JP6273831B2 - 飲料用容器 - Google Patents

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この出願の発明は、外部操作用の蓋部材を介してボトル本体の開口部に着脱可能に装着される栓本体が、分解洗浄可能に構成された飲料容器に関するものである。
例えば、シール用のパッキンを有してボトル本体の開口部内に着脱可能に装着される栓本体と、上記ボトル本体の開口部に対して着脱可能に螺合されるとともに、上記栓本体を爪部材等の係合手段を介して内側に係合一体化する外筒部材と、この外筒部材の内側開口部に対して係合用のパッキンを備えた内筒を介して着脱可能に嵌合される天板部材とを備え、それらの各々を相互に分解洗浄可能とした飲料容器がすでに提案されている(たとえば特許文献1の明細書および図面を参照)。
このような構成によれば、一応栓本体、外筒、蓋部材が分解可能であり、たしかに清掃性は向上する。
しかし、同構成の場合、外筒と栓本体との係合が爪部材等の係合手段を介して係合されるようになっており、係合、取り外し操作が必ずしも容易でない難点がある。また、一体化状体においても、爪部材等による部分的な係合に過ぎないので、隙間やガタツキを生じ易い。また、天板部材が、栓本体に対するパッキンを介した嵌め込み係合であることから、外れやすい欠点がある。
このような事情に基づき、本件出願人は、上記栓本体の外周に螺合部を形成し、同螺合部をボトル本体の開口部内周面に形成した螺合部に直接螺合できるようにするととともに、上記天板部材下部の内筒部外周面および栓本体の内周面にも相互に対応して係合する螺合部を形成し、上記外筒を介して上記天板部材と栓本体とを螺合一体化することにより、天板部材、外筒、栓本体を一つの栓本体ユニット体に構成し、これを上記栓本体外周の螺合部を利用して上記ボトル本体の開口部内周面の螺合部に螺合して着脱可能に固定するようにした飲料容器を提案している(たとえば特許文献2の明細書および図面を参照)。
このような構成によれば、天板部材、外筒、栓本体の複数の部材が螺合一体化された栓本体ユニットを一つの部材としてボトル本体に着脱できるので、栓本体の着脱操作が非常に簡単、かつスムーズになる。また、連結部は、いずれも相対回動により、締結、分解できる螺合部であるから、その連結、分解操作が容易であるし、連結状体も安定し、係合部における隙間やガタツキ等も生じにくい。また、天板部材が外れるようなおそれも生じない。
特開2011−230848号公報 特開2013−240472号公報
ところが、上記特許文献2における栓本体分解構造の飲料容器の場合、栓本体ユニットの開閉操作する部分が、内筒を備えた天板部材と該天板部材外周下部の外筒部との2つの部材からなっており、外筒部材は天板部材の内筒部を栓本体に螺合したときに、天板部材と栓本体との間に挟まれて固定されるようになっている。
そのために、ボトル本体の開口部から栓本体を取り外そうとするときには、上記天板部材と外筒部材の両方をしっかりと握って一緒に回すか、外筒部材のみを握って回さないと、上部側の天板部材のみが回動して分解されてしまい、栓本体および外筒部材はボトル本体に螺合されたままとなって、ボトル本体の開口部から栓本体を取り外すことができないということが生じうる。
また、蓋部材が、天板部材と外筒部材との2つの部材からなっていて、洗浄時には相互に分離する必要があることから、一体感のあるデザイン、装飾の蓋部材を実現することができなかった(天板部材と外筒部材に金属製のカバーをかけると、分解自体ができなくなる)。
この出願の発明は、このような課題を解決するためになされたもので、栓本体が蓋部材を介して着脱操作され、かつ少なくとも蓋部材と栓本体が相互に分解可能に構成された飲料容器において、蓋部材を介した栓本体の着脱時における蓋部材と栓本体との分解を生じさせないようにした構成の飲料容器を提供することを目的とするものである。
