JP3028352B2 - 透過型スクリーン - Google Patents

透過型スクリーン

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JP3028352B2
JP3028352B2 JP03300605A JP30060591A JP3028352B2 JP 3028352 B2 JP3028352 B2 JP 3028352B2 JP 03300605 A JP03300605 A JP 03300605A JP 30060591 A JP30060591 A JP 30060591A JP 3028352 B2 JP3028352 B2 JP 3028352B2
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昇 安松谷
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Panasonic Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、投写型テレビジョン受
像機に用いて有効な透過型スクリーンに関し、特に観察
者に最も近い面のレンチキュラーレンズシートが3層構
造を成し、3層のうち観察者に最も近い表面層(以下第
1層という)、あるいは中間層(以下第2層という)、あ
るいは後面となる基材層(以下第3層という)に可視光線
を吸収する材料が含有されていること、また第1層の観
察者に最も近い面の表面が鏡面となっていること、さら
に前記第1,第2,第3層のうち少なくともどれか一つ
の層に可視光線を吸収する材料が含有され観察者に最も
近い面の表面が鏡面となっている透過型スクリーンに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、透過型スクリーンの構成としては
図18に示すように、フレネルレンズ62を有するフレネル
レンズシート8の前面にレンチキュラーレンズシート65
を重ねて配置した構成の物が用いられている。このレン
チキュラーレンズシート65は、スクリーン基材の中にガ
ラスや高分子材よりなる光拡散材4が混入され、両面に
シリンドリカル状のレンチキュラーレンズ2,5を配設
している。さらに、入射光側レンチキュラーレンズ5の
非集光部に突起状の外光吸収層3(以下ブラックストラ
イプという)を所定ピッチの縞状に形成し、外光による
コントラストの低下を防いでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の構成のレンチキュラーレンズシート65におい
ては、画像を結像させるためや、垂直視野角拡大のため
にガラスビーズや、ポリマービーズ等の光拡散材4が混
入されており、この光拡散材4の一部がレンチキュラー
レンズシート65のシリンドリカル状のレンチキュラーレ
ンズ2や縞状で非集光部突起状のブラックストライプ3
の表面に突出しているのが一般的である。また周囲の物
体の映り込みを防ぐために、観察者に最も近い面を形成
する金型の表面に微細な凹凸を形成し、成形時に転写さ
せて乱反射面としている。このためにレンチキュラーレ
ンズシート65の出射光側表面に外光が照射されたときに
乱反射が起こりスクリーン面が白っぽくなり、コントラ
ストの劣化が生じるという問題がある。外光によるコン
トラストの低下を改善するために、スクリーンの前面に
光の透過率を落としたガラスや透明プラスチック製鏡面
板を取りつける方法があるが、これは鏡面板の外光(蛍
光灯、電灯、周囲の人や窓や物、等)の映り込みが極端
に発生するため画面が見にくいという問題がある。本発
明は上記問題に鑑み、観察者に最も近い面のレンチキュ
ラーレンズシートを3層構造とし、第1層および第2層
および第3層で外光の吸収を図り、第1層の観察者に最
も近い表面の外光の乱反射防止による適視視野角内での
外光コントラストの低下を防ぎ、映り込みを防ぐことが
可能な透過型スクリーン用レンチキュラーレンズシート
を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の透過型スクリーン用レンチキュラーレンズ
シートの構成は、スクリーン基材の主平面にレンチキュ
ラーレンズを形成し、出射光側に縞状または網目状のブ
ラックストライプを設けてなる透過型スクリーン用レン
チキュラーレンズシートにおいて、前記レンチキュラー
レンズシートの第1層が可視光線吸収材料を含み、第2
層が拡散材を含み、第3層は可視光線吸収材料と拡散材
を含まない層より成る3層構造とする。あるいは逆に第
1層が拡散材を含み、第2層が可視光線吸収材料を含む
3層構造、また第1層が可視光線吸収材料を含み、第2
層が多量の拡散材を含み、第3層の少量の拡散材を含む
層より成る3層構造、また第1層が可視光線吸収材料と
多量の拡散材を含み、第2層が少量の拡散材を含み、第
3層が何も含まない透明層よりなる3層構造とするとい
ったように第1,第2,第3層のそれぞれに可視光線吸
収材料と拡散材を各種組み合わせて混入する3層構造に
より、対外光コントラストを改善するようにしたもので
ある。
【0005】この際、可視光線を吸収する材料としては
熱可塑性樹脂と相溶性のある色素、顔料、カーボン、金
属塩等を用いることができる。更に、前記可視光線を吸
収する材料の吸収スペクトルは必ずしも平坦である必要
はなく、投写型テレビジョン受像機で使用される三色の
CRTの強度比や、色純度向上の目的等により、波長特
性やピークがあってもよい。また、この3層構造のレン
チキュラーレンズシートの観察者に最も近い面の第1層
のレンチキュラーレンズ表面あるいはブラックストライ
プ表面のどちらか一方の表面を鏡面とする、あるいは両
方のすべ面を鏡面とすることにより外光の乱反射を減少
させ適視視野角内に外光が届かないようにし対外光コン
トラストを改善させることができる。また本発明の透過
型スクリーン用レンチキュラーレンズシートの製造方法
は、押し出し成形機のエクストルーダより押し出された
レンチキュラーレンズシート基材の入射光側レンチキュ
ラーレンズ面を形成する入射光側成形ロールと、ブラッ
クストライプとレンチキュラーレンズ面を形成する出射
光側成形ロールによりレンチキュラーレンズシートが形
成される。このとき出射光側成形ロールのブラックスト
ライプ形成面とレンチキュラーレンズ形成面には、微細
凹凸を形成しないでおく。そして出射光側成形ロールに
レンチキュラーレンズシート基材と相溶性のある可視光
線吸収材料や拡散材を混入したそれぞれのシートを供給
し、成形と同時に融着することにより3層構造にでき
る。またはレンチキュラーレンズシート基材と相溶性の
