JP2010011903A - 繰り出し容器 - Google Patents

繰り出し容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2010011903A
JP2010011903A JP2008172115A JP2008172115A JP2010011903A JP 2010011903 A JP2010011903 A JP 2010011903A JP 2008172115 A JP2008172115 A JP 2008172115A JP 2008172115 A JP2008172115 A JP 2008172115A JP 2010011903 A JP2010011903 A JP 2010011903A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
peripheral surface
sealing
container
sealing ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008172115A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5240835B2 (ja
Inventor
Shoji Uehira
庄治 植平
Makoto Takami
誠 高見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa Can Co Ltd
Original Assignee
Daiwa Can Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa Can Co Ltd filed Critical Daiwa Can Co Ltd
Priority to JP2008172115A priority Critical patent/JP5240835B2/ja
Publication of JP2010011903A publication Critical patent/JP2010011903A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5240835B2 publication Critical patent/JP5240835B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】容器本体に対して封止筒の部分でキャップが係合される繰り出し容器について、封止筒の部分での容器の密封性を充分に確保できて、しかも、キャップを容易に装着できるようにする。
【解決手段】キャップ8の内周面に形成されたネジ部83に対し、該ネジ部83と螺合するネジ部74を封止筒7の外周面に形成し、封止筒7の内周面に、ガイド筒4の外周面と密接する密封リング76を形成すると共に、密封リング76の容器半径方向外方に位置する封止筒7の部分に空隙部77を形成することで、密封リング76の部分を容器半径方向で弾性変形可能にする。
【選択図】図6

