JP2011512354A - 神経機能障害を検知するための新規の造影剤 - Google Patents

神経機能障害を検知するための新規の造影剤 Download PDF

Info

Publication number
JP2011512354A
JP2011512354A JP2010546795A JP2010546795A JP2011512354A JP 2011512354 A JP2011512354 A JP 2011512354A JP 2010546795 A JP2010546795 A JP 2010546795A JP 2010546795 A JP2010546795 A JP 2010546795A JP 2011512354 A JP2011512354 A JP 2011512354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alkyl
halo
alkoxy
aryl
och
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010546795A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011512354A5 (ja
Inventor
ツェー. コルプ ハートムート
シー. ウォルシュ ジョゼフ
リアン チアンワ
エイ. デュクロス ブライアン
ジャン ウェイ
ジェイ.エイチ. スコット ピーター
チェン カイ
ガオ ジヨン
ジャオ ティエミン
ピー. モチャーラ ヴァニ
カシ ダナラクシュミ
チェン ガン
ワン エリック
シンハ アンジャナ
シア チュンファン
クリフトン パジェット ヘンリー
カリミ ファーハド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Siemens Medical Solutions USA Inc
Original Assignee
Siemens Medical Solutions USA Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=40627498&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2011512354(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Siemens Medical Solutions USA Inc filed Critical Siemens Medical Solutions USA Inc
Publication of JP2011512354A publication Critical patent/JP2011512354A/ja
Publication of JP2011512354A5 publication Critical patent/JP2011512354A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07BGENERAL METHODS OF ORGANIC CHEMISTRY; APPARATUS THEREFOR
    • C07B59/00Introduction of isotopes of elements into organic compounds ; Labelled organic compounds per se
    • C07B59/002Heterocyclic compounds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/08Antiepileptics; Anticonvulsants
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/18Antipsychotics, i.e. neuroleptics; Drugs for mania or schizophrenia
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/20Hypnotics; Sedatives
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/22Anxiolytics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/24Antidepressants
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/28Drugs for disorders of the nervous system for treating neurodegenerative disorders of the central nervous system, e.g. nootropic agents, cognition enhancers, drugs for treating Alzheimer's disease or other forms of dementia
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P3/00Drugs for disorders of the metabolism
    • A61P3/04Anorexiants; Antiobesity agents

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Psychiatry (AREA)
  • Pain & Pain Management (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Child & Adolescent Psychology (AREA)
  • Diabetes (AREA)
  • Hospice & Palliative Care (AREA)
  • Obesity (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Quinoline Compounds (AREA)
  • Pyrane Compounds (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Indole Compounds (AREA)

Abstract

哺乳動物におけるアルツハイマー病またはその素因を診断する化合物および方法が本明細書に開示され、該方法は、放射能標識フラボン、クマリン、カルバゾール、キノリノン、クロメノン、イミダゾールおよびトリアゾール誘導体からなる群から選択される放射能標識化合物の診断有効量を哺乳動物に投与し、該化合物が脳組織内に分散することを可能にし、脳組織を映像化することを含み、該化合物の脳組織への結合が正常な対照レベルの結合と比較して増加していると、哺乳動物がアルツハイマー病にかかっているか、またはアルツハイマー病の発生の危険性があることが示される。

Description

関連出願
本出願は、参考として本明細書で援用される、2008年2月14日に出願された米国仮出願第60/066,101号に基づくとともに、その優先権を主張するものである。
認知性の主たる原因であるアルツハイマー病(AD)は、65歳〜69歳の年齢の人口の1パーセントに発生し、95歳以上の年齢では40〜50%に増加する。AD患者は、認知障害および記憶機能の障害を含む特徴的な臨床的症状を示す。これらの患者において、死後組織病理検査によって検証される、大脳皮質に見いだされる重度の老人斑により、ADの存在が確認される。成熟した老人斑は、過リン酸化タウタンパク質のフィラメントに由来する細胞内神経原線維濃縮体(NFT)およびアミロイド前駆体タンパク質の酵素処理に由来する細胞外β−アミロイドペプチドからなる。興味深いことに、正常な認知機能を有する老齢者においても老人斑が発生および存在するにもかかわらず、NFTおよび老人斑沈着の重度は、認知機能の低下およびニューロン回路網の変質に関連していることが報告されている。
アルツハイマー病は、米国における4番目の主要死亡原因であるにもかかわらず、医薬的介入は、まだ治療法を商業化していない。その代わり、臨床医は、現在、認知障害患者にコリンエステアラーゼ阻害薬を処方している。AD患者およびパーキンソン病患者の両方のための治療薬であるリバスチグミンは、アセチルコリンエステラーゼおよびブチリルコリンエステラーゼの両方を阻害して、アセチルコリンおよびブチルコリンの分解を防止する。天然由来のアセチルコリンエステラーゼ阻害薬であるガランタミンは、アセチルコリンを脳に放出するニコチンコリン作動性受容体を増加させる。最後の例として、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬アリセプトは、アセチルコリンエステラーゼを阻害して皮質アセチルコリンを増加させることによって、患者におけるADの進行を抑える。最近の臨床試験では、アリセプトの効果によって、患者におけるADの進行が抑えられたが、36ヶ月後には治療効果が消えた。アリセプトとメマンチンとの治療的組合せでAD患者を治療する効果は、アリセプトのみが与えられた患者と比べてそれらのAD患者の認知機能を向上させた。コリンエステラーゼ阻害薬の有用性にかかわらず、現行の各種AD治療薬は、完全発症ADを2〜3年程度遅延させることしかできず、その後、それらは、認知低下を抑制する治療効果がなくなる。ADの発症を5年間遅延させることは、ADの症例を半分に減少させるのに十分であると報告されており、コリンエステラーゼ阻害薬の現行の欠点から、その目標を満たすためにさらなる研究努力が必要である。
ADの神経画像は、斑および原線維が媒介するトレーサの吸収に基づいてADの存在を確認する画像トレーサの出現をもたらし、続いて、現在広範な臨床試験を受けている。これらのトレーサの多くは、蛍光染料に由来するケモタイプを含む(第1表)。例えば、生体の脳におけるナフチルアニリン誘導体18F−FDDNPの吸収および結合の増加は、同様の年齢の認知機能正常体と比較すると、ADの存在と十分に関連づけられる[Liu,J., et al.,High−Yield,Automated Radiosynthesis of 2−(l−{6−[(2−[18F]Fluoroethyl)(methyl)amino]−2−naphthyl}ethylidene)malonitrile([18F]FDDNP)Ready for Animal or Human Administration.Molecular Imaging and Biology,2007.9:p.6−16.]。競合化合物11C−PIBは、健康な正常体と比較すると、AD患者の前頭側頭骨および海馬脳領域における吸収の増加を示す。
