JP6126124B2 - ジアルキルホスフィン酸とアルキルホスホン酸との混合物、それの製造方法およびそれの使用 - Google Patents

ジアルキルホスフィン酸とアルキルホスホン酸との混合物、それの製造方法およびそれの使用 Download PDF

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Description

本発明は、少なくとも1種のジアルキルホスフィン酸と少なくとも一種のアルキルホスホン酸との混合物、それの製造方法およびそれの使用に関する。
様々な機器、例えばコンピュータ、カメラ、携帯電話、LCDディスプレイ、TFTディスプレイ、およびその他の電子機器においてますます使用が増えているプリント基板を製造する際には、様々な材料、とりわけプラスチックが用いられる。このプラスチックに属するのは、なかでも熱硬化性材料、ガラス繊維強化熱硬化性材料、および熱可塑性材料である。エポキシ樹脂が、その優れた特性の故に非常に頻繁に利用されている。
対応する規格(IPC−4101、リジッドおよび多層プリント基板のための基材に関する仕様書)に基づき、これらのプリント基板は難燃加工または耐炎加工されなければならない。
プリント基板を製造する際にはプリント基板の熱膨張が問題になる。プリント基板の電子機器製造の条件は、プリント基板が損傷または変形なく高い熱負荷に耐えることを要求している。プリント基板上への導体路の敷設(鉛フリーのはんだ付け)は、最高で約260℃の温度で行われる。
したがって、プリント基板が熱ストレス下で歪まず、かつ製品が寸法安定性を維持することが重要である。
殊に、熱膨張は既にプリプレグ(予備含浸繊維を意味するpreimpregnated fibresの短縮形)およびラミネートの際にも重要である。なぜならプリプレグおよびラミネートはプリント基板の未加工形態つまり前段階だからである。
したがって、優良で寸法安定性の製品(完成したプリント基板)を得るには、被検体の熱膨張を最小化することが肝要である。
それ故、本発明の課題は、プリプレグ、プリント基板、およびラミネートのためのプラスチックを、仮に熱膨張するとしても非常に僅かにしか熱膨張せず、寸法安定性が満たされるように加工することである。
この課題は、少なくとも1種の式(I)のジアルキルホスフィン酸
Figure 0006126124
[式中、
、Rは、同じかまたは異なっており、互いに独立して、C〜C18アルキル、C〜C18アルケニル、C〜C18アリール、C〜C18アルキルアリールを意味する]と、
少なくとも1種の式(II)のアルキルホスホン酸
Figure 0006126124
[式中、
は、C〜C18アルキル、C〜C18アルケニル、C〜C18アリール、またはC〜C18アルキルアリールを意味する]と
の混合物によって解決される。
好ましくは、R及びRは、同じまたは異なっており、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、n−ヘキシル、イソヘキシル、および/またはフェニルを意味しており、Rは、[R及びRとは独立して]メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、n−ヘキシル、イソヘキシルおよび/またはフェニルを意味する。
好ましくは、混合物は式(I)のジアルキルホスフィン酸を0.1〜99.9重量%および式(II)のアルキルホスホン酸を99.9〜0.1重量%含有している。
特に好ましくは、混合物は式(I)のジアルキルホスフィン酸を40〜99.9重量%および式(II)のアルキルホスホン酸を60〜0.1重量%含有している。
特に、混合物は、式(I)のジアルキルホスフィン酸を60〜99.9重量%および式(II)のアルキルホスホン酸を40〜0.1重量%含有している。
とりわけ、混合物は式(I)のジアルキルホスフィン酸を80〜99.9重量%および式(II)のアルキルホスホン酸を20〜0.1重量%含有している。
式(I)のジアルキルホスフィン酸を90〜99.9重量%および式(II)のアルキルホスホン酸を10〜0.1重量%含有している混合物も同様に好ましい。
式(I)のジアルキルホスフィン酸を95〜99.9重量%および式(II)のアルキルホスホン酸を5〜0.1重量%含有している混合物が特に好ましい。
式(I)のジアルキルホスフィン酸を98〜99.9重量%および式(II)のアルキルホスホン酸を2〜0.1重量%含有している混合物が特に有利である。
好ましくは、ジアルキルホスフィン酸は、ジエチルホスフィン酸、エチル−プロピルホスフィン酸、エチル−ブチルホスフィン酸、エチル−ペンチルホスフィン酸、エチル−ヘキシルホスフィン酸、ジプロピルホスフィン酸、プロピル−ブチルホスフィン酸、プロピル−ペンチルホスフィン酸、プロピル−ヘキシルホスフィン酸、ジブチルホスフィン酸、ブチル−ペンチルホスフィン酸、ブチル−ヘキシルホスフィン酸、ジペンチルホスフィン酸、ペンチル−ヘキシルホスフィン酸および/またはジヘキシルホスフィン酸であり; そしてアルキルホスホン酸は、エチルホスホン酸、プロピルホスホン酸、ブチルホスホン酸、ペンチルホスホン酸またはヘキシルホスホン酸である。
特に好ましいものは、ジエチルホスフィン酸を98〜99.9重量%及びエチルホスホン酸を0.1〜2重量%含む混合物である。
好ましくは、該混合物は、少なくとも1種の相乗剤を更に含む。
好ましくは、相乗剤は、メレム、メラム、メロン、ホウ酸メラミン、シアヌル酸メラミン、リン酸メラミン、リン酸ジメラミン、三リン酸ペンタメラミン、二リン酸トリメラミン、三リン酸テトラキスメラミン、五リン酸ヘキサキスメラミン、二リン酸メラミン、四リン酸メラミン、ピロリン酸メラミン、ポリリン酸メラミン、ポリリン酸メラム、ポリリン酸メレム、および/またはポリリン酸メロン;アルミニウム化合物、マグネシウム化合物、スズ化合物、アンチモン化合物、亜鉛化合物、ケイ素化合物、リン化合物、カルボジイミド、ホスファゼン、ピペラジン類、(ピロ)リン酸ピペラジン類、(ポリ)イソシアナート、および/またはスチレン・アクリルポリマーである。
好ましくは相乗剤は、水酸化アルミニウム、ハロイサイト、サファイア製品、ベーマイト、ナノベーマイトであり、水酸化マグネシウムであり、酸化アンチモンであり、酸化スズであり、酸化亜鉛、水酸化亜鉛、酸化亜鉛水和物、炭酸亜鉛、スズ酸亜鉛、ヒドロキシスズ酸亜鉛、ケイ酸亜鉛、リン酸亜鉛、ホウリン酸亜鉛、ホウ酸亜鉛、および/またはモリブデン酸亜鉛であり、ホスフィン酸およびその塩、ホスホン酸およびその塩、ならびに/またはホスフィンオキシド;カルビニルビスカプロラクタム;トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌラートと芳香族ポリカルビン酸のオリゴマーエステル、またはベンゾグアナミン、アセトグアナミン、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌラート、アラントイン、グリコウリル、シアヌラート、シアヌラート・エポキシド化合物、シアヌル酸尿素、ジシアンアミド、グアニジン、リン酸グアニジン、および/または硫酸グアニジンの群からの窒素含有化合物でもある。
好ましくは、混合物は、請求項1〜11のいずれか一つに記載の式(I)のジアルキルホスフィン酸と式(II)のアルキルホスホン酸の混合物を99〜1重量%および相乗剤を1〜99重量%含有している。
本発明は、請求項1〜11のいずれか一つに記載の混合物の製造方法であって、リン源をアルケン及びラジカル開始剤と反応させ、そして鉱酸の転化及び仕上げ処理の後に、式(I)のジアルキルホスフィン酸と式(II)のアルキルホスホン酸との混合物に転化する前記方法にも関する。
