JPH10104747A - 反射型映写スクリーン - Google Patents

反射型映写スクリーン

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JPH10104747A
JPH10104747A JP8258783A JP25878396A JPH10104747A JP H10104747 A JPH10104747 A JP H10104747A JP 8258783 A JP8258783 A JP 8258783A JP 25878396 A JP25878396 A JP 25878396A JP H10104747 A JPH10104747 A JP H10104747A
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JP
Japan
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light
layer
projection screen
reflection
transparent resin
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Pending
Application number
JP8258783A
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English (en)
Inventor
Eiichiro Yokochi
英一郎 横地
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/807,031 priority patent/US6144491A/en
Priority to TW086102414A priority patent/TW388802B/zh
Priority to KR1019970006598A priority patent/KR100259436B1/ko
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特願平8−42449号により提案した反射
型映写スクリーンは、実用上は問題ないものの、得られ
るコントラストの限界値が低い。 【解決手段】 シート状の基材2と、基材2の表面に形
成されるとともに光反射性物質の鱗片状箔片3aが分散
されてなる透明樹脂3bからなる光反射層3と、光反射
層3の表面に形成されるとともに無彩色の染料4aが分
散されてなる透明樹脂4bを有する半透明な光吸収層4
と、光吸収層4の表面に形成されるとともに方解石微結
晶粒子5aが分散されてなる透明樹脂5bを有し、透明
で光拡散性を有する光拡散層5とを備える反射型映写ス
クリーン1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映写装置から投射
される映像を受けるための反射型映写スクリーンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】映写装置から投射される映像を受けるた
めの映写スクリーンに関しては、従来より、以下に列記
する提案が行われている。
【0003】登録実用新案第30811号には、映写
スクリーンの表面に、アルミニウム粉末を樹脂バインダ
ー中に分散させてなる塗膜を形成して、映写スクリーン
の光拡散面及び光反射面として用いることが提案されて
いる。
【0004】実公昭11−1966号公報,実公昭3
5−6346号公報,実開昭64−40835号公報又
は特開平5−88263号公報には、雲母の鱗片状箔片
又はその表面に二酸化チタン塗膜をコートした、いわゆ
るパール顔料を樹脂層中に分散して、光反射面及び光拡
散面として用いることが提案されている。
【0005】特開平4−53945号公報には、光の
吸収性が少ない光拡散剤として作用する方解石の微結晶
粒子を、透明樹脂層中に分散させてなる光拡散層を光反
射層上に積層して用いることが提案されている。
【0006】米国特許第1610423号,特開昭6
2−266980号公報又は特開平7−248536号