あるシートを供給し成形と同時に融着して、2層構造に
し、さらに表面に可視光線吸収材料で薄膜を形成する手
段により3層構造としてもよい。
【0006】
【作用】本発明は上記した構成によって、対外光コント
ラストを向上させ、簡単な構成で低コストの透過型スク
リーン用レンチキュラーレンズシートを得ることができ
る。
【0007】
【実施例】以下本発明の第1の実施例について、図1〜
図2および図18に示す図面とともに説明する。図1
(A),(B),(C)はそれぞれ本発明の第1の実施例の透
過型スクリーンの上断面図と正面図および側面の断面図
を示す。図1において本発明の透過型スクリーンは陰極
線管からの出力光50の入射光側にフレネルレンズシート
8が配置され、出射光側(観察者側)にレンチキュラーレ
ンズシート1が配置された2枚構成の構造になってい
る。本発明のレンチキュラーレンズシート1はレンチキ
ュラーレンズシート基材の両主平面の入射光側にレンチ
キュラーレンズ5を形成し、入射光側のレンチキュラー
レンズ5の集光部に出射光側レンチキュラーレンズ2が
配設され、入射光側のレンチキュラーレンズ5の非集光
部に縞状のブラックストライプ3を等ピッチで配設して
いる。更にレンチキュラーレンズシート1は観察者に最
も近く可視光線吸収材料を含む表面層1a(以下第1層と
いう)と拡散材を含む中間層1b(以下第2層という)と後
面となり可視光線吸収材料も拡散材も含まない透明基材
層1c(以下第3層という)の3層で構成されている。こ
の構成により第1層1aの可視光線吸収材料が外光を吸
収して対外光コントラストを向上させる。図2に示すよ
うに従来の透過型スクリーンの透過率を100とし、可視
光線を吸収する材料を可視光線帯域内(すなわち波長400
nm〜700nmの範囲)で実質的に平坦ではないがほぼ一様な
透過率9となるよう可視光線吸収材料を観察者に最も近
い面の第1層1aに30%含有したレンチキュラーレンズ
シート1の外光コントラスト比は表1のようになる。
【0008】
【表1】
【0009】本発明の可視光線吸収材料を含むレンチキ
ュラーレンズシート1の外光コントラスト比は従来の可
視光線吸収材料を含まないレンチキュラーレンズシート
65の外光コントラスト比と比較した場合、表1のように
対外光コントラスト比は29%向上するその時輝度は30%
低下する。これは可視光線吸収材料含有率30%の場合の
結果であり、外光コントラスト比を更に向上したければ
可視光線吸収材料の含有率を増加すればよい。但し同じ
含有率で輝度の低下を生じるので、実際には商品に必要
な最低限の輝度を保ってコントラストの改善ができる可
視光線吸収材料の含有率を選ぶのが望ましい。本発明で
は可視光線吸収材料を観察者に最も近い表面層の第1層
1aに、第2層1bに拡散材をそれぞれ混入し第3層には
可視光線吸収材料も拡散材も混入しない透明基材層1c
として3層構造のレンチキュラーレンズシート1とした
が、別段この構成にこだわらず、可視光線吸収材料を第
2層1bに混入する、または可視光線吸収材料を第3層
1cに混入する、または第1層,第2層,第3層すべて
に混入する、または拡散材に混入する構成としてもよ
く、いづれの場合もコントラストの改善効果が得られる
ことはいうまでもない。
【0010】次に本発明の第2の実施例について、図3
に示す図面とともに説明する。図3(A),(B),(C)は
それぞれ本発明の第2の実施例の透過型スクリーンの上
断面図と正面図および側面の断面図を示す。第2の実施
例の出射光側のレンチキュラーレンズシート131は拡散
材を含む第1層131aと可視光線吸収材料を含む第2層13
1bと可視光線吸収材料も拡散材も含まない透明な第3層
131cとで構成されている。この場合、第2層131bの可視
光線吸収材料が外光を吸収して対外光コントラストを向
上させる。対外光コントラストの改善効果は第1の実施
例で説明したように従来の可視光線吸収材料を含まない
レンチキュラーレンズシート65よりよくなることはいう
までもないが、第1の実施例と比較すると同じレベルあ
るいは少し低下する程度である。第2の実施例では可視
光線吸収材料を中間層である第2層131bに混入したが、
他の実施例として第1層131aに混入するまたは第3層13
1cに混入する、または第1層,第2層,第3層すべてに
混入する、または拡散材に混入する構成でも同様にコン
トラストの改善効果が得られることはいうまでもない。
【0011】次に本発明の第3の実施例について、図4
に示す図面とともに説明する。図4(A),(B)はそれぞ
れ本発明の第3の実施例の透過型スクリーンの上断面図
と正面図を示す。第3の実施例出射光側のレンチキュラ
ーレンズシート141は可視光線吸収材料と少量の拡散材
を含む第1層141aと多量の拡散材を含む第2層141bと可
視光線吸収材料も拡散材も含まない透明な第3層141cの
3層で構成されている。第1層141aの可視光線吸収材料
が外光を吸収して対外光コントラストを向上させる。対
外光コントラストの改善効果は第1の実施例で説明した
ように従来の可視光線吸収材料を含まないレンチキュラ
ーレンズシート65よりよくなることはいうまでもないが
第1の実施例と比較すると同じレベル程度である。ま
た、可視光線吸収材料を表面層である第1層141aに混入
したが、他の実施例として第2層141bに混入する、また
は第3層141cに混入する、または第1層,第2層,第3
層すべてに混入する、または拡散材に混入する構成でも
同様にコントラストの改善効果が得られることはいうま
でもない。
【0012】本発明の第4の実施例について、図5に示
す図面とともに説明する。図5(A),(B)はそれぞれ本
発明の第4の実施例の透過型スクリーンの上断面図と正
面図を示す。出射光側のレンチキュラーレンズシート15
1は可視光線吸収材料と多量の拡散材を含む第1層151a
と少量の拡散材を含む第2層151bと可視光線吸収材料も
拡散材も含まない透明な第3層151cの3層で構成されて
いる。第1層151aの可視光線吸収材料が外光を吸収して
対外光コントラストを向上させる。対外光コントラスト
の改善効果は第1の実施例で説明したように従来の可視
光線吸収材料を含まないレンチキュラーレンズシート65
よりよくなることはいうまでもないが第1の実施例と比
較すると同じレベル程度である。また、可視光線吸収材
料を表面層である第1層151aに混入したが、他の実施例
として第2層151bにまたは第3層151cに混入する、また
は第1層,第2層,第3層すべてに混入する、または拡
散材に混入する構成でも同様にコントラストの改善効果
が得られることはいうまでもない。
【0013】本発明の第5の実施例について、図6に示
