JPH1111548A - 回転式棒状物繰り出し具 - Google Patents

回転式棒状物繰り出し具

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JPH1111548A
JPH1111548A JP9157330A JP15733097A JPH1111548A JP H1111548 A JPH1111548 A JP H1111548A JP 9157330 A JP9157330 A JP 9157330A JP 15733097 A JP15733097 A JP 15733097A JP H1111548 A JPH1111548 A JP H1111548A
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秀平 陰山
Yoshihide Mitsuya
良英 光谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スライダの受け部の中心に支持芯を一体的に
形成することは成形上困難であり、特に棒状物が抜け落
ちないために支持芯凹凸を付けたり、支持芯に頭部を形
成することは極めて困難であり、支持芯の部分の棒状物
が弱くならざるを得なく、しかも糊等の充填に際して空
気が混入して気泡が棒状物内に残り品質を低下せしめて
いた。 【解決手段】 回転式棒状物繰り出し具において、軸筒
1内に固定されためねじ部材2と、前部に棒状物Sを受
ける受け部3aを備えかつ上記めねじ部材2内を回転し
ながら長手方向に移動するおねじ部3cを有するスライ
ダ3と、このスライダ3と係合して共に回転する中軸4
と、この中軸4の外方に着脱可能に設けられたキャップ
5とから構成されてなり、上記受け部3aに側壁孔3d
を形成してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回転式棒状物繰
り出し具に関し、特に糊等を直接充填して棒状物を形成
する使い捨てタイプの回転式棒状物繰り出し具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の直充填式の回転式棒状物
繰り出し具としては、図17に示すようなものが提案さ
れていた。この従来例では、糊等をスライダ12の受け
部13に直接充填して棒状物Sに形成していた。即ち、
軸筒11内を摺動するスライダ12の受け部13の中心
に頭部14を有する支持芯15を一体的に形成してスラ
イダ12の受け部13に糊等を充填して受け部13周壁
と共に支持芯15により充填された棒状物Sを支持し
て、これを回転操作によって繰り出して使用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにスライダの受け部の中心に支持芯を一体的に形成す
ることは成形上困難であり、特に棒状物が抜け落ちない
ために支持芯に凹凸を付けたり、支持芯に頭部を形成す
ることは極めて困難であった。しかも支持芯の部分は棒
状物が実質的に中空となって脆弱とならざるを得なかっ
た。その上、糊等の充填に際して空気等が混入して棒状
物内に気泡が残り質を低下せしてめていた。
【0004】そこでこの発明は、上記従来の欠点を解消
したものであって、スライダの受け部に側壁孔を設けて
棒状物が受け部より抜け難くくしたことを主な目的とす
る。これによって棒状物を支持する支持芯を無くして構
造が簡単になり、成形を容易にする。更に、棒状物の素
材充填時に、棒状物内に空気が残留して気泡となり棒状
物の品質を低下することのないように、上記側壁孔に排
気孔としての機能を兼用せしめることを二次的目的とす
るものである。
【0005】更に、一対の半円筒体によりめねじ部材を
構成することによってコアピンの回転による不要な成形
時間をなくしてショット時間を短くすると共に長くかつ
複雑なめねじ部材のねじ山の成形を容易として、このめ
ねじ部材内を移動するスライダの操作性を良好とし、か
つスライダとの組み立てに際してスライダのおねじの最
上部にめねじ部材を直接位置せしめて組み合わせること
ができる。従って、リング状のめねじ部材の場合のよう
にスライダの末端からめねじ部材を回転しながら上昇せ
しめてセットする手間を不要としてその組立を極めて簡
単とすることをも目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によれば軸筒内に固定されためねじ部材
と、前部に棒状物を受ける受け部を備えかつ上記めねじ
