている。本実施例において付勢部材62はばねとして構成されている。付勢部材62の付勢力は、フレーム部材50の底部50aを押圧し、フレーム部材50をフレーム14aから離間する方向に作用している。
ここで、図11に示すように上部ユニット14が下部ユニット12に対して閉状態となった場合、フレーム部材50の側壁部50bに設けられた被位置決め部56が経路形成部材44に設けられた位置決め部44aと接触した状態となる。この状態において、付勢部材62の付勢力は、フレーム部材50の被位置決め部56を位置決め部44aに対して押圧する。これにより、フレーム部材50は経路形成部材44、すなわち下部ユニット12に対して装置高さ方向において位置決めされる。
<<<紙押さえレバー部について>>>
図7、図8、図12ないし図15を参照して紙押さえレバー部52について説明する。フレーム部材50の側壁部50bの用紙搬送方向下流の側には、紙押さえレバー部52が設けられている。紙押さえレバー部52は、ホルダ部材64と、「規制部材」としての紙押さえレバー66と、付勢手段68とを備えている。本実施例において付勢手段68は、一例としてねじりばねとして構成されている。
ホルダ部材64は、フレーム部材50の側壁部50bの用紙幅方向中央において用紙搬送方向下流の側に取り付けられている。そして、紙押さえレバー66はホルダ部材64に揺動可能に取り付けられている。また、付勢手段68は、一端部がホルダ部材64と係合し、他端部が紙押さえレバー66と係合するように紙押さえレバー66の揺動軸66aに取り付けられている。本実施例において付勢手段68の付勢力は、紙押さえレバー66を固定部材45に向けて押圧するように作用している。つまり、紙押さえレバー66は、付勢手段68により固定部材45上を搬送される用紙Pの浮きを抑える方向に付勢されている。
また、図12及び図13を参照するに、紙押さえレバー66は用紙幅方向において2つの第1給送ローラー26の間及び2つの第2給送ローラー28の間に位置している。また、紙押さえレバー66は、用紙搬送方向において、少なくとも紙押さえレバー66の一部が第2給送ローラー28の一部と同じ位置にある。すなわち、紙押さえレバー66の一部と第2給送ローラー28とはオーバーラップしている。
また、図14及び図15を参照するに、紙押さえレバー66は、固定部材45と接触する姿勢(図14参照)と、固定部材45から離間した姿勢(図15参照)との間で揺動可能に構成されている。本実施例において、紙押さえレバー66は、用紙搬送方向において用紙Pと接する位置が紙押さえレバー66の揺動中心である揺動軸66aより用紙搬送方向下流側に位置しており、用紙搬送経路に沿って搬送されてくる用紙Pに対して斜め姿勢で接触する。
すなわち、紙押さえレバー66において用紙Pと接触する端部66b(図14及び図15参照)は、用紙Pが搬送経路に沿って搬送されると、固定部材45と接触した状態(図14参照)から、用紙Pと接触して固定部材45から離間し、用紙搬送方向下流側へと変位する(図15参照)。その際、紙押さえレバー66の端部66bには付勢手段68の付勢力が作用するので、紙押さえレバー66の端部66bは用紙Pが固定部材45から浮き上がることを抑制する。また、この変位に伴って紙押さえレバー66の端部66bは、分離ローラー30の半径方向内側へ変位する(図15参照)。つまり、紙押さえレバー66が用紙Pを規制する状態において、紙押さえレバー66の端部66bの少なくとも一部は分離ローラー30の半径方向内側に位置している。
上記説明をまとめると画像読取装置10は、用紙Pを載置する載置部22と、載置した用紙Pを給送する第1給送ローラー26と、第1給送ローラー26の下流側に設けられた第2給送ローラー28と、第2給送ローラー28との間で用紙Pをニップして分離する分離ローラー30とを備えている。第2給送ローラー28と分離ローラー30とのニップ位置の上流側に、用紙Pの浮きを規制する紙押さえレバー66を備えているので、第2給送ローラー28と分離ローラー30との間に突入する用紙Pが分離ローラー30上流で浮き上がろうとした際(撓もうとした際)、その浮きが紙押さえレバー66によって規制される。従って用紙Pのコシに拘わらず適切に用紙Pを下流側に給送することができる。また、特に、0.05mm程度の薄紙の給送の際に顕著な効果を有する。
