JP2012012060A - 吐出容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造を複雑にすることなく、レフィル容器を交換する作業性を向上できる吐出容器を提供する。
【解決手段】内容物が収容されるとともに、軸O方向に沿って一端開口2側に向けて他端側から摺動自在に嵌合されたピストン3を有する筒状のレフィル容器4と、該レフィル容器4の一端開口2が着脱自在に連結される連結口5、及び、内容物が吐出される吐出口6を有する本体部材7と、該本体部材7に、前記ピストン3を前記レフィル容器4の一端開口2側に向けて押し込み可能に配設される押し込み部材8と、を備え、前記押し込み部材8は、前記軸O方向に沿って螺設された雄ねじ部30を備えるとともに、前記本体部材7には、前記雄ねじ部30が螺合する雌ねじ筒14が備えられ、該雌ねじ筒14は、一対の半割り筒状体17、18が開閉可能に連結されて構成されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、吐出容器に関するものである。
この種の吐出容器として、従来、例えば下記特許文献1に示されるような、内容物が収容されるとともに、軸方向に沿って一端開口側に向けて他端側から摺動自在に嵌合されたピストンを有する筒状のレフィル容器と、該レフィル容器の他端側に連結されて該レフィル容器を支持する繰り上げ機能部と、を備えた構成が知られている。繰り上げ機能部は、前記ピストンを一端側へ向けて押し込み可能な繰り上げ筒体と、筒状をなし、内周面に前記繰り上げ筒体に軸方向に沿って螺設された雄ねじ部に螺合可能な雌ねじ部が形成されているとともに、弾性変形により拡径して螺合を解除可能とされた螺合機能体と、軸回りの締め込み側に回転されて前記繰り上げ筒体を一端側へ向けて繰り上げる回動ツマミと、を備えている。
繰り上げ筒体の雄ねじ部と螺合機能体の雌ねじ部とは互いに螺合しており、レフィル容器の内容物を吐出する際には、回動ツマミを前記締め込み側へ回すことにより、繰り上げ筒体がレフィル容器に対して一端側へ移動するとともにピストンを一端側へ向けて押し込み、該レフィル容器の一端開口から内容物が吐出される。また、レフィル容器の内容物を吐出し終えたら、レフィル容器を繰り上げ機能部から取り外し、露出した繰り上げ筒体を回動ツマミの配置された他端側へ向けて押し込むと、雄ねじ部が螺合機能体を径方向外方へ押し広げるように作用して、該螺合機能体が弾性変形することにより拡径される。
これにより、繰り上げ筒体の雄ねじ部と螺合機能体の雌ねじ部との螺合が解除されるとともに、繰り上げ筒体が他方側へ向けて移動して繰り上げ機能部内に収容され、繰り上げ機能部が初期状態に簡単に戻るようになっている。
特開2010−83551号公報
しかしながら、前述した吐出容器では、レフィル容器を交換する作業性を向上できる一方で、レフィル容器を装着する初期状態に復帰するための構造が複雑となっていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、構造を複雑にすることなく、レフィル容器を交換する作業性を向上できる吐出容器を提供することを目的としている。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明の吐出容器は、内容物が収容されるとともに、軸方向に沿って一端開口側に向けて他端側から摺動自在に嵌合されたピストンを有する筒状のレフィル容器と、該レフィル容器の一端開口が着脱自在に連結される連結口、及び、内容物が吐出される吐出口を有する本体部材と、該本体部材に、前記ピストンを前記レフィル容器の一端開口側に向けて押し込み可能に配設される押し込み部材と、を備え、前記押し込み部材は、前記軸方向に沿って螺設された雄ねじ部を備えるとともに、前記本体部材には、前記雄ねじ部が螺合する雌ねじ筒が備えられ、該雌ねじ筒は、一対の半割り筒状体が開閉可能に連結されて構成されていることを特徴とする。
この吐出容器では、レフィル容器の一端開口が本体部材の連結口に連結され、押し込み部材が該レフィル容器のピストンを一端開口側に向けて押し込み可能に本体部材に配設される。押し込み部材の雄ねじ部は、閉状態の雌ねじ筒に螺合しており、この状態で、本体部材に対して押し込み部材を軸回りの締め込み側に回転させることにより、押し込み部材は軸方向の一端側へ向けて移動するとともにレフィル容器のピストンを一端側へ向けて押し込む。ピストンがこのように押し込まれることにより、レフィル容器に収容された内容物が、該レフィル容器の一端開口から連結口を通って、吐出口から外部へ吐出される。
