JP2012016744A - 半田付け装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 太陽電池12のTCO基板の透明電極層の直線部位36(始端Ps及び終端Pe)への半田付けにおいて、Ps近辺のかすれや半田ダマを防止する。
【解決手段】操作1として、超音波半田コテ23のコテ先24を接近位置に保持して、コテ先24をX軸方向正側へPsからP3まで移動させる。その際、Ps−P1間は供給引き(コテ先24への半田線29の供給有り)とし、P1−P3間は空引き(コテ先24への半田線29の供給無し)とする。次に、操作2として、コテ先24を、離反位置に保持しつつ、X軸方向へ戻す。次に、操作3として、超音波半田コテ23のコテ先24を、再び接近位置に保持しつつ、コテX軸方向正側へPsからP5まで移動させる。その際、Ps−P2間は空引きとし、P2−P4間は供給引きとし、P4−Pe間は空引きとする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ワークの線状部位への半田付けを行う半田付け装置及び方法に関する。
特許文献1は、太陽電池へリード線を半田付けする半田付け装置を開示する。該半田付け装置によれば、太陽電池の両側の側辺部に沿ってリード線取付け領域を有する太陽電池に対し、該リード線取付け領域に一定のピッチで半田バンプの列を予め形成しておき(特許文献1の図5参照)、該列の上にリード線を押し付けるとともに、半田コテを半田バンプの1ピッチずつ移動させて、半田バンプを溶融させて、リード線を太陽電池のリード線取付け領域に取付けている(特許文献1の段落0035及び0036参照)。
特許文献2は、太陽電池においてガラス基板に積層されている金属裏面電極層にリボンワイヤを半田付けする半田付け装置を開示する(特許文献2の図2参照)。該半田付け装置によれば、金属裏面電極層の両側の側辺部に一定のピッチで予備半田の列を形成し、該列の上にリボンワイヤを載せて、超音波半田コテをリボンワイヤに沿って1ピッチずつ移動させつつ、各予備半田の箇所では、超音波半田コテをリボンワイヤの上面側に当てて、下面側の予備半田を溶融し、リボンワイヤを金属裏面電極層に固定している(特許文献2の例えば図3及び段落0020参照)。
特許文献3は、プリント基板等における線状部位に対して半田付けを行う半田付け装置を開示する(特許文献3の例えば0001参照)。該半田付け装置によれば、線状部位における単位長さ当りの半田付け量を調整するようになっている(特許文献3の図3及び図4参照)。
太陽電池における半田付け処理では、線状に並んだ複数の透明電極に対し、半田を線状に付けて相互に接続することが行われている。従来の半田付け装置では、線状部位に沿った半田コテの1回の移動により該線状部位への半田付けを済ませるとともに、該移動中の半田コテへの半田線(糸半田)の供給量を線状部位上の部位に応じて制御することは行われていない。
特開2001−127322号公報 特開2008−282919号公報 特開平11−138255号公報
太陽電池の透明電極は、例えばZnO(酸化亜鉛)から成り、無鉛半田との馴染みが悪い。したがって、半田コテへの半田供給量が、太陽電池の線状部位の中間部における半田付けが適切化するように、調整すると、線状部位の始端側の半田付けがかすれ易くなるという不具合がある。これに対処して、線状部位の始端側の半田付けでは、半田コテへの半田線の供給量を増大させると、始端側の範囲における半田が許容範囲より厚くなり、すなわち半田ダマが生じてしまう。半田コテへの半田供給量を、線状部位の始端近辺におけるかすれと半田ダマとの両方を回避できるように、精密に調整することは非常に難しい。
引用文献1,2は、連続して線状に延びる半田付けについて言及していない。引用文献3は、連続して線状に延びる半田付けについて言及するものの、その場合に始端近辺におけるかすれや半田ダマに対処する仕方については説明していない。
本発明の目的は、線状部位の始端近辺におけるかすれや半田ダマを防止しつつ、線状に延びる半田付けを適正化する半田付け装置及び方法を提供することである。
第1発明によれば、半田付け装置は、
半田コテと、
ワークに対して前記半田コテを相対移動させる移動装置と、
前記半田コテへ半田を供給する半田供給装置と、
前記移動装置及び前記半田供給装置の制御を介して前記ワークの線状部位への線状の半田付けを前記半田コテに行わせる制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記半田コテを半田供給有りで前記線状部位の始端から終端の方へ移動させて前記線状部位の始端側の第1の範囲の半田付けを行わせ、
