JP2012010773A - 遊技台及び遊技台用リール - Google Patents

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Abstract

【課題】リールをより大きく見せること。
【解決手段】複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリールを備えた遊技台において、前記リールが、前記複数種類の図柄が施されたリール帯と、前記リール帯を環状に支持する環状体と、を備え、前記環状体が、前記リール帯の縁部が貼着される貼着部と、該縁部が貼着されずに露出する露出部と、を有する外周面を有し、少なくとも、前記リール帯の縁部の表面と、前記環状体の、外部から視認可能な側面と、前記露出部と、を白色としたことを特徴とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、スロットマシン(パチスロ)、パチンコ機に代表される遊技台に関する。
スロットマシンやパチンコ機に代表される遊技台では、複数種類の図柄が施された複数のリール(ドラム)を備え、これにより停止表示される図柄組み合わせにより遊技者に特典を付与するものがある(特許文献1等)。
特開2004−329680号公報
リールはできるだけ大きい方が遊技者に対してインパクトのある図柄表示を行うことができる。しかし、リールの寸法自体は遊技台の他の構成との兼ね合いで、大きくすることに限界がある。
本発明の目的は、リールをより大きく見せることにある。
本発明によれば、複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリールを備えた遊技台において、前記リールが、前記複数種類の図柄が施されたリール帯と、前記リール帯を環状に支持する環状体と、を備え、前記環状体が、前記リール帯が貼着される貼着部と、該リール帯が貼着されずに露出する露出部と、を有する外周面を有し、少なくとも、前記リール帯の縁部の表面と、前記環状体の、外部から視認可能な側面と、前記露出部と、を白色としたことを特徴とする遊技台が提供される。
また、本発明によれば、複数種類の図柄が施されたリール帯と、前記リール帯を環状に支持する環状体と、を備え、前記環状体が、前記リール帯が貼着される貼着部と、該リール帯が貼着されずに露出する露出部と、を有する外周面を有し、少なくとも、前記リール帯の縁部の表面と、前記環状体の、外部から視認可能な側面と、前記露出部と、を白色としたことを特徴とする遊技台用のリールが提供される。
本発明によれば、リールをより大きく見せることができる。
本発明の一実施形態に係るスロットマシン100の外観斜視図。 スロットマシン100の制御部の回路ブロック図。 (a)は各リール(左リール110、中リール111、右リール112)に施される図柄の配列を平面的に展開して示した図、(b)はスロットマシン100の入賞役の種類の説明図。 主制御部メイン処理の流れを示すフローチャート。 (a)はリール装置10の正面図、(b)はリール装置10の斜視図。 リールユニットの分解斜視図。 リールの断面図。 (a)及び(b)と、(c)及び(d)とは、着色の違いによる見え方の比較図。 (a)及び(b)は着色の違いによる見え方の比較図。 リールユニットの他の構成例の分解斜視図。 図10の例のリールの断面図。 他の例のリールの断面図。 リール帯11が斜めに貼り付けられた状態の説明図。 本発明の他の実施形態に係るパチンコ機1000の概略図。
以下、本発明の実施形態に係る遊技台について説明する。この遊技台は、複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリールと、リールの回転を指示するためのスタートレバーと、各々のリールに対応して設けられ、リールの回転を個別に停止させるための停止ボタンと、複数種類の役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段と、抽選手段の抽選結果に基づいてリールの回転の停止に関する停止制御を行うリール停止制御手段と、抽選手段の抽選結果に基づいて停止されたリールによって表示される図柄組合せが、内部当選した役に対応して予め定めた図柄組合せであるか否かの判定をする判定手段と、図柄の停止態様が所定の入賞態様である場合、所定の入賞態様に対応する遊技媒体を払出す遊技媒体払出処理を行う払出制御手段と、を備えたスロットマシンである。
なお、本発明の実施形態に係る遊技台は、紙幣投入口に紙幣を投入し、ベットおよびスタート操作に基づいて抽選を実行し、抽選結果を抽選結果表示装置で表示し、当選時には特典コイン数を残クレジット数に加算し、キャッシュアウトが選択された場合には、レシート発行機から残クレジット数に対応するコードが記載されたレシートを発行するカジノマシンとすることもできる。
本発明は、複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリールを備え、該複数のリールにより所定の図柄組み合わせが表示された場合に遊技者に特典(例えば、遊技媒体の付与、遊技者に有利な遊技状態の開始)が付与される遊技台に好適であり、そのような遊技台としてはスロットマシンのほかにパチンコ機を挙げることができる。
<全体構成>
図1に示すスロットマシン100は、本体101と、本体101の正面に取付けられ、本体101に対して開閉可能な前面扉102と、を備える。本体101の中央内部には、(図示省略)外周面に複数種類の図柄が配置されたリールが3個(左リール110、中リール111、右リール112)、その回転軸方向に並べて収納され、スロットマシン100の内部で回転できるように構成されている。これらのリール110乃至112はステッピングモータ等の駆動装置により回転駆動される。
本実施形態において、後述するように各図柄はリール帯に等間隔で適当数印刷され、このリール帯が所定の環状体に貼り付けられて各リール110乃至112が構成されている。リール110乃至112上の図柄は、遊技者から見ると、図柄表示窓113から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの図柄が見えるようになっている。そして、各リール110乃至112を回転させることにより、遊技者から見える図柄の組み合せが変動することとなる。つまり、各リール110乃至112は複数種類の図柄の組合せを変動可能に表示する表示装置として機能する。なお、このような表示装置としてはリール以外にも液晶表示装置等の電子画像表示装置も採用できる。また、本実施形態では、3個のリールをスロットマシン100の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