す図面とともに説明する。図6(A),(B)はそれぞれ本
発明の第5の実施例の透過型スクリーンの上断面図と正
面図を示す。出射光側のレンチキュラーレンズシート16
1は可視光線吸収材料を含み拡散材を含まない第1層161
aと少量の拡散材を含む第2層161bと多量の拡散材を含
む第3層161cの3層で構成されている。第1層161aの可
視光線吸収材料が外光を吸収して対外光コントラストを
向上させる。対外光コントラストの改善効果は第1の実
施例で説明したように従来の可視光線吸収材料を含まな
いレンチキュラーレンズシート65よりよくなることはい
うまでもないが第1の実施例と比較すると同じレベル程
度である。また、可視光線吸収材料を表面層である第1
層161aに混入したが、他の実施例として可視光線吸収材
料を第2層161bに混入する、または可視光線吸収材料を
第3層161cに混入する、または第1層,第2層,第3層
すべてに混入する、または拡散材に混入する構成でも同
様にコントラストの改善効果が得られることはいうまで
もない。
【0014】本発明の第6の実施例について、図7に示
す図面とともに説明する。図7(A),(B)はそれぞれ本
発明の第6の実施例の透過型スクリーンの上断面図と正
面図を示す。出射光側のレンチキュラーレンズシート17
1は可視光線吸収材料を含み拡散材を含まない第1層171
aと多量の拡散材を含む第2層171bと少量の拡散材を含
む第3層171cの3層で構成されている。第1層171aの可
視光線吸収材料が外光を吸収して対外光コントラストを
向上させる。対外光コントラストの改善効果は第1の実
施例で説明したように従来の可視光線吸収材料を含まな
いレンチキュラーレンズシート65よりよくなることはい
うまでもないが第1の実施例と比較すると同じレベル程
度である。また、可視光線吸収材料を表面層である第1
層171aに混入したが、他の実施例として可視光線吸収材
料を第2層171bまたは第3層171cに混入する、または第
1層,第2層,第3層すべてに混入する、または拡散材
に混入する構成でも同様にコントラストの改善効果が得
られることはいうまでもない。以上3層構造のレンチキ
ュラーレンズシートについて説明したが、4層以上の多
層レンチキュラーレンズシートに散拡材と可視光線吸収
材料をいろいろな組合せで含ませた構成でも同様な改善
ができることはいうまでもない。
【0015】本発明の第7の実施例について、図2と図
8〜図11に示す図面とともに説明する。実施例1,2,
3,4,5及び6において外光コントラストの向上は図
れるが輝度低下が大きく生じる。本実施例ではこの輝度
低下を改善するために可視帯域の波長吸収率を選択性と
したものである。本発明は青色光に対する吸収率が低
く、赤色光と緑色光に対する吸収率が高い選択波長特性
を有した可視光線吸収材料を混入したことを特徴とす
る。図2に示すように従来の透過型スクリーンの透過率
を100とし、レンチキュラーレンズシート1の観察者に
最も近い面の拡散材を含まない層1aに可視光線を吸収
する材料を可視光線帯域内(すなわち波長400nm〜700nm
の範囲)で実質的に490nm以下の波長帯の吸収率を低く(4
50nm近辺で約17%)490〜700nmの波長帯の吸収率を高く
(520〜660nmの範囲で約40〜45%)した選択波長吸収材を
混入して全体平均として第1の実施例と同じ30%吸収率
に近似したものである。投写型テレビジョン受像機は使
用される青色、緑色,赤色の陰極線管(以下CRTとい
う)の場合、そのパネル部に形成されるカラー蛍光体に
は、一般に図2に示すように、青色CRTは11のような
発光スペクトラムを有しそのメインピークは波長450nm
付近にあり、緑色CRTは12のような発光スペクトラム
を有しそのメインピークは波長550nm付近にあり、赤色
CRTは13のように発光スペクトラムを有しそのメイン
ピークは波長610nm付近にある。
【0016】本発明の第7の実施例による図2の選択波
長吸収率10は第1の実施例の一様な吸収率9と同じ30%
吸収率に近似したものであり、これを比較して述べる。
【0017】
【外1】
【0018】型スクリーンでは投写型テレビジョン受像
機によって調整差はあるが図8の14,15,16を示す赤,
緑,青の輝度比が必要になる。そしてスクリーン面上で
の輝度比はCRT管面上輝度比と同じであるため、図9
に示す一定条件下で測定されたCRTビーム電流とCR
T管面上輝度との関係より導かれ、最大の輝度が得られ
るのは、各CRTの最大定格電流が同じ場合、青色のC
RTに流れるビーム電流
【0019】
【外2】
【0020】ために赤色や緑色のビーム電流を調整する
と(投写型テレビジョン受像機によって調整差はあるが)
図10の20のような赤、緑、青のような電流比になる。青
色CRTの電流比が多いのは図9の19に示す青色CRT
管面上の発光効率が17に示す緑色CRT管面上や18に示
す赤色CRT管面上の発光効率より悪いことによるもの
である。このような条件下で図2で示す特性図9のよう
な可視光線帯域の光線に対する
【0021】
【外3】
【0022】するそのときの電流比は図10に示す電流比
21のようになりCRTの電流比は従来と変わらない。ス
クリーン上の赤、緑、青の輝度比は図8の示す輝度構成
比15となりスクリーンの可視光線吸収率分輝度が低下す
る。
【0023】本発明の図2の示す特性図10のように、青
色CRTの発光スペクトラム11の波長帯の吸収率が低
く、緑色CRTの発光スペクトラム12および赤色CRT
の発光スペクトラム13の波長帯の吸収率が高い場合に
は、青色、緑色、赤色CRTに従来と同じパワー配分の
ビーム電流を流すと、緑色および赤色吸収率が高く青色
【0024】
【外4】
【0025】れる最大定格電流を変えないようにすれば
緑色と赤色の吸収率が高い分、緑色と赤色CRTのビー
ム電流のパワーを上げなければならない。この結果各C
RTのビーム電流比の構成は、図10に示す電流比22にお
ける赤、緑、青の構成比となる。従来又は一様な可視光
線吸収率のビーム電流比の構成20,21と異なり、緑色、
赤色CRTのビーム電流比が高くなり、青色CRTのビ
ーム電流比は低くなっている。
【0026】このように緑色、赤色CRTのビーム電流
比を高くすることにより図8の構成比16のように輝度構
成比は従来の赤色、緑色、青色の輝度構成比と同じにな
るが、発光効率の高い緑色、赤色の輝度が高くなってい
るため、全白の輝度は一様な吸収率の材料より選択波長
吸収材料の方が輝度の低下が少ない。また外光コントラ
スト比は外光の強さや周囲の環境によって大きく変化す
るので同一環境の元でスクリーン面上の照度を200Luxと