しかし、老人斑および濃縮体の造影の効力を疑問視するいくつかの問題が存在する。第1に、現行の各種AD造影剤では、十分に確立されたADの発現のみを確認することができ、この後期段階の診断は、36ヶ月後のさらなる疾患の進行に対する防御をほとんど与えない。第2に、老人斑および濃縮体の検知を、ADの早期段階の発生と関連づけることができない。最近のデータは、アミロイドカスケードモデル[Hardy,J.and D.Selkoe,The Amyloid Hypothesis of Alzheimer’s Disease:Progress and Problems on the Road to Therapeutics.Science,2002.297:p.353−356]が、AD患者における認知低下を招く主たる要因を正確に示さないこと、および神経毒可溶性オリゴマーおよび凝集体などの他の貢献要因が神経変性における貢献的役割を果たし得ることを示唆している[Talaga,P.,Inhibitors of beta−amyloid aggregation:still an issue of structure and function? Drug Discovery Today:Therapeutic Strategies,2004.1:p.7−12]。今日まで、EDDNPおよびPIBは、神経毒可溶性オリゴマーおよび凝集体に結合することが知られていないため、ADの早期段階と患者におけるADの進行段階とを正確に区別することが予測されていない。
2006年12月5日の最近の討論部会(米国化学学会のニューヨーク支部が共催する生化学的薬理学討論部会)により約言されているように、研究者は、目下のところ、β−アミロイドタンパク質(BAP)の生成を阻止することまたは突然変異タウタンパク質の形成を抑制することによってAD前駆体を標的とする方法に焦点を絞っている。明らかに、この集中した研究努力は、潜在的にADをもたらすAD前駆体の形成を抑制することを目的とし、この新しい手法は、現行の治療法より効果的に完全発症ADを遅延させ得る。同時に、神経画像は、AD治療の開発を補完するとともに、前駆症状のADの危険性のある患者を識別する二重の努力でAD前駆体を識別することによって治療動向を再現するものでなければならない。
PETおよびSPECTを含むいくつかの医学的診断法は、放射能標識化合物を利用し、当該技術分野で周知である。PETおよびSPECTは、非常に高感度な技法であり、トレーサと呼ばれる少量の放射能標識化合物を必要とする。標識化合物は、対応する非放射性化合物と全く同様にして、in vivoで輸送、蓄積および変換される。トレーサまたはプローブは、11C、13N、15O、18F、64Cuおよび124IなどのPET画像に有用な放射性核種、または99Tc、77Br、61Cu、153Gd、123I、1251、131Iおよび32PなどのSPECT画像に有用な放射性核種で放射能標識され得る。
PETは、陽電子放出同位体を患者の組織に担持する分子画像トレーサの分布に基づいて画像を作成する。PET法は、検査対象組織または器官における細胞レベルの機能障害を検出する潜在性を有する。PETは、腫瘍および転移の造影などのために臨床腫瘍学で使用され、一定の脳疾患の診断、ならびに脳および心臓機能のマッピングに使用されてきた。同様に、3次元表現が、例えば、腫瘍、感染(白血球)、甲状腺または骨の造影に有用であり得る任意のガンマ画像試験を補完するためにSPECTを使用することができる。
発明の詳細な説明
本発明は、それぞれに基が以上に示される意味を有する構造式Iを有する化合物に向けられる。
「ハロゲン」または「ハロ」は、F、Cl、BrおよびIを指す。
「アルキル」は、直鎖状または分岐状の部分を有する飽和一価炭化水素基を指す。アルキル基の例としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピルおよびt−ブチルが挙げられるが、それらに限定されない。
「アルケニル」は、アルキルが以上に定義されている通りである、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を有するアルキル部分を指す。アルケニルの例としては、エテニルおよびプロペニルが挙げられるが、それらに限定されない。
「アルキニル」は、アルキルが以上に定義されている通りである、少なくとも1つの炭素−炭素三重結合を有するアルキル部分を指す。アルキニルの例としては、エチニルおよび2−プロピニルが挙げられるが、それらに限定されない。
「アルキレン」または「アルケニレン」は、直鎖状または分岐状の部分を有する飽和二価炭化水素基、すなわち一般に2つの他の基の間の架橋または結合基として存在する飽和二価炭化水素基を指す。アルキレン基の例としては、CH2−(メチレン);−CH2CH2−(エチレン);−CH2CH2CH2−(プロピレン)、−CH(CH3)CH2−(イソプロピレン)等が挙げられる。
「アミノ」は、水素または炭素原子が窒素に結合した2つのさらなる置換基を有する窒素部分を指す。例えば、代表的なアミノ基としては、−NH2、−NHCH3、−N(CH32、−NHC2-3−アルキルおよび−N(C2-3−アルキル)2等が挙げられる。他に指定する場合を除いて、アミノ部分を含む本発明の化合物は、それらの保護誘導体を含むことができる。アミノ部分のための好適な保護基としては、アセチル、tert−ブトキシカルボニルおよびベンジルオキシカルボニル等が挙げられる。
「アリール」は、1個の水素を除去することによって芳香族炭化水素から誘導される有機基、例えば、フェニル、ナフチル、インデニル、インダニルおよびフルオレニルを指す。「アリール」は、少なくとも1つの環が芳香族である縮合環基を包含する。
「シクロアルキル」は、環が(2つ以上ある場合は)少なくとも1つの炭素原子を共有し、アルキルが以上に定義されている通りである、1つ以上の環からなる非芳香族飽和環式アルキル部分を指す。シクロアルキルの例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、ビシクロ−[3.1.0]−ヘキシル、ビシクロ−[2.2.1]−ヘプト−1−イル、ノルボルニル、スピロ[4.5]デシル、スピロ[4.4]ノニル、スピロ[4.3]オクチル、スピロ[4.2]ヘプチルおよびアダマンタニルが挙げられるが、それらに限定されない。
「ハロC1-6アルキル」は、アルキル基の炭素原子が少なくとも1つのハロゲン原子で置換されたC1-6アルキル基を指す。当該ハロC1-6アルキルの非排他的な代表例としては、F−CH2−、F−CH2CH2−、F−CH2CH2CH2−、CHF2−、CHF2CH2−、CHF2CH2CH2−、Br−CH2−、Br−CH2CH2−、Br−CH2CH2CH2−、CHBr2−、CHBr2CH2−およびCHBr2CH2CH2−等が挙げられる。
「複素環式」または「ヘテロシクロアルキル」は、環が(2つ以上ある場合は)1または2個の原子を共有し、各環が4個までのヘテロ原子(すなわち、少なくとも1つの環が少なくとも1個のヘテロ原子を含むことを条件として0〜4個のヘテロ原子)を含む、1つ以上の環からなる非芳香族環式基を指す。本発明の複素環式基は、ヘテロ原子として1つ以上のO、S(O)0-2および/またはN−R10[R10は本明細書に定義されている通りであり、S(O)0-2の添字「0―2」は0、1または2の整数を表す]で置換された環系を含むこともできる。したがって、S(O)2は、S、S(=O)およびS(O)2からなる基を表す。非芳香族複素環式基の例は、アジリジニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、アゼピニル、ピペラジニル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジニル、オキシラニル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、モルホリノ、チオモルホリノ、チオキサニル、ピロリニル、インドリニル、2H−ピラニル、4H−ピラニル、ジオキサニル、1,3−ジオキソラニル、ピラゾリニル、ジヒドロピラニル、ジヒドロチエニル、ジヒドロフラニル、ピラゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、3−アザビシクロ[4.1.0]ヘプタニル、キノリジニル、キヌクリジニル、1,4−ジオキサスピロ[4.5]デシル、1,4−ジオキサスピロ[4.4]ノニル、1,4−ジオキサスピロ[4.3]オクチルおよび1,4−ジオキサスピロ[4.2]ヘプチルである。
「ヘテロアリール」は、1個以上のヘテロ原子(O、SまたはN)、好ましくは1〜4個のヘテロ原子を含む芳香族基を指す。ヘテロアリールは、単環式または多環式基であってよい。ヘテロアリール基の例は、ピリジニル、ピリダジニル、イミダゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、トリアゾリル、ピラジニル、キノリル、イソキノリル、1,2,3,4−テトラヒドロキノリル、テトラゾリル、フリル、チエニル、イソオキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソチアゾリル、ピロリル、インドリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾフラニル、インダゾリル、インドリジニル、フタラジニル、トリアジニル、1,3,5−トリアジニル、イソインドリル、プリニル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、フラザニル、ベンゾフラザニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、キナゾリニル、キノキサリニル、ナフチリジニル、ジヒドロキノリル、テトラヒドロキノリル、ジヒドロイソキノリル、テトラヒドロイソキノリル、ベンゾフリル、フロピリジニル、ピロロピリミジニルおよびアザインドリルである。本出願の一部の態様において、ヘテロアリールは4置換−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルである。
本明細書に使用されているように、例えば結合子などの二価の基が、以下に示されるように、構造−A−B−によって表される場合は、それは、以下に2つの構造で注記される両方の可能な置換構造で結合されていてよい基を表すことをも意図する。
Figure 2011512354

Figure 2011512354
であってもよい。
例えば、「−N(R10)C(O)−」などの二価の基が示されているときは、例えば、その基は、−N(R10)C(O)−および二価の基−C(O)N(R10)−の両方を含むことを意図する。