この出願の発明では、上記の課題を解決するために、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
(1)請求項1の発明の課題解決手段
この発明では、飲料が収容されるボトル本体と、該ボトル本体の開口部に対して着脱可能に螺合される栓本体と、該栓本体に対して着脱可能に螺合固定される蓋部材とを備え、該蓋部材を介して上記栓本体を上記ボトル本体の開口部に対して着脱操作するようになっているとともに、上記蓋部材は、上記栓本体を螺合固定する内筒部を備えた天板部と、該天板部の外周から下方に延び、上記栓本体の外周を覆う外筒部とからなり、それら天板部、内筒部、外筒部が一体に形成されている飲料容器であって、上記栓本体は、上記天板部下部の内筒部に着脱可能に螺合する栓上部材と、この栓上部材に着脱可能に係合する栓下部材とからなり、上記内筒部、栓上部材、栓下部材は、上記栓下部材上端に上方に起立して設けられた起立片を介して、相互に周方向の位置決めがなされた状体で係合されていることを特徴としている。
このように、この発明の課題解決手段の構成では、先ず蓋部材を構成する天板部の下部に内筒が一体になっているだけでなく、同天板部の外周から下方に延びる外筒部も天板部と一体になっており、蓋部材を開閉する時に、外筒部と関係なく天板部のみが回るということは生じない。
つまり、ユーザーが手で握り、回動操作することができる操作部は、常に単一の蓋部材の全体となる。したがって、特許文献1のような天板部材の外れが生じないことはもとより、特許文献2のように、ボトル本体の開口部から栓本体を取り外そうとするときに、天板部材と外筒部材との両方をしっかりと握って一緒に回すか、または外筒部材のみを握って回さないと、天板部材のみが回動して分解されてしまい、栓本体および外筒部材がボトル本体側に螺合されたままとなって、ボトル本体の開口部から栓本体を取り外すことができないというようなことはなくなり、栓本体の開閉が非常にスムーズになる。
また、蓋部材の天板部と外筒部が完全に一体であり、分離する必要がないから、蓋部材の全体に必要な装飾用の金属製カバー等を設けることも可能となり、デザイン化の自由度が大きく向上する。
しかも、上記栓本体は、上記天板部下部の内筒部に着脱可能に螺合する栓上部材と、この栓上部材に着脱可能に係合する栓下部材とからなり、上記内筒部、栓上部材、栓下部材は、上記栓下部材上端に上方に起立して設けられた起立片を介して、相互に周方向の位置決めがなされた状態で係合されている。
上述のように構成した蓋部材では、まず蓋部材天板部の下部に設けた内筒に対して栓本体側栓上部材が螺合されるが、栓本体の開閉時に、それら両者の間にはその時の操作力に応じた締め付け力がかかるので、そのままでは閉まりすぎたり、弛みが生じたりする問題が発生する。
しかし、この発明の課題解決手段の構成では、たとえば蓋部材側の天板部下部の内筒に係合リブ、栓上部材側に係合孔を設ける一方、栓下部材側壁部の上端に上方に所定の高さ起立した起立片を設け、内筒、栓上部材、栓下部材を相互に係合したときに、栓下部材の起立片の上端部が栓上部材の係合穴を介して内筒側のリブに係合して周方向に位置決めされるようにし、同位置決め状態で、栓上部材と内筒が適切な締め付け力で螺合固定されるようにしている。
したがって、このような構成では、蓋部材天板部の下部に設けた内筒に対して栓本体側の栓上部材が螺合され、栓本体の開閉時に、それら両者の間にはその時の操作力に応じたランダムな締め付け力が作用しても、常に一定の適切な締め付け力に規制されるので、閉まりすぎたり、弛みが生じたりすることがなくなる。
(2)請求項2の発明の課題解決手段
この発明の課題解決手段の構成では、上記請求項1の発明の課題解決手段の構成において、栓上部材に係合される栓下部材を、シール部材を備えてボトル本体の開口部内に当接される下部材と、位置決め用の起立片を備えて栓上部材に係合される上部材との2つの部材により構成し、それらを相互に相対回動可能に係合することにより一体化したことを特徴としている。