Description

本発明は、内容物である棒状の固形物を繰り出し・繰り入れ可能に収容する繰り出し容器に関する。
棒状化粧品(口紅等)の容器として、容器の外装部と棒状化粧品の保持部とを相対的に回転させることで、棒状化粧品を繰り出し・繰り入れできるような、繰り出し容器と言われる容器が従来から知られている。そのような繰り出し容器について、下記の特許文献には、「筒体からなり下部に長手方向に沿って摺動孔を設けた本体と、筒体からなり内側に上記本体を摺嵌しかつ内周面に螺旋溝を設けた回動自在の外筒体と、筒体からなり下端部に上記摺動孔を介して螺旋溝に摺動自在に係合される突起を有するとともに棒状化粧料を収容・保持する中皿体と、を具備してなる棒状化粧料容器において、上記本体の外周面に環状に突設された嵌合部を設け、周壁を肉厚に形成した外筒体の上端を中具の下端に一体に溶着し、該溶着した部分をもって上記嵌合部を摺動自在に挟持する」という構造が開示されている。
登録実用新案第3006522号公報
ところで、上記の特許文献に記載された従来の繰り出し容器では、本体の外周面のうちで嵌合部の上方付近を、中具の内周面に突設されたリブにより摺接することで、本体と中具との密接による容器の密封性を確保しているが、そのような容器の密封性を充分に確保するためには、中具に形成されるリブを本体に強く当接させる必要がある。
一方、キャップを装着する際に、キャップを押し下げることで、中具の外周面に形成された突部によってキャップを嵌合しているが、そのように中具を介してキャップを嵌合する場合に、上記のように中具に形成されるリブを本体に強く当接させていると、本体から中具に対して中具の外径を拡げるような反発力が働くため、キャップを嵌合し難くなるという問題がある。
本発明は、上記のような問題の解消を課題とするものであり、具体的には、繰り出し容器について、容器の密封性を充分に確保できて、しかも、キャップを容易に装着できるようにするということを課題とするものである。
本発明は、上記のような課題を解決するために、棒状の内容物を保持する筒状の受筒の外周面にピンが突設され、受筒の外側に、受筒のピンを貫通させるガイド孔を下部に形成したガイド筒が設けられ、ガイド筒の下部の外側に、受筒のピンを受け入れるネジ溝を内周面に形成したネジ筒が設けられ、ネジ筒の外側に外装体が設けられ、外装体の上端部に封止筒が設けられた容器本体に対して、容器本体の封止筒の部分でキャップが係合される繰り出し容器において、
キャップの内周面に形成されたネジ部に対し、該ネジ部と螺合するネジ部が封止筒の外周面に形成され、封止筒の内周面に、ガイド筒の外周面と密接する密封リングが形成されていると共に、密封リングの容器半径方向外方に位置する封止筒の部分に空隙部が形成されていることで、密封リングの部分が容器半径方向で弾性変形可能となっていることを特徴とするものである。
上記のような本発明の繰り出し容器によれば、キャップが、封止筒の外周面に対して螺合により装着されるものであり、且つ、封止筒の内周面に形成された密封リングが、その外方の空隙部により容器半径方向で弾性変形可能となっていることから、キャップを装着する際には、容器周方向への回転力によりキャップを徐々に締め込むことができ、且つ、密封リングの部分で封止筒の外径を拡げるように働くガイド筒からの反発力を、密封リングの弾性変形により吸収することができて、キャップの装着を容易に行うことができると共に、密封リングが弾性変形してガイド筒に密接することで、密封リングは弾性復元力によりガイド筒に確実に密接するため、密封リングとガイド筒との密接による容器の密封性を充分に確保することができる。
棒状の内容物を保持する筒状の受筒の外周面にピンが突設され、受筒の外側に、受筒のピンを貫通させるガイド孔を下部に形成したガイド筒が設けられ、ガイド筒の下部の外側に、受筒のピンを受け入れるネジ溝を内周面に形成したネジ筒が設けられ、ネジ筒の外側に外装体が設けられ、外装体の上端部に封止筒が設けられた容器本体に対して、容器本体の封止筒の部分でキャップが係合される繰り出し容器について、容器の密封性を充分に確保できて、しかも、キャップを容易に装着できるようにするという目的を、最良の形態として以下の実施例に具体的に示すように、キャップの内周面に形成されたネジ部に対し、該ネジ部と螺合するネジ部を封止筒の外周面に形成し、封止筒の内周面に、ガイド筒の外周面と密接する密封リングを形成すると共に、密封リングの容器半径方向外方に位置する封止筒の部分に空隙部を形成することで、密封リングの部分を容器半径方向で弾性変形可能にする、ということで実現した。
本実施例の繰り出し容器は、棒状化粧品(口紅等)のような棒状の固形物を内容物とするもので、図1に示すように、本実施例の繰り出し容器1は、棒状の内容物(図示せず)を保持するための筒状の受筒3と、受筒3の外側に設けられるガイド筒4と、ガイド筒4の下部の外側に設けられるネジ筒5と、ネジ筒5の外側に設けられる外装体6と、外装体6の上端部に設けられる封止筒7とからなる容器本体2に対して、容器本体2の封止筒7との螺合によりキャップ8が装着されるものである。なお、キャップ8には、その天板部の内面(下面)に、別体のシール部材9が一体的に付設されている。
上記のような各部品からなる本実施例の繰り出し容器は、合成樹脂材料により形成されたものであって、容器の外殻部分である外装体6とキャップ8は、比較的硬質なポリプロピレン樹脂から形成され、封止筒7も、外装体6に溶着し易いように、外装体6と同様のポリプロピレン樹脂から形成されている。一方、キャップ8に付設されるシール部材9は、ポリプロピレン樹脂よりも軟質な低密度ポリエチレンから形成されており、また、受筒3とガイド筒4とネジ筒5は、強度や摺動特性に優れたポリアセタール樹脂等から形成されている。
繰り出し容器の各部品の構造について説明すると、容器本体2の受筒3には、棒状の内容物を保持するための円板状の台座31が筒内に形成されていて、台座31には、図3に示すように、内容物充填用の充填口32が台座31の中央に開口され、内容物係止用の爪部33が、それぞれ外方且つ上方に突出するように、充填口32の周縁部に等間隔で4箇所に形成され、充填口32よりも面積の小さいガス抜き用の開口部34が、台座31の外周部に等間隔で4箇所に形成されている。