記号R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9およびR10の置換基またはC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C3-12シクロアルキル基、C1-5アルキル基、C6-14アリール基、C6-14アリールオキシ基、C6-10アリール基、C1-4アルキル基、ヘテロアリール基、ヘテロアリールオキシ基等は、また、アミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SH、−SC1-6アルキル、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキル、C6-14アリールおよびヘテロアリールからなる群から選択される置換基によって場合によってさらに置換されている。
例えば、本出願の一部の態様において、ヘテロアリール置換基は、4置換−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルである。本出願の放射能標識化合物において、例えば、放射性核種は、
Figure 2011512354
で表される化合物、もしくは2−(18F−フルオロエチル)−カルバゾール、2−(18F−フルオロメチル)−カルバゾールなどの2−18F−カルバゾール誘導体のような式I〜VIの化合物のアリール基、11C−メトキシ基に結合されていてよく、かつ/または18F−フルオロエチル基、18F−フルオロメチル基、11C−メトキシ基、4−[(18F−フルオロエチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル]−エトキシ基、4−[(18F−フルオロエチル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル]−プロピルオキシ基、123I、124I、125Iまたは131I基等を介して記号R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9およびR10の任意の一種以上に結合されていてよい。他に指定する場合を除いて、例えばF−CH2CH2−(カルバゾール)またはF−CH2CH2O−(カルバゾール)におけるフッ素原子による一般式などの、原子によって置換されているものとして表される化合物は、天然元素19F(フッ素−19)ならびに当該元素の18F(フッ素−18)同位体の両方を包含することを意図する。
「場合によって置換された」または「置換された」という用語は、基の1〜4個の水素原子が、例えば、置換基アミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SH、−SC1-6アルキル、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキル、C6-14アリールおよびヘテロアリールからなる群から選択されるか、または本明細書に具体的に開示されている1〜4個の置換基によって置き換えられていてよい特定の置換基または基を指す。加えて、置換基としては、アルキル、アリール、アルキレン−アリール、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、ペルハロアルコキシ、ヘテロシクリル、アジド、アミノ、グアニジノ、アミジノ、ハロ、アルキルチオ、オキソ、アシルアルキル、カルボキシエステル、カルボキシ、カルボキサミド、アシルオキシ、アミノアルキル、アルキルアミノアリール、アルキルアミノアルキル、アルコキシアリール、アリールアミノ、ホスホノ、スルホニル、カルボキサミドアリール、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、アルコキシアルキルおよびペルハロアルキルを挙げることもできる。加えて、記号R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9およびR10に関連する「場合によって置換された」または「置換された」という用語は、陽電子またはガンマ放射体をさらに含む、以上に特定された1〜4個の置換基によって置換された基を含む。当該陽電子放射体としては、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brが挙げられるが、それらに限定されない。
本明細書に使用されている「放射能標識化合物」という用語は、放射能標識を与えることができるか、あるいは非放射性原子から例えば11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brなどの活性な放射性核種へのように放射能標識に変換することができる原子または基を有する化合物を指す。加えて、本出願の目的では、当該「放射能標識化合物」は、例えば19Fなどのハロゲンなどの非活性核種を含む原子または基を指すこともでき、該化合物を治療有効量で使用および投与することができる。
式I〜式VIの化合物は光学的中心を有することができるため、異なる鏡像異性およびジアステレオ異性構造で存在することができる。本発明は、式I〜式VIの当該化合物のあらゆる鏡像異性体、ジアステレオ異性体および他の立体異性体、ならびにラセミ化合物およびラセミ混合物および立体異性体の他の混合物を含む。式I〜式VIの化合物の薬学的に許容される塩としては、それらの酸付加および塩基塩が挙げられる。好適な酸付加塩は、無毒性塩を形成する酸から形成される。例としては、酢酸塩、アジピン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベシル酸塩、重炭酸塩/炭酸塩、重硫酸塩/硫酸塩、ホウ酸塩、クエン酸塩、ギ酸塩、フマル酸塩、グルコン酸塩、グルクロン酸塩、塩酸塩/塩化物、臭化水素酸塩/臭化物、ヨウ化水素酸塩/ヨウ化物、乳酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、メシル酸塩、メチル硫酸塩、ナフチル酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩、リン酸塩/リン酸水素酸塩/リン酸二水素酸塩、ピログルタミン酸塩、サリチル酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、スルホン酸塩、酒石酸塩、トシル酸塩およびトリフルオロ酢酸塩が挙げられる。好適な塩基は、無毒性塩を形成する塩基から形成される。例としては、アルミニウム、アルギニン、ベンザチン、カルシウム、コリン、ジエチルアミン、ジオラミン、グリシン、リシン、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、トロメタミンおよび亜鉛塩が挙げられる。酸および塩基のヘミ塩、例えば、ヘミ硫酸塩およびヘミカルシウム塩を形成することもできる。好適な塩の概要については、Handbook of Pharmaceutical Salts:Properties,Selection,and Use by Stahl and Wermuth(Wiley−VCH,2002)を参照されたい。式I〜式VIの化合物の薬学的に許容される塩を、3つの方法のうちの1つ以上の方法、すなわち(i)式I〜式VIの化合物と所望の酸または塩基とを反応させること;(ii)式I〜式VIの化合物の好適な前駆体から酸または塩基易動性保護基を除去すること;あるいは(iii)式I〜式VIの化合物の1つの塩を適切な酸または塩基との反応、または好適なイオン交換カラムによって別の塩に変換することによって製造することができる。
発明の概要
一実施形態において、式I〜式VIの放射能標識化合物が提供される。
Figure 2011512354
式Iについては、
AはNまたはCR1であり;BはNまたはCR2であり;JはNまたはCR3であり;KはNまたはCR4であり;LはNまたはCR5であり;MはNまたはCR6であり;PはNまたはCR7であり;QはNまたはCR8であり、A、B、J、K、L、M、PおよびQの3つ以上がNになることはなく;
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはR1およびR2、R2およびR3、R3およびR4、R5およびR6、R6およびR7またはR7およびR8の少なくとも1組は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、置換または非置換芳香族または非芳香族炭素環式または複素環式環を形成し;
1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8の少なくとも2つが水素であり;
9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
各R10は、独立してHまたはC1-6アルキルであり;
式Iの化合物は、2−フルオロエチル6−フルオロ−4−メトキシ−9H−ピリド[3,4−b]インドール−3−カルボキシレート、2−フルオロプロピル6−フルオロ−4−メトキシ−9H−ピリド[3,4−b]インドール−3−カルボキシレート、9H−ピリド[3,4−b]インドール−3−カルボキシレート、9H−ピリド[3,4−b]インドール−3−チオカルボキシレート、9H−ピリド[3,4−b]インドール−3−カルボキサミド、9H−ピリド[3,4−b]インドール−3−カルブイミデート、β−カルボリン−3−カルボキシレート、β−カルボリン−3−チオカルボキシレート、β−カルボリン−3−カルボキサミド、β−カルボリン−3−カルブイミデート;(S)−4−(3−(3−(2’−18F]−フルオロエチルアミノ)−2−ヒドロキシプロポキシ)−カルバゾール、R、S、SSおよびSR−1’−[18F]−フルオロカラゾロール(FCAR)および[11C]−カラゾロール(CAR)、(S)−(−)−4−(2−ヒドロキシ−3−(1’−[18]フルオロイソプロピル)−アミノプロポキシ)カルバゾール、7−(2−フルオロエトキシ)−1−メチル−9H−β−カルボリン、7−(2−フルオロプロポキシ)−1−メチル−9H−β−カルボリン、7−[2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ]−1−メチル−9H−β−カルボリン、7−{2−[2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ]エトキシ}−1−メチル−9H−β−カルボリンおよびカルバゾリル−(4)−オキシプロパノールアミンおよびそれらの誘導体からなる群から選択される化合物でなく;
放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む放射能標識化合物、およびその薬学的に許容される塩であり;
式IIについては、