部材内を回転しながら長手方向に移動するおねじ部を有
するスライダと、このスライダと係合して共に回転する
中軸と、この中軸の外方に着脱可能に設けられたキャッ
プとから構成されてなり、上記受け部に側壁孔を形成し
てなる。
【0007】さらに、この発明によれば、内周壁に螺旋
溝が形成された軸筒と、前部に棒状物を受ける受け部を
備えかつ上記軸筒内を回転しながら長手方向に移動する
係合部を有するスライダと、このスライダと係合して共
に回転する中軸と、この中軸の外方に着脱可能に設けら
れたキャップとから構成されてなり、上記受け部に側壁
孔を形成してなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を用いてこの発
明の実施の形態による回転式棒状物繰り出し具を詳細に
説明する。図1はメーカーが糊等を直接充填してその棒
状物を形成し、キャップを取り付けた状態を示す完成品
の縦断面図である。図において、有底の軸筒1内の段差
部1aの位置には図2に示すようなめねじ部材2が圧入
・固定されている。さらに、このめねじ部材2のねじ穴
2aには棒状物を繰り出すための長いスライダ3が螺合
されている。
【0009】図3及び図4において、このスライダ3は
棒状物を受ける円筒状の受け部3aと一体的に形成され
た開口3xを有する中空の軸部3bとから構成されてい
る。そしてこの軸部3の外周にはおねじ部3cが形成さ
れており、このおねじ部3cが上記めねじ部材2にセッ
トされた時にそのねじ穴2aと螺合する。さらに、スラ
イダ3の受け部3aの側壁部には、対向して一対の横穴
である側壁孔3dが形成されている。なお、軸部3bの
底面図は図5に示されるように小判形状に形成されてい
る。
【0010】また、図4に示されたように受け部3aに
は側壁孔3dが設けられ、側壁孔3dの上・下端部にお
いて径が大とされている端縁部3e,3fが夫々形成さ
れている。従って中軸4内にスライダ3が組み込まれた
時には、受け部3aの前後端縁部3e,3fが中軸4の
内壁と一部接触するに過ぎないので棒状物の素材の充填
によってスライダ3の摺動動作に障害が生ずることがな
く、棒状物の素材が端縁部3e,3fからはみ出すこと
がない。
【0011】さらに、軸筒1の開口側には中軸4が軸筒
1に関して回転可能に設けられている。この中軸4は、
図8に示すように底部4aに小判形状の係合穴4bが形
成されている。より詳しく述べると、この中軸4は、全
体が筒状体で形成されており、開口端に向かって薄肉部
4cが形成されており、開口端から離間した外周に滑り
止めのための突条4dが長手方向に形成されている。な
お、この突条4dの後端縁に隣接して前方に向かって下
降する傾斜部を有しかつ後部に直立壁部を有する係止突
条4gを備えている。さらに、その後方の外周には軸筒
1と回転可能に嵌合するための環状溝4hが形成され、
さらにその後方には環状突条4iが形成されている。
【0012】なお、図1において符号5はクリップ5a
と一体成形されたキャップを示し、クリップ5aの裏側
に対向してキャップ5の外壁には押圧用突起5bが形成
されている。このキャップ5は不使用時に軸筒1に取り
付けられて棒状物Sの乾燥を防いでいる。即ち、軸筒1
は開口に向かって次第に外径が小さく形成されると共に
この開口から離間した部位において段差部1cが形成さ
れている。そこで、キャップ5が軸筒1に取り付けられ
ると次第に嵌合が強化されて、ついにはキャップ5の先
端が段差部1cに当接して完全な嵌合が得られる。即
ち、キャップ5の先端部内壁と軸筒1の開口部外壁とで
気密が達成される。
【0013】以下、このような構成の回転式棒状物繰り
出し具をより理解するために、その組立手順を説明す
る。まず、中軸4の係合穴4bにスライダ3の軸部3b
を合わせて挿入する。次に、めねじ部材2のねじ穴2a
にスライダ3の軸部3bをねじ込んでおねじ部3cに沿
ってその受け部3aの底部3aaが中軸4の底部4aに
当接するまで組み入れる。その後これらのアセンブリの
めねじ部材2を軸筒1の段部1aにまで圧入して固定す
る。この場合、中軸4の係止突条4gが軸筒1の開口端
縁に当接して位置決めがなされる。
【0014】そして図示しない糊等の充填装置の先端ノ
ズルを中軸4内に挿入して受け部3aに向かって糊を噴
出して徐々にノズルを上昇せしめて糊等を充填して棒状
物Sを形成する。この時、充填された粘性のある糊等
は、側壁孔3d内にも入り込んで固着する。そこで棒状
物成形後にはこの部分が従来の支持芯15(図17)の
役割を果たすので容易に棒状物が抜け落ちることがな