公報には、映写スクリーンに偏光フィルタを積層してお
き、映写光を偏光させて投影することが提案されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの従来
の技術には、それぞれ、以下に列記するような課題があ
る。
【0008】登録実用新案第30811号による映写
スクリーンでは、反射光の輝度を上げると鏡面反射に近
づき、拡散角が狭くなってしまう。反対に、拡散角を拡
げると反射光の輝度が低下してしまう。また、映写スク
リーンとして要求される明暗のコントラストも不充分で
ある。
【0009】実公昭11−1966号公報,実公昭3
5−6346号公報,実開昭64−40835号公報又
は特開平5−88263号公報による映写スクリーンで
は、反射光の輝度(ゲイン),拡散角(半値角)さらに
は画像コントラストは、いずれも、上述したの映写ス
クリーンよりも良好である。
【0010】しかし、近年では、拡散角を維持したまま
で、輝度と画像コントラストとをより一層向上させるこ
とが要求されるようになってきており、これらの提案に
かかる映写スクリーンでは、この要求に応えることがで
きない。特に、映写光輝度が比較的弱いとともに外来光
(日光,電灯光等)を完全に遮断することができない一
般家庭用の投射型テレビジョン受信機用途において、こ
のような要求が極めて強い。
【0011】特開平4−53945号公報による映写
スクリーンでは、前述したの映写スクリーンに比較し
て、輝度(ゲイン)は改善されるものの、コントラスト
は不充分である。
【0012】米国特許第1610423号,特開昭6
2−266980号公報又は特開平7−248536号
公報による映写スクリーンでは、偏光特性を有する材料
又は四角錐プリズム配列のような特殊な特性を有する層
を形成する必要がある。そのため、製造工程が複雑にな
ってしまい、製造コストが上昇する。
【0013】また、映写機自体にも偏光フィルタを取り
付ける必要がありコストの上昇を招く。さらに、映写機
自体に偏光フィルタを設けることにより映写光の強度が
減衰する。
【0014】このように、従来の反射型映写スクリーン
では、所望の反射輝度,視野角及びコントラストがいず
れも得られなかった。そこで、本出願人は、先に特願平
8−42449号により、低コストで、所望の反射輝
度,視野角及びコントラストがいずれも得られる反射型
映写スクリーンを提案した。
【0015】この提案にかかる反射型映写スクリーン1
1は、図4に示すように、板状又はシート状の基材12
と、基材12の表面に形成されるとともに光反射性物質
の鱗片状箔片13aが分散されてなる透明樹脂13bか
らなる光反射層13と、光反射層13の表面に形成され
るとともに方解石微結晶粒子14bと無彩色の染料又は
顔料14aとが分散されてなる透明樹脂14cからな
り、透明で光拡散性を有する光拡散層14とを備え、光
拡散層14の表面が、映写光を入射するとともに反射画
像を観察する映写光入射及び画像観察面15であるもの
である。そして、このような構成により、以下に列記す
る効果が奏せられる。
【0016】(i)方解石微結晶粒子14bは光吸収が
少なく拡散特性が適度である。そのため、方解石微結晶
粒子14bが透明樹脂14c中に分散されてなる光拡散
層14の透過率が高まる。また、光反射性物質からなる
鱗片状箔片13aを樹脂13bに含有する光反射層13
の反射率も高い。そのため、反射型映写スクリーン11
は、これらの相乗効果により、極めて高い反射輝度(高
ゲイン)を有する。
【0017】(ii)入射光は、光拡散層14に含有さ
れた方解石微結晶粒子14bと,光反射層13に含有さ
れた光反射性物質の鱗片状箔片13aとの2段階の光拡
散の相乗効果により、充分に広い視野角を有するととも
に、高いコントラストを、しかも明所においても得るこ
とができる。
【0018】(iii)反射型映写スクリーン11で
は、光拡散層14に無彩色顔料又は染料14aを添加し
てある。そのため、反射画像のコントラストを、映写ス
クリーンとして実用上問題がない程度にまで向上する。
【0019】すなわち、光拡散層14中の光線は、無彩
色の染料又は顔料14aにより吸収される。しかし、映