好ましくは、リン源は、次亜リン酸ナトリウムであり、アルケンはエチレンであり、そして鉱酸は硫酸である。
好ましくは、次亜リン酸ナトリウムの溶液をエチレンと反応させてジエチルホスフィン酸の塩とし、これを次いで、硫酸、硝酸、塩酸および/または酢酸との反応及びその後の濃縮、濾過及び蒸留によって、ジエチルホスフィン酸とエチルホスホン酸との混合物に転化する。
好ましくは、反応温度は50〜150℃の間である。
本発明は、他の合成用の中間体、結合剤、エポキシ樹脂、ポリウレタンおよび不飽和ポリエステル樹脂の硬化時の架橋剤または促進剤、ポリマー安定剤、植物保護剤、金属イオン封鎖剤、鉱油用添加剤、腐食防止剤としての、または洗濯洗剤および洗浄剤の用途ならびに電子機器の用途における、請求項1〜11のいずれか一つに記載の混合物の使用にも関する。
これに加えて本発明は、難燃剤、とりわけ透明塗料および発泡性防炎塗料用の難燃剤、木材およびその他のセルロース含有製品用の難燃剤、ポリマー用の反応性および/または非反応性難燃剤としての、難燃化ポリマー成形材料の製造のための、難燃化ポリマー成形体の製造のための、ならびに/またはポリエステルとセルロース単一布およびセルロース混紡布の含浸による難燃加工をするための、ならびに相乗剤としての、請求項1〜13のいずれか一つに記載の少なくとも1種の式(I)のジアルキルホスフィン酸と少なくとも1種の式(II)のアルキルホスホン酸の混合物の使用に関する。
本発明は、請求項1〜13のいずれか一つに記載の混合物を0.5〜45重量%、熱可塑性もしくは熱硬化性のポリマーまたはこれらの混和物を55〜99.5重量%、添加剤を0〜55重量%、および充填剤または強化材料を0〜55重量%含有しており、これら成分の合計が100重量%になる、難燃化された熱可塑性または熱硬化性のポリマー成形材料、ポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマー糸、およびポリマー繊維も含んでいる。
本発明は最後に、請求項1〜13のいずれか一つに記載の混合物を1〜30重量%、熱可塑性もしくは熱硬化性のポリマーまたはこれらの混和物を10〜95重量%、添加剤を2〜30重量%、および充填剤または強化材料を2〜30重量%含有しており、これら成分の合計が100重量%になる、難燃化された熱可塑性または熱硬化性のポリマー成形材料、ポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマー糸、およびポリマー繊維にも関する。
少なくとも1種の式(I)のジホスフィン酸と少なくとも1種の式(II)のジアルキルホスホン酸との好ましい二元混合物は、
ジエチルホスフィン酸とエチルホスホン酸;
ジエチルホスフィン酸とプロピルホスホン酸;
ジエチルホスフィン酸とブチルホスホン酸;
ジエチルホスフィン酸とペンチルホスホン酸;
ジエチルホスフィン酸とヘキシルホスホン酸;
エチル−プロピルホスフィン酸とエチルホスホン酸;
エチル−プロピルホスフィン酸とプロピルホスホン酸;
エチル−プロピルホスフィン酸とブチルホスホン酸;
エチル−プロピルホスフィン酸とペンチルホスホン酸;
エチル−プロピルホスフィン酸とヘキシルホスホン酸;
エチル−ブチルホスフィン酸とエチルホスホン酸;
エチル−ブチルホスフィン酸とプロピルホスホン酸;
エチル−ブチルホスフィン酸とブチルホスホン酸;
エチル−ブチルホスフィン酸とペンチルホスホン酸;
エチル−ブチルホスフィン酸とヘキシルホスホン酸;
エチル−ペンチルホスフィン酸とエチルホスホン酸;
エチル−ペンチルホスフィン酸とプロピルホスホン酸;
エチル−ペンチルホスフィン酸とブチルホスホン酸;
エチル−ペンチルホスフィン酸とペンチルホスホン酸;
エチル−ペンチルホスフィン酸とヘキシルホスホン酸;
エチル−ヘキシルホスフィン酸とエチルホスホン酸;
エチル−ヘキシルホスフィン酸とプロピルホスホン酸;
エチル−ヘキシルホスフィン酸とブチルホスホン酸;
エチル−ヘキシルホスフィン酸とペンチルホスホン酸;
エチル−ヘキシルホスフィン酸とヘキシルホスホン酸;
ジプロピルホスフィン酸とエチルホスホン酸;
ジプロピルホスフィン酸とプロピルホスホン酸;
ジプロピルホスフィン酸とブチルホスホン酸;
ジプロピルホスフィン酸とペンチルホスホン酸;
ジプロピルホスフィン酸とヘキシルホスホン酸;
プロピル−ブチルホスフィン酸とエチルホスホン酸;
プロピル−ブチルホスフィン酸とプロピルホスホン酸;
プロピル−ブチルホスフィン酸とブチルホスホン酸;
プロピル−ブチルホスフィン酸とペンチルホスホン酸;
プロピル−ブチルホスフィン酸とヘキシルホスホン酸;
プロピル−ペンチルホスフィン酸とエチルホスホン酸;
プロピル−ペンチルホスフィン酸とプロピルホスホン酸;
プロピル−ペンチルホスフィン酸とブチルホスホン酸;
プロピル−ペンチルホスフィン酸とペンチルホスホン酸;
プロピル−ペンチルホスフィン酸とヘキシルホスホン酸;
プロピル−ヘキシルホスフィン酸とエチルホスホン酸;
プロピル−ヘキシルホスフィン酸とプロピルホスホン酸;
プロピル−ヘキシルホスフィン酸とブチルホスホン酸;
プロピル−ヘキシルホスフィン酸とペンチルホスホン酸;
プロピル−ヘキシルホスフィン酸とヘキシルホスホン酸;
ジブチルホスフィン酸とエチルホスホン酸;
ジブチルホスフィン酸とプロピルホスホン酸;
ジブチルホスフィン酸とブチルホスホン酸;
ジブチルホスフィン酸とペンチルホスホン酸;
ジブチルホスフィン酸とヘキシルホスホン酸;
ブチル−ペンチルホスフィン酸とエチルホスホン酸;
ブチル−ペンチルホスフィン酸とプロピルホスホン酸;
ブチル−ペンチルホスフィン酸とブチルホスホン酸;
ブチル−ペンチルホスフィン酸とペンチルホスホン酸;
ブチル−ペンチルホスフィン酸とヘキシルホスホン酸;
ブチル−ヘキシルホスフィン酸とエチルホスホン酸;
ブチル−ヘキシルホスフィン酸とプロピルホスホン酸;
ブチル−ヘキシルホスフィン酸とブチルホスホン酸;
ブチル−ヘキシルホスフィン酸とペンチルホスホン酸;
ブチル−ヘキシルホスフィン酸とヘキシルホスホン酸;
ジペンチルホスフィン酸とエチルホスホン酸;
ジペンチルホスフィン酸とプロピルホスホン酸;
ジペンチルホスフィン酸とブチルホスホン酸;
ジペンチルホスフィン酸とペンチルホスホン酸;
ジペンチルホスフィン酸とヘキシルホスホン酸;
ペンチル−ヘキシルホスフィン酸とエチルホスホン酸;
ペンチル−ヘキシルホスフィン酸とプロピルホスホン酸;
ペンチル−ヘキシルホスフィン酸とブチルホスホン酸;
ペンチル−ヘキシルホスフィン酸とペンチルホスホン酸;
ペンチル−ヘキシルホスフィン酸とヘキシルホスホン酸;
ジヘキシルホスフィン酸とエチルホスホン酸;
ジヘキシルホスフィン酸とプロピルホスホン酸;
ジヘキシルホスフィン酸とブチルホスホン酸;
ジヘキシルホスフィン酸とペンチルホスホン酸;
ジヘキシルホスフィン酸とヘキシルホスホン酸;
とから構成されている。
その他、三元混合物、例えばジエチルホスフィン酸とエチル−ホスホン酸とブチル−ホスホン酸;ジエチルホスフィン酸とブチル−エチル−ホスフィン酸とブチル−ホスホン酸との三元混合物、または四元混合物、例えばジエチルホスフィン酸とオクチル−ホスホン酸とブチル−エチル−ホスフィン酸とエチル−ホスホン酸との四元混合物、または他の多元混合物も可能である。
特に好ましくは、RおよびRは、同じかまたは異なっており、エチル及び/またはブチルを意味し、そしてRはエチルまたはブチルを意味する。
