JP2011519335A - 蛍石またはフッ化カルシウム含有廃棄物からのフッ化水素の製造 - Google Patents

蛍石またはフッ化カルシウム含有廃棄物からのフッ化水素の製造 Download PDF

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Abstract

本発明は、微粉の形態のフッ化カルシウムおよび硫酸からのHFおよび硬石膏の製造方法に関する。硫酸の含有率は、凝集が全く起こらない範囲に保たれる。本発明の方法では、天然蛍石に由来するダスト、ならびに、例えば含まれるHFを除去するために塩基性カルシウム化合物で廃ガスもしくは廃水を処理することによるフッ化カルシウムと任意選択的に炭酸カルシウム含有固形分とからの、合成フッ化カルシウムを反応させることができる。

Description

本発明は、蛍石または合成フッ化カルシウム、例えば、フッ化カルシウム含有廃棄物からのフッ化水素の製造方法に関する。
フッ化水素(HF)がフッ化カルシウムから製造できることはよく知られている。ソースは、多かれ少なかれ濃硫酸または発煙硫酸とさえ反応させられる、天然に存在する蛍石、天然鉱物である。
例えば、(特許文献1)は、過剰の硫酸での微粒子のフッ化カルシウムからのHFの生産方法を開示している。(特許文献2)は、濃硫酸が反応器中の微粒子の蛍石上へノズルを通して吹き付けられる方法を開示している。(特許文献3)((特許文献4))は、蛍石および硫酸がプレミキサーまたはプレ反応器で反応させられて約40〜50%の転化率の粉状生成物を生成し;この粉状生成物が次に回転キルン中で加熱されてHFおよび硫酸カルシウムをもたらし;蛍石の1モル当たり、3〜3.5モルの硫酸カルシウムが回転キルンにリサイクルされる方法を開示している。(特許文献5)は、硫酸中の懸濁液の形態での微粉の転化方法を記載している。
(特許文献6)は、微細蛍石粒子、例えば、4μmのサイズの粒子を出発原料として適用することができる、蛍石および硫酸からのHFの製造方法を開示している。反応は希釈剤の存在下に行われる。トリクロロベンゼン、特に1,2,4−トリクロロベンゼンが申し分のない媒体であると述べられている。
(特許文献7)は、反応で生成する硬石膏の1部当たり3部以上の硬石膏が反応器へリサイクルされる、蛍石および硫酸からのHFの製造方法を開示している。
(特許文献8)は、微粒子の蛍石および硫酸からのHFの製造方法を開示している。蛍石は、それが硫酸と接触させられる前に500〜800℃に予熱される。
微細な微粒子の出発原料の処理中に、それがフッ化カルシウムを含む廃棄物からの微粉、または微粉を含む蛍石であるならば、硫酸との反応が行われたときに、特に反応が回転キルンで行われた場合に問題が起こることを観察することができる。例えば、反応混合物は最初には液体であるが、固化し、一緒に焼け固まり、こうして回転キルンでの移送を妨害する。
さらに、天然蛍石の微粉はより粗い蛍石粒子中に含まれるより高レベルの炭酸塩(多くの場合炭酸カルシウム)を含むことが分かった。硫酸と反応させられるとき、炭酸塩は二酸化炭素ガスを形成する。通常の反応器での蛍石と硫酸との反応は、このガスによって妨害される。廃液処理からの微粉は、多くの場合非常に高いレベルの炭酸塩を含み、従って従来の装置で処理することはできなかった。
その結果として、蛍石を硫酸と反応させる前に除去された微粉、および廃液処理で得られた微粉はごみとして捨てられていたが、そのことは、価値ある原材料の損失を意味する。
米国特許第3,825,655号明細書 米国特許第3,469,939号明細書 欧州特許出願公開第A0 163565号明細書 英国特許第2159136号明細書 同時係属国際特許出願PCT/EP第2008/051212号パンフレット 米国特許第2,846,290号明細書 米国特許第3,718,736号明細書 米国特許第3,878,294号明細書
本発明の方法は、最先端技術のこれらのおよび他の問題を解決する。