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはR1およびR2、R2およびR3、R3およびR4、R5およびR6、R6およびR7またはR7およびR8の少なくとも1組は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、置換または非置換芳香族または非芳香族炭素環式または複素環式環を形成し;
1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8の少なくとも2つが水素であり;
9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
各R10は、独立してHまたはC1-6アルキルであり;
放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む放射能標識化合物、およびその薬学的に許容される塩であり;
式IIIについては、
YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、それぞれ独立して結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群からそれぞれ独立して選択され;
5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはR5およびR6、R6およびR7またはR7およびR8の少なくとも1組は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、置換または非置換芳香族または非芳香族炭素環式または複素環式環を形成し;
5、R6、R7およびR8の少なくとも1つが水素であり;
各R10は、独立してHまたはC1-6アルキルであり;
11およびR12は、それぞれ独立して不在であり、または水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む放射能標識化合物、およびその薬学的に許容される塩であり;
式IVについては、
Wは、Oまたは−N−X−R9であり;
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、それぞれ独立して結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはYは、
Figure 2011512354
であり、R12は不在であり;
1、R2、R3およびR4は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはR5およびR6、R6およびR7またはR7およびR8の少なくとも1組は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、置換または非置換芳香族または非芳香族炭素環式または複素環式環を形成し;
1、R2、R3およびR4の少なくとも1つが水素であり;
5、R6、R7、R8およびR0は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
各R10は、独立してHまたはC1-6アルキルであり;
11およびR12は、それぞれ独立して不在であり、または水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む放射能標識化合物、およびその薬学的に許容される塩であり;
式Vについては、
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C2-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはR5およびR6は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、置換または非置換芳香族または非芳香族炭素環式または複素環式環を形成し;
9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
各R10は、独立してHまたはC1-6アルキルであり;
放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む放射能標識化合物、およびその薬学的に許容される塩であり;
式VIについては、
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
Yは結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群から選択され;
5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはR5およびR6は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、置換または非置換芳香族または非芳香族炭素環式または複素環式環を形成し;
9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
各R10は、独立してHまたはC1-6アルキルであり;
11は、水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキルC6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
1〜R12の少なくとも1つは、本明細書に定義されている放射能標識であり;
放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む放射能標識化合物、およびその薬学的に許容される塩である。
上記化合物の1つの変型において、
式Iについては、
AはNまたはCR1であり;BはNまたはCR2であり;JはNまたはCR3であり;KはNまたはCR4であり;LはNまたはCR5であり;MはNまたはCR6であり;PはNであり;QはNまたはCR8であり;
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−および−C(S)O−からなる群から選択され;
1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはR1およびR2、R2およびR3、R3およびR4、R5およびR6、R6およびR7またはR7およびR8の少なくとも1組は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、置換または非置換芳香族または非芳香族炭素環式または複素環式環を形成し;
式IIについては、
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−および−C(S)O−からなる群から選択され;
1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはR1およびR2、R2およびR3、R3およびR4、R5およびR6、R6およびR7またはR7およびR8の少なくとも1組は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、置換または非置換芳香族または非芳香族炭素環式または複素環式環を形成し;
式IIIについては、
YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、アミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群からそれぞれ独立して選択され;
5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C2-5アルコキシ、ハロ−C2-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C2-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはR1およびR2、R2およびR3、R3およびR4、R5およびR6、R6およびR7またはR7およびR8の少なくとも1組は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、置換または非置換芳香族または非芳香族炭素環式または複素環式環を形成し;
式IVについては、
Wは、Oまたは−N−X−R9であり;
1、R2、R3およびR4は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはR1およびR2、R2およびR3またはR3およびR4の少なくとも1組は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、置換または非置換芳香族または非芳香族炭素環式または複素環式環を形成し;
式Vについては、
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
式VIについては、
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
Yは結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群から選択され;
5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
11は、不在であり、または水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む化合物、およびその薬学的に許容される塩である。
上記化合物の別の変型において、
式Iについては、
AはNまたはCR1であり;BはNまたはCR2であり;JはNまたはCR3であり;KはNまたはCR4であり;LはNまたはCR5であり;MはNまたはCR6であり;PはNまたはCR7であり;QはNまたはCR8であり、A、B、J、K、L、M、PおよびQの3つ以上がNになることはなく;
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−およびC1-3アルキル(OCH2CH21-6O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
式IIについては、
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−およびC1-3アルキル(OCH2CH21-6O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
式IIIについては、
YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、それぞれ独立して結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群からそれぞれ独立して選択され;