本発明は、特に、ジエチルホスフィン酸98〜99.9重量%およびエチルホスホン酸2〜0.1重量%からなる混合物を包含する。
好ましくは、相乗剤は、少なくとも1種の膨張に対し中性の物質である。膨張に対し中性の物質は、ポリマーの膨張を阻止するか、または膨張を非常に低い値まで低減する。
一種または複数種の相乗剤を含む好ましい混合物は、少なくとも1種の式(I)のジアルキルホスフィン酸と少なくとも1種の式(II)のアルキルホスホン酸との混合物を50〜99重量%、及び相乗剤を1〜50重量%含む。
好ましいのは、本発明による少なくとも1種の式(I)のジアルキルホスフィン酸と少なくとも1種の式(II)のアルキルホスホン酸の混合物を、ポリマー系に混入させることにより加工することである。
混入は、混錬、分散、および/または押出によって行われる。
好ましくは、本発明による少なくとも1種の式(I)のジアルキルホスフィン酸と少なくとも1種の式(II)のアルキルホスホン酸の混合物の使用は、ポリマー系に添加導入することによっても行われる。
特に好ましくは、少なくとも1種の式(I)のジアルキルホスフィン酸と少なくとも1種の式(II)のアルキルホスホン酸の混合物の使用は、ポリマー系中への反応導入によって行われる。この反応導入は、ポリマー系のポリマーストランドへの結果的に生じる永久結合を特徴とし、これにより、本発明による少なくとも1種の式(I)のジアルキルホスフィン酸と少なくとも1種の式(II)のアルキルホスホン酸の混合物はポリマーから溶出できなくなる。
本発明による式(I)の少なくとも1種のジアルキルホスフィン酸と式(II)の少なくとも一種のアルキルホスホン酸との混合物は、さらなる難燃剤およびさらなる相乗剤と一緒に用いることができる。さらなる難燃剤に属するのは、例えばホスフィナート、ホスホナート、ホスファート、ホスホン酸、ホスフィン酸、リン酸、ホスファン、酸化ホスファン、酸化リンなどのようなリン化合物である。
難燃化されたポリマー成形材料およびポリマー成形体のための適切なポリマー用添加剤は、UV吸収剤、光安定剤、潤滑剤、着色剤、帯電防止剤、核剤、充填剤、相乗剤、強化剤などである。
好ましくは、ポリマー系は、ポリアミド、ポリエステル、もしくはポリスチレンのような熱可塑性ポリマーおよび/または熱硬化性ポリマーの群からのものである。
特に好ましくは、熱硬化性ポリマーはエポキシ樹脂である。
特に好ましくは、熱硬化性ポリマーは、フェノール類および/またはジシアンジアミド[より一般的にはフェノール誘導体(レゾール);アルコールおよびアミン、とりわけフェノール誘導体およびジシアンジアミド]によって硬化されているエポキシ樹脂である。
特に好ましくは、熱硬化性ポリマーは、フェノール類および/またはジシアンジアミドおよび/または触媒によって硬化されているエポキシ樹脂である。
好ましくは、触媒はイミダゾール化合物である。
好ましくは、エポキシ樹脂はポリエポキシド化合物である。
好ましくは、エポキシ樹脂はノボラック及びビスフェノール−Aの群に由来する。
本発明に従い使用可能なポリマーは、熱硬化性及び熱可塑性ポリマーである。
好ましくは、ポリマーはモノオレフィンおよびジオレフィンのポリマー、例えばポリプロピレン、ポリイソブチレン、ポリブテン−1、ポリ−4−メチルペンテン−1、ポリイソプレン、またはポリブタジエン、ならびに例えばシクロペンテンまたはノルボルネンのようなシクロオレフィンの重合体であり、さらに(場合によっては架橋可能な)ポリエチレン、例えば高密度ポリエチレン(HDPE)、高密度および高モル質量ポリエチレン(HDPE−HMW)、高密度および超高モル質量ポリエチレン(HDPE−UHMW)、中密度ポリエチレン(MDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、分枝状低密度ポリエチレン(VLDPE)、ならびにその混和物である。
好ましくは、ポリマーはモノオレフィンおよびジオレフィンの相互間でのまたは別のビニルモノマーとのコポリマー、例えばエチレン・プロピレンコポリマー、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)およびその低密度ポリエチレン(LDPE)との混和物、プロピレン・ブテン−1コポリマー、プロピレン・イソブチレンコポリマー、エチレン・ブテン−1コポリマー、エチレン・ヘキセンコポリマー、エチレン・メチルペンテンコポリマー、エチレン・ヘプテンコポリマー、エチレン・オクテンコポリマー、プロピレン・ブタジエンコポリマー、イソブチレン・イソプレンコポリマー、エチレン・アルキルアクリラートコポリマー、エチレン・アルキルメタクリラートコポリマー、エチレン・ビニルアセタートコポリマーおよびその一酸化炭素とのコポリマー、またはエチレン・アクリル酸コポリマーおよびその塩(アイオノマー)、ならびにエチレンのプロピレンおよびジエン、例えばヘキサジエン、ジシクロペンタジエン、もしくはエチリデンノルボルネンとのターポリマーであり、さらにこれらコポリマーの相互間での混和物、例えばポリプロピレン/エチレン・プロピレンコポリマー、LDPE/エチレン・ビニルアセタートコポリマー、LDPE/エチレン・アクリル酸コポリマー、LLDPE/エチレン・ビニルアセタートコポリマー、LLDPE/エチレン・アクリル酸コポリマー、および交互またはランダムに構成されたポリアルキレン/一酸化炭素コポリマー、ならびにその例えばポリアミドのような別のポリマーとの混和物である。
好ましくは、ポリマーは炭化水素樹脂(例えばC〜C)およびその水素化変性体(例えば接着性付与樹脂)ならびにポリアルキレンとデンプンの混和物である。
好ましくは、ポリマーはポリスチレン(Polystyrol(登録商標)143E(BASF)、ポリ(p−メチルスチレン)、ポリ(α−メチルスチレン))である。
好ましくは、ポリマーはスチレンまたはα−メチルスチレンとジエンまたはアクリル誘導体とのコポリマー、例えばスチレン・ブタジエン、スチレン・アクリロニトリル、スチレン・アルキルメタクリラート、スチレン・ブタジエン・アルキルアクリラートおよびアルキルメタクリラート、スチレン・無水マレイン酸、スチレン・アクリロニトリル・メチルアクリラートであり、スチレンコポリマーと、別のポリマー、例えばポリアクリラート、ジエンポリマー、またはエチレン・プロピレン・ジエンターポリマーとから成る高衝撃靱性混和物であり、かつスチレンのブロックコポリマー、例えばスチレン・ブタジエン・スチレン、スチレン・イソプレン・スチレン、スチレン・エチレン/ブチレン・スチレン、またはスチレン・エチレン/プロピレン・スチレンである。
好ましくは、ポリマーはスチレンまたはα−メチルスチレンのグラフトコポリマー、例えばポリブタジエンへのスチレン;ポリブタジエン・スチレンコポリマーまたはポリブタジエン・アクリロニトリルコポリマーへのスチレン;ポリブタジエンへのスチレンおよびアクリロニトリル(またはメタクリルニトリル);ポリブタジエンへのスチレン、アクリロニトリル、およびメチルメタクリラート;ポリブタジエンへのスチレンおよび無水マレイン酸;ポリブタジエンへのスチレン、アクリロニトリル、および無水マレイン酸またはマレイン酸イミド;ポリブタジエンへのスチレンおよびマレイン酸イミド;ポリブタジエンへのスチレンおよびアルキルアクリラートまたはアルキルメタクリラート;エチレン・プロピレン・ジエンターポリマーへのスチレンおよびアクリロニトリル;ポリアルキルアクリラートまたはポリアルキルメタクリラートへのスチレンおよびアクリロニトリル;アクリラート・ブタジエンコポリマーへのスチレンおよびアクリロニトリル;ならびにその混和物であり、これらは例えばいわゆるABSポリマー、MBSポリマー、ASAポリマー、またはAESポリマーとして知られている。
