JP2011524091A - 電気的に絶縁された支柱のダイオードのための共有ダイオード要素部を有するレール積層体を備えた不揮発性メモリアレイ - Google Patents

電気的に絶縁された支柱のダイオードのための共有ダイオード要素部を有するレール積層体を備えた不揮発性メモリアレイ Download PDF

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Abstract

導体部の間に垂直方向に向いたダイオード構造を備える集積回路と、その集積回路の製造方法を提供する。受動素子メモリセルのような2端子デバイスは、アンチヒューズおよび/または他の状態変化素子と直列に接続されたダイオードステアリング素子を備えることができる。装置は、複数の上部導体部と複数の下部導体部の交点にある支柱構造を用いて形成される。各々の支柱に対するダイオードの一部を、導体の一つとしてレール積層体内に形成することによって、支柱構造の高さが低くされる。一実施形態のダイオードは、第1導電型の第1ダイオード要素と、第2導電型の第2ダイオード要素を備えることができる。複数のダイオード要素の一つにおける一部は、第1部分および第2部分に分けられる。それらの部分のうちの1つはレール積層体内に形成され、レール積層体の支柱を利用して形成されたその他のダイオードによって共有される。

Description

本開示に従った実施態様は、不揮発性記憶素子アレイ、および、特に受動素子のメモリセルを組み込んでいる不揮発性記憶素子アレイを備えている集積回路を対象としている。
(抵抗変化または相変化などの)状態変化の検出可能なレベルを有している材質が、様々なタイプの半導体ベースの不揮発性メモリデバイスを作成するために用いられている。例えば、メモリセルの低抵抗な初期の物理的状態に論理「0」などの第1論理状態を割り当て、セルの高抵抗な物理的状態に論理「1」などの第1論理状態を割り当てることによって、1回だけプログラム可能なフィールドプログラマブル(OTP:one time field-programmable)メモリアレイ内のバイナリデータ記憶装置に、簡素なアンチヒューズが使用される。幾つかの材料は、その抵抗を初期抵抗の方向へ戻すことができる。これらのタイプの材料は、書換可能なメモリセルに用いることができる。材料の検知可能な多数レベルの抵抗は、書換可能または書換不能なマルチステート装置に用いることもできる。
抵抗の検出可能なレベルなどの、メモリ効果を有する材料は、ステアリング素子と直列に配置されてメモリセルを形成することがよくある。非線形な伝導電流を有するダイオードやその他の素子は、典型的にはステアリング素子として使用される。セルのメモリ効果は、多くの場合、状態変化素子と呼ばれる。多くの実装では、各々のワードラインとビットラインとの交差点にメモリセルを有する状態で、複数のワードラインおよび複数のビットラインが略直交する形態で配置される。各ワードラインを形成している導体に接続している一方の端子(例えば、セルの端子部またはセルの独立した層)と、各ビットラインを形成している導体に接続している他方の端子との交差点において、2端子メモリセルを構成することができる。このようなセルは、受動素子メモリセルと呼ばれることがある。
抵抗状態変化素子を備える2端子メモリセルは、フラッシュEEPROMなどの他の3端子メモリ装置に比してより簡易な構造であるため、3次元フィールドプログラマブル不揮発性メモリアレイに使用されている。3次元不揮発性メモリアレイは、一定のウエハ領域に作成することができるメモリセルの数を非常に増加させることができる可能性ゆえに、魅力的である。3次元メモリでは、基板層を介在することなく、メモリセルの多数の階層が基板上に形成される。あるタイプの3次元メモリは、上部導体と下部導体の交差点に形成された層の支柱を備えている。支柱は、様々な構造を採用することができる。様々な構造の一例としては、アンチヒューズや他の状態変化材料などと直列に存在する、ダイオードなどのステアリング素子が挙げられる。
支柱構造の形成は、多くの場合、第1の複数の層を第1方向に帯部形状にエッチングするステップと、帯部の間の隙間を誘電材料で埋めるステップと、第2の複数の層を堆積するステップと、複数の層の両方を第1方向と直交する第2方向にエッチングするステップと、を備える。これらの支柱構造の形成は、構造体の微小形状を形成するための正確なアライメントを必要とする、多数の製造プロセスを備えることができる。これらのプロセスは、様々な問題を引き起こすことがある。例えば、第2のエッチングプロセスは、一般的には、誘電埋め込み材料をエッチングしないように、選択的に行われる。誘電体の下に閉じ込められた材料の一部から横梁が形成され、この横梁が第2のエッチングによって取り除かれないことによって、時として、隣接する構造体との意図しない短絡が結果的に発生することがある。
不揮発性メモリアレイ技術において、支柱構造および支柱構造を作成するための対応製造プロセスを改良する必要性が、依然存在している。
導体の間に垂直面指向のダイオード構造を備える集積回路、および当該集積回路を製造する方法を提供する。受動素子メモリセルのような2端子デバイスは、アンチヒューズおよび/または他の状態変化素子と直列に接続されたダイオードステアリング素子を備えることができる。装置は、複数の上部導体部と複数の下部導体部の交点にある支柱構造を用いて形成される。各々の支柱に対するダイオードの一部を、導体の一つとしてレール積層体内に形成することによって、支柱構造の高さが低くされる。一実施形態のダイオードは、第1導電型の第1ダイオード要素と、第2導電型の第2ダイオード要素を備えることができる。複数のダイオード要素の一つにおける一部は、第1部分および第2部分に分けられる。それらの部分のうちの1つはレール積層体内に形成され、レール積層体の支柱を利用して形成されたその他のダイオードによって共有される。
一実施形態に係る集積回路装置は、基板の上方を第1方向に伸びている第1導体と、第2導体および第1ダイオード要素の第1部分を備える第1の一連の帯部と、前記第1導体と前記第1の一連の帯部との間に形成されている支柱と、を備える。前記第1の一連の帯部は前記基板の上方を第2方向に伸びており、前記第2方向は前記第1方向に略直交している。前記支柱は、前記第1導体と前記第1の一連の帯部との間に直列に存在する、前記第1ダイオード要素の第2部分と、第2ダイオード要素と、状態変化素子とを含んでいる。