写光は、光拡散層14の表面の法線とのなす角が小さ
く、光拡散層14中での走行光路長が短いため、吸収は
少ない。これに対し、外来のノイズ光は、法線とのなす
角が大きく、光拡散層14中における走行光路長が多重
反射により長くなる。媒質中での光の吸収量は光路長の
指数関数に比例するために、吸収は格段に多く減衰す
る。したがって、映写光(信号光)と外来光(ノイズ
光)とのSN比は高くなり、明室での映写画像のコント
ラストは高くなる。
【0020】しかし、本発明者が、この反射型映写スク
リーン11について、よりいっそうの性能向上を図るべ
く鋭意検討を重ねた結果、下記のような課題が存在する
ことが分かった。
【0021】すなわち、光拡散層14自体の層中に、無
彩色の染料又は顔料14aを添加すると、確かにコント
ラストは向上するものの、無彩色の染料又は顔料14a
は映写光をも不可避的に吸収してしまう。
【0022】そのため、コントラストの向上には限界が
ある。また、コントラストを維持しながら輝度を向上さ
せることにも限界があった。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明者は、特願平8−
42449号により提案した反射型映写スクリーン11
のコントラスト及び輝度をよりいっそう向上させるべく
鋭意検討を重ねた結果、光拡散層14により光吸収性を
奏させるのではなく、光拡散層14の下層として無彩色
層(光吸収層)を設けることにより、ゲイン及び視野角
を低下することなくコントラスト、さらには輝度を大幅
に向上させることが可能となることを知見して、本発明
を完成した。
【0024】請求項1の発明は、例えば図1において、
板状又はシート状の基材2と、基材2の表面に形成され
るとともに光反射性物質の鱗片状箔片3aが分散されて
なる透明樹脂3bからなる光反射層3と、光反射層3の
表面に形成されるとともに無彩色の染料又は顔料4aが
分散されてなる透明樹脂4bを有する半透明な光吸収層
4と、光吸収層4の表面に形成されるとともに方解石微
結晶粒子5aが分散されてなる透明樹脂5bを有し透明
で光拡散性を有する光拡散層5とを備えることを特徴と
する反射型映写スクリーン1である。
【0025】この請求項1の反射型映写スクリーン1で
は、光拡散層5がさらに無彩色の染料又は顔料を有する
ことにより、光吸収層4が奏する光吸収性を補完するよ
うにしてもよい。
【0026】また、請求項1の反射型映写スクリーン1
では、光吸収層4が方解石微結晶粒子を有することによ
り、コントラストをさらに向上させることも可能であ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、本発明にかかる反射型映写スク
リーンにおける基材,光反射層,光吸収層及び光拡散層
を、添付図面を参照しながら、詳細に説明する。
【0028】図1は、本発明にかかる反射型映写スクリ
ーン1の構成を模式的に示す断面図である。また、図2
は、本発明にかかる反射型映写スクリーン1における光
反射層3に含有される光反射性物質からなる鱗片状箔片
3aを示す斜視図である。
【0029】[基材2]基材2としては、シート状又は
板状のものを用いる。シート状の基材2としては、ポリ
オレフィン樹脂,ポリエステル樹脂,ポリ塩化ビニル樹
脂(硬質,半硬質又は軟質),ポリスチレン樹脂,AB
S樹脂等の樹脂や、ガラスや、樹脂の繊維を用いた織布
又は不織布等である。これらを単層として用いるか、あ
るいは異種の物を2層以上積層して用いる。難燃,強度
と可撓性との両立,折れ曲がりの痕跡の防止の観点から
は、硝子の織布又は不織布と、軟質又は半硬質のポリ塩
化ビニルとの積層体を用いることが好ましい。さらに、
基材表面の平滑性を高め、後述する光反射層3,光拡散
層5の性能をより安定させるためには、2軸延伸ポリエ
チレンテレフタレートのシートと軟質又は半硬質ポリ塩
化ビニルとの積層体を用いることが好ましい。巻取り式
の映写スクリーンとして用いる場合には、強度及び可撓
性の観点から、通常は、50μm以上500μm以下程
度の厚さのシートを用いることが好ましい。
【0030】板状の基材2としては、上述した樹脂の板
状材や金属材や木材等を、単層で、あるいは異種の物を
