JP2015509910A - ジホスフィン酸とジアルキルホスフィン酸との混合物、その製造方法、およびその使用 - Google Patents

ジホスフィン酸とジアルキルホスフィン酸との混合物、その製造方法、およびその使用 Download PDF

Info

Publication number
JP2015509910A
JP2015509910A JP2014546350A JP2014546350A JP2015509910A JP 2015509910 A JP2015509910 A JP 2015509910A JP 2014546350 A JP2014546350 A JP 2014546350A JP 2014546350 A JP2014546350 A JP 2014546350A JP 2015509910 A JP2015509910 A JP 2015509910A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
bis
weight
formula
tert
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014546350A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6089043B2 (ja
Inventor
シュナイダー・ファビアン
オステロート・フランク
バウアー・ハーラルト
ジッケン・マルティン
Original Assignee
クラリアント・ファイナンス・(ビーブイアイ)・リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by クラリアント・ファイナンス・(ビーブイアイ)・リミテッド filed Critical クラリアント・ファイナンス・(ビーブイアイ)・リミテッド
Publication of JP2015509910A publication Critical patent/JP2015509910A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6089043B2 publication Critical patent/JP6089043B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K21/00Fireproofing materials
    • C09K21/06Organic materials
    • C09K21/12Organic materials containing phosphorus
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/28Phosphorus compounds with one or more P—C bonds
    • C07F9/30Phosphinic acids [R2P(=O)(OH)]; Thiophosphinic acids ; [R2P(=X1)(X2H) (X1, X2 are each independently O, S or Se)]
    • C07F9/301Acyclic saturated acids which can have further substituents on alkyl
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/28Phosphorus compounds with one or more P—C bonds
    • C07F9/30Phosphinic acids [R2P(=O)(OH)]; Thiophosphinic acids ; [R2P(=X1)(X2H) (X1, X2 are each independently O, S or Se)]
    • C07F9/305Poly(thio)phosphinic acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/49Phosphorus-containing compounds
    • C08K5/51Phosphorus bound to oxygen
    • C08K5/53Phosphorus bound to oxygen bound to oxygen and to carbon only
    • C08K5/5313Phosphinic compounds, e.g. R2=P(:O)OR'
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K2201/00Specific properties of additives
    • C08K2201/014Additives containing two or more different additives of the same subgroup in C08K

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Fireproofing Substances (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

本発明は、少なくとも1種の式(I)のジホスフィン酸[式中、R1、R2は、同じかまたは異なっており、互いに独立して、H、C1〜C18アルキル、C2〜C18アルケニル、C6〜C18アリール、C7〜C18アルキルアリールを意味し、R5は、C1〜C18アルキル、C2〜C18アルケニル、C6〜C18アリール、C7〜C18アルキルアリールを意味する]と、少なくとも1種の式(II)のジアルキルホスフィン酸[式中、R3、R4は、同じかまたは異なっており、互いに独立して、C1〜C18アルキル、C2〜C18アルケニル、C6〜C18アリール、および/またはC7〜C18アルキルアリールを意味する]との混合物に関する。本発明は、前記混合物の製造方法及び使用にも関する。

