JP2012007642A - 変速機の潤滑装置 - Google Patents

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俊平 更科
Hiroyuki Kato
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Abstract

【課題】本発明は、変速機のカウンタシャフトを支持するベアリングの潤滑性能を向上させるとともに、潤滑油の撹拌抵抗を低減させて燃費を向上させることを目的とする。
【解決手段】このため、インプットシャフトとカウンタシャフトとドライブシャフトとを変速機ケース内に平行に配置し、変速機ケースの側壁に取り付けたカウンタシャフトのベアリングを潤滑油を掻き上げて潤滑する一方、カウンタシャフト上方のマニュアルシャフトにディテントプレートを取り付けた変速機の潤滑装置において、側壁にベアリングから上方へ延びるとともにベアリングへ潤滑油を流す溝部を形成し、ディテントプレートが前進位置の時、先端部が溝部前方で側壁に対向する一方、ディテントプレートが後退位置の時、先端部が溝部後方で側壁に対向する縦壁部をディテントプレートに形成した。
【選択図】図1

Description

この発明は変速機の潤滑装置に係り、特に変速機ケースの側壁の溝部に潤滑油を案内する縦壁部によって変速機のカウンタシャフトを支持するベアリングの潤滑性能の向上を図る一方、潤滑油の撹拌抵抗を低減させて燃費の向上をも図る変速機の潤滑装置に関するものである。
ガソリン車用変速機のカウンタシャフトの潤滑に関して、前進ハイギヤ時(「高車速時」ともいう。)は、ファイナルギヤによって掻き上げられた潤滑油をキャッチし、前記カウンタシャフトに潤滑油を供給し易い変速機ケースに溝を設定する構造としている。
また、前進ローギヤ時(「低車速時」ともいう。)は、ファイナルギヤの回転が低いため、潤滑油の掻き上げ量が少なく、カウンタシャフトが常に潤滑油に浸かり、カウンタシャフトを潤滑している。
更に、後退時は、車速に関係なくローギヤ固定であり、常にファイナルギヤの回転が低く、潤滑油の掻き上げ量も少ないため、カウンタシャフトが常に潤滑油に浸かり、カウンタシャフトを潤滑している。
電気自動車用減速機においては、ギヤ比が一定で、変速をモータで行っているため、モータ回転に依存してファイナルギヤ回転も速くなる。
なお、電気自動車は、上述したガソリン車と違い、トランスミッションにギヤ比がないため、後退時も前進時と同様に車速を上げることがてきる。
また、インプットシャフト〜カウンタシャフト〜デフ軸線が一直線のようなレイアウトでは、カウンタシャフトが潤滑油に浸かる量も少なく、カウンタシャフトの潤滑が不順分の可能性が高い。
以上から、後退時の潤滑を考慮すると、潤滑油量を増加し、カウンタシャフトを潤滑油に浸からせることが必要になるが、撹拌抵抗の増加による燃費悪化や、ブリーザ性能悪化など、デメリットが大きいため、採用することが困難であった。
また、前記変速機ケースに溝を設定し、前進時、後退時ともにカウンタシャフトを潤滑させる方法も可能だが、掻き上げられた潤滑油の全てが潤滑に使用されるものではなく、潤滑に使用できない潤滑油が一部発生する一方、強度低下が懸念されるため、前記溝を大きくすることが困難な状態である。
特開平11−247977号公報
ところで、従来の変速機101の潤滑装置117において、上述の特許文献1及び図8に示す如く、インプットシャフト105と、ドライブシャフト(特許文献1では「主軸」と明記。)109と、前記インプットシャフト105とドライブシャフト109との間に配置されてインプットシャフト105とドライブシャフト109との間で動力を伝達するカウンタシャフト(特許文献1では「カウンタ軸」と明記。)107とを変速機ケース104に設け、この変速機ケース104の側壁114にドライブシャフト109側に指向したリブ131を形成し、ドライブシャフト109によって掻き上げられた潤滑油を前記リブ131によって前記カウンタシャフト107に誘導してベアリング(図示せず)に供給するものがあった。