2層以上積層して用いる。また、基材2が樹脂等のそれ
自体隠蔽性のない物からなる場合は、二酸化チタン,カ
ーボンブラック等の隠蔽性顔料を基材2中に添加した
り、あるいは隠蔽性顔料を含む塗料を表面に塗布すると
好ましい。板の場合の形状は、平板の他に湾曲した曲面
板も用いることができる。
【0031】[光反射層3]本実施形態では、基材2の
一方の表面に、光反射層3を形成する。光反射層3は、
光反射性物質の鱗片状箔片3aを透明樹脂3b中に分散
させたものを用いる。好ましくは、図1及び図2に示す
ように、鱗片状箔片3aは、平板面3cが映写スクリー
ン表面となる後述する映写光入射及び画像観察面6に対
しておよそ平行となるように、配向される。このように
配向することにより、より良好な反射率と適度な拡散角
とがともに得られる。
【0032】図2に示すように、鱗片状箔片3aの平板
面3cが映写光入射及び画像観察面6に対しておよそ平
行となるように、鱗片状箔片3aを配向させるために
は、ロールコート法やコンマコート法のように塗布時に
塗膜に平行な方向に剪断応力が作用する塗布法を用い
る。そして、塗膜厚を鱗片状箔片3aの粒径と同等又は
それ以下にして塗布時に鱗片状箔片3aを配向させる塗
布法を用いるか、あるいは鱗片状箔片3aを分散した状
態で含有するシート材を延伸する加工法を用いることを
例示することができる。
【0033】光反射性物質としては、アルミニウム,
銀,クロム,ニッケル等の金属材料や、二酸化チタン被
覆雲母や、さらには表面に金属材料を蒸着した樹脂シー
トを裁断した箔片等を用いることができるが、反射率を
高くするためには金属材料を用いることが最も好まし
い。
【0034】鱗片状箔片3aの平均粒径は、高い反射光
輝度と高い拡散角との両立性の観点から、5μm以上3
0μm以下の範囲が好ましい。より好ましくは、10μ
m以上20μm以下程度である。
【0035】鱗片状箔片3aの添加量は、5重量%以上
30重量%以下が好ましい。透明樹脂(バインダー)3
bとしては、透明性を有するものから選択する。このよ
うな樹脂としては、例えば、アクリル樹脂,ポリエステ
ル樹脂,ポリカーボネート樹脂,塩化ビニル酢酸ビニル
共重合体,ポリウレタン樹脂等の単体又は2種以上の混
合物を例示することができる。
【0036】光反射層3の層厚は、高い反射光輝度と経
済性との観点から、5μm以上10μm以下が好まし
い。光反射層3は、ロールコート法,グラビアロールコ
ート法又はコンマコート法等の塗布法や、予め押出法や
キャスティング法等によって製膜したシートを貼り合わ
せることにより、基材2の一方の表面に形成する。な
お、光反射層3の表面は、図1に示すように、平坦・平
滑面にすることもできるし、また必要に応じて(特に拡
散角を拡げる場合)、砂目,梨地,レンチキュラーレン
ズ,フレネルレンズ等の凹凸形状に成形することもでき
る。
【0037】[光吸収層4]本発明にかかる反射型映写
スクリーン1では、光反射層3の表面に、光吸収層4を
形成する。
【0038】光吸収層4は、光を透過しつつ透過光の一
部を吸収する層である。透過光を完全には吸収しない半
透明な層とする。光吸収層4は、バインダーである透明
樹脂4b,光吸収性及び画像明暗のコントラストを高く
するための無彩色の染料又は顔料4aとにより構成され
る。また、この光吸収層4に、方解石微粉末を分散含有
させることにより、コントラスト向上とともに拡散効果
を持たせることもできる。
【0039】無彩色の染料又は顔料4aは、光吸収層4
の透明度や反射画像の輝度を損なわずに、反射画像のコ
ントラストを向上させることができる程度添加する。無
彩色の染料又は顔料4aとしては、カーボンブラック,
黒鉛等の炭素顔料や、アニリンブラック,シアニンブラ
ック等の黒色顔料又は染料を用いることができる。ある
いは、フタロシアニンブルー等の青顔料又は染料と、キ
ナクリドンレッド等の赤顔料又は染料と、イソインドリ
ノン等の黄顔料又は染料との三原色成分を混合すること
により、無彩色(灰色〜黒色)に調色してもよい。
【0040】ただし、これら染料又は顔料4aは多量に
添加すると、光反射層3で反射すべき映写光まで吸収し