Description

本発明は、少なくとも1種のジホスフィン酸と少なくとも1種のジアルキルホスフィン酸との混合物、その製造方法、およびその使用に関する。
様々な機器、例えばコンピュータ、カメラ、携帯電話、LCDディスプレイ、TFTディスプレイ、およびその他の電子機器においてますます使用が増えているプリント基板を製造する際には、様々な材料、とりわけプラスチックが用いられる。このプラスチックに属するのは、なかでも熱硬化性材料、ガラス繊維強化熱硬化性材料、および熱可塑性材料である。エポキシ樹脂が、その優れた特性の故に非常に頻繁に利用されている。
対応する規格(IPC−4101、リジッドおよび多層プリント基板のための基材に関する仕様書)に基づき、これらのプリント基板は難燃加工または耐炎加工されなければならない。
プリント基板を製造する際にはプリント基板の熱膨張が問題になる。プリント基板の電子機器製造の条件は、プリント基板が損傷または変形なく高い熱負荷に耐えることを要求している。プリント基板上への導体路の敷設(鉛フリーのはんだ付け)は、最高で約260℃の温度で行われる。
したがって、プリント基板が熱ストレス下で歪まず、かつ製品が寸法安定性を維持することが重要である。
殊に、熱膨張は既にプリプレグ(予備含浸繊維を意味するpreimpregnated fibresの短縮形)およびラミネートの際にも重要である。なぜならプリプレグおよびラミネートはプリント基板の未加工形態つまり前段階だからである。
したがって、優良で寸法安定性の製品(完成したプリント基板)を得るには、被検体の熱膨張を最小化することが肝要である。
本発明の課題は、プリプレグ、プリント基板、およびラミネートのためのプラスチックを、仮に熱膨張するとしても非常に僅かにしか熱膨張せず、寸法安定性が満たされるように加工することである。
この課題は、少なくとも1種の式(I)のジホスフィン酸
Figure 2015509910
[式中、
、Rは、同じまたは異なり、互いに独立して、H、C〜C18アルキル、C〜C18アルケニル、C〜C18アリール、C〜C18アルキルアリールを意味し、
は、C〜C18アルキル、C〜C18アルケニル、C〜C18アリール、C〜C18アルキルアリールを意味する]と、
少なくとも1種の式(II)のジアルキルホスフィン酸
Figure 2015509910
[式中、
、Rは、同じまたは異なり、互いに独立して、C〜C18アルキル、C〜C18アルケニル、C〜C18アリール、および/またはC〜C18アルキルアリールを意味する]と
の混合物によって解決される。
好ましくは、R、Rは、同じまたは異なっており、H、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、n−ヘキシル、イソヘキシル、および/またはフェニルを意味しており;R、Rは、同じまたは異なっており、R、Rとは独立して、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、n−ヘキシル、イソヘキシルおよび/またはフェニルを意味し、そしてRは、エチレン、ブチレン、ヘキシレン、またはオクチレンを意味する。
特に好ましくは、R、R、R及びRは、同じかまたは異なっており、そしてエチル及び/またはブチルを意味し、そしてRはエチレンまたはブチレンを意味する。
好ましくは、混合物は式(I)のジホスフィン酸を0.1〜99.9重量%および式(II)のジアルキルホスフィン酸を99.9〜0.1重量%含有している。
好ましくは、混合物は式(I)のジホスフィン酸を60〜99.9重量%および式(II)のジアルキルホスフィン酸を40〜0.1重量%含有してもいる。
式(I)のジホスフィン酸を80〜99.9重量%および式(II)のジアルキルホスフィン酸を20〜0.1重量%含有している混和物も好ましい。
特に好ましいものは、式(I)のジホスフィン酸を90〜99.9重量%、および式(II)のジアルキルホスフィン酸を10〜0.1重量%含む混合物である。
特に好ましいものは、式(I)のジホスフィン酸を95〜99.9重量%および式(II)のジアルキルホスフィン酸を5〜0.1重量%含む混合物である。
非常に好ましいものは、式(I)のジホスフィン酸を98〜99.9重量%および式(II)のジアルキルホスフィン酸を2〜0.1重量%含む混合物である。
好ましくは、ジホスフィン酸は、エチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)、エチレン−1,2−ビス(プロピルホスフィン酸)、エチレン−1,2−ビス(ブチルホスフィン酸)、エチレン−1,2−ビス(ペンチルホスフィン酸)、エチレン−1,2−ビス(ヘキシルホスフィン酸)、ブタン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)、ブタン−1,2−ビス(プロピルホスフィン酸)、ブタン−1,2−ビス(ブチルホスフィン酸)、ブタン−1,2−ビス(ペンチルホスフィン酸)、ブタン−1,2−ビス(ヘキシルホスフィン酸)、ヘキサン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)、ヘキサン−1,2−ビス(プロピルホスフィン酸)、ヘキサン−1,2−ビス(ブチルホスフィン酸)、ヘキサン−1,2−ビス(ペンチルホスフィン酸)またはヘキサン−1,2−ビス(ヘキシルホスフィン酸)であり、ジアルキルホスフィン酸は、ジエチルホスフィン酸、ジプロピルホスフィン酸、ジブチルホスフィン酸、ジペンチルホスフィン酸またはジヘキシルホスフィン酸である。
上記好ましい混合物は、エチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)を98〜99.9重量%およびジエチルホスフィン酸を2〜0.1重量%含む。
好ましくは、該混合物は、更に少なくとも1種の相乗剤を含む。
好ましくは、相乗剤は
窒素含有化合物、例えばメレム、メラム、メロン、ホウ酸メラミン、シアヌル酸メラミン、リン酸メラミン、リン酸ジメラミン、三リン酸ペンタメラミン、二リン酸トリメラミン、三リン酸テトラキスメラミン、五リン酸ヘキサキスメラミン、二リン酸メラミン、四リン酸メラミン、ピロリン酸メラミン、ポリリン酸メラミン、ポリリン酸メラム、ポリリン酸メレム、および/またはポリリン酸メロン;
アルミニウム化合物、例えば水酸化アルミニウム、ハロイサイト、サファイア製品、ベーマイト、ナノベーマイト;
マグネシウム化合物、例えば水酸化マグネシウム;
スズ化合物、例えば酸化スズ;
アンチモン化合物、例えば酸化アンチモン;
亜鉛化合物、例えば酸化亜鉛、水酸化亜鉛、酸化亜鉛水和物、炭酸亜鉛、スズ酸亜鉛、ヒドロキシスズ酸亜鉛、ケイ酸亜鉛、リン酸亜鉛、ホウリン酸亜鉛、ホウ酸亜鉛、および/またはモリブデン酸亜鉛;
ケイ素化合物、例えばケイ酸塩および/またはシリコーン;
リン化合物、例えばホスフィン酸およびその塩、ホスホン酸およびその塩、および/またはホスフィンオキシド、ホスファゼンおよび/もしくは(ピロ)リン酸ピペラジン類;
カルボジイミド、ピペラジン類、(ポリ)イソシアナート、スチレン・アクリルポリマー、および/またはカルビニルビスカプロラクタム;
トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌラートと芳香族ポリカルビン酸のオリゴマーエステル、またはベンゾグアナミン、アセトグアナミン、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌラート、アラントイン、グリコウリル、シアヌラート、シアヌラート・エポキシド化合物、シアヌル酸尿素、ジシアンアミド、グアニジン、リン酸グアニジン、および/もしくは硫酸グアニジンの群からの窒素含有化合物;
である。
好ましくは、該混合物は、請求項1〜11のいずれか一つに記載の少なくとも1種の式(I)のジホスフィン酸と少なくとも1種の式(II)のジアルキルホスフィン酸の混合物を99〜1重量%および相乗剤を1〜99重量%含有している。
本発明は、ホスフィン酸源とアルキンとを開始剤の存在下で反応させることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一つに記載の混合物の製造方法にも関する。
好ましくは、ホスフィン酸源はエチルホスフィン酸であり、アルキンはアセチレン、メチルアセチレン、1−ブチン、1−ヘキシン、2−ヘキシン、1−オクチン、4−オクチン、1−ブチン−4−オール、2−ブチン−1−オール、3−ブチン−1−オール、5−ヘキシン1−オール、1−オクチン−3−オール、1−ペンチン、フェニルアセチレン、トリメチルシリルアセチレン、および/またはジフェニルアセチレンであり、そして開始剤は、窒素−窒素結合または酸素−酸素結合を有するラジカル開始剤であり、そして反応温度は50〜150℃である。
好ましくは、ラジカル開始剤は、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩、2,2’−アゾビス(N,N’−ジメチレンイソブチルアミジン)二塩酸塩、アゾビス(イソブチロニトリル)、4,4’アゾビス(4−シアノペンタン酸)、および/もしくは2,2’アゾビス(2−メチルブチロニトリル)であり、または過酸化水素、ペルオキソ二硫酸アンモニウム、ペルオキソ二硫酸カリウム、ジベンゾイルペルオキシド、ジ−tert−ブチルペルオキシド、過酢酸、ジイソブチリルペルオキシド、クメンペルオキシネオデカノアート、tert−ブチルペルオキシネオデカノアート、tert−ブチルペルオキシピバラート、tert−アミルペルオキシピバラート、ジプロピルペルオキシジカルボナート、ジブチルペルオキシジカルボナート、ジミリスチルペルオキシジカルボナート、ジラウロイルペルオキシド、1,1,3,3−テトラメチルブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノアート、tert−アミルペルオキシ−2−エチルヘキシルカルボナート、tert−ブチルペルオキシイソブチラート、1,1−ジ−(tert−ブチルペルオキシ)シクロヘキサン、tert−ブチルペルオキシベンゾアート、tert−ブチルペルオキシアセタート、tert−ブチルペルオキシジエチルアセタート、tert−ブチルペルオキシイソプロピルカルボナート、2,2−ジ−(tert−ブチルペルオキシ)ブタン、tert−アミルヒドロペルオキシド、および/もしくは2,5−ジメチル−2,5−ジ−(tert−ブチルペルオキシ)ヘキサンである。