次に、前記半田コテが前記第1の範囲の半田に接触しないように前記半田コテを前記線状部位から離しつつ前記始端の方へ戻し、
次に、前記半田コテを半田供給無しで前記第1の範囲の半田に接触させつつ前記線状部位の始端から終端の方へ移動させるとともに、移動途中より半田供給有りに切換えて前記第1の範囲に連なる前記線状部位の終端側の第2の範囲の半田付けを前記半田コテに行わせることを特徴とする。
第1発明によれば、半田コテは、線状部位の始端から終端の方へ第1の範囲を2回、移動し、1回目の半田供給有りでの移動で付着させた半田に対し、2回目の半田供給無しでの移動で線状部位の終端の方へ引き摺って半田の厚さを調整する。これにより、線状部位の始端近辺の半田の厚さが適正化され、該始端近辺の半田付けについてかすれや半田ダマの発生を防止することができる。
第2発明によれば、第1発明において、前記制御部は、
半田供給有りでの前記第1の範囲への半田付けによる単位移動長さ当りの半田付け量が、半田供給有りでの前記第2の範囲への半田付けによる単位移動長さ当りの半田付け量より大となるように、前記半田コテへの半田供給量を制御することを特徴とする。
第2発明によれば、線状部位の第1の範囲に対し、1回目の半田供給有りでの半田コテの移動で付着した半田は厚めとなり、この厚めの半田は2回目の半田供給無しでの半田コテの移動で厚さを矯正される。この結果、線状部位の始端近辺に半田の厚さを適正化することができる。
第3発明によれば、第1又は第2発明において、前記制御部は、
半田供給無しでの前記第1の範囲における前記半田コテの最大移動速度は、半田供給有りでの前記第2の範囲における前記半田コテの最大移動速度の1/30〜1/2とすることを特徴とする。
第3発明によれば、第1の範囲の半田供給無しでの半田コテの移動が十分に遅い速度で行われることになるので、第1の範囲の半田の厚さの矯正処理の信頼性が高まる。
第4発明によれば、半田付け方法は、
半田コテを半田供給有りでワークの線状部位の始端から終端の方へ移動させて前記線状部位の始端側の第1の範囲の半田付けを行わせ、
次に、前記半田コテが前記第1の範囲の半田に接触しないように前記半田コテを前記線状部位から離しつつ前記始端の方へ戻し、
次に、前記半田コテを半田供給無しで前記第1の範囲の半田に接触させつつ前記線状部位の始端から終端の方へ移動させるとともに、移動途中より半田供給有りに切換えて前記第1の範囲に連なる前記線状部位の終端側の第2の範囲の半田付けを前記半田コテに行わせる。
第5発明は、第4発明において、半田供給有りでの前記第1の範囲への半田付けによる単位移動長さ当りの半田付け量が、半田供給有りでの前記第2の範囲への半田付けによる単位移動長さ当りの半田付け量より大となるように、前記半田コテへの半田供給量を制御することを特徴とする。
第6発明は、第4又は第5発明において、半田供給無しでの前記第1の範囲における前記半田コテの最大移動速度は、半田供給有りでの前記第2の範囲における前記半田コテの最大移動速度の1/30〜1/2とすることを特徴とする。
自動半田付け装置の主要部構成図。 太陽電池において線状の半田付けが行われる直線部位の箇所を示す図である。 太陽電池の直線部位への半田付けに対し制御部による超音波半田コテの操作手順の説明図である。 図3の操作の各進行時点における半田の状態変化を示す図である。
図1において、自動半田付け装置10は三次元移動装置11と、ワークとしての太陽電池12が上面に載置される温調テーブル13とを備える。温調テーブル13は例えばホットプレートから成る。
三次元移動装置11は、水平バー17と垂直バー18とを備えている。水平バー17は、第1の水平方向としてのY軸方向へ移動自在にベース(図示せず)に支持されているコラム(図示せず)に、Z軸方向へ移動自在に支持されている。水平バー17は、また、第2の水平方向としてのX軸方向へ温調テーブル13より長く延びている。垂直バー18は、X軸方向へ移動自在に水平バー17に支持されている。ブラケット19は、垂直バー18の下端部に固定されている。
超音波半田コテ23は、コテ先24が下側になるように、かつ水平方向に対して例えば約30°の傾斜角でブラケット19に取付けられている。半田線フィーダ27はブラケット19に取付けられ、半田線ガイド28は、基端部を半田線フィーダ27に固定され、先端部をコテ先24の近辺に到達させている。半田線フィーダ27には、半田線29(図3)のコイルがセットされ、半田線29は、該コイルから繰り出されて、半田線ガイド28内を通ってコテ先24へ導かれる。