い。
【0015】しかしながら、スライダ3の受け部3aの
外壁は中軸4の内壁とは面接触をしないで単に上下端縁
部3e,3fで一部接触するように構成されているので
スライダ3の摺動動作に側壁孔3から多少の糊等の充填
物が出ても問題はない。最後にこの棒状物Sの上端を適
宜カットし、その後軸筒1にキャップ5を取り付けて組
み立てを完了する。
【0016】次に、上記実施の形態による回転式棒状物
繰り出し具の動作を説明する。まず使用の際には、キャ
ップを軸筒1から引き抜いて外す。軸筒1を持って固定
すると共に、中軸4をつまんで回転せしめる。すると中
軸4の底部4aに小判形状の係合穴4bとスライダ3の
小判形状の軸部3bとは係合して共に回転する。
【0017】この時スライダ3の軸部3bに形成された
おねじ部3cが軸筒1に固定されためねじ部材2のねじ
穴2aと螺合しているので結局スライダ3は軸筒1の開
口方向に向かって繰り出されて使用可能となる。なお、
使用後棒状物Sを軸筒1内に収納するためには、中軸4
を上記回転と逆に操作すれば良い。
【0018】さらに、図9および図10は、この発明の
スライダの変形例を示すものであって受け部3aの側壁
に形成された側壁孔3dが受け部3aの底部3aaの方
向に偏位して形成されている。従って側壁孔3dが受け
部3aの底部3aaと隣接して形成されているので空気
が受け部3aの底部3aaに残留することがなく完全に
排出される利点がある。
【0019】さらに、図11〜図16は、この発明の他
の実施の形態を示す図であって、本形態においては図1
2に示すように軸筒1の内周に螺旋溝1bが形成されて
なる。そしてこの軸筒1内には図13及び図14に示す
ような中軸4が回転可能に設けられている。即ち、この
中軸4の後端縁から案内スリット4jが形成されてお
り、この案内スリット4jの開口4kにはスライダが組
み込み易くかつ抜けないような形状の張出部4mがスラ
イダ3に形成されている。
【0020】また、中軸4内には図15及び図16に示
されるような筒状の長いスライダ3が長手方向に摺動可
能に設けられている。即ち、スライダ3は棒状物Sを受
けるための受け部3aとこの受け部3aと一体的に形成
された案内軸部3gとから構成されており、受け部3a
の側壁には上記実施の形態と同様な側壁孔3dが形成さ
れている。
【0021】さらにスライダ3の受け部3aと反対側の
端部外周壁には上記中軸4の案内スリット4iに係合し
て回り止め機能を果たす係合突部3hが形成されてお
り、この係合突部3hの外周壁には上記軸筒1の螺旋溝
1bと係合する傾斜突起3iが形成されている。なお、
図中符号3jはスライダ3の後端を径方向のたわみを与
えるための逃げ用割り溝である。従ってスライダ3が繰
り出し操作の限界を越えて回転された場合には、この逃
げ用割り溝3jの作用によりスライダ3が空回りするの
で必要以上スライダ3は上昇しない。
【0022】以下、このような構成の回転式棒状物繰り
出し具をより理解するためにその組立手順を説明する。
まず、中軸4の案内スリット4jに合わせてスライダ3
の後端部に形成された係合突起3hを挿入してセットす
る。次に、これらアセンブリ3,4を軸筒1内に回転し
ながら挿入セットする。スライダ3が軸筒1に関して最
後尾に達すると糊等の充填装置の先端ノズルを中軸4内
に挿入して、徐々にノズルを上げてきて棒状物Sを形成
しその先端を適宜カットする。その後キャップ5を軸筒
1に嵌めると、このキャップ5の先端部内壁と軸筒1の
開口部外壁とで気密が達成される。
【0023】次に、上記実施の形態による回転式棒状物
繰り出し具の動作を説明する。まず使用の際には、キャ
ップを軸筒1から引き抜いて外す。軸筒1を持って固定
すると共に、中軸4をつまんで回転せしめる。すると、
棒状物を保持したスライダ3の後端に形成された傾斜突
起3iが軸筒1内壁の螺旋溝1bに案内されて回転しよ
うとするが、スライダ3の係合突起3hが中軸4の案内
スリット4jに規制されて回転が阻止されるので結局ス
ライダ3はこの中軸4内を上昇し、結局スライダ3は軸
筒1の開口方向に向かって繰り出されて使用可能とな
る。なお、使用後棒状物を軸筒1内に収納するために
は、中軸4を上記回転と逆にすれば良い。
【0024】図17及び図18は、この発明のめねじ部
材2(図2)の変形例を示すものであって、めねじ部材
2は、ねじ穴2a有する一対の半円筒体2bからなり、
半円筒体2b同士はめねじ部材2の軸心方向に形成され
たヒンジ部2cにより接続されている。なお、一方の半
円筒体2bのねじ穴2aにはねじ山2dが形成されてい