好ましくは、溶剤は、直鎖状もしくは分枝状のアルカン、アルキル置換された芳香族溶剤、水と不混和性もしくは部分的にのみ混和性のアルコールもしくはエーテル、水、および/または酢酸である。
好ましくは、アルコールは、メタノール、プロパノール、i−ブタノール、および/もしくはn−ブタノール、またはこれらアルコールと水の混和物である。
本発明は、他の合成用の中間体、結合剤、エポキシ樹脂、ポリウレタンおよび不飽和ポリエステル樹脂の硬化時の架橋剤または促進剤、ポリマー安定剤、植物保護剤、金属イオン封鎖剤、鉱油用添加剤、腐食防止剤としての、または洗濯洗剤および洗浄剤の用途ならびに電子機器の用途における、請求項1〜11のいずれか一つに記載の少なくとも1種の式(I)のジホスフィン酸と少なくとも1種の式(II)のジアルキルホスフィン酸の混合物の使用にも関する。
これに加えて本発明は、難燃剤、とりわけ透明塗料および発泡性防炎塗料用の難燃剤、木材およびその他のセルロース含有製品用の難燃剤、ポリマー用の反応性および/または非反応性難燃剤としての、難燃化ポリマー成形材料の製造のための、難燃化ポリマー成形体の製造のための、ならびに/またはポリエステルとセルロース単一布およびセルロース混紡布の含浸による難燃加工をするための、ならびに相乗剤としての、請求項1〜13のいずれか一つに記載の少なくとも1種の式(I)のジホスフィン酸と少なくとも1種の式(II)のジアルキルホスフィン酸の混合物の使用に関する。
本発明は、請求項1〜13のいずれか一つに記載の混合物を0.5〜45重量%、熱可塑性もしくは熱硬化性のポリマーまたはこれらの混合物を55〜99.5重量%、添加剤を0〜55重量%、および充填剤または強化材料を0〜55重量%含有しており、これら成分の合計が100重量%になる、難燃化された熱可塑性または熱硬化性のポリマー成形材料、ポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマー糸、およびポリマー繊維も含んでいる。
本発明は最後に、請求項1〜13のいずれか一つに記載の混合物を2〜30重量%、熱可塑性もしくは熱硬化性のポリマーまたはこれらの混合物を60〜94重量%、添加剤を2〜30重量%、および充填剤または強化材料を2〜30重量%含有しており、これら成分の合計が100重量%になる、難燃化された熱可塑性または熱硬化性のポリマー成形材料、ポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマー糸、およびポリマー繊維にも関する。
式(I)のジホスフィン酸と式(II)のジアルキルホスフィン酸からなる好ましい混合物は、例えば:
エチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)とジエチルホスフィン酸、
エチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)とブチル−エチル−ホスフィン酸、
エチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)とブチル−ブチル−ホスフィン酸、
エチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)とヘキシル−エチル−ホスフィン酸、
エチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)とオクチル−エチル−ホスフィン酸、
エチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)とヘキシル−ブチル−ホスフィン酸、
エチレン−1,2−ビス(ブチルホスフィン酸)とジエチルホスフィン酸、
エチレン−1,2−ビス(ブチルホスフィン酸)とブチル−エチル−ホスフィン酸、
エチレン−1,2−ビス(ブチルホスフィン酸)とブチル−ブチル−ホスフィン酸、
エチレン−1,2−ビス(ブチルホスフィン酸)とヘキシル−エチル−ホスフィン酸、
エチレン−1,2−ビス(ブチルホスフィン酸)とオクチル−エチル−ホスフィン酸、
エチレン−1,2−ビス(ブチルホスフィン酸)とヘキシル−ブチル−ホスフィン酸、
ブチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)とジエチルホスフィン酸、
ブチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)とブチル−エチル−ホスフィン酸、
ブチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)とブチル−ブチル−ホスフィン酸、
ブチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)とヘキシル−エチル−ホスフィン酸、
ブチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)とオクチル−エチル−ホスフィン酸、
ブチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)とヘキシル−ブチル−ホスフィン酸、
ブチレン−1,2−ビス(ブチルホスフィン酸)とジエチルホスフィン酸、
ブチレン−1,2−ビス(ブチルホスフィン酸)とブチル−エチル−ホスフィン酸、
ブチレン−1,2−ビス(ブチルホスフィン酸)とブチル−ブチル−ホスフィン酸、
ブチレン−1,2−ビス(ブチルホスフィン酸)とヘキシル−エチル−ホスフィン酸、
ブチレン−1,2−ビス(ブチルホスフィン酸)とオクチル−エチル−ホスフィン酸、
ブチレン−1,2−ビス(ブチルホスフィン酸)とヘキシル−ブチル−ホスフィン酸、
である。
上記の化合物は、多成分混合物としても存在し得る。
好ましい三元混合物は、例えば、エチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)とジエチルホスフィン酸とブチル−エチル−ホスフィン酸;エチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)とブチル−エチル−ホスフィン酸とブチル−ブチル−ホスフィン酸;ブチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)とジエチルホスフィン酸とブチル−エチル−ホスフィン酸;エチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)とブチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)とジエチルホスフィン酸、などなどである。
四種の成分からなる好ましい混合物は、例えば、エチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)とブチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)とジエチルホスフィン酸とブチル−エチル−ホスフィン酸、などなどである。
エチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)98〜99.9重量%およびジエチルホスフィン酸2〜0.1重量%からなる混合物も好ましい。
好ましくは、相乗剤は、膨張に対し中性の少なくとも1種の物質である。膨張に対し中性の物質は、ポリマーの膨張を阻止するかまたは膨張を非常に僅かな値まで低減する。
1種または複数種の相乗剤を含む好ましい混合物は、請求項1〜11のいずれか一つに記載の混合物を99〜50重量%、及び相乗剤を1〜50重量%含む混合物である。
好ましいのは、本発明による少なくとも1種の式(I)のジホスフィン酸と少なくとも1種の式(II)のジアルキルホスフィン酸の混合物を、ポリマー系に混入させることにより加工することである。
混入は、混錬、分散、および/または押出によって行われる。
特に好ましくは、本発明による少なくとも1種の式(I)のジホスフィン酸と少なくとも1種の式(II)のジアルキルホスフィン酸の混合物の加工は、ポリマー系に反応導入することによって行われる。この反応導入は、ポリマー系のポリマーストランドへの結果的に生じる永久結合を特徴とし、これにより、本発明による少なくとも1種の式(I)のジホスフィン酸と少なくとも1種の式(II)のジアルキルホスフィン酸の混合物は溶出できなくなる。
好ましくは、本発明による少なくとも1種の式(I)のジホスフィン酸と少なくとも1種の式(II)のジアルキルホスフィン酸との混合物の使用は、ポリマー系中に添加導入することによっても行われる。
本発明による少なくとも1種の式(I)のジホスフィン酸と少なくとも1種の式(II)のジアルキルホスフィン酸との混合物は、さらなる難燃剤およびさらなる相乗剤と一緒に用いることができる。さらなる難燃剤に属するのは、例えばホスフィナート、ホスホナート、ホスファート、ホスホン酸、ホスフィン酸、リン酸、ホスファン、酸化ホスファン、酸化リンなどのようなリン化合物である。
難燃化されたポリマー成形材料およびポリマー成形体のための適切なポリマー用添加剤は、UV吸収剤、光安定剤、潤滑剤、着色剤、帯電防止剤、核剤、充填剤、相乗剤、強化剤などである。
好ましくは、ポリマー系は、ポリアミド、ポリエステル、もしくはポリスチレンのような熱可塑性ポリマーおよび/または熱硬化性ポリマーの群からのものである。
特に好ましくは、熱硬化性ポリマーはエポキシ樹脂である。
特に好ましくは、熱硬化性ポリマーは、フェノール類および/またはジシアンジアミド[より一般的にはフェノール誘導体(レゾール);アルコールおよびアミン、とりわけフェノール誘導体およびジシアンジアミド]によって硬化されているエポキシ樹脂である。
特に好ましくは、熱硬化性ポリマーは、フェノール類および/またはジシアンジアミドおよび/または触媒によって硬化されているエポキシ樹脂である。
好ましくは、触媒はイミダゾール化合物である。
好ましくは、エポキシ樹脂はポリエポキシド化合物である。
好ましくは、エポキシ樹脂は、ノボラック及びビスフェノールA樹脂の群に由来する。