てしまい、好ましくない。そのため、添加量は、その種
類にもよるが、カーボンブラックの場合は0.01重量
%以上1重量%以下、より好ましくは0.1重量%以上
1重量%以下であり、厚さは1μm以上20μm以下で
ある。
【0041】[光拡散層5]本発明にかかる反射型映写
スクリーン1では、光吸収層4の表面に、光拡散層5を
形成する。
【0042】光拡散層5は、光を透過しつつ透過光を拡
散する層である。光拡散層5としては、シリカ粒子,雲
母鱗片,二酸化チタン被覆雲母鱗片,アクリル樹脂ビー
ズ,ポリカーボネート樹脂ビーズ等の各種光拡散剤の粒
子ないしは鱗片を用いることも可能である。しかし、ゲ
インの高さと拡散角が適当であるという観点から、特開
平4−53945号公報に記載されているような方解石
粒子を利用した光拡散層を用いることが好ましい。反射
効率を高くするために、光透過率が高く、又は光拡散性
の高い層を設けることが好ましい。
【0043】本実施形態の光拡散層5は、バインダーで
ある透明樹脂5b,及び光拡散剤となる方解石微結晶粒
子5aにより構成される。方解石微結晶粒子5aは、透
明樹脂5b中に均一に分散させる。
【0044】光拡散層5の層厚は、10μm以上30μ
m以下程度が好ましい。光拡散層5は、透明樹脂5b中
に方解石微結晶粒子5aを分散させた組成物を、ロール
コート法,グラビアロールコート法,コンマコート法等
により塗装する方法や、押出法やキャスティング法等に
より製膜したシートを貼り合わせる加工法を用いること
により、光吸収層4の表面に形成する。
【0045】図3は、本発明にかかる反射型映写スクリ
ーン1の構成を模式的に示す説明図である。特に、図3
に示すように、方解石微結晶粒子5aを等方的にランダ
ム配向させる場合には、ロールコート法のような塗膜表
面に対して平行方向に剪断応力が作用する塗装法である
ときには、塗膜厚を方解石微結晶粒子5aの粒径よりも
大きくしたり、或いはスプレーコート法のように塗膜と
平行方向の剪断応力を抑制して塗装する。また、塗装前
の塗料の攪拌を充分に行う。
【0046】光拡散層5を構成する透明樹脂5bは、ア
クリル樹脂,ポリエステル樹脂,ポリカーボネート樹
脂,塩化ビニル酢酸ビニル共重合体,ポリウレタン樹脂
等の透明樹脂の単体又は2種以上の混合物によって構成
される。
【0047】方解石は、CaCO3 の化学組成を有する
六方晶系の透明結晶体であって、単結晶又は多結晶,自
形結晶又は他形結晶,完全劈開結晶又は不完全劈開結晶
のいずれも使用することができる。好ましくは、自形を
呈する単結晶あるいはその完全劈開した物を用いる。
【0048】本実施形態では、平均粒径が2μm以上2
0μm以下の方解石微結晶粒子5aを用いる。方解石微
結晶粒子5aの粒度分布は、できるだけ狭いほうが光学
特性上好ましく、例えば平均粒径が5μmである場合に
は、全粒子のうちの80重量%以上が3μm以上7μm
以下の範囲に入るように分布させることが望ましい。な
お、方解石微結晶粒子5aの好ましい添加量は、10重
量%以上30重量%以下である。
【0049】なお、高反射光輝度と高拡散角とを維持し
たまま、明所における画像コントラストを高くさせるた
めの態様として、図3に示すように、光拡散層5中の方
解石微結晶粒子5aの配向分布を、その平板面が映写光
入射及び画像観察面6と非平行となる方解石微結晶粒子
5aが少なくとも一部存在するようにし(典型的には平
板面が等方的にランダム配向する場合)、かつ光反射層
3の鱗片状箔片3aが、全平板面3cが画像観察面6に
略平行に配向させる態様を例示することができる(図3
参照)。
【0050】光拡散層5の表面は、映写光が入射すると
ともに画像が観察される映写光入射及び画像観察面6で
ある。この映写光入射及び画像観察面6は、図1に示す
ように、平坦・平滑面にすることもできるし、また必要
に応じて、砂目,梨地,レンチキュラーレンズ,フレネ
ルレンズ等の凹凸形状に成形し、反射光の輝度の角度分
布(配光特性)を調節することも可能である。
【0051】なお、光拡散層5を塗装法によって形成す
る場合には、光拡散層5中には、上記成分に加えて、方
解石微結晶粒子5aの均一な層内での分布を助けるとと