他の実施形態に係る不揮発性半導体メモリは、基板と、基板の上方の第1高さに位置する略平行および略同一平面内の複数の第1導体と、基板の上方の第2高さに位置する略平行および略同一平面内の複数のレール積層体と、複数の第1導体と複数のレール積層体との交差点の間に形成される複数の支柱と、を備える。前記第1導体は第1方向に伸びており、前記レール積層体は前記第1方向と略直交する第2方向に伸びている。レール積層体の各々は、第2導体と、前記レール積層体に関連する複数のダイオードについての第1ダイオード要素の第1部分を含んでいる。前記複数の支柱は、第1レール積層体と前記複数の第1導体との交差点に形成されている第1の支柱群を備える。前記第1の支柱群の各々は、前記第1レール積層体に関連する前記複数のダイオードについての前記第1ダイオード要素の第2部分と、第2ダイオード要素と、状態変化素子を備える。
一実施形態の集積回路装置の製造方法は、基板の上方の第1高さに、略平行および略同一平面内の複数の第1導体を形成するステップと、基板の上方の第2高さに、略平行および略同一平面内の複数のレール積層体を形成するステップと、複数の第1導体と複数のレール積層体との交差点の間に、複数の支柱を形成するステップと、を備える。前記第1導体は第1方向に伸びており、前記レール積層体は前記第1方向と略直交する第2方向に伸びている。レール積層体の各々は、第2導体と、前記レール積層体に関連する複数のダイオードについての第1ダイオード要素の第1部分を含んでいる。前記複数の支柱は、第1レール積層体と前記複数の第1導体との交差点に形成されている第1の支柱群を備えることができる。前記第1の支柱群の各々は、前記第1レール積層体に関連する前記複数のダイオードについての前記第1ダイオード要素の第2部分と、第2ダイオード要素と、状態変化素子を備えることができる。
開示の技術の他の特徴、側面および対象は、明細書、図面およびクレームを参照することにより理解される。
状態変化素子およびアンチヒューズと直列なステアリング素子を有する2端子不揮発性メモリセルの一例を示す図である。 ダイオード要素の間にアンチヒューズ層を有する2端子不揮発性メモリセルの一例を示す図である。 3次元メモリアレイの斜視図である。 3次元メモリアレイの断面図である。 開示技術の一実施形態に従った不揮発性メモリアレイの一部の斜視図である。 図4Aの不揮発性メモリアレイの別の斜視図であり、不揮発性メモリ動作中において非選択の支柱および選択された支柱内を流れる正孔電流を示す図である。 非選択のアレイライン内の正孔電流を、支柱の高さの関数として示すグラフである。 開示技術の一実施形態に従った不揮発性メモリアレイの製造過程を示す断面図である。 開示技術の一実施形態に従った不揮発性メモリアレイの製造過程を示す断面図である。 開示技術の一実施形態に従った不揮発性メモリアレイの製造過程を示す断面図である。 開示技術の一実施形態に従った不揮発性メモリアレイの製造過程を示す断面図である。 開示技術の一実施形態に従った不揮発性メモリアレイの製造過程を示す断面図である。 開示技術の一実施形態に従った不揮発性メモリアレイの製造過程を示す断面図である。 開示技術の一実施形態に従った不揮発性メモリアレイの製造過程を示す断面図である。 開示技術の一実施形態に従った不揮発性メモリアレイの製造過程を示す断面図である。 開示技術の一実施形態に従った不揮発性メモリアレイの製造過程を示す断面図である。 一実施形態に従った不揮発性メモリシステムのブロック図である。
図1に、上部導体と下部導体の交差点に形成された複数層の支柱100を備えた、2端子不揮発性メモリセルの構造の一例を示す。 メモリセルの第1端子部は、第1導体110に接続されている。メモリセルの第2端子部は、第2導体112に接続されている。メモリセルは、不揮発性データストレージを提供するために、状態変化素子104およびアンチヒューズ106と直列に接続されるステアリング素子102を備えている支柱100と同一の大きさを有する。
ステアリング素子は、単一のダイオードのような非線形な伝導電流特性を示すどのような素子であってもよい。状態変化素子は、代表的な物理状態を介してデータを記憶するために、実施態様によって変わりうるとともに、多数のタイプの材料を含むことができる。状態変化素子104は、抵抗変化材料、相変化抵抗材料、などとすることができる。検知可能な抵抗変化の少なくとも2つのレベル(例えば、低から高、および、高から低)を有する半導体または他の材料を、受動記憶素子を形成するために用いることができる。抵抗変化素子104に設定及び読み取り可能な様々な抵抗レベルに論理データ値を割り当てることによって、支柱100によって形成されているメモリセルは、信頼性のあるデータ読み出し/書き込みの能力を提供することができる。アンチヒューズ106は、不揮発性データストレージに利用可能な抵抗状態変化能力を、さらに提供することができる。アンチヒューズは、高抵抗状態に作成されており、破裂することや溶解することで低抵抗状態になることが可能とされている。アンチヒューズは、典型的には、初期状態では非導通である。そして、ヒューズが破裂または溶解した状態では、低抵抗により高い伝導性を示す。ディスクリートデバイスまたはディスクリート素子は、抵抗値および異なる抵抗状態を持つことができるため、抵抗率および抵抗率状態の用語は、材料自体の性質に言及するために用いられる。従って、抵抗変化素子または抵抗変化デバイスが抵抗状態を有することがある一方、抵抗率変化材料が抵抗率状態を有することがある。様々なタイプのアンチヒューズを用いることができる。例えば、誘電体破壊アンチヒューズ、真性または低濃度にドープされた多結晶の半導体アンチヒューズ、アモルファス半導体アンチヒューズなどを用いることができるが、これらのヒューズに限られるものではない。
アンチヒューズ106は、その状態変化能力以外にもメモリセル100に利益をもたらすことができる。例えば、アンチヒューズは、メモリセルのオン抵抗を、セルに関連する読み出し−書き込み回路に対して適切なレベルに設定する働きをすることができる。これらの回路は、典型的には、アンチヒューズを破裂させ、関連する抵抗を持たせるために使用される。これらの回路はアンチヒューズを破裂させるために電圧および電流レベルを駆動するが、アンチヒューズは、その後の動作中において、これらの回路に対してメモリセルを適切なオン抵抗状態に設定する傾向があるためである。
