JP5745304B2 - 塗布具付き容器 - Google Patents
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Description
前記塗布具付き容器を使用するときには、まず、キャップ体を塗布具とともに容器本体から離脱させる。すると塗布部が、内容物を保持した状態で容器本体内から引き出されることとなり、その後、塗布部に保持された内容物を被塗布部に塗布する。
本発明に係る塗布具付き容器は、内容物が収容される有底筒状の容器本体と、該容器本体の口部に着脱自在に装着されるキャップ体と、該キャップ体に装着されるとともに該キャップ体から容器本体の底部側に向けて突出し、先端に塗布部が配設された塗布具と、を備える塗布具付き容器であって、前記キャップ体は、前記口部を径方向の外側から囲繞する装着筒部と、該装着筒部から容器軸方向に沿って前記底部側の反対側に向けて延設されるとともに前記塗布具が装着された基筒部と、該基筒部に容器軸回りに回転自在に外嵌されるとともに、前記基筒部に対する回転に伴って前記塗布具を容器軸方向に進退させる回転筒部と、該回転筒部および前記装着筒部に、容器軸方向に跨って一体に、かつ容器軸方向に移動自在に装着された規制部と、を備え、該規制部は、前記回転筒部および前記装着筒部に一体に外嵌された筒状に形成され、該規制部には、前記装着筒部に形成された第1係合部、および前記回転筒部に形成された第2係合部に容器軸回りに沿う周方向に係合することにより、前記基筒部に対する前記回転筒部の回転を規制する第3係合部が形成され、前記第3係合部は、前記規制部を前記反対側に移動させたときに、前記第1係合部との係合が解除されるように構成され、前記第2係合部は、前記回転筒部の外周面に周方向に複数形成されるとともに、前記第3係合部は、前記規制部の内周面に周方向に複数形成され、前記回転筒部および前記規制部にはそれぞれ、互いに係合し合うことで前記規制部の容器軸方向に沿った移動を規制するストッパ部が各別に設けられ、前記回転筒部に設けられた前記ストッパ部は、前記回転筒部の外周面において周方向に隣り合う前記第1係合部の間に配置されるとともに、前記規制部に設けられた前記ストッパ部は、前記規制部の内周面において周方向に隣り合う前記第3係合部の間に配置されていることを特徴とする。
そして、容器本体内の内容物が減少したときには、キャップ体の規制部を前記反対側に移動させ、第1係合部と第3係合部との係合を解除する。これにより、基筒部に対する回転筒部の回転の規制が解除される。その後、回転筒部を基筒部に対して回転させて塗布具を容器軸方向に前進させ、塗布具のキャップ体からの突出量を増やす。
その後、規制部を前記底部側に移動させ、第1係合部と第3係合部とを係合させる。これにより、基筒部に対する回転筒部の回転を規制し、塗布具の容器軸方向の位置を固定する。
したがって、容器本体内の内容物が減少することにより、塗布部が容器本体内の内容物に埋没しなくなった場合には、塗布部を内容物内に改めて進入させることができる。また、塗布部の内容物内の埋没量が小さくなった場合には、その埋没量を大きくすることができる。さらに、容器本体内の底部上に内容物が僅かに残留している場合には、底部上に塗布部を当接または圧接させて内容物を塗布部に保持させることができる。
以上により、容器本体内の内容物が減少しても塗布部に内容物を保持させ易くすることが可能になり、残量を減少させ易くすることができる。
したがって、装着筒部の外周面の平面視形状を、前記一定間隔が十分に短くなるような正多角形状に形成することにより、基筒部に対する回転筒部の微小な回転ごとに規制を行うことが可能になり、塗布具の突出量を高精度に調整することができる。
図1に示すように、塗布具付き容器10は、内容物が収容される有底筒状の容器本体11と、該容器本体11の口部12に着脱自在に装着されるキャップ体14と、該キャップ体14に装着されるとともに該キャップ体14から下側(容器本体の底部側)に向けて突出し、先端に塗布部16が配設された塗布具17と、を備えている。
また、容器本体11およびキャップ体14の各中心軸線は、共通軸上に位置している。以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸Oに沿ってキャップ体14側を上側といい、容器本体11の底部15側を下側といい、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸Oを中心に周回する方向を周方向という。
