JP2012007119A - ハードコート層形成用組成物およびハードコートフィルム - Google Patents

ハードコート層形成用組成物およびハードコートフィルム Download PDF

Info

Publication number
JP2012007119A
JP2012007119A JP2010145957A JP2010145957A JP2012007119A JP 2012007119 A JP2012007119 A JP 2012007119A JP 2010145957 A JP2010145957 A JP 2010145957A JP 2010145957 A JP2010145957 A JP 2010145957A JP 2012007119 A JP2012007119 A JP 2012007119A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hard coat
film
coat layer
sample
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010145957A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5066228B2 (ja
Inventor
Shingo Nagai
伸吾 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oike and Co Ltd
Original Assignee
Oike and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oike and Co Ltd filed Critical Oike and Co Ltd
Priority to JP2010145957A priority Critical patent/JP5066228B2/ja
Publication of JP2012007119A publication Critical patent/JP2012007119A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5066228B2 publication Critical patent/JP5066228B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

【課題】 耐擦傷性、耐摩耗性に優れた硬質表面を有するとともに、フィルムを撓ませた時でもクラックが生じにくく、可撓性に優れたハードコートフィルム、およびこのハードコートフィルムの製造に適したハードコート層形成用組成物を提供する。
【解決手段】 パーヒドロポリシラザンとシラン化合物とを含み、前記シラン化合物は、1つのケイ素元素に対して2つのアルコキシ基が結合したジアルコキシシランであることを特徴とするハードコート層形成用組成物、および、このハードコート層形成用組成物をプラスチックフィルムの表面に塗布し加水分解して、前記プラスチックフィルムの表面に酸化ケイ素を主成分とするハードコート層を形成してなることを特徴とするハードコートフィルム。
【選択図】 なし