様々な材料が、状態変化素子104を実現するために適した抵抗率変化性質を示す。適切な材料の例としては、ドープされた半導体(例えば、多結晶シリコン、通常はポリシリコン)、遷移金属酸化物、複合金属酸化物(complex metal oxides)、プログラマブルメタライゼーション接合(programmable metallization connections)、相変化抵抗素子、有機材料可変抵抗(organic material variable resistors)、カーボンポリマーフィルム(carbon polymer films)、ドープカルコゲナイドガラス(doped chalcogenide glass)、抵抗を変化させる可動原子を含んだショットキーバリアダイオード、などが挙げられるが、これらに限られない。これらの材料の抵抗率は、場合によっては、第1方向(例えば、高から低)のみに設定される場合がある。一方、他では、抵抗率は第1レベル(例えば、高い抵抗値)から第2レベル(例えば、低い抵抗値)へ設定され、その後第1の抵抗率のレベルへ戻されることがある。一実施形態では、状態変化素子104をアンチヒューズとすることができる。
デバイス間の相違や、セットサイクルおよびリセットサイクルの後のデバイス内での変化に適応するために、様々な抵抗値が、物理的なデータ状態に割り当てられることができる。一般的に、セットおよびリセットの語句の各々は、素子を高抵抗物理状態から低抵抗物理状態へ遷移させるプロセス(セット)と、素子を低抵抗物理状態から高抵抗物理状態へ遷移させるプロセス(リセット)に言及するために用いられる。
本開示の実施態様に従って、他のタイプの2端子不揮発性メモリセルを用いることが可能である。例えば、ある実施態様では、アンチヒューズ106を備えず、状態変化素子104およびステアリング素子102のみを備えるとしてもよい。他の実施態様では、アンチヒューズの代わりに、またはアンチヒューズに加えて、追加の状態変化素子を備えるとしても良い。好適なメモリセルの様々な種類は、「Vertically Stacked Field Programmable Non-volatile Memory and Method of Fabrication」と題した米国特許第6,034,882号に記載されている。他の種類のセルを用いることもできる。これらのセルは、「Three-Dimensional Memory Array Incorporating Serial Chain Diode Stack」と題した米国特許第6,420,215号および米国特許出願第09/560,626号、2001年6月29日出願、および、「Three-Dimensional Memory Array and Method of Fabrication」と題した米国特許出願第09/560,626号、2000年4月28日出願に記載されている。その全体は参照することにより本明細書に組み込まれる。
図2に、上部導体と下部導体の交差点に形成された複数層の支柱によって形成された、2端子不揮発性メモリセルの他の例示的な構造を示す。この例では、ステアリング素子は、アンチヒューズ層で隔てられた第1ダイオード要素114と第2ダイオード要素116を有するダイオードである。このような配置は、初期ダイオードと呼ばれる場合がある。ダイオードは、適切なダイオード接続を形成するために適した、異なる導電型の材料の様々な組合せとすることができる。例えば、第1ダイオード要素114は高濃度にドープされたポリシリコン層とし、第2要素は真性または異なる導電型の低濃度にドープされたポリシリコン層とすることができる。ドープされていない領域は、欠陥、汚染物質などによって、僅かにドープされたような挙動を示すことがある結果、完全に電気的に中性にはならないことがある。そのようなダイオードなどは、真性層を有すると考えられている。一実施形態では、第1要素114は高濃度にドープされたP+シリコン層である。また、第2要素は、真性層または低濃度にドープされたN−層116である。もちろん、N−型およびP+型の層は、他の実施態様では反対にすることができる。加えて、高濃度にドープされたN+シリコン層をある要素に用い、真性または低濃度にドープされたP−シリコン層を他の要素に用いることもできる。他の例では、第2要素もまた高濃度にドープすることもできる。
状態変化素子104は図2には備えられていないが、他の実施態様では、状態変化素子をアンチヒューズとダイオードに直列に付加することもできる。一実施形態では、ダイオードステアリング素子自体は、状態変化素子として使用されうることに留意されたい。幾つかのメモリセル内にダイオードを形成するために用いられる材料は、それ自体が抵抗率変化能力を示すことが見出された。例えば、一実施形態では、高抵抗率状態から低抵抗率状態へ設定され、その後、低抵抗率状態から高抵抗率状態へ戻る能力を有するポリシリコンで、ダイオードの真性領域が形成されている。それにより、ダイオード自体、またはその一部が、メモリセルの状態変化素子を形成することができる。他の実施形態では、1層以上の追加層がメモリセルの支柱100に含まれることで、状態変化素子を形成することもできる。例えば、状態変化メモリ効果を得るために、ポリシリコンや遷移金属酸化物などの追加の層を、セルに加えることができる。追加の層は、例えば、ダイオード要素と導体部の一つとの間に加えることができる。
導体110と112は、典型的には互いに直交しており、メモリセルのアレイにアクセスするためのアレイ端子ラインの一部を形成している。ある層のアレイ端子ライン(アレイラインとも呼ぶ)は、ワードラインまたはX−ラインと呼ばれることもある。垂直方向に隣接する層のアレイラインは、ビットラインまたはY−ラインと呼ばれることもある。メモリセルは、各々のワードラインとビットラインの投影交差点に形成することができる。そしてメモリセルは、支柱100のメモリセルの形成に見られるように、交差するワードラインとビットラインの各々の間に接続することができる。メモリセルの少なくとも2つのレベルを有する3次元メモリアレイ(例えば、2メモリプレーン(two memory planes))は、ワードラインの2以上の層および/またはビットラインの2以上の層を利用することができる。