容器本体11の外面には、例えば蒸着などにより遮光膜20が形成されている。遮光膜20は、前記胴部18の外周面に全面にわたって形成されている一方で、前記底部15には形成されておらず、容器本体11の内部は底部15を通して視認可能となっている。
また、第3突条部25における前記口部12の外周面からの突出量は、第1突条部23における前記口部12の外周面からの突出量よりも小さくなっている。
しごき片28は、周方向の全周にわたって延在するとともに、径方向の内側に向かうに従い漸次、下方に向けて延在している。
装着筒部13の下端には、径方向の内側に向けて突出する爪部34が設けられている。爪部34は、容器本体11の口部12における前記配置凹部21と対応して、周方向に複数、間隔をあけて配設されており、各爪部34は、当該爪部34に対応する配置凹部21内に各別に配置されている。
また本実施形態では、回転筒部32は、基筒部31を上方から覆う有頂筒状に形成されており、回転筒部32の頂壁部には、基筒部31の上端内に嵌合されるシール筒部41が、下方に向けて延設されている。
基部42は、外径が基筒部31の内径よりも若干小さい円盤状に形成され、容器軸Oと同軸に配置されている。そして基部42には、径方向の外側に向けて突出し、基筒部31の内孔38および回転筒部32の外孔40に一体に挿通された装着突起44が設けられている。装着突起44は、容器軸Oを間に挟むように一対、配設されている。
塗布部16は、棒部43の下端に装着されるとともに、弾性変形可能なブラシ状に形成されている。
下第1ストッパ部52は、規制部33の前記係止突起46と容器軸O方向に対向している。また図3および図4に示すように、第2ストッパ部53は、規制部33の上端部のうち、その内周面を構成する複数の前記長平面部47に各別に配設されている。
なお、下第1ストッパ部52の容器軸O方向に沿った大きさは、上第1ストッパ部51の容器軸O方向に沿った大きさよりも大きくなっており、第2ストッパ部53は、下第1ストッパ部52を乗り越え難くなっている。
はじめに、内容物を塗布する際には、基筒部31に対する回転筒部32の回転を規制した状態で、キャップ体14を容器本体11の口部12から離脱させた後、塗布部16に保持された内容物を被塗布部に塗布する。
なおこのとき、規制部33の前記係止突起46が、回転筒部32の下第1ストッパ部52に下方から当接することにより、規制部33のそれ以上の移動が規制される。また、規制部33の前記短平面部48と、回転筒部32の前記凸角部32bと、の係合は維持されている。
その後、図1に示すように、規制部33を下側に移動させ、装着筒部13の凸角部13bと、回転筒部32の短平面部48と、を係合させる。これにより、基筒部31に対する回転筒部32の回転を規制し、塗布具17の容器軸O方向の位置を固定する。
したがって、容器本体11内の内容物が減少することにより、塗布部16が容器本体11内の内容物に埋没しなくなった場合には、塗布部16を内容物内に改めて進入させることができる。また、塗布部16の内容物内の埋没量が小さくなった場合には、その埋没量を大きくすることができる。さらに、容器本体11内の底部15上に内容物が僅かに残留している場合には、底部15上に塗布部16を当接または圧接させて内容物を塗布部16に保持させることができる。
以上により、容器本体11内の内容物が減少しても塗布部16に内容物を保持させ易くすることが可能になり、残量を減少させ易くすることができる。
なお本実施形態のように、装着筒部13の前記凸角部13bが、容器軸Oを間に挟むように配置されている場合には、前述の作用効果が顕著に奏功されることとなる。
したがって本実施形態のように、装着筒部13の外周面13aの平面視形状を、前記一定間隔が十分に短くなるような正多角形状に形成することにより、基筒部31に対する回転筒部32の微小な回転ごとに規制を行うことが可能になり、塗布具17の突出量を高精度に調整することができる。
例えば、遮光膜20、しごき部材26、シール部材45、補助リブ部50がなくてもよく、さらに本発明の参考例では、ストッパ部51、52、53はなくてもよい。