して測定した結果表1のようになった。本発明の第7の
実施例の外光コントラスト比は、表1のように、一様な
可視光線吸収材料9を含む第1の実施例の外光コントラ
スト比と同様に、可視光線吸収材料を含まない従来の外
光コントラストに比べ約30%の改善がされている。そし
て輝度は第1の実施例より11%高く従来の輝度より19%
低くなっている。従って青色と緑色、赤色の吸収率の差
を各種検討すれば投写型テレビジョン受像機の様々な性
能に合わせた最適なコントラスト比と輝度を有するスク
リーンが選べる。
【0027】上記第7の実施例は一実施例であり選択波
長は青色発光スペクトラム領域(490nm以下)の吸収率が5
0%以下で緑色と赤色発光スペクトラム領域(490nm〜700
nm)の吸収率が30〜80%の範囲で各種コントロールする
ことにより所望のコントラスト比と輝度が得られる。但
し必ず青色発光スペクトラム領域の吸収率が緑色と赤色
発光スペクトラム領域の吸収率より低い選択波長特性と
しなければいけない。更に選択波長方法として図11に示
す特牲図の23および24のように、青色発光スペクトラム
領域と緑色発光スペクトラム領域と赤色発光スペクトラ
ム領域によって変えることもできる。この場合青色発光
スペクトラム領域(490nm以下)の吸収率が50%以下の範
囲で選択し、緑色発光スペクトラム領域(490nm〜580nm)
は吸収率が30〜80%の範囲で選択し、赤色発光スペクト
ラム領域(580nm〜700nm)は吸収率が30〜80%の範囲で選
択し、必ず青色発光スペクトラム領域の吸収率が緑色発
光スペクトラム領域と赤色発光スペクトラム領域の吸収
率より低くすることが必要である。
【0028】本発明の第8の実施例について図1と図12
〜図15と図18に示す図面とともに説明する。図1におい
て本発明のレンチキュラーレンズシート1はスクリーン
基材の両主平面の入射光側にレンチキュラーレンズ5を
形成し、入射光側のレンチキュラーレンズ5の集光部に
出射光側レンチキュラーレンズ2が配設され、入射光側
のレンチキュラーレンズ5の非集光部の縞状のブラック
ストライプ3を等ピッチで配設している。更に出射光側
のレンチキュラーレンズシート1は透明な第1層1aと
拡散材を含む第2層1bと拡散材を含まない透明層第3
層1cの3層で構成されている。そして第1層1aは外光
の乱反射が起こらないよう表面が艶のある鏡面2aおよ
び鏡面3a状態に構成されている。反射には通常の正規
正射(以下正反射という)と乱反射があり、表面が鏡面の
場合には正反射が主となり、表面に微細凹凸があれば乱
反射が主となる。本発明のレンチキュラーレンズシート
1は出射光側表面が鏡面であるため正反射が主となり、
入射角と反射角は等しく、図1(C)の入射光6a,6bは
反射光7a,7b,7a″,7b″となる。それに対し図18
に示すように従来の表面に微細凹凸があれば乱反射が起
こり、光の入射した場合の表面形状により入射角が異な
りそれと同じ角度の反射角で反射光が発生するため、入
射光63a,63bは、反射光64a,64bとなり乱反射が適視視
野角に入りコントラストの低下をもたらす。
【0029】次に投写型テレビジョン受像機を室内に設
置した場合を例にとってコントラストに差がある理由を
定性的に説明する。投写型テレビジョン受像機は、図12
のように配置されることが多く、その場合、人がテレビ
を観察するときの位置は2m前後離れた位置で、寝転ん
だときの床、立ているときの人の高さまでが実用視野範
囲25となる。このとき天井灯26,27,28,29の光はスク
リーン表面が鏡面の場合は正反射をして、床30,31,3
2,33に届くようになるため、実用視野範囲25に届くの
は乱反射光のみとなる。投写型テレビジョン受像機34の
スクリーン35のセンターの高はHは通常1m前後であ
り、人の観察距離を2mとすると、実用視野範囲25に届
く正反射光は、外光の入射角θが数1の式より26.5°前
後となる。
【0030】
【数1】
【0031】入射角と反射角は等しく、この26.5°前後
の入射角においては、寝転んで投写型テレビジョン受像
機を観察するときのみコントラストの低下が感じられる
だけであり、座ったときや立った状態では観察者に外光
の反射は届かずコントラストの低下は感じられないし、
一般的に天井灯あるいは吊り下げられた蛍光灯や白熱灯
の光源からのスクリーンへの入射角は余程のことがない
限り26.5°以下にはならない。また屋外の外光は窓から
の採光となり投写型テレビジョン受像機の設置場所によ
り異なるが平行光のみではなくどちらかというば斜光で
あり、窓際でスクリーン面に直接太陽光が入射しなけれ
ば問題にはならないし、外光は規則的なものではなく光
源の位置によって種々な角度で入光するのが一般的であ
る。
【0032】次に従来の表面が凹凸のレンチキュラーレ
ンズシートと本発明の表面が鏡面のレンチキュラーレン
ズシートの光拡散反射特性とコントラストデータを示
し、その効果を実証する。図13は反射光測定方法の平面
図を示す。図13のように真っ暗な部屋でスクリーン36の
裏面に黒幕37を張りつけ、スライドプロジェクター38を
光源として輝度計41のスクリーン上での測光角42より少
し大きめの光束40となるようにφ5mmのピンホール39か
ら光をスクリーン投射し、スクリーンへの入射角を順次
変えて輝度計41で正反光射光と乱反射光を測定した結
果、図14の結果が得られた。但し0°の反射光は光源と
測定器が重なるため測定できなかったので3°の角度の
入射光を測定した。図14はスクリーン出射面の各仕上げ
状態と反射光との関係を3種類、それぞれ入射光の角度
毎にプロットした図を示す。この結果3°の入射光は投
写型テレビジョン受像機の観察者には図14の光源の角度
3°c,dのような反射光となり正反射の多い鏡面45に
なると強い輝度の反射光cが届くが、鏡面でなく微細凹
凸面43の場合正反射に近い角度でありながら微細凹凸面
によって入射光が拡散されほとんど乱反射に近くなり弱
い輝度の反射光dとなって届く。また、実際にはこのよ
うな角度の反射光はほとんどなく、あっても極わずかで
実際の投写型テレビジョン受像機の観察者に届く反射光
は環境によって異なるが15°以上の入射光の場合に反射
光がコントラストとして影響を及ぼす。従って入射光が
15°〜60°の範囲においては入射光による反射光の強さ
は上記3°の入射光の反射輝度が逆転し、鏡面45の反射
光f,h,i,jの方が微細凹凸面43の反射光e,g,
i,kより弱い反射光度となりその分対外光コントラス
ト比が改善される。
【0033】次に、本発明のコントラストの改善効果を
述べる。図15においてCRTからの出力光50はフレネル