好ましくは、スチレンポリマーは、EPS(発泡ポリスチレン)のようなどちらかといえば孔の大きい発泡体、例えばStyropor(BASF)であり、かつ/またはXPS(押出法ポリスチレン硬質発泡体)のような孔の小さい発泡体、例えばStyrodur(登録商標)(BASF)である。好ましいのは、例えばAustrotherm(登録商標)XPS、Styrofoam(登録商標)(Dow Chemical)、Floormate(登録商標)、Jackodur(登録商標)、Lustron(登録商標)、Roofmate(登録商標)、Sagex(登録商標)、およびTelgopor(登録商標)のようなポリスチレン発泡材料である。
好ましくは、ポリマーはハロゲン含有ポリマー、例えばポリクロロプレン、クロロゴム、塩素化および臭素化されたイソブチレン・イソプレンコポリマー(ハロブチルゴム)、塩素化またはクロロスルホン化されたポリエチレン、エチレンおよび塩素化エチレンのコポリマー、エピクロロヒドリンホモポリマーおよびエピクロロヒドリンコポリマーであり、とりわけハロゲン含有ビニル化合物から成るポリマー、例えばポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、およびそのコポリマー、例えば塩化ビニル・塩化ビニリデン、塩化ビニル・酢酸ビニル、または塩化ビニリデン・酢酸ビニルである。
好ましくは、ポリマーはα−、β−不飽和酸およびその誘導体に由来するポリマー、例えばポリアクリラートおよびポリメタクリラートであり、ブチルアクリラートにより耐衝撃性に改良されたポリメチルメタクリラート、ポリアクリルアミド、およびポリアクリロニトリル、ならびに挙げたモノマーの相互間でのまたは別の不飽和モノマーとのコポリマー、例えばアクリロニトリル・ブタジエンコポリマー、アクリロニトリル・アルキルアクリラートコポリマー、アクリロニトリル・アルコキシアルキルアクリラートコポリマー、アクリロニトリル・ハロゲン化ビニルコポリマー、またはアクリロニトリル・アルキルメタクリラート・ブタジエンターポリマーである。
好ましくは、ポリマーは不飽和アルコールおよびアミンもしくはそのアシル誘導体またはアセタールに由来するポリマーであり、例えばポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリステアリン酸ビニル、ポリ安息香酸ビニル、ポリマレイン酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリフタル酸アリル、ポリアリルメラミンであり、かつそのオレフィンとのコポリマーである。
好ましくは、ポリマーは環状エーテルのホモポリマーおよびコポリマーであり、例えばポリアルキレングリコール、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、またはそのビスグリシジルエーテルとのコポリマーである。
好ましくは、ポリマーはポリアセタール、例えばポリオキシメチレン、および例えばエチレンオキシドのようなコモノマーを含有するポリオキシメチレンであり、熱可塑性のポリウレタン、アクリラート、またはMBSで改質されたポリアセタールである。
好ましくは、ポリマーはポリフェニレンオキシドおよびポリフェニレンスルフィド、ならびにそのスチレンポリマーまたはポリアミドとの混和物である。
好ましくは、ポリマーは、一方では末端にヒドロキシル基を有するポリエーテル、ポリエステル、およびポリブタジエンに、他方では脂肪族または芳香族のポリイソシアナートに由来するポリウレタンであり、かつその前駆生成物である。
好ましくは、ポリマーはジアミンとジカルボン酸に、および/またはアミノカルボン酸もしくは対応するラクタムに由来するポリアミドおよびコポリアミドであり、例えばポリアミド2/12、ポリアミド4(ポリ−4−アミノ酪酸、Nylon(登録商標)4、DuPont社)、ポリアミド4/6(ポリ(テトラメチレンアジパミド)、ポリ(テトラメチレンアジピン酸ジアミド)、Nylon(登録商標)4/6、DuPont社)、ポリアミド6(ポリカプロラクタム、ポリ−6−アミノヘキサン酸、Nylon(登録商標)6、DuPont社、Akulon K122、DSM社;Zytel(登録商標)7301、DuPont社;Durethan(登録商標)B29、Bayer社)、ポリアミド6/6(ポリ(N,N’−ヘキサメチレンアジピンジアミド)、Nylon(登録商標)6/6、DuPont社、Zytel(登録商標)101、DuPont社;Durethan A30、Durethan(登録商標)AKV、Durethan(登録商標)AM、Bayer社;Ultramid(登録商標)A3、BASF社)、ポリアミド6/9(ポリ(ヘキサメチレンノナンジアミド)、Nylon(登録商標)6/9、DuPont社)、ポリアミド6/10(ポリ(ヘキサメチレンセバカミド)、Nylon(登録商標)6/10、DuPont社)、ポリアミド6/12(ポリ(ヘキサメチレンドデカンジアミド)、Nylon(登録商標)6/12、DuPont社)、ポリアミド6/66(ポリ(ヘキサメチレンアジパミド−co−カプロラクタム)、Nylon(登録商標)6/66、DuPont社)、ポリアミド7(ポリ−7−アミノヘプタン酸、Nylon(登録商標)7、DuPont社)、ポリアミド7,7(ポリヘプタメチレンピメラミド、Nylon(登録商標)7,7、DuPont社)、ポリアミド8(ポリ−8−アミノオクタン酸、Nylon(登録商標)8、DuPont社)、ポリアミド8,8(ポリオクタメチレンスベラミド、Nylon(登録商標)8,8、DuPont社)、ポリアミド9(ポリ−9−アミノノナン酸、Nylon(登録商標)9、DuPont社)、ポリアミド9,9(ポリノナメチレンアゼラミド、Nylon(登録商標)9,9、DuPont社)、ポリアミド10(ポリ−10−アミノデカン酸、Nylon(登録商標)10、DuPont社)、ポリアミド10,9(ポリ(デカメチレンアゼラミド)、Nylon(登録商標)10,9、DuPont社)、ポリアミド10,10(ポリデカメチレンセバカミド、Nylon(登録商標)10,10、DuPont社)、ポリアミド11(ポリ−11−アミノウンデカン酸、Nylon(登録商標)11、DuPont社)、ポリアミド12(ポリラウリルラクタム、Nylon(登録商標)12、DuPont社、Grillamid(登録商標)L20、Ems Chemie社)であり、m−キシレン、ジアミン、およびアジピン酸を出発点とする芳香族ポリアミドであり、ヘキサメチレンジアミンおよびイソフタル酸および/またはテレフタル酸(ポリヘキサメチレンイソフタルアミド、ポリヘキサメチレンテレフタルアミド)および場合によっては改質剤としてのエラストマーから製造されたポリアミド、例えばポリ−2,4,4−トリメチルヘキサメチレンテレフタルアミドまたはポリ−m−フェニレンイソフタルアミドであり、上述のポリアミドと、ポリオレフィン、オレフィンコポリマー、アイオノマー、または化学結合もしくはグラフトされたエラストマーとの、あるいはポリエーテル、例えばポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、またはポリテトラメチレングリコールとのブロックコポリマーであり、さらにEPDM(エチレン・プロピレン・ジエンゴム)またはABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)で改質されたポリアミドまたはコポリアミドであり、かつ加工中に縮合したポリアミド(「RIM・ポリアミド系」)である。
