JP2012015326A - 薄膜コンデンサ及びその製造方法 - Google Patents

薄膜コンデンサ及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012015326A
JP2012015326A JP2010150373A JP2010150373A JP2012015326A JP 2012015326 A JP2012015326 A JP 2012015326A JP 2010150373 A JP2010150373 A JP 2010150373A JP 2010150373 A JP2010150373 A JP 2010150373A JP 2012015326 A JP2012015326 A JP 2012015326A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
electrodes
thin film
capacitor
protective layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010150373A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5589617B2 (ja
Inventor
Takashi Otsuka
隆史 大塚
Kyong-Gu Choe
京九 崔
Tatsuo Namikawa
達男 浪川
Eriko Ajioka
恵理子 味岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2010150373A priority Critical patent/JP5589617B2/ja
Publication of JP2012015326A publication Critical patent/JP2012015326A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5589617B2 publication Critical patent/JP5589617B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

【課題】下部電極の抵抗値を減少させることができ、これにより、薄膜コンデンサの電気的な特性や機能を十分に高めることができる薄膜コンデンサ及びその製造方法を提供する。
【解決手段】コンデンサ1は、平面矩形状をなす基板2上に、下部電極3、誘電体膜4、上部電極5A,5B、第3の電極6、保護層7、及び端子電極8が、順次積層されてなるものである。下部電極3は、基板2の外周よりも内側の領域上に形成され、誘電体膜4は、下部電極3の上面及び側壁面、及び、下部電極3の外方の基板2上面の一部を覆うように形成され、上部電極5A,5Bは下部電極3に誘電体膜を介して対向して並置するように形成されている。また、誘電体膜4は、上部電極5Aと上部電極5Bとの間の位置に開口部41を有し、その位置に、下部電極3と電気的に接続する第3の電極6が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、薄膜コンデンサ及びその製造方法に関する。
従来、誘電体膜を使用した薄膜コンデンサが一般的に知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような薄膜コンデンサの耐電圧を向上させることを目的として、例えば、2つのコンデンサを直列に接続した構造にすることにより、誘電体膜に印加される電圧を略1/2に低下させて、耐電圧を略2倍に向上させる手法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
より具体的には、特許文献2に記載されたコンデンサは、基板上に第1の電極(下部電極)が形成され、その下部電極を覆うように誘電体膜が成膜され、さらに、下部電極の両端部における誘電体膜上に並置された一対の第2の電極(上部電極)が形成され、これらが保護層(絶縁層)で覆われ、且つ、上部電極の上部の保護層に開口部を設けてその開口部を用いて端子電極が導体接続される直列構造を有している。
特開平5−47586号公報 特開2004−63949号公報
ところで、上記従来の(特に特許文献2に記載された)コンデンサの直列構造においては、2つのコンデンサ間の距離、すなわち、下部電極上に並置された上部電極間の距離が相当程度離れており、コンデンサ間に流れる電流の経路が下部電極の1層であるため、コンデンサ間の距離に比例して下部電極の抵抗値は増加し、コンデンサの電気的な特性や機能が低下してしまうという問題点があった。また下部電極の角部にてコンデンサを構成するため下部電極の角部では電界集中による耐電圧の低下を起こす可能性もあった。
また、従来の構成では、コンデンサは、上部電極(第2の電極)と下部電極(第1の電極)の対のみを有していたため、この薄膜コンデンサを実装、つまり、上部電極(第2の電極)をハンダ接合等によって外部基板に接続・固定して、電子部品パッケージや電子部品モジュール、電子デバイス等を作製した場合、コンデンサが外部応力(外力)や外部荷重(衝撃荷重含む)を受けた場合、それらの応力や荷重が上部電極(第2の電極)のハンダ接合部を通じて上部電極(第2の電極)または下部電極(第1の電極)に集中してしまい、斯様な外力や荷重に対する耐性が脆弱である傾向にあった。