各々のリール110乃至112の背面には、図柄表示窓113に表示される個々の図柄を照明するためのバックライト(図示省略)が配置されている。バックライトは、各々の図柄ごとに遮蔽されて個々の図柄を均等に照射できるようにすることが望ましい。なお、スロットマシン100内部において各々のリール110乃至112の近傍には、投光部と受光部から成る光学式センサであるインデックスセンサ(図示省略)が設けられており、この光学式センサの投光部と受光部の間をリールに設けられた一定の長さの遮光片が通過するように構成されている。このセンサの検出結果に基づいてリール上の図柄の回転方向の位置を判断し、目的とする図柄が入賞ライン上に表示されるようにリール110乃至112を停止させる。
入賞ライン表示ランプ120は、有効となる入賞ライン114を示すランプである。有効となる入賞ラインは、遊技媒体としてベットされたメダルの数によって予め定まっている。入賞ライン114は5ラインあり、例えば、メダルが1枚ベットされた場合、中段の水平入賞ラインが有効となり、メダルが2枚ベットされた場合、上段水平入賞ラインと下段水平入賞ラインが追加された3本が有効となり、メダルが3枚ベットされた場合、右下り入賞ラインと右上り入賞ラインが追加された5ラインが入賞ラインとして有効になる。なお、入賞ライン114の数については5ラインに限定されるものではなく、また、例えば、メダルが1枚ベットされた場合に、中段の水平入賞ライン、上段水平入賞ライン、下段水平入賞ライン、右下り入賞ラインおよび右上り入賞ラインの5ラインを入賞ラインとして有効としてもよい。
告知ランプ123は、例えば、後述する内部抽選において特定の入賞役(具体的には、ボーナス)に内部当選していること、または、ボーナス遊技中であることを遊技者に知らせるランプである。遊技メダル投入可能ランプ124は、遊技者が遊技メダルを投入可能であることを知らせるためのランプである。再遊技ランプ122は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(メダルの投入が不要であること)を遊技者に知らせるランプである。リールパネルランプ128は演出用のランプである。
ベットボタン130乃至132は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダル(クレジットという)を所定の枚数分投入するためのボタンである。本実施形態においては、ベットボタン130が押下される毎に1枚ずつ最大3枚まで投入され、ベットボタン131が押下されると2枚投入され、ベットボタン132が押下されると3枚投入されるようになっている。以下、ベットボタン132はMAXベットボタンとも言う。なお、遊技メダル投入ランプ129は、投入されたメダル数に応じた数のランプを点灯させ、規定枚数のメダルの投入があった場合、遊技の開始操作が可能な状態であることを知らせる遊技開始ランプ121が点灯する。
メダル投入口141は、遊技を開始するに当たって遊技者がメダルを投入するための投入口である。すなわち、メダルの投入は、ベットボタン130乃至132により電子的に投入することもできるし、メダル投入口134から実際のメダルを投入(投入操作)することもでき、投入とは両者を含む意味である。メダル投入口141に投入されたメダルは、スロットマシン100の内部に設けられたメダルセレクタを通過し、正規メダルの選別がなされると共に、メダルの通過が検出される。
貯留枚数表示器125は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダルの枚数を表示するための表示器である。遊技情報表示器126は、各種の内部情報(例えば、ボーナス遊技中のメダル払出枚数)を数値で表示するための表示器である。払出枚数表示器127は、何らかの入賞役に入賞した結果、遊技者に払出されるメダルの枚数を表示するための表示器である。貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、および、払出枚数表示器127は、7セグメント(SEG)表示器とした。
スタートレバー135は、リール110乃至112の回転を開始させるためのレバー型のスイッチである。即ち、メダル投入口134に所望するメダル枚数を投入するか、ベットボタン130乃至132を操作して、スタートレバー135を操作すると、リール110乃至112が回転を開始することとなる。スタートレバー135に対する操作を遊技の開始操作と言う。
ストップボタンユニット136には、ストップボタン137乃至139が設けられている。ストップボタン137乃至139は、スタートレバー135の操作によって回転を開始したリール110乃至112を個別に停止させるためのボタン型のスイッチであり、各リール110乃至112に対応づけられている。以下、ストップボタン137乃至139に対する操作を停止操作と言い、最初の停止操作を第1停止操作、次の停止操作を第2停止操作、最後の停止操作を第3停止操作という。なお、各ストップボタン137乃至139の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン137乃至139の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。
メダル返却ボタン133は、投入されたメダルが詰まった場合に押下してメダルを取り除くためのボタンである。精算ボタン134は、スロットマシン100に電子的に貯留されたメダル、ベットされたメダルを精算し、メダル払出口155から排出するためのボタンである。ドアキー孔140は、スロットマシン100の前面扉102のロックを解除するためのキーを挿入する孔である。
ストップボタンユニット136の下部には、機種名の表示と各種証紙の貼付とを行うタイトルパネル162が設けられている。タイトルパネル162の下部には、メダル払出口155、メダルの受け皿161が設けられている。