また、受筒3には、台座31よりも上方で受筒3の内周面に、周方向に延びる内容物係止用のリブ35が等間隔で4箇所に形成され、受筒3の下部の外周面に、外方に突出するピン36が対称位置で2箇所に突設されていて、このピン36は、図1に示すように、ガイド筒4のガイド孔45を貫通してネジ筒5のネジ溝51に受け入れられている。なお、受筒3の上端部の外周面には、図6に示すように、ガイド筒4の内周面と密接するシール突起37が環状に形成されている。
受筒3の外側に設けられるガイド筒4は、図4に示すように、周突条44が形成された中間筒部42と、中間筒部42よりも上方に延びる上部筒部41と、中間筒部42よりも下方に延びる下部筒部43とからなり、上部筒部41と中間筒部42の内径は略同じであるが、それらよりも下部筒部43の内径は大きくなっており、一方、中間筒部42と下部筒部43の外径は略同じであるが、上部筒部41の外径はそれらよりも小さい小外径部となっていて、中間筒部42の厚さは、上部筒部41や下部筒部43の厚さよりも厚くなっている。
ガイド筒4には、中間筒部42の外周面から外方に全周的に突出するように周突条44が形成され、周突条44の外周面には、ストッパー用の凸部44aが周方向に等間隔で3箇所に形成されていて、図6および図7に示すように、この凸部44aの内方に位置する周突条44の部分には、凸部44aを内方に弾性的に変位可能とするための間隙部44bが形成されている。また、ガイド筒4には、受筒3のピン36を貫通させるためのガイド孔45が、ガイド筒4の下端から周突条44の下方付近に至る範囲にまで連続するように、下部筒部43に対称位置で2箇所に形成されている。
ガイド筒4の下部の外側に設けられるネジ筒5には、図5に示すように、その内周面に、受筒3の2つのピン36をそれぞれ受け入れるための2条のネジ溝51が形成されており、また、その外周面には、図示していないが、外装体6の内周面の係止突条と係合して外装体6に対して周方向で不動となるように、縦方向(容器軸線方向)に延びる多数のローレット溝が形成されている。
ネジ筒5の外側に設けられる外装体6は、図1に示すように、ネジ筒5の外周側に位置する胴部61と、受筒3やガイド筒4やネジ筒5を支持する底部62とを有するもので、外装体6の胴部61の内周面には、図示していないが、ネジ筒5の外周面のローレット溝と係合する係止突条が6箇所に形成されており、外装体6の底部62の中央部には、内容物を充填するための開口部63が開口されている。この開口部63は、内容物を充填した後で、アルミ箔を主体とするシート蓋によってシールされることとなる。
外装体6の上端部に設けられる封止筒7は、外装体6の胴部61の上端部に超音波等により溶着されるものであって、図6に示すように、封止筒7では、下筒部72の上端から上方且つ内方にずれた状態で上筒部71が接続されており、下筒部72の外周面から外方に突出するように、外装体6の上端面に溶着される環状の凸部73が形成されていて、上筒部71の外周面にはネジ部(雄ネジ)74が形成され、下筒部72の外周面で環状凸部73の上方には環状溝75が形成されている。この環状溝75は、容器の不使用時にキャップ8が緩むのを防止するために、キャップ8のネジ部83の下方に形成された突起84を係止するものである。
また、封止筒7には、上筒部71の内周面側から下方に延びるように、上筒部71の内周面よりも内方に突出した内周面を有する密封リング76が一体的に形成されている。この密封リング76の外周面は、下筒部72の内周面から離隔されており、密封リング76と下筒部72の間(密封リング76の外方に位置する封止筒7の部分)には空隙部77が形成されていて、この空隙部77により、密封リング76は容器半径方向で外方に容易に弾性変形できるようになっている。
密封リング76の内周面は、ガイド筒4の周突条44の上方で、ガイド筒4の中間筒部42の略垂直な筒状の外周面と密接するように形成されている。ガイド筒4と密封リング76の密接箇所は、密封リング76と下筒部72との間の空隙部77を介して、封止筒7の環状溝75の裏側付近に位置するようになっていて、この密接箇所は、容器軸線方向(上下方向)で見て、封止筒7とキャップ8とが重なる範囲に位置している。
なお、封止筒7の下筒部72の内周面には、少なくともガイド筒4の周突条44と対向する部分に、図7に示すように、縦方向に延びる凹部78が周方向で小さな間隔をおいて多数形成されており、この封止筒の多数の凹部78の何れかに、ガイド筒4の周突条44の外周面に形成されたストッパー用の凸部44aが係合することで、封止筒7(および外装体6)に対してガイド筒44を相対回転させる際に、ガイド筒4の凸部44aが封止筒7の凹部78を所定の抵抗感を持って乗り越えるようになっている。
すなわち、このガイド筒4の周突条44の凸部44aと封止筒7の下筒部72の凹部78との係合構造は、所定の回転トルクを与えることでガイド筒4と外装体6を相対回転させる際にストッパー機構となるものである。なお、ガイド筒4の周突条44の上方に封止筒7の密封リング76が位置していることによって、ガイド筒4を上方へ動かしても、周突条44の上面と密封リング76の下端とが当接することで、ガイド筒4が抜けるのを防止することができる。
容器本体2の封止筒7に係合されるキャップ8では、図1に示すように、円板状の天板部81の周縁部からスカート部82が垂下されていて、天板部81の内面(下面)の外周部には、スカート部82の内周面から少し離れた箇所に、シール部材9を位置決めするための突起85が形成されている。また、スカート部82の下部の内周面には、図6に示すように、封止筒7のネジ部(雄ネジ)74と螺合するネジ部(雌ネジ)83が形成され、ネジ部83の下方に、封止筒7の環状溝75に係止される係止突起84が周方向に等間隔で4箇所に形成されている。
