JP2005075449A - 二重蓋付き容器 - Google Patents

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喜作 佐野
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Abstract

【課題】 外蓋を旋回操作すれば、中蓋も同時に開閉できるようにする。二重蓋が汚れても、中蓋と外蓋に分解して、それぞれを別々に洗浄できるようにする。
【解決手段】 容器本体と、その口部に嵌着する中蓋と、前記口部にネジ部で螺合して中蓋の上から同口部に被せる外蓋と、両蓋をそれぞれの軸心部を中心にして相対回転可能かつ相対移動可能に連結する中蓋に設けた連結軸とより構成されている。中蓋と外蓋の位置関係は、外蓋を被せるとき、外蓋で中蓋を口部に押し込むことができ、外蓋を取るとき、外蓋で中蓋を連結軸部分において引き上げることができるように設定されている。二重蓋は、連結軸の分解によって、中蓋と外蓋に分解できる。
【選択図】 図5

Description

この発明は、二重蓋付き容器に関するものである。
従来の二重蓋付き容器としては、図6に示すものがある。この容器は、円筒形の口部21を有する容器本体22と、その口部21に嵌着して同口部21を密閉する中蓋23と、前記口部21の雄ネジ21aに雌ネジ24aを螺合して中蓋23の上から口部21に被せる外蓋24とより構成されている。
この容器の欠点は、中蓋23と外蓋24が別体になっているので、蓋を閉めるときは、中蓋23を嵌着してから外蓋24を被せ、蓋をあけるときは、外蓋24を取ってから中蓋23を取る、といった具合にそれぞれ2回の操作が必要になり、蓋の開閉操作に手間がかかることである。
この欠点を解決する容器としては、図示しないが、口部に嵌着する中蓋と口部に螺合して被せる外蓋を同軸的に一体にしたものがある。この容器の場合、二重蓋の開閉操作は、それぞれ外蓋の旋回操作だけで可能になる。しかし、次のような欠点がある。
中蓋と外蓋は、一体になっていて分解できないので、容器に入れた液体や粉体で汚れた場合、洗浄しにくい。中蓋と外蓋の間の狭小な入隅部に付着した液体や粉体の除去がむずかしいからである。
このほかに、外蓋はフリーストップ機能をもってキャップ本体に蝶着され、中蓋はその蝶着部分において揺動自在となっている容器もある。
この容器においては、中蓋の環状突起を口部に嵌合する際に、中蓋が自在に揺動するので、口部との間でこじれを生じない。
また、中蓋は係止手段を介して外蓋に係止されて両者は一体となって一挙に開閉されるので、両蓋は一度の開閉操作で開閉できる(特許文献1参照)。
しかし、この容器においては、蝶番で外蓋をキャップ本体にフリーストップ機能をもって蝶着する構成を採っている。また、この容器には、外蓋と中蓋をキャップ本体に係脱自在に係合する係合部と、操作力の作用によって係合を解除する上下回転されるフックピースとにより構成されるフック機構が設けられている。
このため、特許文献1の容器は、構造が複雑でコスト高につくだけでなく、蓋が汚れた場合の洗浄が容易ではない。
特開2000−244256号公報
この発明の課題は、次の3つである。
(1)外蓋を旋回操作して開閉すれば、中蓋も同時に開閉できるようにする。
(2)二重蓋が汚れても外蓋と中蓋に分解してそれぞれを隅ずみまで効果的に洗浄できるようにする。
(3)構造を簡単にしてコスト高にならないようにする。
上記課題を解決するために、この発明が提供する二重蓋付き容器は、次の(1)〜(3)に記載のものである。
(1)円筒形の口部を有する容器本体と、前記口部にハット本体部において嵌着され、同口部の口縁につば部において掛止されるシルクハット型の中蓋と、前記口部に第1ネジ部において螺合して中蓋の上から同口部に被せる外蓋と、中蓋と外蓋とをそれぞれの軸心部を中心にして相対回転可能かつ相対移動可能に連結する連結軸とよりなり、前記連結軸は、中蓋の軸心部に設け、あらかじめ外蓋の軸心部に設けた穴に挿通するナットと、ナットに第2ネジ部において螺合して取り付けられ、かつ頭部が穴の縁に掛止されて中蓋が外蓋から外れないようにする止めネジとよりなり、前記第2ネジ部は、第1ネジ部の逆ネジとなっており、前記中蓋と外蓋の連結軸方向の位置関係は、外蓋を容器本体の口部に被せるとき、その下面が中蓋のつば部上面と摺接し、外蓋を容器本体から取り外すとき、止めネジの頭部が外蓋の穴の周縁を摺接するように設定されていることを特徴とする二重蓋付き容器(以下、第1の容器という)。
(2)第1の容器における口部周縁部の上面と中蓋のつば部の下面のうち、いずれか一方に環状突起を設けた二重蓋付き容器(以下、第2の容器という)。
(3)第1又は第2の容器における中蓋と密着する容器本体の口部の口縁部を出隅部のない形状とした二重蓋付き容器。
(1)中蓋と外蓋を、それぞれの軸心部を中心にして相対回転かつ相対移動可能に連結することによって、二重蓋の開閉時に、両蓋が所定の部位で摺接するようにするとともに、外蓋を被せるときの中蓋の口部への位置合わせが容易になるようにしたので、外蓋を旋回操作して開閉すれば、中蓋も同時に開閉できる。
