JP2011516649A - ホスフィン酸化合物によるポリエステルの固相重合方法 - Google Patents
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Abstract
【選択図】なし
Description
第2ステップにおいて、高分子量のポリエステルを調製するのに適当な温度および圧力で、前記予備縮合物を反応させて重縮合をもたらすことと、
第3ステップにおいて、適当な温度および圧力の固相重合条件下で、ポリエステルの分子量および粘度をさらに増加させることと
を含むポリエステルの調製方法であって、
前記第1ステップの開始前、開始時もしくは前記第1ステップの間の、または前記第2ステップの開始前、開始時もしくは前記第2ステップの間の、1つまたは複数の時点で金属触媒を添加し、
前記第1ステップの開始前、開始時もしくは前記第1ステップの間の、前記第2ステップの前、開始時もしくは前記第2ステップの間の、または前記第2ステップの終了近くの1つまたは複数の時点でホスフィン酸化合物を添加し、
前記ホスフィン酸化合物は式I、IIまたはIIIの化合物であり、
水素;
C6−C12アリール;
直鎖もしくは分岐鎖C1−C50アルキル;
1〜3個の−O−、−NR−、−COO−、−OCO−、−CONR−もしくはC6−C12アリレン基で中断された直鎖もしくは分岐鎖C2−C50アルキル;
1〜3個の−OR、−NRR’、−COOR、−CONRR’もしくはC6−C12アリール基で置換された直鎖もしくは分岐鎖C1−C50アルキル;
1〜6個の前記基により中断および置換の両方がなされた直鎖もしくは分岐鎖C2−C50アルキルであり、
前記アリールまたはアリレン基の各々は、置換されていない、あるいは1〜3個の直鎖もしくは分岐鎖C1−C12アルキルまたは−OR基で置換されており;
nが1〜100である−(CH2CH2O)n−CH2CH2OH;
または、R1およびR1’はアルカリもしくはアルカリ土類金属であり、
R2は、
C5−C18シクロアルキル;
直鎖もしくは分岐鎖C22−C50アルキル;
C6−C12アリールで置換された直鎖もしくは分岐鎖C22−C50アルキル;
1〜3個の−O−、−NR−、−COO−、−OCO−、−CONR−、C6−C12アリレン、C5−C18シクロアルキレンもしくはC5−C18シクロアルケニレン基で中断された直鎖もしくは分岐鎖C2−C50アルキル;
1〜3個の−OR、−NRR’、−COOR、−CONRR’基で置換された直鎖もしくは分岐鎖C1−C50アルキル;
1〜6個の前記基により中断および置換の両方がなされた直鎖もしくは分岐鎖C2−C50アルキル;
1〜3個の直鎖もしくは分岐鎖C1−C12アルキルまたは−OR基で置換されたC6−C12アリールで置換された直鎖もしくは分岐鎖C1−C50アルキル;
1〜3個の直鎖もしくは分岐鎖C4−C12アルキルまたは−OR基で置換されたC6−C12アリール;
nが1〜100である−(CH2CH2O)n−CH2CH2OH;または、
置換されていない、あるいは1〜3個の直鎖もしくは分岐鎖C1−C12アルキル、−ORまたは−COOR基で置換された3−オキソ−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−1−イルであり、
R3およびR3’は独立に、
水素;
C5−C18シクロアルキル;
C6−C12アリール;
直鎖もしくは分岐鎖C1−C50アルキル;
1〜3個の−O−、−NR−、−COO−、−OCO−、−CONR−、C6−C12アリレン、C5−C18シクロアルキレンもしくはC5−C18シクロアルケニレン基で中断された直鎖もしくは分岐鎖C2−C50アルキル;
1〜3個の−OR、−NRR’、−COOR、−CONRR’もしくはC6−C12アリール基で置換された直鎖もしくは分岐鎖C1−C50アルキル;
1〜6個の前記基により中断および置換の両方がなされた直鎖もしくは分岐鎖C2−C50アルキルであり、