従来の構成や先の出願の栓本体は、ボトル本体の開口部内壁に当接する下部材部分と栓上部材に螺合する上部材部分とが一体に構成されていたために、上述した栓本体の開閉時に、栓本体下部の栓下部材部分に設けられているシール部材が、ボトル本体開口部内の縮径部等内壁部分と擦れて、不快な摩擦音を生じさせる問題があった。
ところが、上記のように、栓上部材に係合される栓下部材を、シール部材を備えてボトル本体の開口部内に当接される下部材と、位置決め用の起立片を備えて栓上部材に係合される上部材との2つの部材により構成し、それらを相互に相対回動可能に係合することにより一体化すると、上記栓本体の開閉に際して、蓋部材、栓上部材、栓下部材の上部材部分が一緒に回動されたとしても、上記シール部材を備えた栓下部材の下部材部分は決して一緒に回動せず、ボトル本体開口部内の内容器縮径部等との摩擦、それによる摩擦音は生じなくなる。
以上の結果、この出願の発明によると、栓本体の着脱操作時に、誤って蓋部材天板部の分解を招いたり、着脱操作の不便さを招く事態が回避され、スムーズ、かつ確実な着脱操作が可能となる。
また、蓋部材と栓上部材等との螺合部の締めすぎ、螺合力不足の問題もなくなり、常に適切かつ安定した螺合状態を実現することができる。
さらに、従来のようなシール部材による栓本体開閉時の音鳴りも解消される。
この出願の発明の実施の形態にかかる飲料容器の全体的な外部構成を示す正面図である。 同飲料容器の構成を示す図1の状態における上面図である。 同飲料容器の構成を示す図2のA−A断面図である。 同飲料容器の構成を示す図3の要部の拡大断面図である。 同飲料容器の構成を示す図2のB−B断面図である。 同飲料容器の構成を示す図5の要部の拡大断面図である。 同飲料容器の蓋部材および栓本体部分の一体化状態に於ける構成を下方側から見た斜視図である。 同飲料容器の蓋部材、栓上部材、栓下部材の上下分解状態における構成を下方側から見た斜視図である。 同飲料容器の蓋部材、栓上部材、栓下部材の上下分解状態における構成を上方側から見た斜視図である。 同飲料容器の栓下部材の上下分解状態における構成を上方側から見た斜視図である。 同飲料容器の蓋部材の構成を下方側から見た斜視図である。 同飲料容器の栓上部材の構成を上方側から見た斜視図である。
以下、添付の図面を参照して、本願発明の飲料容器の実施の形態について詳細に説明する。
この実施の形態にかかる飲料容器は、大きく分けて、飲料が収納されるボトル本体Xと、このボトル本体Xの上部側開口部を閉じる栓本体Yと、この栓本体Yを螺合固定するとともに、栓本体Yの外周をカバーする蓋部材Zとの3つの部分からなっている。
添付図面の内、図1〜図6は、ボトル本体Xの上部側開口部に対して蓋部材Zおよび栓本体Yが螺合固定された容器閉状態における飲料容器全体の構成を、図7〜図12は、ボトル本体Xから分離した蓋部材Zおよび栓本体Y部分の構成を、それぞれ示している。
<ボトル本体Xの構成>
まずボトル本体Xは、例えば図1〜図6に示されるように、液体が収容される有底かつ長筒状のステンレス製の内容器1と、該内容器1の外周側に所定の隙間Sを介して設けられた同じく有底かつ長筒状のステンレス製の外ケース2とからなり、それらの上端側縦壁構造の開口縁部同士を溶接等の方法で相互に接合一体化し、内側の隙間Sを真空状態に脱気(断熱空間化)しているとともに、その外周面側外ケース2上端部の外周面に合成樹脂製の筒状の飲み口部材3を螺合する螺合溝4を、また内周面側所定下方位置には栓本体Y側の後述する栓下部材5の下部部材5Aの外周が当接するヒートキープ構造の縮径部1aを形成している。