Description

本発明は、耐擦傷性、耐摩耗性とともに、可撓性に優れたハードコートフィルム、およびハードコートフィルムの製造に適したハードコート層形成用組成物に関する。
液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の画像表示装置における画像表示面は、使用時に傷がつかないように、耐擦傷性を付与することが要求される。そのため、基材フィルムに硬質表面層を形成したハードコートフィルムを適用することにより、画像表示装置の画像表示面の耐擦傷性を向上させている。
基材フィルムに硬質表面層を形成する方法としては、種々の方法が提案されており、基材フィルム上に、熱硬化性樹脂または紫外線硬化性樹脂等の光重合性樹脂を用いて、より硬い樹脂の塗膜を形成する方法や、例えば、特許文献1に開示されているように、基材フィルム上に、ポリシラザンを塗布しセラミックス化して酸化ケイ素膜の表面層を形成する方法が、提案されている。
特開平8−112879号公報
しかしながら、特許文献1に開示のものは、セラミックス化した酸化ケイ素膜そのものは十分な硬度を有するが、その酸化ケイ素膜の厚みが薄いと、十分な鉛筆硬度が得られない。また、硬度を向上させる方法として、酸化ケイ素膜の厚みを単純に増加させることが考えられる。しかし、酸化ケイ素膜の厚みを増加させると硬度は向上するものの、酸化ケイ素膜のクラックや剥離が生じやすくなるという問題や、フィルムの可撓性が損なわれ、フィルムを撓ませた時には、酸化ケイ素膜のクラックや剥離が発生するという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するもので、耐擦傷性、耐摩耗性に優れた硬質表面を有するとともに、フィルムを撓ませた時でもクラックが生じにくく、可撓性に優れたハードコートフィルム、およびこのハードコートフィルムの製造に適したハードコート層形成用組成物を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明のハードコート層形成用組成物は、パーヒドロポリシラザンとシラン化合物とを含み、前記シラン化合物は、1つのケイ素元素に対して2つのアルコキシ基が結合したジアルコキシシランであることを特徴とする。そして、特に、シラン化合物は、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシランから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする。
また、本発明のハードコートフィルムは、上記のハードコート層形成用組成物をプラスチックフィルムの表面に塗布し加水分解して、前記プラスチックフィルムの表面に酸化ケイ素を主成分とするハードコート層を形成してなることを特徴とする
本発明のハードコート層形成用組成物およびハードコートフィルムによれば、十分な鉛筆硬度を有するとともに可撓性に優れたハードコート層の形成に好適なハードコート層形成用組成物であるので、これを用いてプラスチックフィルムにハードコート層を形成したハードコートフィルムは、フィルムを撓ませた時でも、ハードコート層のクラックが生じにくく、良好な可撓性と、十分な鉛筆硬度の硬質表面を有したものとなる。
以下、本発明のハードコート層形成用組成物およびハードコートフィルムについて、実施例に基づいて以下に詳細に説明する。
まず、基材となるプラスチックフィルムの表面にハードコート層を形成するためのハードコート層形成用組成物として、各種のコーティング液を作製して準備した。これらのコーティング液は、パーヒドロポリシラザン(AZエレクトロニクスマテリアルズ社製、NL110A−20)を主剤として、これに添加剤として各種のシラン化合物(いずれも信越化学工業株式会社製)をパーヒドロポリシラザンに対する重量比で所定量加えた組成とし、乾燥膜厚が1000nmとなるようにキシレンで溶液を希釈して調製した。作製準備したコーティング液の内容について、添加剤として加えたシラン化合物の物質名と添加量(パーヒドロポリシラザンの重量を1としたときの重量比率)を(表1)に示す。
(表1)に示すように、シラン化合物を添加しないパーヒドロポリシラザンのみの試料No.1のコーティング液と、添加剤としてシラン化合物を加えた試料No.2〜試料No.20の20種のコーティング液を準備した。
(表1)に示すように、試料No.2〜試料No.6は、添加剤としてジメチルジエトキシシランを加え、試料No.2の添加量は0.005、試料No.3の添加量は0.01、試料No.4の添加量は0.20、試料No.5の添加量は0.30、試料No.6の添加量は0.40とした。試料No.7は、添加剤として2種のシラン化合物を加え、ジメチルジエトキシシランを重量比で0.20、およびテトラエトキシシランを重量比で0.01添加した。試料No.8および試料No.9は、添加剤としてジメチルジメトキシシランを加え、試料No.8の添加量は0.01、試料No.9の添加量は0.30とした。試料No.10および試料No.11は、添加剤として3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシランを加え、試料No.10の添加量は0.01、試料No.11の添加量は0.30とした。試料No.12は、添加剤として3−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシランを加え、添加量は0.01とした。試料No.13は、添加剤として3−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシランを加え、添加量は0.01とした。試料No.14および試料No.15は、添加剤としてメチルトリエトキシシランを加え、試料No.14の添加量は0.01、試料No.15の添加量は0.30とした。試料No.16〜試料No.18は、添加剤としてテトラエトキシシランを加え、試料No.16の添加量は0.01、試料No.17の添加量は0.05、試料No.18の添加量は0.30とした。試料No.19および試料No.20は、添加剤として3−グリシドキシプロピルトリメトキシシランを加え、試料No.19の添加量は0.01、試料No.20の添加量は0.30とした。