キャップ8に付設されるシール部材9では、円板部91の周縁部から下方に円筒状の周壁上部92が延び、周壁上部92の下端から下方外方にテーパー状の周壁下部93が延びていて、円筒状の周壁上部92の下端部の内周面には、ガイド筒4の上端付近の外周面に密接される環状突条が形成され、テーパー状の周壁下部93の下端は、キャップ8のスカート部82の内周面に当接している。また、シール部材9の円板部91の外面(上面)には、平面視で半円状のリブが同心円上に複数個形成されている。
キャップ8とシール部材9は、ホットメルト接着剤等により固着されており、キャップ8の天板部81内面(下面)の中央部付近にホットメルト接着剤を塗布し、位置決め用突起85の内周縁にシール部材9の円板部91の外周縁を嵌め込むようにシール部材9の円板部91をキャップ8の天板部81に押し当てることで、ホットメルト接着剤が円板部91の半円状リブの隙間を流動して、キャップ8とシール部材9とは強固に接着されることとなる。
上記のような各部品からなる繰り出し容器の使用状態について説明すると、内容物を使用する際には、先ず、容器本体2に対してキャップ8を開栓方向に回転させ、容器本体2とキャップ8との螺合を解除することで、図2に示すように、キャップを取り外した状態にした後、次いで、ガイド筒4に対して外装体6を周方向に回転させ、外装体6と(ローレット溝に係合により)周方向で不動に固定されたネジ筒5を回転させて、ガイド筒4のガイド孔45を貫通させた受筒3のピン36を、回転するネジ筒5のネジ溝51により押し上げ、ガイド筒4のガイド孔45に沿って上昇させることで、受筒3を上昇させて、受筒3の台座31に保持された内容物を上昇させ、ガイド筒4の上端から内容物を突出させて、内容物が使用可能な状態となるようにする。
また、内容物を使用した後は、上記の手順とは逆の手順を行う、即ち、先ず、ガイド筒4に対して外装体6を逆方向に回転させて、突出した内容物をガイド筒4の内部に下降させた後、次いで、容器本体2にキャップ8を被せて、キャップ8を閉栓方向に回転させ、容器本体2とキャップ8を螺合して、容器本体2にキャップ8を装着することにより、内容物を使用する前の状態となるようにする。
上記のような本実施例の繰り出し容器によれば、キャップ8が、封止筒7の外周面に対して螺合により係合されるものであり、且つ、封止筒7の内周面に形成された密封リング76が、その外方(容器半径方向で外方)の空隙部77により外方に弾性変形し易くなっていることから、キャップ8を装着する際には、容器周方向への回転力によりキャップ8を徐々に締め込むことができ、且つ、密封リング76の部分で封止筒7の外径を拡げるように働くガイド筒4から反発力を、密封リング76の弾性変形により吸収することができて、キャップ8の装着を容易に行うことができると共に、密封リング76が弾性変形してガイド筒4に密接することで、密封リング76は弾性復元力によりガイド筒4に確実に密接するため、密封リング76とガイド筒4との密接による容器の密封性を充分に確保することができる。
特に、本実施例では、外装体6とキャップ8が比較的硬質なポリプロピレン樹脂から形成され、封止筒7も、外装体6に溶着し易いように、外装体6と同様のポリプロピレン樹脂から形成されているため、封止筒7の密封リング76それ自体は弾性の小さいものとなっているが、空隙部77によって密封リング76が外方に弾性変形し易くなっていることから、上記のようにキャップ8の装着を容易に行うことができることとなる。
また、本実施例では、容器軸線方向で見て、封止筒7の密封リング76とガイド筒4との密接箇所が、キャップ8を装着したときに封止筒7とキャップ8とが重なる範囲に位置しているが、それにより、密封リング76をキャップ8により充分に締め付けることができて、ガイド筒4と封止筒7とによる密封性をより向上させることができる。
また、本実施例では、容器半径方向で見て、密封リング76の内周面が、封止筒7の他の内周面よりも内方に突出しており、密封リング76を外方に弾性変形させることで、ガイド筒4の略垂直な筒状の外周面に密封リング76の内周面を密接させているが、それにより、例えば、ガイド筒の外周面から外方に突出した環状の凸部に密封リングを密接させるような場合と比べて、全周で均一な密封面を形成し易くなって、安定した密封性を確保することができる。
さらに、本実施例では、ガイド筒4の外周面で、密封リング76と密接する部分よりも上方の部分(上部筒部41)が、密封リング76と密接する部分(中間筒部42)よりも外径の小さい小外径部となっているが、それにより、繰り出し容器の各部品の組み付けに際して、受筒3とガイド筒4とネジ筒5とを予め組み付けた状態で、外装体6の内部に挿入しながら、封止筒7を上方から外装体6の上端に嵌入するときに、封止筒7が通過するガイド筒4の外周面を小外径部としていることで、ガイド筒4の外周面と封止筒7の密封リング76との接触による抵抗を低減することができて、繰り出し容器の組み付けが容易にできる。
以上、本発明の繰り出し容器の一実施例について説明したが、本発明は、上記の実施例に示したような具体的な構成にのみ限定されるものではなく、例えば、受筒に設けるピン(及びガイド筒に設けるガイド孔)の数や、受筒の台座に形成する内容物係止用の爪部、ガス抜き用の開口部、内容物係止用のリブの数などは適宜に変えても良い等、適宜に設計変更可能なものであることはいうまでもない。
本発明の繰り出し容器の一実施例について、容器の全体構造を示す縦断面図。 図1に示した繰り出し容器でキャップを外した状態を示す側面図。 図1に示した繰り出し容器の受筒の部分を示す上面図。 図1に示した繰り出し容器のガイド筒の部分を示す縦断面図。 図1に示した繰り出し容器のネジ筒の部分を示す縦断面図。 図1に示した繰り出し容器のストッパー機構の部分を拡大して示す縦断面図。 図6に示したストッパー機構の部分のA−A線に沿った横断面図。
符号の説明
1 繰り出し容器
2 容器本体
3 受筒
4 ガイド筒
5 ネジ筒
6 外装体
7 封止筒
8 キャップ
36 ピン
45 ガイド孔
51 ネジ溝
74 (封止筒の)ネジ部
76 (封止筒の)密封リング
77 (封止筒の)空隙部
83 (キャップの)ネジ部