レンズシート8とレンチキュラーレンズシート81で構成
されたスクリーンを透過して透過光51となる。この透過
光51の白色光の強さをW、黒色光を強さをBとする。外
光の入射光47はレンチキュラーレンズ82およびブラック
ストライプ83の表面82a,83aで反射され反射光Δxは正
反射光48が最も強く乱反射光49は弱い反射光となる。コ
ントラスト比C(n)は、数2の式で表すことができ、白
色光Wの方が黒色光Bより強いので、数3の式の関係が
成り立つ。
【0034】
【数2】
【0035】
【数3】
【0036】対外光コントラスト比C(g)は、数4の式
で表すことができる。
【0037】
【数4】
【0038】ここで実用視野範囲25の範囲内のある位置
(例えばスクリーン正面/図15の51)での外光コントラス
ト比は本発明のレンチキュラーレンズシートの出射光側
表面が鏡面の場合、反射光Δxは図14の表面が全面鏡面
45の曲線(c,f,h,j,l)のΔxであり、従来の表
面が凹凸面の場合反射光Δxは図14の表面が凹凸面43の
曲線(d,e,g,i,k)のΔxであり、数5の式およ
び数6の式の関係が成り立つ。
【0039】
【数5】
【0040】
【数6】
【0041】従って、本発明の対外光コントラスト比を
C(γ)とし、従来の対外光コントラスト比をC(δ)とす
ると、数3の式と数4の式の関係より数5の式の関係の
ときにコントラスト比はC(γ)<C(δ)となり、数6の
式の関係のときにはC(γ)>C(δ)となる。以上のよう
に本発明と従来では反射光の強さが逆転する交点46は、
入射角15°以下にあり、投写型テレビジョン受像機34を
観察する場合実用視野範囲25は、前記数1の式で算出し
たように26.5°以下であるため、強い反射光は殆ど観察
者に届くことはなく、数5の式のような3°の反射光Δ
x(c),Δx(d)も殆ど観察者に届かず、数6の式の反
射光が主体となる。
【0042】以上により本発明のレンチキュラーレンズ
シートの出射光側表面が鏡面の場合反射光が殆ど観察者
に届かないことにより対外光コントラスト比が改善され
ることが証明された。そして実際に図12のように天井か
らの光が外光としてスクリーンに入射したときの対外光
コントラスト比を測定してみると表2のようになり、暗
室でのコントラスト比はほぼ同じなのに、スクリーンの
垂直面の照度が500Luxの時、1%黒ウインドウパターン
で表面が従来の凹凸面ではコントラスト比(Ca)1:12.
92に対し、表面が全面鏡面の場合コントラスト比(Cd)
1:14.48となり12%改善された。また、スクリーンの
前面にガラス板と透明プラスチック製の鏡面板を設置し
た場合は、コントラストは良くなるが、スクリーンの周
囲にある物(蛍光灯,電灯窓,カーテン,家具,人その
他の物)の映り込みがあるため画面が見にくい。これに
対し本発明のレンチキュラーレンズシート1の出射光側
表面を鏡面にした場合スクリーンに写り込んだものがレ
ンチキュラーレンズにより、水平方向に広げられるため
写り込みの形が横長となり、更にブラックストライプに
より切れ目ができて連続した形での写り込みがなくな
る。従ってコントラストのよい、写り込みの少ない、鮮
明度の高い良質の画面となる。
【0043】次に本発明の第9の実施例について図14と
図16に示す図面とともに説明する。第9の実施例におい
ては、鏡面構造としてレンチキュラーレンズシート91の
出射光側表面のブラックストライプ93の表面を鏡面93a
としたものである。この場合図16のようにレンチキュラ
ーレンズシート91の出射光側表面のレンチキュラーレン
ズ92の表面である鏡面92aは微細な凹凸状をしている。
従って入射光47の出射光側表面のレンチキュラーレンズ
表面92aの凹凸形状により反射角が変化し反射光54とな
り観察者に届く比較的強い反射光54,55が発生する。そ
してレンチキュラーレンズシートの出射光側において鏡
面仕上げしたブラックストライプ93の表面93aでは正反
射が主となり反射光は入射光と等しい角度で反射するの
で外光47の入射光は反射光52となる。従って観察者に届
く反射光53は弱い反射光となる。以上のように第9の実
施例においてコントラストの改善はレンチキュラーレン
ズ表面ではできないがブラックストライプ表面で達成さ
れる。ここで、第8の実施例と同じくコントラスト比C
(n)は数2の式で表すことができ数3の式の関係が成り
立つ。対外光コントラスト比C(g)は数4の式で表すこ
とができる。実用視野範囲のある位置(例えばスクリー
ン正面/図16の51)での対外光コントラスト比は本発明
のレンチキュラーレンズシート1の出射光側表面に設け
たブラックストライプ3の表面が鏡面の場合、反射光Δ
xは図16の比較的強い反射光55と弱い反射光53の重なっ
たものとなる。従って図14のブラックストライプ表面鏡
面の曲線44で示すごとくΔx(m,n,o,p,q)であ
り、従来の表面凹凸の場合反射光Δxは曲線43のΔx
(d,e,g,i,k)であり、数7の式および数8の式
の関係が成り立つ。
【0044】
【数7】
【0045】
【数8】
【0046】以上のように本発明の第9の実施例と従来
の構成とでは反射光の強さが逆転する交点46が入射角15
°以下にあり投写型テレビジョン受像機34を観察する場
合実用視野範囲25は前記数7の式で算出したように26.5
°以下の入射光であるため、強い反射光は殆ど観察者に
届くことはなく、数7の式のような3°の反射光Δx
(d),Δx(m)も殆ど観察者に届かず数8の式の反射光
が主体となる。従って本発明の第9の実施例においてレ
ンチキュラーレンズシートの出射光側表面に配設したブ
ラックストライプ93の表面を鏡面93aに構成した場合対
外光コントラスト比が改善されることが第8の実施例と
同じように反射光が殆ど観察者に届かないことにより証
明された。また図14で示す表面全面鏡面45の曲線はΔx
(c,f,h,j,l)であり、第9の実施例はレンチキ
ュラーレンズシートの全面を鏡面とした第8の実施例に
は及ばないことも事実であることが証明された。レンチ
キュラーレンズシートの出射光側表面のブラックストラ
イプを鏡面にした第9の実施例はレンチキュラーレンズ
の凹凸により写り込みがなく、ブラックストライプ表面
の写り込みはブラックストライプの切れ目により写り込
みがなくなる。従って従来構成のスクリーンよりコント
ラストが良いのは勿論、レンチキュラーレンズシートの
出射光側表面全面を鏡面としたものよりも写り込みのな
い鮮明度の高いきれいな画質となる特徴が出る。
【0047】レンチキュラーレンズシート91の出射光側
表面のブラックストライプ93を鏡面とするには例えば次
の手段を実施すればよい。すなわちできるだけ黒いカー