そして、上述したこのような構造では、前記変速機ケースの側壁から変速機内部に複数のリブを突出させる必要があり、変速機ケース自体が複雑な構造なってしまうという不都合があった。
また、車両前進時の状態においてのみ潤滑油をベアリングに供給できるものの、車両後退時の状態においては、リブがインプットシャフトによって掻き上げられた潤滑油の流れを遮ってしまうため、カウンタシャフトまたはベアリングに潤滑油を円滑に供給できないという不都合があった。
更に、このような状態下において、車両後退時でも潤滑油を円滑にカウンタシャフトまたはベアリングに供給するには、変速機ケース内の下部に溜まった潤滑油量を増加させてカウンタシャフトを潤滑油に浸からせる必要があった。
しかし、このように潤滑油量を増加させて、カウンタシャフトを潤滑油に浸からせることで、カウンタシャフトの撹拌抵抗が増加し、パワーロスおよび燃費低下に繋がるという不都合があった。
この発明は、変速機の潤滑装置において、変速機のカウンタシャフトを支持するベアリングの潤滑性能を向上させるとともに、潤滑油の撹拌抵抗を低減させて燃費を向上させることを目的としている。
そこで、この発明は、上述不都合を除去するために、変速機に、駆動源により前進方向および後退方向へ回転するインプットシャフトと、変速ギヤを介して前記インプットシャフトの回転が伝達されるカウンタシャフトと、このカウンタシャフトの回転が伝達されるファイナルギヤを備えるドライブシャフトとを変速機ケース内に平行に配置し、前記カウンタシャフトを支持するベアリングを前記変速機ケースの側壁に取り付け、この変速機ケース内の潤滑油を前記変速ギヤおよび前記ファイナルギヤによって掻き上げて前記ベアリングを潤滑する一方、その軸線が鉛直方向へ延びるとともにシフトレバーの変速操作に連動して回転するマニュアルシャフトを前記カウンタシャフトの上方に配置し、前記マニュアルシャフトにこのマニュアルシャフトの回転位置を前進位置、後退位置を含む各位置に規制するディテントプレートを取り付けた変速機の潤滑装置において、前記ベアリングが取り付けられる前記変速機ケースの側壁に、前記ベアリングから上方へ延びるとともに、前記ベアリングへ潤滑油を流す溝部を形成し、前記ディテントプレートが前進位置にある場合、その先端部が前記溝部の前方で前記変速機ケースの側壁に対向する一方、前記ディテントプレートが後退位置にある場合、その先端部が前記溝部の後方で前記変速機ケースの側壁に対向する縦壁部を前記ディテントプレートに形成したことを特徴とする。
以上詳細に説明した如くこの発明によれば、変速機に、駆動源により前進方向および後退方向へ回転するインプットシャフトと、変速ギヤを介してインプットシャフトの回転が伝達されるカウンタシャフトと、カウンタシャフトの回転が伝達されるファイナルギヤを備えるドライブシャフトとを変速機ケース内に平行に配置し、カウンタシャフトを支持するベアリングを変速機ケースの側壁に取り付け、変速機ケース内の潤滑油を変速ギヤおよびファイナルギヤによって掻き上げてベアリングを潤滑する一方、その軸線が鉛直方向へ延びるとともにシフトレバーの変速操作に連動して回転するマニュアルシャフトをカウンタシャフトの上方に配置し、マニュアルシャフトにこのマニュアルシャフトの回転位置を前進位置、後退位置を含む各位置に規制するディテントプレートを取り付けた変速機の潤滑装置において、ベアリングが取り付けられる変速機ケースの側壁に、ベアリングから上方へ延びるとともに、ベアリングへ潤滑油を流す溝部を形成し、ディテントプレートが前進位置にある場合、その先端部が溝部の前方で変速機ケースの側壁に対向する一方、ディテントプレートが後退位置にある場合、その先端部が溝部の後方で変速機ケースの側壁に対向する縦壁部をディテントプレートに形成した。
従って、前記ディテントプレートが前進位置にある場合(車両前進時の場合)、その先端部が溝部の前方で変速機ケースの側壁に対向する縦壁部をディテントプレートに形成したことで、変速機の上方から見た場合、縦壁部の先端部が溝部の前方に位置し、且つ、溝部に近接して配置するため、ドライブシャフトの回転によって掻き上げられた潤滑油は前記縦壁部に当たり、この縦壁部で潤滑油を下方に落下させることができ、潤滑油を溝部(または、ベアリング)に目がけて確実に流し込むことができる。
