JP2023049785A - 塗布容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】塗布具付キャップを取り外している場合にも、収容空間に収容した内容液からの臭いを抑制し、また収容した内容液の固化を抑えることができる塗布容器を提案する。【解決手段】塗布容器10は、内容液を収容する収容空間Sを有する容器と、軸部4aの先端に塗布具5を有し容器に装着される塗布具付キャップとを備え、容器は、直線状に延在し弾性変形可能であって対向する配置で設けられる一対の端縁部2gと、対向する端縁部2gの長手方向外側端部同士を連結した一対の連結部2hとを有する弁体2eを備え、弁体2eは、一対の連結部2hを互いに近づけさせる押圧力が付与される際は端縁部2gが外側に弾性変形して対向する端縁部2gの間に収容空間Sに通じる開口Hが出現し、押圧力が解除される際は端縁部2gが復元して開口Hが閉じて収容空間Sが閉鎖されるよう構成される。【選択図】図1
Description
本発明は、内容液を塗布するための塗布具を備える塗布容器に関する。
リップグロスやマニキュア、マスカラ、アイライナー等の内容液を収容する容器として、例えば特許文献1に示されている如きブラシ状や筆状になる塗布具を備えた塗布容器が既知である。このような塗布容器は、軸部の先端に塗布具を有し、内容液を収容する容器に装着される塗布具付キャップを備えているため、内容液を塗布するにあたって塗布具を別異に用意する必要がなく、利便性に優れている。また塗布具付キャップを容器に装着することによって塗布具に内容液を付着させることができるため、塗布具付キャップを取り外して内容液をすぐに塗布することができる。
ところで容器から塗布具付キャップを取り外している場合、内容液を収容した収容空間は開放された状態にある。このため、内容液に含まれる揮発成分によって臭いがすることがある。また内容液が外気に触れるために収容空間で固化してしまうおそれもある。
本発明はこのような問題点を解決することを課題とするものであって、塗布具付キャップを取り外している場合にも、収容空間に収容した内容液からの臭いを抑制し、また収容した内容液の固化を抑えることができる塗布容器を提供することを目的とする。
本発明は、内容液を収容する収容空間を有する容器と、軸部の先端に塗布具を有し該容器に装着される塗布具付キャップとを備える塗布容器であって、
前記容器は、直線状に延在し弾性変形可能であって対向する配置で設けられる一対の端縁部と、対向する該端縁部の長手方向外側端部同士を連結した一対の連結部とを有する弁体を備え、
前記弁体は、一対の前記連結部を互いに近づけさせる押圧力が付与される際は前記端縁部が外側に弾性変形して対向する該端縁部の間に前記収容空間に通じる開口が出現し、前記押圧力が解除される際は前記端縁部が復元して前記開口が閉じて前記収容空間が閉鎖されるよう構成される、塗布容器である。
前記容器は、直線状に延在し弾性変形可能であって対向する配置で設けられる一対の端縁部と、対向する該端縁部の長手方向外側端部同士を連結した一対の連結部とを有する弁体を備え、
前記弁体は、一対の前記連結部を互いに近づけさせる押圧力が付与される際は前記端縁部が外側に弾性変形して対向する該端縁部の間に前記収容空間に通じる開口が出現し、前記押圧力が解除される際は前記端縁部が復元して前記開口が閉じて前記収容空間が閉鎖されるよう構成される、塗布容器である。
前記弁体は、上端に前記端縁部及び前記連結部を有する周壁部を備え、
前記容器は、
有底筒状をなし内側に前記収容空間を有するとともに前記塗布具付キャップが装着される口部を有する容器本体と、
前記口部の内側に挿入される筒状部を有し、該筒状部の内周面に径方向内側に向かうにつれて下方に向けて傾くしごき部が一体的に設けられ、該筒状部の上端に前記周壁部の下端が連結して前記弁体が一体的に設けられたしごき部材と、を備えることが好ましい。
前記容器は、
有底筒状をなし内側に前記収容空間を有するとともに前記塗布具付キャップが装着される口部を有する容器本体と、