音孔180はスロットマシン100内部に設けられているスピーカの音を外部に出力するための孔である。前面扉102の左右各部に設けられたサイドランプ144は遊技を盛り上げるための装飾用のランプである。前面扉102の上部には演出装置160が配設されており、演出装置160の上部には音孔143が設けられている。この演出装置160は、水平方向に開閉自在な2枚の右シャッタ163a、左シャッタ163bからなるシャッタ(遮蔽装置)163と、このシャッタ163の奥側に配設された液晶表示装置157(図示省略、演出画像表示装置)を備えており、右シャッタ163a、左シャッタ163bが液晶表示装置157の手前で水平方向外側に開くと液晶表示装置157(図示省略)の表示画面がスロットマシン100正面(遊技者側)に出現する構造となっている。
なお、液晶表示装置でなくとも、種々の演出画像や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、複数セグメントディスプレイ(7セグディスプレイ)、ドットマトリクスディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、リール(ドラム)、或いは、プロジェクタとスクリーンとからなる表示装置等でもよい。また、表示画面は、方形をなし、その全体を遊技者が視認可能に構成している。本実施形態の場合、表示画面は長方形であるが、正方形でもよい。また、表示画面の周縁に不図示の装飾物を設けて、表示画面の周縁の一部が該装飾物に隠れる結果、表示画面が異形に見えるようにすることもできる。表示画面は本実施形態の場合、平坦面であるが、曲面をなしていてもよい。
<制御部>
図2は、スロットマシン100の制御部の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。スロットマシン100の制御部は、大別すると、遊技の進行を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて、主な演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、によって構成されている。
<主制御部>
まず、スロットマシン100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムデータ、入賞役の内部抽選時に用いる抽選データ、リールの停止位置等を記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400についても同様である。
この基本回路302のCPU304は、水晶発振器314が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。さらには、CPU304は、電源が投入されるとROM306の所定エリアに格納された分周用のデータをカウンタタイマ312に送信し、カウンタタイマ312は受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに割り込み要求をCPU304に送信する。CPU304は、この割込み要求を契機に各センサ等の監視や駆動パルスの送信を実行する。例えば、水晶発振器314が出力するクロック信号を8MHz、カウンタタイマ312の分周値を1/256、ROM306の分周用のデータを47に設定した場合、割り込みの基準時間は、256×47÷8MHz=1.504msとなる。WDT313はウォッチドッグタイマである。
基本回路302は、0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用している乱数発生回路316と、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路338を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路338から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、基本回路302には、センサ回路320を設けており、CPU304は、割り込み時間ごとに各種センサ318(ベットボタン130センサ、ベットボタン131センサ、ベットボタン132センサ、メダルセレクタのメダル検出センサ、ストップボタン137センサ、ストップボタン138センサ、ストップボタン139センサ、精算ボタン134センサ、メダル払出装置180から払い出されるメダルのメダル払出センサ、リール110のインデックスセンサ、リール111のインデックスセンサ、リール112のインデックスセンサ、等)の状態を監視している。なお、センサ回路320がスタートレバーセンサのHレベルを検出した場合には、この検出を示す信号を乱数発生回路316に出力する。この信号を受信した乱数発生回路316は、そのタイミングにおける値をラッチし、抽選に使用する乱数値を格納するレジスタに記憶する。
スタートレバー135センサは、スタートレバー135内部に2個設置されており、遊技者によるスタート操作を検出する。ストップボタン137センサ、ストップボタン138センサ、および、ストップボタン139は、各々のストップボタン137乃至139に設置されており、遊技者によるストップボタンの操作を検出する。
ベットボタン130センサ、ベットボタン131センサ、および、ベットボタン132センサは、メダル投入ボタン130乃至132のそれぞれに設置されており、RAM308に電子的に貯留されているメダルを遊技への投入メダルとして投入する場合の投入操作を検出する。精算ボタン134センサは、精算ボタン134に設けられている。精算ボタン134が一回押されると、電子的に貯留されているメダルを精算する。メダル払出センサは、メダル払出装置180が払い出すメダルを検出するためのセンサである。なお、以上の各センサは、非接触式のセンサであっても接点式のセンサであってもよい。
リール110のインデックスセンサ、リール111のインデックスセンサ、および、リール112のインデックスセンサは、各リール110乃至112の取付台の所定位置に設置されており、リールに設けた遮光片が通過するたびにLレベルになる。CPU304は、この信号を検出すると、リールが1回転したものと判断し、リールの回転位置情報をゼロにリセットする。