ボンを選択し光拡散性粒子を混入させずにブラックスト
ライプの印刷材料を作るそして観察者に最も近い面に光
拡散性粒子を含まない層を構成し前記印刷材料を使用し
て、スクリーン印刷,ロール印刷,その他の印刷法によ
りレンチキュラーレンズシートのブラックストライプと
なる突出したストライプ表面に印刷する。また、艶のあ
る黒色材料を転写フィルムに印刷しておき、ホットスタ
ンプあるいは加熱ローラー等でレンチキュラーレンズシ
ートの突出したストライプ表面に転写する方法でも本発
明のレンチキュラーレンズシートの出射光側表面のブラ
ックストライプを鏡面にすることが可能であり、コント
ラスト向上の目的を達成できることはいうまでもない。
【0048】次に本発明の第10の実施例について説明す
る。本発明は第1,第2,第3,第4,第5,第6実施
例の各種構造に可視光線吸収材の混入、または第7実施
例の選択波長吸収材の混入によるコントラスト改善と第
8,第9の実施例による観察側表面の鏡面化によるコン
トラスト改善を組み合わせてコントラストを更に改善す
る方法である。組合せ方法としては、各種組合せの種類
が多いのでここでは代表例として第1と第8、第1と第
9の組合せ2種類について説明する。前記2種類の組合
せのコントラストの測定結果を表2にまとめた結果、暗
室でのコントラスト比は1:35.6〜1:35.9と同じ結果
である。
【0049】
【表2】
【0050】スクリーン正面で500Luxの外光の場合(但
し天井からの斜め入射光)では従来の表面凹凸のスクリ
ーンの外光コントラスト比(Ca)は1:12.9であり、こ
れを基準に本発明の外光コントラスト比の改善効果を述
べる。先ず第1の実施例のみの外光コントラスト比(C
c)は1:16.0で改善効果は+24%、次に第8の実施例の
みの外光コントラスト比(Cb)は1:14.5で改善効果は
+12%、次に第1と第8の組合せの外光コントラスト比
(Ce)は1:17.9で改善効果+39%、次に第1と第9の
組合せの外光コントラスト比(Cd)は1:16.7で改善効
果+29%となり、本発明の第1〜第7までの単独のもの
より対外光コントラスト比が改善されていることが証明
された。また第8と第9では第8実施例の方が改善効果
が大きいのは前記第9実施例の説明を述べた理由によ
る。そして輝度低下をできるだけ少なくして外光コント
ラストの改善効果を高めるには、可視光線の吸収と観察
者側の表面の鏡面化の組合せを考えることが重要であり
効果も大きい。
【0051】本発明の製造方法の実施例を図17で述べ
る。押し出し成形機のエクストルーダ56より押し出され
たレンチキュラーレンズシート基材57が入射光側レンチ
キュラーレンズ面を形成する入射光側成形ロール58と、
出射光側レンチキュラーレンズとブラックストライプ面
を形成する出射光側成形ロール59によりレンチキュラー
レンズシート1が形成される。この時レンチキュラーレ
ンズシート基材57と相溶性がありかつ可視光線吸収材を
混入した透明樹脂部材からなる第1層用薄膜シート61
と、同じく相溶性がありかつ拡散材を混入した樹脂部材
からなる第2層用薄膜シート60をレンチキュラーレンズ
とブラックストライプ面を形成する出射光測成形ロール
59に供給し、観察者に最も近い面に可視光線吸収材を含
む透明な第1層1aと中間層となる拡散材を含む第2層
を形成する。そして形成するときに拡散材を含まない透
明な第3層となるレンチキュラーレンズシート基材57を
使用し、入射光側形成ロール58と出射光側成形ロール59
により押圧加工をして形成すれば第1の実施例の透過型
スクリーンとなる。更に可視光線吸収材を混入する層を
変えれば第1の実施例の他の展開の透過型スクリーンと
なる。
【0052】また、第1層に拡散材を含む樹脂シート61
を第2層に可視光線吸収材を含む相溶性のある透明な樹
脂シート60を、第3層に透明部材を使用すれば第2の実
施例の透過型スクリーンとなる。また第3層となるレン
チキュラーレンズシート基材57に少量の拡散材を含有
し、第1層に可視光線吸収材を含む樹脂シート61、第2
層に多量の拡散材を含む相溶性のある透明な樹脂シート
60を使用すれば第3の実施例の透過型スクリーンとな
る。更に可視光線吸収材と拡散材を第1層,第2層,第
3層に各種の組合せで含有させることにより、第4,第
5,第6実施例はもとより多くの種類の構成の透過型ス
クリーンとなる。更に出射光側成形ロール63のレンチキ
ュラーレンズ形成面2a-aとブラックストライプ形成面
3a-aを鏡面状態にしておけば第8の実施例のスクリー
ンとなる。さらに可視光線吸収材を選択波長吸収材とす
れば第7の実施例となり、選択波長吸収材と拡散材を第
1層,第2層,第3層に各種の組合せで含有させること
により、第1実施例と同様に多くの種類の構成の透過型
スクリーンができる。
【0053】次に、第1層に可視光線吸収材を含む層や
拡散材を含まない透明層を形成する別の製造方法につい
て実施例を述べる。押し出し形成機でレンチキュラーレ
ンズシート基材57の入射光側レンチキュラーレンズ5
を、出射光側にレンチキュラーレンズ2とブラックスト
ライプ3を形成してなるレンチキュラーレンズシート1
を用意する。次に、出射光側表面のレンチキュラーレン
ズ2とブラックストライプ3の表面MgF2,SiO2,
その他の金属や非金属あるいは金属や非金属酸化物を蒸
着あるいはスパッタリング等の方法で薄膜として形成す
れば透過率が改善され反射の少ない表面鏡面が得られ
る。これは第8の実施例に適用して有効で、レンチキュ
ラーレンズシートに可視光線吸収材が混入されていれば
第1〜第6の実施例にも適用できる。もちろん透明材料
をコーティング、浸積、印刷、塗装等の手段で構成して
もよい。さらには透明材料をフィルムにコーティング、
印刷しておきそれをホットスタンプ、ロール等で転写し
て薄膜とする方法、あるいは実施例による製造方法で透
明材料をコーティング、印刷した供給シートを形成後シ
ートのみを剥がして形成する方法等がある。透明材料に
可視光線吸収材を混入がなければ第8,第9の実施例の
スクリーンとなり、可視光線吸収材を混入しておけば第
1〜6と第10の実施例のスクリーンとなる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の3層構造
によるレンチキュラーレンズシートの第1層あるいは第
2層あるいは第3層に可視光線吸収材と拡散材を混入、
あるいはレンチキュラーレンズシートの観察者に最も近
い面を鏡面にする、更にレンチキュラーレンズシートの
第1層あるいは第2層あるいは第3層の可視光線吸収材
と拡散材を混入しレンチキュラーレンズシートの観察者