もに塗装適性を向上させるために、好ましくは、微粒子
(マイクロ)シリカ,有機ベントナイト等の微粒子を、
樹脂100重量部に対して5〜10重量部程度添加す
る。また、必要に応じて、光拡散層5中には、シリコン
樹脂,蝋(ワックス)等の滑剤,帯電防止剤,熱安定
剤,紫外線吸収剤等の添加剤を適量添加してもよい。
【0052】以上説明したように、本発明にかかる反射
型映写スクリーン1は、基材2の表面に、光反射層3,
光吸収層4及び光拡散層5をこの順に積層状態で備え
る。そのため、以下に列記する効果が奏される。
【0053】(1)方解石微結晶粒子5aは光吸収が少
なく拡散特性が適度である。そのため、この方解石微結
晶粒子5aが透明樹脂5b中に分散されてなる光拡散層
5の透過率が高まる。また、光反射性物質からなる鱗片
状箔片3aを樹脂3bに有する光反射層3の反射率は高
い。したがって、本発明にかかる反射型映写スクリーン
1は、これらの相乗効果により、極めて高い反射輝度
(高ゲイン)を有する。
【0054】(2)入射光は、光拡散層5に含有された
方解石微結晶粒子5aと,光反射層3に含有された光反
射性物質の鱗片状箔片3aとの2段階の光拡散の相乗効
果により、充分に広い視野角を有する。
【0055】光拡散層5中の方解石微結晶粒子5aの配
向分布を、その平板面が映写光入射及び画像観察面6と
非平行となる方解石微結晶粒子5aが少なくとも一部存
在するようにするとともに、光反射層3中の鱗片状箔片
3aが全平板面3cが映写光入射及び画像観察面6に略
平行に配向させる場合には、映写光入射及び画像観察面
6の法線Nとのなす角が小さな方向から入射する映写光
の大部分(図3における光LS1)が、方解石微結晶粒子
5a(特に平板面が画像観察面に直交ないしは直交に近
い角で配向するものについては)の間隙を、平板面間で
殆ど減衰なく適度に拡散されつつ透過し、光反射層3で
高反射率で反射して再び光拡散層5中に適度に拡散され
つつ映写光入射及び画像観察面6から出力されて画像と
なる。
【0056】一方、映写光入射及び画像観察面6の法線
Nとのなす角の大きいノイズ(外来)光(図3における
光LN1,LN2)は、映写光入射及び画像観察面6と平行
に近い方向に反射される。そのため、ノイズ光LN2のよ
うに、方解石微結晶粒子5a間の多重反射により減衰す
るか、あるいはノイズ光LN1のように視野外(図3では
左右方向)に逸脱する。したがって、より高いコントラ
ストを、しかも明所においても得ることができる。
【0057】(3)方解石微結晶粒子5aを光拡散層5
に含有させると、一般的に、反射画像のコントラストが
低下し、映写スクリーンとして不利である。しかし、本
発明にかかる反射型映写スクリーン1では、多重反射に
よる走行光路長の長いノイズ光を強く減衰させる。一
方、光路長の短い映写光の減衰は少ない(減衰光量は光
路長の指数関数的(Exponential)に比例す
る。)ため、映写(信号)光とノイズ光とのSN比は向
上する。その結果、明室内における反射画像のコントラ
ストを、映写スクリーンとして問題がない程度にまで改
善することができる。
【0058】さらに、光吸収層4を、光拡散層5と光反
射層3との間に形成してあるため、特願平8−4244
9号により提案した反射型映写スクリーンに比較して、
ゲイン及び視野角を低下することなくコントラストを向
上することができる。すなわち、図3で示すように、法
線Nとのなす角が小さい映写光LS1は、光吸収層4中の
走行光路長は短く、光吸収層4中における減衰光量は少
ない。一方、光拡散層5から入射するノイズ光LN2は光
吸収層4中における走行光路長は長くなり、減衰光量は
多い。その結果、光吸収層4内においても、映写光
S1,LS2・・・・・と、ノイズ光LN1,LN2・・・・
・との光量の差は拡大し、これが光拡散層5内における
映写光量とノイズ光量とのSN比向上効果をさらに増大
させる。
【0059】
【実施例】次に、本発明にかかる反射型映写スクリーン
の実施例について、図1及び図2を参照しながら説明す
る。
【0060】厚さが300μmであり、可塑剤としてジ
オクテルアジペートを48重量部、及び黒色顔料として
カーボンブラックを含む黒色ポリ塩化ビニルシートの表
