JP7312124B2 - 塗布容器 - Google Patents

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Description

本発明は、内容液を塗布するための塗布具を備える塗布容器に関する。
例えばマスカラ等の化粧料を内容液として収容するものとして、まつげ等に内容液を塗布するための塗布具を備えた塗布容器が使用されている。
このような塗布容器は、特許文献1に示されているように、容器に装着されるキャップに軸部が設けられ、この軸部の先端に塗布具が設けられている仕様が一般的である。
特開2016-159005号公報
このような軸部は、容器に収容した内容液の量が少なくなってもキャップを閉めた際には塗布具に内容液が付着するように、容器の底部に塗布具が届く程度の長さで長尺状に形作られている。すなわち、内容液を塗布する際は、指でキャップを摘まむ部分と軸部の先端に設けた塗布具との距離が離れることになる。このため、塗布具を狙ったとおりに動かすことが難しくなり、内容液の塗布が意図した通りに行えないことがあった。
またマスカラを塗布した際は、上手く塗布することができずに「ダマ」になることがあり、この場合は「ダマ」をほぐすための塗布具(コーム、櫛等)が必要になる。このため、外出先で使用しようとすると、塗布容器とコーム等の両方を持ち運ばなければならず、荷物が嵩張ることになる。また使用時には、バッグ等に収容したコーム等が見つからず、これを探すために手間がかかることも想定される。
本発明はこのような問題点を解決することを課題とするものであって、容器にキャップを取り付けた際の内容液を塗布具に付着させる機能は維持しつつ、従来に比して塗布具で内容液を塗布する作業が行い易くなるうえ、コーム等の塗布具を別途持ち運ぶ必要のない塗布容器を提供することを目的とする。
本発明は、上方を開放した口部の内側に内容液を収容する容器と、軸部の先端に塗布具を有し前記口部に装着される塗布具付きキャップとを備える塗布容器であって、
前記塗布具付きキャップは、
前記口部に設けられた係合部に係合する被係合部を備え、該口部の軸線に沿う向きに開口して前記軸部を下方に向けて延出させる開口部と該軸線に沿って延在する縦孔とを有するキャップ本体と、
前記キャップ本体に対して前記軸線を周回する向きに回転可能に取り付けられ、前記縦孔の外側にカム溝を有する回転筒体と、
前記軸部が下部に連結するとともに前記縦孔を貫いて前記カム溝に係合する突起が側部に連結する基部を備え、該基部の上部に他の塗布具を有する移動体と、を備え、
前記回転筒体を回転させると、前記突起が前記カム溝と前記縦孔とに案内されて前記移動体が前記キャップ本体に対して進退移動する塗布容器である。
前記他の塗布具は、前記基部に対して前記軸線を周回する向きに回転可能に保持され
前記回転筒体は、前記移動体を下方に移動させた際に前記他の塗布具の先端部に揃う頂壁と、該頂壁に設けられ該先端部に対応する開口形状となる貫通孔とを有することが好ましい。
本発明の塗布容器によれば、回転筒体を回転させることによって移動体を進退移動させることができるため、開口部から延出される軸部の長さを変えることが可能である。すなわち、開口部から延出される軸部の長さを長くしておくことによって、内容液が少なくなっても従来と同様に塗布具に内容液を付着させることができる。また軸部の長さを好みに応じて調整できるため、塗布具で内容液を塗布する作業も行い易くなる。更に、開口部から延出される軸部の長さが短くなるように移動体を進退移動させることによって、移動体に設けた他の塗布具(例えばコーム)を繰り出すことができる。このため、本発明の塗布容器に例えばマスカラを収容する場合においても、コームを別途持ち運ぶ必要はなく、本発明の塗布容器が備える他の塗布具によってまつ毛の「ダマ」をほぐすことができる。