前記口部の内側に挿入される筒状部を有し、該筒状部の内周面に径方向内側に向かうにつれて下方に向けて傾くしごき部が一体的に設けられ、該筒状部の上端に前記周壁部の下端が連結して前記弁体が一体的に設けられたしごき部材と、を備えることが好ましい。
本発明の塗布容器によれば、容器に設けた弁体に対して一対の連結部を互いに近づけさせる押圧力を付与することで、対向する端縁部の間に収容空間に通じる開口が出現する。すなわち、この状態で塗布具を開口に挿入して塗布具付キャップを容器に装着することができるため、従来の塗布容器と同様に、塗布具付キャップを容器に装着した状態において内容液を塗布具に付着させることができる。また塗布具付キャップを容器から取り外すと、端縁部が復元して収容空間が閉鎖されるため、収容空間に収容した内容液からの臭いを抑制し、また収容した内容液の固化を抑えることができる。
以下、図面を参照しながら本発明に従う塗布容器の一実施形態(塗布容器10)について説明する。なお便宜上、図1に示すように塗布容器10を正立姿勢にした状態の向きで説明する。以下の説明において上下方向とは、図示した軸線Oに沿う方向である。また径方向とは、軸線Oに対して垂直な面内で軸線Oと直交する方向であり、周方向とは、この面内で軸線Oを中心として周回する方向である。
本実施形態の塗布容器10は、本明細書等における「容器」を構成するものとして、容器本体1としごき部材2を備えている。また塗布容器10は、本明細書等における「塗布具付キャップ」と構成するものとして、キャップ本体3、軸部材4、及び塗布具5を備えている。これらの部材は、何れも図1に示すように軸線Oを中心とする形状で形作られている。
容器本体1は、有底筒状をなすように形作られている。具体的には、円板状をなす底部1aと、底部1aの縁部から上方に向けて延在する円筒状の胴部1bと、胴部1bの上端から径方向内側に向けて延在する肩部1cと、肩部1cの内縁部から上方に向けて延在する円筒状の口部1dと、口部1dの外周面に設けられた雄ねじ部1eとを備えるものである。また底部1a、胴部1b、肩部1c、及び口部1dの内側には、空間(収容空間)Sが区画されていて、この収容空間Sには、例えばマスカラ、アイライナー、マニキュア、口紅、リップグロス等の内容液が収容される。
しごき部材2は、例えばゴムやエラストマーの如き軟質部材によって形成されていて、弾性変形させることが可能である。本実施形態のしごき部材2は、口部1dの内側に挿入される円筒状の筒状部2aと、筒状部2aの上部外周面から径方向外側に向けて延在して口部1dの上端に接するフランジ部2bと、筒状部2aの下部外周面から径方向外側に向けて突出して、肩部1cと口部1dとの連結部に係合する突起部2cとを備えている。また筒状部2aの内周面には、径方向内側に向かうにつれて下方に向けて傾くしごき部2dが設けられている。
またしごき部材2は、筒状部2aの上端に連結する弁体2eを備えている。弁体2eは、その下端が筒状部2aの上端に連結する周壁部2fを備えている。図1に示すように周壁部2fは、下部は厚肉状であって上部は薄肉状である。そして周壁部2fの上端には、一対の端縁部2gと、一対の連結部2hが設けられている。端縁部2gは、図示したように水平方向に沿って平面視で直線状に延在するものである。また一対の端縁部2gは、図2(a)に示すように互いに対向する配置で設けられている。なお端縁部2gは、後述する手順によって、図3(a)に示すように外側に撓むように弾性変形可能である。そして連結部2hは、対向する端縁部2gの長手方向外側端部同士を連結したものである。なお、図2に示すように一対の端縁部2gが対向した状態において、端縁部2g同士は接触していて、収容空間Sは閉鎖されている。
なお弁体2eは、しごき部材2とは分離させて別異の部材として設けてもよいが、本実施形態のようにしごき部材2に対して一体的に設けることにより、部品点数を抑えることができる。
キャップ本体3は、図1に示すように有蓋筒状をなすものであって、円板状をなす天壁3aと、天壁3aの外縁部から下方に向けて延在する円筒状の周壁3bとを備えていて、周壁3bの下部には雌ねじ部3cが設けられている。