本発明によれば、出発原料として実質的に微粉の形態のフッ化カルシウムが硫酸と反応させられるが、ただし、反応混合物中の硫酸の含有率が20重量%以下の量に保たれる方法が提供される。これは、反応の全体にわたって、硫酸の量が反応混合物の総重量の20重量%を決して超えないことを意味する。反応の高速を達成するために、硫酸の濃度は好ましくは5重量%以下である。このようにして、反応混合物は腐食性にならず、凝集せず、かつ、後で固化し、こうして反応器内部構造物を塞ぐ可能性があるペースト様材料を形成しない。それとは反対に、それは流動化可能のままであり、簡単な機械的手段によって撹拌することができる。好適な手段は、例えば、反応器内部の内部構造物である。内部構造物として、固定されたまたは柔軟性のある手段、例えば、反応器の壁に固定されたシャッフル様の内部構造物、または回転するもしくは別のやり方で可動の櫂が好適である。本方法は、例えば、簡単なミキサー、流動床反応器で、反応器内部構造物付き回転反応器で、または回転スクリューもしくは櫂付き反応器で行うことができる。形成される二酸化炭素を反応器から取り除き得ることが賢明である。
好ましくは、1,2,4−トリクロロベンゼンは全く加えられないかまたは存在せず;より好ましくはトリクロロベンゼンは全く加えられないかまたは存在せず;さらにより好ましくは、不活性液体希釈剤は全く加えられないかまたは存在しない。
好ましい実施形態では、反応に必要とされるエネルギーの少なくとも一部を提供するために、出発原料は塩基性カルシウム化合物を含む、および/または塩基性カルシウム化合物が加えられる。勿論、追加の硫酸が、蛍石のみならず、塩基性カルシウム化合物をまた硫酸カルシウムへ転化するために、かかる出発原料に必要とされる。通常、硫酸の追加量は、塩基性カルシウム化合物を硫酸カルシウムに転化するために化学量論的に必要とされる量の±5重量%の範囲に相当する。
本方法は、非常に柔軟なやり方で行うことができる。それは、回分式にまたは連続的に行うことができる。
回分式プロセスを行うことができる方法について幾つかの実施形態がある。
一実施形態によれば、硫酸は、二酸化炭素の形成下に、存在する本質的に全て炭酸塩(ほとんどまたは完全に炭酸カルシウム)と反応するのに十分な量で加えられる。必要量は、例えば、炭酸塩含有率を測定するための微粉の分析後に計算することができるか、または二酸化炭素発生を監視して簡単な試験を行うことができる。ここで、硫酸は、反応混合物が流動化可能のままであるような量で少しずつまたは連続的に加えられる。炭酸塩を本質的に含まないフッ化カルシウムである反応生成物は、硫酸とのその後の反応で硫酸カルシウムおよびHFへのさらなる転化のために任意の粒度の蛍石に加えることができる。
回分式反応の別の実施形態では、硫酸は、含まれる炭酸塩をフッ化物へ転化するのに十分なおよびまた元々存在するかまたは、例えば存在するかもしくは加えられた炭酸塩から形成された、フッ化カルシウムの少なくとも一部もしくは全てをさえ硫酸カルシウムおよびHFへ転化するのに十分な量で加えられる。またこの実施形態では、硫酸は、反応混合物が流動化可能のままであるような量で加えられる。
回分式反応では、蛍石および硫酸が反応させられる場合、反応は通常0の転化率で始まり、完全な転化(100%)で理想的には終わる。しかし勿論、例えば、40重量%以上の硫酸カルシウムを含む反応混合物から同様にうまく開始されてもよい。
好ましくは、反応は連続的に行われる。連続モードが行われる本発明の実施形態では、反応混合物中の硫酸カルシウムの含有率は、反応の全体にわたって、反応混合物の少なくとも40重量%が硫酸カルシウムで構成されるように調整される。好ましくは、反応混合物の50重量%以上、特に好ましくは、60重量%以上が硫酸カルシウムで構成される。このようにして、非常に腐食性であると、かつ、さらなる不利点(例えばベーキング)を有すると考えられる低転化率の局面は回避される。