本発明に従う塗布容器の一実施形態を示す、側面視の断面図とその部分拡大図、及び平面図である。 図1に対して90°ずれた方向での断面図と平面図である。 (a)は図1に示すA-Aに沿う断面図であり、(b)は図1に示すキャップ本体の側面図(仮想線は回転筒体のカム溝)である。 図1に示す塗布具付きキャップを容器から取り外した状態を示す図である。 塗布具付きキャップから他の塗布具(コーム)を繰り出した状態を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明に従う塗布容器の一実施形態(塗布容器100)について説明する。なお、本明細書等において、「上」方向、「下」方向とは、図1に示すように塗布容器100を正立姿勢にした状態(容器本体(符号1)が下方に位置し、回転筒体(符号8)が上方に位置する状態)での向きをいう。
本実施形態の塗布容器100は、容器101と塗布具付きキャップ102を備えている。容器101は、容器本体1と、容器側しごき部材2で構成されている。塗布具付きキャップ102は、キャップ本体3と、キャップ側しごき部材4と、移動体5と、塗布具6と、櫛部材7と、回転筒体8で構成されている。
容器本体1は、概略有底筒状をなすものであって、円板状の底部1aと、底部1aの外縁部から上方に向けて円筒状に立ち上がるとともに上部を縮径させた胴部1bと、縮径した胴部1bから上方に向けて立ち上がり、上方を開放した円筒状の口部1cと、口部1cの外周面に設けられた雄ねじ状の係合部1dとを備えている。ここで、底部1aと胴部1bの各中心線は、口部1cにおける軸線Oと一致する。底部1a、胴部1b、口部1cによって区画された空間(収容空間S)には、例えばマスカラやマニキュア等の内容液を収容することが可能である。
容器側しごき部材2は、概略円筒状をなし、下端部を縮径させた第一筒状部2aと、第一筒状部2aの上端部から径方向外側に向けて延在する第一フランジ部2bとを備えている。図1に示すように容器側しごき部材2は、上方から口部1cに挿入され、第一フランジ部2bが口部1cの上端部に引っ掛かるようにして口部1cに保持される。本実施形態の容器側しごき部材2は、例えばゴムやエラストマーの如き軟質部材によって形成されていて、弾性変形させることが可能である。
キャップ本体3は、口部1cを取り囲むとともに中心線が口部1cの軸線Oと一致する環状壁3aを備えている。環状壁3aの内周面には、雌ねじ状に形成され、係合部1dに係合する被係合部3bが設けられている。環状壁3aの上端部には、径方向内側に延在する天壁3cが設けられていて、天壁3cの中央部には、円形状をなし軸線Oに沿う向きに開口する(上下方向に開口する)開口部3dが設けられている(図1の部分拡大図参照)。そして天壁3cの上部には、円筒状になる内側周壁3eが設けられていて、内側周壁3eの下部外周面には、径方向外側に向けて突出する第一凸部3fが設けられている(図1の部分拡大図参照)。また図3に示すように内側周壁3eには、軸線Oに沿って延在する(上下方向に延在する)縦孔3gが設けられている。本実施形態の縦孔3gには、図3(b)に示すようにその下端部に、平面視において時計回りに内側周壁3eを貫く下部横孔3hが設けられていて、縦孔3gの上端部には、平面視において反時計回りに内側周壁3eを貫く上部横孔3jが設けられている。このような縦孔3g、下部横孔3h、上部横孔3jは、図3(a)に示すように、軸線O回りに180°ずれた位置にも設けられている。そして内側周壁3eには、図1の部分拡大図に示すように、周方向に間隔をあけて設けられる縦リブ3kが設けられている。
キャップ側しごき部材4は、上述した第一筒状部2aよりも小径の概略円筒状であって、下端部を縮径させた第二筒状部4aを備えている。本実施形態の第二筒状部4aは、図1、図2に示すようにキャップ本体3に取り付けた際、その下端部が雌ねじ状に形成された被係合部3bよりも下方に位置するように形成されている。そして第二筒状部4aの上端部には、径方向外側に向けて延在する第二フランジ部4bが設けられていて、第二フランジ部4bの下方には、第三フランジ部4cが設けられている(図1の部分拡大図参照)。また第二筒状部4aの内周面には、径方向内側に向けて膨出して後述する軸部5cの外周面に押し当たるシール部4dが設けられている。本実施形態のキャップ側しごき部材4は、容器側しごき部材2と同様に軟質部材によって形成されていて、弾性変形させることが可能である。
このようなキャップ側しごき部材4は、図1、図2に示すように、第二筒状部4aを開口部3dに挿通させつつ、第二フランジ部4bと第三フランジ部4cで天壁3cを挟み込むようにしてキャップ本体3に保持される。