前記アリールまたはアリレン基の各々は、置換されていない、あるいは1〜3個の直鎖もしくは分岐鎖C1−C12アルキルまたは−OR基で置換されており;
nが1〜100である−(CH2CH2O)n−CH2CH2OH;または、
置換されていない、あるいは1〜3個の直鎖もしくは分岐鎖C1−C12アルキル、−ORまたは−COOR基で置換された3−オキソ−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−1−イルであり、
式I中、R1およびR2、もしくはR2およびR3は一緒になって、nが3〜7の整数である(−CH2−)n、または、一緒になって1個もしくは2個のフェニレン基で縮環されている(−CH2−)nであり、
式IIまたはIII中、R1およびR3、もしくはR1’およびR3’、または、R1およびR3、ならびにR1’およびR3’は一緒になって、nが3〜7の整数である(−CH2−)n、あるいは、一緒になって1個もしくは2個のフェニレン基で縮環されている(−CH2−)nであり、
RおよびR’は独立して、水素または直鎖もしくは分岐鎖C1−C12アルキルであり、
R4は、
直鎖もしくは分岐鎖C1−C50アルキレン;
1〜3個の−OR、−NRR’、−COOR、−CONRR’もしくはC6−C12アリール基で置換された直鎖もしくは分岐鎖C1−C50アルキレン;
1〜3個の−O−、−NR−、−COO−、−OCO−、−CONR−、C6−C12アリレン、もしくはC5−C18シクロアルキレン基で中断された直鎖もしくは分岐鎖C2−C50アルキレン;
1〜6個の前記基により中断および置換の両方がなされた直鎖もしくは分岐鎖C2−C50アルキレン;
置換されていない、または1〜3個のC1−C6アルキル、−OR、−NRR’、−COOR、−CONRR’もしくはC6−C12アリール基で置換されたC5−C18シクロアルキレン;
1〜3個の−O−、−NR−、−COO−、−OCO−、−CONR−またはC6−C12アリレン基で中断されたC5−C18シクロアルキレン;
1〜6個の前記基により中断および置換の両方がなされたC5−C18シクロアルキレン;
C6−C50アルキレンシクロアルキレン;あるいは、
C6−C12アリレンであり、
前記アリールまたはアリレン基の各々は、置換されていない、あるいは1〜3個の直鎖もしくは分岐鎖C1−C12アルキルまたは−OR基で置換されており、
mが2〜100である
調製方法が開示される。
a)ポリエステル溶融物が、少なくとも0.50dL/gのIVに達する、
b)存在すれば、ポリエステル溶融物にかけられている真空が少なくとも部分的に解除される、
c)ポリエステル溶融物が溶融相重合工程中に存在する場合、ポリエステルポリマーを作るためのホスフィン酸化合物を最終反応器の中に添加、または最終反応器とポリエステル溶融物をカットするためのカッターの前との間、
d)ポリエステル溶融物が溶融相重合工程中に存在する場合、ポリエステル溶融物を重縮合するための時間の少なくとも85%の後、
e)ポリエステル溶融物のIVが、凝固で得られたIVの0.10dL/g内である、あるいは
f)ポリエステル溶融物の凝固の20分以内の時点。
直鎖もしくは分岐鎖C22−C50アルキル;
C6−C12アリールによって置換された、直鎖もしくは分岐鎖C22−C50アルキル;
1〜3個の−O−、−NR−、−COO−、−OCO−、−CONR−、C6−C12アリレン、C5−C18シクロアルキレンもしくはC5−C18シクロアルケニレン基で中断された直鎖もしくは分岐鎖C2−C50アルキル;
1〜3個の−OR、−NRR’、−COOR、−CONRR’基で置換された直鎖もしくは分岐鎖C1−C50アルキル;
1〜6個の前記基により中断および置換の両方がなされた直鎖もしくは分岐鎖C2−C50アルキルである。
1〜3個の直鎖もしくは分岐鎖C4−C12アルキルまたは−OR基によって置換されたC6−C12アリールによって置換された、直鎖もしくは分岐鎖C1−C50アルキル;