一方、基材となるプラスチックフィルムとして、厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(帝人デュポンフィルム株式会社製)を準備した。
次に、上記の試料No.1〜試料No.20の20種のコーティング液を用い、上記ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に、それぞれのコーティング液をバーコーターで塗布し、120℃で1分間加熱して乾燥させた。続いて、コーティング液を塗布乾燥したそれぞれのポリエチレンテレフタレートフィルムを、60℃95%RHの雰囲気で約3時間保持した後、120℃で30分保持して処理した。
以上により、試料No.1〜試料No.20の20種のコーティング液を用い、それぞれについて、ポリエチレンテレフタレートフィルムの表面に乾燥膜厚が1000nmの酸化ケイ素を主成分とするハードコート層を形成した(表1)に示す試料No.101〜試料No.120の20種のハードコートフィルムを得た。これら試料No.101〜試料No.120の20種のハードコートフィルムについて、塗工外観、鉛筆硬度および可撓性を評価した。
なお、塗工外観の評価は、目視により行い外観上異常のないものは○とし、組成分離等の外観不良を×として判定した。鉛筆硬度の評価は、JIS K5400に準じて行い、各種硬度の鉛筆を45゜の角度で試料の表面または表面層にあて、荷重500gの下で引っ掻きを与えた時、傷がつかない最も硬い鉛筆の硬さを鉛筆硬度とした。また、可撓性の評価は、試料から幅1cm、長さ5cmの短冊状の試験片を切り出し、ハードコート層側を外側にして直径10mmのステンレス棒に巻きつけて評価し、クラックの発生の有無を目視によって判定した。クラックの発生のないものを○、クラックが僅かに発生したものを△、クラックが多く発生したものを×、クラックが非常に多く発生したものを××とした。
試料No.101〜No.120の20種のハードコートフィルムの評価結果を、試料に用いたコーティング液の試料No.および内容とともに(表1)に示す。
Figure 2012007119
(表1)に示した評価結果のように、シラン化合物を添加しないパーヒドロポリシラザンのみの試料No.1のコーティング液を用いた試料No.101のフィルムは、可撓性評価でクラックが多く発生し、ハードコート層の可撓性が不十分であるのに対して、シラン化合物を添加した試料No.2〜No.13のコーティング液を用いた試料No.102〜No.113のフィルムは、ハードコート層の可撓性が大幅に改善され、試料No.2のコーティング液を用いた試料No.102のフィルムの僅かなクラック発生を除いて、いずれも可撓性評価でクラックの発生が無く、良好な可撓性が得られた。また、これら試料No.102〜No.113のフィルムの鉛筆硬度は、いずれも3Hであり十分な表面硬度のハードコート層が得られた。
一方、シラン化合物を添加したコーティング液であっても、試料No.14〜No.20のコーティング液を用いた試料No.114〜No.120のフィルムは、いずれも可撓性評価でクラックがより多く発生し、シラン化合物の添加により可撓性が劣化したものもあった。また、これら試料No.114〜No.120のフィルムの鉛筆硬度の評価結果でも、試料No.117〜No.120のようにシラン化合物の添加により表面硬度が劣化したものもあった。
以上のように、ハードコート層の可撓性に改善効果があり、良好な可撓性と十分な表面硬度が得られた試料No.102〜No.113のフィルムに用いた試料No.2〜No.13のコーティング液は、いずれも、1つのケイ素元素に対して2つのアルコキシ基が結合したジアルコキシシランであるシラン化合物をパーヒドロポリシラザンに添加したコーティング液である。
一方、シラン化合物を添加したコーティング液であっても、試料No.14〜No.20のコーティング液のように、トリアルコキシシランやテトラアルコキシシランであるシラン化合物をパーヒドロポリシラザンに添加したコーティング液では、ハードコート層の可撓性の改善効果は無く、むしろシラン化合物の添加により可撓性が劣化し表面硬度が劣化している。
上記の結果については、次のように考えられる。パーヒドロポリシラザンは、大気中の水分によって加水分解してセラミックス化したSiO構造へと変化する。パーヒドロポリシラザンにシラン化合物を添加することによって、パーヒドロポリシラザンの酸化ケイ素への成長が抑制される。そして、この酸化ケイ素への成長抑制の度合は、添加するシラン化合物の分子構造や添加量により異なり、酸化ケイ素膜の応力、密着性や硬度等に結果として現れる。
そして、(表1)に示し、上述したように、1つのケイ素元素に対して2つのアルコキシ基が結合したジアルコキシシランであるシラン化合物をパーヒドロポリシラザンに添加したコーティング液の場合には、酸化ケイ素膜のSiOの成長は部分的に一次元となり、立体障害が最小となるため、化学構造としてはフレキシブルなSiOセクターが形成されるので、可撓性が大幅に改善され、クラックの発生が無く良好な可撓性が得られたものと考えられる。