移動体5は、図1、図2に示すように有底筒状をなす基部5aを備えている。本実施形態の基部5aは、図1の部分拡大図に示すように、その外周面が上述した縦リブ3kが押し当たるように構成されている。また基部5aの側部には、図2に示すように、円柱状をなし径方向外側に向かって突き出す突起5bが設けられている。突起5bは、図3(a)に示すように、軸線O回りに180°ずれた位置にも設けられている。基部5aの下部中央には、中心線が軸線Oと一致する円柱状の軸部5cが設けられていて、軸部5cの下部には、塗布具6を取り付けるための嵌合穴部5dが設けられている。そして基部5aの内周面には、環状をなす第二凹部5eが設けられている(図1の部分拡大図参照)。
塗布具6は、収容空間Sに収められた内容液を塗布するために使用されるものであり、本実施形態ではマスカラをまつ毛に塗布するのに好適なブラシ状のものを採用している。なお塗布具6は、内容液の種類や塗布先等に応じて、例えば筆状、刷毛状など、種々のものが採用される。また塗布具6の上部には、円柱状をなす嵌合軸部6aが設けられていて、嵌合軸部6aを嵌合穴部5dに押し込むことによって、塗布具6を軸部5cに取り付けることができる。
櫛部材7は、図1、図2に示すように平面視で略三角形となる板状であって、上下方向に間隔をあけて複数の切り込みが設けられた櫛(コーム)の如き形態をなす櫛部7aを備えている。櫛部7aの下部には、円柱状をなし、有底筒状となる基部5aの内側に挿入される支持部7bが設けられている。支持部7bの外周面には、第二凹部5eに係合する第二凸部7cが設けられていて、櫛部材7は基部5aに対して回転可能且つ抜け出し不能に保持される。なお、櫛部材7は、本明細書等において「他の塗布具」と称する部位である。
このような移動体5と櫛部材7は、例えば支持部7bを有底筒状の基部5aに挿入して第二凸部7cを第二凹部5eに係合させ、図3に示す突起5bが、キャップ本体3の縦孔3gに収まるように位置合わせを行いつつ、キャップ側しごき部材4を取り付けたキャップ本体3に対して上方から軸部5cを挿入することによってキャップ本体3に取り付けられる。
回転筒体8は、概略円筒状をなし、内側周壁3eを取り囲む外側周壁8aを備えている。外側周壁8aの下部における内周面には、第一凸部3fに係合する環状の第一凹部8bが設けられている(図1の部分拡大図参照)。外側周壁8aの内周面における第一凹部8bの上部には、図3(b)に示すように、螺旋状に(下方から上方に向けて時計回りに半周程度周回するように)延在していて、図2に示すように外側周壁8aの厚みを径方向内側から外側に向けて減じるような溝(カム溝)8cが設けられている。本実施形態のカム溝8cは、図3(a)に示すように、軸線O回りに180°ずれた位置にも設けられている。
また回転筒体8は、外側周壁8aの上部において、径方向内側に向けて延在する円板状の頂壁8dを備えている。頂壁8dには、図1、図2の平面図に示すような略三角形状の貫通孔8eが設けられている。なお貫通孔8eの開口形状は、櫛部7aの先端部に対応する形状となっていて、頂壁8dによって回転筒体8の内側を隠すことができるため、見栄えの点でも優れている。
このような回転筒体8を組み立てるにあたっては、カム溝8cに突起5bが入り込むように位置合わせしつつ、内側周壁3eに外側周壁8aを挿入する。そして図1の部分拡大図に示すように、第一凸部3fに第一凹部8bを係合させることにより、回転筒体8はキャップ本体3に対して回転可能且つ抜け出し不能に保持される。
以上のような部材で構成される塗布容器100は、図1、図2に示すように、雄ねじ状の係合部1dに雌ねじ状の被係合部3bを螺合させることによって、容器101に塗布具付きキャップ102を装着することができる。図示したように本実施形態の軸部5cは長さが長く、容器101に塗布具付きキャップ102を装着した状態において塗布具6の先端部は、容器本体1における底部1aの近傍に位置しているため、収容空間Sの内容液が少なくなっても塗布具6に内容液を付着させることができる。またこの状態においては、キャップ本体3の天壁3cが容器側しごき部材2の第一フランジ部2bに当接しているため、収容空間Sへの外気の侵入や、収容空間Sからの内容液の漏れ出しを防止することができる。