図3A−3Bは、典型的なモノリシック3次元メモリアレイの一部を示す図である。モノリシック3次元メモリアレイは、複数のメモリレベルが、中間基板を用いないでウェハなどの単一の基板上に形成されるアレイである。図3Aの斜視図に記載されている構造内の複数のメモリセルの間で、ワードライン層およびビットライン層の両方が共有されている。この構造は、しばしば完全ミラー構造と呼ばれる。複数の略平行および略垂直な導体は、第1メモリレベルL0において、第1のビットライン群162を形成する。レベルL0のメモリセル152は、ビットラインと隣接ワードライン164との間に形成される支柱を備えている。図3A−3Bの配置において、ワードライン164はメモリ層L0とL1の間で共有されている。これによりワードライン164は、さらにメモリレベルL1のメモリセル170に接続される。第3の導体群は、レベルL1のセル用のビットライン174を形成する。これらのビットライン174は、図3Bの断面図に示すように、メモリレベルL1とメモリレベルL2の間で、順番に共有される。メモリセル178はビットライン174およびワードライン176に接続され、第3のメモリレベルL2を形成している。メモリセル182はワードライン176およびビットライン180に接続され、第4のメモリレベルL3を形成している。メモリセル186はビットライン180およびワードライン184に接続され、第5のメモリレベルL5を形成している。ダイオードの極性の配置、ワードラインおよびビットラインの各々の配置は、実施態様により変更することができる。加えて、5つよりも多いまたは少ないメモリレベルを用いることができる。
図3Aの実施態様のあるメモリセルレベルについてのダイオードステアリング素子は、前のメモリセルレベルのダイオードに関連して、逆さまに形成することができる。例えば、セル152が、P+型の底部高濃度ドープ領域と、上部真性領域または上部低濃度ドープN−型領域を備える場合には、セル170の第2レベルでは、底部高濃度ドープ領域がN−型とされる一方、上部高濃度ドープ領域はP+型とされてもよい。
別の実施態様では、層間誘電体は、隣接するメモリレベルの間に形成することもできる。メモリレベル間で、導体は共有されない。3次元モノリシックストレージメモリについてのこのタイプの構造は、しばしば非ミラー構造と呼ばれる。幾つかの実施態様では、同一のモノリシック3次元メモリアレイにおいて、導体を共有する隣接メモリレベルと、導体を共有しない隣接メモリレベルとを積層させることができる。他の実施態様では、幾つかの導体が共用される一方、他の導体が共用されない。例えば、ある構成では、ワードラインのみ、または、ビットラインのみが共用されるとすることができる。第1メモリレベルL0は、ビットラインレベルBL0とワードラインレベルWL0の間にメモリセルを備えることができる。レベルWL0のワードラインは、メモリレベルL1にセルを形成するために共有されることができる。ビットライン層は共有されないため、次の層は、ビットラインBL1を導体部の次のレベルから隔離するために、層間誘電層を備えることができる。この構造のタイプは、しばしば半ミラーと呼ばれる。複数のメモリレベルは、メモリセルの同一タイプを有するように、その全てが形成される必要はない。必要に応じて、抵抗変化材料を用いているメモリレベルは、他のタイプのメモリセルを用いているメモリセルと交代することができる。
図4Aは、本開示の一実施態様に従った、モノリシック3次元不揮発性メモリアレイの一部を示す図である。複数の第1導体202と複数の第2導体204との間の交差点の複数の支柱構造230を用いて、メモリセルが形成されている。図4Aでは、分かり易さのために、1個の第1導体202のみを記載している。第2導体204の各々は、多層のレール積層体の一部である。レール積層体は、高濃度ドープされたN+型シリコン層206と、真性または低濃度ドープされたN−型シリコン層208とをさらに備える。レール積層体は、酸化シリコンなどの誘電材料の帯部210によって、隣接するレール積層体から隔離されている。高濃度ドープ層206は、下層金属導体層204に対して良好な電気接触を示す。この高濃度ドープシリコン層は、オーミック遷移(ohmic transitions)を停止する。よって例えば、下層の真性または低濃度ドープ層と金属導体との接合部において、意図しないショットキーダイオードが形成されてしまうことを防止することができる。ここで述べたドープ材料を形成する際には、様々なドーピング技術を用いることができる。例として、一実施態様では、堆積中にその場で(in-situ)ドーピングすることもできる。イオン打ち込み、プラズマイマージョン(plasma immersion)、ガスソース拡散、固体ソース拡散などの他のドーピング技術も使用することができる。さらに一実施態様では、アレイの異なる層を形成する際に、異なるドーピング技術を用いることもできる。
複数の支柱構造230が層208の上に形成される。支柱構造230の各々は、真性または低濃度ドープされたN−型シリコンの追加のレイヤ212と、アンチヒューズ層214と、高濃度ドープP+型シリコンのレイヤ216と、を備える。P+型シリコンレイヤ216は、対応する支柱のメモリセルについて、第1ダイオード要素を形成する。各々の支柱の、低濃度ドープまたは真性のN−型シリコンレイヤ212は、対応する支柱のメモリセルについて、第2ダイオード要素の第1部分を形成する。各々のメモリセルに対する第2ダイオード要素は、真性または低濃度ドープのN−型材料の下層帯部208によって形成された、第2部分をさらに備える。従って、これらの帯部208は、帯部の第1方向の長さに沿って帯部の上部に存在する各支柱によって共有されることで、各支柱に対して第2ダイオード要素の一部を形成する。
第2ダイオード要素の一部をレール積層部220へ移動させることによって、高さが低くされた支柱が形成される。メモリセルの電気的性能に悪影響を及ぼすことなく、第2ダイオード要素の幾つかの部分をレール積層部へ移動させることができることが発見された。この態様では、上部胴体と下部導体の交差点に個々のメモリセルを形成しながら、支柱高さを低くすることができる。レール積層部に第2ダイオード要素の第2部分を形成することの電気的効果に関するさらなる詳細は、以下に記述する。
図4Aでは、第1ダイオード要素が高濃度ドープP+型シリコンであり、第2ダイオード要素が真性または低濃度ドープのN−型シリコンであるが、ダイオードステアリング素子を形成するために、異なる材料の組合せを用いても良い。例えば、高濃度ドープN+型材料が真性または低濃度ドープP−型材料と組み合わせ可能とするものも、代替実装態様の1つである。加えて、上部導体および下部導体に対する材料の方向は、他の実施態様では反対にすることができる。
図4Bは、図4Aの不揮発性メモリの一部を示す図である。図4Bは、共通選択ラインに接続されている非選択メモリセルから外乱を受けることなく、記載されているアレイのメモリセルを個別に選択できることを説明している。図4Bでは、アレイの方向は垂直方向に反転している。また、説明を明瞭にするために、幾つかの部分を省略している。支柱230bに形成されているメモリセルを選択せずに、支柱230aに形成されているメモリセルを選択するための、複数のバイアス条件が記載されている。バイアス条件は、例えば、支柱230aのアンチヒューズ214aを破裂させるまたは溶解させることで、メモリセルをプログラムするために用いることができる。アンチヒューズ214bが外乱または他の影響を受けずに、アンチヒューズ214aが十分に破壊されるように、このような処理では、支柱230aのメモリセルを十分に隔離することが重要である。詳細に述べた実施形態では、10Vが選択された第1導体202aに印加される一方で、1Vが非選択の第1導体202bに印加され、選択された導体204aが接地される。一実施態様では、第2の複数の導体のうちの、他の非選択の導体204a(不図示)には、約8Vの電圧が印加されるとすることができる。