反応混合物のいかなる部分容積も流動化可能のままであることが望ましいので、下限範囲の濃度の硫酸カルシウムが完結した反応混合物の全体にわたって存在するべきであることが指摘されなければならない。上限範囲に関しては、反応混合物の全体にわたって濃度勾配があることが望ましい。最終生成物として反応器から抜き出される反応混合物のそれらの部分容積中で、下記のように、硫酸カルシウムが適用される幾つかの目的にとって残存含有率のフッ化カルシウムが有利でさえある可能性があるので、硫酸カルシウムの含有率は必ずしも100%でなければならないわけではないが;それはできるだけ高いものであるべきである。互いに反応するために硫酸および微粉が加えられるそれらの部分容積中で、硫酸カルシウムの含有率は好ましくは96重量%以下であり;より好ましくは、それは90重量%以下である。
連続モードでは、硫酸および微粉は連続的に反応器へ加えられる。硫酸の量は、混合物を流動化可能に保つために反応混合物の多くとも、20重量%が硫酸で構成されるように調節される。勿論、反応器中の硫酸、溶解HF、硫酸カルシウム、および多分存在する中間体(例えば半水和物)の合計は100重量%になる。
連続反応を開始するために、硫酸カルシウムは、所望の量で反応器中へ充填されてもよく、次に、微粉および硫酸の導入が開始される。あるいはまた、反応器は、微粉を充填し、硫酸を加え、そして所望の程度の転化が達成されるまで反応生成物を反応器から取り出すことなく反応を行うことによって回分モードで運転することができる。次に、微粉もまた加えられ、連続モードが始まる。こうして、この実施形態では、硫酸カルシウム(硬石膏)は反応器へ全くリサイクルされないかまたは導入されない。
連続反応は、微粉および硫酸が反応器内部のある部分で加えられ、反応生成物が反応器から抜き出される別の部分に反応混合物が運ばれる反応器で最良に行われる。反応は、反応剤の添加のポイントから反応混合物が抜き出されるポイントまで反応生成物が移動する時間の間ずっと起こる。好適な反応器は、例えば、「Loedige」ミキサーとして知られるミキサーである。かかるミキサーは内部構造物を有し、そして回転する。
蛍石と硫酸との全体反応を考えると、フッ化カルシウムの全てをHFおよび硫酸カルシウムへ転化するために化学量論的に必要とされる硫酸の少なくとも95%、好ましくは少なくとも100%を適用することが賢明である。多くの場合、化学量論的に必要とされるより多くの硫酸が適用される。例えば、硫酸は20重量%以下またはそれ以上の過剰で適用することができる。この過剰を中和するために、酸化カルシウム、水酸化カルシウムまたは炭酸カルシウムを、形成した硫酸カルシウム(硬石膏)に反応後に加えることができる。多くの場合、HFおよび硫酸カルシウムを形成するためのフッ化カルシウムと硫酸との反応は100%転化が達成されるまで必ずしも行われなければならないわけではないことが指摘されねばならない。形成された硫酸カルシウム中に残存する少ない百分率、例えば2重量%以下の未反応フッ化カルシウムは多くの場合望ましいことでさえある。
本発明の方法は、微粉の含有率が90重量%以上、好ましくは95重量%以上、またはさらに100重量%である出発原料で好ましくは行われる。微粉は、乾燥または乾燥された形態(好ましくは0.5重量%未満の含水率)で好ましくは適用される。
本発明の方法に従って処理することができる微粉中のフッ化カルシウムの含有率は、非常に多様である。例えば、天然蛍石の微粉では、CaF含有率は通常非常に高く、例えば、90〜95重量%であるかまたはさらにそれより高い。例えば、廃ガスもしくは廃水処理での沈澱によって得られる微粉では、フッ化カルシウムの含有率は、50重量%(乾燥質量に対して)およびさらにより低いほどに低い可能性がある。これらの値の間のフッ化カルシウム含有率の微粉を同様に処理することができる。また、他の成分の可能な含有率も非常に多様である。例えば、天然蛍石の微粉では、炭酸塩(特に炭酸カルシウム)の含有率はむしろ低く、例えば1〜4重量%である。廃棄物処理に由来する沈澱微粉では、それは全く高い、例えば5〜25重量%またはさらにそれ以上であることができる。必要ならば、上記のように、炭酸カルシウムまたは他の塩基性カルシウム化合物、例えば酸化カルシウムが意図的に加えられてもよい。本発明の方法は、上に示された限界をさらに超える広い範囲の炭酸塩を含む微粉で行うことができる。硫酸カルシウムが存在する場合、これは、反応を妨害せず、それとは反対に、上記のように、高レベルの硫酸カルシウムが少なくとも連続運転では望ましい。
