JP6868459B2 - 繰出容器 - Google Patents
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Description
上述した第1中皿の移動と同時に、操作部材の回転に伴ってねじ軸を容器軸回りに回転させることができる。すると、第2中皿がねじ軸の回転に伴って供回りしようとするが、第2中皿に保持されている第2内容物が第1内容物内に相対回転不能に収納されているので、第2中皿は容器軸回りの回転が規制される。従って、ねじ軸の回転に伴って、第2中皿を容器軸方向に沿って例えば上方移動させることができ、第2中皿を利用して第2内容物を例えば押し上げることができる。これにより、突出口を通じて第2内容物を容器本体の外部に突出させることができる。
内容物Cとしては、特に限定されるものではないが、例えば化粧品、薬品、接着剤等が挙げられ、これらが半固形状或いは固形状等、その形状が維持できる程度に形成(成形)されていれば良い。また、第1内容物C1及び第2内容物C2は、同一材料で形成されていても構わないし、異種材料で形成されていても構わない。
さらには、第2内容物C2の形状は非真円形状に限定されるものではなく、例えば第2内容物C2を横断面視円形状に形成し、円筒状に形成した第1内容物C1の内側に収納しても構わない。この場合には、例えば第1内容物C1の内周面と第2内容物C2の外周面とを所定の摺動抵抗で摺接させた状態で、第1内容物C1の内側に第2内容物C2を収納すれば良い。この場合であっても、摺動抵抗を利用して、第1内容物C1及び第2内容物C2の容器軸O回りの相対回転を抑制することが可能である。
外容器10の上端開口部の内側は、上方に向けて開口すると共に内容物Cを外部に突出させる突出口12とされている。なお、外容器10の外周面に例えば印字、刻印等によって装飾を施すことで、外容器10を化粧筒として機能させても良い。
これにより、回転体3の全体は下方への抜け止めがされた状態で容器本体2に対して容器軸O回りに回転可能に組み合わされている。なお、係合突起23は、環状に限定されるものではなく、例えば周方向に間隔をあけて形成されていても構わない。
ただし、この場合に限定されるものではなく、上筒部21の外周面及び内容器11の内周面が互いに摺接していても構わない。
図示の例では、螺旋溝24は案内孔13に対応して一対形成され、容器軸O方向に互いに交差することなく形成されている。なお、螺旋溝24は容器軸O方向に沿った長さが案内孔13の容器軸O方向に沿った長さと同等とされ、螺旋溝24の下端縁は案内孔13の下端縁と同等の高さに位置している。
規制リブ25は、容器軸O方向に沿って延びた縦長状に形成され、周方向に間隔をあけて複数形成されている。支持突起26は規制リブ25よりも下方に配置され、規制リブ25よりも径方向外側に向けて突出している。
外郭筒部34は、外容器10における容器軸O方向の中央部分から下方に位置する部分、サポート筒部30及び支持突起26を径方向外側から囲むように配置され、その下端部は上筒部21の下端部に対して、例えば圧入等による嵌合、接着、溶着、加締め等によって一体に組み合わされている。
なお、外郭筒部34には径方向外側に向けて突出した環状の鍔部35が形成されている。図示の例では、鍔部35は外郭筒部34を容器軸O方向に屈曲変形させることで形成されている。
なお、被係合突起42が螺旋溝24の下端縁及び案内孔13の下端縁に位置しているときの第1中皿4の位置が最下降位置とされている。
ただし、ねじ軸5の長さは、この場合に限定されるものではなく、例えば第2内容物C2の半分程度の長さであっても良い。
連結部材8は、ねじ軸5の下端部に連結された頂壁部60と、頂壁部60の外周縁部から下方に向けて延び、規制リング28の内側に摺動可能に嵌合されたガイド筒部61と、ガイド筒部61の下端部から径方向外側に向かって延び、回転体3の下筒部22よりも下方に配置された環状のフランジ部62と、フランジ部62の外周縁部から下方に向かって延びた連結筒部63と、を備えている。
操作部材7は、外郭筒部34に対して下方から容器軸O方向に離脱可能に装着された有底筒状の外側操作部70と、外側操作部70の内側に一体に組み合わされた有底筒状の内側操作部71と、を備えている。
図示の例では、係合リブ76は、第1係合溝27及び第2係合溝64の数に対応して複数形成され、第1係合溝27内及び第2係合溝64内に容器軸O方向に離脱可能に係合されている。これにより、繰出容器1の組み立て時、外郭筒部34に対して操作部材7を下方から組み合わせる際に、第1係合溝27内及び第2係合溝64内に係合リブ76を下方から連続して挿入することが可能とされている。
環状突起80は、ガイド筒部61の外周面から径方向外側に向けて僅かに突出するように形成されている。これにより、ガイド筒部61が下方に向けて容易に移動してしまうことを抑制することができ、操作部材7を係合位置P1に位置決めすることができる。
オーバーキャップ85は、容器軸Oと同軸に配置された有頂筒状に形成され、外郭筒部34のうち鍔部35よりも上方に位置する部分に離脱可能に装着されている。
上述のように構成された繰出容器1を利用して、内容物Cを使用する場合について説明する。なお、操作部材7は、図1及び図2に示すように係合位置P1に位置している状態とする。
従って、回転体3の回転に伴って第1中皿4を最下降位置から上方移動させることができ、第1中皿4を利用して第1内容物C1を押し上げることができる。これにより、突出口12を通じて第1内容物C1を容器本体2内から上方に突出させることができる。
従って、連結部材8の回転に伴って第2中皿6を最下降位置から上方移動させることができ、第2中皿6を利用して第2内容物C2を押し上げることができる。これにより、突出口12を通じて第2内容物C2を容器本体2内から上方に突出させることができる。
これにより、連結部材8がそれ以上下方移動することを規制することができ、操作部材7を解除位置P2に位置決めすることができる。
このように、用途等に応じた多様な使い方を行うことができるので、使い易く利便性に優れた繰出容器1とすることができる。
次いで繰出容器1を組み立てる場合について簡単に説明する。