そこで、本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、下部電極の抵抗値を減少させることができ、これにより、薄膜コンデンサの電気的な特性や機能を十分に高めることができる薄膜コンデンサ及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明による薄膜コンデンサは、基板上に形成された第1の電極(いわゆる下部電極;層であってもよい)と、第1の電極に誘電体膜(層でもよい)を介して対向して並置され、且つ、互いに離間して配置された少なくとも2つの第2の電極(いわゆる上部電極;層であってもよい)と、第1の電極上において、少なくも2つの第2の電極のそれぞれの間に配置され、且つ、第1の電極から上部に突出した突出部(中間導体部)を有する。なお、「中間導体部」の「中間」と記したのは、少なくとも2つの第2の電極「間」に配置されることを明確にするためであり、「中間導体」は、第2の電極間の完全な中間位置に配置される必要はない。
このような構成においては、少なくとも2つの第2の電極のそれぞれと第1の電極が誘電体膜を挟持する構成の少なくとも2つのコンデンサが直列に接続される。このとき、第1の電極上において第2の電極間に、第1の電極から突出した突出部が配置されているので、薄膜コンデンサ間の電流が第1の電極に加えて突出部にも流れることにより、換言すれば、その電流の経路の断面積が増加することにより、抵抗値を減少させることができ、これにより、薄膜コンデンサの電気的な特性や機能を十分に高めることができる。また、第2の電極間に突出部が設けられることにより、第2の電極の膜厚に突出部の膜厚が加わるので、コンデンサ間の電極膜厚が実質的に増加することとなり、その結果、外部応力や外部荷重に対する耐性を向上することができる。
さらに、誘電体膜の少なくとも一部及び突出部の少なくとも一部を覆う保護層を更に有していてもよい。このとき、保護層は、少なくとも2つの第2の電極のそれぞれの少なくとも一部が露出するように形成された開口部を有しつつ、第2の電極を覆うようにすることもできる。
ここで、上述した従来の薄膜コンデンサでは、下部電極とその上に並置された各上部電極とで画成される各段差の間隔が比較的広い状態で、薄膜コンデンサ全体をポリイミド等の樹脂製の保護層で覆う場合、その段差によって塗布後の保護層の平坦性を十分に確保することができず、場合によっては、上部電極の例えば端部(保護層で覆われていて欲しい部位)が、外部に露出してしまうことも想定され得る。これに対し、上述のとおり、第2の電極間に配置された保護層が突出部の少なくとも一部(好ましくは全部)で覆われるように保護層を設けることにより、上記従来の如く保護層の平坦性が損なわれるという問題を簡易に解決することができる。すなわち、第2の電極間に突出部を有し、その突出部を保護層で覆うことにより、第2の電極と第1の電極とで形成される段差と、突出部と第1の電極とで形成される段差との間隔を、従来の下部電極及び上部電極構造で画成される各段差間の間隔よりも狭めることができ、これにより、保護層の平坦性を十分に確保することができる。この場合、保護層は、少なくとも2つの第2の電極のそれぞれの少なくとも一部を更に覆ってもよい。
さらに、具体的な構成として、保護層は、少なくとも2つの第2の電極のそれぞれの上に開口を有しており、保護層上に形成され、且つ、保護層の開口に露出した少なくとも2つの第2の電極のそれぞれの少なくとも一部と電気的に接続された少なくとも2つの端子電極を有する構造が挙げられる。
またさらに、突出部は、その突出部の垂直断面(垂直断面視)において、誘電体膜側の端部よりも、誘電体膜から遠い側の端部の幅が大きくされたもの、例えば、断面形状がT字形又は略T字形をなす形状とすることができる。かかる突出部の形状によれば、第1の電極と突出部の下部にポリイミド等の樹脂製の保護層の材料が流入し、第1の電極と突出部との間にその保護層が挟まれる構造が生起されるので、保護層の剥離を有効に抑制することができる。
さらにまた、少なくとも2つの第2の電極のそれぞれ、及び、突出部の各水平断面形状(平面視における形状)は、特に制限されず、単純な矩形状でも構わず、或いは、少なくとも第2の電極及び突出部のうち少なくともいずれか1つが、屈曲を有する形状とすることができる。こうすれば、そのような少なくとも2つの第2の電極又は突出部に屈曲形状が生起されていない場合(第1の電極が薄膜コンデンサの幅方向(長手方向でも短手方向でも構わない)に直線状に延設されて、その上方に少なくとも2つの第2の電極や突出部等の構造体がない場合)に比して、薄膜コンデンサを外部基板等に実装した後に受ける外部応力や外部荷重(衝撃荷重)、特に、薄膜コンデンサの側面等から受ける応力等に対して強い耐性を有することができる。
また、突出部は、第1の電極と同一の材質からなってもよく、又は、第1の電極の材質よりも電気抵抗率が低い材質からなってもよい。特に、突出部を第1の電極層の材質より電気抵抗率が低い材質で構成すれば、コンデンサ間の電流が突出部に多く流れることにより、コンデンサ間の抵抗値を更に一層減少させることができる。その結果、薄膜コンデンサの電気的な特性や機能をより一層十分に高めることができる。例えば、抵抗値が減少してコンデンサ間の導電性を十分に確保することにより、薄膜コンデンサの等価直列抵抗(ESR)の低下を図ることができ、また、Q(Qualityfactor)値を高くすることができる。
また、突出部は、第2の電極と同一の材質からなってもよい。突出部と第2の電極を同時に形成することで、製造工程を複雑化させず、突出部のみを別途形成する場合に比べて費用の面でも有利であるばかりか、材質の違いによる界面での抵抗成分の増大を防止することができ、電気的特性の向上も期待できる。
さらに、本発明による薄膜コンデンサの製造方法は、本発明の薄膜コンデンサを有効に製造するための方法であり、基板上に第1の電極(いわゆる下部電極;層であってもよい)を形成する工程と、第1の電極に誘電体膜を介して対向し、且つ、互いに離間して配置される少なくとも2つの第2の電極(いわゆる上部電極;層であってもよい)を形成する工程と、第1の電極上において、少なくとも2つの第2の電極のそれぞれ間に配置され、且つ、第1の電極と電気的に接続された突出部を形成する工程とを含む。