面に、白色顔料としてチタン白を含む厚さ125μmの
白色2軸延伸ポリエチレンテレフタレートをドライラミ
ネートして積層してなるシート複合体を基材2として用
い、この基材2のポリエチレンテレフタレート側の表面
に光反射層3を形成した。
【0061】この光反射層3は、光反射性物質であるア
ルミニウムの鱗片状箔片3aを20重量%含有するポリ
ウレタン樹脂3bからなる透明層である。
【0062】光反射層3は、鱗片状箔片3aを含有する
ポリウレタン樹脂3bを、グラビアロールコート法によ
って、鱗片状箔片3aの平板面3cが映写光入射及び画
像観察面6に対して略平行となるようにして、厚さ(乾
燥時)5μmずつ2回に分けて塗布し、合計膜厚10μ
m形成した。図3に示すように、光反射層3中の鱗片状
箔片3aは、平板面3c(最も表面積の広い面)が塗膜
面に対して略平行に配列させた。
【0063】次に、このようにして形成した光反射層3
の表面に、光吸収層4を形成した。この光吸収層4は、
ポリウレタン樹脂4bの透明層からなり、カーボンブラ
ックにより構成される無彩色の顔料4aを0.7重量%
含有する。この光吸収層4は、グラビアロールコート法
により10μmの厚さに形成される。
【0064】さらに、光吸収層4の表面上に光拡散層5
を形成した。この光拡散層5は、ポリウレタン樹脂5b
の透明層からなり、平均粒径4μmであって全粒子のう
ちの70%が3μm以上7μm以下の範囲に含まれる方
解石微結晶粒子5aを20重量%含有する。
【0065】このようにして、実施例1の反射型映写ス
クリーン1を形成した。また、実施例2として、実施例
1における光反射層3と光拡散層5との間に、実施例1
とは組成の異なる光吸収層4−1を形成した。この光吸
収層4−1は、ポリウレタン樹脂の4bの透明層からな
り、カーボンブラックにより構成される無彩色の顔料を
0.7重量%含有し、さらに平均粒径4μmであって、
全粒子のうちの70%が3μm以上7μm以下の範囲に
含まれる方解石微結晶粒子を20重量%含有する。この
光吸収層4−1は、グラビアロールコート法により10
μmの厚さに形成した。光反射層3,光拡散層5は、と
もに実施例1と同一である。
【0066】このようにして、実施例2の反射型映写ス
クリーン1を形成した。一方、比較例として、特願平8
−42449号により提案した反射型映写スクリーンを
形成した。
【0067】すなわち、図4に示すように、基材12の
表面に光反射層13を形成した。この光反射層13は、
アルミニウムの鱗片状箔片13a(平均粒径:10μ
m)を20重量%含有するポリウレタン樹脂13bから
なる透明層である。
【0068】光反射層13は、鱗片状箔片13aを含有
するポリウレタン樹脂13bを、グラビアロールコート
法によって、鱗片状箔片13aの平板面13cが映写光
入射及び画像観察面15に対して略平行になるようにし
て、厚さ(乾燥時)5μmずつ2回に分けて塗布し、合
計膜厚10μm形成した。なお、光反射層13中の鱗片
状箔片13は、平板面13c(最も表面積の広い面)が
塗膜面に対して略平行に配列させてある。
【0069】この光反射層13の表面に、光拡散層14
を形成した。この光拡散層14は、ポリウレタン樹脂1
3bの透明層からなり、カーボンブラックにより構成さ
れる無彩色の顔料14aを0.7重量%含有するととも
に、平均粒径:4μmであって全粒子のうちの70%が
3μm以上7μm以下の範囲に含まれる方解石微結晶粒
子14bを20重量%含有する。
【0070】光拡散層14は、グラビアロールコート法
により10μmの厚さに形成した。光拡散層14中の方
解石微結晶粒子14bは、略ランダムに配向したものと
なった。
【0071】このようにして、比較例の反射方映写スク
リーンを形成した。さらに、従来例として、前述した従
来の技術のうちの特開平4−53945号公報により提
案された反射型映写スクリーンを形成した。すなわち、
図4に示す比較例において、光反射層13のアルミニウ
ム顔料である鱗片状箔片13aを二酸化チタン(チタン
白)粉末に置換するとともに、光拡散層14の無彩色顔
料14aを除いて、反射型映写スクリーンを形成した。
【0072】これらの試料(実施例1,実施例2,比較