本実施形態の繰出容器1は、先に述べたように、操作部材7が外郭筒部34に対して下方から離脱可能に装着されていると共に、ねじ軸5、第2中皿6及び連結部材8が第1中皿4及び回転体3に対して容器軸O方向に挿脱可能に組み合わされているので、効率の良い組み立てを行うことができる。
そして、容器本体2、回転体3、第1中皿4及びオーバーキャップ85を組み立てて第1ユニット90とし、ねじ軸5、第2中皿6及び連結部材8を組み立てて第2ユニット91とした後、第1ユニット90及び第2ユニット91を組み合わせる。
この場合には、操作部材7を容器軸O方向に移動させたときに、第2係合溝64に沿って係合リブ76が移動するように構成すれば良い。このようにすることで、操作部材7を解除位置P2に位置させたときに、第2内容物C2が一旦下降することを防止できるので、その分、第2内容物C2を突出口12から速やかに突出させることが可能となる。
例えば、外郭筒部34を省略し、容器本体2の外容器10に対して、操作部材7を容器軸O回りに回転可能、且つ容器軸O方向に移動可能に装着しても構わない。この場合であっても同様の作用効果を奏功することができる。
なお、係合リブ76を省略し、連結部材8の連結筒部63と操作部材7とを一体形成、或いは一体に組み合わせても構わない。この場合であっても、操作部材7の回転に伴って連結部材8及びねじ軸5を回転させることができると共に、操作部材7の容器軸O方向の移動に伴って連結部材8及びねじ軸5を移動させることができるので、同様の作用効果を奏功することができる。
C2…第2内容物
P1…係合位置
P2…解除位置
C…内容物
O…容器軸
1…繰出容器
2…容器本体
3…回転体
4…第1中皿
5…ねじ軸
6…第2中皿
7…操作部材
8…連結部材
12…突出口
13…案内孔
24…螺旋溝
27…第1係合溝(第1係合部)
42…被係合突起
76…係合リブ(第2係合部)
Claims (4)
- 筒状の第1内容物、及び前記第1内容物の内側に相対回転不能に収納された棒状の第2内容物を有する内容物が収容され、前記内容物を突出させる突出口が形成された容器本体と、
前記容器本体に対して前記容器軸回りに回転可能とされ、前記容器本体の内側に少なくとも一部分が配設された回転体と、
前記第1内容物を保持すると共に、前記回転体の回転に伴って前記容器本体内を前記容器軸方向に移動する第1中皿と、
容器軸方向に沿って延設され、且つ前記容器軸回りに回転可能に配設されたねじ軸と、
前記第2内容物を保持すると共に、前記ねじ軸に螺着された第2中皿と、
前記容器本体又は前記回転体に対して前記容器軸回りに回転可能、且つ前記容器軸方向に移動可能に装着された操作部材と、を備え、
前記ねじ軸は、前記操作部材の回転に伴って前記容器軸回りに回転可能とされ、
前記回転体は、前記容器本体を径方向外側から囲む外郭筒部を備え、
前記操作部材は、前記外郭筒部を径方向外側から囲む外側筒部と、前記外側筒部の前記容器軸方向の他方側の開口部を閉塞する外側底壁部とを有する外側操作部を備え、
前記操作部材は、前記回転体に形成された第1係合部に対して離脱可能に係合する第2係合部を備え、前記容器軸方向の移動によって、前記第1係合部と前記第2係合部とが係合し合う係合位置と、前記第1係合部と前記第2係合部との係合が解除される解除位置と、の間を移動する、繰出容器。 - 請求項1に記載の繰出容器において、
前記容器本体及び前記回転体のうちのいずれか一方には、前記容器軸方向に延びる案内孔が形成され、他方には前記ねじ軸におけるねじ溝のピッチに対応した螺旋溝が形成され、
前記第1中皿には、径方向外側に向けて突出すると共に前記案内孔内及び前記螺旋溝内にそれぞれ係合する被係合突起が形成されている、繰出容器。 - 請求項1又は2に記載の繰出容器において、
前記ねじ軸は、前記操作部材に対して容器軸方向に離脱可能に組み合わされた連結部材を介して前記操作部材に連結され、
前記操作部材は、前記容器本体又は前記回転体に対して前記容器軸方向に離脱可能に装着され、
前記ねじ軸、前記第2中皿及び前記連結部材は、前記第1中皿及び前記回転体に対して前記容器軸方向に挿脱可能とされている、繰出容器。 - 請求項3に記載の繰出容器において、
前記突出口は、前記容器軸方向の一方側に向けて開口するように形成され、
前記操作部材は、前記容器軸方向の他方側から前記容器本体又は前記回転体に対して離脱可能に装着されている、繰出容器。
Priority Applications (1)
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JP2017090783A JP6868459B2 (ja) | 2017-04-28 | 2017-04-28 | 繰出容器 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017090783A JP6868459B2 (ja) | 2017-04-28 | 2017-04-28 | 繰出容器 |
Publications (2)
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JP2018188182A JP2018188182A (ja) | 2018-11-29 |
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Family
ID=64478000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017090783A Active JP6868459B2 (ja) | 2017-04-28 | 2017-04-28 | 繰出容器 |
Country Status (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2017
- 2017-04-28 JP JP2017090783A patent/JP6868459B2/ja active Active
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