JP6387862B2 - 飲食物用容器 - Google Patents
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Description
(1)第1の課題解決手段
本願発明の第1の課題解決手段は、有底筒状の容器本体と、該容器本体の上端側開口部に対して着脱可能に取り付けられる蓋体とからなり、上記容器本体の上端側開口部の内側にはシール用パッキンの係合部、外側には蓋体螺合用の螺溝部が設けられている一方、上記蓋体を、上記容器本体のシール用パッキンの係合部に当接する形で収納される内蓋と、該内蓋に対して相対回動可能な状態で係合される環状部材と、該環状部材を周方向への回動を係止する形で内側に係合するとともに、上記容器本体の螺溝部に螺合される内蓋カバーと、上記環状部材内側の螺溝部に螺合固定されることによって上記内蓋カバーに固定されるとともに、同上記内蓋カバーとの固定状態において、上記内蓋、環状部材、内蓋カバーを相互に一体化する外蓋とから構成したことを特徴としている。
(2)第2の課題解決手段
本願発明の第2の課題解決手段は、上記第1の課題解決手段において、内蓋側の係合部と環状部材側の係合部との間には、相互の係合方向に所定値以上の隙間が設けられていることを特徴としている。
(3)第3の課題解決手段
本願発明の第3の課題解決手段は、上記第1または第2の課題解決手段において、内蓋と環状部材との係合は、環状部材を内蓋内に嵌合し、内蓋内周側の係合爪を環状部材外周側のリブに対して着脱可能に係合することにより実現されるようになっていることを特徴としている。
<容器本体および蓋体全体の概略的な構成について>
先ず図1〜図5は、本願発明の実施の形態に係る飲食物用容器における容器本体および同容器本体の開口部に対して取り付けられた蓋体の概略的な構成を示している。
<蓋体2を構成する各部品の詳細な構成について>
次に、以上のような効果を奏する上記蓋体2の上述した各部品の構成について、さらに詳細に説明する。
(1)内蓋21の構成について(図4〜図8、図11、図12)
先ず、内蓋21の構成について、詳細に説明する。
この内蓋21は、深さの浅い有底の筒体よりなり、その底部21の外周にはシリコンゴム等の弾性および耐熱性を有するシール用のパッキン21p取り付け用の嵌合溝21gが、また底部21の中央には陰圧リリーフ用の降圧パッキン20取り付け用の嵌合孔(符号省略)が、また筒壁部(側壁部)21aの内側には、上記環状部材22外周部下端の第1の環状リブ22bとの第1の係合爪21f、21fが設けられている。
(2)環状部材22の構成について(図4〜図8、図11、図12)
上記環状部材22は、所定の上下幅の筒状体(筒体)22aよりなり、該筒状体22aの底部外周に上記内蓋21の係合爪21f、21fの内側に係脱可能に係合する第1の環状リブ22b、22bが、また同筒状体22aの上下方向の中間部よりも少し上部に寄った位置には上記係合された内蓋21の筒状壁21aの上端部を当接し、相互の上下方向の係合深さを規制する第2の環状リブ22dが、また同筒状体22aの上端部外周には、次に述べる内蓋カバー23上端部内側の環状部材22の回動を規制する円弧状の切り欠き部(半径方向外方に所定の深さ切り欠かれた円弧状の切り欠き部)23d、23d内に係合する係合片22e、22eが、また同係合片22e、22e間には同係合片22e、22eと同じ上下位置で第3の環状リブ22h、22hが設けられている。
(3)内蓋カバー23の構成について(図4〜図8、図11、図12)
内蓋カバー23は、上述のように、容器本体1に取り付けられた状態において、上記内蓋21および上記環状部材22の外周部分をカバーするとともに、上記内蓋21部分を環状部材22、外蓋24を介して上記容器本体1の開口部14部分に螺合固定する役割を持っている。
(4)外蓋24の構成について(図4〜図8、図11、図12)
外蓋24は、当該蓋体2の開閉操作部としての役割を有するとともに、上記内蓋21、環状部材22、内蓋カバー23を最終的に軸方向に連結一体化する連結部材としての役割を有し、また蓋部上面をカバーする外カバー部材としての役割を持っている。
すなわち、この外蓋24は、そのために、所定の上下寸法の有底筒状の外蓋本体24aと、該外蓋本体24aの上端側開口部を閉じる形で一体に接合固定された同外蓋本体24aの開口部よりも所定寸法以上大径の蓋カバー(キャップ部)24bを備えて構成されており、上記外蓋本体24aの内部には断熱材24cが収納されている。
また、上記外蓋本体24aの上段側大径部の外周には、上記環状部材22内周面の第2の螺溝部22f、22f・・に螺合する第4の螺溝部24f、24f・・が設けられている。
(5)蓋体各部の組み付け方法について(図9〜図11)
この実施の形態における蓋体2は、以上の説明から明らかなように、図6〜図8に示すように、相互に独立した内蓋21、環状部材22、内蓋カバー23、外蓋24からなっており、それらが順次組み付けられて蓋体2として一体化される。
(6)以上の構造による蓋体2を使用するときのメリットについて(図12、図13)
いま、上記のようにして容器本体1に取り付けられた蓋体2の容器本体1に対する取り付け状態を拡大して図12、図13に示す。
Claims (3)
- 有底筒状の容器本体と、該容器本体の上端側開口部に対して着脱可能に取り付けられる蓋体とからなり、上記容器本体の上端側開口部の内側にはシール用パッキンの係合部、外側には蓋体螺合用の螺溝部が設けられている一方、上記蓋体には、上記容器本体のシール用パッキン係合部に当接する形で収納される内蓋と、該内蓋に対して相対回動可能な状態で係合される環状部材と、該環状部材を周方向への回動を係止する形で内側に係合するとともに、上記容器本体の螺溝部に螺合される内蓋カバーと、上記環状部材内側の螺溝部に螺合固定されることによって上記内蓋カバーに固定されるとともに、同上記内蓋カバーとの固定状態において、上記内蓋、環状部材、内蓋カバーを相互に一体化する外蓋とから構成したことを特徴とする飲食物用容器。
- 内蓋側の係合部と環状部材側の係合部との間には、相互の係合方向に所定値以上の隙間が設けられていることを特徴とする請求項1記載の飲食物用容器。
- 内蓋と環状部材との係合は、環状部材を内蓋内に嵌合し、内蓋内周側の係合爪を環状部材外周側のリブに対して着脱可能に係合することにより実現されるようになっていることを特徴とする請求項1または2記載の飲食物用容器。
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