5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−およびC1-3アルキル(OCH2CH21-6O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
式IVについては、
Wは、Oまたは−N−X−R9であり;
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、それぞれ独立して結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群からそれぞれ独立して選択され;
1、R2、R3およびR4は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−およびC1-3アルキル(OCH2CH21-6O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
式Vについては、
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−およびC1-3アルキル(OCH2CH21-6O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
式VIについては、
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
Yは、R11が不在のときは、結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群から選択され;
5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−およびC1-3アルキル(OCH2CH21-6O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む化合物、およびその薬学的に許容される塩である。
上記化合物の別の変型において、
式Iについては、
AはNまたはCR1であり;BはNまたはCR2であり;JはNまたはCR3であり;KはNまたはCR4であり;LはNまたはCR5であり;MはNまたはCR6であり;PはNまたはCR7であり;QはNまたはCR8であり、A、B、J、K、L、M、PおよびQの3つ以上がNになることはなく;
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
式IIについては、
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはハロ−C2-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
式IIIについては、
YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、それぞれ独立して結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群からそれぞれ独立して選択され;
5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、FCH2CH2−(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
式IVについては、
Wは、Oまたは−N−X−R9であり;
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、それぞれ独立して結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群からそれぞれ独立して選択され;
1、R2、R3およびR4は、それぞれ独立して水素であり、またはハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
式Vについては、
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
式VIについては
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
式VIについては、
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
Yは、R11が不在のときは、結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群から選択され;
5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびハロ−C1-5アルキルNR10C(O)CH−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む化合物、およびその薬学的に許容される塩である。
上記化合物の1つの変型において、
式Iについては、
AはNまたはCR1であり;BはNまたはCR2であり;JはNまたはCR3であり;KはNまたはCR4であり;LはNまたはCR5であり;MはNまたはCR6であり;PはNまたはCR7であり;QはNまたはCR8であり、A、B、J、K、L、M、PおよびQの3つ以上がNになることはなく;
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはC3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
式IIについては、
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはC3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
式IIIについては、
YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、それぞれ独立して結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C2-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群からそれぞれ独立して選択され;
5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはC3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
式IVについては、
Wは、Oまたは−N−X−R9であり;
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、それぞれ独立して結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C2-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群からそれぞれ独立して選択され;
1、R2、R3およびR4は、それぞれ独立して水素であり、またはC3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
式Vについては、
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはC3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
式VIについては、
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
Yは、R11が不在であるときは、結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C2-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群から選択され;
5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはC3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む化合物、およびその薬学的に許容される塩。
上記化合物の別の変型において、
式Iおよび式IIについては、
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはR1およびR2、R2およびR3、R3およびR4、R5およびR6、R6およびR7またはR7およびR8の少なくとも1組は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、置換または非置換芳香族または非芳香族炭素環式または複素環式環を形成し;
1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8の少なくとも2つが水素であり;
9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−O(CO)−およびハロCH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
各R10は、独立してHまたはC1-6アルキルであり;
式IIIについては、
YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、それぞれ独立して結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群からそれぞれ独立して選択され;
5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロC1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロC1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはR1およびR2、R2およびR3、R3およびR4、R5およびR6、R6およびR7またはR7およびR8の少なくとも1組は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、置換または非置換芳香族または非芳香族炭素環式または複素環式環を形成し;
5、R6、R7およびR8の少なくとも2つが水素であり;
9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
各R10は、独立してHまたはC1-6アルキルであり;
式IVについては、
Wは、Oまたは−N−X−R9であり;
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、それぞれ独立して結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群からそれぞれ独立して選択され;