また、画像読取装置10においてジャムが生じた際に詰まった用紙Pを取り除く為、用紙搬送経路を開放させる構造が必要となる。本実施例では下部ユニット12に対し上部ユニット14を開閉可能に設けることで、用紙搬送経路を開放させることができる。一方、紙押さえレバー66は用紙Pの浮きを規制するものである為、用紙Pの浮き方向における設置位置の管理が重要となるが、紙押さえレバー66を上部ユニット14に設けた場合、当該上部ユニット14の開閉に伴い用紙Pの浮き方向における紙押さえレバー66の位置、より具体的には下部ユニット12に対する紙押さえレバー66の位置が変動し易くなり、好ましくない。
しかしながら本実施例では紙押さえレバー66は、上部ユニット14を閉じた際に下部ユニット12が備える経路形成部材44に当接するフレーム部材50に設けられているので、経路形成部材44(即ち下部ユニット12)に対する紙押さえレバー66の位置を正確に定めることができ、上部ユニット14の開閉に拘わらず、適切に用紙Pの浮きを規制することができる。
また、本実施例によれば、複数の分離ローラー30の上流において浮き上がろうとする用紙Pを、複数の分離ローラー30の間の紙押さえレバー66によって規制することができる。即ち、複数の分離ローラー30によってより確実に用紙Pの分離を行いながらも、少数の紙押さえレバー66によって用紙Pの浮きを規制でき、コストアップを抑制することができる。
また、本実施例によれば、紙押さえレバー66は、揺動可能なレバー状を成す部材であり、用紙搬送方向において用紙と接する位置が揺動中心である揺動軸66aより下流側に位置する様に、用紙Pに対して斜め姿勢で接するので、紙押さえレバー66の用紙Pへの引っ掛かりを回避できる。また、紙押さえレバー66が、用紙Pが浮く様に撓んだ際の形状に倣うので、用紙Pの搬送に際し紙押さえレバー66が抵抗になることを回避できる。
また、本実施例によれば、紙押さえレバー66は、付勢手段68によって用紙Pの浮きを抑える方向に付勢されているので、分離ローラー30の上流での用紙Pの浮きをより確実に規制することができる。
<<<間口部について>>>
再度、図7、図8、図12ないし図16を参照して間口部70について説明する。間口部70は第2給送ローラー28と分離ローラー30とのニップ位置に進入する用紙Pの入り口として設定されている。間口部70は、固定部材45及び可動部材54を備えている。可動部材54はフレーム部材50の側壁部50bにおける用紙搬送方向上流の側に固定部材45に対して進退可能に取り付けられている。本実施例において、可動部材54が固定部材45に対して進退することにより間口部70の固定部材45と可動部材54との距離、すなわち用紙Pが進入する間口が変化するように構成されている。給紙可能な用紙厚は、0.05mmから1.3mm厚までサポートしており、間口部70の隙間は0.5mmで設定されている。
具体的には、可動部材54は付勢部材72を介してフレーム部材50の側壁部50bに取り付けられている。本実施例において付勢部材72は、ばね部材として構成されている。また、本実施例において付勢部材72の一端部は側壁部50bに取り付けられ、他端部は可動部材54に取り付けられている。
可動部材54は、付勢部材72の付勢力により固定部材45側、つまり用紙搬送経路側に押圧されている(図14参照)。また、可動部材54は図15に示すように付勢部材72の付勢力に抗して固定部材45、つまり用紙搬送経路から離間する方向に変位可能である。尚、付勢部材72の付勢力は用紙搬送経路において間口部70を通過させる用紙Pの厚さ、紙種、枚数等に応じて適宜設定されている。
本実施例において可動部材54は、案内面54aと、ストッパー面54bとを備えている。本実施例において案内面54aは、可動部材54の下部に設けられている。案内面54aは用紙搬送方向に対して傾斜角αを成す傾斜面として構成されている(図16参照)。本実施例において案内面54aの傾斜角αは、一例として45度で設定されている。ここで、案内面54aの傾斜角αは搬送される用紙Pの厚さや紙種に応じて60度までの角度で設定される。
また、ストッパー面54bは、案内面54aに接続される面として構成されている。ストッパー面54bは用紙搬送方向に対して傾斜角βを成し、第2給送ローラー28と分離ローラー30とのニップ位置への用紙Pの進入を止めるように構成されている(図16参照)。本実施例においてストッパー面54bの傾斜角βは、一例として75度に設定されている。尚、傾斜角βは傾斜角αよりも大きく設定されている(図16参照)。