軸部材4は、軸線Oに沿って延在する円柱状の軸部4aを備えている。軸部4aの下端には、塗布具5を保持する嵌合穴4bが設けられている。また軸部4aの上端には、内側環状壁4cが設けられている。本実施形態の内側環状壁4cは、軸部4aの上端から上方に向けて延在した後に上側に向かうにつれて径方向外側に傾く形状になるものである。そして内側環状壁4cの上端は、キャップ本体3の内周面に沿って延在する外側環状壁4dに連結している。外側環状壁4dは、キャップ本体3に挿入した状態においてキャップ本体3の内周面に嵌合保持される。なお、内側環状壁4cと外側環状壁4dとの間に区画される空間を環状空間Kと称する。
塗布具5は、内容液を塗布するための塗布部5aと、円柱状をなし、嵌合穴4bに挿入されて塗布具5を軸部材4に保持させる保持部5bを備えている。塗布部5aは、例えばブラシ状、スポンジ状、筆状に設けられるものであって、内容液の種類や内容液を塗布する部位に応じて最適なものが適宜選択される。
以上の部材で構成される塗布容器10において、図1に示すように容器本体1としごき部材2は、口部1dの内側に筒状部2aを挿入し、肩部1cと口部1dとの連結部に突起部2cを係合させることにより、本明細書等における「容器」として組み立てられる。またキャップ本体3、軸部材4、及び塗布具5は、周壁3bの内側に外側環状壁4dを挿入して両者を嵌合させ、嵌合穴4bに保持部5bを挿入して両者を嵌合させることにより、本明細書等における「塗布具付キャップ」として組み立てられる。
ところで上述した弁体2eは、図2(a)、(b)に示すように端縁部2g同士は接触し、これにより収容空間Sは閉鎖されているものの、図2(c)に示した矢印のように、一対の連結部2hが互いに近づく向きに押圧力を作用させると、端縁部2gは、図3(a)、(b)に示すように外側に撓むように弾性変形する。これにより対向する端縁部2gの間には、収容空間Sに通じる開口Hが出現する。従って、開口Hが出現した状態において、塗布具5を開口Hに挿入し、更に軸部4aが周壁部2fの内側を通過するようにしてキャップ本体3を下方に向けて移動させ、その後、容器本体1に対してキャップ本体3を回転させることにより、図1に示すように雄ねじ部1eと雌ねじ部3cを螺合させることができる。なお、軸部4aが周壁部2fの内側を通過して行くにつれ、軸部4aの上部に設けられた内側環状壁4cと外側環状壁4dが周壁部2fに近づいていくが、内側環状壁4cと外側環状壁4dの間には環状空間Kが設けられているため、内側環状壁4c又は外側環状壁4dに押し付けられて周壁部2fが上下方向に潰されるような変形が生じることはない。またこの状態において、フランジ部2bは口部1dの上面と外側環状壁4dの下面で挟持されるため、収容空間Sへの外気の侵入を防止することができる。
そして収容空間Sに収容した内容液を塗布具5で塗布するにあたっては、図1に示す状態からキャップ本体3を回転させて雄ねじ部1eと雌ねじ部3cとの螺合を解除し、そのままキャップ本体3を引き上げる。ここで本実施形態のしごき部2dは、図1に示す状態で、その先端部は軸部4aの外周面に接触している。このため、軸部4aの外周面に付着した内容液をしごき部2dで掻き落とすことができる。また塗布部5aは、本実施形態では軸部4aの外径よりも大きくなっているため、塗布部5aがしごき部2dを通過する際、塗布部5aに付着した余分な内容液をしごき部2dで掻き落とすことができる。
そしてキャップ本体3の引き上げを継続して、軸部4aと塗布具5を端縁部2gから引き抜くと、図2(a)、(b)に示すように端縁部2gは元の直線状に延在する形態に復元するため、開口Hが閉じて収容空間Sは閉鎖される。従って、塗布具5で塗布作業を行う間において、収容空間Sからの内容液の臭いを抑制することができ、また収容空間Sに収容した内容液の固化を抑えることができる。