酸化ケイ素もまた微粉中に存在することができる。二酸化ケイ素はHFと反応してSiFを形成するので、微粉中の二酸化ケイ素の含有率は好ましくは5重量%以下、より好ましくは、2重量%以下(乾燥質量に対して)であることが好ましい。
硫酸源として、発煙硫酸(すなわちSOの含量を持った硫酸)を使用することが可能である。好ましくは、90重量%以上、好ましくは95重量%以上のHSO濃度の硫酸が適用される。好ましくは、硫酸の濃度は100重量%以下である。90〜100%、好ましくは95〜100%の範囲のHSO濃度の硫酸が非常に好適である。多くの場合、98重量%±0.5重量%のHSOの濃度を有する濃硫酸が適用される。かかる硫酸は、発煙硫酸よりはるかに安価である。
用語「微粉」は、好ましくは30μm以下の×90値の、好ましくは27μm未満の粒子を意味する。粒度曲線は、例えばHelos Sympatec(登録商標)装置で、レーザー回折によって測定することができる。用語「30μm以下の×90」は、全粒子の90%は30μm以下のサイズを有することを意味する。
特に浮遊選鉱によって、濃縮された天然蛍石が、本発明の処理プロセスのための出発原料として非常に好適である。
好ましくは、蛍石は約500〜800℃に予熱されず、その結果この予熱形態で反応させられない。より好ましくは、それは400℃以上の温度に予熱されない。最も好ましくは、それは300℃以上の温度に予熱されない。
一実施形態によれば、天然蛍石からの微粉を処理することができる。上記のように、かかる微粉は、HF生産プロセスの出発原料中に存在する場合、厄介であると考えられ、例えば、篩い分けまたは他の手段によって、例えばサイクロンでまたは乾燥操作中に行われてもよい風力分級によって公知の処理プロセス前に除去される。微粉は今まで廃棄物と考えられ、捨てられている。本発明で、原則として価値ある粗生成物であるこれらの微粉をHFおよび硫酸カルシウムへ変換することが今や可能である。
完全な反応を達成するために、熱を供給することが必要である可能性があることが分かった。熱は外部源から供給することができる。あるいはまた、またはさらに、熱の少なくとも一部は、または必要とされる熱は全て、塩基性カルシウム化合物、例えば、酸化カルシウム、水酸化カルシウムもしくはそれぞれの苛性アルカリ溶液、または炭酸カルシウムを処理されるべき微粉に加えることによって提供される。これらの塩基性カルシウム化合物は硫酸と反応し、微粉と硫酸との反応を支援するのに十分な反応熱を提供する。これは、下でさらに詳細に説明される。
別の実施形態では、合成の沈澱フッ化カルシウムを含むまたはそれからなる微粉を処理することができる。好ましくは、合成フッ化カルシウムは、フッ化物含有廃ガスもしくは廃水の処理から、特に好ましくはHF含有廃ガスもしくは廃水の処理から得られる。
例えば、塩基性カルシウム化合物でのHF含有廃ガスもしくは廃水の精製から得られた微粉の形態の沈澱フッ化カルシウムを処理することができる。多くの場合、酸化カルシウム、水酸化カルシウムもしくはそれぞれの苛性アルカリ溶液、または炭酸カルシウムが、廃水もしくは廃ガスからのHF除去のための精製剤として使用される。それぞれのカルシウム化合物は、多くの場合微粉の形態で、沈澱するフッ化カルシウムに転化される。必要ならば、塩基性カルシウム化合物は、それが完全にフッ化カルシウムに転化されるまで適用することができる。多くの場合に、転化は、例えば、未精製廃ガスもしくは廃水の破過を防ぐための安全上の理由で、転化が定量的である前に停止される。ここで、塩基性カルシウム化合物は、完全な転化の前に新鮮な精製剤で置き換えられ、その結果として、幾らかの塩基性カルシウム塩が使用済み試剤中に残存している。反応を支援するための熱を供給するために、塩基性カルシウム化合物は、微粉が十分な量のそれを既に含まない場合に微粉に加えられてもよい。
