JP2011518170A5 - - Google Patents

Claims (32)

1. カチオン性脂質成分の免疫活性化鏡像異性体を含む医薬組成物であって、
   患者における免疫系の活性化に有効である、組成物。
2. 前記カチオン性脂質は、少なくとも１つの脂肪酸鎖またはアルキル鎖を有する非ステロイド性のカチオン性脂質である、請求項１に記載の組成物。
3. 前記カチオン性脂質が、ＤＯＴＡＰ、ＤＯＴＭＡ、ＤＯＥＰＣ、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項１又は２に記載の医薬組成物。
4. 前記鏡像異性体がＲ−ＤＯＴＡＰ又はＳ−ＤＯＴＡＰである、請求項１〜３のいずれか１項に記載の医薬組成物。
5. 前記鏡像異性体がＲ−ＤＯＴＡＰである、請求項４に記載の医薬組成物。
6. １以上の抗原をさらに含む、請求項１〜５のいずれか１項に記載の医薬組成物。
7. カチオン性脂質の鏡像異性体を有効成分として含む、免疫刺激性アジュバント効果を誘発するための薬剤。
8. ＭＡＰキナーゼシグナル伝達経路を活性化するのに十分な用量で前記鏡像異性体が投与される、請求項７に記載の薬剤。
9. 前記カチオン性脂質が、少なくとも１つの脂質酸鎖又はアルキル鎖を有する非ステロイド性のカチオン性脂質である、請求項７または８に記載の薬剤。
10. 前記カチオン性脂質が、ＤＯＴＡＰ、ＤＯＴＭＡ、ＤＯＥＰＣ及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項７〜９のいずれか１項に記載の薬剤。
11. 前記鏡像異性体がＲ−ＤＯＴＡＰ又はＳ−ＤＯＴＡＰである、請求項７〜１０のいずれか１項に記載の薬剤。
12. 前記鏡像異性体がＲ−ＤＯＴＡＰである、請求項１１に記載の薬剤。
13. １以上の抗原をさらに含む、請求項７〜１２のいずれか１項に記載の薬剤。
14. 患者における免疫応答を誘導するための薬剤であって、
    カチオン性脂質の免疫活性化鏡像異性体を有効成分として有する、薬剤。
15. 前記カチオン性脂質が、少なくとも１つの脂肪酸鎖またはアルキル鎖を有する非ステロイド性のカチオン性脂質である、請求項１４に記載の薬剤。
16. 前記カチオン性脂質が、ＤＯＴＡＰ、ＤＯＴＭＡ、ＤＯＥＰＣ、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項１４又は１５に記載の薬剤。
17. 前記鏡像異性体がＲ−ＤＯＴＡＰ又はＳ−ＤＯＴＡＰである、請求項１４〜１６のいずれか１項に記載の薬剤。
18. 前記鏡像異性体がＲ−ＤＯＴＡＰである、請求項１７に記載の薬剤。
19. １以上の抗原をさらに含む、請求項１４〜１８のいずれか１項に記載の薬剤。
20. 免疫系の活性化を必要とする患者における疾患を治療又は予防するための医薬であって、
    カチオン性脂質の免疫活性化鏡像異性体を有効成分として含む、医薬。
21. 前記鏡像異性体は免疫刺激性アジュバント効果を誘発する、請求項２０に記載の医薬。
22. 前記カチオン性脂質が、少なくとも１つの脂肪酸鎖又はアルキル鎖を有する非ステロイド性のカチオン性脂質である、請求項２０又は２１に記載の医薬。
23. 前記カチオン性脂質はＤＯＴＡＰ、ＤＯＴＭＡ、ＤＯＥＰＣ及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項２０〜２２のいずれか１項に記載の医薬。
24. 前記鏡像異性体が、Ｒ−ＤＯＴＡＰ又はＳ−ＤＯＴＡＰである、請求項２０〜２３のいずれか１項に記載の薬剤。
25. 前記鏡像異性体はＲ−ＤＯＴＡＰである、請求項２４に記載の薬剤。
26. 少なくとも１つの抗原を含む、請求項２０〜２５のいずれか１項に記載の薬剤。
27. 少なくとも１つの抗原が修飾されて疎水性が増強している、請求項２６に記載の薬剤。
28. 少なくとも１つの抗原が、脂質の付加された抗原である、請求項２６または２７に記載の薬剤。
29. 少なくとも１つの抗原が、パルミチン酸の付加された抗原である、請求項２８記載の薬剤。
30. 前記疾患が癌である、請求項２０〜２９のいずれか１項に記載の薬剤。
31. 前記疾患が感染症である、請求項２０〜２９のいずれか１項に記載の薬剤。
32. 前記感染症の感染病原体がヒトパピローマウイルスである、請求項３１に記載の医薬。