に最も近い面を鏡面にする等の組合せにより、外光の吸
収と反射が少ない対外光コントラストの向上と映り込み
のない良質な鮮明度の高い画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるレンチキュラー
レンズシートの概略図である。
【図2】本発明の第1〜第7の実施例における可視光線
吸収材を混入した場合の波長特性図である。
【図3】本発明の第2の実施例におけるレンチキュラー
レンズシートの概略図である。
【図4】本発明の第3の実施例におけるレンチキュラー
レンズシートの概略図である。
【図5】本発明の第4の実施例におけるレンチキュラー
レンズシートの概略図である。
【図6】本発明の第5の実施例におけるレンチキュラー
レンズシートの概略図である。
【図7】本発明の第6の実施例におけるレンチキュラー
レンズシートの概略図である。
【図8】従来の本発明の第1〜第7の実施例における可
視光線吸収材を混入した場合のスクリーン面上での相対
全白輝度比を表した図である。
【図9】赤色,緑色,青色CRTのビーム電流に対する
CRT発光面の輝度の関係の1例を示す特性図である。
【図10】従来と本発明の赤色,緑色,青色CRTのビ
ーム電流の使用構成図である。
【図11】本発明の第5の実施例における別の選択波長
吸収材使用の場合の波長特性図である。
【図12】実際の投写型テレビジョン受像機の設置例と
外光の入射位置、反射位置と実用視野範囲を示す概略図
である。
【図13】外光の入射角度による反射光の強さの測定方
法を示す概略図である。
【図14】本発明と従来の外光の入射角度による反射光
の強さの測定結果を示した曲線である。
【図15】本発明の第8の実施例におけるレンチキュラ
ーレンズシートの概略図である。
【図16】本発明の第9の実施例におけるレンチキュラ
ーレンズシートの概略図である。
【図17】本発明実施例のスクリーン製造方法の概略正
面図である。
【図18】従来のスクリーン構成斜視図と入射光と反射
光路を示す図である。
【符号の説明】
1…本発明の第1実施例のレンチキュラーレンズシー
ト、 1a…レンチキュラーレンズシートの観察者側表
面層(第1層)、 1b…レンチキュラーレンズシートの
中間層(第2層)、 1c…レンチキュラーレンズシート
基材層(第3層)、2…出射光側レンチキュラーレンズ、
2a…出射光側レンチキュラーレンズの鏡面、 3…
出射光側ブラックストライプ、 3a…出射光側ブラッ
クストライプの鏡面、 4…拡散材、5…入射光側レン
チキュラーレンズ、 6a,6b…外光の入射光、 7
a,7b,7a″,7b″…反射光、 8…フレネルレンズ
シート、 26,27,28,29…天井灯、 30,31,32,33
…反射光、 34…投写型テレビジョン受像機、 35…ス
クリーン、 36…測定スクリーン、 37…黒幕、38…ス
ライドプロジェクター、 39…φ5mmピンホール、 40
…スライドプロジェクターからの光束、 41…輝度計、
42…輝度計の測光角、 47…外光の入射光、 48…正
反射光、 49…乱反射光、 50…陰極線管からの出力
光、 51…透過光、 52,54…正反射光、 53,55…乱
射光、 56…エクストルーダ、 57…レンチキュラーレ
ンズシート基材、 58…入射光側成形ロール、 59…出
射光側成形ロール、 60…第2層用薄膜シート、 61…
第1層用薄膜シート、 62…フレネルレンズ、 63a,6
3b…入射光、 64a,64b…反射光、 65…従来のレンチ
キュラーレンズシート、 131,141,151,161,171…
レンチキュラーレンズシート、 131a,141a,151a,16
1a,171a…第1層、 131b,141b,151b,161b,171b…
第2層、 131c,141c,151c,161c,171c…第3層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松崎 一朗 新潟県北蒲原郡中条町倉敷町2−28 株 式会社クラレ内 (72)発明者 桑田 広志 新潟県北蒲原郡中条町倉敷町2−28 株 式会社クラレ内 (56)参考文献 特開 昭63−273850(JP,A) 特開 平5−2221(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 21/62

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレネルレンズシートとレンチキュラー
    レンズシートからなる2枚構成の透過型スクリーン、ま
    たは光入射面にフレネルレンズを光出射面にレンチキュ
    ラーレンズを形成してなる1枚構成の透過型スクリーン
    において、それぞれの前記レンチキュラーレンズシート
    が観察者に最も近く拡散材を含む表面層(第1層)と拡散
    材を含まない中間層(第2層)と後面となる拡散材を含ま
    ない基材層(第3層)との3層よりなり、かつ前記表面層
    (第1層)または前記中間層(第2層)または前記基材層
    (第3層)または前記拡散材となる光拡散性粒子のうち少
    なくともいずれか一つ、またはすべてに可視光線吸収材
    料を含むことを特徴とする透過型スクリーン。
  2. 【請求項2】 フレネルレンズシートとレンチキュラー
    レンズシートからなる2枚構成の透過型スクリーン、ま
    たは光入射面にフレネルレンズを光出射面にレンチキュ
    ラーレンズを形成してなる1枚構成の透過型スクリーン
    において、それぞれの前記レンチキュラーレンズシート
    が観察者に最も近く拡散材を含まない表面層(第1層)と
    拡散材を含む中間層(第2層)と拡散材を含まない基材層
    (第3層)との3層よりなり、前記表面層(第1層)および
    前記基材層(第3層)に可視光線吸収材料が含まれかつ前
    記中間層(第2層)に可視光線吸収材料が含まれない場合
    を除いて、前記表面層(第1層)または前記中間層(第2
    層)または前記基材層(第3層)または前記拡散材となる
    光拡散性粒子のうち少なくともいずれか一つ、またはす
    べてに可視光線吸収材料を含むことを特徴とする透過型
    スクリーン。
  3. 【請求項3】 フレネルレンズシートとレンチキュラー
    レンズシートからなる2枚構成の透過型スクリーン、ま
    たは光入射面にフレネルレンズを光出射面にレンチキュ
    ラーレンズを形成してなる1枚構成の透過型スクリーン
    において、それぞれの前記レンチキュラーレンズシート
    が観察者に最も近く拡散材を含まない表面層(第1層)と