1、R2、R3およびR4は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはR1およびR2、R2およびR3またはR3およびR4の少なくとも1組は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、置換または非置換芳香族または非芳香族炭素環式または複素環式環を形成し;
1、R2、R3およびR4の少なくとも2つが水素であり;
9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
各R10は、独立してHまたはC1-6アルキルであり;
式Vについては、
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロC1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
各R10は、独立してHまたはC1-6アルキルであり;
式VIについては、
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
Yは、R11が不在のときは、結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C2-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群から選択され;
5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
各R10は、独立してHまたはC1-6アルキルであり;
放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む化合物、およびその薬学的に許容される塩。
上記化合物の別の変型において、
式Iおよび式IIについては、
1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−およびC1-3アルキル(OCH2CH21-6O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
式IIIについては、
5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−およびC1-3アルキル(OCH2CH21-6O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
式IVについては、
1、R2、R3およびR4は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−およびC1-3アルキル(OCH2CH21-6O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
式Vおよび式VIについては、
5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−およびC1-3アルキル(OCH2CH21-6O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む化合物、およびその薬学的に許容される塩。
上記化合物のそれぞれの特定に変型において、ハロ−C1-6アルキル、ハロ−C2-5アルコキシ、ハロ−C2-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O−、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O(CO)−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−、ハロ−C2-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C2-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびハロC1-5アルキルNR10C(O)−から選択される基のハロ部分は、フルオロ、ヨードおよびブロモからなる群から選択される。上記化合物の別の変型において、
式Iおよび式IIについては、
1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはハロ−C2-5アルコキシ、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、ハロ−C2-3アルキル(OCH2CH21-6O−、F−CH2CH2O−、F−CH2CH2−(OCH2CH21-6O−、ハロC2-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロC2-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびハロC2-5アルキルNR10C(O)−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
式IIIについては、
5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはハロ−C1-5アルコキシ、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、ハロ−C2-3アルキル(OCH2CH21-6O−、F−CH2CH2O−、F−CH2CH2−(OCH2CH21-6O−、ハロC2-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロC2-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびハロC2-5アルキルNR10C(O)−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
式IVについては、
1、R2、R3およびR4は、それぞれ独立して水素であり、またはハロ−C1-5アルコキシ、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、ハロ−C2-3アルキル(OCH2CH21-6O−、F−CH2CH2O−、F−CH2CH2−(OCH2CH21-6O−、ハロC2-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロC2-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびハロC2-5アルキルNR10C(O)−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
式Vおよび式VIについては、
5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはハロ−C1-5アルコキシ、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、ハロ−C2-3アルキル(OCH2CH21-6O−、F−CH2CH2O−、F−CH2CH2−(OCH2CH21-6O−、ハロC2-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロC2-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびハロC2-5アルキルNR10C(O)−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む化合物、およびその薬学的に許容される塩。
さらに別の変型において、
式Iおよび式IIについては、
1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはC1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリール、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
式IIIについては、
5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはC1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリール、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
式IVについては、
1、R2、R3およびR4は、それぞれ独立して水素であり、またはC1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリール、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
式Vおよび式VIについては、
5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはC1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリール、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む化合物、およびその薬学的に許容される塩。
さらに別の変型において、
式Iおよび式IIについては、
1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはF−C1-6アルキル、F−C1-5アルコキシ、F−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、F−CH2CH2O−、F−CH2CH2−(OCH2CH21-6O−、4−(F−C1-6アルキル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル−(C2-5アルコキシ)、F−C2-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)、F−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびF−C1-5アルキルNR10C(O)−からなる群から選択され;
式IIIについては、
5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはF−C1-6アルキル、F−C1-5アルコキシ、F−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、F−OCH2CH2O−、F−CH2CH2−(OCH2CH21-6O−、4−(F−C1-6アルキル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル−(C2-5アルコキシ)、F−C2-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、F−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびF−C1-5アルキルNR10C(O)−からなる群から選択され;
