JP2011513793A - 改良型の反射型投影スクリーン - Google Patents

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Abstract

広範な観察角にわたって均一な高利得を有する反射型投影スクリーンを提供する。投影スクリーンは、60°入射角度で測定したときに約85%を超える光反射率および約10%未満の光沢度を有する少なくとも1つの無着色のフラッシュ紡糸網状フィラメントフィルム−フィブリルシートと、基材の少なくとも一面を覆う、拡散増進粒子を含有する光透過性の溶融加工可能なポリマーの光拡散層とを含む二重目的の光反射性支持基材を含む。投影スクリーンの光学利得は約0.90〜約2.0であり、および光学利得の偏差は、−60°〜+60°の観察角にわたって約8%以下である。投影スクリーンは良好なドレープ適性、ロール適性、レイフラット/ハングフラット能力を有する。投影スクリーンはまた再利用できる。

Description

本発明は、基材と、光学利得が高くかつ拡散反射率が高い拡散層とを含む、改良された反射型投影スクリーンに関する。
反射型投影スクリーンは、プロジェクタと一緒に使用して像およびビデオを表示する。視覚コントラストを低減させずに像を明瞭に見えるようにするために、周辺光を暗くすることが必要となることが多い。像の鮮明性は、高出力のプロジェクタを使用することによって、および/または投影スクリーンの光学利得とも呼ばれる反射輝度を増大させることによって、改善できる。しかしながら、1.0よりも大きい利得を有するように投影スクリーンを設計するとき、典型的には「ホットスポッティング」に直面する。ホットスポッティングは、スクリーンに対して垂直に入射する角度で観察している場合にスクリーンの利得が大きいとき、および側方の角度から観察している場合に利得が小さいときに発生する。「ホットスポッティング」がある場合、側方の角度から観察している人には、像の中心が像の縁部よりも明るいようにみえる。これは、光の拡散が不十分であるためである。映画館、教室、会社のプレゼンテーションを行う場所およびホームビューイングエリアなどの設定では、多くの場合視聴者はプロジェクタからの映像の方向に対して、すなわち入射する投影光の方向に対して角度のある位置にいる;それゆえ、スクリーンは、高反射性(すなわち、鏡面の)投影スクリーンが使用された場合に可能であるものよりも大きな、効果的な観察角を有する必要がある。ホットスポッティングの傾向がなく、広範な観察角にわたって均一に高利得である投影スクリーンを有することが望ましい。
掛けられたり、丸められたり、または巻き上げられたりすることがあり、かつわずかな張力下で、巻いたり巻きを解いたりする際にしわ(puckering、wrinklingまたはripples)が形成されずに平坦に置いたりまたは吊したりする反射型投影スクリーンを製造することが望ましいとの考えが定着している。投影スクリーンに、掛けることができる基材としてポリ塩化ビニル(ビニル)ファブリックを用いていることが知られている。典型的なビニルスクリーンは、表面を適度に反射性にするために顔料、例えば二酸化チタンを含み、かつ適度な拡散反射およびそれにより広範な観察角を得るために、エンボス加工された表面を使用する。着色ビニルの利得は一般的に1.5未満である。特殊なスクリーンは、支持基材またはファブリック上に反射層と、反射層上に拡散フィルムとを含んで、所望の光学特性を達成し得る。平坦に置くまたは吊すスクリーンを作製するために、軟質ビニル層が織布スクリムにコートされるかまたはそれに付着されて、ビニル層が、折れ目のない反射スクリーン面を提供し、かつスクリムが寸法安定性を提供するようにする。
低温で柔軟性および溶接性をもたらすために可塑剤を含有していてもよいビニルが、ドレープ適性(drapeability)、ロール適性(rollability)およびレイフラット/ハングフラット特性(lay/hang flat characteristcs)をもたらすのに効果的である一方、投影スクリーンになるビニルの製造中および投影スクリーンの有用寿命後の双方において、環境の面からは欠点があることが知られている。なぜなら、ビニルを再利用することは難しく、かつ焼却および/または埋め立てによるビニルの廃棄には固有の危険があるためである。ビニルに所望の機械的性質を得るために使用された有機可塑剤も、時間が経つにつれて材料から拡散することがあり、室内において揮発性有機化合物(VOC)へ暴露されることとなる。所望のドレープ適性、ロール適性およびレイフラット特性を備え、ビニルの使用に付随する環境的な欠点のない投影スクリーンを有することが望ましい。