好ましくは、ポリマーはモノオレフィンおよびジオレフィンのポリマー、例えばポリプロピレン、ポリイソブチレン、ポリブテン−1、ポリ−4−メチルペンテン−1、ポリイソプレン、またはポリブタジエン、ならびに例えばシクロペンテンまたはノルボルネンのようなシクロオレフィンの重合体であり、さらに(場合によっては架橋可能な)ポリエチレン、例えば高密度ポリエチレン(HDPE)、高密度および高モル質量ポリエチレン(HDPE−HMW)、高密度および超高モル質量ポリエチレン(HDPE−UHMW)、中密度ポリエチレン(MDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、分枝状低密度ポリエチレン(VLDPE)、ならびにその混合物である。
好ましくは、ポリマーはモノオレフィンおよびジオレフィンの相互間でのまたは別のビニルモノマーとのコポリマー、例えばエチレン・プロピレンコポリマー、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)およびその低密度ポリエチレン(LDPE)との混和物、プロピレン・ブテン−1コポリマー、プロピレン・イソブチレンコポリマー、エチレン・ブテン−1コポリマー、エチレン・ヘキセンコポリマー、エチレン・メチルペンテンコポリマー、エチレン・ヘプテンコポリマー、エチレン・オクテンコポリマー、プロピレン・ブタジエンコポリマー、イソブチレン・イソプレンコポリマー、エチレン・アルキルアクリラートコポリマー、エチレン・アルキルメタクリラートコポリマー、エチレン・ビニルアセタートコポリマーおよびその一酸化炭素とのコポリマー、またはエチレン・アクリル酸コポリマーおよびその塩(アイオノマー)、ならびにエチレンのプロピレンおよびジエン、例えばヘキサジエン、ジシクロペンタジエン、もしくはエチリデンノルボルネンとのターポリマーであり、さらにこれらコポリマーの相互間での混和物、例えばポリプロピレン/エチレン・プロピレンコポリマー、LDPE/エチレン・ビニルアセタートコポリマー、LDPE/エチレン・アクリル酸コポリマー、LLDPE/エチレン・ビニルアセタートコポリマー、LLDPE/エチレン・アクリル酸コポリマー、および交互またはランダムに構成されたポリアルキレン/一酸化炭素コポリマー、ならびにその例えばポリアミドのような別のポリマーとの混合物である。
好ましくは、ポリマーは炭化水素樹脂(例えばC〜C)およびその水素化変性体(例えば接着性付与樹脂)ならびにポリアルキレンとデンプンの混和物である。
好ましくは、ポリマーはポリスチレン(Polystyrol(登録商標)143E(BASF)、ポリ(p−メチルスチレン)、ポリ(α−メチルスチレン))である。
好ましくは、ポリマーはスチレンまたはα−メチルスチレンとジエンまたはアクリル誘導体とのコポリマー、例えばスチレン・ブタジエン、スチレン・アクリロニトリル、スチレン・アルキルメタクリラート、スチレン・ブタジエン・アルキルアクリラートおよびアルキルメタクリラート、スチレン・無水マレイン酸、スチレン・アクリロニトリル・メチルアクリラートであり、スチレンコポリマーと、別のポリマー、例えばポリアクリラート、ジエンポリマー、またはエチレン・プロピレン・ジエンターポリマーとから成る高衝撃靱性混和物であり、かつスチレンのブロックコポリマー、例えばスチレン・ブタジエン・スチレン、スチレン・イソプレン・スチレン、スチレン・エチレン/ブチレン・スチレン、またはスチレン・エチレン/プロピレン・スチレンである。
好ましくは、ポリマーはスチレンまたはα−メチルスチレンのグラフトコポリマー、例えばポリブタジエンへのスチレン;ポリブタジエン・スチレンコポリマーまたはポリブタジエン・アクリロニトリルコポリマーへのスチレン;ポリブタジエンへのスチレンおよびアクリロニトリル(またはメタクリルニトリル);ポリブタジエンへのスチレン、アクリロニトリル、およびメチルメタクリラート;ポリブタジエンへのスチレンおよび無水マレイン酸;ポリブタジエンへのスチレン、アクリロニトリル、および無水マレイン酸またはマレイン酸イミド;ポリブタジエンへのスチレンおよびマレイン酸イミド;ポリブタジエンへのスチレンおよびアルキルアクリラートまたはアルキルメタクリラート;エチレン・プロピレン・ジエンターポリマーへのスチレンおよびアクリロニトリル;ポリアルキルアクリラートまたはポリアルキルメタクリラートへのスチレンおよびアクリロニトリル;アクリラート・ブタジエンコポリマーへのスチレンおよびアクリロニトリル;ならびにその混和物であり、これらは例えばいわゆるABSポリマー、MBSポリマー、ASAポリマー、またはAESポリマーとして知られている。
好ましくは、ポリマーはハロゲン含有ポリマー、例えばポリクロロプレン、クロロゴム、塩素化および臭素化されたイソブチレン・イソプレンコポリマー(ハロブチルゴム)、塩素化またはクロロスルホン化されたポリエチレン、エチレンおよび塩素化エチレンのコポリマー、エピクロロヒドリンホモポリマーおよびエピクロロヒドリンコポリマーであり、とりわけハロゲン含有ビニル化合物から成るポリマー、例えばポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、およびそのコポリマー、例えば塩化ビニル・塩化ビニリデン、塩化ビニル・酢酸ビニル、または塩化ビニリデン・酢酸ビニルである。
好ましくは、ポリマーはα−、β−不飽和酸およびその誘導体に由来するポリマー、例えばポリアクリラートおよびポリメタクリラートであり、ブチルアクリラートにより耐衝撃性に改良されたポリメチルメタクリラート、ポリアクリルアミド、およびポリアクリロニトリル、ならびに挙げたモノマーの相互間でのまたは別の不飽和モノマーとのコポリマー、例えばアクリロニトリル・ブタジエンコポリマー、アクリロニトリル・アルキルアクリラートコポリマー、アクリロニトリル・アルコキシアルキルアクリラートコポリマー、アクリロニトリル・ハロゲン化ビニルコポリマー、またはアクリロニトリル・アルキルメタクリラート・ブタジエンターポリマーである。
好ましくは、ポリマーは不飽和アルコールおよびアミンもしくはそのアシル誘導体またはアセタールに由来するポリマーであり、例えばポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリステアリン酸ビニル、ポリ安息香酸ビニル、ポリマレイン酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリフタル酸アリル、ポリアリルメラミンであり、かつそのオレフィンとのコポリマーである。
好ましくは、ポリマーは環状エーテルのホモポリマーおよびコポリマーであり、例えばポリアルキレングリコール、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、またはそのビスグリシジルエーテルとのコポリマーである。
好ましくは、ポリマーはポリアセタール、例えばポリオキシメチレン、および例えばエチレンオキシドのようなコモノマーを含有するポリオキシメチレンであり、熱可塑性のポリウレタン、アクリラート、またはMBSで改質されたポリアセタールである。
好ましくは、ポリマーはポリフェニレンオキシドおよびポリフェニレンスルフィド、ならびにそのスチレンポリマーまたはポリアミドとの混合物である。
好ましくは、ポリマーは、一方では末端にヒドロキシル基を有するポリエーテル、ポリエステル、およびポリブタジエンに、他方では脂肪族または芳香族のポリイソシアナートに由来するポリウレタンであり、かつその前駆生成物である。
好ましくは、ポリマーはジアミンとジカルボン酸に、および/またはアミノカルボン酸もしくは対応するラクタムに由来するポリアミドおよびコポリアミドであり、例えばポリアミド2/12、ポリアミド4(ポリ−4−アミノ酪酸、Nylon(登録商標)4、DuPont社)、ポリアミド4/6(ポリ(テトラメチレンアジパミド)、ポリ(テトラメチレンアジピン酸ジアミド)、Nylon(登録商標)4/6、DuPont社)、ポリアミド6(ポリカプロラクタム、ポリ−6−アミノヘキサン酸、Nylon(登録商標)6、DuPont社、Akulon K122、DSM社;Zytel(登録商標)7301、DuPont社;Durethan(登録商標)B29、Bayer社)、ポリアミド6/6(ポリ(N,N’−ヘキサメチレンアジピンジアミド)、Nylon(登録商標)6/6、DuPont社、Zytel(登録商標)101、DuPont社;Durethan A30、Durethan(登録商標)AKV、Durethan(登録商標)AM、Bayer社;Ultramid(登録商標)A3、BASF社)、ポリアミド6/9(ポリ(ヘキサメチレンノナンジアミド)、Nylon(登録商標)6/9、DuPont社)、ポリアミド6/10(ポリ(ヘキサメチレンセバカミド)、Nylon(登録商標)6/10、DuPont社)、ポリアミド6/12(ポリ(ヘキサメチレンドデカンジアミド)、Nylon(登録商標)6/12、DuPont社)、ポリアミド6/66(ポリ(ヘキサメチレンアジパミド−co−カプロラクタム)、Nylon(登録商標)6/66、DuPont社)、ポリアミド7(ポリ−7−アミノヘプタン酸、Nylon(登録商標)7、DuPont社)、ポリアミド7,7(ポリヘプタメチレンピメラミド、Nylon(登録商標)7,7、DuPont社)、ポリアミド8(ポリ−8−アミノオクタン酸、Nylon(登録商標)8、DuPont社)、ポリアミド8,8(ポリオクタメチレンスベラミド、Nylon(登録商標)8,8、DuPont社)、ポリアミド9(ポリ−9−アミノノナン酸、Nylon(登録商標)9、DuPont社)、ポリアミド9,9(ポリノナメチレンアゼラミド、Nylon(登録商標)9,9、DuPont社)、ポリアミド10(ポリ−10−アミノデカン酸、Nylon(登録商標)10、DuPont社)、ポリアミド10,9(ポリ(デカメチレンアゼラミド)、Nylon(登録商標)10,9、DuPont社)、ポリアミド10,10(ポリデカメチレンセバカミド、Nylon(登録商標)10,10、DuPont社)、ポリアミド11(ポリ−11−アミノウンデカン酸、Nylon(登録商標)11、DuPont社)、ポリアミド12(ポリラウリルラクタム、Nylon(登録商標)12、DuPont社、Grillamid(登録商標)L20、Ems Chemie社)であり、m−キシレン、ジアミン、およびアジピン酸を出発点とする芳香族ポリアミドであり、ヘキサメチレンジアミンおよびイソフタル酸および/またはテレフタル酸(ポリヘキサメチレンイソフタルアミド、ポリヘキサメチレンテレフタルアミド)および場合によっては改質剤としてのエラストマーから製造されたポリアミド、例えばポリ−2,4,4−トリメチルヘキサメチレンテレフタルアミドまたはポリ−m−フェニレンイソフタルアミドであり、上述のポリアミドと、ポリオレフィン、オレフィンコポリマー、アイオノマー、または化学結合もしくはグラフトされたエラストマーとの、あるいはポリエーテル、例えばポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、またはポリテトラメチレングリコールとのブロックコポリマーであり、さらにEPDM(エチレン・プロピレン・ジエンゴム)またはABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)で改質されたポリアミドまたはコポリアミドであり、かつ加工中に縮合したポリアミド(「RIM・ポリアミド系」)である。