式IVについては、
1、R2、R3およびR4は、それぞれ独立して水素であり、またはF−C1-6アルキル、F−C1-5アルコキシ、F−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、F−CH2CH2O−、F−CH2CH2−(OCH2CH21-6O−、4−(F−C1-6アルキル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル−(C2-5アルコキシ)、F−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、F−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびF−C1-5アルキルNR10C(O)−からなる群から選択され;
式Vおよび式VIについては、
5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはF−C1-6アルキル、F−C1-5アルコキシ、F−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、F−CH2CH2O−、F−CH2CH2−(OCH2CH21-6O−、4−(F−C1-6アルキル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル−(C2-5アルコキシ)、F−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)、F−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびF−C1-5アルキルNR10C(O)−からなる群から選択され;
放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む化合物、およびその薬学的に許容される塩。
上記化合物の別の特定の変型において、
式Iおよび式IIについては、
1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8の少なくとも4つが水素であり;
式IIIについては、
5、R6、R7およびR8の少なくとも2つが水素であり;
式IVについては、
1、R2、R3およびR4の少なくとも2つが水素であり;
式Vおよび式VIについては、
5またはR6の少なくとも1つが水素であり;
放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む化合物、およびその薬学的に許容される塩。
上記化合物の各々のさらに別の変型において、アミノ基は、NH2−、CH3NH−、(CH32N−、C1-3−アルキルNH−、F−C2-3−アルキルNH−、F−(C2-3−アルキルO)1-4−アルキル−NH−、(C1-3−アルキル)2N−、C1-6アルキルNH−、(C1-6アルキル)2N−、C3-6シクロアルキルNH−、(C3-6シクロアルキル)2N−、C3-12シクロアルキルC1-5アルキルNH−、C6-14アリールNH−、C6-10アリールC1-4アルキルNH−、ヘテロアリールNH−、C6-14アリールオキシNH−、C6-10アリールC1-4アルコキシNH−およびヘテロアリールオキシNH−からなる群から選択される。式I、II、VおよびVIの特定の変型において、Xは結合であり、R9は水素である。
上記化合物の各々の別の態様において、該化合物は、11C、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される少なくとも1つの放射性核種を含む。
別の態様において、2−(2−フルオロエトキシ)−9H−カルバゾール;9−(2−フルオロエチル)−9H−カルバゾール−2−オール;N−(2−フルオロエチル)−7−(2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エトキシ)−9H−カルバゾール−3−アミン;7−(2−フルオロエトキシ)−N,N−ジメチル−9H−カルバゾール−2−アミン;7−(2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)−N−メチル−9H−カルバゾール−3−アミン;1−(3,6−ジアミノ−9H−カルバゾール−9−イル)−3−(2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)プロパン−1−オン;N−(2−フルオロエチル)−2−ヒドロキシ−11H−ベンゾ[a]カルバゾール−3−カルボキサミド;2−(6−クロロ−9H−カルバゾール−2−イル)−N−(2−フルオロエチル)プロパンアミド;2−(6−フルオロ−9H−カルバゾール−2−イル)−N,N−ジメチルプロパンアミド;2−メトキシ−9H−カルバゾール;6−ヨード−2−メトキシ−9H−カルバゾール;2−(2−フルオロエトキシ)−9H−カルバゾール;9−(2−フルオロエチル)−9H−カルバゾール−2−オール;N−(2−フルオロエチル)−7−(2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エトキシ)−9H−カルバゾール−3−アミン;7−(2−フルオロエトキシ)−N,N−ジメチル−9H−カルバゾール−2−アミン;7−(2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)−N−メチル−9H−カルバゾール−3−アミン;1−(3,6−ジアミノ−9H−カルバゾール−9−イル)−3−(2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)プロパン−1−オン;N−(2−フルオロエチル)−2−ヒドロキシ−11H−ベンゾ[a]カルバゾール−3−カルボキサミド;2−(6−クロロ−9H−カルバゾール−2−イル)−N−(2−フルオロエチル)プロパンアミド;および2−(6−フルオロ−9H−カルバゾール−2−イル)−N,N−ジメチルプロパンアミドから選択される放射能標識化合物が提供される。
別の実施形態において、式IIa
Figure 2011512354
[式中
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
2、R3、R4、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−(OCH2CH21-6O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
2、R3、R4、R6、R7およびR8の少なくとも2つが水素であり、R2、R3、R4、R6、R7、R8およびR9の少なくとも1つが放射能標識を含み;
9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
各R10は、独立してHまたはC1-6アルキルであり;
放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む]の放射能標識化合物およびその薬学的に許容される塩が提供される。
上記化合物の別の変型において、Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(O)O−および−N(R10)C(O)−からなる群から選択され;
2、R3、R4、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはC1-3アルキルNH−、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択される。上記化合物の別の変型において、Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(O)O−および−N(R10)C(O)−からなる群から選択され;
2、R4、R6およびR8は、それぞれ水素であり;
3およびR7は、C1-3アルキルNH−、(C1-3アルキル)2N−、(ハロ−C1-6アルキル)N(C1-3アルキル)−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6N(C1-3アルキル)−、ハロ、ヒドロキシル、ハロ−C1-6アルキル、C6-10アリールC1-4アルキル、4−(ハロ−C1-6アルキル)−トリアゾール−1−イル)C2-5アルコキシ、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルC(O)−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
9は水素であり、またはハロ、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択される。
別の実施形態において、式III:
Figure 2011512354
[式中、
YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、それぞれ独立して結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群からそれぞれ独立して選択され;
5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはR5およびR6、R6およびR7またはR7およびR8の少なくとも1組は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、置換または非置換芳香族または非芳香族炭素環式または複素環式環を形成し;
5、R6、R7およびR8の少なくとも1つが水素であり;
各R10は、独立してHまたはC1-6アルキルであり;
11およびR12は、それぞれ独立して不在であり、または水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
5〜R12の少なくとも1つが放射能標識を含み;
放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む]の放射能標識化合物およびその薬学的に許容される塩が提供される。
上記化合物の1つの変型において、YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、アミノ、ハロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−およびハロ−CH2CH2O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C2-5アルコキシ、ハロ−C2-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C2-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−からなる群からそれぞれ独立して選択される。