レフィル容器の内容物を全て吐出し終えたら、該レフィル容器の一端開口を本体部材の連結口から取り外し、内容物が収容された他の新しいレフィル容器に交換する。ここで、前述のようにレフィル容器の内容物を全て吐出し終えた状態においては、押し込み部材が該レフィル容器内に進入されており、レフィル容器を本体部材から取り外すには、まず押し込み部材をレフィル容器から引き抜く必要がある。
本発明の吐出容器によれば、雌ねじ筒が一対の半割り筒状体を開閉可能に連結して構成されているので、この雌ねじ筒を開状態とすることによって、該雌ねじ筒と雄ねじ部との螺合を簡便に解除できる。すなわち、一対の半割り筒状体(雌ねじ筒)のうち一方を開くことにより、まず該一方の半割り筒状体と雄ねじ部との螺合が解除され、さらに、押し込み部材を他方の半割り筒状体から離間させることにより、該他方と雄ねじ部との螺合が解除される。
このように螺合を解除することにより、従来のように、押し込み部材をレフィル容器から引き抜くために、該押し込み部材を本体部材に対して軸回りの緩み側に回転させなくても、押し込み部材がレフィル容器及び本体部材に対して軸方向の他端側へ移動可能となる。よって、従来の面倒な回転操作が不要となり、交換の作業性が向上する。
また、この吐出容器によれば、本体部材に一対の半割り筒状体(雌ねじ筒)を開閉可能に設ける簡単な構造により、前述の螺合及びその解除が行えるので、従来のように、本体部材に弾性変形可能な螺合機能体を設ける等の複雑な構成を用いることなく、レフィル容器の交換作業性を高めることができる。
また、本発明に係る吐出容器において、前記押し込み部材の外周面には、前記軸方向に延びる溝が形成され、前記本体部材には、前記溝に、前記押し込み部材の該本体部材に対する軸回りの緩み側から係合するツメ部と、該ツメ部を支持する弾性変形可能な支持部と、が形成され、前記ツメ部は、前記本体部材に対して前記押し込み部材を軸回りの締め込み側へ回転させたときに前記支持部が弾性変形することにより前記溝を乗り越え可能とされていることとしてもよい。
この場合、本体部材に対して押し込み部材を締め込み側へ回転させる際は、ツメ部が溝を乗り越えるので、該押し込み部材の回転は規制されない。一方、本体部材に対して押し込み部材を緩み側へ回転させる際は、ツメ部が溝に係合することから、該押し込み部材の回転が規制されるようになっている。
すなわち、内容物を所望の分量吐出した後、この吐出容器の使用を中断して保管するような場合であっても、本体部材に対して押し込み部材が緩み側へ意図せず回転することが防止されている。従って、再び押し込み部材を締め込み側に回転操作して内容物を吐出する際に、内容物の吐出がすぐに行われることとなる。
また、本発明に係る吐出容器において、前記一対の半割り筒状体のうち、一方が前記押し込み部材の前記雄ねじ部から離間されることにより、前記雌ねじ筒は開状態とされるとともに、他方の内周面においてその周方向に沿う中央部に位置する部分には雌ねじ部が形成され、該雌ねじ部を周方向に挟む両側部分は平滑面となっていることとしてもよい。
この場合、一対の半割り筒状体のうち一方が押し込み部材の雄ねじ部から離間されることにより、雌ねじ筒が開状態となり、まず該一方の半割り筒状体と雄ねじ部との螺合が解除される。この状態から、さらに押し込み部材を他方の半割り筒状体から離間させることにより、該他方の半割り筒状体と雄ねじ部との螺合が解除されるが、本発明ではこの螺合の解除が容易に行える。
すなわち、他方の半割り筒状体の内周面において、周方向に沿う中央部に位置する部分には雌ねじ部が形成され、該雌ねじ部を周方向に挟む両側部分は平滑面となっているので、例えば他方の半割り筒状体の内周面全体に雌ねじが形成されているような場合に比べて、押し込み部材を該他方の半割り筒状体から大きく離間させることなく、前述した螺合の解除が行える。従って、レフィル容器の交換作業がより容易となる。
本発明に係る吐出容器によれば、構造を複雑にすることなく、レフィル容器を交換する作業性を向上できる。