廃ガスもしくは廃水は、HFを用いてのガラスエッチングに、蛍石とHFとの反応によるHF生産に、半導体製造からの廃ガスの精製に、またはリン酸肥料生産に由来するものであることができる。HFを塩基性カルシウム塩で捕捉することによって精製することができるHF含有廃ガスもしくは廃水のための他のソースは、アルミ精錬、スチール生産、エナメル、煉瓦およびセラミック製造、膠および接着剤生産である。
本発明による方法は、非常に多様な比表面積の微粉に適用することができる。非常に低い、例えば1m/g以上(例えばAREA−matt II装置で、Nを使用して測定される)の比表面積の微粉を処理することができる。例えば、天然蛍石からの微粉は多くの場合低い比表面積を有する。低い比表面積の微粉の、それからより高い比表面積の微粉の場合に完全な転化を達成するためにはより長い時間を一般に要する。
こうして、本発明の方法は、2.5m/g以上の比表面積の、より好ましくは、5m/g以上の比表面積の微粉に特にうまく適用できる。上限は決定的に重要であるわけではない。例えば、20m/g以上、例えば約25m/gまたはさらにそれ以上の比表面積のフッ化カルシウムを処理することができる。沈澱プロセス中に通常得られる、かかる高表面積の微粉については、硫酸カルシウムおよびHFへの100%転化が周囲温度でさえ起こる。
上記のように、硫酸とフッ化カルシウムとの反応は、加熱することによって有利に支援される。必要とされる熱は、加熱手段によって供給することができる。例えば、反応器壁を、バーナー、電気的にまたは過熱スチームによって、公知の方法で加熱することができる。好ましい実施形態では、塩基性カルシウム化合物が出発原料中に含まれる。好ましい塩基性カルシウム化合物は、酸化カルシウム、水酸化カルシウムおよび炭酸カルシウムである。炭酸カルシウムが最も好ましい塩基性カルシウム化合物である。これらの塩基性カルシウム化合物は硫酸と発熱反応して硫酸カルシウムを形成し、こうして、出発原料中のフッ化カルシウムと硫酸との反応を誘導するために必要とされる熱を発する。塩基性カルシウム化合物は、出発原料に、例えば、天然蛍石に、または排ガスもしくは廃水処理工程からの微粉に加えることができる。他の出発原料中に、例えば、フッ化カルシウムへのそれぞれの塩基性カルシウム化合物の転化が定量的ではなかった場合に廃水もしくは廃ガス処理剤中にそれらは既に含まれている。一般に、温度は室温以上である。多くの場合、反応は100℃以上の温度で行われる。好ましくは、温度は240℃以下である。
好ましい実施形態では、外部熱は処理工程に全く供給されない。この場合、出発原料中の酸化カルシウム、水酸化カルシウムまたは炭酸カルシウムの量が、硫酸とのその反応によって熱源として役立つ。塩基性カルシウム塩の含有率は、十分な熱が提供されるように選択される。必要な最小量は、フッ化カルシウムと硫酸との反応が完了したかどうかを突き止めるためのそれぞれの試行によって容易に決定することができる。高い比表面積の微粉については、かかる微粉は非常によく反応するので必要量は非常に低い。多くの場合、塩基性カルシウム塩の含有率は、出発混合物の総重量(塩基性カルシウム塩と微粉との合計)を基準として、好ましくは20重量%以上である。好ましくは、それは40重量%以下である。勿論、それはさらにより高くてもよい。塩基性カルシウム化合物は、それが既に存在しない限り、処理されるべき材料に加えることができる。この段落に示される百分率は、100重量%であると設定されたフッ化カルシウムと塩基性カルシウム化合物との合計に対してである。
生じた硫酸カルシウムは、必要ならば任意の過剰の硫酸の中和後に、建設材料として有用である。生じた反応ガスは、HF、SO、HO(ガス状)、多くの場合またCO、HSおよびSiFならびに多分他の少量の反応生成物を含む。HFは、公知の方法で回収される。多くの場合、反応ガスは、熱い硫酸で運転される洗浄機で処理される。さらなる精製は、蒸留によって達成することができる。
