JPH0670782U - パチンコ機における回転ドラム位置検出装置 - Google Patents

パチンコ機における回転ドラム位置検出装置

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JPH0670782U JP1942393U JP1942393U JPH0670782U JP H0670782 U JPH0670782 U JP H0670782U JP 1942393 U JP1942393 U JP 1942393U JP 1942393 U JP1942393 U JP 1942393U JP H0670782 U JPH0670782 U JP H0670782U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転ドラムに形成する図柄を全幅に大きく図
柄を描くことが可能となり、遊技者にとって見やすく目
の疲れが少なくなり、また、回転ドラムを停止させた時
に発生する隣の回転ドラムとの円周方向に対する図柄の
位置ずれを防止でき、さらに、回転ドラムに取付けた検
出片と検知センサとの位置決め精度が格段に向上するた
め超小型の検知センサを使用することが可能となると共
に作業性の向上が図れ製作が極めて容易となるものであ
る。 【構成】 モータ4の回転軸4aに軸支される透明ある
いは半透明な合成樹脂製の回転ドラム1と、該回転ドラ
ムの軸支された側面に取付けた不透明な材料による検出
片2と、前記モータが取付けらる支持板5に固定され、
前記検出片の通過を検出する検知センサ8とを具備した
ものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は円周上に複数種類の図柄を有する回転ドラムを複数個並べたパチンコ 機において、前記回転ドラムの基準位置を検出し、この検出結果を基にコンピュ ータが回転ドラムの停止位置を制御して当たり、外れを制御するためのパチンコ 機における回転ドラム位置検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ドラムタイプのパチンコ機は、ステッピングモータによって回転される回転ド ラムをコンピュータによって制御し、回転ドラム上の特定の図柄が盤面の表面に おいて並ぶと、盤面の下方に設けられたアタッカが、一定時間、複数回開放され るものである。
【0003】 そして、回転ドラムをコンピュータで制御するためには、該回転ドラムの基準 位置を常に検出しなければ当たり、外れの制御が行えない。そこで、従来にあっ ては、回転ドラムの位置を検出するために、回転ドラムの周面に形成する図柄シ ールの片側部分に一か所を黒色とした白い帯状部を形成し、この黒色部分を検知 センサで検出することにより、回転ドラムの基準位置を検出していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そのために、回転ドラム上の図柄シールの図柄を表示する幅が狭くなり、図柄 が小さくなると共に遊技者にとっても図柄が見にくく目が疲れるという問題があ った。
【0005】 本考案は前記した問題点を解決せんとするもので、その目的とするところは、 図柄シールの片側部分に設けた基準位置検出用の帯状部を不要としたことにより 、回転ドラムに形成する図柄を全幅に大きく図柄を描くことが可能となり、遊技 者にとって見やすく目の疲れが少なくなり、長時間の遊技を楽しめるパチンコ機 における回転ドラム位置検出装置を提供せんとするにある。
【0006】 また、本考案の他の目的とするところは、検知センサの回転ドラムの回転方向 に対する位置決めを正確に行えるので、回転ドラムを停止させた時に発生する隣 の回転ドラムとの円周方向に対する図柄の位置ずれを防止できるパチンコ機にお ける回転ドラム位置検出装置を提供せんとするにある。
【0007】 さらに、本考案の他の目的とするところは、検知センサのモータ半径方向の取 付け位置をモータ出力軸の軸受けメタルを支点として位置決めしたことにより、 回転ドラムに取付けた検出片と検知センサとの位置決め精度が格段に向上するた め超小型の検知センサを使用することが可能となると共に作業性の向上が図れ製 作が極めて容易となったパチンコ機における回転ドラム位置検出装置を提供せん とするにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案のパチンコ機における回転ドラム位置検出装置は前記した目的を達成せ んとするもので、その手段は、モータの回転軸に軸支される透明あるいは半透明 な合成樹脂製の回転ドラムと、該回転ドラムの軸支された側面に取付けられた不 透明な材料による検出片と、前記モータが取付けられる支持板に固定され、前記 検出片の通過を検出する検知センサとを具備したものである。