以上のように構成された本発明による薄膜コンデンサ及びその製造方法によれば、第1の電極層上の第2の電極層間の位置に、第1の電極層と電気的に接続して形成された積層部を有することで、薄膜コンデンサ間の電流経路の断面積が増加することにより、抵抗値を減少させることができ、これにより、薄膜コンデンサの電気的な特性や機能を十分に高めることができる。また、第2の電極層間に積層部が設けられることで、コンデンサ間の電極膜厚増加により、外部応力に対する耐性を向上することができる。
本発明の好適な一実施形態の薄膜コンデンサの概略構造を示す上面図(平面図)である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 (A)乃至(C)は、薄膜コンデンサを製造している手順を示す工程図である。 (A)乃至(C)は、薄膜コンデンサを製造している手順を示す工程図である。 (A)乃至(B)は、薄膜コンデンサを製造している手順を示す工程図である。 (A)乃至(B)は、薄膜コンデンサを製造している手順を示す工程図である。 (A)乃至(B)は、薄膜コンデンサを製造している手順を示す工程図である。 (A)乃至(C)は、薄膜コンデンサを製造している手順を示す工程図である。 (A)乃至(B)は、薄膜コンデンサを製造している手順を示す工程図である。 本実施形態による薄膜コンデンサの構造の変形例を示す上面図である。 本実施形態による薄膜コンデンサの構造の変形例を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、図面中、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。さらに、図面の寸法比率は、図示の比率に限定されるものではない。また、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。さらに、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。
<薄膜コンデンサ>
図1は、本発明の好適な一実施形態による薄膜コンデンサの概略構造を示す上面図(平面図)であり、図2は、図1のII−II線に沿う断面図である。なお、本実施形態の薄膜コンデンサ(以下、単に「コンデンサ」と称する)1は、図1及び図2に示すとおり、2つのコンデンサが直列に接続された構造を有するものである。
コンデンサ1は、図2に示す如く、平面矩形状をなす基板2上に、下部電極(第1の電極)3、誘電体膜4、上部電極(第2の電極)5A,5B、第3の電極(突出部)6、保護層7、及び端子電極8が、順次積層されてなるものである。
ここで、基板2の母材料としては、半導体基板を用いることができるが、これに限られず、例えば、金属基板、セラミックス基板、ガラスセラミックス基板、ガラス基板、単結晶基板等を用いることができ、化学的且つ熱的に安定であり、且つ、応力発生が少なく表面の平滑性を保持し易いものを用いることが好ましい。なお、基板2は、必要に応じて厚さを適宜調整することができる。
下部電極3は、基板2の外周よりも内側の領域上に形成される。下部電極3の材料は、金属材料であれば特に制限されず、例えば、Al、Cu、Ni、Al−Cu、Al−Si、Al−Cu−Si等の卑金属材料であって、且つ、半導体プロセスで用いられる材料であれば、製造コスト及びプロセス管理の面で好ましい。
誘電体膜4は、下部電極3の上面及び側壁面、さらに下部電極3の外方の基板2上面の一部を覆うように形成された薄膜からなる。なお、誘電体膜4が覆う箇所は、下部電極3の上面における上部電極5A(5B)が設置される箇所であって、上部電極5A(5B)の設置領域より大きい領域を少なくとも含めばよく、その他の箇所を覆うか否かは適宜調整することができる。また、誘電体膜4の材料としては、特に制限されず、例えば、SiO2、SiN、Al23、Zr02、Hf02等の常誘電体薄膜、又は、BaTi03、BaSrTi03、PbTi03等の強誘電体薄膜を用いることができる。
また、誘電体膜4は、上部電極5Aと上部電極5Bとの間の位置に開口部41(開口)を有する。開口部41の位置に、下部電極3と電気的に接続する第3の電極6が形成される。開口部41は、例えば、誘電体膜4を成膜後、フォトレジストで開口部(ホール、ビアホール、スルーホール)の領域を決定し、化学エッチング、イオンミリング、RIE(Reactive Ion Etching)等の適宜の方法を用い、レジストによってカバーされていない部分の誘電体膜4を除去することにより簡易に形成することができる。
上部電極5A,5Bは、下部電極3に誘電体膜4を介して対向して並置され、互いに離間して形成される。なお、上部電極5A,5Bの材料は、下部電極3と同様に、金属材料であれば特に制限されず、例えば、Al、Cu、Ni、Al−Cu、Al−Si、Al−Cu−Si等の卑金属材料であって、且つ、半導体プロセスで用いられる材料であれば、製造コスト及びプロセス管理の面で好ましい。
また、上部電極5A,5Bの水平断面形状は、図1に示すように、それぞれL字型の屈曲形状を有しており、且つ、第3の電極6もそれらの上部電極5A,5Bの外形にそって屈曲した平面形状で設けられているので、上部電極5A,5Bと第3の電極6との間隙に屈曲部9が画成されている。屈曲部9は、各上部電極5A,5Bと第3の電極6との間隙であって、該間隙の水平断面形状において屈曲した部分を含む概念である。かかる形状とすることで、そのような屈曲形状が生起されていない場合(下部電極3がコンデンサ1の幅方向に直線状に延設されて、その上方に上部電極5A,5Bや第3の電極6等の構造体がない場合)に比して、コンデンサ1の幅方向に沿って、コンデンサ1を外部基板等に実装した後に受ける外部応力や外部荷重(衝撃荷重)、特に、コンデンサ1の側面等から受ける応力等に対して強い耐性を有することができる。なお、上部電極5A,5Bの形状は、上記L字型に限られず、後述する第3の電極6の形状とともに種々の形状にすることができ、例えば、凹型、凸型等の屈曲部(直角に曲がっていなくてもよい)を有する形状に適宜選択することができる。また、本実施形態のコンデンサ1は、屈曲部9を省略することもでき、この場合、上部電極5A,5Bの水平断面形状は、例えば、正方形や長方形等の形状とすることができる。