好ましくは、ポリマーはポリ尿素、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリエステルイミド、ポリヒダントインおよびポリベンズミダゾールである。
好ましくは、ポリマーはジカルボン酸とジアルコールに、および/またはヒドロキシカルボン酸もしくは対応するラクトンに由来するポリエステルであり、例えばポリエチレンテレフタラート、ポリブチレンテレフタラート(Celanex(登録商標)2500、Celanex(登録商標)2002、Celanese社;Ultradur(登録商標)、BASF社)、ポリ−1,4−ジメチロールシクロヘキサンテレフタラート、ポリヒドロキシベンゾアートであり、かつヒドロキシル末端基を有するポリエーテルに由来するブロックポリエーテルエステルであり、さらにポリカルボナートまたはMBSで改質されたポリエステルである。
好ましくは、ポリマーはポリカルボナートおよびポリエステルカルボナートである。
好ましくは、ポリマーはポリスルホン、ポリエーテルスルホン、およびポリエーテルケトンである。
好ましくは、ポリマーは、一方ではアルデヒドに、他方ではフェノール類、尿素、またはメラミンに由来する架橋されたポリマーであり、例えばフェノール・ホルムアルデヒド樹脂、尿素・ホルムアルデヒド樹脂、およびメラミン・ホルムアルデヒド樹脂である。
好ましくは、ポリマーは乾性および非乾性アルキド樹脂である。
好ましくは、ポリマーは、飽和および不飽和のジカルボン酸と多価アルコールのコポリエステルならびに架橋剤としてのビニル化合物に由来する不飽和ポリエステル樹脂、並びにそのハロゲン含有で難燃性の変性体である。
好ましくは、ポリマーは、置換されたアクリル酸エステルに、例えばエポキシアクリラート、ウレタンアクリラート、またはポリエステルアクリラートに由来する架橋可能なアクリル樹脂である。
好ましくは、ポリマーは、メラミン樹脂、尿素樹脂、イソシアナート、イソシアヌラート、ポリイソシアナート、またはエポキシ樹脂により架橋されているアルキド樹脂、ポリエステル樹脂、およびアクリラート樹脂である。
好ましくは、ポリマーは、脂肪族の、脂環式の、複素環式の、または芳香族のグリシジル化合物に由来する架橋されたエポキシ樹脂であり、例えばビスフェノール−A−ジグリシジルエーテル、ビスフェノール−F−ジグリシジルエーテルを、通常の硬化剤、例えば無水物またはアミンにより、促進剤ありまたはなしで架橋させた生成物である。
好ましくは、ポリマーは前述のポリマーの混和物(ポリブレンド)であり、例えばPP/EPDM(ポリプロピレン/エチレン・プロピレン・ジエンゴム)、ポリアミド/EPDMもしくはABS(ポリアミド/エチレン・プロピレン・ジエンゴムもしくはアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)、PVC/EVA(ポリ塩化ビニル/エチレンビニルアセタート)、PVC/ABS(ポリ塩化ビニル/アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)、PVC/MBS(ポリ塩化ビニル/メタクリラート・ブタジエン・スチレン)、PC/ABS(ポリカルボナート/アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)、PBTP/ABS(ポリブチレンテレフタラート/アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)、PC/ASA(ポリカルボナート/アクリルエステル・スチレン・アクリロニトリル)、PC/PBT(ポリカルボナート/ポリブチレンテレフタラート)、PVC/CPE(ポリ塩化ビニル/塩素化ポリエチレン)、PVC/アクリラート(ポリ塩化ビニル/アクリラート)、POM/熱可塑性PUR(ポリオキシメチレン/熱可塑性ポリウレタン)、PC/熱可塑性PUR(ポリカルボナート/熱可塑性ポリウレタン)、POM/アクリラート(ポリオキシメチレン/アクリラート)、POM/MBS(ポリオキシメチレン/メタクリラート・ブタジエン・スチレン)、PPO/HIPS(ポリフェニレンオキシド/高耐衝撃性ポリスチレン)、PPO/PA6.6(ポリフェニレンオキシド/ポリアミド6.6)およびコポリマー、PA/HDPE(ポリアミド/高密度ポリエチレン)、PA/PP(ポリアミド/ポリエチレン)、PA/PPO(ポリアミド/ポリフェニレンオキシド)、PBT/PC/ABS(ポリブチレンテレフタラート/ポリカルボナート/アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)、ならびに/またはPBT/PET/PC(ポリブチレンテレフタラート/ポリエチレンテレフタラート/ポリカルボナート)である。
ポリマーは、レーザーマーキング可能であり得る。
好ましくは、製造された成形材料は、規則的または不規則的な底面を備えた長方形の形状、サイコロ形状、直方体形状、クッション形状、プリズム形状である。
本発明を以下の例によって説明する。
難燃化ポリマー成形材料および難燃化ポリマー成形体の製造、加工、および試験。
防燃成分をポリマーペレットおよび場合によっては添加剤と混合し、二軸スクリュー押出機(Leistritz LSM(登録商標)30/34型)に230〜260℃(PBT−GV)または260〜280℃(PA66−GV)の温度で導入する。均質化したポリマーストランドを引き出し、水浴中で冷却し、続いてペレット状にした。
十分に乾燥させた後、成形材料を射出成形機(Aarburg Allrounder型)で、材料温度240〜270℃(PBT−GV)または260〜290℃(PA66−GV)で被検体へと加工した。UL94試験(Underwriter Laboratories)に基づき被検体を難燃性(防燃性)について試験し、分類する。
それぞれの混和物からできた被検体に関し、厚さ1.5mmの試料体で、燃焼性クラスUL94を決定した。
UL94に基づき、以下の燃焼性クラスが判明する。
V−0:10秒超の残炎なし、10回の接炎での残炎時間の合計が50秒以下、燃焼滴下物なし、試料の完全な燃え尽きなし、接炎終了から30秒超の試料の残じんなし。
V−1:接炎終了から30秒超の残炎なし、10回の接炎での残炎時間の合計が250秒以下、接炎終了から60秒超の試料の残じんなし、残りの基準はV−0の場合と同様。
V−2:燃焼滴下物による綿着火、残りの基準はV−1の場合と同様。
分類不能(nkl):燃焼性クラスV−2を満たしていない。
幾つかの調査した試料に関しては、さらにLOI値を測定した。LOI値(限界酸素指数)はISO4589に基づいて決定される。ISO4589に基づきLOIとは、酸素と窒素の混和物中でかろうじてプラスチックの燃焼が保たれる最小酸素濃度の体積パーセントに相当する。LOI値が高ければ高いほど、試験した材料はより発火しにくい。
LOI 23 燃焼可能
LOI 24〜28 限られた燃焼性
LOI 29〜35 難燃
LOI >36 特に難燃
使用した化学材料および略語
フェノールノボラック:Bakelite(登録商標)PF0790、Hexion社
開始剤:Vazo(登録商標)67、DuPont社
原理的には本発明による方法は、反応混和物が所定の反応条件下で、少なくとも12l/h、好ましくは少なくとも18l/hの比較的高いアセチレン流に曝されるように実施する。アセチレンが十分な転化まで反応溶液に導通され、十分な後反応時間が経過したらアセチレン供給を止め、それから不活性雰囲気、例えば窒素下で後処理を実施する。このために反応混合物を、好ましくは窒素で装置から追い出し、反応混合物の冷却後に、形成した固形物を吸引濾別し、窒素雰囲気下に溶剤で再分散し、洗浄し、そして数時間、真空乾燥庫中で80〜180℃で乾燥する。
例1 エチルホスフィン酸の製造
室温で、撹拌器および強力冷却器を備えた三口フラスコ内にテトラヒドロフラン5852gを仕込み、撹拌および窒素通気下で「脱気」し、すべてのさらなる反応は窒素下で実施する。それからトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム70mgおよび4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン95mgを添加してさらに15分間撹拌し、次いで水198g中のホスフィン酸198gを添加する。反応溶液を2lのBuechi反応器に移す。反応混合物を撹拌しながら、反応器に2.5barのエチレンを供給し、反応混合物を80℃に加熱する。56gのエチレンが取り込まれた後で室温に冷却し、遊離エチレンを燃焼によって排出させる。
この反応混合物から、回転蒸発器で最高60℃および350〜10mbarで、溶剤を取り除く。残留物に、VE(完全に脱塩した)水300gを混ぜ、室温の窒素雰囲気下で1時間撹拌する。生じた残留物を濾過し、濾過液をトルエン200mlで抽出する。水相から、回転蒸発器で最高60℃および250〜10mbarで、溶剤を取り除く。
31P−NMR(DO、カップリング):多重線の二重線、36.7ppm;エチルホスフィン酸
例2