例及び従来例)について、下記に列記する試験条件で、
スクリーンゲイン(反射輝度)、視野角及び反射画像の
コントラストをそれぞれ測定した。
【0073】(スクリーンゲイン)反射型映写スクリー
ンの映写面に、映写機から全面白ベタの画像を投影し、
映写面中央の輝度(cd/m2 )と照度(1x)とを測
定して式;スクリーンゲイン=π×(輝度/照度)に
て、スクリーンゲインを算出する。なお、映写機とスク
リーンとの間の距離は2m、映写光の拡がり角は、水平
方向に対して上下方向,左右方向とも30°とした。
【0074】(視野角)スクリーンゲイン測定と同様の
条件でスクリーンに白ベタ画像を投影し、輝度計を、ス
クリーンの中心から立てた法線に対して、−60°〜+
60°の角度範囲で水平方向に走査して、輝度の角度依
頼性(配向特性)を測定する。そして、この法線方向の
輝度の(1/2)以上を有する角度範囲、すなわち半値
角を評価する。
【0075】(反射画像のコントラスト)映写機から全
面黒ベタの画像と全面白ベタの2種類を、前述したスク
リーンゲインの際と同一条件で、スクリーンに投影し
た。そして、「(黒信号時の画面輝度)/(白信号時の
画面輝度)」を、分子を1に直して、コントラストとす
る。結果を表1にまとめて示す。
【0076】
【表1】
【0077】表1から分かるように、実施例1,実施例
2の反射型映写スクリーンは、反射輝度が高く、視野角
が大きいとともに、明暗の高いコントラストが得られ、
反射型映写スクリーンとして極めて望ましい特性を有す
ることが分かる。
【0078】さらに、実施例1及び実施例2の反射型映
写スクリーン1によれば、偏光フィルタや偏光式映写機
のような特殊な装置や部材を使用する必要がなく、映写
システムが簡略化される。特に、実施例2の反射型映写
スクリーンによれば、光吸収層4が方解石微結晶粒子を
有することにより、実施例1よりもコントラストが向上
している。
【0079】これに対し、比較例の反射型映写スクリー
ンでは、コントラストが若干足りない。実用上は問題が
ないレベルではあるが、よりいっそうの向上が望まれ
る。さらに、従来例の反射型映写スクリーンでは、実施
例1及び実施例2よりも、反射輝度及び視野角、さらに
はコントラストが不足しており、反射型映写スクリーン
として性能が劣ることが分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる反射型映写スクリーンの構成を
模式的に示す断面図である。
【図2】本発明にかかる反射型映写スクリーンにおける
光反射層に含有される光反射性物質からなる鱗片状箔片
を示す斜視図である。
【図3】本発明にかかる反射型映写スクリーンの構成を
模式的に示す説明図である。
【図4】特願平8−42449号により提案した反射型
映写スクリーンの構成を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 本発明にかかる反射型映写スクリーン 2 基材 3 光反射層 3a 光反射性物質からなる鱗片状箔片 3b 透明樹脂 3c 平板面 4 光吸収層 4a 無彩色顔料又は染料 4b 透明樹脂 5 光拡散層 5a 方解石微結晶粒子 5b 透明樹脂 6 映写光入射及び画像観察面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状又はシート状の基材と、 前記基材の表面に形成されるとともに光反射性物質の鱗
    片状箔片が分散されてなる透明樹脂からなる光反射層
    と、 前記光反射層の表面に形成されるとともに、無彩色の染
    料又は顔料が分散されてなる透明樹脂を有する半透明な
    光吸収層と、 前記光吸収層の表面に形成されるとともに、方解石微結
    晶粒子が分散されてなる透明樹脂を有し、透明で光拡散
    性を有する光拡散層とを備えることを特徴とする反射型
    映写スクリーン。
JP8258783A 1996-02-29 1996-09-30 反射型映写スクリーン Pending JPH10104747A (ja)

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