第3の電極6は、下部電極3上の上部電極5Aと上部電極5Bとの間の位置であって、誘電体膜4の開口部41の位置に、下部電極3と電気的に接続して形成されるものであって、いわゆる下部電極3から突出した突出部(中間導体部)と言うこともできる。なお、第3の電極6の材質は、金属材料であれば特に制限されず、例えば、下部電極3と同一の材質から成ってもよく、又は、下部電極3の材質より電気抵抗率が低い材質から成ることができる。また、第3の電極6の材質は、上部電極5A,5Bと同一の材質から成ることもできる。
また、第3の電極6は、図2に示すとおり、該第3の電極6の垂直断面形状がT字形(きのこ形)を含む形状とすることができる。かかる第3の電極6の形状によれば、下部電極3と第3の電極6との間にポリイミド等の樹脂の保護層7が挟まれる構造となり、ポリイミド等の樹脂の保護層7の剥離を抑制することができる。なお、第3の電極6の垂直断面形状は、T字形を含む形状に限られず、種々の形状にすることができ、第3の電極6の垂直断面(視)において、誘電体膜4側の端部(図示下部の下部電極3と接続される部位)よりも、誘電体膜4から遠い側(図示上部)の端部の幅が大きくされたものであると有用である。
さらに、第3の電極6の水平断面形状は、上部電極5A,5Bと第3の電極6との間隙に屈曲部9を有するような形状であって、各上部電極5A,5Bとの間隙の距離を一定距離以上保持する形状とすることができる。例えば、図1に示す如く、各上部電極5A,5Bの形状に沿った形状(Z字型の形状)とすることもできる。
保護層7は層間絶縁膜として機能し、誘電体膜4、上部電極5A,5B、及び第3の電極6を覆うように形成される。また、保護層7は、上部電極5A,5Bと端子電極8A,8Bとを電気的に接続するための開口部71,72(ホール、ビアホール、スルーホール)を有する。なお、保護層7は、その材質は特に制限されず、例えば、ポリイミド、BCB(ベンゾシクロブテン)、エポキシ等の樹脂系、又は、SiO2、SiN、Al23等の主に気相堆積法で成膜できるセラミックス系のものを用いることができる。また、開口部71,72は、感光性の樹脂系の材質を用いる場合は、フォトマスクを使用する露光・現像を行う方法で形成でき、一方、セラミックス系の材質を用いる場合は、誘電体膜の開口部41と同様の方法を用いて形成できる。
端子電極8A,8Bは、保護層7上に形成され、且つ、保護層7の開口部71,72を通じて上部電極5A,5Bとそれぞれ電気的に接続されるものである。端子電極8A,8Bの材質は、例えば、下部電極3又は上部電極5A,5Bと同様の材質で形成することができる。また、端子電極8A,8Bは、コンデンサ1の電子部品への実装時に、プリント配線基板とハンダで接続される部分であるため、ハンダくわれやハンダの濡れ性等の特性を考慮した表面処理が必要となる。そのため、端子電極8A,8Bは、その表面に、例えば、Ni系バリヤー層−Au表面層、又は、Ni系バリヤー層−Sn表面層等の表面層を形成することが好ましい。なお、バリヤー層においては、Ti、Cr、Ni、Fe等の材質を用いることもでき、或いは、これらの材質を適宜組み合わせて多層構造とすることもできる。
このように構成されたコンデンサ1によれば、下部電極3上の上部電極5A,5B間の位置に、下部電極3と電気的に接続して形成された第3の電極6を有することにより、コンデンサ間の電流が下部電極3に加えて第3の電極6にも流れること、換言すれば、該電流の経路の断面積が増加することにより、電流経路の抵抗値を減少させることができ、その結果、コンデンサ1の電気的な特性や機能を十分に高めることができる。
また、従来の直列コンデンサは、コンデンサ間が下部電極の1層のみであったため、このコンデンサを実装した後、コンデンサに受ける外部応力に対する耐性が弱いという問題点があったが、本実施形態のように、上部電極5A,5B間に第3の電極6を設けることで、コンデンサ間の電極膜厚増加により、外部応力に対する耐性を向上させることができ、その問題点を解決することができる。
さらに、従来の直列コンデンサは、上部電極5Aと上部電極5Bとの間に段差を有する下部電極3が存在するのみであり、且つ、上部電極5A,5B間の下部電極3のみの間隔が広いため、保護層を形成すると、上部電極5A,5B間の中央が陥没してしまい、上部電極の端部が保護層に覆われず、露出してしまうおそれがあったが、本実施形態によるコンデンサ1のように、上部電極5Aと上部電極5Bとの間に第3の電極6を設けることにより、従来の段差間の間隔を狭くすることができ、保護層の平坦性を確保することができる。
またさらに、第3の電極6を設けることで、上部電極5A(5B)−誘電体膜4−下部電極3で形成されるコンデンサのキャパシタ容量に加え、上部電極5A(5B)−保護層7−第3の電極6の個所でもキャパシタ容量を得ることができ、コンデンサ1全体のキャパシタ容量を増大させることができる。すなわち、上部電極5A−誘電体膜4−下部電極3で形成されるコンデンサと上部電極5A−保護層7−第3の電極6で形成されるコンデンサとが並列コンデンサとして機能し、且つ、上部電極5B−誘電体膜4−下部電極3で形成されるコンデンサと上部電極5B−保護層7−第3の電極6で形成されるコンデンサとが並列コンデンサとして機能することで、これら並列コンデンサを直列接続した構造とみなすことができる。
<薄膜コンデンサの製造方法>
ここで、このような構成を有するコンデンサ1を製造する方法の一例について、以下に説明する。図3〜図9は、コンデンサ1を製造している手順を示す工程図である。
(基板形成)