また、塗布具5に付着させた内容液を減らしたい場合や塗布作業によって塗布具5の形状が乱れた場合などでは、図4に示すように連結部2hに押圧力を作用させて開口Hを出現させ、この開口Hに塗布具5を擦りつけることにより、塗布具5の内容液を掻き落としたり塗布具5の形状を整えたりすることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上記の説明で特に限定しない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。また、上記の実施形態における効果は、本発明から生じる効果を例示したに過ぎず、本発明による効果が上記の効果に限定されることを意味するものではない。
1:容器本体
1a:底部
1b:胴部
1c:肩部
1d:口部
1e:雄ねじ部
2:しごき部材
2a:筒状部
2b:フランジ部
2c:突起部
2d:しごき部
2e:弁体
2f:周壁部
2g:端縁部
2h:連結部
3:キャップ本体
3a:天壁
3b:周壁
3c:雌ねじ部
4:軸部材
4a:軸部
4b:嵌合穴
4c:内側環状壁
4d:外側環状壁
5:塗布具
5a:塗布部
5b:保持部
10:塗布容器
H:開口
K:環状空間
O:軸線
S:収容空間
1a:底部
1b:胴部
1c:肩部
1d:口部
1e:雄ねじ部
2:しごき部材
2a:筒状部
2b:フランジ部
2c:突起部
2d:しごき部
2e:弁体
2f:周壁部
2g:端縁部
2h:連結部
3:キャップ本体
3a:天壁
3b:周壁
3c:雌ねじ部
4:軸部材
4a:軸部
4b:嵌合穴
4c:内側環状壁
4d:外側環状壁
5:塗布具
5a:塗布部
5b:保持部
10:塗布容器
H:開口
K:環状空間
O:軸線
S:収容空間
Claims (2)
- 内容液を収容する収容空間を有する容器と、軸部の先端に塗布具を有し該容器に装着される塗布具付キャップとを備える塗布容器であって、
前記容器は、直線状に延在し弾性変形可能であって対向する配置で設けられる一対の端縁部と、対向する該端縁部の長手方向外側端部同士を連結した一対の連結部とを有する弁体を備え、
前記弁体は、一対の前記連結部を互いに近づけさせる押圧力が付与される際は前記端縁部が外側に弾性変形して対向する該端縁部の間に前記収容空間に通じる開口が出現し、前記押圧力が解除される際は前記端縁部が復元して前記開口が閉じて前記収容空間が閉鎖されるよう構成される、塗布容器。 - 前記弁体は、上端に前記端縁部及び前記連結部を有する周壁部を備え、
前記容器は、
有底筒状をなし内側に前記収容空間を有するとともに前記塗布具付キャップが装着される口部を有する容器本体と、
前記口部の内側に挿入される筒状部を有し、該筒状部の内周面に径方向内側に向かうにつれて下方に向けて傾くしごき部が一体的に設けられ、該筒状部の上端に前記周壁部の下端が連結して前記弁体が一体的に設けられたしごき部材と、を備える請求項1に記載の塗布容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021159749A JP2023049785A (ja) | 2021-09-29 | 2021-09-29 | 塗布容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021159749A JP2023049785A (ja) | 2021-09-29 | 2021-09-29 | 塗布容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023049785A true JP2023049785A (ja) | 2023-04-10 |
Family
ID=85801810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021159749A Pending JP2023049785A (ja) | 2021-09-29 | 2021-09-29 | 塗布容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023049785A (ja) |
-
2021
- 2021-09-29 JP JP2021159749A patent/JP2023049785A/ja active Pending
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