【0009】 また、本考案は、前記検知センサは検知センサ基板の所定位置に半田付けされ 、前記支持板にはストッパが形成された基板取付台が位置決めされて固定され、 かつ、この基板取付台に対して前記検知センサ基板を前記検知センサが前記スト ッパと当接するように取付けたことを特徴とするものである。
【0010】 さらに、本考案は、基板取付台に延長片を一体的に形成し、この延長片に形成 した孔を、前記モータにおける回転軸の軸受けメタルに嵌合し、前記モータの回 転軸に対する前記検知センサの半径方向の位置決めを行ったことを特徴とするも のである。
【0011】
【作用】
本考案のパチンコ機における回転ドラム位置検出装置は前記した如く構成され ているので、回転ドラムの軸支された側面に取付けられた検出片が支持板に固定 された検知センサを通過する毎に、該検知センサが出力を送出して回転ドラムの 基準位置を知ることできる。
【0012】 また、検知センサは基板取付台の位置決め用の突起に当接して固定されるので 、回転ドラムの図柄の停止位置も回転ドラムの円周方向に対して正確に位置決め される。そのため、複数の回転ドラムをもちいて役物を構成し、その各々回転ド ラムを停止させた時に発生する隣の回転ドラムとの円周方向に対する図柄の位置 ずれを防止することができる。
【0013】
【実施例】
次に、本考案に係るパチンコ機における回転ドラム位置検出装置の実施例を図 面と共に説明する。 図1はパチンコ機全体の正面図で、その遊技盤Aの面には略中心位置に本考案 の照明装置を内蔵した回転電動役物装置Bが、また、適宜位置には風車C、普通 入賞口D、始動口Eが設けられている。
【0014】 前記始動口Eは3ヵ所に設けられていて、その何れかに打球が入賞すると、前 記回転電動役物装置Bが動作して、3個の回転ドラムが回転を始める。そして、 一定時間経過すると回転ドラムは停止し、この停止した状態において回転ドラム の同じ図柄が揃うとアタッカFが複数回(例えば、16回)一定時間(例えば、 30秒)開放される。なお、回転ドラム内に装備された照明装置における光源は 、回転ドラムが回転を開始すると点滅し、図柄が揃ったら点灯し、あるいはパチ ンコ店の開店における電源投入時に点灯するものである。
【0015】 次に、電動役物装置Bの一具体例を図2〜図7と共に説明する。 1は前記遊技盤Aの電動役物Bに図柄を表示するための複数種類の図柄(図示 せず)が印刷、あるいは図柄が印刷された図柄シールを貼着する等の手段によっ て周面に抽出された透明または半透明の合成樹脂製の回転ドラムにして、一側面 が開放され、他側面が鍔部1aを介してスポーク1b(図示のものは6本)が形 成され、このスポーク1bの中心が後述するステッピングモータ4の回転軸4a に固定されるようになっている。
【0016】 また、前記した鍔部1aには一定間隔毎にL字状の突片1a1 が複数個(実施 例にあっては6個)形成されると共に、該突片1a1 の先端裏面には小突起が形 成され、さらに、鍔部1aとスポーク1bとの境目にはリング状の起立片1cが 形成されると共に一部に切欠部1c1 が形成されている。そして、この切欠部1 c1 を挟むスポーク1bの先端には小突起1d1 を有する一対の受け片1dが形 成されると共に、該スポーク1bの基部にも切溝1e1 を有する受け片1eが形 成されている。
【0017】 2は図3に詳述する如く黒色等の不透明な合成樹脂製によっけ成形された略2 等辺三角形状の検出片にして、頂角の部分が段部2aとなっていて裏面に前記切 溝1e1 内に嵌入する小突起2a1 が形成され、また、2辺に翼片2bが一体的 に形成されている。さらに、検出片2の底辺部の頂角部には前記小突起1d1 が 嵌入する小孔2c1 が形成されると共に、上面に起立した検出突片2dが形成さ れている。
【0018】 3は前記回転ドラム1の外径より僅かに大きい内径を有する円筒状のレンズに して、周面に凸レンズ3aが連続して形成されている。この円筒状のレンズ3の 側面3bには一定間隔毎に前記回転ドラム1に形成された突片1a1 が挿入され る角孔3b1 が形成され、かつ、この角孔3b1 に近接して前記突片1a1 の裏 面に形成された小突起が嵌合される小孔3b2 が形成されている。
【0019】 また、レンズ3の側面3bの内周縁より、前記回転ドラム1における切欠部1 c1 の幅より狭い押さえ突片3cが一体的に内方に向かって突出している。なお 、円筒状のレンズ3のレンズ形状は断面形において上面のみが凸状、上面と下面 が凸状あるいは下面が上面と同一方向に凸状となっているものなど種々考えられ る。