る。そしてこれらの半円筒体2bのヒンジ部2cの反対
側の開放端縁部2eにはヒンジ部2cを中心に回転せし
めて開放端縁部2e同士を突き合わせた時に係嵌合突起
2fと穴2gとが夫々対向するように形成されてなる。
【0025】そこでこのようなめねじ部材2は、ヒンジ
部2cにより半円筒体2bが接続された展開状態で成形
されるのでスライダ3の軸部3bに取り付ける際に、軸
部3b即ちおねじ部3cの最上位に位置せしめて受け部
3aの底部に当接させた状態でヒンジ部2cを中心に半
円筒体2b同士を回して軸部3bを包み込むようにその
開放端縁部2eを突き合わせて夫々の対向する嵌合突起
突起2fと穴2gとを嵌合・固定する。
【0026】このような構成のめねじ部材2は、コアピ
ンを対向せしめ成形する場合のように突き合わせによる
コアピンの損傷を引きおこしたり、コアピンの回転によ
る不要な成形時間をなくしてショット時間を短くすこと
ができる。また、上記したようにスライダ3の軸部3b
に取り付ける際にも、リング形状のめねじ部材のように
軸部3bの末端から回転して軸部3bに形成されたおね
じ部3cに沿って軸部3bの根元まで上昇せしめる手間
を省き、展開状態で軸部3bの根元である受け部3aに
当接させた状態でワンタッチで簡単に取り付けることが
できる。
【0027】さらに、めねじ部材2を二分割にしたこと
により、めねじ部材2のねじ山2dを長く成形すること
ができるのでスライダ3とのねじの螺合が確実で螺合状
態が安定しているのでスライダ3の操作性が良い。ま
た、めねじ部材2に複雑な形状のねじを形成することも
可能となる。
【0028】また、図19及び図20は、めねじ部材2
の他の変形例を示し、二条ねじの例を示し、本例では半
円筒体2bを夫々別個独立して同様のものを成形して、
スライダ3の軸部3bの根元に位置せしめ、これらの嵌
合突起2fと穴2gとを相対向せしめて嵌合してめねじ
部材2としてスライダ3に取り付ける。従って、本例で
も成形、組立、操作性の各点において、図17および図
18に示されヒンジ部2cを有するめねじ部材2と同様
な利点がある。
【0029】さらに、図21〜図23はスライダ3の変
形例を示し、本例においてはスライダの軸部3bは、図
3および図4の実施の形態の様な中空筒体とは異なり棒
状体であるのでより軸部3bの外形を小さくしても強度
的に問題がない。即ち、本例のスライダ3の軸部3b
は、中空ではないのでおねじ部3cの横断面における対
向する両サイドをカットしていわゆる小判状に形成する
場合に強度上問題がなく、かつ軸部3bを細くすること
ができるので成形の際にひけが生じる恐れもない。な
お、軸部3bには二条ねじのおねじ部3cが形成されて
いる。
【0030】
【発明の効果】この発明は、以上説明したような形態で
実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0031】スライダの受け部の構造を簡単にして成形
を簡単にすると共に充填された棒状物が細くなったりせ
ず確実に受け部に支持され、かつ充填時に棒状物内に空
気が残留して気泡となったりして、折れ易くなったりす
ることなく棒状物の品質安定強化を計ることができる効
果がある。
【0032】めねじ部材を一対の半円筒体により構成し
たのでめねじ部材の成形を容易とし、かつ複雑で長いね
じ山を有するめねじ部材を得ることもできるのでめねじ
部材と螺合するスライダの操作性が良くなる効果もあ
る。即ち、コアピン同士の突きまた合わせによりコアピ
ンを損傷したりして、コアピンの耐久性を縮めることな
く、またコアピンの回転による成形時間のロスをなくす
ことができるのでショット時間の短縮を計ることでき
る。
【0033】更に、スライダとの組み立てに際してスラ
イダの軸部に形成されたおねじの根元にめねじ部材を位
置せしめて取り付けることができるので、スライダの末
端からめねじ部材を回転しながら上昇せしめるという手
間が不要となるので組立が極めて簡単となる効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態による回転式棒状物繰り
出し具の縦断面図である。
【図2】図1のめねじ部材の拡大縦断面図である。
【図3】図1のスライダの正面図である。
【図4】図1のスライダの縦断面図である。
【図5】図3のスライダの拡大底面図である。
【図6】図1の中軸の正面図である。
【図7】図6の中軸の縦断面図である。
【図8】図7の中軸のA−A線に沿う拡大断面図であ
る。
【図9】図6の中軸の変形例を示す正面図である。