Claims (4)

  1. 棒状の内容物を保持する筒状の受筒の外周面にピンが突設され、受筒の外側に、受筒のピンを貫通させるガイド孔を下部に形成したガイド筒が設けられ、ガイド筒の下部の外側に、受筒のピンを受け入れるネジ溝を内周面に形成したネジ筒が設けられ、ネジ筒の外側に外装体が設けられ、外装体の上端部に封止筒が設けられた容器本体に対して、容器本体の封止筒の部分でキャップが係合される繰り出し容器において、
    キャップの内周面に形成されたネジ部に対し、該ネジ部と螺合するネジ部が封止筒の外周面に形成され、封止筒の内周面に、ガイド筒の外周面と密接する密封リングが形成されていると共に、密封リングの容器半径方向外方に位置する封止筒の部分に空隙部が形成されていることで、密封リングの部分が容器半径方向で弾性変形可能となっていることを特徴とする繰り出し容器。
  2. 容器軸線方向で見て、封止筒の密封リングとガイド筒との密接箇所が、キャップを装着したときに封止筒とキャップとが重なる範囲に位置していることを特徴とする請求項1に記載の繰り出し容器。
  3. 容器半径方向で見て、密封リングの内周面が、封止筒の他の内周面よりも内方に突出しており、密封リングを外方に弾性変形させることで、ガイド筒の略垂直な筒状の外周面に密封リングの内周面を密接させていることを特徴とする請求項1又は2に記載の繰り出し容器。
  4. ガイド筒の外周面で、密封リングと密接する部分よりも上方の部分が、密封リングと密接する部分よりも外径の小さい小外径部となっていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の繰り出し容器。
JP2008172115A 2008-07-01 2008-07-01 繰り出し容器 Active JP5240835B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008172115A JP5240835B2 (ja) 2008-07-01 2008-07-01 繰り出し容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008172115A JP5240835B2 (ja) 2008-07-01 2008-07-01 繰り出し容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010011903A true JP2010011903A (ja) 2010-01-21
JP5240835B2 JP5240835B2 (ja) 2013-07-17