そして、上記螺合溝4には、上述のように、合成樹脂製の筒状の飲み口部材3が螺合固定されているとともに、上記縮径部1aには栓本体Yの栓下部材5の下部部材5Aが第1のシールパッキンP1を介して当接嵌合されるようになっている。上記外ケース2上端部の上記螺合溝4を有する筒状部の外径は、上記下部側外ケース2本体部分の外径よりも所定寸法小さく形成されていて、上記所定の肉厚の筒状の飲み口部材3が螺合固定され、かつ、その外周側に外ケース2本体部分と等経の後述する蓋部材Zのスカート状の外筒部8が位置せしめられた状態では、蓋部材Z側からボトル本体Xの底部までの全体が略等径の状態になるように構成されている。
<栓本体Yの構成>
次に、栓本体Yは、例えば図7〜図12に示されるように、下部側に位置して上記ボトル本体Xの上端側開口部内に嵌合される栓下部材5と、該栓下部材5の上部側に位置して該栓下部材5に一体に係合され、上記ボトル本体Xの上端側開口部内に嵌合される栓上部材6と、該栓上部材6の上部に位置して該栓上部材6に螺合され、上記ボトル本体X上端側の開口部を覆う蓋部材Zとの3つの部分からなっている。
(栓下部材5の構成)
まず栓下部材5は、有底かつ筒状の下部部材5Aと、該下部部材5Aの上端部外周に相対回動自由に係合された上部部材5Bとからなっている。
下部部材5Aは下端側が閉じられた有底の筒状体よりなり、その筒状の側壁部51の上下方向中間部分に大径のフランジ部52が、同大径のフランジ部52の下部側に第1のシールパッキン係合用の溝53が、上記大径のフランジ部52の上部側筒状の側壁部51の上端側外周部分に上記上部部材5Bの下端側内周面に設けた係合凸部54,54・・とスライド可能に係合する係合縁部55が、それぞれ設けられている。
そして、上記第1のシールパッキン係合用の溝53には上記内容器2開口部下方の縮径部1aの上面に対応(当接)してシールする第1のシールパッキンP1が嵌合されている。上記第1のシールパッキン係合用の溝53には、その上下方向の中間部に半径方向外方に突出する凸状部56が設けられており、この凸状部56を利用して断面C字形の環状の第1のシールパッキンP1が嵌め込まれて支持されている。
一方、上部部材5Bは上下両端側が開口された筒状体よりなり、その筒状の側壁部57下端の内周面側には、周方向に所定の均等な間隔を置いて上記複数の係合凸部54,54・・が設けられており、該係合凸部54,54・・を、上記下部部材5Aの筒状の側壁部51中間の大径のフランジ部52と上端側外周の係合縁部55との間に形成された周方向に連続するスライド溝58内にスライド可能に係合されている。また、その筒状の側壁部57の外周側には断面コ字状の第2のシールパッキン係合用の溝59が形成されており、上記栓上部財6の筒状の側壁部61の下端側内周面に当接係合して、所定の係合力を維持するとともにシール機能を果たす環状の第2のシールパッキンP2が嵌め込まれている。
この第2のシールパッキンP2の栓上部材6内周面との当接部には、部分的に突出した環状のリブ14が設けられている一方、上記栓上部材6の内周面にも同様に部分的に突出した環状のリブ15が設けられており、上記栓下部材5の上部部材5B部分は、上記栓上部材6の下部内側に対して、同第2のシールパッキンP2のリブ14および栓上部材6のリブ15を介して相互に係合させた状態で圧入されている。
(栓上部材6の構成)
他方、上記栓上部材6は、上下方向に延びる筒状の側壁部61の中間部より下方側に位置して水平壁62を有し、該水平壁62の直径方向両側に上記栓下部材5の上部部材5Bに設けた一対の起立片63,63が上方側に向けて挿入される一対の係合孔(長穴)64,64が設けられている。また、その筒状の側壁部61の下部側外周には何層かの螺合用のネジ溝65,65が設けられていて、上記内容器開口部内周のネジ溝1bに螺合されるようになっている。
また、同筒状の側壁部61上端部の外周には、断面コ字状の第3のシールパッキンP3の係合溝66が設けられており、図示のような、外周にシール片66aを設けた環状の第3のシールパッキンP3が嵌め込まれている。この第3のシールパッキンP3のシール片66aは、例えば図4、図6に詳細に示すように、栓本体Yをボトル本体Xの開口部に螺合した時に、ボトル本体Xの開口部外周に嵌合されている飲み口部材3の上端部に当接してシール機能を発揮する。