一方、トリアルコキシシランやテトラアルコキシシランなどのアルコキシ基が3つ以上のシラン化合物をパーヒドロポリシラザンに添加したコーティング液では、酸化ケイ素膜のSiOクラスターの成長を助長され、また多量のヒドロキシ基が残存し応力が増大するので、可撓性の改善効果は無く、むしろシラン化合物の添加により、可撓性が劣化し表面硬度が劣化しているものと考えられる。
以上説明したように、本発明のハードコート層形成用組成物は、実施例として(表1)の試料No.2〜No.13に示したコーティング液のような、パーヒドロポリシラザンに、1つのケイ素元素に対して2つのアルコキシ基が結合したジアルコキシシランであるシラン化合物を添加したものである。
そして、この本発明のハードコート層形成用組成物を用いてハードコート層を形成した本発明のハードコートフィルムは、シラン化合物を添加しないパーヒドロポリシラザンのみ組成物を用いて形成したハードコートフィルムに比較して、ハードコート層の可撓性が大幅に改善され、クラックの発生が無く、良好な可撓性が得られる。また、十分な表面硬度が得られる。
1つのケイ素元素に対して2つのアルコキシ基が結合したジアルコキシシランであるシラン化合物としては、実施例として(表1)に示した、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシランなどは、いずれもその添加により可撓性の改善効果が大きく、好ましい。これらのシラン化合物のほかに、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、メチルフェニルジメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、ジフェニルジエトキシシランなどのジアルコキシシランも、可撓性の改善効果があり使用できる。
なお、(表1)に示したように、パーヒドロポリシラザンに対するジアルコキシシランであるシラン化合物の添加量は、パーヒドロポリシラザンの重量1に対する重量比で0.005〜0.30の範囲とすることが、特に好ましい。これは、0.005未満では、ジアルコキシシランであるシラン化合物の添加の効果が顕著でないためであり、0.30を超えるとポリシラザンとアルコキシドとが分離し、試料No.6のコーティング液を用いた試料No.106のハードコートフィルムのように、塗工外観に異常を生じやすくなるためである。
なお、上記実施例においては、ハードコート層の厚みとして、膜厚が1000nmの場合のみ例示したが、本発明のハードコート層形成用組成物によるハードコート層は、低応力でありクラックも生じにくく、十分な表面硬度が得られるので、その厚みを400nm〜5,000nmの範囲とすれば、可撓性と耐擦傷性とに優れた硬質表面を有したものとなり、特に好ましいハードコートフィルムを得ることができる。
なお、上記実施例においては、基材となるプラスチックフィルムとして、厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを用いた例を示したが、プラスチックフィルムとしては、ポリエチレンテレフタレート(PET)のほかに、ポリエチレンナフタレート(PEN)、シクロオレフィンポリマー(COP)、ポリカーボネート(PC)、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)などの光学フィルムや、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリイミド(PI)、無延伸ポリプロピレン(CPP)等のフィルムを用いることができる。プラスチックフィルムの厚さは、ウェブコーターで塗工する場合は、ある程度の柔軟性が必要であり200μm以下であることが好ましいが、下限については数μm以上あれば良く、特に限定されるものではない。また、ウェブコーターで塗工しない場合はプラスチックフィルムの厚さは問題にならない。
また、本発明のハードコート層形成用組成物を用いて、プラスチックフィルムにハードコート層を形成する方法としては、上記実施例のように、塗布後、一旦加熱して有機溶剤等の揮発成分を除去した後、湿度を加えて加水分解を加速させることが望ましい。加湿処理の環境としては、より高温、高湿であることが望ましいが、基材がプラスチックフィルムであることを考慮すると、60℃90%RH〜80℃85%RHが適切である。また、加湿処理の時間は、塗膜の緻密差を考慮すると十分に水分が浸透するまでの時間、3時間以上保持することが望ましい。加湿処理によって加水分解が進行したハードコート層は熱を加えることにより酸化ケイ素の生成を加速することが可能であり、より緻密で密着力の高い膜にすることができるので、ハードコートフィルムとして優れた耐擦傷性と可撓性とを得ることができる。
また、本発明のハードコート層形成用組成物を基材に塗工してハードコート層を形成する方法としては、上記実施例のようにバーコーターやウェブコーターでプラスチックフィルムに塗布形成する方法のほかに、スプレーで立体的成型物に塗布する方法や、スピンコーターやディップ法等の湿式の塗布方法を応用して塗布形成することができる。
本発明に係るハードコート層形成用組成物を用いてハードコート層を形成した本発明に係るハードコートフィルムは、耐擦傷性、耐摩耗性に優れた十分な鉛筆硬度の硬質表面を有するとともに、フィルムを撓ませた時でもハードコート層はクラックや剥離を生じにくく、可撓性に優れたハードコートフィルムであるので、ディスプレイ等の保護膜として使用される光学フィルムとして、特に有用である。