好ましくは、ポリマーはポリ尿素、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリエステルイミド、ポリヒダントインおよびポリベンゾイミダゾールである。
好ましくは、ポリマーはジカルボン酸とジアルコールに、および/またはヒドロキシカルボン酸もしくは対応するラクトンに由来するポリエステルであり、例えばポリエチレンテレフタラート、ポリブチレンテレフタラート(Celanex(登録商標)2500、Celanex(登録商標)2002、Celanese社;Ultradur(登録商標)、BASF社)、ポリ−1,4−ジメチロールシクロヘキサンテレフタラート、ポリヒドロキシベンゾアートであり、かつヒドロキシル末端基を有するポリエーテルに由来するブロックポリエーテルエステルであり、さらにポリカルボナートまたはMBSで改質されたポリエステルである。
好ましくは、ポリマーはポリカルボナートおよびポリエステルカルボナートである。
好ましくは、ポリマーはポリスルホン、ポリエーテルスルホン、およびポリエーテルケトンである。
好ましくは、ポリマーは、一方ではアルデヒドに、他方ではフェノール類、尿素、またはメラミンに由来する架橋されたポリマーであり、例えばフェノール・ホルムアルデヒド樹脂、尿素・ホルムアルデヒド樹脂、およびメラミン・ホルムアルデヒド樹脂である。
好ましくは、ポリマーは乾性および非乾性アルキド樹脂である。
好ましくは、ポリマーは、飽和および不飽和のジカルボン酸と多価アルコールのコポリエステルならびに架橋剤としてのビニル化合物に由来する不飽和ポリエステル樹脂、並びにそのハロゲン含有で難燃性の変性体である。
好ましくは、ポリマーは、置換されたアクリル酸エステルに、例えばエポキシアクリラート、ウレタンアクリラート、またはポリエステルアクリラートに由来する架橋可能なアクリル樹脂である。
好ましくは、ポリマーは、メラミン樹脂、尿素樹脂、イソシアナート、イソシアヌラート、ポリイソシアナート、またはエポキシ樹脂により架橋されているアルキド樹脂、ポリエステル樹脂、およびアクリラート樹脂である。
好ましくは、ポリマーは、脂肪族の、脂環式の、複素環式の、または芳香族のグリシジル化合物に由来する架橋されたエポキシ樹脂であり、例えばビスフェノール−A−ジグリシジルエーテル、ビスフェノール−F−ジグリシジルエーテルを、通常の硬化剤、例えば無水物またはアミンにより、促進剤ありまたはなしで架橋させた生成物である。
好ましくは、ポリマーは前述のポリマーの混和物(ポリブレンド)であり、例えばPP/EPDM(ポリプロピレン/エチレン・プロピレン・ジエンゴム)、ポリアミド/EPDMもしくはABS(ポリアミド/エチレン・プロピレン・ジエンゴムもしくはアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)、PVC/EVA(ポリ塩化ビニル/エチレンビニルアセタート)、PVC/ABS(ポリ塩化ビニル/アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)、PVC/MBS(ポリ塩化ビニル/メタクリラート・ブタジエン・スチレン)、PC/ABS(ポリカルボナート/アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)、PBTP/ABS(ポリブチレンテレフタラート/アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)、PC/ASA(ポリカルボナート/アクリルエステル・スチレン・アクリロニトリル)、PC/PBT(ポリカルボナート/ポリブチレンテレフタラート)、PVC/CPE(ポリ塩化ビニル/塩素化ポリエチレン)、PVC/アクリラート(ポリ塩化ビニル/アクリラート)、POM/熱可塑性PUR(ポリオキシメチレン/熱可塑性ポリウレタン)、PC/熱可塑性PUR(ポリカルボナート/熱可塑性ポリウレタン)、POM/アクリラート(ポリオキシメチレン/アクリラート)、POM/MBS(ポリオキシメチレン/メタクリラート・ブタジエン・スチレン)、PPO/HIPS(ポリフェニレンオキシド/高耐衝撃性ポリスチレン)、PPO/PA6.6(ポリフェニレンオキシド/ポリアミド6.6)およびコポリマー、PA/HDPE(ポリアミド/高密度ポリエチレン)、PA/PP(ポリアミド/ポリエチレン)、PA/PPO(ポリアミド/ポリフェニレンオキシド)、PBT/PC/ABS(ポリブチレンテレフタラート/ポリカルボナート/アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)、ならびに/またはPBT/PET/PC(ポリブチレンテレフタラート/ポリエチレンテレフタラート/ポリカルボナート)である。
ポリマーは、レーザーマーキング可能であり得る。
好ましくは、製造された成形材料は、規則的または不規則的な底面を備えた長方形の形状、サイコロ形状、直方体形状、クッション形状、プリズム形状である。
難燃化ポリマー成形材料および難燃化ポリマー成形体の製造、加工、および試験。
防燃成分をポリマーペレットおよび場合によっては添加剤と混合し、二軸スクリュー押出機(Leistritz LSM(登録商標)30/34型)に230〜260℃(PBT−GV)または260〜280℃(PA66−GV)の温度で導入する。均質化したポリマーストランドを引き出し、水浴中で冷却し、続いてペレット状にした。
十分に乾燥させた後、成形材料を射出成形機(Aarburg Allrounder型)で、材料温度240〜270℃(PBT−GV)または260〜290℃(PA66−GV)で被検体へと加工した。UL94試験(Underwriter Laboratories)に基づき被検体を難燃性(防燃性)について試験し、分類する。
それぞれの混和物からできた被検体に関し、厚さ1.5mmの試料体で、燃焼性クラスUL94(Underwriter Laboratories)を決定した。
UL94に基づき、以下の燃焼性クラスが判明する。
V−0:10秒超の残炎なし、10回の接炎での残炎時間の合計が50秒以下、燃焼滴下物なし、試料の完全な燃え尽きなし、接炎終了から30秒超の試料の残じんなし。
V−1:接炎終了から30秒超の残炎なし、10回の接炎での残炎時間の合計が250秒以下、接炎終了から60秒超の試料の残じんなし、残りの基準はV−0の場合と同様。
V−2:燃焼滴下物による綿着火、残りの基準はV−1の場合と同様。
分類不能(nkl):燃焼性クラスV−2を満たしていない。
幾つかの調査した試料に関しては、さらにLOI値を測定した。LOI値(限界酸素指数)はISO4589に基づいて決定される。ISO4589に基づきLOIとは、酸素と窒素の混和物中でかろうじてプラスチックの燃焼が保たれる最小酸素濃度の体積パーセントに相当する。LOI値が高ければ高いほど、試験した材料はより発火しにくい。
LOI 23 燃焼可能
LOI 24〜28 限られた燃焼性
LOI 29〜35 難燃
LOI >36 特に難燃
使用した化学材料および略語
フェノールノボラック:Bakelite(登録商標)PF0790、Hexion社
本発明を以下の例によって説明する。
例1
先ず、EP−B−1544205の例2に従い、1500gの次亜リン酸ナトリウム一水和物を7.5kgの水中に溶解し、そして反応混合物を100℃に加熱した後、エチレンを飽和するまで反応器中に導入することによって、ジエチルホスフィン酸のナトリウム塩を製造した。次いで、エチレン圧下に、300gの水中の17gのペルオキソ二硫酸ナトリウムの溶液を計量添加した。ジエチルホスフィン酸のナトリウム塩の水性反応溶液が得られ、これを硝酸で処理し、濃縮し、濾過し、そして蒸留することによって、ジエチルホスフィン酸(99.9重量%)およびエチルホスホン酸(0.1重量%)との混合物に転化する(収率:92%)。