さらに、同筒状の側壁部61の上部側内周面には、上記蓋部材Z側の内筒9の外周に設けられたネジ溝67に螺合される螺合片68が設けられている。
(蓋部材Zの構成)
蓋部材Zは、それぞれ天板部7と一体に成型された大径の外筒部8と小径の内筒部9とからなっており、小径の内筒部9の上下方向の長さは、大径の外筒部8よりも少し短く形成されている。大径の外筒部8の外径は、略ボトル本体Xの外径に等しく形成されており、栓本体Yをボトル本体Xに螺合したときに、全体がほぼ等径の1本のボトル体に見えるようになっている。他方、小径の内筒9の外径は、上記栓上部材6の内側に螺合されるのに適した外径に形成されており、その外周には上記栓上部材6の螺合片68に螺合されるネジ溝67が設けられている。
また、同小径の内筒9の内周側には、直径方向の対向位置に、周方向に所定の間隔を置いて2本の平行なリブ10,10が対向方向に所定の寸法だけ突出して設けられており、上記蓋部材Zを栓上部材6に螺合した状態では、それら2本のリブ10,10の間に、上述した水平壁62の一対の係合孔64,64から上方に突出した、上記上部部材5Bの直径方向一対の起立片63,63の上端部が入り込み、周方向に位置決めされた状態で係合されるようになっている。
さらに、蓋部材Zの相互に連続する天板部7および外筒部8の外周面には、化粧用のステンレス等の金属製カバー11が設けられている。
なお、上記蓋部材Zの内筒部9と外筒部8との間隔は、たとえば図11に示すような分解状態では、人の指が入る程度の十分な幅に形成されていて、内部の洗浄が容易になっている。
<栓本体Yおよび蓋部材Zの作用>
すでに述べたように、従来の栓本体分解構造の飲料容器の場合、手で直接開閉操作する蓋部材部分が、化粧部および内筒を備えた天板部分と該天板部外周下部のスカート状の外筒部分との2つの別部材からなっており、外筒部分は天板部の内筒部分を栓本体に螺合したときに、天板部と栓本体との間に挟まれて固定されるようになっていた。
そのために、ボトル本体の開口部から栓本体を取り外そうとするときには、上記天板部と外筒部との両方をしっかりと握って一緒に回すか、外筒部のみを握って回さないと、天板部のみが回動して分解されてしまい、栓本体および外筒部はボトル本体に螺合されたままとなって、ボトル本体の開口部から栓本体を取り外すことができないということが生じていた。
また、蓋部材が、水平な天板部とスカート状の外筒との2つの独立した部材からなっていて、分解時には相互に分離する必要があることから、一体感のあるデザイン、装飾の蓋部材を実現することができなかった(天板部と外筒に金属カバーをかけると、分解自体ができなくなる)。
ところが、以上の構成の蓋部材Zでは、水平部である天板部7の下部に内筒9が一体になっているだけでなく、同天板部7の外周から下方に外筒8も一体になっており、蓋部材Zを開閉する時に、外筒部8と関係なく天板部7のみが回ると言うことはありえない。
つまり、ユーザーが手で握り、回動操作することができる操作部は、常に蓋部材Zの全体となる。したがって、従来のように、ボトル本体Xの開口部から栓本体Yを取り外そうとするときに、天板部7と外筒部8との両方をしっかりと握って一緒に回すか、または外筒部8のみを握って回さないと、天板部7のみが回動して分解されてしまい、栓本体Xおよび外筒部8はボトル本体Xに螺合されたままとなって、ボトル本体Xの開口部から栓本体Yを取り外すことができないというようなことはなくなり、栓本体Yの開閉が非常にスムーズになる。
また、蓋部材Zの天板部7と外筒部8が完全に一体であり、分離する必要がないから、蓋部材Zの全体に装飾用の金属カバー11を設けることも可能となり、デザイン化の自由度が大きく向上する。