また、前記ディテントプレートが後退位置にある場合(車両後退時の場合)、前記縦壁部は、その先端部が溝部の後方で変速機ケースの側壁に対向することで、変速機を上方から見た場合、縦壁部の先端部が溝部の後方に位置し、且つ、溝部に近接して配置するため、ドライブシャフトの回転によってインプットシャフトに回り込んで、インプットシャフトの回転で掻き上げられた潤滑油は前記縦壁部に当たり、この縦壁部で潤滑油を下方に落下させることができ、潤滑油を溝部(または、ベアリング)に目がけて確実に流し込むことができる。
これらによって、前記ディテントプレートが前進位置および後退位置にある場合(車両前進時および車両後退時の場合)、ディテントプレートの回転を利用することで、前記縦壁部の取付構造を簡素化できるとともに、この縦壁部で各シャフトから掻き上げられた潤滑油を溝部(または、ベアリング)に円滑、且つ、無駄なく供給することができ、ベアリングの潤滑性能を向上させることができる。
更に、前記縦壁部で潤滑油を溝部または、ベアリングに円滑、且つ、無駄なく案内することができるため、従来に比べて変速機内の下部に溜まった潤滑油の油量を減少させることができ、油量の油面をカウンタシャフト(または、変速ギヤ)の下方に設定できる。
これによって、カウンタシャフト(または、変速ギヤ)による潤滑油の撹拌抵抗を低減でき、その結果、パワーロスを減らして燃費を向上させることができる。
図1はこの発明の第1実施例を示す車両前進時の図3のA−A線による断面図である。(実施例1) 図2は車両後退時の図3のA−A線による断面図である。(実施例1) 図3は変速機の概略構成図である。(実施例1) 図4は車両前進時の変速機の概略斜視図である。(実施例1) 図5は車両前進時と車両後退時との潤滑油の流れを示す変速機の側面図である。(実施例1) 図6はこの発明の第2実施例を示すディテントプレートの拡大斜視図である。(実施例2) 図7は車両前進時の変速機の概略斜視図である。(実施例2) 図8はこの発明の従来技術であり、車両前進時と車両後退時との潤滑油の流れを示す変速機の側面図である。
以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明する。
図1〜図5はこの発明の第1実施例を示すものである。
図3において、1は変速機、2はシフトレバー、3は変速機1とシフトレバー2とを接続するセレクタケーブルである。
前記変速機1の変速機ケース4内に、駆動源により前進方向および後退方向へ回転するインプットシャフト5と、変速ギヤ6を介して前記インプットシャフト5の回転が伝達されるカウンタシャフト7と、このカウンタシャフト7の回転が伝達されるファイナルギヤ8を備えるドライブシャフト9とを平行に配置する。
このとき、前記インプットシャフト5に、図4及び図5に示す如く、同軸にパーキング装置10のパーキングギヤ11が取り付けられており、このパーキングギヤ11にはパーキングポール12が係合している。
また、前記カウンタシャフト7を支持するベアリング13を前記変速機ケース4の側壁14に取り付ける。
そして、図3〜図5に示す如く、この変速機ケース4内の潤滑油を前記変速ギヤ6および前記ファイナルギヤ8によって掻き上げて前記ベアリング13を潤滑する一方、その軸線が鉛直方向へ延びるとともに前記シフトレバー2の変速操作に連動して回転するマニュアルシャフト15を前記カウンタシャフト7の上方に配置し、前記マニュアルシャフト15にこのマニュアルシャフト15の回転位置を前進位置、後退位置を含む各位置に規制するディテントプレート16を取り付けて前記変速機1の潤滑装置17を構成している。
このとき、ディテントプレート16は、図1〜図5に示す如く、前記変速機ケース4内に取り付けられるディテントスプリング18を外周部位の凹凸形状に係合させ、このディテントスプリング18によって前記マニュアルシャフト15の回転位置を前進位置、後退位置を含む各位置に規制する際に節度を与えている。