例2
先ず、例1と同様にして、ジエチルホスフィン酸のナトリウム塩の水性反応溶液を製造する。次いでこれを、硝酸で処理し、濃縮し、濾過しそして蒸留(1mbar、180〜190℃)することによって、ジエチルホスフィン酸(98重量%)とエチルホスホン酸(2重量%)との混合物に転化する(収率:92%)。
例3
先ず、例1と同様にして、ジエチルホスフィン酸のナトリウム塩の水性反応溶液を製造するが、但し、必要なエチレン量の95%だけを使用した。次いでこの溶液を、硝酸で処理し、濃縮し、濾過しそして蒸留(1mbar、180〜190℃)することによって、ジエチルホスフィン酸(90重量%)とエチルホスホン酸(10重量%)との混合物に転化する(収率:89%)。
例4
先ず、例1と同様にしてジエチルホスフィン酸のナトリウム塩の水性反応溶液を製造するが、但し、必要なエチレン量の80%だけを使用した。次いでこの溶液を、硝酸で処理し、濃縮し、濾過しそして蒸留(1mbar、175〜195℃)することによって、ジエチルホスフィン酸(60重量%)とエチルホスホン酸(40重量%)との混合物に転化する(収率:93%)。
例5
先ず、例1と同様にして、ジエチルホスフィン酸のナトリウム塩の水性反応溶液を製造するが、必要なエチレン量の75%だけを使用した。次いでこの溶液を、硝酸で処理し、濃縮し、濾過しそして蒸留(1mbar、175〜195℃)することによって、ジエチルホスフィン酸(50重量%)とエチルホスホン酸(50重量%)との混合物に転化する(収率:92%)。
ポリマー成形体の製造に関する一般的な指示
a)リン変性エポキシ樹脂の製造
2lの五口フラスコ装置内にエポキシ樹脂(例えばBeckopox EP 140)1000gを準備する。1時間にわたって110℃に加熱し、真空中で揮発性成分を除去する。
その後、反応混合物を窒素により不活化し、フラスコ内の温度を170℃に上昇させる。(例1〜例5から選択された)リン化合物の混合物それぞれ118gを撹拌および窒素通気下で添加し、その際、発熱性の反応が観察される。得られた樹脂は黄色くなっており、流動性である。
b)エポキシ樹脂の試料体の製造
リン変性エポキシ樹脂100部を、相応のOH当量のフェノールノボラック(水酸化物当量105g/mol、融点85〜95℃)と混合し、150℃に加熱する。この場合、成分は液化される。均質な混和物が生じるまでゆっくり撹拌し、130℃に冷却する。それから2−フェニルイミダゾール0.03部を添加し、再び5〜10分間撹拌する。続いてこの調合物を温めてシャーレに注ぎ、140℃で2時間および200℃で2時間硬化させる。
c)エポキシ樹脂のラミネートの製造
アセトン63部およびDowanol(登録商標)PM 27部の中に、b)に基づくリン変性エポキシ樹脂100部を加え、相応の量のフェノール樹脂と混ぜる。この調合物を30分間撹拌し、それから2−フェニルイミダゾールを添加する。その後、余分な樹脂粒子を除去するため、調合物を400μmのこし器で濾過する。それからガラス布(7628型、203g/m)を、布が完全に濡れるまで溶液中に浸す。濡れた布を混和物から取り出し、余分な樹脂を除去する。続いて濡れた布を段階的に、乾燥庫内で最高165℃の温度で短時間で前硬化させ、その後、加熱プレス内で硬化させる。硬化したラミネートの樹脂割合は30〜50%である。
製造された成形体、すなわちラミネートから、ASTM E831−06に基づいて熱膨張を決定する。
例6
ポリマー成形体の製造に関する一般的な指示に従って、ジエチルホスフィン酸とエチルホスホン酸との本発明の混合物は含ませないで、100%のビスフェノール−A樹脂を用いてラミネートを製造する。
例7
EP−B−1544205の例3に従い、1500gの次亜リン酸ナトリウム一水和物を7.5kgの水中に溶解し、そしてこの反応混合物を100℃に加熱した後、エチレンを飽和するまで反応器中に導入した。次いで、エチレン圧下に、300gの水中の32gのペルオキソ二硫酸アンモニウムの溶液を計量添加した。次いで、得られた生成物を当量の硫酸で中和し、そしてジエチルホスフィン酸に転化し、そして適宜精製した。
ポリマー成形体の製造に関する一般的な指示に従って、硬化剤および触媒を含むビスフェノール−A樹脂90重量%および上記のジエチルホスフィン酸10重量%の組成で、成形体を製造する。
例8
EP−A−2178891に基づき、ホスフィン酸から触媒およびエチレンによりエチルホスフィン酸を獲得し、このエチルホスフィン酸をエステル化および蒸留によって精製する。続く酸素での酸化により、純粋なエチルホスホン酸が得られる。
その後、ポリマー成形体の製造に関する一般的な指示に従って、硬化剤および触媒を含むビスフェノール−A樹脂90重量%ならびに得られたエチルホスホン酸10重量%の組成で、成形体を製造する。
例9
ポリマー成形体の製造に関する一般的な指示に従って、硬化剤及び触媒を含むビスフェノール−A樹脂90重量%、および例1によるジエチルホスフィン酸とエチルホスホン酸との本発明の混合物10重量%の組成で、成形体を製造する。
例10
ポリマー成形体の製造に関する一般的な指示に従って、硬化剤および触媒を含むビスフェノール−A樹脂90重量%ならびに例2に従う本発明によるジエチルホスフィン酸とエチルホスホン酸との混合物10重量%の組成で、成形体を製造する。
例11
ポリマー成形体の製造に関する一般的な指示に従って、硬化剤および触媒を含むビスフェノール−A樹脂90重量%ならびに例3に従う本発明によるジエチルホスフィン酸とエチルホスホン酸と混合物10重量%の組成で、成形体を製造する。
例12
ポリマー成形体の製造に関する一般的な指示に従って、硬化剤および触媒を含むビスフェノール−A樹脂90重量%ならびに例4に従う本発明によるジエチルホスフィン酸とエチルホスホン酸との混合物10重量%の組成で、成形体を製造する。
例13
ポリマー成形体の製造に関する一般的な指示に従って、硬化剤および触媒を含むビスフェノール−A樹脂90重量%ならびに例5に従う本発明によるジエチルホスフィン酸とエチルホスホン酸との混合物10重量%の組成で、成形体を製造する。
結果を以下の表に示す。
Figure 0006126124
混ざりもののないラミネート(例6)と比べて、ジエチルホスフィン酸とエチルホスホン酸との本発明の材料混合物を含むラミネートの値は低下しており、すなわち熱膨張が非常に小さい。ジエチルホスホン酸の割合の上昇がさらなる改善をもたらしている。
従来技術(例6)と比較して、本発明の混合物は、熱膨張係数についてより小さな値を示し、すなわち本発明の製品は、製造された成形体のより小さな膨張をもたらし、それゆえ寸法安定性についての要件を満たす。
本願は特許請求の範囲に記載の発明に係るものであるが、本願の開示は以下も包含する:
1.
少なくとも1種の式(I)のジアルキルホスフィン酸
Figure 0006126124
[式中、
、R は、同じかまたは異なっており、互いに独立して、C 〜C 18 アルキル、C 〜C 18 アルケニル、C 〜C 18 アリール、C 〜C 18 アルキルアリールを意味する]と
少なくとも1種の式(II)のアルキルホスホン酸
Figure 0006126124
[式中、
は、C 〜C 18 アルキル、C 〜C 18 アルケニル、C 〜C 18 アリール、またはC 〜C 18 アルキルアリールを意味する]
との混合物。
2.