適用されたバイアス条件下では、強い電界が、導体202aから導体204aへ向かって、支柱230aを通って発生する。N−レイヤ208aは支柱230aおよび230bの両方に電気的に接続している共通ノードであるため、選択された導体202aと選択されていない導体220bの間に、N−レイヤ208aを通って誘導電流が流れることが起こりうる。そのように促進された電流フローは、支柱230bのメモリセルが、意図せずにプログラムされたり外乱を受けるといった懸念を引き起こすことがある。しかしながら、非選択の支柱のメモリセルへの意図しない外乱を避けながら、共通レール積層部の第2ダイオード要素の幾つかの部分を共有することができることが見出された。
導体202aと導体204aの間の強い電界は、電界の方向の矢印240で記載されたインジェクション正孔電流フロー(injection hole current flow)を誘導する。電界は、導体202bから導体204aへ向かう向きで、選択されていない支柱230bにもまた存在している。この電界はまた、矢印242で示される、導体202bから導体220aへの向きを有する正孔電流を誘導する。選択されていない支柱の電界は、選択された支柱の電界に比して小さいが、正孔の大部分が非選択アンチヒューズ214bに到達することを防止するために十分な強さとすることができる。従って、支柱230bのメモリセルが外乱を受けることを回避できる。
少数の拡散した正孔電流が、非選択メモリセルのアンチヒューズ層に到達することがあることに留意されたい。しかしながら、拡散電流は、距離とともに指数関数的に減少する。よって、少数電流によって引き起こされることがある外乱問題を最小化または除外するための、適切な支柱の高さを選択することができる。図5は、一実施態様における、少数の拡散正孔電流と支柱の高さとの間の関係を示すグラフである。正孔電流は、y軸に沿って対数的に表示されている。正孔電流は、x軸に沿って表示されている支柱高さと対応している。詳細に記載された実施態様において、ダイオード部の第2部分および支柱を形成しているN−レイヤの全ての高さが、約3000オングストローム(A)である場合を想定する。支柱の高さが減少すると、合計の高さが約3000Aに維持されるように、レール積層部のN−レイヤの高さが、対応する高さだけ減少する。
バイアス条件の適用下における選択された導体202aの電流は、ライン250で示される。選択されていない導体202bの電流は、ライン252で示される。 約450Aの支柱高さでは、選択されていない導体の電流は1×10−04アンペアに僅かに満たない一方で、選択されている導体の電流は1×10−03アンペアを僅かに越えている。選択されていない支柱のこの電流レベルは、アンチヒューズ214bを破壊するなど、対応するメモリセルに外乱を発生させてしまう虞がある。支柱の高さが高くされると、選択されていない導体の電流が減少する一方で、選択されている導体の電流が略同一に維持される。約1050Aの高さでは、選択されていない導体の電流は、約1×10−6アンペアまで低下する。この電流は、外乱の懸念を引き起こさないために、十分に低いと考えられる。1300Aでは、電流はさらに約1×10−7アンペアまで低下する。図5に示された実際の値は例示でしかなく、材料やドーパント濃度やある実施態様における他のレイヤの寸法によって変わりうることに留意されたい。製造されたデバイスは、望ましい実装態様のための適切な寸法を正確に選択するために、異なる支柱高さでそれぞれ発生する外乱の程度を明らかにするためのテストをすることができる。
図6A−6Iは、一実施形態に従ったモノリシック3次元不揮発性メモリアレイの製造を概略的に示す図である。記載された製法は、一実施形態の1つ以上の下層のメモリレベルを形成した後に、行うことができる。絶縁層302Lは、図6Aに示すように、基板(不図示)の上に形成される。幾つかの実施形態では、ミラーセルレベル配置が使用される場合などや、1つ以上の前のレベルの上に追加のメモリレベルを形成するための工程が用いられる場合などには、絶縁層302Lが省略されることがある。下層の基板は、単結晶シリコン、IV−IV族化合物、III−V族化合物、II−VII族化合物など、如何なる半導体基板とすることもできる。また下層の基板は、基板上に形成されたエピタキシャルや他の半導体層を含んでいてもよい。基板は、その中に形成されている集積回路を含んでいても良い。絶縁層302Lは、二酸化シリコン、窒化シリコン、高誘電膜、などの、如何なる適切な絶縁材料をも含むことができる。
任意の接着層304Lは、導電層306Lの接着を助けるために、絶縁材料の上に形成される。接着層は、この例に限られないが、窒化タンタル、窒化タングステン、チタンタングステン、スパッタタングステン、窒化チタン、またはこれらの組合せとすることができる。接着層は、化学気相成長法(CVD),物理気相成長法(PVD)、原子層堆積法(ALD)などの、従来知られたプロセスを用いて形成することができる。一実施形態では、接着層304Lは、約100Aの厚さで堆積される。厚さの用語は、レイヤが形成される基板に垂直な方向に測定した、垂直方向の厚さを表している。
導電層306Lは、CVDやPVDなどの既知のプロセスを用いて、接着層304Lの表面に形成される。導電層は、タンタル、チタン、タングステン、銅、コバルトや、それらの合金等の周知の好適な導電材料を含むことができるが、これらに限られることはない。一実施形態では、CVDによりタングステンが約3000Aの厚さで堆積されるが、厚さ、材料および使用プロセスは実施態様によって変更することができる。任意の接着層308Lは、約100Aの厚さで、第1の導電層306Lの表面に形成される。接着層は、層304Lで述べた材料と異なる材料で形成することができる。第1導電型のシリコン層310Lが、導電層308Lの表面に形成される。一実施形態では、シリコン層は、約200Aの厚さの高濃度ドープP+型ポリシリコン層である。他の厚さを用いることもできる。例として、一実施形態では、高濃度ドープP+型ポリシリコン層は、5×1018atoms/cmよりも高い濃度でドープすることができる。他の実施形態では、P+層は、1×1019atoms/cmよりも高い濃度でドープされる。さらに他の実施形態では、P+層は、1×1020atoms/cmよりも高い濃度でドープされる。