また、図13に示すように本実施例において案内面54a及びストッパー面54bは、可動部材54における用紙幅方向において2箇所設けられている。具体的には、案内面54a及びストッパー面54bは、用紙幅方向において第2給送ローラー28及び分離ローラー30が設けられた位置に対応して設けられている。すなわち、案内面54a及びストッパー面54bは、用紙幅方向において第2給送ローラー28及び分離ローラー30のニップ位置の上流に位置している。
用紙搬送経路において第1給送ローラー26から送られてきた用紙Pは、案内面54aに接触すると、付勢部材72の付勢力に抗して可動部材54を上方に持ち上げ、案内面54aに沿って用紙搬送方向下流側に送り込まれる。この際、可動部材54に複数枚の用紙Pが重送されてきた場合、可動部材54の用紙搬送経路と交差する方向(図15におけるZ軸方向)における変位を付勢部材72の付勢力と案内面54aの傾斜角により制御し、可動部材54の用紙搬送経路に対する変位に伴う用紙Pの用紙搬送方向下流側への雪崩込みを抑制する。
本実施例によれば、第2給送ローラー28と分離ローラー30とのニップ位置に進入する用紙Pの入口となる間口部70は、用紙の厚み方向に対して変位しない固定部材45と、用紙の厚み方向に変位することにより間口部70の大きさを調整する可動部材54と、を備えるので、間口部70への、複数枚の用紙Pの圧入状態での入り込みを回避できる。これにより、間口部70での用紙P間の摩擦力の増大を抑制でき、ひいては分離ローラー30において適切に用紙Pを分離できる。
また、本実施例では可動部材54は固定部材45に向けて付勢されるので、複数枚の用紙Pの間口部70への容易な入り込みを回避することができる。
本実施例によれば、可動部材54は、下流側に用紙Pを案内する、用紙搬送方向に対して傾斜角αを成す案内面54aと、案内面54aと接続する面であって、用紙搬送方向に対する角度が傾斜角αより大きい角度βを成し、第2給送ローラー28と分離ローラー30とのニップ位置への用紙Pの進入を止めるストッパー面54bとを備えているので、ストッパー面54bによって、多数枚の用紙Pの間口部70への入り込みをより確実に回避することができる。
画像読取装置10においてはジャムが生じた際に詰まった用紙Pを取り除く為、用紙搬送経路を開放させる構造が必要となる。本実施例では下部ユニット12に対し上部ユニット14を開閉可能に設けることで、用紙搬送経路を開放させることができる。一方、可動部材54は間口部70の大きさを調整するものである為、間口部70の大きさを調整する方向における可動部材54の設置位置の管理が重要となる。しかしながら可動部材54を上部ユニット14に設けた場合、上部ユニット14の開閉に伴い調整方向における可動部材54の位置、より具体的には下部ユニット12に対する可動部材54の位置が変動し易くなり、好ましくない。
しかしながら本実施例によれば、可動部材54は、上部ユニット14を閉じた際に下部ユニット12が備える経路形成部材44に当接するフレーム部材50に設けられているので、経路形成部材44(即ち固定部材45)に対する可動部材54の位置を正確に定めることができ、上部ユニット14の開閉に拘わらず、適切に間口部70の大きさを調整することができる。
本実施例では上部ユニット14の閉状態においてフレーム部材50は経路形成部材44に対して付勢されるので、フレーム部材50の位置をより正確に定めることができる。
本実施例によれば、フレーム部材50は、用紙搬送方向と交差する方向に延びる形状を成すとともに、用紙搬送方向に沿った面で切断した断面が略コの字状を成すので、用紙搬送方向と交差する方向におけるフレーム部材50の撓みを抑制し、適切に間口部70の大きさを調整することができる。
また、本実施例によれば第2給送ローラー28と分離ローラー30は、用紙搬送方向と交差する方向に所定間隔を空けて複数組設けられ、間口部70は、複数組設けられた第2給送ローラー28と分離ローラー30に対応する位置に配置されているので、第2給送ローラー28と分離ローラー30とのニップ位置への複数枚の用紙Pの入り込みを適切に抑制できる。
<<<実施例の変更例>>>
(1)本実施例において、紙押さえレバー66を用紙幅方向において、2つの第1給送ローラー26の間及び2つの第2給送ローラー28の間に1つ設ける構成としたが、この構成に代えて用紙幅方向において複数の紙押さえレバー66を設ける構成としてもよい。この構成によれば、紙押さえレバー66は、用紙搬送方向と交差する方向である用紙幅方向に沿って複数設けられるので、より確実に用紙Pの浮きを規制することができる。