主制御部300は、リール110乃至112を備えたリール装置に設けたステッピングモータを駆動する駆動回路322を設けており、投入されたメダルを選別するメダルセレクタ336に設けたソレノイドを駆動する駆動回路324を設けており、メダル払出装置180に設けたモータを駆動する駆動回路326を設けており、各種ランプ338(入賞ライン表示ランプ120、告知ランプ123、遊技メダル投入可能ランプ124、再遊技ランプ122、遊技メダル投入ランプ129は、遊技開始ランプ121、貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、払出枚数表示器127)を駆動する駆動回路328を設けている。
また、基本回路302には、情報出力回路334(外部集中端子板248)を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路334を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路652にスロットマシン100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースを備えており、第1副制御部400との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
<副制御部>
次に、スロットマシン100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主制御部300が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402は、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第1副制御部400の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、バックライトの点灯パターンや各種表示器を制御するためのデータ等が記憶されたROM406が設けている。
CPU404は、所定のタイミングでデータバスを介してROM406の所定エリアに格納された分周用のデータをカウンタタイマ412に送信する。カウンタタイマ412は、受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに割り込み要求をCPU404に送信する。CPU404は、この割込み要求のタイミングをもとに、各ICや各回路を制御する。
また、第1副制御部400には、音源IC418を設けており、音源IC418に出力インタフェースを介してスピーカ272、277を設けている。音源IC418は、CPU404からの命令に応じてアンプおよびスピーカ272、277から出力する音声の制御を行う。音源IC418には音声データが記憶されたS−ROM(サウンドROM)が接続されており、このROMから取得した音声データをアンプで増幅させてスピーカ272、277から出力する。
また、第1副制御部400には、駆動回路422が設けられ、駆動回路422に入出力インタフェースを介して各種ランプ420(上部ランプ、下部ランプ、サイドランプ144、タイトルパネル162ランプ、等)を設けている。
また、CPU404は、出力インタフェースを介して第2副制御部500へ信号の送受信を行う。スロットマシン100の第2副制御部500では、液晶表示装置157やシャッタ163の制御を行う。こうして遊技の進行に合わせて演出が実行される。
<図柄配列>
図3(a)を用いて、上述の各リール110乃至112に施される図柄配列について説明する。なお、同図は、各リール(左リール110、中リール111、右リール112)に施される図柄の配列を平面的に展開して示した図である。
各リール110乃至112には、同図の右側に示す複数種類(本実施形態では8種類)の図柄が所定コマ数(本実施形態では、番号0〜20の21コマ)だけ配置されている。また、同図の左端に示した番号0〜20は、各リール110乃至112上の図柄の配置位置を示す番号である。例えば、本実施形態では、左リール110の番号1のコマには「リプレイ」の図柄、中リール111の番号0のコマには「ベル」の図柄、右リール112の番号2のコマには「スイカ」の図柄、がそれぞれ配置されている。
<入賞役の種類>
次に、図3(b)を用いて、スロットマシン100の入賞役の種類について説明する。なお、同図は入賞役(作動役を含む)の種類、各入賞役に対応する図柄組合せ、各入賞役の作動または払出を示している。
本実施形態における入賞役のうち、ビッグボーナス(BB1、BB2)および、レギュラーボーナス(RB)はボーナス遊技に移行する役として、また、再遊技(リプレイ)は新たにメダルを投入することなく再遊技が可能となる役として、それぞれ入賞役とは区別され「作動役」と呼ばれる場合があるが、本実施形態における「入賞役」には、作動役である、ビッグボーナス、レギュラーボーナス、再遊技が含まれる。また、本実施形態における「入賞」には、メダルの配当を伴わない(メダルの払い出しを伴わない)作動役の図柄組合せが有効ライン上に表示される場合も含まれ、例えば、ビッグボーナス、レギュラーボーナス、再遊技への入賞が含まれる。
スロットマシン100の入賞役には、ビッグボーナス(BB1、BB2)と、レギュラーボーナス(RB)と、小役(チェリー、スイカ、ベル)と、再遊技(リプレイ)がある。なお、入賞役の種類は、これに限定されるものではなく、任意に採用できることは言うまでもない。
「ビッグボーナス(BB1、BB2)」(以下、単に、「BB」と称する場合がある)は、入賞により特別遊技であるビッグボーナス遊技(BB遊技)が開始される特別役(作動役)である。対応する図柄組合せは、BB1が「白7−白7−白7」、BB2が「青7−青7−青7」である。また、BB1、BB2についてはフラグ持越しを行う。すなわち、BB1、BB2に内部当選すると、これを示すフラグが立つ(主制御部300のRAM308の所定のエリア内に記憶される)が、その遊技においてBB1、BB2に入賞しなかったとしても、入賞するまで内部当選を示すフラグが立った状態が維持され、次遊技以降でもBB1、BB2に内部当選中となり、BB1に対応する図柄組み合わせ「白7−白7−白7」、BB2に対応する図柄組み合わせ「青7−青7−青7」が、揃って入賞する状態にある。