アンチヒューズ層312Lは、高濃度ドープP+型層の表面に形成される。一実施形態では、アンチヒューズ材料は酸化シリコンであり、約20〜100Aの厚さで堆積される。他の厚さを用いることもできる。層310Lとは異なる導電型の材料のシリコン層314Lが、アンチヒューズ層の表面に形成される。層314Lは、各々の支柱に対して、第2ダイオード要素の第1部分を形成する。層310Lが高濃度ドープP+型シリコン層である場合には、層314Lは、非ドープの真性シリコン層か、反対の導電型の低濃度ドープシリコン層(すなわちこの例ではN−)とすることができる。一実施形態では、層314Lは、約1300Aの厚さで堆積される。一実施形態では、層314Lは、5×1017atoms/cmよりも低い濃度でシリコンがドープされた、低濃度ドープN−型材料である。他の実施形態では、1×1017atoms/cmまたは1×1016atoms/cmよりも低い濃度が使用される。ハードマスク層316Lが、N−層314Lの表面に形成される。如何なる好適なハードマスク材料を用いることもできる。例えば、窒化シリコンを用いることができるが、これに限られない。その後、フォトレジストの帯部318が、従来のフォトリソグラフィ技術を用いて、ハードマスクの表面に形成される。フォトレジストの帯部は、ハードマスクの表面に第1方向に伸びている。フォトレジストの帯部は、第1方向に略直交する第2方向において、隣接する帯部の間にスペースを有している。一実施形態で使用されているフォトリソグラフィプロセスの最小加工寸法よりも小さなパターンを形成するために、スペーサー補助パターニング(Spacer-assisted patterning) またはナノインプリント技術(nano-imprint technologies)もまた使用可能である。
パターンとしてフォトレジストを使用することで、ハードマスク層がエッチングされ、続いて図6Bに示すように下部の層がエッチングされる。エッチングは、絶縁層302Lに到達するまで進められる。何れの好適な1つのまたは複数のエッチングプロセスをも用いることができる。複数の層は、第2方向において隣接する帯部の間にスペースを有して、第1方向に伸びる帯部にエッチングされる。帯部の幅は実施態様によって変わりうるが、一実施形態では約450Aである。積層体をエッチングすることで、基板上を第1方向に伸びている第1の複数の導体306S(1)〜(3)が形成される。層308L, 310L, 312L、314Lおよび316Lは、全て、帯部308S(1)〜(3)、310S(1)〜(3)、312S(1)〜(3)、314S(1)〜(3)および316S(1)〜(3)にエッチングされる。
第1導体を形成するエッチングの後に、フォトレジストの帯部と、ハードマスク帯部316S(1)〜(3)が除去される。フォトレジストを除去するために、酸素含有プラズマ内でのアッシングなどの従来プロセスを用いることができる。その後、ハードマスク層を除去するために、化学ウェットエッチングなどの従来プロセスを用いることができる。フォトレジストおよびハードマスクを除去した後、図6Cに示すように、帯部の間および帯部の上に誘電材料320が堆積される。誘電材料は、酸化シリコン、窒化シリコン、シリコン酸窒化物など、好適な電気絶縁材料とすることができる。余分の誘電材料は、化学機械研磨などの従来技術を用いて除去される。一実施形態では、帯部314S(1)、314S(2)、314S(3)と、隣接する帯部を分離する誘電材料の上面とによって、略平面の表面が形成される。他の実施態様では、図6Cに示すように、帯部314S(1)〜(3)の上面を僅かに下回るように、誘電層が窪まされる。
図6Dは、アレイを第1方向に貫いている状態を示す、図6CのA−A線に沿った断面図である。接着層帯部304S(1)は絶縁層302Lの上に位置している。続いて、第1導体306S(1)、別の接着層帯部 308S(1)、高濃度ドープP+シリコン帯部310S(1)、アンチヒューズ層帯部312S(1)、真性または低濃度ドープシリコン帯部314S(1)、が上に積まれている。
帯部314S(1)の表面には、層310Lと異なる導電型の材料の第2層330Lが形成されている。層330Lは314Lの材料と同一の導電型を有しており、多数のメモリセルに対する第2ダイオード要素の第2部分を形成する。一実施形態では、層330Lは、層314Lの不純物濃度と実質的に同一の不純物濃度を有する、低濃度ドープN−シリコンである。一実施形態では、層330Lは約1300Aであるが、実施態様によって厚さは変わりうる。層330Lの表面層には、CVDなどの従来プロセスを用いて、高濃度ドープ層332Lが形成される。一実施形態では、層332Lは、層332Lを覆っている導体層と良好な電気接点を示し、ショットキーダイオードの形成を避けるための、高濃度ドープN+型シリコン層である。一実施形態では、層332Lは、約200Aに形成されている。接着層334Lが、層332Lの表面に形成されている。一実施形態では、接着層は、約100Aの厚さに堆積されたTiNの層である。しかし、前述した層304Lに関して、他の材料や他の厚さを用いることもできる。その次に、第2の導体層336Lが、接着層の表面に形成される。一実施形態では、第2の導体層336Lは、CVDまたはPVDによって約3000Aの厚さに堆積されたタングステンである。前述した第1の導体層306Lに関して、他の材料、プロセス、および寸法を用いることができる。
層336L, 334L, 332Lおよび330Lを第2の複数のレール積層体にエッチングするためのパターンを形成するために、次の一連のプロセスが使用される。パターンは、帯部314S, 312S, 310Sおよび308Sを支柱形状にエッチングするためにも用いられる。第1に、導体層336Lの表面に、シリコンの層338Lが300Aの厚さで堆積される。追加の接着層を、導体層336Lとシリコン層338Lの間に形成することもできる。次に、シリコン層の表面に、約200Aの厚さの酸化層340Lが堆積される。他の膜厚を用いることもできる。第2方向に伸びるフォトレジストの帯部342が、酸化層の表面に形成される。フォトレジストの帯部は、隙間によって、第1方向に分離されている。