(例1に従い製造された)エチルホスフィン酸0.5molを溶剤としてのブタノール中に入れ、撹拌しながら窒素ガス流を用いて30分間不活化させ、80℃に加熱する。反応溶液にアセチレンを18l/hで通し、開始剤0.2mol%を3時間にわたって計量添加し、再び幾らか後反応させる。その後、アセチレンを窒素で装置から追い出す。反応混合物を冷却した後、形成された固体を吸引濾別し、アセトンにより再び分散させ、洗浄し、それから100℃の真空乾燥庫内で4時間乾燥させる。65%の収率で、エチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)(99.9重量%)およびジエチルホスフィン酸(0.1重量%)からなる混合物34.8gが得られる。
例3
(例1に従い製造した)エチルホスフィン酸0.5molをn−ブタノール中に入れ、撹拌しながら30分間、窒素ガス流で不活化させ、85℃に加熱する。反応溶液にアセチレンを20l/hで通し、開始剤0.2mol%を2.5時間にわたって計量添加する。30分間の後反応時間の後、アセチレン供給を止め、アセチレンを窒素で装置から追い出す。反応混合物を冷却した後、形成された固体を吸引濾別し、アセトン75gにより再び分散させ、洗浄し、それから100℃の真空乾燥庫内で4時間乾燥させる。
収率65%で、エチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)(98重量%)およびジエチルホスフィン酸(2重量%)から成る混合物34.9gが得られる。
例4
(例1に従い製造した)エチルホスフィン酸0.5molを溶剤としてのn−ブタノール中に入れ、撹拌しながら30分間、窒素ガス流で不活化させ、90℃に加熱する。反応溶液にアセチレンを30l/hで通し、開始剤0.2mol%を2時間にわたって計量添加する。30分間の後反応時間の後、アセチレン供給を止め、アセチレンを窒素で装置から追い出す。反応混合物を冷却した後、形成された固体を吸引濾別し、75gのアセトンにより再び分散させ、洗浄し、それから100℃の真空乾燥庫内で4時間乾燥させる。
収率63%で、エチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)(90重量%)およびジエチルホスフィン酸(10重量%)から成る混合物34.2gが得られる。
例5
エチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)(99.9重量%)およびジエチルホスフィン酸(0.1重量%)からなる例2に従い合成された材料混合物に、純粋なジエチルホスフィン酸21.5gを加えて、エチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)60重量%およびジエチルホスフィン酸40重量%からなる混合物を得る。上記のジエチルホスフィン酸は、EP−B−1544205の例8に従い製造し、この際、そこのステップ“硫酸の添加”に従い蒸留して、純粋なジエチルホスフィン酸が得られるように、すなわちジエチルホスフィン酸の塩への転化が起きないようにする。
例6
エチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)(99.9重量%)およびジエチルホスフィン酸(0.1重量%)からなる例2に従い合成した材料混合物に、純粋なジエチルホスフィン酸34.8gを添加して、エチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)50重量%およびジエチルホスフィン酸50重量%からなる混合物を得る。上記のジエチルホスフィン酸は、EP−B−1544205の例8に従い製造し、この際、そこのステップ“硫酸の添加”に従い蒸留して、純粋なジエチルホスフィン酸が得られるように、すなわちジエチルホスフィン酸の塩への転化が起きないようにする。
ポリマー成形体の製造に関する一般的な指示
エポキシ樹脂の試料体の製造
リン変性エポキシ樹脂100部を、相応のOH当量のフェノール樹脂と混合し、150℃に加熱する。この場合、成分は液化する。均質な混和物が生じるまでゆっくり撹拌し、130℃に冷ます。それから2−フェニルイミダゾール0.03部を添加し、再び5〜10分間撹拌する。続いてこの調合物を温かいままシャーレに注ぎ、これを140℃で2時間および200℃で2時間硬化させる。
エポキシ樹脂のラミネートの製造
アセトン63部およびDowanol PM 27部の中に、リン変性エポキシ樹脂100部を加え、相応の量のフェノール樹脂と混ぜる。この調合物を30分間撹拌し、ここで2−フェニルイミダゾールを添加する。フェニルイミダゾールの量は、ゲル化時間が240秒間であるように選択するべきである。次いで、目的の粘度(フローカップ)を溶剤を更に加えて調節することができる。その後、余分な樹脂粒子を除去するため、調合物を400μmのこし器で濾過する。ここで、ガラス布(7628型、203g/m)を、布が完全に濡れるまで溶液中に浸す。試料を慎重に混和物から取り出し、余分な樹脂を除去する。続いてこの試料を段階的に、乾燥庫内で最高165℃の温度で短時間で硬化させて、溶剤を除去し、プレプレグを予備架橋する。このプレプレグのゲル化時間は監視すべきである。8つのプレプレグを積層し、そして加熱プレス内で硬化させる。硬化したラミネートの樹脂割合は30〜50%である。
製造された成形体、すなわちラミネートから、ASTM E831−06に基づいて熱膨張を決定する。
例7(比較)
ポリマー成形体の製造に関する一般な指示に従って、ビスフェノール−A樹脂100%でラミネートを製造する。
例8
純粋なエチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)を、例2に従いそして次いで有機溶剤で生成物を洗浄して得る。
その後、ポリマー成形体の製造に関する一般的な指示に従って、硬化剤および触媒を含むビスフェノール−A樹脂90重量%ならびにエチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)10重量%の組成で、成形体を製造する。
例9
先ず、ジエチルホスフィン酸を、EP−B−1544205の例8に従い製造し、この際、硫酸を添加した後に蒸留して、純粋なジエチルホスフィン酸を得る。
その後、ポリマー成形体の製造に関する一般的な指示に従って、硬化剤および触媒を含むビスフェノール−A樹脂90重量%ならびにジエチルホスフィン酸10重量%の組成で、成形体を製造する。
例10
ポリマー成形体の製造に関する一般的な指示に従って、硬化剤および触媒を含むビスフェノール−A樹脂90重量%ならびに例2に従うエチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)およびジエチルホスフィン酸から成る本発明による混合物10重量%の組成で、成形体を製造する。
例11
ポリマー成形体の製造に関する一般的な指示に従って、硬化剤および触媒を含むビスフェノール−A樹脂90重量%ならびに例3に従うエチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)およびジエチルホスフィン酸から成る本発明による混合物10重量%の組成で、成形体を製造する。
例12
ポリマー成形体の製造に関する一般的な指示に従って、硬化剤および触媒を含むビスフェノール−A樹脂90重量%ならびに例4に基づく本発明によるエチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)とジエチルホスフィン酸から成る混合物10重量%の組成で、成形体を製造する。
例13
ポリマー成形体の製造に関する一般的な指示に従って、硬化剤および触媒を含むビスフェノール−A樹脂90重量%ならびに例5に従う本発明によるエチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)とジエチルホスフィン酸から成る混合物10重量%の組成で、成形体を製造する。
例14
ポリマー成形体の製造に関する一般的な指示に従って、硬化剤および触媒を含むビスフェノール−A樹脂90重量%ならびに例6に従う本発明によるエチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)とジエチルホスフィン酸から成る混合物10重量%の組成で、成形体を製造する。
Figure 2015509910
混ぜ物のないラミネート(例7)と比べ、本発明によるエチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)とジエチルホスフィン酸から成る混合物を含むラミネートの値は低下しており、つまり熱膨張は非常に小さい。ジエチルホスフィン酸の割合の上昇がさらなる改善をもたらしている。
従来技術(例7)と比較して、本発明の混合物は、熱膨張係数についてより小さな値を示し、すなわち本発明の製品は、製造された成形体のより小さな膨張をもたらし、それゆえ寸法安定性についての要件を満たす。
例15
ポリエステルベースのポリマー成形体の製造
a)リン変性ポリエチレンテレフタラートの製造
ジメチルテレフタラート1000gを、エチレングリコール720mlおよびMn(OCOCH・4HO230mgにより、170〜220℃の温度の窒素雰囲気下でエステル交換する。メタノールの分離後、例4からの本発明による混合物17.2gを220℃で添加し、それからSb350mgを添加した後、反応容器をさらに250℃に加熱し、同時に真空にする。重合は、0.2mmHgおよび287℃で2時間以内で行われる。得られた生成物は、融点が240〜244℃で、リン含有率が0.5%であり、ペレットとして存在している。
b)プラスチックの成形体の製造
こうして得られたポリマーペレットを、場合によっては添加剤と混合し、二軸スクリュー押出機(Leistritz LSM 30/34型)で250〜290℃(PET−GV)の温度で配合する。均質化したポリマーストランドを引き出し、水浴中で冷却し、続いてペレット状にした。
十分に乾燥した後、成形材料を射出成形機(Aarburg Allrounder型)で、材料温度250〜300℃(PET−GV)で被検体へと加工した。
厚さ1.6mmの被検体で、燃焼性クラスUL94およびLOIを決定した。厚さ1.6mmの成形体は、V−0およびLOI28%である。