【0020】 次に、前記した検出片2を前記回転ドラム1のスポーク1bに取付ける方法に ついて説明するに、検出片2の段部2aが回転ドラム1における前記受け片1e の内側位置に位置し、かつ、翼片2bが一対のスポーク1bの表面側に載置され るように挿入する。そして、小突起2a1 を切溝1e1 に嵌入すると共に、小突 起1d1 を小孔2c1 に嵌入することにより、検出片2は一対のスポーク2cの 間に仮固定される。
【0021】 次いで、回転ドラム1に対して円筒状のレンズ3を側面から、前記押さえ突片 3cを前記切欠部1c1 に挿入した状態で被せると共に前記角孔3b1 に前記突 片1a1 を挿入する。そして、この状態において回転ドラム1に対して円筒状の レンズ3を回転させることにより、前記突片1a1 に形成した小突起が前記小孔 3b2 に嵌合され、回転ドラム1に対してレンズ3は固定される。
【0022】 この状態において、検出片2の上面にレンズ3の押さえ片3cが位置すること により、検出片2も一対のスポーク1cの間に固定される(図5参照)。なお、 検出片2の回転ドラム1への取付手段としては、前記した手段に限定されるもの ではなく、スポーク1bに対して接着剤により、あるいはネジによって固定して もよい。
【0023】 図6において、4は前記回転ドラム1のスポーク1bの中心部が回転軸4aに 軸支されるステッピングモータ、5は該ステッピングモータ4が固定される支持 板、6は該支持板5に固定されるランプハウスである。なお、4bはステッピン グモータ4よりのリード線、6aはランプハウス6よりのリード線である。
【0024】 7は検知センサ8を取付けるための合成樹脂によって成形された円弧状の基板 取付台にして、内周側に三角形状の延長片7aが一体的に形成されている。この 延長片7aの先端には前記したステッピングモータ4における回転軸4aの軸受 けメタル4cに嵌合される位置決め孔7a1 が形成されている。
【0025】 また、基板取付台7の上面には検知センサ8が半田付けされた検知センサ基板 8aをネジ止めするための支持柱7bと、前記検知センサ基板8aの半径方向の ずれを防止するための縁片7cおよび前記検知センサ8と当接し、該検知センサ 8を円周方向に対して位置決めするためのストッパ7dが一体に形成されている 。
【0026】 前記検知センサ8が端部において半田付けされる検知センサ基板8aは、前記 基板取付台7の縁片7cに嵌合し得る円弧状に形成されており、かつ、2個所に は前記支持柱7bにネジ止めするための長孔8a1 が形成されている。従って、 検知センサ基板8aは基板取付台7に対して半径方向の動きに対して規制され、 円周方向に対しては自由度を持って固定できるようになっている。
【0027】 前記検知センサ基板8aに固定される検知センサ8は、発光器と受光器とが対 抗して配置された通過タイプのもので、発光器よりの光を受光器で常時受光し、 発光器と受光器との間を前記した黒色の不透明な検出突片2dが通過することに より、検出出力を送出するものである。なお、8bは検知センサ基板8aよりの リード線である。
【0028】 次に、受光装置の取付け方法について説明するに、先ず、検知センサ8が半田 付け固定された検知センサ基板8aを基板取付台7の縁片7cによって半径方向 の位置決めを行った状態で、検知センサ基板8aの上面より長孔8a1 にネジ8 cを挿通して支持柱7bにねじ込む。この時、検知センサ8の端部をストッパ7 dに当接した状態で行い固定する。これにより、検知センサ8の基板取付台7に 対する円周方向の位置決めが行われる。
【0029】 次いで、基板取付台7における延長片7aの位置決め孔7a1 をステッピング モータ4の軸受けメタル4cに嵌合した状態で、支持板5の裏面よりネジ5aを 挿通して基板取付台7の裏面に形成されたネジ孔(図示せず)にネジ込んで、基 板取付台7を支持板5に固定する。これにより、基板取付台7は支持板5に対し て円周方向と半径方向の位置決めが行われる、従って、検知センサ8は支持板5 に対して円周方向と半径方向のずれが無く固定される(図7参照)。
【0030】 このように支持板5に対して検知センサ8を取付けた後、回転ドラム1をステ ッピングモータ4の回転軸4aに固定すると、回転ドラム1が回転すると検出片 2の検出突片2dが検知センサ8の発光器と受光器との間を検知センサ8に接触 することなく通過する。従って、検知センサ8より検出信号が検知センサ基板8 aを介して出力される。また、前記した如く検知センサ8は円周方向に対しても ずれがないことから、検出片2の取付けられた位置の図柄に対するずれも無く正 確に回転ドラム1の回転位置を検出することができる。