1〜3個の直鎖もしくは分岐鎖C4−C12アルキルまたは−OR基によって置換されたC6−C12アリール;または、
R2は、置換されていない、あるいは1〜3個の直鎖もしくは分岐鎖C1−C12アルキル、−ORまたは−COOR基によって置換された3−オキソ−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−1−イルである。
C6−C12アリール;
直鎖もしくは分岐鎖C1−C50アルキル;
1〜3個の−O−、−NR−、−COO−、−OCO−、−CONR−、C6−C12アリレン、C5−C18シクロアルキレンもしくはC5−C18シクロアルケニレン基で中断された直鎖もしくは分岐鎖C2−C50アルキル;
1〜3個の−OR、−NRR’、−COOR、−CONRR’もしくはC6−C12アリール基で置換された直鎖もしくは分岐鎖C1−C50アルキル;
1〜6個の前記基により中断および置換の両方がなされた直鎖もしくは分岐鎖C2−C50アルキルであり、
前記アリールまたはアリレン基の各々は、置換されていない、あるいは1〜3個の直鎖もしくは分岐鎖C1−C12アルキルまたは−OR基で置換されており;あるいは、
R3およびR3’は、置換されていない、あるいは1〜3個の直鎖もしくは分岐鎖C1−C12アルキル、−ORまたは−COOR基によって置換された3−オキソ−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−1−イルである。
実施例S1:{6−[ヒドロキシ−(3−オクチルオキシ−プロピル)−ホスフィノイル]−ヘキシル}−(3−オクチルオキシ−プロピル)−ホスフィン酸(101)
1,4−ジオキサン75mL中、ステップb)の粗製生成物22g(0.093mol)、1,5−ヘキサジエン3.8g(0.046mol)および過酸化ジベンソイル5.0g(75%、0.0082mol)を82℃で20時間加熱する。該反応混合物を、ロータリーエバポレーターで1,4−ジオキサンを除去することにより濃縮する。反応完結後、該混合物をn−ヘプタン300mL中に注ぐと、収率18%で白色固体(4.6g)が得られる。この固体の特性を、1Hおよび31P NMRにより評価する。
1,4−ジオキサン中、粗製イソオクチルホスフィン酸26g(0.146mol)および1,5−ヘキサジエン5.8g(0.070mol)を過酸化ジベンゾイル7gの存在下、90℃で24時間反応させる。反応完結後、該混合物を水とn−ヘプタンの1:1混合液中に注ぐ。有機層を分離し、水で洗浄し、Na2SO4で乾燥して、濃縮する。カラムクロマトグラフィーにより、最終的に純生成物(101)を得る。この生成物の特性を、スペクトルデータにより評価する。2gの固体および8.5gの粘着性物質が得られる。
n−オクチルホスフィン酸25g(0.125mol)、4−ビニル−1−シクロヘキセン6.6g(0.07mol)、過酸化ジベンゾイル7g(純度75%)および1,4−ジオキサン50mLを90℃で攪拌する。8時間後、反応混合物を室温まで冷却し、n−ヘプタンおよび水の混合液へ添加する。有機層を分離し、水で洗浄して、ロータリーエバポレーターで濃縮する。粘着性の油が得られ、これをカラムクロマトグラフィーにかける。7gの所望の生成物が粘着性の油として単離される。その構造を31P NMRによって確認する。
分析手順:
固有粘度(I.V.):ポリマー1gをフェノールとテトラクロロエタンの3:2の混合液100gに溶解する。この溶液の粘度を、Viscotek相対粘度計Y501Cを使用して35℃で測定し、固有粘度に再計算する。
4L重縮合バッチ反応器用の一般的な重合手順。インペラー式攪拌機を備える加圧・加熱オートクレーブ反応器と、不活性気体注入システムと、エステル化段階中に水を反応物から除去し、エチレングリコールを反応マスに戻す、反応物の水とエチレングリコールを分離する分留カラムと、真空重縮合中に反応共生成物のエチレングリコールおよび水を回収することができる、回収槽および真空システムに接続したサイドアーム移動ラインと、ポリマー生成物の排出および単離のために、反応器の底にある排出弁システムとを備えたバッチ反応器を使用する。種々の工程の位置に、該反応系を監視または制御するために熱電対および圧力トランデューサーが装着される。