天然源または合成製造源からの、フッ化カルシウム含有微粉を技術的に実現可能な方法で処理できることは、本発明の利点である。こうして、捨てられていた微粉を価値あるHF源として適用することができる。
以下の実施例は、本発明を限定することを意図せずにそれをさらに説明する。
実施例1:基本的影響要因の測定
一般的な手順:96.2重量%HSO濃度の25mlの硫酸を(伝熱を向上させるための)アルミニウムコーティングでコートされたポリテトラフルオロエチレン(PTFE)製の、および磁気撹拌棒を含む容器に入れた。容器を次に磁気撹拌機の加熱板上に置いた。試験サンプルを120℃で2時間乾燥させた。各試験について、0.5gの試験サンプルを熱硫酸にゆっくり加えた。反応温度に達した場合に、ストップウォッチをスタートさせて反応時間を測定した。所望の反応時間後に、熱い反応塊を氷冷した金属ボウルに入れ、ボウルで反応混合物は急冷し、反応は停止した。冷却した反応混合物を次に水と接触させ、濾過し、120℃で2時間乾燥させた。生じた生成物を次に、レントゲン蛍光分析(Bruker axs S4 Explorer)によって分析した。得られたデータから、CaFの転化率を計算することができた。
(備考:これらの実験は硫酸の量が本発明の方法で提供される量よりはるかに高い場合、本発明とは異なることが指摘されなければならない。これらの実験は、異なるソースからの、異なる粒度の、および異なる比表面積の出発原料の反応性を試験するために行った。)
Figure 2011519335
試験結果を表2にまとめる。各試験について、それぞれの試験番号、試験材料、(測定された場合には)m/g単位の比(BET)表面積、反応温度(℃単位)、反応時間(秒単位)および転化率(含まれるCaFに対する%単位)を示す。
Figure 2011519335
結果は、比表面積が高ければ高いほど、得られる転化率がより高いおよび/または接触時間がより短いおよび/または良好な転化のために必要とされる温度がより低いという一般的な傾向を実証する。1000℃で乾燥したサンプルでの試験は、低い転化率を与えるにすぎなかった。(1000℃で乾燥したサンプルが高温の反応器へ導入されず、それらはそれらを適用する前に冷却されたことが指摘されなければならない。従って、粒子を乾燥させるためのこの前処理は、粒子が約500〜800℃に加熱され、その加熱物を反応へ導入する米国特許第3,878,294号明細書の方法とは異なる。)
実施例2:流動床反応器のシミュレーション
一般的な手順:ある転化率(様々な量の硫酸カルシウムおよび硫酸の存在)後の流動床(流動床は機械的に提供され;出発原料の強烈な混合は、連続モードの運転で短い滞留時間および高い処理量をもたらす)中の状態を、実施例1で使用された磁気撹拌PTFE容器でシミュレートする。
約10gの硫酸カルシウム(硬石膏)およびそれぞれの量の硫酸を十分に混合し、この容器に入れ、加熱した。180℃の温度に達したならば、試験材料を−100%選択率という仮定の下に−反応混合物中に含まれる硫酸の正確に50%を転化する量で加えた。ある反応時間後に、反応を停止させ、転化率を上記の通り測定した。固化スラッジを試験材料として適用した。
それぞれのデータ(スラッジの重量(「Ps」))およびg単位の硬石膏、℃単位の反応温度、秒単位の反応時間、%単位の転化率および出発原料中の重量%単位の硫酸の含有率)を表3にまとめる。
Figure 2011519335
実施例は、含まれる20重量%以下の硫酸の範囲で、凝集が全く(または、濃度範囲の上限で、妨げになる凝集が全く)観察されなかったので、反応を流動床で行い得ることを主として実証する。硫酸の含有率は、良好な転化を達成するために5重量%以上、好ましくは10重量%以上であるべきである。勿論、低い硫酸濃度でのより高い転化は、延長された反応時間を適用して可能であろう。
実施例3:ミキサー(回分法)で出発原料として天然蛍石の微粉
反応は、Loedigeのプラウシェアミキサーで行うことができる。反応器への硫酸の直接供給のために、ランセットまたは注入器を使用することができる。