米国特許第7,057,812号明細書(Sinkoff)には、少なくとも第1の面を有する基材と、第1の面および対向する第2の面を有する反射層と、艶消し仕上げによって画定された第1の面および対向する第2の面を有する拡散層とを含む投影スクリーンが説明されている。反射層の第2の面を(例えば、接着剤によって)基材の第1の面に取り付け、かつ拡散層の第2の面を(例えば、光透過性の接着剤によって)反射層の第1の面に取り付ける。拡散層の第2の面は、好ましくは平滑仕上げされているが、所望のスクリーン指向性または方向性性能を達成するために所望の不規則性を含み得る。
米国特許第6,144,491号明細書(Orikasaら)には、基材と、光反射材料のフレークが分散されている透明樹脂製の光反射層と、方解石および顔料の結晶状微粒子が分散されている透明樹脂製の透明拡散層とを有する反射型投影スクリーンが説明されている。これらのフィルムは、これらを達成するには複雑、高価および困難であり、望ましくない。
米国特許第6,040,941号明細書(Miwa)には、光吸収スリットまたは規則的な方向性の「ひび割れ」が配置された光透過ポリマー層に積層された光反射基材を有する反射型投影スクリーンが説明されている。スリットは、黒色顔料または染料などの光吸収物質で埋められている。
米国特許第5,456,967号明細書(Nezu)には、ロール形状に巻き上げ、必要に応じて巻きを解くことができ、かつ高密度の拡散反射層と、軟質塩化ビニルシートを含む半透明な光拡散層とが積層されている基材シートを含むタイプの反射型スクリーンが説明されている。ここでは、半透明な光拡散層は、光を拡散する不均一な細かいパターンを備える表面を有する。
再利用可能で、良好なドレープ適性、ロール適性、およびレイフラット/ハングフラット特性を有し、かつ広範な観察角にわたって均一な高利得をもたらす反射型投影スクリーンを経済的に製造することが望ましい。
本発明は、
a)約5ミル〜約15ミルの厚さを有し、かつ60°の入射角度で測定したときに約85%を超える光反射率および約10%未満の光沢度を有する少なくとも1つの無着色のフラッシュ紡糸網状フィラメントフィルム−フィブリルシートを含む前面および後面を有する二重目的の光反射性支持基材;および
b)拡散増進粒子を含有する光透過性で溶融加工可能なポリマーを含み、約0.2ミル〜約15ミルの厚さを有する、基材の前面を覆う光拡散層;
を含む反射型投影スクリーンであって、
投影スクリーンの光学利得は約0.90〜約2.0であり、および光学利得の偏差は、−60°〜+60°の観察角にわたって約8%以下である、反射型投影スクリーンに関する。
比較および対照の投影スクリーンの、観察角の範囲にわたる光学利得を示すグラフである。 コーティングされていない対照サンプルおよび本発明による3つのコーティングされたサンプルの、観察角の範囲にわたる光学利得を示すグラフである。 コーティングされていない対照サンプルおよび本発明による3つのコーティングされたサンプルの、観察角の範囲にわたる光学利得を示すグラフである。
スクリーンの光学利得(本願明細書では利得とも称す)は、スクリーンに向かう入射光、およびスクリーンに対して垂直にまたは法線方向に反射された光の測定を行うときの、試験基準によって反射された光と比べた、スクリーンによって反射された光の測定値である。
高い拡散反射率を有する面は、入射光の散乱によって特徴付けられるので、面の輝度は全体的に、高い正反射率を有する面と比べて、広範な観察角にわたってより均一である。光の散乱量が増えると、一般に法線(垂直)入射における反射光の利得が低下し、かつ斜めの観察角において反射光の利得が増大し、それにより、ホットスポッティングを低減させる。
本発明による投影スクリーンは、少なくとも1つの無着色のフラッシュ紡糸網状フィラメントフィルム−フィブリルシートと、拡散増進粒子を含む拡散層とを有する二重目的の拡散性反射支持基材を含む。
本発明の投影スクリーンは観察角を最大にする一方、利得を最大にし、かつホットスポッティングの発生を最小にする。投影スクリーンの利得は約0.9〜約1.2、さらには、約0.9〜約1.4、約0.9〜約1.6、約0.9〜約1.8および約0.9〜約2.0である。高利得にも関わらず、スクリーン面の利得は「フラット」、すなわち、広範な観察角にわたって均一であるので、ホットスポッティングの発生をなくす。どの角度から観察するときにも投影光を均一に反射し、それゆえ優れた像の鮮明性をもたらす拡散平面の一例は、艶消し白色面である。投影スクリーンの利得の偏差は、−60°〜+60°の間の観察角にわたって約8%以下だけ、さらには、約4%以下だけおよび約2%以下である。
本発明によれば、約85%を超える、約90%をも超える、約95%をも超えるおよび約98%をも超える反射率を有する基材の使用により、約0.9を超える光学利得の投影スクリーンが提供される。拡散反射率を、光の全反射率から正反射率を引いたものとして定義できる。正反射率は光沢度に正比例し、光沢度は測定できる。拡散反射率は光沢度に反比例する。光沢度がゼロの表面は、完全に拡散しているとみなされる。
本発明のスクリーンの基材は、反射層の機能を果たしかつ寸法安定性のある支持層であるという二重目的を果たす。基材は十分な機械的完全性を有して、良好なドレープ適性、ロール適性、およびレイフラット/ハングフラット特性を示す。基材の引張強度は、ASTM D5035に従って測定される場合、約7lb/in〜約72lb/inであるのが好都合である。基材の破断点伸びは、ASTM D5035に従って測定される場合、約10%〜約28%であるのが好都合である。基材のエルメンドルフ引裂強度は、ASTM D1424に従って測定される場合、約0.5lb〜約1.3lbであるのが好都合である。基材の層間剥離強度は、ASTM D2724に従って測定される場合、約0.08lb/in〜約0.8lb/inであるのが好都合である。
本発明の投影スクリーンは、キャストまたはカレンダードビニルフィルムよりも、同じ厚さにおいて高い引張強度を有する。投影スクリーンを吊すためにロールアップされることおよび平坦に置くおよび/または吊すことができるようにするために、クリープが過度に発生する可能性のない可撓性が必要とされる。投影スクリーンにおいて使用する基材は、フラッシュ紡糸網状フィラメントフィルム−フィブリルシート、例えばE.I.du Pont de Nemours&Co.から商品名Tyvek(登録商標)で市販されている高密度ポリエチレンシートの少なくとも一層である。フラッシュ紡糸シートは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、アセチルポリオキシメチレン樹脂およびポリアミドからなる群から選択されるポリマーで作製できる。基材中の各フラッシュ紡糸層の平均厚さは、約5ミル〜約15ミルである。2層以上の基材層を使用して不透明性、反射率または機械的剛性を高めることができる。
拡散層は、利得を著しく損失させることなく、基材によって反射された光を拡散し、かつ基材のフィブリルパターンを隠す。拡散層の厚さは約1ミル〜約20ミル、さらには約2ミル〜約8ミルである。拡散層が厚すぎる場合、投影スクリーンの利得が低減する。拡散層が薄すぎる場合、ホットスポッティングが発生する。
拡散層において使用する好適なポリマーとしては、光透過性(すなわち、透明または半透明)の溶融加工可能なポリマーが挙げられる。可視光の波長(約1μm未満)に対応するドメインサイズの結晶または半結晶構造を形成するポリマーは、屈折率が異なる数種の、結晶でないまたは非結晶質のポリマーが相互分散され(interdispersed)、光を散乱させて拡散増進粒子と類似の効果を与える働きもする。拡散層において使用する好適なポリマーとしては、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンおよびMPE(メタロセン触媒ポリエチレン)、変性ポリエチレンおよびポリエチレンポリマーブレンドを含むポリエチレンポリマー;プロピレンホモポリマー、およびポリプロピレンとエチレンとのコポリマーを含むポリプロピレン;エチレンと酢酸ビニル(EVA)とのコポリマー、エチレンとマレイン酸水素エチル(MAME)とのコポリマー(E/MAMEとも称す)、エチレンとアクリレートとのコポリマー、例えばアクリル酸メチルとアクリル酸n−ブチルとを含むエチレンコポリマー;およびエチレンコポリマーとE/MAMEとのブレンド、例えば、E/MAMEとEVAとのブレンド、およびE/MAMEの、エチレンとアクリレートとのコポリマーとのブレンドが挙げられる。拡散層を基材の表面上にキャストまたは押出すか、基材に加熱積層または接着積層することができる。
ポリマーは、ある程度基材の表面に浸透し、0.3lb/in以上の層間剥離強度をもたらす接着レベルを提供する。光の透過および拡散に加えて、拡散層は好都合にも投影スクリーンのレイフラット/ハングフラット特性を高める。
拡散層はさらに、光を散乱させ、さらに観察角にわたる利得も上げる拡散増進粒子を含み、比較的フラットな利得曲線をもたらす。粒子は散乱中心としての機能を果たし、かつ全反射率を低減させることなく拡散量を増大させる。加えて、そのような粒子は、基材の表面上のフィルム−フィブリルパターンをマスクする。好適な粒子としては、非結像幾何光学で使用される顔料、金属フレーク、およびマイクロレンズおよびマイクロガラスビードが挙げられる。好適な顔料としては、ケイ酸塩、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ土類金属炭酸塩、アルカリ金属チタン酸塩、アルカリ土類金属チタン酸塩、アルカリ金属硫酸塩、アルカリ土類金属硫酸塩、アルカリ金属酸化物、アルカリ土類金属酸化物、遷移金属酸化物、金属酸化物、アルカリ金属水酸化物およびアルカリ土類金属水酸化物が挙げられる。具体例としては、二酸化チタン、炭酸カルシウム、クレー、マイカ、タルク、ハイドロタルサイト、水酸化マグネシウム、シリカ、ケイ酸塩、ケイ酸塩中空球、珪灰石、長石、カオリン、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、硫酸マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、アルミナ、石綿粉末、ガラス粉末およびゼオライトが挙げられる。典型的な顔料の粒径は約0.10μm〜約0.44μmである。拡散層における粒子負荷は、拡散層の約1重量%〜約10重量%であり、約6重量%未満および約3重量%未満でもある。
拡散層はさらに難燃添加剤を含んで、複合材全体が室内での使用に必要とされる、NFPA701、「Standard Methods of Fire Tests for Flame Propagation of Textiles and Films」などの規制基準を満たせるようにすることができる。ポリオレフィンに使用される最も一般的なタイプの難燃剤システムとしては、気相においてフリーラジカルを急冷しかつ燃焼反応を停止させる働きをする、ハロゲン化された急冷剤タイプの化合物、および揮発可能なオキシハライド化合物を形成することによってハロゲンを火炎に運ぶ機能を行う金属酸化物相乗剤が挙げられる。好適なハロゲン化合物としては、デカブロモジフェニルオキサイド(decabromodiphenyloxide)、オクタブロモジフェニルオキサイド(octabromodiphenyloxide)、テトラブロモビスフェノール−Aジグリシジルエーテル、エチレンビステトラブロモフタルアミド(ethylenebistetrabromophthaliamide)、セプタブロモトリメチルフェニルインダン(septabromotrimethylphenyl indane)、オクタブロモトリメチルフェノールインダン(octabromotrimethylphnol indane)およびテトラブロモビスフェノールA、ビス(2,3−ジブロモプロピルエーテル)が挙げられる。好適な金属酸化物相乗剤としては、三酸化アンチモン、五酸化アンチモンおよびアンチモン酸ナトリウムが挙げられる。ハロゲン化された/相乗剤の難燃剤システムの代わりとしては、ポリリン酸アンモニウム、赤リン、マグネシウムジヒドロキシド(MDH)、アルミニウムトリヒドロキシド(ATH)、ホウ酸亜鉛を含む無機難燃剤システムを使用し得る。これらはまた、ハロゲン化システム、またはトリアジン(例えば、Ciba(登録商標)FLAMESTAB(登録商標)NOR(商標)116)またはEDAP(エチルジアミンホスフェート塩(ethyl diamine phosphate salt))などの新しい非ハロゲン化合物と組み合わせてもよい。
拡散層には、追加的な添加剤、例えば、抗酸化剤、黄変防止剤、紫外線吸収剤、フリーラジカル捕捉材および光安定剤が含まれ得る。UV光を吸収して可視スペクトルでエネルギーを放射する蛍光増白剤を添加して、明るさまたは利得を増大させるおよび/または青みを加えてもよい。
スクリーンの後面または非観察面にポリマーの追加的な層をキャスト、押出または積層できる。追加的な層を使用して、レイフラット/ハングフラット特性を高め、かつスクリーンの縁部のカールを低減させることができる。カーボンブラックまたは類似の光吸着性顔料を、不透明性を与えるためにスクリーンの非観察面をコートするのに使用されるポリマーに添加できるので、他の光源からの周辺光はスクリーンを通して現れることができない。約1%〜約6重量%の濃度のカーボンブラックまたは灰色顔料が、「ブラックアウト」すなわち完全な不透明性を達成するために必要である。
投影スクリーンの基材および拡散層は好都合にも再利用できる。特に、拡散層においてE/MAMEを使用する場合、E/MAMEは追加剤の分散を支援して均質な組成物を形成し、それにより、組成物の機械的性質を改善する。
試験方法
利得
スクリーンサンプルの利得を、特定範囲の角度にわたるサンプルの角輝度を、公知の試験基準の角輝度によって割ることによって求める。基準は、Newport Corporation(Irvine CA)から市販されている12インチの360°回転台の上に−5°傾斜したゴニオメーターに装着された、Labsphere,Inc.(North Sutton,NH)から市販されている、NISTに追跡可能なSpectralon(登録商標)拡散白色基準である。Labsphere,Inc.から市販されている均一な照明「A」,2856K、コリメートされた光源を、基準の面上に15mmのスポットで照明するように−5°の傾斜で拡散基準から50cmの距離で回転台に装着して、照明角度および光源の距離を一定に保ち、かつサンプルが回転するのと共に移動するようにした。Photo Research,Inc.(Chatsworth,CA)から市販されているPhoto Research PR−1980B Prichard Spectroradiometerを回転台に対して垂直に装着した。照明源の電源を入れ、かつ照明源を安定化させて、5°の角度間隔で輝度の測定を行い、記録した。基準の測定が完了したら、基準の代わりに投影スクリーンサンプルを装着し、サンプルに同一の測定を行い、記録した。次いで、各角度におけるサンプルの測定を、基準の同様の測定によって割り、−60°〜+60°の範囲の観察角におけるサンプルの利得を得た。その後、各角度におけるこの利得データをプロットした。
反射率
X−Brite,Inc.(Grand Rapids,Michigan)から市販されている較正SP−64 Sphere Spectrophotometerを使用して、各サンプル上の5箇所において反射率を測定した。400nm〜700nmの範囲の波長における反射率の平均、ならびに目の明順応視感度のピークに最も近い550nmの波長における反射率を報告する。
光沢度
各サンプルの鏡面光沢度を、ASTM D523に従って、Paul A.Gardner Company,Inc.(Pompano Beach,Florida)から市販されているGL−4601 Haze−Gloss Meterを使用して、反射率を測定した箇所と同一の5箇所において測定した。平均光沢度測定値を20°、60°、および85°の入射角度で報告した。
E.I.du Pont de Nemours&Co.(Wilmington,Delaware)から商品名Tyvek(登録商標)で市販されている高密度ポリエチレンフラッシュ紡糸網状フィラメントフィルム−フィブリルシートのサンプルを、−60°〜+60°の観察角範囲にわたる光学利得に関して試験した。表1にリストしたように、拡散層を有しない対照サンプル1および2、および少なくとも1層の拡散層を有する本発明のスクリーンの実施例(実施例1〜7)を試験した。実施例の各々において、拡散層は、総ブレンドの80重量%の、エチレンとアクリル酸メチル(190℃での測定においてメルトフローインデックス8.0)とのコポリマーと、総ブレンドの20重量%の、エチレンとMAMEとのコポリマーとのブレンドであった。エチレンとアクリル酸メチルとのコポリマーは、80重量%のエチレンおよび20重量%のアクリル酸メチルであった。E/MAMEコポリマーは、90.5重量%のエチレンおよび9.5重量%のMAMEであった。二酸化チタン(DuPont TiPure(登録商標)R104)を、ブレンドの重量を基準にして2%または3%の量で添加した。ブレンドを基材に押出コーティングして拡散層を形成した。加えて、2%のトリアジン(Cibaから市販されているFlamestab(登録商標)NOR116)および7%のテトラブロモビスフェノールA、ビス(2,3−ジブロモプロピルエーテル)および三酸化アンチモンで構成された難燃剤システムを実施例2、3および5に添加した。また、実施例2、3および5では、紫外線吸収剤、抗酸化剤および黄変防止剤を含有するパッケージを1%で一緒に添加した。
表1に、対照サンプル1および2、実施例1〜7および市販の艶消し白色ビニルスクリーン(比較例1〜3)の3つのサンプルに対して試験した角度範囲にわたる平均光学利得をリストする。比較例1は、繊維ガラス織布に積層されかつおよび黒色ビニルフィルム裏打ちを含む白色ビニルエンボス加工フィルムで構成された3M社から市販のスクリーンVinyl PSであった;比較例2は、繊維ガラス織布に積層されかつ黒色ビニルフィルム裏打ちを含む白色ビニルエンボス加工フィルムで構成された市販のスクリーンDraper FG Whiteであった;および比較例3は、支持のない白色ビニルフィルムで構成された別の市販のスクリーンDraper M1300であった。
図1に、比較例1〜3、および対照サンプル1について試験した角度にわたる利得を図式的に示す。図2に、実施例1〜3について試験した角度にわたる利得を図式的に示し、および図3に、実施例4〜7について試験した同じ角度にわたる利得を図式的に示す。拡散層のない、コートされていない対照サンプルは、約1.18〜約1.4で、望ましい高い最大光学利得を呈した;しかしながら、これらのサンプルは、ホットスポッティングのために、望ましくない狭小な観察角を呈した。ホットスポッティングは、図1において、垂直で(入射角度0°)ピークを有する利得曲線の形状によって図式的に、および11%を超える利得の標準偏差によって数値的に見ることができる。それに反して、本発明の実施例の利得の標準偏差は2%未満であった。E/MAMEの拡散層および顔料の拡散増進粒子が、スクリーンの光学利得を均一に制御しおよびホットスポッティングをなくす働きをした。
表1
Figure 2011513793
表2は、Tyvek(登録商標)1085D、1443Rおよび1079(コーティングされていない)の基材サンプル、ならびに帝人デュポンフィルム株式会社(日本国東京)から市販のRE240微小空洞ポリエステルフィルム、Furukawa America,Inc.(Peachtree City,Georgia)から市販のMCPET発泡微孔質ポリエステルシートおよびDraper,Inc.(Spiceland,Indiana)から市販のビニルコーティングされたスクリーンの市販のサンプルに対して行った反射率および光沢度の測定値を含む。
表2
Figure 2011513793

Claims (7)

  1. a)約5ミル〜約15ミルの厚さを有し、かつ60°の入射角度で測定するときに約85%を超える光反射率および約10%未満の光沢度を有する少なくとも1つの無着色のフラッシュ紡糸網状フィラメントフィルム−フィブリルシートを含む前面および後面を有する二重目的の光反射性支持基材;および
    b)基材の前面を覆う光拡散層であって、拡散増進粒子を含有する光透過性で溶融加工可能なポリマーを含む、約0.2ミル〜約15ミルの厚さを有する光拡散層;
    を含む反射型投影スクリーンであって、
    投影スクリーンの光学利得が約0.90〜約2.0であり、および光学利得の偏差が、−60°〜+60°の観察角にわたって約8%以下である、反射型投影スクリーン。
  2. 光拡散層が、溶融加工可能なポリマーの重量を基準として拡散増進粒子を約10重量%未満含む、請求項1に記載の投影スクリーン。
  3. 基材が、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、アセチルポリオキシメチレン樹脂、ポリアミドからなる群から選択されるポリマーを含む、請求項1に記載の投影スクリーン。
  4. 光拡散層が、ポリエチレンポリマーおよびブレンド、ポリプロピレンポリマー、プロピレンとエチレンとのコポリマー、エチレンコポリマー、エチレンと酢酸ビニルとのコポリマー、エチレンとアクリレートとのコポリマー、エチレンコポリマーのブレンド、エチレンとE/MAMEとのコポリマーのE/MAMEとのブレンドからなる群から選択されるポリマーを含む、請求項1に記載の投影スクリーン。
  5. 拡散増進粒子が、二酸化チタンおよび炭酸カルシウムからなる群から選択される顔料を含む、請求項1に記載の投影スクリーン。
  6. 不透明剤を含有する溶融加工可能なポリマーを含み、基材の後面を覆う裏打ち層をさらに含む、請求項1に記載の投影スクリーン。
  7. 拡散層が、キャスティング、押出、加熱積層または接着積層によって基材の表面上に形成される、請求項1に記載の投影スクリーン。
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