PTA、精製テレフタル酸(8.933mol、1484g)
PIA、精製イソフタル酸(0.276mol、46g)
EG、エチレングリコール(11.11mol、689g)
(任意で)ジエチレングリコール形成を減らすための抑制剤(例えば)45%メタノリック溶液としての水酸化コリン
三酸化アンチモン240ppm
必要であれば、他の添加剤
上記の一般的なポリエステル(PET)手順中に説明されている溶融物における重縮合は、続いて希釈溶液の固有粘度(I.V.)を監視することによって測定される分子量をさらに増加させる固相重合(SSP)を伴う。
240ppmの三酸化アンチモン触媒を使用して、一般的なポリエステル(PET)手順に従って調製したポリエチレンテレフタレートペレット1200gを、50トルの真空下、110℃で16時間、乾燥オーブンに入れて、該ペレットを乾燥する。乾燥したペレットを真空回転式乾燥機中に移す。1〜2トルの真空下でポリエチレンテレフタレートを連続回転させている間、温度を2時間にわたって214℃まで上げる。214℃で10時間後、該ポリエチレンテレフタレートペレットを冷却する。希釈溶液の固有粘度値(I.V.)0.68dL/gのポリエステルが製造される。
一般的なポリエステル(PET)合成手順によりポリエステルを製造する。さらに、工程(開始ステップ1)の開始時に、757ppmの化合物(104)を反応器に添加する。重合工程の残りは、上記のように行う。希釈溶液の固有粘度値(I.V.)0.62dL/gのポリエステルが製造される。
ポリエステルを実施例A1の手順により製造し、216℃で10時間にわたって、一般的な固相重合(SSP)手順に従って、ポリエチレンテレフタレートペレット1200gをさらに反応させる。希釈溶液の固有粘度値(I.V.)0.83dL/gのポリエステルが製造される。
エチレングリコールの添加中、240ppmの三酸化アンチモンを添加する代わりに、300ppmのチタン触媒(2チタン重量%)を使用することを除いては、一般的なポリエステル(PET)合成手順により、ポリエステルを製造する。さらに、該工程(開始ステップ1)の開始時に、250ppmの化合物(104)を反応器に添加する。当該重合工程の残りは、上記のように行う。該エステル化時間は96分であり、該重縮合時間は69分である。希釈溶液の固有粘度値0.62dL/gのポリエステルが製造される。
実施例A3の手順によりポリエステルを製造し、205℃で10時間にわたって、一般的な固相重合(SSP)手順に従って、ポリエチレンテレフタレートペレット1200gをさらに反応させる。希釈溶液の固有粘度値(I.V.)0.66dL/gのポリエステルが製造される。
一般的なポリエステル(PET)合成手順によりポリエステルを製造する。さらに、該工程(開始ステップ1)の開始時に、250ppmの化合物(101)を反応器に添加する。当該重合工程の残りは、上記のように行う。希釈溶液の固有粘度値(I.V.)0.62dL/gのポリエステルが製造される。
実施例A5の手順によりポリエステルを製造し、214℃で10時間にわたって、一般的な固相重合(SSP)手順に従って、ポリエチレンテレフタレートペレット1200gをさらに反応させる。希釈溶液の固有粘度値(I.V.)0.71dL/gのポリエステルが製造される。
一般的なポリエステル(PET)合成手順によりポリエステルを製造し、特定の温度で10時間にわたって、一般的な固相重合(SSP)手順に従って、ポリエチレンテレフタレートペレット1200gをさらに反応させる。以下の表中に、SSP温度、初期IV(SSP前)、最終IV(10時間後)およびSSP速度(dL/g/hr)を列挙する。ホスフィン酸化合物は最初(開始ステップ1)に添加する。