まず、基板2を準備し、その表面を例えばCMP法で研磨して平坦化する。また、基板2の材料が金属又は半導体である場合は、基板2表面に絶縁層を形成する。なお、一枚の基板2上には、コンデンサ1の素子構造が複数形成され(例えば、ライン/スペースが数μm/数μmの微細構造)、最終的には、素子単位で個片(個品)化され、複数のコンデンサが得られるが、以下の図示においては、一つのコンデンサ1の素子構造の部分を例示する。
(下部電極形成)
この基板2上に、フォトリソグラフィとめっきにより、下部電極3を形成する。より具体的には、例えば、まず、基板2の表面上にシード層として下地導体層(膜厚:0.01〜1μm程度)3aを、スパッタリング又は無電解めっきにて形成する(図3(A)参照)。次いで、下地導体層3a上にフォトレジストを成膜し、それをフォトリソグラフィによって、下部電極3に対応した選択めっき用のレジストマスクM1にパターニングする(図3(B))。
それから、レジストマスクM1をめっきマスクとして下地導体層3aが露呈している部分に、選択的に電気(電解)めっきを施し、下部電極3形成用の電気めっき導体層3bを所望の厚さとなるまで電着形成する。次いで、レジストマスクM1及び電気めっき導体層3b外部の下地導体層3aを除去することにより、下部電極用の導体層3を得る(図3(C))。なお、図3(C)においては、この導体層を下部電極3と同じ符合で示す。
(誘電体膜形成)
次に、下部電極3の上面端部及び側壁面、さらに、下部電極3の外方の基板2上面の一部を覆う誘電体膜4を形成する。より具体的には、下部電極3及び露呈している基板2の部位上の全面に、スパッタリング等のPVD法、CVD法、ALD法、溶液法等により、誘電体膜4(膜厚:0.01〜1μm程度)を形成する(図4(A))。
(開口部形成)
次に、誘電体膜4において、下部電極3と第3の電極6とを接続する開口部(コンタクトホール)41を形成する。より具体的には、フォトレジストからなるレジストマスクM2を、誘電体膜4上であり、且つ、下部電極3と第3の電極6とを電気的に接続する開口部位を除く部位に成膜し(図4(B))、さらに、レジストマスクM2をエッチマスクとして、誘電体膜4をエッチングにより除去し、これにより、誘電体膜4の一部を除去して開口部41を形成するとともに、開口部41を有した誘電体膜4を得る(図4(C))。
(第1上部電極及び下層部位形成)
次に、図5に示す状態の誘電体膜4の上面に、コンデンサ1の電極面積を決める上部電極5A,5Bの第1上部電極51A,51Bを形成し、下部電極3が露呈している部分(開口部41)に第3の電極6の下層部位61を形成する。より具体的には、例えば、誘電体膜4上、及び開口部41に位置する下部電極3上に、シード層として下地導体層(膜厚:0.01〜1μm程度)5aをスパッタリング又は無電解めっきにて形成する。次いで、シード層上にレジストマスクM3を配置する(図5(A))。次いで、下部電極3上に形成され、且つ、レジストマスクM3に覆われていないシード層が露呈している部分に、選択的に電気(電解)めっきを施し、第1上部電極形成用の電気めっき導体層と、下層部位形成用の電気めっき導体層を所望の厚さとなるまで電着形成する。次いで、レジストマスク及び電気めっき導体層外部のシード層を除去することにより、第1上部電極用の導体層51A,51B、及び下層部位用の導体層61を得る(図5(B))。なお、図5(B)においては、この第1上部電極用の導体層を上部電極51A,51Bと、また、下層部位用の導体層を下層部位61と同じ符合で示す。
(第1保護層形成)
次に、第1上部電極51A,51Bの端部、下層部位61の端部、下部電極3上に形成された誘電体膜4の上面、下部電極3の側壁面上に形成された誘電体膜4、及び基板2上に形成された誘電体膜4を覆うように、第1保護層73を形成する。例えば、未硬化状態の光硬化型樹脂を充填する。その後、第1保護層73を形成しない部位の上にメタルマスクM4を設置した状態で(図6(A))、フォトリソグラフィによるパターニングを行うことで、第1上部電極51A,51Bの端部,下層部位61の端部、下部電極3上に形成された誘電体膜4の上面、下部電極3の側壁面上に形成された誘電体膜4、及び基板2上に形成された誘電体膜4を覆う第1保護層73を形成する(図6(B))。なお、第1上部電極51A,51B、及び下層部位61の上面で、後述する第2上部電極52A,52B、及び第3の電極6の上層部位62と接続する箇所は、第1保護層73に覆われずに露出している。
(第2上部電極及び上層部位形成)
次に、第1上部電極51A,51Bに接続する第2上部電極52A,52B、及び第3の電極6の上層部位62を形成する。より具体的には、まず第1保護層73上に、シード層として下地導体層(膜厚:0.01〜1μm程度)7aを、スパッタリング又は無電解めっきにて形成する。次いで、下地導体層7a上にレジストマスクM5を配置する(図7(A))。次いで、第1保護層73上、且つ、第1上部電極51A,51B及び上層部位62の露出箇所に形成され、且つ、レジストマスクM5に覆われていないシード層が露呈している部分に選択的に電気(電解)めっきを施し、第2上部電極形成用の電気めっき導体層52A,52B、及び上層部位用の電気めっき導体層62を所望の厚さとなるまで電着形成し、次いで、レジストマスクM5及び電気めっき導体層外部の下地導体層7aを除去することにより、第2上部電極用の導体層52A,52B、及び上層部位用の導体層62を得る(図7(B))。なお、図7(B)においては、この第2上部電極用の導体層を第2電極52A,52Bと同じ符合で示し、また、この上層部位用の導体層を上層部位62と同じ符合で示す。
(第2保護層形成)
次に、第2上部電極52A,52Bの端部と、上層部位62の上面及び側面と、第1保護層73の上面を覆うように、第2保護層74を形成する。より具体的には、例えば、未硬化状態の光硬化型樹脂を充填し、その後、第2保護層74を形成しない部位の上にメタルマスクM6を設置した状態で(図8(A))、フォトリソグラフィによるパターニングを行うことで、第2上部電極52A,52Bの上面で端子電極8A,8Bと接続する箇所(開口部71,72)は、第2保護層74に覆われずに露出している(図8(B))。