また、前記ベアリング13が取り付けられる前記変速機ケース4の側壁14に、前記ベアリング13から上方へ延びるとともに、前記ベアリング13へ潤滑油を流す溝部19を形成し、前記ディテントプレート16が前進位置にある場合、その先端部が前記溝部19の前方で前記変速機ケース4の側壁14に対向する一方、前記ディテントプレート16が後退位置にある場合、その先端部が前記溝部19の後方で前記変速機ケース4の側壁14に対向する縦壁部20を前記ディテントプレート16に形成する構成とする。
詳述すれば、前記ディテントプレート16のドライブシャフト9側の側面に、図1〜図5に示す如く、板状の前記縦壁部20を前記マニュアルシャフト15とディテントプレート16と位置関係に応じて湾曲させて形成し、車両前進時、つまり前記ディテントプレート16が前進位置にある場合には、図1に示す如く、前記縦壁部20の先端部20aを前記溝部19の前方で前記変速機ケース4の側壁14に対向する位置に位置させる。
また、車両後退時、つまり前記ディテントプレート16が後退位置にある場合には、図2に示す如く、前記縦壁部20の先端部20aを前記溝部19の後方で前記変速機ケース4の側壁14に対向する位置に位置させるものである。
従って、前記ディテントプレート16が前進位置にある場合(車両前進時の場合)、その先端部20aが溝部19の前方で変速機ケース4の側壁14に対向する縦壁部20をディテントプレート16に形成したことで、前記変速機1の上方から見た場合、図1に示す如く、縦壁部20の先端部20aが溝部19の前方に位置し、且つ、溝部19に近接して配置するため、図1及び図4、図5の白抜きの実線矢印R1で示す如く、前記ドライブシャフト9の回転(図5の黒太矢印N1参照。)によって掻き上げられた潤滑油は前記縦壁部20に当たり、この縦壁部20で潤滑油を下方に落下させることができ、潤滑油を溝部19(または、ベアリング13)に目がけて確実に流し込むことができる。
また、前記ディテントプレート16が後退位置にある場合(車両後退時の場合)、前記縦壁部20は、その先端部が溝部19の後方で変速機ケース4の側壁14に対向することで、変速機を上方から見た場合、図2に示す如く、縦壁部20の先端部20aが溝部19の後方に位置し、且つ、溝部19に近接して配置するため、図2の白抜きの実線矢印及び図5の白抜きの破線矢印R2で示す如く、前記ドライブシャフト9の回転(図5の破線の黒太矢印N2参照。)によって前記インプットシャフト5に回り込んで、インプットシャフト5の回転で掻き上げられた潤滑油は前記縦壁部20に当たり、この縦壁部20で潤滑油を下方に落下させることができ、潤滑油を溝部19(または、ベアリング13)に目がけて確実に流し込むことができる。
これらによって、前記ディテントプレート16が前進位置および後退位置にある場合(車両前進時および車両後退時の場合)、ディテントプレート16の回転を利用することで、前記縦壁部20の取付構造を簡素化できるとともに、この縦壁部20で各シャフトから掻き上げられた潤滑油を溝部19(または、ベアリング13)に円滑、且つ、無駄なく供給することができ、ベアリング13の潤滑性能を向上させることができる。
更に、前記縦壁部20で潤滑油を溝部19または、ベアリング13に円滑、且つ、無駄なく案内することができるため、従来に比べて前記変速機1内の下部に溜まった潤滑油の油量を減少させることができ、油量の油面Fを前記カウンタシャフト7(または、変速ギヤ6)の下方に設定できる。
これによって、カウンタシャフト7(または、変速ギヤ6)による潤滑油の撹拌抵抗を低減でき、その結果、パワーロスを減らして燃費を向上させることができる。
図6及び図7はこの発明の第2実施例を示すものである。
この第2実施例において、上述第1実施例のものと同一機能を果たす箇所には、同一符号を付して説明する。
この第2実施例の特徴とするところは、上述の第1実施例において形成した前記縦壁部20の下部に車両後方へ突出する潤滑油受部21を連結した点にある。
すなわち、前記変速機1内において、図6及び図7に示す如く、前記マニュアルシャフト15に取り付けられるディテントプレート16に湾曲している前記縦壁部20を形成し、この縦壁部20の下部には、縦壁部20の湾曲状態に合致するように潤滑油受部21を車両後方へ突出させて連結するものである。