塗布具付きキャップ102は、雄ねじ状の係合部1dに対して雌ねじ状の被係合部3bが緩む向きに回転させることによって、図4に示すように容器101から取り外すことができる。ここで、図1、図2に示すように容器側しごき部材2の下端部は、軸部5cの上部外周面に当接しているため、収容空間Sの内容液が軸部5cに付着していても、容器101から塗布具付きキャップ102を取り外す際に掻き落とすことができる。また塗布具付きキャップ102を塗布容器100から取り外した際、塗布具6に内容液が付着しすぎていた場合は、容器側しごき部材2に塗布具6を擦りつけるようにして余分な内容液を掻き落とすことができるため、塗布先に対して適量の内容液を塗布することができる。なお移動体5は、上述したように基部5aの外周面に縦リブ3kが押し当っていて、またキャップ側しごき部材4のシール部4dは軸部5cの外周面に押し当たるため、キャップ本体3に対して容易に回転することがない。このため、内容液を塗布している最中に塗布具6が回転して塗布具6の向きが変わってしまう不具合が防止できるため、作業性がよくなる。
容器101から取り外した塗布具付きキャップ102は、図4に示した状態で内容液を塗布することも可能であるが、指で摘まんだキャップ本体3や回転筒体8から塗布具6までの距離が長くなるため、塗布具6を狙ったとおりに動かすことが難しくなる。この場合は、図5に示すように回転筒体8を矢印の向きに回転させる(平面視において反時計回りに回転させる)と、縦孔3gに対してカム溝8cが周方向にずれる結果、縦孔3gとカム溝8cに入り込んでいる突起5bが上昇し、キャップ本体3に対して軸部5cの長さを短くすることができる。これにより、塗布具6を意図した通りに動かしやすくなる。なお、キャップ本体3に対する軸部5cの長さは、回転筒体8の回転量に応じて任意に変えることができるため、好みの長さで内容液を塗布することができる。
なお、図1~図4に示す状態において突起5bは縦孔3gの下部に位置しているが、回転筒体8を図5に示す矢印とは逆向きに回転させる(時計回りに回転させる)ことによって、突起5bを下部横孔3h(図3(b)参照)へ移動させることができる。この状態においては、塗布具6に上向きの力が加わっても突起5bが上方へ移動することがない。換言すると、塗布具6に上向きの力が加わっても軸部5cの長さが短くなることがないため、軸部5cを図1~図4に示す長さで使用する際は、回転筒体8を回転させて突起5bを下部横孔3hへ移動させておくことが好ましい。
ところで、軸部5cの外周面に内容液が付着していると、回転筒体8を回転させて軸部5cの繰り出し量を変更した際、付着した内容液がキャップ本体3の内側に入り込んでそのまま固化してしまい、軸部5cの繰りだしに支障を来す懸念がある。一方、本実施形態では、キャップ側しごき部材4における第二筒状部4aの下端部が軸部5cに当接しているため、軸部5cの外周面に内容液が付着しても、これを掻き落とすことができるため、このような不具合を防止することができる。更に本実施形態では、第二筒状部4aの内周面に設けたシール部4d(図1の部分拡大図参照)が、軸部5cの外周面に当接するため、付着した内容液がキャップ本体3の内側に入り込む不具合をより確実に防止することができる。
ここで、第二筒状部4aの長さが短く、その下端部が雌ねじ状に形成された被係合部3bよりも上方に位置していると、第二筒状部4aで掻き落とした内容液が被係合部3bに付着し、塗布具付きキャップ102を容器101に再び取り付けた際に被係合部3bに付着した内容液が固化してしまう懸念がある。一方、本実施形態のように第二筒状部4aの長さを長くし、雌ねじ状に形成された被係合部3bよりも第二筒状部4aの下端部を下方に位置させることによって、このような不具合を抑制することができる。