(端子電極形成)
次に、第2保護層74の上面に形成され、第2上部電極52A,52Bに接続する端子電極8A,8Bを形成する。より具体的には、第2保護層74の上面に、シード層として下地導電層8aをスパッタリング又は無電解めっきにて形成する。次いで、シード層上にレジストマスクM7を配置する(図9(A))。次いで、第2保護層74上及び第2上部電極52A,52Bの露出箇所に形成され、且つ、レジストマスクに覆われていないシード層が露呈している部分に選択的に電気(電解)めっきを施し、端子電極形成用の電気めっき導体層8A,8Bを所望の厚さとなるまで電着形成し、次いで、レジストマスク及び電気めっき導体層外部のシード層8aを除去することにより、端子電極用の導体層8A,8B(端子電極8A,8Bの前駆体)を得る(図9(B))。なお、図9(B)においては、この端子電極用の導体層を端子電極8A,8Bと同じ符合で示す。
その後、例えば、必要に応じてコンデンサ1の識別番号を付すための保護層を、端子電極8A,8Bの間であって、端子電極8A,8Bと同層に形成した後(図示せず)、コンデンサ1間の所定の部位で基板2を切断(ダイシング)することによって個片化し、図1に示すコンデンサ1を得る。
このようなコンデンサ1の製造工程においては、上部電極5A,5Bとともに、第3の電極6を形成することで、上述したように、段差を有する下部電極3のみの間隔を狭くすることができ、保護層の平坦性を確保することができる。
また、第3の電極(積層部)6を下層部位61と上層部位62とに分割して形成することで、上部電極5A(5B)と第3の電極6との間隙に第1保護層73及び第2保護層74を段階的に埋め込むことができるので、保護層の平坦化を更に図ることができる。すなわち、例えば、保護層の形成前に第3の電極を形成すると、第3の電極と上部電極との段差が大きく、保護層の埋め込み不足(気泡)を発生するおそれがあり、また、保護層形成後に第3の電極を形成すると、保護層の厚さが厚く、開口部の形成が困難となるおそれがあるが、本実施形態のコンデンサ1の製造工程によれば、これらの問題点を有することなく、保護層の平坦化を図ることができる。また、上述したように、第3の電極6を上部電極5A,5Bと同時に形成するため、製造工程を複雑化させず、第3の電極6のみを別途形成する場合に比べて費用の面でも有利である。
さらに、第3の電極6に関して、下層部位61、第1保護層73、上層部位62、及び第2保護層74を段階的に形成することで、上層部位62の垂直断面形状を、T字型を含む形状に形成することができ、第3の電極6と保護層7が接触する界面面積を増大させることができる。これにより、第3の電極6と保護層7との間の剥離を防止することができる。しかも、第3の電極6の上層部位の下端部の形状部分がアンカーとしての役割を担い、第3の電極6と保護層7との間の剥離をより一層防止する。
<変形例>
なお、上述したとおり、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を変更しない限度において様々な変形が可能である。例えば、コンデンサ1は、2つのコンデンサを直列接続した構造を有するものであるが、1つの素子の中に2つのコンデンサを直列接続した構造を少なくとも2つ以上並置することもできる。例えば、図10に示すとおり、上部電極および端子電極を4つ並置することで、1つの素子の中に直列コンデンサを2つ並置した構造にすることができる。図10は、上部電極5C,5D,5E,5F、及びこの各上部電極の上に端子電極8C,8D,8E,8Fを有し、各上部電極の間に第3の電極6'(突出部)が設けられる場合の一例を示す。4つの端子電極のうち、一対の2箇所(例えば図10の端子電極8C,8D)を選択して外部回路に接続し、さらに他方の一対の2箇所(例えば図10の端子電極8E,8F)を別の外部回路に接続することで、直列コンデンサを2つ並置した素子として機能することができる。また、上部電極5C,5D,5E,5Fの面積が異なる場合、一対の2箇所の端子電極の組み合わせによって直列コンデンサの容量値を変えることができるため、複数の容量値から所望な容量値を選択して使用することができる。このように、1つの素子の中に直列コンデンサを複数形成することで、電子部品パッケージや電子部品モジュール、電子デバイス等の実装面積を削減することができる。
また、図2に示すコンデンサ1は、第3の電極6が、隣接する上部電極の高さと略同一である場合を例示したが、それに代えて、例えば、図11に示す如く、第3の電極6'' (突出部)を端子電極の高さまで更に積層し、その上に保護層7'を形成してもよい。かかる構成とすることにより、端子電極間に位置する保護層7'の高さが、各端子電極の高さより高くなるため、薄膜コンデンサの電子部品への実装時(マウント時)に、衝撃荷重を緩和及び/又は分散させることができる。また、端子電極間に障壁が画成されることとなり、ハンダブリッジを防止することができる。加えて、第3の電極6,6',6''は、一体に形成されていても、別体に(例えば、積層体として)形成されていてもよい。
以上説明したとおり、本発明の薄膜コンデンサ及びその製造方法によれば、直列コンデンサとしてコンデンサの耐電圧を向上させること、さらにはコンデンサ間の電極の抵抗値を減少させることができ、これにより、薄膜コンデンサの電気的な特性や機能を十分に高めることができるので、薄膜コンデンサを用いる電子部品、及び該電子部品を内蔵する機器、装置、システム、各種デバイス等、特に小型化及び高性能化が要求されるもの、並びにそれらの生産、製造等に広く且つ有効に利用することができる。
1…コンデンサ(薄膜コンデンサ)、2…基板、3…下部電極(第1の電極)、4…誘電体膜、5A,5B,5C,5D,5E,5F…上部電極(第2の電極)、6,6',6''…第3の電極(突出部)、7,7'…保護層、8A,8B,8C,8D,8E,8F…端子電極、9…屈曲部、41…開口部(開口)。