そして、そのような構成の蓋部材Zは、天板部7の内側下部に設けられた内筒9外周のネジ溝67を上述した栓本体Y側栓上部材6の筒状部内側の螺合片68に螺合することにより連結されるが、栓本体Yの開閉時に、それら両者の間に操作力に応じた締め付け力がかかるので、そのままでは閉まりすぎたり、弛みが生じたりする問題が発生する。
そこで、上記の構成では、蓋部材Zの内筒9の内周に一対の係合リブ10,10、栓上部材6の内側の水平壁62部分に一対の係合孔64,64を設ける一方、栓本体Yの上部材5Bの側壁部57の上端に上方に所定の高さ起立した一対の起立片63,63を設け、栓下部材5と栓上部材6とを係合したときに、一対の起立片63,63の上端部が同一対の係合孔64,64を介して上部側内筒の一対のリブ10,10間に係合して位置決めされ、同位置決め状態で、栓上部材6と内筒9が適切な締め付け力で螺合固定されるようになっている。したがって、閉まりすぎたり、弛みが生じたりすることがなくなる。
また、従来の構成の栓本体Yは、上記内容器2の開口部の縮径部1aに当接する下部部材5A部分と栓上部材6に螺合する上部部材5Bとが一体に構成されていたために、栓本体Y開閉時に、栓本体Y下部の栓下部材5部分に設けられている第1のシールパッキンP1が、内容器1の縮径部1aと擦れて、キュッ、キュッという不快な摩擦音を生じさせる問題があった。
そこで、上記の構成では、上記栓本体Yの栓下部材5部分を、上記第1のシールパッキンP1を備えて上記内容器1の縮径部1a部分に当接される下部部材5Aと上記位置決め用の一対の起立片63,63を備えて上記栓上部材6に係合される上部部材5Bとの2つの部材で形成し、それらを係合縁部55および係合凸部54,54・・を介して相互に相対回動可能に係合することにより一体化している。
したがって、上記栓本体Yの開閉に際して、蓋部材Z、栓上部材6、栓下部材5の上部部材5B部分が一緒に回動されたとしても、上記第1のシールパッキンP1を備えた栓下部材5の下部部材5A側は決して一緒に回動せず、従来のような内容器縮径部1aとの摩擦、それによる摩擦音は発生しない。
Xはボトル本体、Yは栓本体、Zは蓋部材、P1は第1のシールパッキン、P2は第2のシールパッキン、P3は第3のシールパッキン、1は内容器、2は外ケース、3は飲み口部材、4は螺合溝、5は栓下部材、5Aは下部部材、5Bは上部部材、6は栓上部材、7は天板部、8は外筒部、9は内筒、10は係合リブ、11は金属製カバー、51は下部部材5Aの側壁部、52は大径のフランジ部、54は係合凸部、55は係合縁部、57は上部部材5Bの側壁部、58はスライド溝、61は栓上部材6の筒状の側壁部、62は水平壁部、63は起立片、64は係合孔、67はネジ溝、68は螺合片である。

Claims (2)

  1. 飲料が収容されるボトル本体と、該ボトル本体の開口部に対して着脱可能に螺合される栓本体と、該栓本体に対して着脱可能に螺合固定される蓋部材とを備え、該蓋部材を介して上記栓本体を上記ボトル本体の開口部に対して着脱操作するようになっているとともに、上記蓋部材は、上記栓本体を螺合固定する内筒部を備えた天板部と、該天板部の外周から下方に延び、上記栓本体の外周を覆う外筒部とからなり、それら天板部、内筒部、外筒部が一体に形成されている飲料容器であって、上記栓本体は、上記天板部下部の内筒部に着脱可能に螺合する栓上部材と、この栓上部材に着脱可能に係合する栓下部材とからなり、上記内筒部、栓上部材、栓下部材は、上記栓下部材上端に上方に起立して設けられた起立片を介して、相互に周方向の位置決めがなされた状体で係合されていることを特徴とする飲料容器。
  2. 栓上部材に係合される栓下部材を、シール部材を備えてボトル本体の開口部内に当接される下部部材と、位置決め用の起立片を備えて栓上部材に係合される上部部材との2つの部材により構成し、それらを相互に相対回動可能に係合することにより一体化したことを特徴とする請求項1の飲料容器。
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