、R 、およびR が、同じまたは異なっており、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、n−ヘキシル、イソヘキシル、および/またはフェニルを意味することを特徴とする、上記1に記載の混合物。
3.
式(I)のジアルキルホスフィン酸を0.1〜99.9重量%および式(II)のアルキルホスホン酸を0.1〜99.9重量%含有していることを特徴とする、上記1または2に記載の混合物。
4.
式(I)のジアルキルホスフィン酸を40〜99.9重量%および式(II)のアルキルホスホン酸を60〜0.1重量%含有していることを特徴とする、上記1〜3のいずれか一つに記載の混合物。
5.
式(I)のジアルキルホスフィン酸を60〜99.9重量%および式(II)のアルキルホスホン酸を40〜0.1重量%含有していることを特徴とする、上記1〜4のいずれか一つに記載の混合物。
6.
式(I)のジアルキルホスフィン酸を80〜99.9重量%および式(II)のアルキルホスホン酸を20〜0.1重量%含有していることを特徴とする、上記1〜5のいずれか一つに記載の混合物。
7.
式(I)のジアルキルホスフィン酸を90〜99.9重量%および式(II)のアルキルホスホン酸を10〜0.1重量%含有していることを特徴とする、上記1〜6のいずれか一つに記載の混合物。
8.
式(I)のジアルキルホスフィン酸を95〜99.9重量%および式(II)のアルキルホスホン酸を5〜0.1重量%含有していることを特徴とする、上記1〜7のいずれか一つに記載の混合物。
9.
式(I)のジアルキルホスフィン酸を98〜99.9重量%および式(II)のアルキルホスホン酸を2〜0.1重量%含有していることを特徴とする、上記1〜8のいずれか一つに記載の混合物。
10.
ジアルキルホスフィン酸が、ジエチルホスフィン酸、エチル−プロピルホスフィン酸、エチル−ブチルホスフィン酸、エチル−ペンチルホスフィン酸、エチル−ヘキシルホスフィン酸、ジプロピルホスフィン酸、プロピル−ブチルホスフィン酸、プロピル−ペンチルホスフィン酸、プロピル−ヘキシルホスフィン酸、ジブチルホスフィン酸、ブチル−ペンチルホスフィン酸、ブチル−ヘキシルホスフィン酸、ジペンチルホスフィン酸、ペンチル−ヘキシルホスフィン酸及び/またはジヘキシルホスフィン酸であり、そしてアルキルホスホン酸が、エチルホスホン酸、プロピルホスホン酸、ブチルホスホン酸、ペンチルホスホン酸またはヘキシルホスホン酸であることを特徴とする、上記1〜9のいずれか一つに記載の混合物。
11.
ジエチルホスフィン酸を98〜99.9重量%およびエチルホスホン酸を0.1〜2重量%含有していることを特徴とする、上記1〜10のいずれか一つに記載の混合物。
12.
更に少なくとも1種の相乗剤を含有しており、ここで相乗剤が、メレム、メラム、メロン、ホウ酸メラミン、シアヌル酸メラミン、リン酸メラミン、リン酸ジメラミン、三リン酸ペンタメラミン、二リン酸トリメラミン、三リン酸テトラキスメラミン、五リン酸ヘキサキスメラミン、二リン酸メラミン、四リン酸メラミン、ピロリン酸メラミン、ポリリン酸メラミン、ポリリン酸メラム、ポリリン酸メレム、および/またはポリリン酸メロン; トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌラートと芳香族ポリカルビン酸のオリゴマーエステル、またはベンゾグアナミン、アセトグアナミン、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌラート、アラントイン、グリコウリル、シアヌラート、シアヌラート・エポキシド化合物、シアヌル酸尿素、ジシアンアミド、グアニジン、リン酸グアニジン、および/もしくは硫酸グアニジンの群からの窒素含有化合物;アルミニウム化合物、マグネシウム化合物、スズ化合物、アンチモン化合物、亜鉛化合物、ケイ素化合物、リン化合物、カルボジイミド、ホスファゼン、ピペラジン類、(ピロ)リン酸ピペラジン類、(ポリ)イソシアナート、および/またはスチレン・アクリルポリマー;水酸化アルミニウム、ハロイサイト、サファイア製品、ベーマイト、ナノベーマイト;水酸化マグネシウム;酸化アンチモン;酸化スズ;酸化亜鉛、水酸化亜鉛、酸化亜鉛水和物、炭酸亜鉛、スズ酸亜鉛、ヒドロキシスズ酸亜鉛、ケイ酸亜鉛、リン酸亜鉛、ホウリン酸亜鉛、ホウ酸亜鉛、および/またはモリブデン酸亜鉛;ホスフィン酸およびその塩、ホスホン酸およびその塩、および/またはホスフィンオキシド;カルビニルビスカプロラクタム、
を含むことを特徴とする、上記1〜11のいずれか一つに記載の混合物。
13.
上記1〜11のいずれか一つに記載の式(I)のジアルキルホスフィン酸と式(II)のアルキルホスホン酸との混合物を99〜1重量%および相乗剤を1〜99重量%含有していることを特徴とする、上記1〜12のいずれか一つに記載の混合物。
14.
上記1〜11のいずれか一つに記載の混合物の製造方法であって、リン源をアルケンおよびラジカル開始剤と反応させ、そして鉱酸の添加及び仕上げ処理の後に、式(I)のジアルキルホスフィン酸と式(II)のアルキルホスホン酸との混合物に転化することを特徴とする、前記方法。
15.
リン源が次亜リン酸ナトリウムであり、アルケンがエチレンであり、そして鉱酸が硫酸であることを特徴とする、上記14に記載の方法。
16.
次亜リン酸ナトリウムの溶液をエチレンと反応させてジエチルホスフィン酸の塩とし、これを次いで、硫酸、硝酸、塩酸および/または酢酸との反応、およびその後の濃縮、濾過及び蒸留によって、ジエチルホスフィン酸とエチルホスホン酸との混合物に転化することを特徴とする、上記14に記載の方法。
17.
反応温度が50〜150℃の間であることを特徴とする、上記13〜15のいずれか一つに記載の方法。
18.
他の合成用の中間体、結合剤、エポキシ樹脂、ポリウレタンおよび不飽和ポリエステル樹脂の硬化時の架橋剤または促進剤、ポリマー安定剤、植物保護剤、金属イオン封鎖剤、鉱油用添加剤、腐食防止剤としての、または洗濯洗剤および洗浄剤の用途ならびに電子機器の用途における、上記1〜11のいずれか一つに記載の混合物の使用。
19.
難燃剤、とりわけ透明塗料および発泡性防炎塗料用の難燃剤、木材およびその他のセルロース含有製品用の難燃剤、ポリマー用の反応性および/もしくは非反応性難燃剤としての、または難燃化ポリマー成形材料の製造のための、難燃化ポリマー成形体の製造のための、ならびに/またはポリエステルとセルロース単一布およびセルロース混紡布の含浸による難燃加工をするための、ならびに相乗剤としての、上記1〜13のいずれか一つに記載の混合物の使用。
20.
上記1〜13のいずれか一つに記載の混合物を0.5〜45重量%、熱可塑性もしくは熱硬化性のポリマーまたはこれらの混和物を55〜99.5重量%、添加剤を0〜55重量%、および充填剤または強化材料を0〜55重量%含有しており、前記成分の合計が100重量%になる、難燃化された熱可塑性または熱硬化性のポリマー成形材料、ポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマー糸、およびポリマー繊維。
21.