「レギュラーボーナス(RB)」は、入賞によりレギュラーボーナス遊技(RB遊技)が開始される特殊役(作動役)である。対応する図柄組合せは、「ボーナス−ボーナス−ボーナス」である。なお、RBについても上述のBBと同様にフラグ持越しを行う。但し、(詳細は後述するが)ビッグボーナス遊技(BB遊技)においては、レギュラーボーナス遊技(RB遊技)が内部当選することや、図柄組み合わせが入賞ライン上に表示されること、を開始条件とせずに、ビッグボーナス遊技の開始後からレギュラーボーナス遊技を開始し、1回のレギュラーボーナス遊技を終了した場合には次のレギュラーボーナス遊技をすぐに開始するような自動的にレギュラーボーナス遊技を開始させる設定としてもよい。 「小役(チェリー、スイカ、ベル)」(以下、単に、「チェリー」、「スイカ」、「ベル」と称する場合がある)は、入賞により所定数のメダルが払い出される入賞役で、対応する図柄組合せは、チェリーが「チェリー−ANY−ANY」、スイカが「スイカ−スイカ−スイカ」、ベルが「ベル−ベル−ベル」である。また、対応する払出枚数は同図に示す通りである。なお、「チェリー−ANY−ANY」の場合、左リール110の図柄が「チェリー」であればよく、中リール111と右リール112の図柄はどの図柄でもよい。
「再遊技(リプレイ)」は、入賞により次回の遊技でメダル(遊技媒体)の投入を行うことなく遊技を行うことができる入賞役(作動役)であり、メダルの払出は行われない。なお、対応する図柄組合せは、再遊技は「リプレイ−リプレイ−リプレイ」である。
<遊技状態の種類>
次に、スロットマシン100の遊技状態の種類について説明する。本実施例では、スロットマシン100の遊技状態は、通常遊技と、BB遊技と、RB遊技と、ビッグボーナス(BB)およびレギュラーボーナス(RB)の内部当選遊技と、に大別した。但し、通常遊技と、BB遊技と、RB遊技と、に大別するような区分けであってもよい。
<通常遊技>
通常遊技に内部当選する入賞役には、ビッグボーナス(BB)と、レギュラーボーナス(RB)と、再遊技(リプレイ)と、小役(チェリー、スイカ、ベル)がある。「ビッグボーナス(BB)」は、入賞により特別遊技であるビッグボーナス遊技(BB遊技)が開始される特別役(作動役)である。レギュラーボーナス(RB)」は、入賞によりレギュラーボーナス遊技(RB遊技)を開始する特殊役(作動役)である。「再遊技(リプレイ)」は、入賞により次回の遊技でメダルの投入を行うことなく遊技を行うことができる入賞役(作動役)であり、メダルの払出も行われない。「小役」は、入賞により所定数のメダルが払い出される入賞役である。
なお、各々の役の内部当選確率は、通常遊技に用意された抽選データから、各々の役に対応付けされた抽選データの範囲に該当する数値データを、内部抽選時に取得される乱数値の範囲の数値データ(例えば65535)で除した値で求められる。通常遊技に用意された抽選データは、予めいくつかの数値範囲に分割され、各数値範囲に各々の役やハズレを対応付けしている。内部抽選を実行した結果得られた乱数値が、何れの役に対応する抽選データに対応する値であったかを判定し、内部抽選役を決定する。この抽選データは少なくとも1つの役の当選確率を異ならせた設定1〜設定6が用意され、遊技店の係員等はいずれかの設定値を任意に選択し、設定することができる。
通常遊技は、内部抽選の結果が概ねハズレ(ビッグボーナス(BB)、レギュラーボーナス(RB)、再遊技(リプレイ)および小役に当選していない)となる設定がされており、獲得するメダルの総数が、投入したメダルの総数に満たない遊技状態になっている。よって、遊技者にとっては不利益となる遊技状態である。但し、予め定めた条件を満たした場合(例えば、特定の図柄組み合わせが表示された場合)には、再遊技の内部当選の確率を上昇させる変動をさせてもよい遊技状態であり、この場合、小役の入賞によって所定数のメダルが払い出されることにより、獲得するメダルの総数が、投入したメダルの総数を超える遊技状態になり、遊技者にとっては利益となる遊技状態になる場合がある。
<BB遊技>
BB遊技は、遊技者にとっては利益となる遊技状態になるように設定されている。つまり、BB遊技は、獲得するメダルの総数が、投入したメダルの総数を超える遊技状態となる。BB遊技は、本実施例では、ビッグボーナス(BB)の入賞により開始され、RB遊技(後述する)を連続して繰り返し実行可能になっており、遊技中に予め定められた一の数(例えば、465枚)を超えるメダルが獲得された場合に終了する。但し、BB遊技はRB遊技を連続して繰り返し実行可能とすることなく、RB遊技を開始する役(図柄組み合わせは例えば、リプレイ−リプレイ−リプレイ)を設定し、この役が内部当選した場合、または、入賞した場合に、RB遊技を開始するように設定してもよい。さらには、BB遊技は、BB遊技中のRB遊技を除くBB一般遊技を予め定めた回数(例えば、30回)実行した場合、または、BB遊技中に実行したRB遊技の回数が予め定めた回数に達した場合(例えば、3回)に終了するようにしてもよい。
<RB遊技>
RB遊技は、遊技者にとっては利益となる遊技状態になるように設定されている。つまり、RB遊技は、獲得するメダルの総数が、投入したメダルの総数を超える遊技状態となる。RB遊技は、本実施例では、レギュラーボーナス(RB)の入賞により開始され、予め定めた一の役が内部当選の確率を上昇させる変動(例えば、「設定1」「通常遊技」に設定された「小役1」の内部当選確率1/15を、予め定めた一の値である内部当選確率1/1.2に上昇させる)をし、予め定めた一の数(例えば8回)の入賞があった場合に終了する。BB遊技は、予め定めた回数の入賞があった場合(例えば、8回)、または、RB遊技中に実行したRB遊技の回数が予め定めた回数に達した場合(例えば、8回)に終了するようにしてもよい。
<ビッグボーナス(BB)およびレギュラーボーナス(RB)の内部当選遊技>
ビッグボーナス(BB)およびレギュラーボーナス(RB)の内部当選遊技に内部当選する入賞役には、再遊技(リプレイ)と、小役がある。ビッグボーナス(BB)およびレギュラーボーナス(RB)は内部当選することはなく、ビッグボーナス(BB)かレギュラーボーナス(RB)に対応する図柄組み合わせを入賞させることが可能となっている遊技状態である。