Claims (5)

  1. パーヒドロポリシラザンとシラン化合物とを含み、前記シラン化合物は、1つのケイ素元素に対して2つのアルコキシ基が結合したジアルコキシシランであることを特徴とするハードコート層形成用組成物。
  2. シラン化合物は、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシランから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載のハードコート層形成用組成物。
  3. シラン化合物の含有率は、パーヒドロポリシラザンに対する重量比で0.005〜0.3であることを特徴とする請求項1に記載のハードコート層形成用組成物。
  4. 請求項1に記載のハードコート層形成用組成物をプラスチックフィルムの表面に塗布し加水分解して、前記プラスチックフィルムの表面に酸化ケイ素を主成分とするハードコート層を形成してなることを特徴とするハードコートフィルム。
  5. ハードコート層の厚さが、400nm〜5000nmであることを特徴とする請求項4に記載のハードコートフィルム。

JP2010145957A 2010-06-28 2010-06-28 ハードコート層形成用組成物およびハードコートフィルム Expired - Fee Related JP5066228B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010145957A JP5066228B2 (ja) 2010-06-28 2010-06-28 ハードコート層形成用組成物およびハードコートフィルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010145957A JP5066228B2 (ja) 2010-06-28 2010-06-28 ハードコート層形成用組成物およびハードコートフィルム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012007119A true JP2012007119A (ja) 2012-01-12
JP5066228B2 JP5066228B2 (ja) 2012-11-07

Family

ID=45538016

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010145957A Expired - Fee Related JP5066228B2 (ja) 2010-06-28 2010-06-28 ハードコート層形成用組成物およびハードコートフィルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5066228B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013123840A (ja) * 2011-12-14 2013-06-24 Oike Ind Co Ltd 機能性膜の形成方法、およびガスバリア膜の形成方法
JP2018517790A (ja) * 2015-04-20 2018-07-05 アーゼッド・エレクトロニック・マテリアルズ(ルクセンブルグ)ソシエテ・ア・レスポンサビリテ・リミテ 被膜形成用組成物およびそれを用いた被膜形成方法
JP2020138189A (ja) * 2019-07-31 2020-09-03 アーテック株式会社 ガラスコーティング層形成方法及びこれにより得られるガラスコーティング層
CN113728044A (zh) * 2019-04-23 2021-11-30 住友化学株式会社 混合组合物
US11307339B2 (en) 2018-04-27 2022-04-19 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Optical film, polarizing plate, and image display device
US11597807B2 (en) 2021-05-07 2023-03-07 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Normal temperature-curable hard coat composition