上記1〜13のいずれか一つに記載の混合物を1〜30重量%、熱可塑性もしくは熱硬化性のポリマーまたはこれらの混和物を10〜95重量%、添加剤を2〜30重量%、および充填剤または強化材料を2〜30重量%含有しており、前記成分の合計が100重量%になる、難燃化された熱可塑性または熱硬化性のポリマー成形材料、ポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマー糸、およびポリマー繊維。

Claims (20)

  1. 少なくとも1種の式(I)のジアルキルホスフィン酸
    Figure 0006126124
    [式中、
    、Rは、同じかまたは異なっており、互いに独立して、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、および/またはn−ヘキシルを意味する]と
    少なくとも1種の式(II)のアルキルホスホン酸
    Figure 0006126124
    [式中、
    は、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、および/またはn−ヘキシルを意味する]
    との混合物を含む難燃性組成物
  2. 混合物が、式(I)のジアルキルホスフィン酸を0.1〜99.9重量%および式(II)のアルキルホスホン酸を0.1〜99.9重量%含有していることを特徴とする、請求項に記載の難燃性組成物
  3. 混合物が、式(I)のジアルキルホスフィン酸を40〜99.9重量%および式(II)のアルキルホスホン酸を60〜0.1重量%含有していることを特徴とする、請求項1または2に記載の難燃性組成物
  4. 混合物が、式(I)のジアルキルホスフィン酸を60〜99.9重量%および式(II)のアルキルホスホン酸を40〜0.1重量%含有していることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一つに記載の難燃性組成物
  5. 混合物が、式(I)のジアルキルホスフィン酸を80〜99.9重量%および式(II)のアルキルホスホン酸を20〜0.1重量%含有していることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一つに記載の難燃性組成物
  6. 混合物が、式(I)のジアルキルホスフィン酸を90〜99.9重量%および式(II)のアルキルホスホン酸を10〜0.1重量%含有していることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一つに記載の難燃性組成物
  7. 混合物が、式(I)のジアルキルホスフィン酸を95〜99.9重量%および式(II)のアルキルホスホン酸を5〜0.1重量%含有していることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一つに記載の難燃性組成物
  8. 混合物が、式(I)のジアルキルホスフィン酸を98〜99.9重量%および式(II)のアルキルホスホン酸を2〜0.1重量%含有していることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一つに記載の難燃性組成物
  9. ジアルキルホスフィン酸が、ジエチルホスフィン酸、エチル−プロピルホスフィン酸、エチル−ブチルホスフィン酸、エチル−ペンチルホスフィン酸、エチル−ヘキシルホスフィン酸、ジプロピルホスフィン酸、プロピル−ブチルホスフィン酸、プロピル−ペンチルホスフィン酸、プロピル−ヘキシルホスフィン酸、ジブチルホスフィン酸、ブチル−ペンチルホスフィン酸、ブチル−ヘキシルホスフィン酸、ジペンチルホスフィン酸、ペンチル−ヘキシルホスフィン酸または/またはジヘキシルホスフィン酸であり、そしてアルキルホスホン酸が、エチルホスホン酸、プロピルホスホン酸、ブチルホスホン酸、ペンチルホスホン酸またはヘキシルホスホン酸であることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一つに記載の難燃性組成物
  10. 混合物が、ジエチルホスフィン酸を98〜99.9重量%およびエチルホスホン酸を0.1〜2重量%含有していることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一つに記載の難燃性組成物
  11. 更に少なくとも1種の相乗剤を含有しており、ここで相乗剤が、メレム、メラム、メロン、ホウ酸メラミン、シアヌル酸メラミン、リン酸メラミン、リン酸ジメラミン、三リン酸ペンタメラミン、二リン酸トリメラミン、三リン酸テトラキスメラミン、五リン酸ヘキサキスメラミン、二リン酸メラミン、四リン酸メラミン、ピロリン酸メラミン、ポリリン酸メラミン、ポリリン酸メラム、ポリリン酸メレム、および/またはポリリン酸メロン; トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌラートと芳香族ポリカルビン酸のオリゴマーエステル、またはベンゾグアナミン、アセトグアナミン、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌラート、アラントイン、グリコウリル、シアヌラート、シアヌラート・エポキシド化合物、シアヌル酸尿素、ジシアンアミド、グアニジン、リン酸グアニジン、および/もしくは硫酸グアニジンの群からの窒素含有化合物;アルミニウム化合物、マグネシウム化合物、スズ化合物、アンチモン化合物、亜鉛化合物、ケイ素化合物、リン化合物、カルボジイミド、ホスファゼン、ピペラジン類、(ピロ)リン酸ピペラジン類、(ポリ)イソシアナート、および/またはスチレン・アクリルポリマー;水酸化アルミニウム、ハロイサイト、サファイア製品、ベーマイト、ナノベーマイト;水酸化マグネシウム;酸化アンチモン;酸化スズ;酸化亜鉛、水酸化亜鉛、酸化亜鉛水和物、炭酸亜鉛、スズ酸亜鉛、ヒドロキシスズ酸亜鉛、ケイ酸亜鉛、リン酸亜鉛、ホウリン酸亜鉛、ホウ酸亜鉛、および/またはモリブデン酸亜鉛;ホスフィン酸およびその塩、ホスホン酸およびその塩、および/またはホスフィンオキシド;カルビニルビスカプロラクタム、
    を含むことを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一つに記載の難燃性組成物
  12. 請求項1〜10のいずれか一つに記載の式(I)のジアルキルホスフィン酸と式(II)のアルキルホスホン酸との混合物を99〜1重量%および相乗剤を1〜99重量%含有していることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一つに記載の難燃性組成物
  13. 請求項1〜10のいずれか一つに記載の難燃性組成物の製造方法であって、次亜リン酸ナトリウムをアルケンおよびラジカル開始剤と反応させ、そして鉱酸の添加及び仕上げ処理の後に、式(I)のジアルキルホスフィン酸と式(II)のアルキルホスホン酸との混合物に転化することを含むことを特徴とする、前記方法。
  14. ルケンがエチレンであり、そして鉱酸が硫酸であることを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  15. 次亜リン酸ナトリウムの溶液をエチレンと反応させてジエチルホスフィン酸の塩とし、これを次いで、硫酸、硝酸、塩酸および/または酢酸との反応、およびその後の濃縮、濾過及び蒸留によって、ジエチルホスフィン酸とエチルホスホン酸との混合物に転化することを含むことを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  16. 反応温度が50〜150℃の間であることを特徴とする、請求項1214のいずれか一つに記載の方法。
  17. エポキシ樹脂の硬化時の促進剤としての、請求項1〜10のいずれか一つに記載の難燃性組成物の使用。
  18. 難燃剤、とりわけ透明塗料および発泡性防炎塗料用の難燃剤、木材およびその他のセルロース含有製品用の難燃剤、ポリマー用の反応性および/もしくは非反応性難燃剤としての、または難燃化ポリマー成形材料の製造のための、難燃化ポリマー成形体の製造のための、ならびに/またはポリエステルとセルロース単一布およびセルロース混紡布の含浸による難燃加工をするための、ならびに相乗剤としての、請求項1〜12のいずれか一つに記載の難燃性組成物の使用。
  19. 請求項1〜12のいずれか一つに記載の難燃性組成物を0.5〜45重量%、熱可塑性もしくは熱硬化性のポリマーまたはこれらの混和物を55〜99.5重量%、添加剤を0〜55重量%、および充填剤または強化材料を0〜55重量%含有しており、前記成分の合計が100重量%になる、難燃化された熱可塑性または熱硬化性のポリマー成形材料、ポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマー糸、およびポリマー繊維。
  20. 請求項1〜12のいずれか一つに記載の難燃性組成物を1〜30重量%、熱可塑性もしくは熱硬化性のポリマーまたはこれらの混和物を10〜95重量%、添加剤を2〜30重量%、および充填剤または強化材料を2〜30重量%含有しており、前記成分の合計が100重量%になる、難燃化された熱可塑性または熱硬化性のポリマー成形材料、ポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマー糸、およびポリマー繊維。
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