但し、ビッグボーナス(BB)およびレギュラーボーナス(RB)に内部当選した次遊技から、再遊技の内部当選の確率を変動させてもよく、例えば、再遊技の内部当選の確率を上昇させる変動をさせて、ビッグボーナス(BB)およびレギュラーボーナス(RB)対応する図柄組み合わせが入賞するまでの間は、獲得するメダルの総数が、投入したメダルの総数とほぼ同じとなる遊技状態とし、通常遊技と比べると遊技者にとっては利益となる遊技状態としてもよい。
<主制御部メイン処理>
図4を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。上述したように、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)338を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図4に示す主制御部メイン処理を実行する。
電源投入が行われると、まず、S1で各種の初期設定を行う。この初期設定では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定、割込禁止の設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT313への動作許可及び初期値の設定等を行う。
S2ではメダル投入・スタート操作受付処理を実行する。ここではメダルの投入の有無をチェックし、メダルの投入に応じて入賞ライン表示ランプ120を点灯させる。なお、前回の遊技で再遊技に入賞した場合は、前回の遊技で投入されたメダル枚数と同じ数のメダルを投入する処理を行うので、遊技者によるメダルの投入が不要となる。また、スタートレバー135が操作されたか否かのチェックを行い、スタートレバー135の操作があればS3へ進む。
S3では投入されたメダル枚数を確定し、有効な入賞ラインを確定する。S4では乱数発生回路316で発生させた乱数を取得する。S5では、現在の遊技状態に応じてROM306に格納されている入賞役抽選テーブルを読み出し、これとS4で取得した乱数値とを用いて内部抽選を行う。内部抽選の結果、いずれかの入賞役に内部当選した場合、その入賞役の内部当選フラグをONにする。S6では内部抽選結果に基づき、リール停止データを選択する。
S7では全リール110乃至112の回転を開始させる。S8では、ストップボタン137乃至139の受け付けが可能になり、いずれかのストップボタンが押されると、押されたストップボタンに対応するリール110乃至112の何れかをS6で選択したリール停止制御データに基づいて停止させる。リールの停止制御は、基本的には、内部当選した入賞役がある場合は、その入賞役に対応する図柄組み合わせが表示されることは許容し、ハズレ等の場合はいずれの役に対応する図柄組み合わせも表示されないように、いわゆる引き込み・蹴飛ばしといったリールの停止制御を行う。
全リール110乃至112が停止するとS9へ進む。S9では、入賞判定を行う。ここでは、有効化された入賞ライン114上に、何らかの入賞役に対応する絵柄組合せが表示された場合にその入賞役に入賞したと判定する。例えば、有効化された入賞ライン上に「ベル−ベル−ベル」が揃っていたならばベル入賞と判定する。また、フラグ持ち越しの場合を除き、内部当選フラグをリセットする。
S10では払い出しのある何らかの入賞役に入賞していれば、その入賞役に対応する枚数のメダルを入賞ライン数に応じて払い出す。S11では遊技状態制御処理を行う。遊技状態制御処理では、通常遊技、BB遊技、RB遊技、内部当選遊技、の各遊技状態の移行に関する処理を行い、それらの開始条件、終了条件の成立により、遊技状態を移行する。こうして本実施形態では、停止表示された図柄の組み合わせに基づいて遊技者に特典を付与している。以上により1ゲームが終了する。以降S2へ戻って上述した処理を繰り返すことにより遊技が進行することになる。
<リール装置>
次に、リール110乃至112及びこれらを回転駆動する機構を備え、本体101内に収容されたリール装置の構成について説明する。図5(a)はリール装置10の正面図、図5(b)はリール装置10の斜視図である。リール装置10は、リール毎のリールユニットから構成されている。本実施形態の場合、3つのリール110乃至112を備えているので、リールユニットも3つ設けられる。図6はリールユニットの分解斜視図である。
リールユニットは、各リール110乃至112を構成するリール帯11と、環状体12及び13を備える。リール帯11には図3(a)に示した複数種類の図柄が表面に施された帯状のシートであり、図6に示すように端部を僅かに重ねて環状に巻かれる。環状体12及び13はリール帯11を環状に支持するための部材である。本実施形態の場合、環状体13を円形の枠体とし、環状体12を環状体13と同様の円形の枠体に十字型の枠体を一体に接続して回転中心に連結部12'を構成した枠体としている。
図7は、各リール110乃至112の断面図である。環状体12は、リール帯11の縁部が貼着される貼着部12cと、該縁部が貼着されずに露出する、貼着部12cよりも外側の露出部12bと、を有する外周面12aを有する。外周面12aのうち、貼着部12cはリール帯11に隠れて遊技者に見えないが、露出部12bは遊技者から見えることになる。なお、貼着部12c及び露出部12bの範囲は、リール帯11の貼り付け精度によって変化する。また、リール帯11の貼り付け方が悪い場合は露出部12bもリール帯11で覆われる場合もある。
環状体12は、また、内周面12f、外側側面12d、内側側面12eを有する。なお、内側、外側は、リール110乃至112の回転軸方向且つリール幅方向における中心から見て内側か外側かを基準としている。これらのうち、外側側面12dは正面視では遊技者から見えないが、斜めから見ると遊技者から見えることになり、外部から視認可能な側面である。内周面12f及び内側側面12eはリール帯11により遮蔽されるため外部からは見えず、したがって遊技者からは見えない。
環状体13も同様であり、リール帯11の縁部が貼着される貼着部13cと、該縁部が貼着されずに露出する、貼着部13cよりも外側の露出部13bと、を有する外周面13aを有する。外周面13aのうち、貼着部13cはリール帯11に隠れて遊技者に見えないが、露出部13bは遊技者から見えることになる。