【図10】図9の中軸の縦断面図である。
【図11】この発明の他の実施の形態による回転式棒状
物繰り出し具の縦断面図である。
【図12】図11の軸筒の縦断面図である。
【図13】図11の中軸の正面図である。
【図14】図11の中軸の縦断面図である。
【図15】図11のスライダの正面図である。
【図16】図11のスライダの縦断面図である。
【図17】めねじ部材の変形例を示す展開平面図であ
る。
【図18】図17のめねじ部材の展開正面図である。
【図19】めねじ部材の他の変形例を示すめねじ部材の
半分の平面図である。
【図20】図19のめねじ部材の半分の平面図である。
【図21】スライダの変形例を示す正面図である。
【図22】図21のスライダの底面図である。
【図23】図21のスライダの縦断面図である。
【図24】従来の回転式棒状物繰り出し具の棒状物の受
け部を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 軸筒 2 めねじ部材 3 スライダ 3a 受け部 3c おねじ部 3d 側壁孔 4 中軸 5 キャップ S 棒状物

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸筒内に固定されためねじ部材と、前部
    に棒状物を受ける受け部を備えかつ上記めねじ部材内を
    回転しながら長手方向に移動するおねじ部を有するスラ
    イダと、このスライダと係合して共に回転する中軸と、
    この中軸の外方に着脱可能に設けられたキャップとから
    構成されてなり、上記受け部に側壁孔を形成してなるこ
    とを特徴とする回転式棒状物繰り出し具。
  2. 【請求項2】 前記スライダのおねじ部の横断面形状と
    前記中軸の後端に形成されたスライダ挿通孔の形状とが
    共に円形の対向する部分を切り欠いた係合形状である請
    求項1記載の回転式棒状物繰り出し具。
  3. 【請求項3】 内周壁に螺旋溝が形成された軸筒と、前
    部に棒状物を受ける受け部を備えかつ上記軸筒内を回転
    しながら長手方向に移動する係合部を有するスライダ
    と、このスライダと係合して共に回転する中軸と、この
    中軸の外方に着脱可能に設けられたキャップとから構成
    されてなり、上記受け部の側壁孔を形成してなることを
    特徴とする回転式棒状物繰り出し具。
  4. 【請求項4】 前記スライダの受け部の外壁は、中軸の
    内壁と一部接触するように形成されてなる請求項1また
    は3記載の回転式棒状物繰り出し具。
  5. 【請求項5】 前記側壁孔が前記スライダの受け部の底
    部に隣接する側壁に形成されてなる請求項1または2記
    載の回転式棒状物繰り出し具。
  6. 【請求項6】 前記中軸は後端縁から長手方向に案内ス
    リットが形成され、この案内スリット内に前記スライダ
    の係合突部が係合されて回り止めをなしている請求項3
    記載の回転式棒状物繰り出し具。
  7. 【請求項7】 前記めねじ部材は、めねじ部材の軸線方
    向に形成されたヒンジ部により接続された一対の半円筒
    体とから形成されてなり、これらの半円筒体のヒンジ部
    の反対側の開放端縁部には夫々対向して嵌合突起と穴と
    が形成されてなる請求項1記載の回転式棒状物繰り出し
    具。
  8. 【請求項8】 前記めねじ部材は、一対の分離・独立し
    た半円筒体とから構成されてなり、これらの半円筒体の
    両端縁部には夫々対向して嵌合突起と穴とが形成されて
    なる請求項1記載の回転式棒状物繰り出し具。
  9. 【請求項9】 前記めねじ部材及びスライダの軸部に形
    成されたねじが二条ねじである請求項1記載の回転式棒
    状物繰り出し具。
  10. 【請求項10】 前記スライダの軸部が棒状体である請
    求項1記載の回転式棒状物繰り出し具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012012060A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Yoshino Kogyosho Co Ltd 吐出容器
CN104816564A (zh) * 2015-05-04 2015-08-05 王新阳 一种笔杆夹及其使用方法

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