従って、前記縦壁部20の下部に車両後方へ突出する潤滑油受部21を連結したことで、前記ドライブシャフト9の回転によって掻き上げられて、縦壁部20に当たって下方に落下する潤滑油を前記潤滑油受部21で受け止めることができ、この潤滑油受部21で受け止められた潤滑油を、図6に白抜き矢印で示す如く、潤滑油受部21と前記縦壁部20とに沿って前記溝部19あるいはベアリング13に向けて確実に流し込むことができ、ベアリング13の潤滑性能を向上させることができる。
また、この第2実施例においては、上述の第1実施例でも記載した前記縦壁部20による効果を奏することもできる。
しかも、効果的に潤滑油を案内できるため、潤滑油量を減少させても、潤滑油量変更前と同様の潤滑量を確保することが可能となり、軽量化や燃費向上などの効果をより一層向上させることができる。
なお、この発明は上述第1及び第2実施例に限定されるものではなく、種々の応用改変が可能である。
例えば、この発明の第1実施例においては、前記ディテントプレートが前進位置および後退位置にある場合(車両前進時および車両後退時の場合)にディテントプレートの回転を利用することで、各シャフトから掻き上げられた潤滑油を縦壁部で溝部(または、ベアリング)に円滑、且つ、無駄なく供給し、ベアリングの潤滑性能を向上させる構成としたが、ディテントプレートの位置によってインプットシャフトなどの他の軸を潤滑する特別構成とすることも可能である。
すなわち、レイアウト上、カウンタシャフトに適用できない場合に、他の軸へ適用することで、カウンタシャフトへ適用した場合と同様の効果を得ることができるものである。
また、変速機内のレイアウトによっては、縦壁部の形成位置や形状の変更を行う特別構成とすることも可能である。
すなわち、縦壁部を板状部材にて形成するため、形状の自由度が高いとともに、縦壁部を適切な形状とすることで変速機毎の効果差をなくすことができる。
1 変速機
2 シフトレバー
3 セレクタケーブル
4 変速機ケース
5 インプットシャフト
6 変速ギヤ
7 カウンタシャフト
8 ファイナルギヤ
9 ドライブシャフト
10 パーキング装置
11 パーキングギヤ
12 パーキングポール
13 ベアリング
14 側壁
15 マニュアルシャフト
16 ディテントプレート
17 潤滑装置
18 ディテントスプリング
19 溝部
20 縦壁部
20a 先端部
F 油面

Claims (2)

  1. 変速機に、駆動源により前進方向および後退方向へ回転するインプットシャフトと、変速ギヤを介して前記インプットシャフトの回転が伝達されるカウンタシャフトと、このカウンタシャフトの回転が伝達されるファイナルギヤを備えるドライブシャフトとを変速機ケース内に平行に配置し、前記カウンタシャフトを支持するベアリングを前記変速機ケースの側壁に取り付け、この変速機ケース内の潤滑油を前記変速ギヤおよび前記ファイナルギヤによって掻き上げて前記ベアリングを潤滑する一方、その軸線が鉛直方向へ延びるとともにシフトレバーの変速操作に連動して回転するマニュアルシャフトを前記カウンタシャフトの上方に配置し、前記マニュアルシャフトにこのマニュアルシャフトの回転位置を前進位置、後退位置を含む各位置に規制するディテントプレートを取り付けた変速機の潤滑装置において、前記ベアリングが取り付けられる前記変速機ケースの側壁に、前記ベアリングから上方へ延びるとともに、前記ベアリングへ潤滑油を流す溝部を形成し、前記ディテントプレートが前進位置にある場合、その先端部が前記溝部の前方で前記変速機ケースの側壁に対向する一方、前記ディテントプレートが後退位置にある場合、その先端部が前記溝部の後方で前記変速機ケースの側壁に対向する縦壁部を前記ディテントプレートに形成したことを特徴とする変速機の潤滑装置。
  2. 前記縦壁部の下部に車両後方へ突出する潤滑油受部を連結したことを特徴とする請求項1に記載の変速機の潤滑装置。
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