    拡散材を含まない中間層(第2層)と拡散材を含む基材層
    (第3層)との3層よりなり、かつ前記表面層(第1層)ま
    たは前記中間層(第2層)または前記基材層(第3層)また
    は前記拡散材となる光拡散性粒子のうち少なくともいず
    れか一つ、またはすべてに可視光線吸収材料を含むこと
    を特徴とする透過型スクリーン。
  4. 【請求項4】 フレネルレンズシートとレンチキュラー
    レンズシートからなる2枚構成の透過型スクリーン、ま
    たは光入射面にフレネルレンズを光出射面にレンチキュ
    ラーレンズを形成してなる1枚構成の透過型スクリーン
    において、それぞれの前記レンチキュラーレンズシート
    が観察者に最も近く拡散材を含む表面層(第1層)とこの
    表面層より多い量の拡散材を含む中間層(第2層)と拡散
    材を含まない基材層(第3層)との3層よりなり、かつ前
    記表面層(第1層)または前記中間層(第2層)または前記
    基材層(第3層)または前記拡散材となる光拡散性粒子の
    うち少なくともいずれか一つ、またはすべてに可視光線
    吸収材料を含むことを特徴とする透過型スクリーン。
  5. 【請求項5】 フレネルレンズシートとレンチキュラー
    レンズシートからなる2枚構成の透過型スクリーン、ま
    たは光入射面にフレネルレンズを光出射面にレンチキュ
    ラーレンズを形成してなる1枚構成の透過型スクリーン
    において、それぞれの前記レンチキュラーレンズシート
    が観察者に最も近く拡散材を含む表面層(第1層)とこの
    表面層より少ない量の拡散材を含む中間層(第2層)と拡
    散材を含まない基材層(第3層)との3層よりなり、かつ
    前記表面層(第1層)または前記中間層(第2層)または前
    記基材層(第3層)または前記拡散材となる光拡散性粒子
    のうち少なくともいずれか一つ、またはすべてに可視光
    線吸収材料を含むことを特徴とする透過型スクリーン。
  6. 【請求項6】 フレネルレンズシートとレンチキュラー
    レンズシートからなる2枚構成の透過型スクリーン、ま
    たは光入射面にフレネルレンズを光出射面にレンチキュ
    ラーレンズを形成してなる1枚構成の透過型スクリーン
    において、それぞれの前記レンチキュラーレンズシート
    が観察者に最も近く拡散材を含まない表面層(第1層)と
    拡散材を含む中間層(第2層)とこの中間層より多い量の
    拡散材を含む基材層(第3層)との3層よりなり、かつ前
    記表面層(第1層)または前記中間層(第2層)または前記
    基材層(第3層)または前記拡散材となる光拡散性粒子の
    うち少なくともいずれか一つ、またはすべてに可視光線
    吸収材料を含むことを特徴とする透過型スクリーン。
  7. 【請求項7】 フレネルレンズシートとレンチキュラー
    レンズシートからなる2枚構成の透過型スクリーン、ま
    たは光入射面にフレネルレンズを光出射面にレンチキュ
    ラーレンズを形成してなる1枚構成の透過型スクリーン
    において、それぞれの前記レンチキュラーレンズシート
    が観察者に最も近く拡散材を含まない表面層(第1層)と
    拡散材を含む中間層(第2層)とこの中間層より少ない量
    の拡散材を含む基材層(第3層)との3層よりなり、かつ
    前記表面層(第1層)または前記中間層(第2層)または前
    記基材層(第3層)または前記拡散材となる光拡散性粒子
    のうち少なくともいずれか一つ、またはすべてに可視光
    線吸収材料を含むことを特徴とする透過型スクリーン。
  8. 【請求項8】 フレネルレンズシートとレンチキュラー
    レンズシートからなる2枚構成の透過型スクリーン、ま
    たは光入射面にフレネルレンズを光出射面にレンチキュ
    ラーレンズを形成してなる1枚構成の透過型スクリーン
    において、それぞれの前記レンチキュラーレンズシート
    が観察者に最も近く拡散材を含む表面層(第1層)と拡散
    材を含まない中間層(第2層)と前記表面層より多い量の
    拡散材を含む基材層(第3層)との3層よりなり、かつ前
    記表面層(第1層)または前記中間層(第2層)または前記
    基材層(第3層)または前記拡散材となる光拡散性粒子の
    うち少なくともいずれか一つ、またはすべてに可視光線
    吸収材料を含むことを特徴とする透過型スクリーン。
  9. 【請求項9】 フレネルレンズシートとレンチキュラー
    レンズシートからなる2枚構成の透過型スクリーン、ま
    たは光入射面にフレネルレンズを光出射面にレンチキュ
    ラーレンズを形成してなる1枚構成の透過型スクリーン
    において、それぞれの前記レンチキュラーレンズシート
    が観察者に最も近く拡散材を含む表面層(第1層)と拡散
    材を含まない中間層(第2層)と前記表面層より少ない量
    の拡散材を含む基材層(第3層)との3層よりなり、かつ
    前記表面層(第1層)または前記中間層(第2層)または前
    記基材層(第3層)または前記拡散材となる光拡散性粒子
    のうち少なくともいずれか一つ、またはすべてに可視光
    線吸収材料を含むことを特徴とする透過型スクリーン。
  10. 【請求項10】 可視光線を吸収する材料の光吸収スペ
    クトルが、可視波長領域において、ほぼ一様な光吸収ス
    ペクトルであることを特徴とする請求項1,2,3,
    4,5,6,7,8または9記載の透過型スクリーン。
  11. 【請求項11】 可視光線を吸収する材料の光吸収率
    が、400〜490nmの波長領域で平均50%以下、490〜700nm
    の波長領域で平均30〜80%可視光線吸収スペクトルを有
    し、400〜490nmの波長領域の光吸収率が490〜700nmの波
    長領域の光吸収率より低いことを特徴とする請求項1,
    2,3,4,5,6,7,8または9記載の透過型スク
    リーン。
  12. 【請求項12】 観察者に最も近いレンチキュラーレン
    ズ面とブラックストライプ面のうち少なくとも一方の面
    あるいはすべての面を実質的に鏡面にすることを特徴と
    する請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10ま
    たは11記載の透過型スクリーン。
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