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5422607B2 (ja) * 2011-06-09 2014-02-19 尾池工業株式会社 ガスバリアフィルムの製造方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0673340A (ja) * 1992-08-26 1994-03-15 Catalysts & Chem Ind Co Ltd シリカ系被膜形成用塗布液および被膜付基材
JP2000229383A (ja) * 1999-02-09 2000-08-22 Asahi Glass Co Ltd 透明被覆成形品
JP2009040991A (ja) * 2007-03-28 2009-02-26 Hitachi Chem Co Ltd 塗布液組成物、耐熱性被膜及びその形成方法
JP2009184882A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Asahi Glass Co Ltd 塗布用組成物、紫外線遮蔽層付きガラス板及びその製造方法
WO2010007956A1 (ja) * 2008-07-17 2010-01-21 旭硝子株式会社 撥水性基体およびその製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0673340A (ja) * 1992-08-26 1994-03-15 Catalysts & Chem Ind Co Ltd シリカ系被膜形成用塗布液および被膜付基材
JP2000229383A (ja) * 1999-02-09 2000-08-22 Asahi Glass Co Ltd 透明被覆成形品
JP2009040991A (ja) * 2007-03-28 2009-02-26 Hitachi Chem Co Ltd 塗布液組成物、耐熱性被膜及びその形成方法
JP2009184882A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Asahi Glass Co Ltd 塗布用組成物、紫外線遮蔽層付きガラス板及びその製造方法
WO2010007956A1 (ja) * 2008-07-17 2010-01-21 旭硝子株式会社 撥水性基体およびその製造方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013123840A (ja) * 2011-12-14 2013-06-24 Oike Ind Co Ltd 機能性膜の形成方法、およびガスバリア膜の形成方法
JP2018517790A (ja) * 2015-04-20 2018-07-05 アーゼッド・エレクトロニック・マテリアルズ(ルクセンブルグ)ソシエテ・ア・レスポンサビリテ・リミテ 被膜形成用組成物およびそれを用いた被膜形成方法
US11307339B2 (en) 2018-04-27 2022-04-19 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Optical film, polarizing plate, and image display device
CN113728044A (zh) * 2019-04-23 2021-11-30 住友化学株式会社 混合组合物
JP2020138189A (ja) * 2019-07-31 2020-09-03 アーテック株式会社 ガラスコーティング層形成方法及びこれにより得られるガラスコーティング層
JP7266866B2 (ja) 2019-07-31 2023-05-01 アーテック株式会社 ガラスコーティング層形成方法及びこれにより得られるガラスコーティング層
US11597807B2 (en) 2021-05-07 2023-03-07 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Normal temperature-curable hard coat composition

Also Published As

Publication number Publication date
JP5066228B2 (ja) 2012-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5066228B2 (ja) ハードコート層形成用組成物およびハードコートフィルム
CN100485008C (zh) 可加热固化的聚硅氧烷弹性体的底漆
CN111163936B (zh) 防水防油构件和防水防油构件的制造方法
JP5842909B2 (ja) 転写フィルム
TWI638720B (zh) 氣體阻隔膜及其製造方法
JP6784023B2 (ja) 組成物、該組成物を用いた部材、及びその製造方法、並びに該部材を備えたタッチパネル
JP2012223904A (ja) 粘着剤層付き透明樹脂フィルム、積層フィルムおよびタッチパネル
BR112015019528A8 (pt) artigo compreendendo substrato e película polimérica enxertada sore o mesmo e método para fabricação de superfície para promoção da condensação gota a gota e/ou derramamento de um líquido
JP7236624B2 (ja) 撥水撥油部材及び撥水撥油部材の製造方法
JP2006219538A (ja) コーティング液およびコーティング方法
JP2017522581A (ja) 低屈折組成物、その製造方法、及び透明導電性フィルム
JP6501715B2 (ja) 積層体、及びガスバリアフィルム
CN110117468A (zh) 粘着片
CN111032337B (zh) 拒水构件和拒水构件的制造方法
JP2018172611A (ja) 保護シート
JP2007331996A (ja) 機能性ガラス体
JP2017186495A (ja) 難着霜性、難結露性、難着氷性を有する低温環境用部材
JP5779092B2 (ja) 離型性組成物および表面保護フィルム
JP5422607B2 (ja) ガスバリアフィルムの製造方法
KR20160115468A (ko) 커버 윈도우 기판 및 이를 구비하는 화상표시장치
JP6745311B2 (ja) バイオフィルム形成能を抑えた防汚コンポジット皮膜
JP5478600B2 (ja) 機能性膜の形成方法、およびガスバリア膜の形成方法
KR20140085217A (ko) 계면접착 특성이 우수한 실리콘 이형 조성물, 그를 이용한 실리콘 이형 필름 및 그의 제조방법
JP2010116490A (ja) 塗布用アンカーコート剤
JP7255692B2 (ja) 撥水撥油部材及び撥水撥油部材の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120308

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20120308

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20120417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120515

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120711

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120731

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120810

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150817

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees