JP2011516215A5 - - Google Patents

Claims (14)

1. 少なくとも主枝と第１分枝とを有する管腔内脈管プロテーゼを展開するための管腔内脈管プロテーゼ展開システムであって、該システムは、
   近位側端部および遠位側端部を有する外側シースと、前記外側シースを通じて延び、且つ、該外側シースに関して軸方向に移動可能な内部コアとを含む可撓性のカテーテル胴体と、
   少なくとも前記主枝部分を拘束できるように構成されているチューブ状メンバーを含む主枝抑制具であって、前記チューブ状メンバーは該チューブ状メンバーの第１端部に隣接した第１部分と、該チューブ状メンバーの第２端部に隣接した第２部分と、前記第１部分および前記第２部分の間に位置する中間部分とを有する主枝抑制具と、
   前記チューブ状メンバーに形成されている複数の穿孔と、
   前記主枝抑制具の一方の側の少なくとも一部の長さに沿った前記主枝抑制具の前記複数の穿孔の間の複数のセグメントと、
   前記複数の穿孔のうち少なくとも２つを通って延び、前記複数のセグメントのうち少なくとも１つの周りでループを形成する解放ワイヤーであって、該解放ワイヤーが近位側方向へ後退させられたときに、前記主枝部分を展開すべく、前記穿孔の間の１つ以上の前記セグメントを裂くことができるように構成されている、解放ワイヤーと、
   前記第１分枝部分を解放可能に拘束できるように構成されたチューブ状メンバーを含む第１分枝抑制具であって、該第１分枝抑制具が第１分枝解放機構に連結されている、第１分枝抑制具と、を含む、管腔内脈管プロテーゼ展開システム。
2. 前記近位側端部が前記遠位側端部の下流となるように前記解放ワイヤーが近位側方向へ後退させられ、前記解放ワイヤーを引っ込めることで、前記主枝抑制具の遠位側部分の前に前記主枝抑制具の近位側部分を解放できるように、前記解放ワイヤーが前記穿孔を通る経路をたどっている、請求項１に記載の展開システム。
3. 前記解放ワイヤーを引っ込めることで、前記主枝抑制具の中間部分の前に前記主枝抑制具の遠位側部分を解放できるように、前記解放ワイヤーが前記穿孔を通る経路をたどっている、請求項１または２に記載の展開システム。
4. 前記主枝抑制具が第１端部部分および第２端部部分を定め、前記解放ワイヤーが、前記主枝抑制具の前記第１端部部分と前記第２端部部分との間に解放ワイヤーの一方の端部が位置付けられるような仕方で、前記穿孔を通る経路をたどっている、請求項１〜３のいずれか１項に記載の展開システム。
5. 前記主枝抑制具が少なくとも幾つかの前記穿孔の間にミシン目ライン又はスリットを含んでいる、請求項１〜４のいずれか１項に記載の展開システム。
6. 前記展開システムが、さらに、前記展開用カテーテル内に摺動可能に位置付けされたガイドワイヤーを含んでいる、請求項１〜５のいずれか１項に記載の展開システム。
7. ガイドワイヤーが前記主枝抑制具内に摺動可能に位置付けられており、前記ガイドワイヤーが、予め定められた長さ分の該ガイドワイヤーが前記展開用カテーテルから軸方向に引っ込められた後に、該主枝抑制具を引っ込めることができるように構成されている、請求項１〜６のいずれか１項に記載の展開システム。
8. 前記展開用カテーテル内に位置付けられた前記ガイドワイヤーおよび前記主枝抑制具内に位置付けられた前記ガイドワイヤーのうちの少なくとも一方が中空である、請求項６または７に記載の展開システム。
9. 前記管腔内脈管プロテーゼの第２分枝部分を解放可能に拘束できるように構成された第２分枝抑制具をさらに含み、前記第２分枝抑制具が第２分枝解放機構を含んでいる、請求項１〜８のいずれか１項に記載の展開システム。
10. 前記第２分枝解放機構が該展開用カテーテルおよび前記第２分枝抑制具の内部に摺動可能に位置付けられた中空ガイドワイヤーを含んでいて、前記展開用カテーテルから予め定められた長さ分の前記中空ガイドワイヤーが軸方向に引っ込められた後に、前記中空ガイドワイヤーを引っ込めることで前記第２分枝抑制具を引っ込めるように、前記中空ガイドワイヤーは前記第２分枝抑制具に連結されている、請求項９に記載の展開システム。
11. 前記主枝抑制具が該展開用カテーテルの遠位側先端部メンバーによって第１端部で解放可能に支持されている、請求項１〜１０のいずれか１項に記載の展開システム。
12. 前記展開用カテーテルが、前記内部コアに関して実質的に固定された回転方向配列で該プロテーゼを保持できるように構成されている、請求項１〜１１のいずれか１項に記載の展開システム。
13. 使用に際しては、前記主枝抑制具を含む該展開システムは第１アクセス部を通じて進められ、前記主枝抑制具は前記第１アクセス部と異なる第２アクセス部を通じて取り除かられる、請求項１〜１２のいずれか１項に記載の展開システム。
14. 前記第１アクセス部は、同側腸骨動脈と対側腸骨動脈のいずれか一方であり、前記第２アクセス部は、同側腸骨動脈と対側腸骨動脈のいずれか他方である、請求項１３に記載の展開システム。