Family

ID=41698656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008172115A Active JP5240835B2 (ja) 2008-07-01 2008-07-01 繰り出し容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5240835B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011122305A2 (ja) * 2010-03-30 2011-10-06 株式会社明治 円柱状食品及びこれを収容する円柱状食品収容具
JP2016088522A (ja) * 2014-10-30 2016-05-23 株式会社吉野工業所 繰出容器
JP2019097817A (ja) * 2017-11-30 2019-06-24 株式会社吉野工業所 口紅容器
CN112911966A (zh) * 2018-07-27 2021-06-04 克丽丝汀迪奥香水化妆品公司 用于封装和施用化妆品的装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT202000005209A1 (it) * 2020-03-11 2021-09-11 Lumson Spa Macchinetta di stick per labbra

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH063213U (ja) * 1992-06-23 1994-01-18 三菱鉛筆株式会社 紙巻き化粧料容器
JP3006522U (ja) * 1994-07-11 1995-01-24 株式会社資生堂 棒状化粧料容器
JPH0889333A (ja) * 1994-09-27 1996-04-09 Yoshino Kogyosho Co Ltd 繰り出し容器
JPH08266332A (ja) * 1995-03-31 1996-10-15 Hidan:Kk 化粧料容器

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH063213U (ja) * 1992-06-23 1994-01-18 三菱鉛筆株式会社 紙巻き化粧料容器
JP3006522U (ja) * 1994-07-11 1995-01-24 株式会社資生堂 棒状化粧料容器
JPH0889333A (ja) * 1994-09-27 1996-04-09 Yoshino Kogyosho Co Ltd 繰り出し容器
JPH08266332A (ja) * 1995-03-31 1996-10-15 Hidan:Kk 化粧料容器

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011122305A2 (ja) * 2010-03-30 2011-10-06 株式会社明治 円柱状食品及びこれを収容する円柱状食品収容具
WO2011122305A3 (ja) * 2010-03-30 2011-12-01 株式会社明治 円柱状食品及びこれを収容する円柱状食品収容具
CN102770354A (zh) * 2010-03-30 2012-11-07 株式会社明治 圆柱状食品及收容圆柱状食品的圆柱状食品收容器具
JP5888745B2 (ja) * 2010-03-30 2016-03-22 株式会社明治 円柱状食品及びこれを収容する円柱状食品収容具
JP2016088522A (ja) * 2014-10-30 2016-05-23 株式会社吉野工業所 繰出容器
JP2019097817A (ja) * 2017-11-30 2019-06-24 株式会社吉野工業所 口紅容器
CN112911966A (zh) * 2018-07-27 2021-06-04 克丽丝汀迪奥香水化妆品公司 用于封装和施用化妆品的装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5240835B2 (ja) 2013-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5240835B2 (ja) 繰り出し容器
JP2018520721A5 (ja)
JP2020522443A (ja) 化粧品用ポット
US20220144498A1 (en) Airtight container
JPWO2015186153A1 (ja) キャップ付き容器
JP5240837B2 (ja) 繰り出し容器のガス抜き機構
JP5190990B2 (ja) 繰り出し容器のクリック機構
KR101089167B1 (ko) 원터치 캡이 구비된 화장품용기
JP2018193088A (ja) キャップ
KR20180053794A (ko) 병목부의 길이가 다른 이종의 패트병에 결합가능한 기능성 첨가제 전용 하이브리드 버틀캡
JP3216121U (ja) 飲料用容器の栓体
US6981603B1 (en) Package including a container with a wide-mouth spout and enclosure sealing the spout
JP6026725B2 (ja) 密閉キャップ及び密閉容器
JP5607477B2 (ja) 容器
JP7337022B2 (ja) レフィル体及び二重容器
KR20170097600A (ko) 용기
JP7300964B2 (ja) キャップ
CN210455769U (zh) 改良型密封盖
JP6964914B1 (ja) キャップ付き容器
JP7421940B2 (ja) 塗布容器
JP7370249B2 (ja) 塗布容器
JP2022157570A (ja) ロールオン塗布容器
JP7216939B2 (ja) 二重容器
JP2023163450A (ja) 注出容器
JP6487594B1 (ja) 飲料用容器の栓体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110524

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130328

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160412

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5240835

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150