Claims (12)
- 第1ステップにおいて、予備縮合物を調製するためのエステル化またはエステル交換をもたらすのに適当な温度および圧力で、ジカルボン酸またはC1−C4ジカルボン酸ジエステルとジオールを反応させることと、
第2ステップにおいて、高分子量のポリエステルを調製するのに適当な温度および圧力で、前記予備縮合物を反応させて重縮合をもたらすことと、
第3ステップにおいて、適当な温度および圧力の固相重合条件下で、前記ポリエステルの分子量および粘度をさらに増加させることと
を含むポリエステルの調製方法であって、
前記第1ステップの開始前、開始時もしくは前記第1ステップの間の、または前記第2ステップの開始前、開始時もしくは前記第2ステップの間の、1つまたは複数の時点で金属触媒を添加し、
前記第1ステップの開始前、開始時もしくは前記第1ステップの間の、前記第2ステップの開始前、開始時もしくは前記第2ステップの間の、または前記第2ステップの終了近くの、1つまたは複数の時点でホスフィン酸化合物を添加し、
前記ホスフィン酸化合物は式I、IIまたはIIIの化合物であり、
水素;
C6−C12アリール;
直鎖もしくは分岐鎖C1−C50アルキル;
1〜3個の−O−、−NR−、−COO−、−OCO−、−CONR−もしくはC6−C12アリレン基で中断された直鎖もしくは分岐鎖C2−C50アルキル;
1〜3個の−OR、−NRR’、−COOR、−CONRR’もしくはC6−C12アリール基で置換された直鎖もしくは分岐鎖C1−C50アルキル;
1〜6個の前記基により中断および置換の両方がなされた直鎖もしくは分岐鎖C2−C50アルキルであり、
前記アリールまたはアリレン基の各々は、置換されていない、あるいは1〜3個の直鎖もしくは分岐鎖C1−C12アルキルまたは−OR基で置換されており;
nが1〜100である−(CH2CH2O)n−CH2CH2OH;
または、R1およびR1’はアルカリもしくはアルカリ土類金属であり、
R2は、
C5−C18シクロアルキル;
直鎖もしくは分岐鎖C22−C50アルキル;
C6−C12アリールで置換された直鎖もしくは分岐鎖C22−C50アルキル;
1〜3個の−O−、−NR−、−COO−、−OCO−、−CONR−、C6−C12アリレン、C5−C18シクロアルキレンもしくはC5−C18シクロアルケニレン基で中断された直鎖もしくは分岐鎖C2−C50アルキル;
1〜3個の−OR、−NRR’、−COOR、−CONRR’基で置換された直鎖もしくは分岐鎖C1−C50アルキル;
1〜6個の前記基により中断および置換の両方がなされた直鎖もしくは分岐鎖C2−C50アルキル;
1〜3個の直鎖もしくは分岐鎖C1−C12アルキルまたは−OR基で置換されたC6−C12アリールで置換された直鎖もしくは分岐鎖C1−C50アルキル;
1〜3個の直鎖もしくは分岐鎖C4−C12アルキルまたは−OR基で置換されたC6−C12アリール;
nが1〜100である−(CH2CH2O)n−CH2CH2OH;または、
置換されていない、あるいは1〜3個の直鎖もしくは分岐鎖C1−C12アルキル、−ORまたは−COOR基で置換された3−オキソ−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−1−イルであり、
R3およびR3’は独立に、
水素;
C5−C18シクロアルキル;
C6−C12アリール;
直鎖もしくは分岐鎖C1−C50アルキル;
1〜3個の−O−、−NR−、−COO−、−OCO−、−CONR−、C6−C12アリレン、C5−C18シクロアルキレンもしくはC5−C18シクロアルケニレン基で中断された直鎖もしくは分岐鎖C2−C50アルキル;
1〜3個の−OR、−NRR’、−COOR、−CONRR’もしくはC6−C12アリール基で置換された直鎖もしくは分岐鎖C1−C50アルキル;
1〜6個の前記基により中断および置換の両方がなされた直鎖もしくは分岐鎖C2−C50アルキルであり、