フォトレジストをマスクとして用いて酸化層がエッチングされ、図6Eに示すように、シリコン層の表面を第2方向に伸びている帯部340S(1)、340S(2)および340S(3)が形成される。エッチングの後、適当なプロセスを用いてフォトレジストが除去される。続いて、酸化層340Lの隣接する帯部340Sの間の隙間、および、各々の帯部の上表面に、コバルトの層344Lが堆積される。コバルトはエッチングに対して良好な耐性を示すため、エッチングに対して好適なハードマスク層を形成しうる。一実施形態では、コバルト層344Lは、約500Aの厚さに形成される。コバルトの堆積後、ウェハが高温(例えば650℃)でアニールされることで、酸化層の隣接する帯部の間の領域に、コバルトシリコン(CoSi)が成長する。図6Fは、アニールプロセスの結果として得られる、CoSiの帯部346S(1), 346S(2)および346S(3)を示している。
アニール後、コバルト層344Lの残った部分、酸化層340L、およびシリコン層338Lが、図6Gに示すように除去される。一実施形態では、これらの層を除去するために、化学ウェットエッチングが用いられる。選択的または非選択的なエッチングプロセスも用いることができる。CoSiの帯部は、下層をエッチングするためのマスクとして用いることができる。エッチングは、図6Hに示すように、接着層304Lに到達するまで、下層を貫いて行われる。一実施形態では、第1のエッチングプロセスによって形成された帯部の間の隙間を埋めるために使用されている誘電材料320をエッチングすることなく、これらの下層をエッチングするために、選択的エッチングプロセスが使用される。導体層336をエッチングすることで、第2方向に伸びている第2の複数の導体336S(1), 336S(2), 336S(3)が形成される。これらの第2の複数の導体336S(1), 336S(2), 336S(3)はまた、互いの間に隙間を有するとともに基板を横切りながら第1方向に並んでいる。第2の複数の導体は、複数のレール積層体の一部である。複数のレール積層体は、接着層の334Lの帯部334S(1)〜(3)、高濃度ドープN+型オーミック接触層332Lの帯部332S(1)〜(3)、真性または低濃度ドープ層330Lの帯部330S(1)〜(3)、をさらに備える。帯部314S(1), 312S(1), 310S(1)および308S(2)をエッチングすると、支柱が形成される。第1の支柱が、308P(1), 310P(1), 312P(1)および314P(1)の領域によって形成される。第2の支柱が、308P(2), 310P(2), 312P(2) および 314P(2)の領域によって形成される。第3の支柱が、308P(3), 310P(3), 312P(3) および314P(3)の領域によって形成される。
エッチングの後に、誘電材料の他の層350が、レール積層体と支柱の間およびそれらの上に堆積される。酸化シリコンなどの、何れの好適な電気的絶縁材料を用いることもできる。その後に形成されるメモリレベルから、今形成されたメモリレべルを絶縁するための層間誘電層を形成するために、追加の誘電層を、誘電層350の表面に形成することができる。一実施形態では、ミラー配列またはハーフミラー配列において、導体336S(1)などが次のメモリレベルと共有できるように、層間誘電層は形成されない。一実施形態では、追加のメモリレベルを形成する前に、CoSiハードマスク層を除去することができるが、この工程は必須ではない。
前述した製造プロセスは、レール積層体に形成されたダイオード部の部分を有する3次元メモリアレイを形成するための、好適な技術の一例である。例えば一実施形態では、支柱のための、真性または低濃度ドープダイオード部材料を形成するために、ダマシンプロセスを用いることができる。それぞれの積層体が真性または低濃度ドープダイオード部層を含んだ層を有する下側レール積層体を形成した後に、隙間充填材として酸化物をレール積層体の間に堆積させることができるとともに、下側レール積層体の上方の支柱を所望の高さにするために酸化物をレール積層体の上にも堆積させることができる。例えば、酸化物の中の支柱の位置を規定するためのプリントを行うことで、酸化物をパターニングすることができる。その後、真性または低濃度にドープされたシリコン層が支柱形成のために堆積されている酸化物は、酸化物の中のホールを決定するためにエッチングされることが可能とされる。その後の工程は、すでに述べた工程と同様にして続行することができる。
図7は、図4A〜4Bおよび図6A〜6Iで述べたように形成されることが可能なメモリアレイ402を備えた、例示的な集積回路のブロック図である。メモリアレイ402のアレイ端子ラインは、行としてまとめられている複数のワードラインの様々な(1つまたは複数の)層と、列としてまとめられている複数のビットラインの様々な(1つまたは複数の)層を備える。集積回路400は、その出力408がメモリセルアレイ402の各々のワードラインに接続されている、行制御回路420を備えていている。行制御回路は、M個の行アドレス信号および1つ以上の様々な制御信号を受信する。行制御回路は、典型的には、行デコーダ422、アレイ端子ドライバ424、読み出し処理および書き込み処理(例:プログラミング)のためのブロック選択回路426、などの回路を備えている。集積回路400はまた、その入力/出力406がメモリセルアレイ402の各々のビットラインに接続されている、列制御回路410を備えている。列制御回路406は、N個の列アドレス信号および1つ以上の様々な制御信号を受信する。列制御回路406は、典型的には、列デコーダ412、アレイ端子レシーバまたはドライバ414、ブロック選択回路416および読み出し/書き込み回路、I/Oマルチプレクサ、などの回路を備えている。行制御回路420および列制御回路410のような回路は、メモリアレイ402の様々なアレイ端子への接続のための制御回路またはアレイ端子回路と総称することができる。
本発明の前記の詳細な説明は図解及び説明のために提示されたものである。本発明は、網羅的となる、あるいは本発明を開示されている正確な形式に制限することを意図していない。前記教示を鑑みて多くの変型及び変更が可能である。説明された実施形態は、本発明及びその実際的な応用を最もよく説明し、それにより当業者が多様な実施形態において、及び意図されている特定の使用に適するように多様な変型を用いて本発明を最もよく活用できるようにするために選択された。本発明の範囲がここに添付される請求項により定められることが意図される。

Claims (15)

  1. 基板の上方を第1方向に伸びている第1導体と、
    第2導体および第1ダイオード要素の第1部分を備える第1の一連の帯部と、
    前記第1導体と前記第1の一連の帯部との間に形成されている支柱と、を備え、