超音波半田コテ23は本発明の半田コテに相当する。本発明の半田コテは、超音波半田コテに限定されず、ヒータ式の半田付け装置であってもよい。三次元移動装置11は本発明の移動装置に相当する。本発明の移動装置は、三次元移動装置に限定されず、半田コテについてX軸及びY軸方向のみの移動を行わせるものであってもよい。
制御部31は、データやプログラムを格納するメモリ、及びプログラムを実行するCPUを含み、Z軸サーボ32及びX軸サーボ33へ制御信号を送って、Z軸サーボ32及びX軸サーボ33を介して水平バー17のZ軸方向位置及び垂直バー18のX軸方向位置を制御する。超音波半田コテ23のコテ先24のX座標及びZ座標は垂直バー18のX軸方向位置及び水平バー17のZ軸方向位置により一義に決まる。
図2は、太陽電池12における直線部位36を示している。太陽電池12は、長方形の板状であり、ガラス基板上に裏面電極槽、光吸収層、透明電極層を積層したものである。直線部位36は、透明電極層の左右の側辺部、すなわち太陽電池12におけるY軸方向両側の側辺部に沿ってX軸方向へ太陽電池12の全長にわたって延びている。超音波半田コテ23は、左右の直線部位36にその全長にわたって半田を付ける。なお、直線部位36への線状の半田付けは、後に、該半田付けへのリード線等を接続する場合に、電極抵抗を低減させる効果がある。
本発明のワークは、太陽電池12に限定されない。直線部位36のような線状の半田付け部位をもつワークであればよい。本発明の線状部位は、直線状に限定されない。曲線や屈曲線等、始端と終端とを有する所定長さの連続線状に延びているものであればよい。
図3は、太陽電池12の直線部位36への半田付けに対し制御部31による超音波半田コテ23の操作手順の説明図である。操作手順の実行により直線部位36に形成される半田膜の状態変化については図4で後述する。この太陽電池12では、直線部位36の全長、すなわち太陽電池12の長さは720mmを想定している。また、直線部位36に形成される半田膜の厚さは0.1mm以下を想定している。半田の材料は無鉛材料とする。
図3において、横方向は自動半田付け装置10におけるX軸方向に一致させている。Ps,Peは、それぞれ直線部位36の始端及び終端と定義する。座標の単位はmmとし、原点をPsに設定する。PsのX座標=0、PeのX座標=720となる。図3では、Ps,Pe以外にP1〜P5が定義されている。これらP1〜P5のX座標に関しては、Ps<P1<P2<P3<P4<Pe<P5となっている。Ps−P1間の長さ:P1−Pe間の長さは、例えば、1:9である。
図3において、「供給引き」とは、コテ先24へ半田線29を供給しつつ、コテ先24をX軸の正方向へ移動させることを意味する。「空引き」とは、コテ先24への半田線29の供給を停止して、コテ先24をX軸の正方向へ移動させることを意味する。「逃げ切り」とは、コテ先24がPeに到達した後も、超音波半田コテ23を、なお、X軸の正方向へ移動させ続けることを意味し、超音波半田コテ23は、「逃げ切り」中は減速され、「逃げ切り」の終端P5において停止する。コテ先24の「逃げ切り」中は、コテ先24への半田線29の供給は行わない。「戻し」とは、コテ先24をX軸の負方向へ移動させることを意味する。「戻し」中は、当然に、コテ先24への半田線29の供給は停止されている。
さらに、超音波半田コテ23(コテ先24)について「接近位置」及び「離反位置」を定義する。「接近位置」とは、超音波半田コテ23がX軸の正方向へ移動しつつ直線部位36へ半田を付けるZ軸方向位置と定義する。また、コテ先24がZ軸方向へ太陽電池12から離れる側を正側とし、「離反位置」とは、直線部位36へ付着済みの半田に対してZ軸方向正側へ離したZ軸方向位置と定義する。したがって、超音波半田コテ23が「離反位置」に保持される限り、超音波半田コテ23のX座標及びY座標が何であっても、コテ先24が直線部位36上の半田ダマに接触することはない。
具体的には、「接近位置」は、後述の図4(a)、(b)、(d)及び(e)における実線のコテ先24の位置であり、「離反位置」は、後述の図4(c)における実線のコテ先24の位置である。なお、前述の「逃げ切り」では、超音波半田コテ23は、Z座標を接近位置に保持したまま、X軸方向へ移動させてもよいし、Z座標を増大させつつ、X軸方向へ移動させてもよい。
制御部31は、直線部位36への半田付けを操作1、2,3の順番に実行する。なお、この例では、コテ先24の温度は、操作1の開始から操作3の終了まで、特に制御されず、半田線29の融解温度以上に保持されている。また、操作3の終了後に、半田付け対象の直線部位36を別のものへ変更する場合には、通常、超音波半田コテ23の超音波作動は停止している。