(2)止めネジを中蓋に設けたナットから取り外すことによって二重蓋を外蓋と中蓋とに分解できるようにしたので、二重蓋が汚れたとき、外蓋と中蓋に分解して、それぞれを隅ずみまで効果的に洗浄できる。
(3)外蓋と中蓋をナットと止めネジによる連結軸で連結する構成としたので、構造が簡単になり、コスト高にならない。
以下、この発明を実施するための最良の形態を実施例によって説明する。
図1〜図5は、実施例の二重蓋付き容器を示す。図1はその側面図、図2はその平面図である。図3は図2のA−A断面拡大図、図4は図3の分解図である。図5は二重蓋の開閉時の動作を説明するための断面図である。
図において、Yは容器本体で、1はその円筒形の口部である。Cは容器本体Yの二重蓋である。両者は合成樹脂製である。
二重蓋Cは、中蓋2と、外蓋3と、両蓋2,3をそれぞれの軸心部を中心にして相対回転可能かつ相対移動可能に連結する連結軸4とを構成要素とし、これらによって組み立てられる。
中蓋2は口部1に嵌着して同口部1を密閉する、つば部2aのあるシルクハット型の蓋である。ハット本体部2bは頂部がやや細くなっている。中蓋2の嵌着状態においては、つば部2aは口部1の上端面に密着し、ハット本体部2bは口部2の内周面に密着する。
外蓋3は、その雌ネジ3aを口部1の雄ネジ1aに螺合して中蓋2の上から口部1に被せる蓋である。両ネジ1a,3aは右ネジである。
連結軸4は、中蓋2の中心部上面側に同軸かつ一体に設けたナット5と、これに螺合して取り付ける止めネジ6とより構成されている。ナット5と止めネジ6は左ネジとなっている。なお、上記ネジ1a,3aが左ネジの場合は、ナット5と止めネジ6は右ネジである。
7は、外蓋3の軸心部に設けた筒状の穴で、上記ナット5を挿通するためのものである。
中蓋2と外蓋3は、ナット5を穴7に挿通して、同ナット5に止めネジ6を螺合して取り付けることによって同軸的に連結され、二重蓋Cとして組み立てられる。
組立状態においては、止めネジ6の頭部6aが、筒状の穴7の上端面(口縁)に掛止され、中蓋2の外蓋3からの外れ(脱落)が防止される。中蓋2と外蓋3は、連結軸4を中心にして相対回転可能であり、かつ相対移動可能である。6bは止めネジ6のドライバー用溝である。
中蓋2と外蓋3の連結軸4方向の位置関係は次のように設定されている。
すなわち、図5に示すように、二重蓋Cの外蓋3を口部1に被せるときは、その下面が中蓋2のつば部2aの上面のみと摺接するように設定されている。
これは、外蓋3を締めるときの外蓋3の中蓋2に対する押圧力がつば部2aに集中的に作用するようにするためである。このようにすれば中蓋2の口部1への圧入が容易になるからである。
外蓋3を口部1から取り外すときは、止めネジ6の頭部6aが外蓋3の穴7の口縁とのみ摺接するように設定されている。
これは、外蓋3を取り外すときの外蓋3による中蓋2の引き上げ力が止めネジ6の頭部6aに集中して作用するようにするためである。
止めネジ6は外蓋3の逆ネジとなっている。したがって、外蓋3を左に回して取り外しても、止めネジ6は緩むおそれはない。
中蓋2と外蓋3の水平方向(連結軸4に垂直な面方向)の位置関係は、口部1の中心軸に対する中蓋2と外蓋3のそれにズレがあっても、そのズレを吸収できるように設定されている。
容器本体Yの口部1に嵌着される中蓋2と密着する同口部1の口縁部は、この実施例では、出隅部のない形状となっている。すなわち、口部1の内周面と上端面とで形成される出隅部(稜部)は、あらかじめ切除され、カット面1b(図4)となっている。
このカット面1bは、中蓋2と口部1の内周面及び上端面との確実な密着を確保する上で有効である。カット面1bに代えて湾曲面を設けることもできる。これらの面は、必要に応じ設けることができる。
実施例の二重蓋付き容器は、上述のような構成となっているので、二重蓋Cを開閉する場合の中蓋2と外蓋3の挙動は、次のようになる。
(1)二重蓋Cを開ける場合
図3において、外蓋3を左に回すと、上方に移動し、穴7の上端面が止めネジ6の頭部6aに突き当たって、これと摺接し、中蓋2を上方に引き上げる。さらに、外蓋3を回すと、口部1から外れ、中蓋2も外れる。
(2)二重蓋Cを閉める場合
図5において、外蓋3を口部1に嵌め、右に回すと、中蓋2が口部1に嵌まり、外蓋3の下面が中蓋2のつば部2aの上面に突き当たって、これと摺接し、中蓋2を口部1の中に押し込んで行く。さらに、外蓋3を回すと、つば部2aの下面が口部1の上端面に突き当たって、中蓋2が口部1に嵌着され、外蓋3も締まる。
図示しないが、外蓋3を容器本体Yの口部1に被せたときに互に密着する口部1の口縁部の上面と中蓋2のつば部2aの下面のうち、いずれか一方に環状突起を設けることもできる。この突起は、中蓋2と口部1の間のシール性能を上げる上で有効である。必要に応じ設けると良い。
実施例の二重蓋付き容器の側面図 図1の平面図 図2のA−A断面要部拡大図 図3の分解図 実施例の動作を説明するための要部断面図 従来の二重蓋付き容器の要部断面図
符号の説明
Y 容器本体
C 二重蓋
1 口部
1a 雄ネジ
1b カット面
2 中蓋
2a つば部
2b ハット本体部
3 外蓋
3a 雌ネジ
4 連結軸
5 ナット
6 止めネジ
6a 頭部
7 筒状の穴