Claims (9)

  1. 基板上に形成された第1の電極と、
    前記第1の電極に誘電体膜を介して対向して並置され、且つ、互いに離間して配置された少なくとも2つの第2の電極と、
    前記第1の電極上において、前記少なくとも2つの第2の電極のそれぞれの間に配置され、且つ、前記第1の電極から上部に突出した突出部と、
    を有する薄膜コンデンサ。
  2. 前記誘電体膜の少なくとも一部、及び、前記突出部の少なくとも一部を覆う保護層を有する、
    請求項1に記載の薄膜コンデンサ。
  3. 前記保護層は、前記少なくとも2つの第2の電極のそれぞれの上に開口を有しており、
    前記保護層上に形成され、且つ、前記保護層の開口に露出した前記少なくとも2つの第2の電極のそれぞれの少なくとも一部と電気的に接続された少なくとも2つの端子電極を有する、
    請求項2に記載の薄膜コンデンサ。
  4. 前記突出部は、該突出部の垂直断面において、前記誘電体膜側の端部よりも、前記誘電体膜から遠い側の端部の幅が大きくされたものである、
    請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の薄膜コンデンサ。
  5. 前記少なくとも2つの第2の電極のそれぞれ、及び、前記突出部のうち少なくともいずれか1つの水平断面形状は、屈曲を有する形状である、
    請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の薄膜コンデンサ。
  6. 前記突出部は、前記第1の電極と同一の材質からなる、
    請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の薄膜コンデンサ。
  7. 前記突出部は、前記第1の電極の材質よりも電気抵抗率が低い材質からなる、
    請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の薄膜コンデンサ。
  8. 前記突出部は、前記第2の電極と同一の材質からなる、
    請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の薄膜コンデンサ。
  9. 基板上に第1の電極を形成する工程と、
    前記第1の電極に誘電体膜を介して対向し、且つ、互いに離間して配置される少なくとも2つの第2の電極を形成する工程と、
    前記第1の電極上において、前記少なくとも2つの第2の電極のそれぞれの間に配置され、且つ、前記第1の電極から上部に突出した突出部を形成する工程と、
    を含む薄膜コンデンサの製造方法。
JP2010150373A 2010-06-30 2010-06-30 薄膜コンデンサ及びその製造方法 Active JP5589617B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010150373A JP5589617B2 (ja) 2010-06-30 2010-06-30 薄膜コンデンサ及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010150373A JP5589617B2 (ja) 2010-06-30 2010-06-30 薄膜コンデンサ及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012015326A true JP2012015326A (ja) 2012-01-19
JP5589617B2 JP5589617B2 (ja) 2014-09-17