三次元移動装置11を介する制御部31による超音波半田コテ23の位置制御のプログラミングには、超音波半田コテ23の特定の複数の位置について適宜、ティーチングが利用される。
操作1では、コテ先24を、接近位置に保持しつつ、X軸方向へPsからP3まで移動させる。操作1において、PsからP1までの移動範囲では、コテ先24は供給引きとされ、また、P1からP3までの移動範囲では、コテ先24は空引きとされる。X軸方向へ移動中のコテ先24のX座標は、X軸サーボ33からのフィードバック信号から検出してもよいし、PsからX軸方向へ移動開始する時点からの経過時間を計測し、P1,P3に対応する経過時間になった時をP1,P3の到達時点と判断してもよい。後述のP2,P4,Pe,P5へのコテ先24の到達を検出する場合も同様である。
操作2では、コテ先24を離反位置に保持しつつ、X軸方向へP2からPsまで戻す。
操作3では、コテ先24を、再び接近位置に保持しつつ、X軸方向へPsからP5まで移動させる。操作3において、PsからP2までの移動範囲では、コテ先24は空引きとされ、P2からP4までの移動範囲では、コテ先24は供給引きとされ、P4からPeまて移動範囲では、コテ先24は空引きとされ、PeからP5までの移動範囲では、コテ先24は逃げ切りとされる。
図4は、図3の操作の各進行時点における半田40の状態変化を示している。図4(a)〜(e)の順番に時間が経過している。図4(a)は操作1における供給引き開始時の状態を示す。図4(b)は操作1における空引き終了時の状態を示す。図4(c)は操作2の終了時の状態を示す。図4(d)は操作3における最初の空引き開始時の状態を示す。図4(e)は操作3における供給引き開始後の状態を示す。
図3及び図4を参照して、各操作に伴う直線部位36における半田40の状態変化について説明する。なお、図4において、D1,D5はX軸方向の正側へのコテ先24の移動を示し、D3はX軸方向の負側へのコテ先24の移動を示す。D2はZ軸方向正側へのコテ先24の移動を示し、D4はZ軸方向負側へのコテ先24の移動を示す。さらに、コテ先24はZ軸方向へ接近位置と離反位置とへ切り換えられ、図4(a)、(b)、(d)及び(e)のコテ先24は「接近位置」にあり、図4(c)において、上側の2つのコテ先24は「離反位置」にあり、下側の1つのコテ先24は「接近位置」になっている。
コテ先24への半田線29の供給量は、操作1の供給引きにおける直線部位36の単位長さ当りの半田付け量が操作3の供給引きにおける直線部位36の単位長さ当りの半田付け量より大となるように制御される。例えば、操作1の供給引きにおける直線部位36への半田付けによる半田40の厚さ、すなわち図4(a)〜(c)における半田40の厚さは、許容範囲の上限より少し大となるようにし、半田付けを行う。これに対し、操作3の供給引きにおける直線部位36への半田付けによる半田40の厚さ、すなわち図4(e)における半田40の厚さは、許容範囲内となるようにし、半田付けを行う。
なお、操作1において直線部位36のPs近辺に付着した半田40には、通常、今回の直線部位36に対する操作1の供給引き期間に半田線フィーダ27からコテ先24へ供給された半田だけてなく、前回の操作3の終了時から今回の操作1の開始時までコテ先24に付着して残っていた半田も含まれることがある。この場合は、操作1によるPs近辺の半田40の付着量はコテ先24への半田線29の今回の供給量より大となる。
操作1の供給引きにおける直線部位36への半田付け量が多目となる結果、直線部位36のPs近辺では、半田のかすれが防止される。しかし、その反面、付着量が過大気味となって、図4(b)に示すように、半田ダマ41がPs近辺に生じ易くなる。半田ダマ41における半田40の厚さは、半田40の厚さについての許容範囲の上限を超えたものになってしまう。
操作1の終了後、操作2が実施される。これにより、コテ先24は、図4(c)に示すように、接近位置から離反位置に切換えられて、離反位置に保持されつつ、Psの方へ戻される。
操作3の開始に伴い、コテ先24が半田ダマ41に当てられる。操作3における半田ダマ41へのコテ先24の接触に伴い、半田ダマ41は再融解する。操作3の最初の空引きにより、半田ダマ41は、図4(d)に示すように、X軸方向負側の面においてコテ先24に当接されて、コテ先24の空引きに伴いX軸方向正側へ押し出される。これにより、半田40の厚さは、図4(e)に示すように、直線部位36とコテ先24との距離、すなわち厚さの許容範囲内に調整されて、半田ダマ41は除去される。また、半田ダマ41の余分な半田は、直線部位36におけるP1−P2(図3)間の半田付けに利用される。