    前記第1の一連の帯部は前記基板の上方を第2方向に伸びており、
    前記第2方向は前記第1方向に略直交しており、
    前記支柱は、前記第1導体と前記第1の一連の帯部との間に直列に存在する、前記第1ダイオード要素の第2部分と、第2ダイオード要素と、状態変化素子とを含んでいる、集積回路装置。
  2. 前記第1ダイオード要素の前記第1部分は、ポリシリコンの真性層を備え、
    前記第1ダイオード要素の前記第2部分は、ポリシリコンの真性層を備える、
    請求項1に記載の集積回路装置。
  3. 前記第2ダイオード要素は、第1導電型の高濃度にドープされたシリコン領域を備える、
    請求項1または2に記載の集積回路装置。
  4. 前記第1の一連の帯部は、
    前記第2導体と前記第1ダイオード要素の前記第1部分との間に形成された、第2導電型の高濃度にドープされたポリシリコン領域をさらに備える、
    請求項3に記載の集積回路装置。
  5. 前記第1ダイオード要素の前記第1部分は、第1導電型の低濃度にドープされたポリシリコンの層を備え、
    前記第1ダイオード要素の前記第2部分は、第1導電型の低濃度にドープされたポリシリコンの層を備え、
    前記第2ダイオード要素は、第2導電型の高濃度にドープされたポリシリコン領域を備え、
    前記第2導電型は前記第1導電型と反対の型である、
    請求項1に記載の集積回路装置。
  6. 前記状態変化素子はアンチヒューズである、
    請求項1ないし5の何れか1項に記載の集積回路装置。
  7. 前記アンチヒューズは、前記第1要素の前記第2部分と前記第2ダイオード要素との間に形成されている、
    請求項6に記載の集積回路装置。
  8. 前記支柱は、前記第1ダイオード要素、前記第2ダイオード要素および前記状態変化素子と直列なアンチヒューズをさらに備える、
    請求項1ないし5の何れか1項に記載の集積回路装置。
  9. 前記第1導体、前記第2導体、前記第1ダイオード要素の前記第1部分、前記第1ダイオード要素の前記第2部分、および前記第2ダイオード要素は、少なくとも1つの不揮発性記憶素子を形成する、
    請求項1ないし8の何れか1項に記載の集積回路装置。
  10. 前記集積回路は、モノリシックな3次元の不揮発性メモリアレイを備え、
    前記少なくとも1つの不揮発性記憶素子は、前記モノリシックな3次元の不揮発性メモリアレイの第1メモリレベルで形成されており、
    前記集積回路は、少なくとも1つの追加的なメモリレベルを備えている、
    請求項9に記載の集積回路装置。
  11. 基板の上方の第1高さに、略平行および略同一平面内の複数の第1導体を形成するステップを備え、
    前記第1導体は第1方向に伸びており、
    基板の上方の第2高さに、略平行および略同一平面内の複数のレール積層体を形成するステップを備え、
    前記レール積層体は前記第1方向と略直交する第2方向に伸びており、
    レール積層体の各々は、第2導体と、前記レール積層体に関連する複数のダイオードについての第1ダイオード要素の第1部分を含んでおり、
    複数の第1導体と複数のレール積層体との交差点の間に、複数の支柱を形成するステップを備え、
    前記複数の支柱は、第1レール積層体と前記複数の第1導体との間に形成されている第1の支柱群を備え、
    前記第1の支柱群の各々は、前記第1レール積層体に関連する前記複数のダイオードについての前記第1ダイオード要素の第2部分と、第2ダイオード要素と、状態変化素子を備える、
    集積回路装置の製造方法。
  12. 前記第1支柱群内の各々の支柱の前記第2ダイオード要素は、第1導電型の高濃度にドープされたポリシリコン層であり、
    各々のレール積層体の前記第1ダイオード要素の第1部分は、ポリシリコンの真性層であり、
    前記第1支柱群内の各々の支柱の前記第1ダイオード要素の前記第2部分は、ポリシリコンの真性層である、
    請求項11に記載の方法。
  13. 複数の第1導体、前記第2導体、前記第1ダイオード要素、前記第2ダイオード要素、および前記状態変化素子は、複数の不揮発性記憶素子を形成し、
    前記不揮発性半導体メモリは、モノリシックな3次元の不揮発性メモリアレイを備え、
    前記複数の不揮発性記憶素子は、前記モノリシックな3次元の不揮発性メモリアレイの第1メモリレベルで形成されており、
    前記集積回路は、少なくとも1つの追加的なメモリレベルを備えている、
    請求項11または12に記載の方法。
  14. 前記基板上方の前記第2高さは、前記基板上方の前記第1高さよりも高い、
    請求項11ないし13の何れか1項に記載の方法。
  15. 第1の導電層を基板上に形成するステップを備え、
    高濃度にドープされたポリシリコン層を前記第1の導電層の表面に形成するステップを備え、
    前記高濃度にドープされたポリシリコン層の表面にアンチヒューズ層を形成するステップを備え、
    前記アンチヒューズ層の表面に第1の真性ポリシリコン層を形成するステップを備え、
    前記第1の真性ポリシリコン層の表面に第1パターンを適用するステップを備え、
    第1の導電層、高濃度にドープされたポリシリコン層、アンチヒューズ層、および第1の真性ポリシリコン層を、前記第1パターンに従ってエッチングするステップを備え、
    パターニングおよびエッチングは、前記第1方向に伸びる各層の帯部を形成し、
    前記帯部は、前記複数の第1導体を備え、
    パターニングおよびエッチングの後に、前記第1の真性ポリシリコン層の表面に第2の真性ポリシリコン層を形成するステップを備え、
    前記第2の真性ポリシリコン層の表面に第2の導電層を形成するステップを備え、
    前記第2の導電層の表面に第2パターンを適用するステップを備え、
    前記複数のレール積層体を形成するために、前記第2の導電層および前記第2の真性ポリシリコン層を前記第2パターンに従ってエッチングするステップを備え、
    前記第2の真性ポリシリコン層は、各レール積層体の前記第1ダイオード要素の前記第1部分を形成しており、
    前記第2導電層は、各レール積層体の前記第2導体を形成しており、
    前記複数の支柱を形成するために、第1の真性ポリシリコン層、前記アンチヒューズ層、および前記高濃度にドープされたポリシリコン層を、前記第2パターンに従ってエッチングするステップを備える、
    請求項19に記載の方法。
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