前記アリールまたはアリレン基の各々は、置換されていない、あるいは1〜3個の直鎖もしくは分岐鎖C1−C12アルキルまたは−OR基で置換されており;
nが1〜100である−(CH2CH2O)n−CH2CH2OH;または、
置換されていない、あるいは1〜3個の直鎖もしくは分岐鎖C1−C12アルキル、−ORまたは−COOR基で置換された3−オキソ−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−1−イルであり、
または、式I中、R1およびR2、もしくはR2およびR3は一緒になって、nが3〜7の整数である(−CH2−)n、または、一緒になって1個もしくは2個のフェニレン基で縮環されている(−CH2−)nであり、
または、式IIまたはIII中、R1およびR3、もしくはR1’およびR3’、または、R1およびR3、ならびにR1’およびR3’は一緒になって、nが3〜7の整数である(−CH2−)n、あるいは、一緒になって1個もしくは2個のフェニレン基にで縮環されている(−CH2−)nであり、
RおよびR’は独立して、水素または直鎖もしくは分岐鎖C1−C12アルキルであり、
R4は、
直鎖もしくは分岐鎖C1−C50アルキレン;
1〜3個の−OR、−NRR’、−COOR、−CONRR’もしくはC6−C12アリール基で置換された直鎖もしくは分岐鎖C1−C50アルキレン;
1〜3個の−O−、−NR−、−COO−、−OCO−、−CONR−、C6−C12アリレン、もしくはC5−C18シクロアルキレン基で中断された直鎖もしくは分岐鎖C2−C50アルキレン;
1〜6個の前記基により中断および置換の両方がなされた直鎖もしくは分岐鎖C2−C50アルキレン;
置換されていない、または1〜3個のC1−C6アルキル、−OR、−NRR’、−COOR、−CONRR’もしくはC6−C12アリール基で置換されたC5−C18シクロアルキレン;
1〜3個の−O−、−NR−、−COO−、−OCO−、−CONR−またはC6−C12アリレン基で中断されたC5−C18シクロアルキレン;
1〜6個の前記基により中断および置換の両方がなされたC5−C18シクロアルキレン;
C6−C50アルキレンシクロアルキレン;あるいは、
C6−C12アリレンであり、
前記アリールまたはアリレン基の各々は、置換されていない、あるいは1〜3個の直鎖もしくは分岐鎖C1−C12アルキルまたは−OR基で置換されており、
mは2〜100である
調製方法。 - 前記金属触媒が、アンチモン、ゲルマニウムまたはチタン触媒である、請求項1に記載の方法。
- 前記金属触媒が、アセチルトリイソプロピルチタネート、チタン(IV)イソプロポキシド、チタングリコレート、チタン(IV)ブトキシド、へキシレングリコールチタネート、テトライソオクチルチタネート、チタンテトラメチレート、チタンテトラプロピレート、チタン(IV)2−エチルヘキソキシド、チタン(IV)(トリエタノールアミネート)−イソプロポキシドまたはテトラエチルヘキシルチタネートである、請求項1または請求項2に記載の方法。
- 前記ホスフィン酸化合物が前記式Iの化合物であり、式中、R2が、
1〜3個の直鎖もしくは分岐鎖C4−C12アルキルまたは−OR基で置換されたC6−C12アリールで置換された直鎖もしくは分岐鎖C1−C50アルキル;
1〜3個の直鎖もしくは分岐鎖C4−C12アルキルまたは−OR基で置換されたC6−C12アリールであるか、
または、R2が、置換されていない、あるいは1〜3個の直鎖もしくは分岐鎖C1−C12アルキル、−ORまたは−COOR基で置換された3−オキソ−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−1−イルである、
請求項1〜3に記載の方法。 - 前記ホスフィン酸が式IIまたはIIIの化合物であり、R3およびR3’が、
C6−C12アリール;
直鎖もしくは分岐鎖C1−C50アルキル;
1〜3個の−O−、−NR−、−COO−、−OCO−、−CONR−、C6−C12アリレン、C5−C18シクロアルキレンもしくはC5−C18シクロアルケニレン基で中断された直鎖もしくは分岐鎖C2−C50アルキル;