(2)また、本実施例において、第1給送ローラー26、第2給送ローラー28及び分離ローラー30を用紙幅方向に間隔をおいて2つ設ける構成としたが、この構成に代えて、用紙幅方向において給送ローラーと分離ローラーとの対を1つ設ける構成としてもよいし、給送ローラーと分離ローラーとの対を3つ以上設ける構成としてもよい。また、紙押さえレバー66は隣り合う給送ローラーと分離ローラーとの対の間に配置してもよい。
(3)また、本実施例において可動部材54において案内面54a及びストッパー面54bを用紙幅方向に2箇所設ける構成としたが、この構成に代えて、用紙幅方向に1箇所設ける構成でもよく、3箇所以上設ける構成としてもよい。また、用紙幅方向において第2給送ローラー28及び分離ローラー30が設けられた数に対応する数の案内面54a及びストッパー面54bを設ける構成としてもよい。
本実施例における媒体搬送装置の一例である画像読取装置10は、用紙Pを載置する載置部22と、載置した用紙Pを給送する第1給送ローラー26と、第1給送ローラー26の下流側に設けられた第2給送ローラー28と、用紙Pを下流側へ送る第2給送ローラー28と、第2給送ローラー28との間で用紙Pをニップして分離する分離ローラー30と、第2給送ローラー28と分離ローラー30とのニップ位置の上流側に設けられた、用紙Pの浮きを規制する紙押さえレバー66とを備えている。
また、画像読取装置10は、第1給送ローラー26及び第2給送ローラー28を備えるとともに用紙Pを搬送する用紙搬送経路を構成する下部ユニット12と、分離ローラー30を備えるとともに下部ユニット12との間で用紙搬送経路を形成する閉状態と用紙搬送経路を露呈させる開状態とを切り換え可能な上部ユニット14とを備えている。下部ユニット12は、用紙搬送経路を形成する経路形成部材44を備え、上部ユニット14は、閉状態において経路形成部材44に当接するフレーム部材50を備え、紙押さえレバー66は、フレーム部材50に設けられている。
また、画像読取装置10は第2給送ローラー28及び分離ローラー30の対を用紙搬送方向と交差する方向である用紙幅方向に複数備えている。紙押さえレバー66は、隣合う第2給送ローラー28及び分離ローラー30の対の間に設けられている。画像読取装置10において紙押さえレバー66は、用紙搬送方向と交差する方向である用紙幅方向に沿って複数設けられる。
画像読取装置10において紙押さえレバー66は、揺動可能なレバー状を成す部材であり、用紙搬送方向において用紙Pと接する位置が揺動中心である揺動軸66aより下流側に位置する様に、用紙Pに対して斜め姿勢で接する。紙押さえレバー66の用紙Pと接する側の端部66bは、用紙Pを規制する状態において分離ローラー30の半径の内側に位置する(図15の状態)。また、紙押さえレバー66は、付勢手段68によって用紙Pの浮きを抑える方向に付勢されている。
画像読取装置10は用紙の面を読み取る画像読取部34を備えている。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
10 画像読取装置、12 下部ユニット、14 上部ユニット、14a フレーム、
16 カバー部、16a 裏面、18 排紙トレイ、20 給送口、22 載置部、
24 排出口、26 第1給送ローラー、28 第2給送ローラー、30 分離ローラー、
32 搬送ローラー対、32a 搬送駆動ローラー、32b 搬送従動ローラー、
34 画像読取部、36 排出ローラー対、36a 排出駆動ローラー、
36b 排出従動ローラー、38 上部画像読取センサー、40 下部画像読取センサー、
42 制御部、44 経路形成部材、44a 位置決め部、45 固定部材、
46 フック掛止部、48 フック、50 フレーム部材、50a 底部、
50b、50c 側壁部、52 紙押さえレバー部、54 可動部材、54a 案内面、
54b ストッパー面、56 被位置決め部、58 掛止部材取付部、60 掛止部材、
62、72 付勢部材、64 ホルダ部材、66 紙押さえレバー、66a 揺動軸、
68 付勢手段、70 間口部、P 用紙、α、β 傾斜角

Claims (9)

  1. 媒体を載置する媒体載置部と、
    前記載置した媒体を給送する第1送りローラーと、
    前記第1送りローラーの下流側に設けられた第2送りローラーと、
    前記第2送りローラーとの間で媒体をニップして分離する分離ローラーと、
    前記第2送りローラーと前記分離ローラーとのニップ位置の上流側に設けられた、媒体の浮きを規制する規制部材と、