【0031】 図8において、9は前記した如く組み立てた支持板5を前記遊技盤Aに取付け るためのケースにして、上下内面の前面側には固定溝9aが、また、上下内面の 側面側には支持窪み9bがそれぞれ3列形成されている。そして、前記固定溝9 aには前記支持板5の上下前縁を挿入し,また、支持窪み9bには支持板5の後 縁に形成された突起5bを挿入することにより、ケース7に3枚の支持板5を並 列状態で取付けることができる。
【0032】 これにより、3個の回転ドラム1のそれぞれの図柄がケース9の前面開口部9 cから透視できるものである。また、前記ケース9の後面の開口部9d側には図 9に示す裏蓋9eが取付けられ、この裏蓋9eによって支持板5のケース9から の抜けは防止されている。
【0033】 このように、回転ドラム1に対して円筒状のレンズ3を固定すると、回転ドラ ム1上の図柄シールと円筒状のレンズ3のレンズ面3a下面との間には一定間隔 の隙間ができて図柄を拡大して見ることができ、また、各回転ドラム1の回転位 置を正確に検出できることから、図柄の停止を正確に行えるものである。
【0034】 以上の実施例は検知センサ8として通過タイプのものを使用した場合について 説明したが、検知センサ8としては反射タイプのものも使用できる。以下、この 反射タイプの実施例について図10と共に説明する。なお、前記した実施例と同 一符号は同一部分を示すので、説明は省略する。
【0035】 この実施例にあっては、検知センサ8の発光器と受光器が同列に配置されてい るので、発光器よりの光を反射するための反射片7eが基板取付台7より起立さ れている。従って、発光器よりの光は白色の合成樹脂で形成された反射片7eで 反射されて受光器で常時受光することとなる。
【0036】 そして、前記した検出片2の検出突片2dが検知センサ8と反射片7eとの間 を通過することにより、反射片7eからの反射光を受光器が検出しなくなるので 、検出突片2dが通過したとの信号を出力する。従って、前記したと同様な動作 によって回転ドラム1の回転位置を正確に検出することができるものである。
【0037】 また、前記した実施例における基板取付台7は、モータ4の外周に配置すると 共に三角形状の延長片7aの孔7a1 をモータ4の軸受けメタル4cに嵌合する ことにより、基板取付台7の支持板5に対する半径方向の位置決めを行ったもの について説明したが、この基板取付台7はモータ4の外周に配置するタイプであ るため、トルクの大きい大型モータを使用した場合に、回転ドラム1との隙間が 小さくなって取付けられなくなることもある。
【0038】 そこで、図11〜図13の実施例のようにモータ4を覆う形状のものが必要と なる。以下、この実施例について説明するに、基板取付台7はモータ4の円周面 と適当な間隔を隔てる直径に形成された円筒状に形成されると共に、縁片7cを 残した奥側に蓋板7eが形成され、かつ、この蓋板7eには円板状の検知センサ 基板8aをネジ止めするための支持柱7bと、検知センサ8の円周方向の位置決 めをするためのストッパ7dとが形成されている。
【0039】 また、蓋板7eの中心には、モータ7の軸受けメタル4cに嵌合される孔7f が形成されると共に検知センサ8よりのリード線8bを通過させる孔7gが形成 されている。また、円筒状部分にも前記リード線8bを通過させるための切り欠 き7hが形成されている。なお、7iは支持板5にネジ止めするための取付片で ある。
【0040】 一方、検知センサ8が取付けられる検知センサ基板8aは、前記基板取付台7 の縁片7cに嵌合される大きさの円板状に形成されている。そして、この検知セ ンサ基板8aの中心にはモータ4の回転軸4aが貫通する孔8a2 と、基板取付 台7のストッパ7dが挿通される孔8a3 および基板取付台7の支持柱7bにネ ジ止めするための長孔8a1 が形成されている。
【0041】 このように構成した部品は、先ず、モータ4に対して基板取付台7を被せると 共に孔7fをモータ4の軸受けメタル4cに嵌合した状態で、取付片7iを利用 してネジ5aによって支持板5に固定する。
【0042】 次いで、検知センサ基板8aを基板取付台7の縁片7cに嵌合すると共にモー タ4の回転軸4aと検知センサ基板7のストッパ7dを孔8a2 ,8a3 より上 面に突出させ、この突出したストッパ7dに検知センサ8を当接させた状態で、 ネジ8cを長孔8a1 より支持柱7bにネジ止めする。