1〜3個の−OR、−NRR’、−COOR、−CONRR’もしくはC6−C12アリール基で置換された直鎖もしくは分岐鎖C1−C50アルキル;
1〜6個の前記基により中断および置換の両方がなされた直鎖もしくは分岐鎖C2−C50アルキルであり、
前記アリールまたはアリレン基の各々は、置換されていない、あるいは1〜3個の直鎖もしくは分岐鎖C1−C12アルキルまたは−OR基で置換されており;
または、R3およびR3’が、置換されていない、あるいは1〜3個の直鎖もしくは分岐鎖C1−C12アルキル、−ORまたは−COOR基で置換された3−オキソ−1,3−ジヒドロイソベンゾフラン−1−イルである、
請求項1〜3に記載の方法。 - ジカルボン酸が予備縮合物を調製するためにジオールと反応させられ、前記ジカルボン酸がテレフタル酸、イソフタル酸、O−フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、シクロヘキサン二酢酸、ジフェニル−4,4’−ジカルボン酸、コハク酸、マレイン酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸またはこれらの混合物である、請求項1〜5に記載の方法。
- ジカルボン酸ジエステルが予備縮合物を調製するためにジオールと反応させられ、前記ジカルボン酸ジエステルがテレフタル酸、イソフタル酸、O−フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、シクロヘキサン二酢酸、ジフェニル−4,4’−ジカルボン酸、コハク酸、マレイン酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸またはこれらの混合物のC1−C4ジアルキルジエステルである、請求項1〜5に記載の方法。
- 前記ジオールが、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロパン−1,3−ジオール、プロパン−1,2−ジオール、ブタン−1,4−ジオール、ペンタン−1,5−ジオール、ヘキサン−1,6−ジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、3−メチルペンタン−2,4−ジオール、2−メチルペンタン−1,4−ジオール、2,2−ジエチルプロパン−1,3−ジオール、1,4−ジ−(ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、2,2−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)−プロパン、2,4−ジヒドロキシ−1,1,3,3−テトラメチルシクロブタン、2,2−ビス−(3−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシプロポキシフェニル)エタンまたはこれらの混合物である、請求項1〜7に記載の方法。
- 前記ホスフィン酸が、前記第1ステップの開始前、開始時もしくは前記第1ステップの間の、または前記第2ステップの開始前、開始時もしくは前記第2ステップの間の、1つまたは複数の時点で添加される、請求項1〜8に記載の方法。
- 前記ホスフィン酸が、前記第2ステップの終了近くで添加される、請求項1〜8に記載の方法。
- 前記金属触媒が、前記ジカルボン酸もしくはジカルボン酸ジエステルおよびジオールの重量に対し、約1金属重量ppm〜約500金属重量ppmで存在する、請求項1〜10に記載の方法。
- 前記ホスフィン酸化合物が、前記ジカルボン酸もしくはジカルボン酸ジエステルおよびジオールの重量に対し、約50重量ppm〜約10,000重量ppmで存在する、請求項1〜11に記載の方法。
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