半田ダマ41の余分な半田による半田40の延長が終わる前に、コテ先24への半田線29の供給が再開され、直線部位36への半田40は、途切れることなく、Peまで連続的に形成される。
X軸方向への超音波半田コテ23の移動速度について、操作1,3共に、開始時は、速度0から増速され、終了時は速度0へ減速される。また、中間では、一定速度に維持される。しかしながら、操作3の供給引きでは、空引きからの切換えに伴う開始時に増速が行われ、その後に一定速度になる。操作3における最初の空引きでの、半田ダマ41の矯正を確実にするために、操作3における空引きの移動速度は低く設定される。操作3において、Ps−P2間のX軸方向最大移動速度は、P2−Pe間のX軸方向最大移動速度の1/30〜1/2とされる。
典型的には、操作3におけるPs−P2間のX軸方向最大移動速度は、初期時の増速が終了しだい生じ、その後、超音波半田コテ23(コテ先24)がP2に達するまで、維持される。典型的には、操作3におけるP2−Pe間のX軸方向最大移動速度は、P2からの増速が終了しだい生じ、その後、超音波半田コテ23がPeに到達するまで維持される。
本発明は、上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更(付加及び削除も含む。)が可能である。
10:自動半田付け装置(半田付け装置)、11:三次元移動装置(移動装置)、12:太陽電池(ワーク)、23:超音波半田コテ(半田コテ)、29:半田線、31:制御部、36:直線部位、40:半田、41:半田ダマ。

Claims (6)

  1. 半田コテと、
    ワークに対して前記半田コテを相対移動させる移動装置と、
    前記半田コテへ半田を供給する半田供給装置と、
    前記移動装置及び前記半田供給装置の制御を介して前記ワークの線状部位への線状の半田付けを前記半田コテに行わせる制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記半田コテを半田供給有りで前記線状部位の始端から終端の方へ移動させて前記線状部位の始端側の第1の範囲の半田付けを行わせ、
    次に、前記半田コテが前記第1の範囲の半田に接触しないように前記半田コテを前記線状部位から離しつつ前記始端の方へ戻し、
    次に、前記半田コテを半田供給無しで前記第1の範囲の半田に接触させつつ前記線状部位の始端から終端の方へ移動させるとともに、移動途中より半田供給有りに切換えて前記第1の範囲に連なる前記線状部位の終端側の第2の範囲の半田付けを前記半田コテに行わせることを特徴とする半田付け装置。
  2. 請求項1記載の半田付け装置において、
    前記制御部は、
    半田供給有りでの前記第1の範囲への半田付けによる単位移動長さ当りの半田付け量が、半田供給有りでの前記第2の範囲への半田付けによる単位移動長さ当りの半田付け量より大となるように、前記半田コテへの半田供給量を制御することを特徴とする半田付け装置。
  3. 請求項1又は2記載の半田付け装置において、
    前記制御部は、
    半田供給無しでの前記第1の範囲における前記半田コテの最大移動速度は、半田供給有りでの前記第2の範囲における前記半田コテの最大移動速度の1/30〜1/2とすることを特徴とする半田付け装置。
  4. 半田コテを半田供給有りでワークの線状部位の始端から終端の方へ移動させて前記線状部位の始端側の第1の範囲の半田付けを行わせる工程と、
    前記半田コテが前記第1の範囲の半田に接触しないように前記半田コテを前記線状部位から離しつつ前記始端の方へ戻す工程と、
    前記半田コテを半田供給無しで前記第1の範囲の半田に接触させつつ前記線状部位の始端から終端の方へ移動させるとともに、移動途中より半田供給有りに切換えて前記第1の範囲に連なる前記線状部位の終端側の第2の範囲の半田付けを前記半田コテに行わせる工程と
    を備えることを特徴とする半田付け方法。
  5. 請求項4記載の半田付け方法において、
    半田供給有りでの前記第1の範囲への半田付けによる単位移動長さ当りの半田付け量が、半田供給有りでの前記第2の範囲への半田付けによる単位移動長さ当りの半田付け量より大となるように、前記半田コテへの半田供給量を制御することを特徴とする半田付け方法。
  6. 請求項4又は5記載の半田付け方法において、
    半田供給無しでの前記第1の範囲における前記半田コテの最大移動速度は、半田供給有りでの前記第2の範囲における前記半田コテの最大移動速度の1/30〜1/2とすることを特徴とする半田付け方法。
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