Claims (22)

  1. 少なくとも1種の式(I)のジホスフィン酸
    Figure 2015509910
    [式中、
    、Rは、同じかまたは異なっており、互いに独立して、H、C〜C18アルキル、C〜C18アルケニル、C〜C18アリール、C〜C18アルキルアリールを意味し、
    は、C〜C18アルキル、C〜C18アルケニル、C〜C18アリール、C〜C18アルキルアリールを意味する]と、
    少なくとも1種の式(II)のジアルキルホスフィン酸
    Figure 2015509910
    [式中、
    、Rは、同じかまたは異なっており、互いに独立して、C〜C18アルキル、C〜C18アルケニル、C〜C18アリール、および/またはC〜C18アルキルアリールを意味する]と
    の混合物。
  2. 、Rは、同じまたは異なっており、H、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、n−ヘキシル、イソヘキシル、および/またはフェニルを意味しており、R、Rは、同じまたは異なっており、R、Rとは独立して、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、n−ヘキシル、イソヘキシルおよび/またはフェニルを意味し、そしてRは、エチレン、ブチレン、ヘキシレンまたはオクチレンを意味することを特徴とする、請求項1に記載の混合物。
  3. 、R、R及びRが、同じまたは異なっており、そしてエチル及び/またはブチルを意味し、そしてRが、エチレンまたはブチレンを意味することを特徴とする、請求項1または2に記載の混合物。
  4. 式(I)のジアルキルホスフィン酸を0.1〜99.9重量%および式(II)のジアルキルホスフィン酸を99.9〜0.1重量%含有していることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一つに記載の混合物。
  5. 式(I)のジホスフィン酸を60〜99.9重量%および式(II)のジアルキルホスフィン酸を40〜0.1重量%含有していることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一つに記載の混合物。
  6. 式(I)のジホスフィン酸を80〜99.9重量%および式(II)のジアルキルホスフィン酸を20〜0.1重量%含有していることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一つに記載の混合物。
  7. 式(I)のジホスフィン酸を90〜99.9重量%および式(II)のジアルキルホスフィン酸を10〜0.1重量%含有していることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一つに記載の混合物。
  8. 式(I)のジホスフィン酸を95〜99.9重量%および式(II)のジアルキルホスフィン酸を5〜0.1重量%含有していることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一つに記載の混合物。
  9. 式(I)のジホスフィン酸を98〜99.9重量%および式(II)のジアルキルホスフィン酸を2〜0.1重量%含有していることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一つに記載の混合物。
  10. ジホスフィン酸が、エチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)、エチレン−1,2−ビス(プロピルホスフィン酸)、エチレン−1,2−ビス(ブチルホスフィン酸)、エチレン−1,2−ビス(ペンチルホスフィン酸)、エチレン−1,2−ビス(ヘキシルホスフィン酸)、ブタン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)、ブタン−1,2−ビス(プロピルホスフィン酸)、ブタン−1,2−ビス(ブチルホスフィン酸)、ブタン−1,2−ビス(ペンチルホスフィン酸)、ブタン−1,2−ビス(ヘキシルホスフィン酸)、ヘキサン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)、ヘキサン−1,2−ビス(プロピルホスフィン酸)、ヘキサン−1,2−ビス(ブチルホスフィン酸)、ヘキサン−1,2−ビス(ペンチルホスフィン酸)またはヘキサン−1,2−ビス(ヘキシルホスフィン酸)であり、ジアルキルホスフィン酸が、ジエチルホスフィン酸、ジプロピルホスフィン酸、ジブチルホスフィン酸、ジペンチルホスフィン酸またはジヘキシルホスフィン酸であることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一つに記載の混合物。
  11. エチレン−1,2−ビス(エチルホスフィン酸)を98〜99.9重量%およびジエチルホスフィン酸を2〜0.1重量%含有していることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一つに記載の混合物。
  12. さらに少なくとも1種の相乗剤を含有しており、前記相乗剤が、
    窒素含有化合物、例えばメレム、メラム、メロン、ホウ酸メラミン、シアヌル酸メラミン、リン酸メラミン、リン酸ジメラミン、三リン酸ペンタメラミン、二リン酸トリメラミン、三リン酸テトラキスメラミン、五リン酸ヘキサキスメラミン、二リン酸メラミン、四リン酸メラミン、ピロリン酸メラミン、ポリリン酸メラミン、ポリリン酸メラム、ポリリン酸メレム、および/またはポリリン酸メロン、
    アルミニウム化合物、例えば水酸化アルミニウム、ハロイサイト、サファイア製品、ベーマイト、ナノベーマイト、
    マグネシウム化合物、例えば水酸化マグネシウム、
    スズ化合物、例えば酸化スズ、
    アンチモン化合物、例えば酸化アンチモン、
    亜鉛化合物、例えば酸化亜鉛、水酸化亜鉛、酸化亜鉛水和物、炭酸亜鉛、スズ酸亜鉛、ヒドロキシスズ酸亜鉛、ケイ酸亜鉛、リン酸亜鉛、ホウリン酸亜鉛、ホウ酸亜鉛、および/またはモリブデン酸亜鉛、
    ケイ素化合物、例えばケイ酸塩および/またはシリコーン、
    リン化合物、例えばホスフィン酸およびその塩、ホスホン酸およびその塩、ならびに/またはホスフィンオキシド、ホスファゼンおよび/もしくは(ピロ)リン酸ピペラジン類、
    カルボジイミド、ピペラジン類、(ポリ)イソシアナート、スチレン・アクリルポリマー、および/またはカルビニルビスカプロラクタム、
    トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌラートと芳香族ポリカルビン酸のオリゴマーエステル、またはベンゾグアナミン、アセトグアナミン、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌラート、アラントイン、グリコウリル、シアヌラート、シアヌラート・エポキシド化合物、シアヌル酸尿素、ジシアンアミド、グアニジン、リン酸グアニジン、および/もしくは硫酸グアニジンの群からの窒素含有化合物
    を含むことを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一つに記載の混合物。
  13. 請求項1〜11のいずれか一つに記載の少なくとも1種の式(I)のジホスフィン酸と少なくとも1種の式(II)のジアルキルホスフィン酸の混合物を99〜1重量%および相乗剤を1〜99重量%含有していることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか一つに記載の混合物。
  14. ホスフィン酸源とアルキンとを開始剤の存在下で反応させることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一つに記載の混合物の製造方法。
  15. ホスフィン酸源がエチルホスフィン酸であり、アルキンがアセチレン、メチルアセチレン、1−ブチン、1−ヘキシン、2−ヘキシン、1−オクチン、4−オクチン、1−ブチン−4−オール、2−ブチン−1−オール、3−ブチン−1−オール、5−ヘキシン1−オール、1−オクチン−3−オール、1−ペンチン、フェニルアセチレン、トリメチルシリルアセチレン、および/またはジフェニルアセチレンであり、開始剤が、窒素−窒素結合または酸素−酸素結合を有するラジカル開始剤であり、そして反応温度が50〜150℃であることを特徴とする、請求項14に記載の方法。
  16. ラジカル開始剤が、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩、2,2’−アゾビス(N,N’−ジメチレンイソブチルアミジン)二塩酸塩、アゾビス(イソブチロニトリル)、4,4’アゾビス(4−シアノペンタン酸)、および/もしくは2,2’アゾビス(2−メチルブチロニトリル)であり、または過酸化水素、ペルオキソ二硫酸アンモニウム、ペルオキソ二硫酸カリウム、ジベンゾイルペルオキシド、ジ−tert−ブチルペルオキシド、過酢酸、ジイソブチリルペルオキシド、クメンペルオキシネオデカノアート、tert−ブチルペルオキシネオデカノアート、tert−ブチルペルオキシピバラート、tert−アミルペルオキシピバラート、ジプロピルペルオキシジカルボナート、ジブチルペルオキシジカルボナート、ジミリスチルペルオキシジカルボナート、ジラウロイルペルオキシド、1,1,3,3−テトラメチルブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノアート、tert−アミルペルオキシ−2−エチルヘキシルカルボナート、tert−ブチルペルオキシイソブチラート、1,1−ジ−(tert−ブチルペルオキシ)シクロヘキサン、tert−ブチルペルオキシベンゾアート、tert−ブチルペルオキシアセタート、tert−ブチルペルオキシジエチルアセタート、tert−ブチルペルオキシイソプロピルカルボナート、2,2−ジ−(tert−ブチルペルオキシ)ブタン、tert−アミルヒドロペルオキシド、および/もしくは2,5−ジメチル−2,5−ジ−(tert−ブチルペルオキシ)ヘキサンであることを特徴とする、請求項14または15に記載の方法。
  17. 溶剤が、直鎖状もしくは分枝状のアルカン、アルキル置換された芳香族溶剤、水と不混和性もしくは部分的にのみ混和性のアルコールもしくはエーテル、水、および/または酢酸であることを特徴とする、請求項14〜16のいずれか一つに記載の方法。
  18. アルコールが、メタノール、プロパノール、i−ブタノール、および/もしくはn−ブタノール、またはこれらアルコールと水の混和物であることを特徴とする、請求項17に記載の方法。
  19. 他の合成用の中間体、結合剤、エポキシ樹脂、ポリウレタンおよび不飽和ポリエステル樹脂の硬化時の架橋剤または促進剤、ポリマー安定剤、植物保護剤、金属イオン封鎖剤、鉱油用添加剤、腐食防止剤としての、または洗濯洗剤および洗浄剤の用途ならびに電子機器の用途における、請求項1〜11のいずれか一つに記載の混合物の使用。
  20. 難燃剤、とりわけ透明塗料および発泡性防炎塗料用の難燃剤、木材およびその他のセルロース含有製品用の難燃剤、ポリマー用の反応性および/もしくは非反応性難燃剤としての、または難燃化ポリマー成形材料の製造のための、難燃化ポリマー成形体の製造のための、ならびに/またはポリエステルとセルロース単一布およびセルロース混紡布の含浸による難燃加工をするための、ならびに相乗剤としての、請求項1〜13のいずれか一つに記載の混合物の使用。
  21. 請求項1〜13のいずれか一つに記載の混合物を0.5〜50重量%、熱可塑性もしくは熱硬化性のポリマーまたはこれらの混和物を50〜99.5重量%、添加剤を0〜55重量%、および充填剤または強化材料を0〜55重量%含有しており、前記成分の合計が100重量%になる、難燃化された熱可塑性または熱硬化性のポリマー成形材料、ポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマー糸、およびポリマー繊維。
  22. 請求項1〜13のいずれか一つに記載の混合物を2〜30重量%、熱可塑性もしくは熱硬化性のポリマーまたはこれらの混和物を60〜94重量%、添加剤を2〜30重量%、および充填剤または強化材料を2〜30重量%含有しており、前記成分の合計が100重量%になる、難燃化された熱可塑性または熱硬化性のポリマー成形材料、ポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマー糸、およびポリマー繊維。
JP2014546350A 2011-12-16 2012-12-08 ジホスフィン酸とジアルキルホスフィン酸との混合物、その製造方法、およびその使用 Active JP6089043B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102011121503.8 2011-12-16
DE102011121503A DE102011121503A1 (de) 2011-12-16 2011-12-16 Gemische von Dioshinsäuren und Dialkylphosphinsäuren, ein Verfahren zu deren Herstellung und ihre Verwendung
PCT/EP2012/005078 WO2013087179A1 (de) 2011-12-16 2012-12-08 Gemische von diphosphinsäuren und dialkylphosphinsäuren, ein verfahren zu deren herstellung und ihre verwendung