回転筒体8を回転して移動体5が上昇する際は、図5に示すように櫛部材7も回転しながら上昇するため、櫛部7aを貫通孔8eから外側へ繰り出させることができる。これにより、塗布具6でまつ毛にマスカラを塗布した際、まつ毛に「ダマ」ができたとしても、櫛部7aでほぐすことができる。また、塗布容器100とは別に「ダマ」をほぐすための塗布具を持ち運ぶ必要も無いため、利便性がよくなる。なお、回転筒体8を反時計回りに最後まで回転させることにより、図3(b)に示した突起5bは、上部横孔3jへ移動する。この状態においては、櫛部7aに下向きの力が加わっても櫛部7aが引っ込むことがないため、櫛部7aを使用する際は、突起5bが上部横孔3jへ移動するまで回転筒体8を回転することが好ましい。
なお櫛部7aは、塗布具付きキャップ102を容器101に取り付けた状態(図1、図2に示す状態)であっても、回転筒体8を回転させることによって貫通孔8eから繰り出させることができる。このため、塗布具付きキャップ102を容器101に取り付けた後に「ダマ」が気になることがあっても、塗布具付きキャップ102を取り外すことなく櫛部7aで手早く整えることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上記の説明で特に限定しない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。また、上記の実施形態における効果は、本発明から生じる効果を例示したに過ぎず、本発明による効果が上記の効果に限定されることを意味するものではない。
例えば本発明における「他の塗布具」は、本実施形態ではまつ毛で「ダマ」になったマスカラをほぐすことを意図して櫛部材7を使用しているが、これに限定されるものではなく、例えばブラシ状にするなど、その形態は用途に応じて適宜変更可能である。また本実施形態の櫛部材7は、移動体5とは別異に形成したものであるが、移動体5に対して一体的に設けてもよい。なおこの場合においては、移動体5に対して一体的に設けられる櫛部材7の先端部が、回転する貫通孔8eに干渉しないようにするため、例えば頂壁8dに設けた貫通孔8eの大きさを広げたり、頂壁8dと貫通孔8eをキャップ本体3における内側周壁3eに設けたりすればよい。
1:容器本体
1a:底部
1b:胴部
1c:口部
1d:係合部
2:容器側しごき部材
2a:第一筒状部
2b:第一フランジ部
3:キャップ本体
3a:環状壁
3b:被係合部
3c:天壁
3d:開口部
3e:内側周壁
3f:第一凸部
3g:縦孔
3h:下部横孔
3j:上部横孔
3k:縦リブ
4:キャップ側しごき部材
4a:第二筒状部
4b:第二フランジ部
4c:第三フランジ部
4d:シール部
5:移動体
5a:基部
5b:突起
5c:軸部
5d:嵌合穴部
5e:第二凹部
6:塗布具
6a:嵌合軸部
7:櫛部材(他の塗布具)
7a:櫛部
7b:支持部
7c:第二凸部
8:回転筒体
8a:外側周壁
8b:第一凹部
8c:カム溝
8d:頂壁
8e:貫通孔
100:塗布容器
101:容器
102:塗布具付きキャップ
O:軸線
S:収容空間

Claims (2)

  1. 上方を開放した口部の内側に内容液を収容する容器と、軸部の先端に塗布具を有し前記口部に装着される塗布具付きキャップとを備える塗布容器であって、
    前記塗布具付きキャップは、
    前記口部に設けられた係合部に係合する被係合部を備え、該口部の軸線に沿う向きに開口して前記軸部を下方に向けて延出させる開口部と該軸線に沿って延在する縦孔とを有するキャップ本体と、
    前記キャップ本体に対して前記軸線を周回する向きに回転可能に取り付けられ、前記縦孔の外側にカム溝を有する回転筒体と、
    前記軸部が下部に連結するとともに前記縦孔を貫いて前記カム溝に係合する突起が側部に連結する基部を備え、該基部の上部に他の塗布具を有する移動体と、を備え、
    前記回転筒体を回転させると、前記突起が前記カム溝と前記縦孔とに案内されて前記移動体が前記キャップ本体に対して進退移動する塗布容器。
  2. 前記他の塗布具は、前記基部に対して前記軸線を周回する向きに回転可能に保持され
    前記回転筒体は、前記移動体を下方に移動させた際に前記他の塗布具の先端部に揃う頂壁と、該頂壁に設けられ該先端部に対応する開口形状となる貫通孔とを有する請求項1に記載の塗布容器。
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