Family

ID=45601396

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010150373A Active JP5589617B2 (ja) 2010-06-30 2010-06-30 薄膜コンデンサ及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5589617B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10424440B2 (en) 2015-02-27 2019-09-24 Murata Manufacturing Co., Ltd. Capacitor having an auxiliary electrode
WO2019208221A1 (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 株式会社村田製作所 キャパシタ集合体
US11101072B2 (en) * 2016-06-28 2021-08-24 Murata Manufacturing Co., Ltd. Capacitor with limited substrate capacitance

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1126290A (ja) * 1997-06-30 1999-01-29 Kyocera Corp 薄膜コンデンサ
JP2005159259A (ja) * 2003-10-31 2005-06-16 Univ Waseda 薄膜コンデンサ、薄膜コンデンサ内蔵型高密度実装基板、および薄膜コンデンサの製造方法
JP2009246180A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Tdk Corp 薄膜コンデンサ
JP2010021234A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Murata Mfg Co Ltd コンデンサ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1126290A (ja) * 1997-06-30 1999-01-29 Kyocera Corp 薄膜コンデンサ
JP2005159259A (ja) * 2003-10-31 2005-06-16 Univ Waseda 薄膜コンデンサ、薄膜コンデンサ内蔵型高密度実装基板、および薄膜コンデンサの製造方法
JP2009246180A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Tdk Corp 薄膜コンデンサ
JP2010021234A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Murata Mfg Co Ltd コンデンサ

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10424440B2 (en) 2015-02-27 2019-09-24 Murata Manufacturing Co., Ltd. Capacitor having an auxiliary electrode
US11101072B2 (en) * 2016-06-28 2021-08-24 Murata Manufacturing Co., Ltd. Capacitor with limited substrate capacitance
WO2019208221A1 (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 株式会社村田製作所 キャパシタ集合体
CN112041954A (zh) * 2018-04-27 2020-12-04 株式会社村田制作所 电容器集合体
JPWO2019208221A1 (ja) * 2018-04-27 2021-03-18 株式会社村田製作所 キャパシタ集合体
CN112041954B (zh) * 2018-04-27 2022-08-02 株式会社村田制作所 电容器集合体
JP7156369B2 (ja) 2018-04-27 2022-10-19 株式会社村田製作所 キャパシタ集合体
US11545304B2 (en) 2018-04-27 2023-01-03 Murata Manufacturing Co., Ltd. Capacitor cluster having capacitors with different shapes

Also Published As

Publication number Publication date
JP5589617B2 (ja) 2014-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5234521B2 (ja) 電子部品及びその製造方法
US8618634B2 (en) Semiconductor device manufacturing method and semiconductor device
US7696849B2 (en) Electronic component
KR101595788B1 (ko) 커패시터 구조물 및 그 제조 방법
US20110013340A1 (en) Capacitor and method of manufacturing the same
JP2012235080A (ja) チップ型コイル部品
CN101123854A (zh) 电容器内置基板及其制造方法和电子元件装置
KR20120122590A (ko) 칩형 코일 부품
JP2013004576A (ja) 半導体装置
JP2009111013A (ja) 半導体装置
KR20190069076A (ko) 인덕터 및 그 제조방법
KR20070067598A (ko) 전자 부품
JP2009164274A (ja) 電子部品
US20140022750A1 (en) Circuit board and method of manufacturing the same
JP2017195321A (ja) チップコンデンサ
JP5589617B2 (ja) 薄膜コンデンサ及びその製造方法
JP6795327B2 (ja) チップコンデンサ
JP2006222106A (ja) チップ型電子部品およびその製造方法
JP7243752B2 (ja) インターポーザー
US7327011B2 (en) Multi-surfaced plate-to-plate capacitor and method of forming same
JP6788847B2 (ja) キャパシタ
JP2005032981A (ja) キャパシタ装置及びその製造方法
JP4952937B2 (ja) 薄膜コンデンサ及びその製造方法
JP2009182228A (ja) 配線回路基板およびその製造方法
WO2019082987A1 (ja) 電子部品内蔵構造体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130212

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20130419

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130508

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140701

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140714

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5589617

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150