【0043】 これにより、基板取付台7は支持板5に対して半径方向の位置決めが行われ、 この半径方向に位置決めされた基板取付台7に対して円周方向と半径方向に対し て検知センサ基板8aは位置決めされるので、回転ドラム1の回転位置を正確に 検出することができるものである。
【0044】
【考案の効果】
本考案は前記したように、回転ドラムの軸支された側面に取付けた検出片を支 持板に固定され基板取付台に取付けた検出センサによって検出するようにしたの で、図柄シールの片側部分に設けた帯状部が不要となり、回転ドラムに形成する 図柄を全幅に大きく図柄を描くことが可能となり、遊技者にとって見やすく目の 疲れが少なくなり、長時間の遊技を楽しめるものである。
【0045】 また、検知センサの回転ドラムの回転方向に対する位置決めを正確に行えるの で、複数の回転ドラムを用いて役物を構成し、その各回転ドラムを停止させた時 に発生する隣の回転ドラムとの円周方向に対する図柄の位置ずれを防止できる。
【0046】 さらに、検知センサのモータ半径方向の取付け位置をモータ出力軸のメタルを 支点として位置決めしたことにより、回転ドラムに取付けた検出片と検知センサ との位置決め精度が格段に向上するため超小型の検知センサを使用することが可 能となると共に作業性の向上が図れ製作がを極めて容易となる。
【0047】 また、基板取付台を円筒状に形成し、モータを覆うように配置することにより 回転ドラムの回転位置を検出するための装置をモータの円周方向に突出する必要 がなくなり、従って、トルクの大きな大型のモータを使用することが可能になる 等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の正面図である。
【図2】回転ドラムとレンズとの分解斜視図である。
【図3】検出片の拡大した斜視図である。
【図4】検出片を回転ドラムに仮固定した状態の斜視図
である。
【図5】回転ドラムとレンズとを組み立てた状態の斜視
図である。
【図6】検知センサを含む検出装置の分解斜視図であ
る。
【図7】同上を組み立てた状態の斜視図である。
【図8】支持板をケースに組み込む状態の斜視図であ
る。
【図9】回転電動役物装置の全体の斜視図である。
【図10】他の実施例の検知センサを含む検出装置の斜視
図である。
【図11】他の状態の分解斜視図である。
【図12】同上を組立た状態の斜視図である。
【図13】同上の中央部分を断面した断面図である。
【符号の説明】
1 回転ドラム 1c スポーク 2 検出片 2d 検出突片 3 レンズ 4 ステッピングモータ 4a 回転軸 4c 軸受けメタル 5 支持板 7 基板取付台 7a 延長片 7a1 孔 7d ストッパ 8 検知センサ 8a 検知センサ基板

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの回転軸に軸支される透明あるい
    は半透明な合成樹脂製の回転ドラムと、該回転ドラムの
    軸支された側面に取付けられた不透明な材料による検出
    片と、前記モータが取付けらる支持板に固定され、前記
    検出片の通過を検出する検知センサとを具備したことを
    特徴とするパチンコ機における回転ドラム位置検出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記検知センサは検知センサ基板の所定
    位置に半田付けされ、前記支持板にはストッパが形成さ
    れた基板取付台が位置決めされて固定され、かつ、この
    基板取付台に対して前記検知センサ基板を前記検知セン
    サが前記ストッパと当接するように取付けたことを特徴
    とする前記請求項1記載のパチンコ機における回転ドラ
    ム位置検出装置。
  3. 【請求項3】 前記基板取付台に延長片を一体的に形成
    し、この延長片に形成した孔を、前記モータにおける回
    転軸の軸受けに嵌合し、前記モータの回転軸に対する前
    記検知センサの半径方向の位置決めを行ったことを特徴
    とする前記請求項1および2記載のパチンコ機における
    回転ドラム位置検出装置。
  4. 【請求項4】 前記基板取付台は前記モータを覆う形状
    に形成されると共に中心部に孔が形成され、この孔を前
    記モータにおける回転軸の軸受けに嵌合することによ
    り、前記モータの回転軸に対する前記検知センサの半径
    方向の位置決めを行ったことを特徴とする前記請求項1
    および2記載のパチンコ機における回転ドラム位置検出
    装置。
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