環状体13は、また、内周面13f、外側側面13d、内側側面13eを有する。これらのうち、外側側面13dは正面視では遊技者から見えないが、斜めから見ると遊技者から見えることになる。内周面13f及び内側側面13eは外部からは見えず、したがって遊技者からは見えない。
リール帯11は、その両縁部が、それぞれ、粘着層21を介して、貼着部12c、13cに貼着される。粘着層21は、接着剤或いは両面テープ等から構成される。本実施形態では、リール帯11の両縁部を環状体12、13に貼り付ける構成としたが、リール帯11全体を環状体12、13に貼り付ける構成としてもよい。この場合、環状体12又は13の幅をリール帯11の幅に応じて広くすることになる。
なお、本実施形態の場合、環状体12及び13は互いに分離され、リール帯11を介して連結される構成としたが、これらを直接連結する部材を設けてもよい。また、本実施形態の場合、1つのリールに対して2つの環状体12及び13を設けたが、1つのリールに対して環状体を一つとしてもよい。
図12は、一つの環状体30とリール帯11とでリールを構成した例を示す断面図である。環状体30は、リール帯11が貼着される貼着部30cと、リール帯11が貼着されずに露出する、貼着部30cよりも外側の露出部30bと、を有する外周面30aを有する。環状体30は、また、内周面30f、外側側面30dを有しているが、環状体12及び13と異なり、内側側面は有していない構成となる。
図6に戻り、環状体12の連結部12'にはモータ15の出力軸が連結されており、モータ15の回転によって環状体12が回転し、それによりリールが回転する構成である。本実施形態の場合、モータ15はステッピングモータである。モータ15は取付台14に支持されている。
取付台14にはまた、光学式センサであるインデックスセンサ16が支持されている。インデックスセンサ16は、環状体12に取り付けられる遮光片17の通過を検知する。遮光片17の通過が検知される毎にリールが1回転したものと判断することになる。取付台14にはまた、支持部材19を介してバックライト18が支持される。バックライト18及び支持部材19は、組立状態のリールユニットにおいて、リール帯11の内方側(リール帯11で囲まれる内側の空間)に位置することになる。
図5に戻り、リール装置10は遮蔽部材20を備える。遮蔽部材20は、遊技者がリール110乃至112を正面視した場合に、隣接するリール間の隙間からリール装置10の内部が露出することを防止することを目的としたもので、環状体12及び13の内方側から、隣接するリール間の隙間を遮蔽する。遮蔽部材20は、本実施形態の場合、シート状の部材であって、リールの外形形状に合わせた円弧状をなしている。なお、図示していないが、左リール110の左側の隙間、右リール112の右側の隙間から、内部が視認困難となるように遮蔽部材20と同様の遮蔽部材を設けてもよい。
<色の特徴>
本実施形態では、リール110乃至112を出来るだけ大きく見せるために、リール帯11及び環状体12、13に特定の色を付した。ここで、色に対する人間の感じ方として、実際よりも大きく見える色と小さく見える色とがあり、前者が膨張色と呼ばれ、後者が収縮色と呼ばれている。膨張色の中でも特に白色が最も大きく見える。また、収縮色の代表例は黒色である。本実施形態では、このような色に対する人間の感じ方を利用して、リール110乃至112を出来るだけ大きく見せることとした。
図8(a)及び(b)は着色の違いによるリール110乃至112の見え方の比較図であり、リール110乃至112を正面視した場合の比較図である。図8(c)及び(d)は、着色の違いによる見え方の比較図であり、リールを斜めから見た場合の比較図である。図8(b)及び(d)が本実施形態であり、図8(a)及び(c)は比較例である。
まず、図8(b)に示すように、リール帯11の両縁部の表面と、環状体12及び13の露出部12b、13bを共に白色とした。これらを同色としたことで、図8(a)のように、リール帯11の両縁部の表面と、環状体12及び13の露出部12b、13bと、を異色(黒色)とした場合よりも、同色範囲が広い分だけリール101乃至112の幅を広く見せることができるが、これに加えて、膨張色である白色としたことで、リール101乃至112の幅がより広いように視認者(遊技者)に感じさせることができる。また、図13に示すように、リール帯11が環状体12及び13に対して斜めにずれて貼り付けられたとしても、これが目立ち難いという利点もある。リール帯11が環状体12及び13に対して斜めにずれて貼り付けられると、リール110乃至112が回転した場合に、外周面における露出部の幅が回転に応じて変化する。本実施形態であっては、リール帯の縁部、露出部及び貼付部が同一の白色で備えられているため、回転により露出部の幅が変化しても視認状態が維持されるため、遊技者に違和感を与え難い。
なお、白色には、一般的な色名でいうスノーホワイト、乳白色、パールホワイト、生成色、明度の高いクリーム色が含まれる。
また、図8(d)に示すように、環状体13の外側側面13dも白色とした。外側側面13dを白色としたことで、リール帯11の両縁部の表面と環状体13の露出部13bと同じ白色であるから、リールをより厚く見せることができ、これに加えて、やはり膨張色である白色としたことで、リールの厚みがより厚いように視認者(遊技者)に感じさせることができる。なお、図示していないが、環状体12の外側側面12dも白色である。
図8(c)は、リール帯11の両縁部の表面と環状体13の露出部13bとは白色としたものの、環状体13の外側側面13dは異色(黒色)としたものである。図8(d)に示す本実施形態と比べるとリールが薄く見える。
このように本実施形態では、遊技者から見える部位を白色とすることで、リール110乃至112を出来るだけ大きく見せることができる。リール110乃至112を大きく見せる観点から、白色とするのは、少なくともリール帯11の縁部の表面と、環状体12、13の、外部から視認可能な側面である外側側面12d、13d及び露出部12b、13bであれば足りる。しかし、リール帯11に関していえば、例えば、図8(b)に示すように図柄を除いて背景色を全て白色としてもよい。また、環状体12、13全体を白色としてもよい。環状体12、13全体を白色とすることで、色分けが不要となって製造性がよい場合がある。