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015509910A true JP2015509910A (ja) 2015-04-02
JP6089043B2 JP6089043B2 (ja) 2017-03-01

Family

ID=47501055

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014546350A Active JP6089043B2 (ja) 2011-12-16 2012-12-08 ジホスフィン酸とジアルキルホスフィン酸との混合物、その製造方法、およびその使用

Country Status (12)

Country Link
US (2) US20150005421A1 (ja)
EP (1) EP2791152B1 (ja)
JP (1) JP6089043B2 (ja)
KR (1) KR20140107450A (ja)
CN (1) CN104093727B (ja)
BR (1) BR112014014148A2 (ja)
DE (1) DE102011121503A1 (ja)
ES (1) ES2710017T3 (ja)
HK (1) HK1198765A1 (ja)
SG (1) SG11201403119TA (ja)
TW (1) TWI614263B (ja)
WO (1) WO2013087179A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190026871A (ko) * 2016-07-11 2019-03-13 아르끄마 프랑스 인 기반 첨가제를 포함하는 액체 조성물, 이의 용도, 및 조성물의 중합 이후 수득된 재료 또는 조성물
JP7137738B1 (ja) 2021-06-08 2022-09-15 邱隆安 防火、防爆と断熱の性能を有する組成物及びその製造方法

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011120200A1 (de) 2011-12-05 2013-06-06 Clariant International Ltd. Flammschutzmittel-Mischungen enthaltend Flammschutzmittel und Aluminiumphosphite, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung
DE102011120190A1 (de) 2011-12-05 2013-06-06 Clariant International Limited Mischungen von Aluminium-Hydrogenphosphiten mit Aluminiumsalzen, Verfahren zu ihrer Herstellung sowie ihre Verwendung
DE102011120191A1 (de) 2011-12-05 2013-06-06 Clariant International Ltd. Mischungen von Aluminiumphosphit mit schwerlöslichen Aluminiumsalzen und Fremdionen, Verfahren zu ihrer Herstellung sowie ihre Verwendung
DE102011120218A1 (de) 2011-12-05 2013-06-06 Clariant International Ltd. Alkali-Aliminium-Mischphosphite, Verfahren zur ihrer Herstellung sowie deren Verwendung
DE102011121591A1 (de) 2011-12-16 2013-06-20 Clariant International Ltd. Gemische aus Dialkylphosphinsäuren und Alkylphosphonsäuren, ein Verfahren zu deren Herstellung und ihre Verwendung
DE102011121900A1 (de) 2011-12-21 2013-06-27 Clariant International Ltd. Gemische von mindestens einer Dialkylphosphinsäure mit mindestens einer anderen, davon unterschiedlichen Dialkylphosphinsäure, Verfahren zu deren Herstellung und ihre Verwendung
DE102014001222A1 (de) 2014-01-29 2015-07-30 Clariant lnternational Ltd Halogenfreie feste Flammschutzmittelmischung und ihre Verwendung
DE102016213281A1 (de) * 2016-07-20 2018-01-25 Clariant Plastics & Coatings Ltd Flammschutzmittelmischungen, ihre Herstellung und ihre Verwendung
KR102573165B1 (ko) * 2017-09-07 2023-09-01 가부시키가이샤 아데카 조성물 및 난연성 수지 조성물
CN109267345A (zh) * 2018-09-17 2019-01-25 张家港市万能氨纶制品有限公司 一种防火氨纶丝
CN112194822B (zh) * 2020-08-12 2021-12-21 天津科技大学 一种含磷阻燃剂、制备方法、改性环氧树脂

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09235465A (ja) * 1996-02-29 1997-09-09 Hoechst Ag 低燃焼性ポリアミド成形材料
JP2002308891A (ja) * 2000-12-23 2002-10-23 Clariant Gmbh エタンビス(メチルホスフィン)酸の製造方法
WO2004014993A2 (fr) * 2002-08-13 2004-02-19 Rhodia Engineering Plastics S.R.L. Composition a base de polyamide branche ignifugee
WO2006090751A1 (ja) * 2005-02-23 2006-08-31 Polyplastics Co., Ltd. 難燃性樹脂組成物
JP2010533133A (ja) * 2007-07-13 2010-10-21 クラリアント・ファイナンス・(ビーブイアイ)・リミテッド アルキル亜ホスホン酸、アルキル亜ホスホン酸塩及びアルキル亜ホスホン酸エステル、それらの製造方法及び使用
JP2011516649A (ja) * 2008-04-03 2011-05-26 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア ホスフィン酸化合物によるポリエステルの固相重合方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10065051A1 (de) * 2000-12-23 2002-07-04 Clariant Gmbh Verfahren zur Herstellung von Ethanbis(alkylphosphinsäuren)
DE10359815A1 (de) 2003-12-19 2005-07-28 Clariant Gmbh Verfahren zur Herstellung von Dialkylphosphinsäure-Salzen
US7886738B2 (en) * 2004-10-28 2011-02-15 Kelly Walker Apparatus for delivery of an aerosolized medication to an infant
CN101218305B (zh) * 2005-07-08 2011-03-23 宝理塑料株式会社 阻燃性树脂组合物
WO2010069545A2 (de) * 2008-12-18 2010-06-24 Clariant International Ltd Verfahren zur herstellung von ethylendialkylphosphinsäuren, -estern und -salzen mittels acetylen und ihre verwendung

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09235465A (ja) * 1996-02-29 1997-09-09 Hoechst Ag 低燃焼性ポリアミド成形材料
JP2002308891A (ja) * 2000-12-23 2002-10-23 Clariant Gmbh エタンビス(メチルホスフィン)酸の製造方法
WO2004014993A2 (fr) * 2002-08-13 2004-02-19 Rhodia Engineering Plastics S.R.L. Composition a base de polyamide branche ignifugee
WO2006090751A1 (ja) * 2005-02-23 2006-08-31 Polyplastics Co., Ltd. 難燃性樹脂組成物
JP2010533133A (ja) * 2007-07-13 2010-10-21 クラリアント・ファイナンス・(ビーブイアイ)・リミテッド アルキル亜ホスホン酸、アルキル亜ホスホン酸塩及びアルキル亜ホスホン酸エステル、それらの製造方法及び使用
JP2011516649A (ja) * 2008-04-03 2011-05-26 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア ホスフィン酸化合物によるポリエステルの固相重合方法

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JOURNAL OF GENERAL CHEMISTRY OF THE USSR, vol. 56(4), JPN6016035942, 1986, pages 680 - 688, ISSN: 0003400950 *
JOURNAL OF THE AMERICAN CHEMICAL SOCIETY, vol. 82(2), JPN6016035940, 1960, pages 423 - 426, ISSN: 0003400949 *

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190026871A (ko) * 2016-07-11 2019-03-13 아르끄마 프랑스 인 기반 첨가제를 포함하는 액체 조성물, 이의 용도, 및 조성물의 중합 이후 수득된 재료 또는 조성물
JP2019522091A (ja) * 2016-07-11 2019-08-08 アルケマ フランス リン系添加剤を含む液体組成物、その使用、及び組成物の重合後に得られる材料又は組成物
JP2022068173A (ja) * 2016-07-11 2022-05-09 アルケマ フランス リン系添加剤を含む液体組成物、その使用、及び組成物の重合後に得られる材料又は組成物
KR102428178B1 (ko) * 2016-07-11 2022-08-01 아르끄마 프랑스 인 기반 첨가제를 포함하는 액체 조성물, 이의 용도, 및 조성물의 중합 이후 수득된 재료 또는 조성물
JP7401573B2 (ja) 2016-07-11 2023-12-19 アルケマ フランス リン系添加剤を含む液体組成物、その使用、及び組成物の重合後に得られる材料又は組成物
JP7137738B1 (ja) 2021-06-08 2022-09-15 邱隆安 防火、防爆と断熱の性能を有する組成物及びその製造方法
JP2022187793A (ja) * 2021-06-08 2022-12-20 邱隆安 防火、防爆と断熱の性能を有する組成物及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
BR112014014148A2 (pt) 2017-06-13
TW201335170A (zh) 2013-09-01
US20150005421A1 (en) 2015-01-01
HK1198765A1 (en) 2015-06-05
WO2013087179A1 (de) 2013-06-20
EP2791152B1 (de) 2018-11-07
EP2791152A1 (de) 2014-10-22
CN104093727B (zh) 2016-11-09
KR20140107450A (ko) 2014-09-04
US20170313942A1 (en) 2017-11-02
DE102011121503A1 (de) 2013-06-20
CN104093727A (zh) 2014-10-08
SG11201403119TA (en) 2014-09-26
ES2710017T3 (es) 2019-04-22
JP6089043B2 (ja) 2017-03-01
TWI614263B (zh) 2018-02-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6089043B2 (ja) ジホスフィン酸とジアルキルホスフィン酸との混合物、その製造方法、およびその使用
JP6126124B2 (ja) ジアルキルホスフィン酸とアルキルホスホン酸との混合物、それの製造方法およびそれの使用
JP6391094B2 (ja) 少なくとも1種のジアルキルホスフィン酸と、それとは異なる他の少なくとも1種のジアルキルホスフィン酸との混和物、それの製造方法及び使用
JP6126122B2 (ja) ジホスフィン酸とアルキルホスフィン酸の混和物、その製造方法、およびその使用
JP6126123B2 (ja) ジホスフィン酸とアルキルホスホン酸の混和物、その製造方法、およびその使用

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160914

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20161212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6089043

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250