(最小量のみの炭酸カルシウムを含む)天然蛍石から分離されたダストを、炭酸カルシウムの約20重量%の含有率まで炭酸カルシウムと混合し、反応器に入れる。外部熱は全く必要とされない。濃硫酸を、反応混合物中のHSO含有率が16重量%を超えないように、間隔をあけてまたは連続的に反応器へ注入する。生じたガス成分を、硫酸を満たした洗浄機に通す。反応器を出た前精製したガス混合物を次に蒸留して精製HFを得る。化学量論的に必要とされる量の105%の硫酸の添加後に、反応混合物を、ポスト反応段階後にミキサーから取り出し;炭酸カルシウムを加えて残存硫酸を中和する。
実施例3は、連続反応を開始するために繰り返すことができる。第1工程では、化学量論的に必要とされる量の約80%の硫酸が加えられるまで硫酸を反応器に供給する。次に、連続的に、硫酸および微粉(ならびに、微粉中に十分に含まれない場合、酸化カルシウム)を反応器に加える。これによって、硫酸および微粉を反応器の同じ部分で加えてそれらの良好な混合を達成する。反応混合物をミキサーの回転中に、反応した生成物が連続的に抜き出されるミキサーの別の部分に運ぶ。反応は、酸および微粉の入口から反応した生成物の出口までの移動中に起こる。
実施例4:流動床反応器での出発原料として中和スラッジの微粉
実施例3を繰り返す。乾燥した中和スラッジ(HF含有廃水を炭酸カルシウムで処理することによって得られる)はそれ自体24重量%の炭酸カルシウムを含むので、炭酸カルシウムの添加は全く必要とされない。生じたHFおよび硬石膏は、実施例3でのように処理する。
実施例5:流動床反応器での出発原料として天然蛍石の微粉
実施例3を繰り返す。炭酸カルシウムを今回は全く加えないが、反応器およびその内容物を硫酸の添加の間ずっと180℃に加熱する。HFおよび硬石膏の単離は、実施例3に記載されたように行う。

Claims (15)

  1. フッ化水素の製造方法であって、出発原料として実質的に微粉の形態のフッ化カルシウムが硫酸と反応させられるが、ただし、反応混合物中の硫酸の含有率が反応混合物の総重量の20重量%以下の量に保たれる方法。
  2. 90重量%以上および100重量%以下のHSO濃度の硫酸が適用される請求項1に記載の方法。
  3. 不活性液体希釈剤が全く存在しないかまたは前記反応混合物に全く加えられない請求項1に記載の方法。
  4. 天然蛍石からの微粉が出発原料として使用される請求項1に記載の方法。
  5. 前記出発原料が塩基性カルシウム化合物を含む、および/または塩基性カルシウム化合物が反応のために必要とされるエネルギーの少なくとも一部を提供するために加えられる請求項1に記載の方法。
  6. 合成フッ化カルシウムが出発原料として使用される請求項1に記載の方法。
  7. 前記合成フッ化カルシウムがフッ化物含有廃ガスもしくは廃水の処理から得られる請求項6に記載の方法。
  8. 前記合成フッ化カルシウムがかなりの量の塩基性カルシウム化合物を含む請求項7に記載の方法。
  9. 前記硫酸は500〜800℃に予熱されたフッ化カルシウムと反応させない請求項1に記載の方法。
  10. 前記反応が回分式に行われる請求項1に記載の方法。
  11. 加えられる硫酸の量と塩基性カルシウム塩およびフッ化カルシウムを完全に硫酸カルシウムに転化させるために化学量論的に必要とされる量との比が約1:1〜1.2:1である請求項5に記載の方法。
  12. 前記反応が連続的に行われる請求項1に記載の方法。
  13. 前記反応混合物中の硫酸カルシウムの含有率が40重量%以上の量で反応混合物の全体にわたって保たれる請求項12に記載の方法。
  14. 最終生成物として反応器から抜き出された部分容積中の硫酸カルシウムの含有率が98重量%以上である請求項12に記載の方法。
  15. 硫酸および微粉が互いに反応するために加えられる前記部分容積中の硫酸カルシウムの濃度が96重量%以下に保たれる請求項12に記載の方法。
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