本発明の一実施形態に係る吐出容器を示す部分平断面図である。 図1の吐出容器を示す分解斜視図である。 図1の吐出容器に用いるレフィル容器を示す片側平断面図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の一実施形態に係る吐出容器を示す平断面図である。 図5のB−B断面図である。 本発明の一実施形態に係る吐出容器を示す平断面図であり、レフィル容器の内容物を吐出し終えた状態を説明する図である。 図7の吐出容器から押し込み部材を取り外す手順を説明する平断面図である。 図8の吐出容器の側断面図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係る吐出容器について説明する。
本実施形態の吐出容器は、例えば、液状口紅等の比較的粘度がある液状の内容物を吐出するものである。
図1に示すように、吐出容器1は、内容物が収容されるとともに、軸方向に沿って一端開口2側に向けて他端側から摺動自在に嵌合されたピストン3を有する筒状のレフィル容器4と、該レフィル容器4の一端開口2が着脱自在に連結される連結口5、及び、内容物が吐出される吐出口6を有する本体部材7と、該本体部材7に、ピストン3をレフィル容器4の一端開口2側に向けて押し込み可能に配設される筒状の押し込み部材8と、を備えている。
ここで、レフィル容器4及び押し込み部材8は、共通軸と同軸に配置されている。
以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸O方向に沿ってレフィル容器4側を上側、押し込み部材8側を下側といい、また容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸Oを中心に周回する方向を周方向という。
図1〜図3に示すように、レフィル容器4の上端部4aは、該上端部4aより下側に位置する他の部分よりも小径とされている。上端部4aの下端部には、径方向内方に突出するとともに周方向に沿って延びる環状の鍔部9が形成されている。図3において、未使用のレフィル容器4の上端部4aには、蓋部材10が着脱可能に装着されている。
蓋部材10は、円板状の天壁部10aと、天壁部10aの外周縁部から下方へ向けて突出して形成された外筒10bと、外筒10bの径方向内方に位置するとともに天壁部10aから下方へ向けて突出して形成された内筒10cと、を備えている。天壁部10aは、レフィル容器4の上端部4aに上側から当接している。外筒10bは、上端部4aよりも大径とされ、該上端部4aに対してアンダーカット嵌合されている。また、内筒10cは、上端部4aよりも小径とされ該上端部4aに嵌合している。
また、レフィル容器4の下端部には、径方向外方に突出する突起部11が周方向に間隔をあけて複数形成されている。図示の例では、突起部11は矩形板状をなし、容器軸Oを径方向に挟んで一対設けられている。
図3において、ピストン3は、有頂筒状のピストン本体3aと、筒状をなしピストン本体3aよりも大径とされ、上端部及び下端部がレフィル容器4の内周面に摺動自在に当接された摺動部3bと、ピストン本体3aの容器軸O方向の中間部と摺動部3bの容器軸O方向の中間部とを連結する環状のフランジ3cと、を備えている。
図1、図2及び図5に示すように、押し込み部材8は、下端部が該下端部より上側に位置する他の部分よりも大径とされた多段有頂筒状に形成されている。押し込み部材8の前記他の部分には、容器軸O方向に沿って雄ねじ部30が螺設されている。押し込み部材8の前記他の部分の外周面には、容器軸O方向に延びる溝31が周方向に間隔をあけて複数形成されている。溝31は、雄ねじ部30のねじ山を周方向に分断している。
本実施形態では、図6に示すように、溝31が、押し込み部材8の前記外周面に周方向に同等の間隔をあけて4つ形成されている。図6において、符号αは、容器軸O回りの回転方向のうち、本体部材7に対して押し込み部材8を締め込む向き(締め込み側)を示しており、符号βは、容器軸O回りの回転方向のうち、本体部材7に対して押し込み部材8を緩める向き(緩み側)を示している。溝31は、周方向を向く一対の壁面のうち、締め込み側αを向く壁面31aが径方向外方から内方へ向かうに従い漸次締め込み側αへ向かって延びるように傾斜して形成され、緩み側βを向く壁面31bが径方向に沿うように延びて形成されている。