Claims (3)

  1. 円筒形の口部を有する容器本体と、前記口部にハット本体部において嵌着され、同口部の口縁につば部において掛止されるシルクハット型の中蓋と、前記口部に第1ネジ部において螺合して中蓋の上から同口部に被せる外蓋と、中蓋と外蓋とをそれぞれの軸心部を中心にして相対回転可能かつ相対移動可能に連結する連結軸とよりなり、前記連結軸は、中蓋の軸心部に設け、あらかじめ外蓋の軸心部に設けた穴に挿通するナットと、ナットに第2ネジ部において螺合して取り付けられ、かつ頭部が穴の縁に掛止されて中蓋が外蓋から外れないようにする止めネジとよりなり、前記第2ネジ部は、第1ネジ部の逆ネジとなっており、前記中蓋と外蓋の連結軸方向の位置関係は、外蓋を容器本体の口部に被せるとき、その下面が中蓋のつば部上面と摺接し、外蓋を容器本体から取り外すとき、止めネジの頭部が外蓋の穴の周縁と摺接するように設定されていることを特徴とする二重蓋付き容器。
  2. 外蓋を容器本体の口部に被せたときに互に密着する口部口縁部の上面と中蓋のつば部の下面のうち、いずれか一方に環状突起を設けたことを特徴とする請求項1記載の二重蓋付き容器。
  3. 外蓋を容器本体の口部に被せたときに口部に嵌着される中蓋と密着する容器本体の口部の口縁部を、出隅部のない形状にしたことを特徴とする請求項1又は2記載の二重蓋付き容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013237487A (ja) * 2012-04-17 2013-11-28 Takeo Tanabe 蓋付き容器
WO2022068296A1 (zh) * 2020-09-30 2022-04-07 洽兴包装工业(中国)有限公司 可拆卸式化妆盒

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