JP2012006932A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. α_４β_１インテグリンのその受容体への結合の阻害に関連する状態を治療するための製薬組成物であって、治療上有効な量の下記構造を有する化合物、又はその製薬的に許容可能な塩、エステル、アミド、若しくは光学異性体を含み：
   

   

   （式中、
   ｑは、０〜４の整数であり；
   Ｂ、Ｒ^６、Ｒ^９、Ｒ^１０及びＲ^１１は、それぞれ独立して水素であり；
   Ｒ^１は、アラルキルであり；かつ
   Ｒ^８は、アルカノイルまたはシクロアルキルである。）；
   前記状態が、喘息、アテローム性動脈硬化、リウマチ様関節炎、アレルギー、多発性硬化症、狼瘡、炎症性腸疾患、移植片拒絶、接触過敏症、タイプＩ糖尿病、白血病、及び癌である、前記製薬組成物。
2. 経口的に、非経口的に、又は直腸により投与されるのに適切である、請求項１記載の製薬組成物。
3. 約０．００１〜約５ｍｇ／ｋｇ／日の１日分の用量で、経口的に投与されるのに適切である、請求項２記載の製薬組成物。
4. 前記１日分の用量が、複数回の用量に分けられる、請求項３記載の製薬組成物。
5. 固体又は液体剤形として投与されるのに適切である、請求項３記載の製薬組成物。
6. 生理学的に耐用可能な希釈剤をさらに含む、請求項１記載の製薬組成物。
7. 前記生理学的に耐用可能な希釈剤が、水、エタノール、ポリオール、植物油、注射可能な有機エステル、及びそれらの適切な混合物からなる群から選択される、請求項６記載の製薬組成物。
8. 前記ポリオールが、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、及びグリセロールからなる群から選択される、請求項７記載の製薬組成物。
9. 前記植物油が、オリーブ油である、請求項７記載の製薬組成物。
10. 前記注射可能な有機エステルが、オレイン酸エチルである、請求項７記載の製薬組成物。
11. α_４β_１インテグリンを発現する細胞であって、該細胞が、細胞表面でα_４β_１インテグリンを発現する天然型細胞、又はα_４β_１インテグリンをコード化するポリヌクレオチドを含む発現ベクターによって形質移入された細胞である、前記細胞。
12. 前記天然型細胞が、白血球、又はマスト細胞である、請求項１１記載の細胞。
13. 前記白血球が、単球、リンパ球、又は顆粒球である、請求項１２記載の細胞。
14. 血管細胞接着分子−１（ＶＣＡＭ−１）を発現する細胞であって、該細胞が、細胞表面でＶＣＡＭ−１を発現する天然型細胞、又はＶＣＡＭ−１をコード化するポリヌクレオチドを含む発現ベクターによって形質移入された細胞である、前記細胞。
15. 前記天然型細胞が、内皮細胞である、請求項１４記載の細胞。