また、図1、図2及び図5において、押し込み部材8の上端部には、雄ねじ部30よりも大径のフランジ32が形成されている。また、フランジ32の上面には、該フランジ32よりも小径でピストン本体3aの外径と略同一の外径とされた円板状の押し込み部33が形成されている。尚、押し込み部33の外径をピストン本体3aの内径以下とすることで、この押し込み部33をピストン本体3aの下端部内に挿入配置することもできる。
本体部材7は、レフィル容器4が配設される支持部12と、筒状をなし支持部12の上側に配設される吐出ヘッド13と、支持部12の下側に配設され押し込み部材8の雄ねじ部30が螺合する雌ねじ筒14と、を備えている。本体部材7は、容器軸Oに同軸とされている。
支持部12は、筒状の上側部分12aと、横断面が円弧状に形成された支持本体12bと、を備えている。図1において、上側部分12aの下端部は、該下端部より上側に位置する他の部分よりも大径とされており、前記他の部分の外周面には、雄ねじ15が形成されている。また、支持本体12bの内周面の曲率半径は、レフィル容器4の外周半径と同一又は僅かに大きく設定されている。支持本体12bの下端部には、平面視矩形状の突起部案内孔16が形成されている。
雌ねじ筒14は、支持本体12bよりも厚肉に形成されている。
雌ねじ筒14における上側部分14aは、筒状に形成され、その内周面に雌ねじが形成されている。雌ねじ筒14の上側部分14aは、一対の半割り筒状体17、18が開閉可能に連結されて構成されている。図4に示すように、一対の半割り筒状体17、18は、横断面が半円弧状にそれぞれ形成されている。
これら半割り筒状体17、18のうち、一方の半割り筒状体17の内周面には、雌ねじ17aが形成されている。一方の半割り筒状体17は、ヒンジ19を介して他方の半割り筒状体18に連結されている。一方の半割り筒状体17が、他方の半割り筒状体18に対してヒンジ19を中心に回動されることにより、雌ねじ筒14が開閉される。
半割り筒状体17の外周面において、ヒンジ19とは径方向の反対側に位置する部分には、係止部20が形成されている。図4において、係止部20は、矩形板状の操作片20aと、操作片20aから径方向内方に向けて突出して形成された係止突起20bと、操作片20aと半割り筒状体17の外周面とを連結する一対の連結脚20cと、を備えている。これら連結脚20c同士は、互いに容器軸O方向に離間して形成されている。
他方の半割り筒状体18は、支持本体12bの下側に位置している。半割り筒状体18の外周面において、ヒンジ19とは径方向の反対側に位置する部分には、被係止部21が形成されている。被係止部21は、矩形板状をなし半割り筒状体18の外周面から突出して形成されている。そして、一方の半割り筒状体17が閉じられたときに、係止部20の係止突起20bが被係止部21を乗り越え、該被係止部21に係合するようになっている。尚、図示の例では、係止突起20bが被係止部21を緩み側βへ向けて乗り越えるようになっている。
半割り筒状体18の内周面において、その周方向に沿う中央部に位置する部分には雌ねじ部18aが形成され、該雌ねじ部18aを周方向に挟む両側部分は平滑面18bとなっている。図示の例では、半割り筒状体18の内周面のうち、周方向中央の1/3程度の領域に雌ねじ部18aが形成されている。そして、雌ねじ部18aの周方向両側部分に、該雌ねじ部18aの内径よりも曲率半径の大きな凹曲面状の平滑面18bがそれぞれ形成されている。
雌ねじ筒14において、一方の半割り筒状体17と他方の半割り筒状体18とが互いに組み合わされた状態(係止部20と被係止部21とが係合した状態)が、該雌ねじ筒14の閉状態とされている(図7参照)。また、図4に示すように、一方の半割り筒状体17を他方の半割り筒状体18に対してヒンジ19回りに回動して、雌ねじ17aを露出させた状態が、該雌ねじ筒14の開状態とされている。
開状態とされた雌ねじ筒14内に押し込み部材8の雄ねじ部30を配置した状態で、該雌ねじ筒14が閉状態とされることにより、雌ねじ17a及び雌ねじ部18aが雄ねじ部30に螺合する。また、この状態から、一方の半割り筒状体17が開けられるとともに押し込み部材8の雄ねじ部30から離間されることにより、雌ねじ17aと雄ねじ部30との螺合が解除されるとともに雌ねじ筒14が開状態とされ、雌ねじ部18aと雄ねじ部30との螺合が解除可能となる。
図2に示すように、雌ねじ筒14において、上側部分14aより下側に位置する下側部分14bは、横断面がC字状に形成されている。雌ねじ筒14の下側部分14bにおいて、周方向に沿う中央部に位置する部分には、平面視矩形状のツメ部収容孔22が形成されている。図6に示すように、ツメ部収容孔22内には、押し込み部材8の外周面に向けて径方向内方に突出するツメ部23と、ツメ部23を支持する弾性変形可能な支持部24と、が形成されている。
支持部24は、下側部分14bの内周面に沿って周方向に延びており、周方向の一端部がツメ部収容孔22の内周面に連結されて片持ち状態とされている。ツメ部23は、支持部24における周方向の他端部に形成されているとともに、横断面の形状が押し込み部材8の溝31の横断面形状に略同一とされている。ツメ部23は、溝31の壁部31bに、押し込み部材8の本体部材7に対する容器軸O回りの緩み側βから当接するとともに、該溝31に係合するように形成されている。また、ツメ部23は、本体部材7に対して押し込み部材8を締め込み側αへ回転させたときに溝31の壁部31a上を摺動して、支持部24が弾性変形することにより該溝31を乗り越え可能とされている。図示の例では、支持部24は、周方向の緩み側βの端部が下側部分14bに支持され、ツメ部23は、該支持部24における周方向の締め込み側αの端部に形成されている。
また、下側部分14bの内周面のうち、ツメ部収容孔22を周方向に挟む両側部分同士は、互いに対向している。前記両側部分同士の間隔は、押し込み部材8の雄ねじ部30の外径と略同一又は僅かに大きく設定されている。また、下側部分14bの内周面における周方向の両端部にはそれぞれ、互いに接近する向きに突出するとともに容器軸O方向に沿って延びる突条25が形成されている。これら突条25同士の間隔は、押し込み部材8の雄ねじ部30の外径よりも小さく設定されている。
図1において、吐出ヘッド13は、支持部12の上側部分12aに連結される外筒26と、外筒26よりも小径とされているとともに、上端開口に吐出口6が形成され、下端開口に連結口5が形成された吐出筒27と、吐出筒27内に配設された内筒28と、を備えている。
外筒26の内周面には、上側部分12aの雄ねじ15に螺合する雌ねじ26aが形成されている。外筒26の上端部は、上側に向かうに従い漸次縮径している。外筒26の外径は、上側部分12aの下端部の外径と同一とされている。吐出筒27は、外筒26と同軸に配置されるとともに、該外筒26から容器軸O方向の両側に突出している。そして、外筒26の上端は、吐出筒27の容器軸O方向に沿う中間部に連結されている。
吐出筒27は、外筒26から上側に突出した上側部分27aが、この上側部分27aより下側に位置する下側部分27bよりも大径とされている。吐出筒27における下側部分27bの下端開口つまり連結口5は、支持部12の上側部分12aよりも下側に位置している。また、上側部分27aのうち上端部は、この上端部より下側に位置する他の部分よりも小径とされている。上側部分27aのうち上端部の内径は、前記他の部分の内径よりも小径とされており、上側部分27aの内周面において上端部と前記他の部分との連結部には、径方向内方へ向けて突出するとともに周方向に沿って延びる環状の段部27cが形成されている。
吐出筒27における前記他の部分の内径は、上側から下側へ向かうに従い漸次拡径している。
内筒28の上端開口縁は、段部27cに下側から当接している。内筒28の内径は、段部27cの内径と略同一に設定されている。内筒28の下端開口縁は、吐出筒27の下側部分27bの下端開口縁に面一とされている。尚、レフィル容器4の内容物として比較的粘性の高いものを用いる場合、内容物を吐出しやすくする目的で内筒28を削除してもよい。
また、吐出筒27の上端部には、有頂筒状のキャップ29が着脱自在に配設されている。キャップ29の天壁部29aには、吐出口6に嵌合する突起29bが下側へ向けて突出して形成されている。
次に、この吐出容器1を用いてレフィル容器4の内容物を吐出する手順について説明する。
まず、図3において、レフィル容器4の蓋部材10を上端部4aから取り外し、図1に示すように、このレフィル容器4を本体部材7の支持部12の支持本体12b内に配設する。このとき、レフィル容器4の一対の突起部11のうち一方が、支持本体12bの突起部案内孔16内に挿入される。
次いで、図5に示すように、レフィル容器4を本体部材7に対して上側へ向けて移動させ、一端開口2に吐出筒27の下端を嵌合させるとともに、該一端開口2と連結口5とを連結させる。このとき、突起部案内孔16内に突起部11が挿入されているので、レフィル容器4の本体部材7に対する容器軸O回りの回動が規制されている。また、レフィル容器4の移動は突起部11を手指で把持し押し上げるように行うことができ、この移動により、レフィル容器4の鍔部9が吐出筒27の下端開口縁に下側から当接する。
次いで、本体部材7に対して押し込み部材8を装着する。
詳しくは、図5に示すように、本体部材7の雌ねじ筒14を開状態として、押し込み部材8のフランジ32が他方の半割り筒状体18の上側に位置するように、該押し込み部材8の雄ねじ部30を雌ねじ部18a上に配置する。このとき、雌ねじ筒14の下側部分14bは、一対の突条25が押し込み部材8の雄ねじ部30に摺接されつつ、周方向の両側部分同士が互いに離間する方向に押し広げられるように弾性変形して、雄ねじ部30は下側部分14b内に収容される。雄ねじ部30が収容された後は、下側部分14bは弾性復元力により復元変形して、押し込み部材8と下側部分14bとが係合される。
次いで、一方の半割り筒状体17を閉めるとともに雌ねじ筒14を閉状態として、雌ねじ17a及び雌ねじ部18aと雄ねじ部30とを螺合させることで、押し込み部材8が本体部材7に配設される。
この状態から、本体部材7に対して押し込み部材8を容器軸O回りの締め込み側αに回転させると、該押し込み部材8はねじ作用により容器軸O方向に沿って上側に向けて移動する。この移動により、押し込み部材8の押し込み部33がレフィル容器4のピストン本体3aに下側から当接する。
また、キャップ29は吐出筒27から取り外し、吐出口6を露出させておく。
押し込み部材8をさらに締め込み側αに回転させていくと、レフィル容器4のピストン3が一端開口2側へ向けて押し込まれる。これにより、レフィル容器4の内圧が高まり、内容物が一端開口2に連結された連結口5を通り、吐出筒27内を上側へ向けて流れていき、吐出口6から外部へ吐出される。
このように内容物を吐出していき、図7に示すように、ピストン3のピストン本体3aの上端面が鍔部9に下側から当接して、レフィル容器4の内容物が全て吐出し終えた状態となる。レフィル容器4の内容物を全て吐出し終えたら、該レフィル容器4の一端開口2を本体部材7の連結口5から取り外し、内容物が収容された他の新しいレフィル容器4に交換する。
以上説明した本実施形態に係る吐出容器1によれば、下記の作用効果を奏する。
すなわち、前述のようにレフィル容器4の内容物を全て吐出し終えた状態(図7参照)においては、押し込み部材8が該レフィル容器4内に進入されており、レフィル容器4を本体部材7から取り外すには、まず押し込み部材8をレフィル容器4から引き抜く必要がある。
本実施形態の吐出容器1によれば、雌ねじ筒14が一対の半割り筒状体17、18を開閉可能に連結して構成されているので、この雌ねじ筒14を開状態とすることによって、該雌ねじ筒14と押し込み部材8の雄ねじ部30との螺合を簡便に解除できる。すなわち、図8に示すように、雌ねじ筒14のうち一方の半割り筒状体17を開くことにより、まず該一方の半割り筒状体17の雌ねじ17aと雄ねじ部30との螺合が解除される。さらに、図9に示すように、押し込み部材8を他方の半割り筒状体18から離間させることにより、該他方の半割り筒状体18の雌ねじ部18aと雄ねじ部30との螺合が解除される。
このように螺合を解除することにより、従来のように、押し込み部材8をレフィル容器4から引き抜くために、該押し込み部材8を本体部材7に対して容器軸O回りの緩み側βに回転させなくても、押し込み部材8がレフィル容器4及び本体部材7に対して容器軸O方向の下側へ移動可能となる。よって、従来の面倒な回転操作が不要となり、交換の作業性が向上する。
また、この吐出容器1によれば、本体部材7に一対の半割り筒状体17、18(雌ねじ筒14)を開閉可能に設ける簡単な構造により、前述の螺合及びその解除が行えるので、従来のように、本体部材7に弾性変形可能な螺合機能体を設ける等の複雑な構成を用いることなく、レフィル容器4の交換作業性を高めることができる。
また、図4において、雌ねじ筒14のうち、他方の半割り筒状体18の内周面における周方向の中央部に雌ねじ部18aが形成されているとともに、該雌ねじ部18aを周方向に挟む両側部分が平滑面18bとされている。
従って、レフィル容器4を交換する際、例えば他方の半割り筒状体18の内周面全体に雌ねじが形成されているような場合に比べて、押し込み部材8を該他方の半割り筒状体18から大きく離間させることなく、前述した雌ねじ部18aと雄ねじ部30との螺合を解除できる。従って、レフィル容器4の交換作業がより容易となる。
また、図6において、押し込み部材8の外周面には溝31が形成され、本体部材7の雌ねじ筒14の下側部分14bには、押し込み部材8の外周面に向けて突出するとともに、溝31に緩み側βから係合するツメ部23と、該ツメ部23を支持する弾性変形可能な支持部24と、が形成されている。
そして、本体部材7に対して押し込み部材8を締め込み側αへ回転させる際は、ツメ部23が溝31を乗り越えるので、該押し込み部材8の回転は規制されない。一方、本体部材7に対する押し込み部材8の緩み側βへの回転移動は、ツメ部23が溝31に係合して規制されるようになっている。
すなわち、内容物を所望の分量吐出した後、この吐出容器1の使用を中断して保管するような場合であっても、本体部材7に対して押し込み部材8が緩み側βへ意図せず回転することが防止されている。従って、再び押し込み部材8を締め込み側αに回転操作して内容物を吐出する際に、内容物の吐出がすぐに行われることとなる。
尚、本発明は前述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前述の実施形態では、押し込み部材8が有頂筒状(中空)に形成されているとしたが、これに限定されるものではなく、押し込み部材8は容器軸O方向に貫通する筒状、或いは、中実の棒状や軸状等に形成されていてもよい。
また、レフィル容器4の突起部11は、周方向に間隔をあけて複数形成されているとしたが、突起部11は1つだけ形成されていてもよく、設けなくてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 吐出容器
2 一端開口
3 ピストン
4 レフィル容器
5 連結口
6 吐出口
7 本体部材
8 押し込み部材
14 雌ねじ筒
17 一方の半割り筒状体
18 他方の半割り筒状体
18a 雌ねじ部
18b 平滑面
23 ツメ部
24 支持部
30 雄ねじ部
31 溝
O 容器軸(軸)
α 軸回りの締め込み側
β 軸回りの緩み側

Claims (3)

  1. 内容物が収容されるとともに、軸方向に沿って一端開口側に向けて他端側から摺動自在に嵌合されたピストンを有する筒状のレフィル容器と、
    該レフィル容器の一端開口が着脱自在に連結される連結口、及び、内容物が吐出される吐出口を有する本体部材と、
    該本体部材に、前記ピストンを前記レフィル容器の一端開口側に向けて押し込み可能に配設される押し込み部材と、を備え、
    前記押し込み部材は、前記軸方向に沿って螺設された雄ねじ部を備えるとともに、前記本体部材には、前記雄ねじ部が螺合する雌ねじ筒が備えられ、
    該雌ねじ筒は、一対の半割り筒状体が開閉可能に連結されて構成されていることを特徴とする吐出容器。
  2. 請求項1に記載の吐出容器であって、
    前記押し込み部材の外周面には、前記軸方向に延びる溝が形成され、
    前記本体部材には、前記溝に、前記押し込み部材の該本体部材に対する軸回りの緩み側から係合するツメ部と、該ツメ部を支持する弾性変形可能な支持部と、が形成され、
    前記ツメ部は、前記本体部材に対して前記押し込み部材を軸回りの締め込み側へ回転させたときに前記支持部が弾性変形することにより前記溝を乗り越え可能とされていることを特徴とする吐出容器。
  3. 請求項1又は2に記載の吐出容器であって、
    前記一対の半割り筒状体のうち、一方が前記押し込み部材の前記雄ねじ部から離間されることにより、前記雌ねじ筒は開状態とされるとともに、他方の内周面においてその周方向に沿う中央部に位置する部分には雌ねじ部が形成され、該雌ねじ部を周方向に挟む両側部分は平滑面となっていることを特徴とする吐出容器。
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