さらに前記実施形態では、内孔38が、周方向に螺旋をなすように延在し、外孔40が、容器軸O方向に沿って延在するものとしたが、これに限られず、内孔38が、容器軸O方向に沿って延在するものとし、外孔40が、周方向に螺旋をなすように延在していてもよい。つまり、内孔38および外孔40のうちのいずれか一方が、周方向に螺旋をなすように延在し、他方が容器軸O方向に延在していればよい。
例えば、規制部33の内周面33aが正多角形状に形成されていて、該正多角形状を構成する平面部により第3係合部が構成されていてもよい。さらに、装着筒部13および回転筒部32の外周面13a、32aにおける平面視形状は正多角形状に限らず、正多角形状ではない多角形状や楕円形状など、種々の形状を採用することができる。
また、前記第1係合部および前記第2係合部としての凸角部13b、32b、並びに前記第3係合部としての短平面部48に代えて、装着筒部13および回転筒部32の各外周面13a、32aに、容器軸O方向に延在する縦条部(第1係合部、第2係合部)を形成するとともに、規制部33の内周面33aに、該縦条部が配置される縦溝部(第3係合部)を形成してもよい。この場合、装着筒部13および回転筒部32の外周面13a、32aにおける平面視形状を真円形状にすることもできる。
さらに、前記第1係合部は、周方向に複数形成されていなくてもよく、また本発明の参考例では、前記第2係合部および前記第3係合部は、周方向に複数形成されていなくてもよい。
さらにまた、前記実施形態では、前記第1係合部および前記第2係合部(凸角部13b、32b)は、共通の前記第3係合部(短平面部48)に係合されているものとしたが、これに限られず、互いに異なる前記第3係合部に係合されていてもよい。
11 容器本体
12 口部
13 装着筒部
13a 外周面
13b 凸角部(第1係合部)
14 キャップ体
15 底部
16 塗布部
17 塗布具
31 基筒部
32 回転筒部
32b 凸角部(第2係合部)
33 規制部
33a 内周面
48 短平面部(第3係合部)
O 容器軸
Claims (3)
- 内容物が収容される有底筒状の容器本体と、
該容器本体の口部に着脱自在に装着されるキャップ体と、
該キャップ体に装着されるとともに該キャップ体から容器本体の底部側に向けて突出し、先端に塗布部が配設された塗布具と、を備える塗布具付き容器であって、
前記キャップ体は、
前記口部を径方向の外側から囲繞する装着筒部と、
該装着筒部から容器軸方向に沿って前記底部側の反対側に向けて延設されるとともに前記塗布具が装着された基筒部と、
該基筒部に容器軸回りに回転自在に外嵌されるとともに、前記基筒部に対する回転に伴って前記塗布具を容器軸方向に進退させる回転筒部と、
該回転筒部および前記装着筒部に、容器軸方向に跨って一体に、かつ容器軸方向に移動自在に装着された規制部と、を備え、
該規制部は、前記回転筒部および前記装着筒部に一体に外嵌された筒状に形成され、
該規制部には、前記装着筒部に形成された第1係合部、および前記回転筒部に形成された第2係合部に容器軸回りに沿う周方向に係合することにより、前記基筒部に対する前記回転筒部の回転を規制する第3係合部が形成され、
前記第3係合部は、前記規制部を前記反対側に移動させたときに、前記第1係合部との係合が解除されるように構成され、
前記第2係合部は、前記回転筒部の外周面に周方向に複数形成されるとともに、前記第3係合部は、前記規制部の内周面に周方向に複数形成され、
前記回転筒部および前記規制部にはそれぞれ、互いに係合し合うことで前記規制部の容器軸方向に沿った移動を規制するストッパ部が各別に設けられ、
前記回転筒部に設けられた前記ストッパ部は、前記回転筒部の外周面において周方向に隣り合う前記第1係合部の間に配置されるとともに、前記規制部に設けられた前記ストッパ部は、前記規制部の内周面において周方向に隣り合う前記第3係合部の間に配置されていることを特徴とする塗布具付き容器。 - 請求項1記載の塗布具付き容器であって、
前記第1係合部は、前記装着筒部の外周面に周方向に複数形成されていることを特徴とする塗布具付き容器。 - 請求項2記載の塗布具付き容器であって、
容器軸方向に沿って見た平面視において、前記装着筒部の外周面は、多数の凸角部を有する正多角形状に形成され、
前記第1係合部は、前記凸角部により構成されていることを特徴とする塗布具付き容器。
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