また、リールの内側に位置することになる内側表面12f、13fや内側側面12e、13eが白色であることで、バックライト18の光のこれらの面での反射がよくなり、バックライト18による図柄の照明効果を向上できる場合がある。この点を詳しく述べると、リール110乃至112は、リール帯11に設けられた複数の図柄のうち、所定数の図柄のみを図柄表示窓113から視認可能に設けられるため、本体101の奥の方に配置される。バックライト18に代表されるように、リール110乃至112に対して光を照射するライト等を筐体内部に設けてはいるが、それでも暗い領域に配置されるため図柄を見づらい場合がある。白色は光の反射率が色の中で最も高く、暗闇における視認性が高いため、リール110乃至112を大きく見せつつ、視認性を向上させることができる場合がある。
なお、遮光片17については、光学式センサであるインデックスセンサ16の検知精度の点で光の反射が悪い方が好ましく、従って、黒色等が望ましい。
次に、遮蔽部材20の色について説明する。図9(a)及び(b)は遮蔽部材20の着色の違いによる見え方の比較図である。リール110乃至112の着色については、図9(a)及び(b)で違いはなく、いずれも図8(b)に示した本実施形態の着色としている。
さて、図9(a)では遮蔽部材20を白色で着色し、図9(b)では遮蔽部材20を黒色で着色した。図9(a)の例では、リール110乃至112が白色(図柄を除く)で遮蔽部材20も白色であり、いずれも膨張色であることから、見た目上も、リール110乃至112がそれほど大きくなっているようには感じない。
一方、図9(b)に示すようにリール110乃至112が白色(図柄を除く)で遮蔽部材20を黒色とすると、膨張色である白色で収縮色である黒色が挟まれた状態となり、実際よりも遮蔽部材20の幅が狭いように感じる。このため、リール110乃至112の幅をより大きく見せることができると共に、色のコントラストによりリール110乃至112の存在を強調できる。なお、上記の通り、左リール110の左側の隙間、右リール112の右側の隙間から、内部が視認困難となるように遮蔽部材20と同様の遮蔽部材を設けた構成の場合、これも黒色とすることで、よりリール110乃至112の幅を大きく見せてその存在を強調できる。
<他の実施形態>
リール帯11の貼り付け作業を容易にするため、貼着部12c、13cと、露出部12b、13bとの間には段差を設けることもできる。図10は、リールユニットの他の構成例の分解斜視図、図11は図10の例のリールの断面図であり、貼着部12c、13cと、露出部12b、13bとの間に段差を設けた例である。この段差以外は、上記の実施形態と同じ構成である。
図11から特に明らかなように、貼着部12c、13cと、露出部12b、13bとが同じ平面上になく、貼着部12c、13cはその厚みが露出部12b、13bよりも薄くなっている。図11の例ではこれらの厚さの差を、リール帯11及び粘着層21の合計の厚さとしており、リール帯11の表面と露出部12b、13b表面とが面一となるようにしている。
段差の形成により、貼着部12c、13cと、露出部12b、13bとの間には、厚み方向の壁部12g、13gが形成される。リール帯11を貼着部12c、13cに貼り付ける際に、この壁部12g、13gを基準とすることで貼り付け位置のずれを防止することができ、リール帯11の貼り付け作業を容易化できる。また、リール帯11の幅一杯に図柄を施したとしても、リール110乃至112を正面視した場合に露出部12b、13bが余白となり、該余白に相当する部分が無い場合に比べて図柄の視認性或いは識別性を確保できる。
<他の実施形態>
図14は本発明の他の実施形態に係るパチンコ機1000の概略図である。パチンコ機1000は、遊技者が発射ハンドル1001を操作すると、遊技球(パチンコ球)が遊技領域1002の上部に発射される。遊技球は遊技領域1002を落下し、その過程で入賞口に入球すると遊技者に何らかの特典(賞球等)が与えられる。始動入賞口1003に遊技球が入球すると、大当たりの抽選が行われると共に、図柄表示装置1004が図柄組合せの変動表示を行う。抽選結果が大当たりの場合、図柄表示装置1004による変動表示の停止表示時に特定の図柄組み合わせが表示されて大当たりが成立する。図柄表示装置1004は3列のリールから構成されており、上記のリール装置と同様の構成の装置を採用できる。
なお、図1のスロットマシン100及び図14のパチンコ機1000では、いずれも複数のリールを備えたリール装置の各リールに本発明を適用したものであるが、本発明は1つのリールを備えたリール装置の、その一つのリールに適用することもできる。一つのリールに適用した場合であっても、その一つのリールを目立たせることができる場合がある点で有益である。尤も、複数のリールを備えたリール装置の各リールに本発明を適用したものでは、図柄組み合わせを表示する領域に遊技者の注目を集めることができる場合がある点で有益である。

Claims (4)

  1. 複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリールを備えた遊技台において、
    前記リールが、
    前記複数種類の図柄が施されたリール帯と、
    前記リール帯を環状に支持する環状体と、を備え、
    前記環状体が、
    前記リール帯が貼着される貼着部と、該リール帯が貼着されずに露出する露出部と、を有する外周面を有し、
    少なくとも、前記リール帯の縁部の表面と、前記環状体の、外部から視認可能な側面と、前記露出部と、を白色としたことを特徴とする遊技台。
  2. 前記貼着部と前記露出部との間に段差を設けたことを特徴とする請求項1に記載の遊技台。
  3. 前記環状体の内方側から、前記リール間の隙間を遮蔽する遮蔽部材を備え、
    前記遮蔽部材が黒色であることを特徴とする請求項1に記載の遊技台。
  4. 複数種類の図柄が施されたリール帯と、
    前記リール帯を環状に支持する環状体と、を備え、
    前記環状体が、
    前記リール帯が貼着される貼着部と、該リール帯が貼着されずに露出する露出部と、を有する外周面を有し、
    少なくとも、前記リール帯の縁部の表面と、前記環状体の、外部から視認可能な側面と、前記露出部と、を白色としたことを特徴とする遊技台用のリール。
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