    前記第1送りローラー及び前記第2送りローラーを備えるとともに媒体を搬送する媒体
    搬送路を構成する第1ユニットと、
    前記分離ローラーを備えるとともに前記第1ユニットとの間で前記媒体搬送路を形成する閉状態と前記媒体搬送路を露呈させる開状態とを切り換え可能な第2ユニットと、
    を備え、
    前記第1ユニットは、前記媒体搬送路を形成する経路形成部材を備え、
    前記第2ユニットは、前記閉状態において前記経路形成部材に当接するフレームを備え、前記規制部材は、前記フレームに設けられる、媒体搬送装置。
  2. 媒体を載置する媒体載置部と、
    前記載置した媒体を給送する第1送りローラーと、
    前記第1送りローラーの下流側に設けられた第2送りローラーと、
    前記第2送りローラーとの間で媒体をニップして分離する分離ローラーと、
    前記第2送りローラーと前記分離ローラーとのニップ位置の上流側に設けられた、媒体
    の浮きを規制する規制部材と、
    を備え、
    前記規制部材は、付勢手段によって媒体の浮きを抑える方向に付勢され、
    前記規制部材の前記媒体の接する側の端部は、前記媒体を規制する状態において前記分
    離ローラーの半径の内側に位置する媒体搬送装置。
  3. 請求項1に記載の媒体搬送装置において、
    前記規制部材の前記媒体の接する側の端部は、前記媒体を規制する状態において前記分離ローラーの半径の内側に位置する、ことを特徴とする媒体搬送装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の媒体搬送装置において、前記第2送りローラー及び前記分離ローラーの対を媒体搬送方向と交差する方向に複数備え、
    前記規制部材は、隣合う前記第2送りローラー及び前記分離ローラーの対の間に設けられている、ことを特徴とする媒体搬送装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の媒体搬送装置において、前記規制部材は、媒体搬送方向と交差する方向に沿って複数設けられる、
    ことを特徴とする媒体搬送装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の媒体搬送装置において、前記規制部材は、揺動可能なレバー状を成す部材であり、媒体搬送方向において媒体と接する位置が揺動中心より下流側に位置する様に、媒体に対して斜め姿勢で接する、
    ことを特徴とする媒体搬送装置。
  7. 媒体の面を読み取る読み取り手段と、
    媒体を搬送する、請求項1から請求項のいずれか一項に記載の媒体搬送装置と、
    を備えた画像読取装置。
  8. 媒体を載置する媒体載置部と、
    前記載置した媒体を給送する第1送りローラーと、
    前記第1送りローラーの搬送方向下流側に設けられた第2送りローラーと、
    前記第2送りローラーとの間で媒体をニップして分離する分離部材と、
    前記第2送りローラーと前記分離部材とのニップ位置の搬送方向上流側に設けられた、
    媒体の浮きを規制する規制部材と、
    前記第1送りローラー及び前記第2送りローラーを備えるとともに媒体を搬送する媒体
    搬送路を構成する第1ユニットと、
    前記分離部材を備えるとともに前記第1ユニットとの間で前記媒体搬送路を形成する閉状態と前記媒体搬送路を露呈させる開状態とを切り換え可能な第2ユニットと、を備え、
    前記第1ユニットは、前記媒体搬送路を形成する経路形成部材を備え、
    前記経路形成部材に設けられた2つの位置決め部は、前記閉状態において、前記第2ユニットに設けられた2つの被位置決め部に其々接触し、
    前記規制部材は、前記第2ユニットに設けられ、媒体の搬送方向と交差する方向において、前記2つの被位置決め部の間に配置され、
    前記規制部材の揺動軸は、媒体の搬送方向において、前記第送りローラーの回転軸と、少なくとも一方の前記位置決め部と、の間に設けられる、
    ことを特徴とする媒体搬送装置。
  9. 請求項に記載の媒体搬送装置において、
    前記2つの位置決め部と前記2つの被位置決め部とは、前記搬送方向において、前記第1送りローラーの回転軸と前記第2送りローラーの回転軸との間に設けられる、
    ことを特徴とする媒体搬送装置。
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