上記化合物の別の変型において、YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、それぞれ独立して結合であり、またはアミノ、ハロ、ヒドロキシル、−C(O)NH2、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−およびハロ−CH2CH2O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、FCH2CH2−(OCH2CH21-6O−、ハロC1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−からなる群からそれぞれ独立して選択される。
上記化合物のさらに別の変型において、YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、それぞれ独立して結合であり、またはアミノ、ハロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C2-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群からそれぞれ独立して選択され;
5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはC3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択される。
別の実施形態において、式IV:
Figure 2011512354
[式中、
Wは、Oまたは−N−X−R9であり;
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、それぞれ独立して結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはYは、
Figure 2011512354
であり、R12は不在であり;
1、R2、R3およびR4は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはR5およびR6、R6およびR7またはR7およびR8の少なくとも1組は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、置換または非置換芳香族または非芳香族炭素環式または複素環式環を形成し;
1、R2、R3およびR4の少なくとも1つが水素であり;
5、R6、R7、R8およびR0は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
各R10は、独立してHまたはC1-6アルキルであり;
11およびR12は、それぞれ独立して不在であり、または水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
1〜R12の少なくとも1つが、本明細書に定義されている放射能標識を含み;
放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む]の放射能標識化合物およびその薬学的に許容される塩が提供される。
上記化合物の1つの変型において、Wは、Oまたは−N−X−R9であり;
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−からなる群から選択され;
1、R2、R3およびR4は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択される。
上記化合物の1つの変型において、Wは、Oまたは−N−X−R9であり;
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(O)O−および−N(R10)C(O)−からなる群から選択され;
YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、それぞれ独立して結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群からそれぞれ独立して選択され;
1、R2、R3およびR4は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、ヒドロキシル、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−およびC1-3アルキル(OCH2CH21-6O−からなる群からそれぞれ独立して選択される。
上記化合物の別の変型において、WはOであり;
YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、それぞれ独立して結合であり、またはアミノ、ハロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、ハロ−C2-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群からそれぞれ独立して選択され;
1、R2、R3およびR4は、それぞれ独立して水素であり、またはハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−からなる群からそれぞれ独立して選択される。
上記化合物の別の変型において、WはOであり;
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−および−C(O)O−からなる群から選択され;
YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、それぞれ独立して結合であり、またはアミノ、ハロ、ヒドロキシル、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−およびハロ−CH2CH2O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
1、R2、R3およびR4は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−およびハロ−CH2CH2O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはR1およびR2、R2およびR3またはR3およびR4の少なくとも1組は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、置換または非置換芳香族または非芳香族炭素環式または複素環式環を形成し;
1、R2、R3およびR4の少なくとも2つが水素であり;
9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;各R10は、独立してHまたはC1-6アルキルである。
別の実施形態において、式VI:
Figure 2011512354
[式中、
Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
Yは結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群から選択され;
5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはR5およびR6は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、置換または非置換芳香族または非芳香族炭素環式または複素環式環を形成し;
9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
各R10は、独立してHまたはC1-6アルキルであり;
11は、水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキルC6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
1〜R12の少なくとも1つは、本明細書に定義されている放射能標識であり;
放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む]の放射能標識化合物およびその薬学的に許容される塩が提供される。
上記化合物の1つの変型において、Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(O)O−からなる群から選択され;
Yは結合であり、またはアミノ、ハロ、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−およびハロ−CH2CH2O−からなる群から選択され;
5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
11は、不在であり、または水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群からそれぞれ独立して選択される。
上記化合物の別の変型において、Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(O)O−からなる群から選択され;
Yは、R11が不在であるときは、結合であり、またはアミノ、ハロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群から選択され;
5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−からなる群からそれぞれ独立して選択される。
上記実施形態、態様および変型の各々の特定の変型において、記号R1〜R12のすべてがすべて水素であることはない。上記化合物の各々の特定の変型において、ハロ基はフッ素である。上記化合物の別の変型において、放射性核種は18Fまたは11Cである。
別の実施形態において、(a)上記化合物のいずれか1つの化合物および(b)薬学的に許容される担体を含む、アミロイド沈着のin vivo造影のための医薬組成物が提供される。別の実施形態において、哺乳動物におけるアルツハイマー病またはその素因を診断する方法であって、a)血液−脳障壁を通過して脳組織における可溶性ADオリゴマー、ポリマーおよび原線維に優先的に結合し、放射能標識フラボン、クマリン、カルバゾール、キノリノン、クロメノン、イミダゾールおよびトリアゾールならびにそれらの誘導体からなる群から選択される放射能標識化合物の診断有効量を哺乳動物に投与すること、b)該化合物を脳組織に分散させること、およびc)脳組織を造影することを含み、該化合物の脳組織への結合が正常な対照レベルの結合と比較して増加していると、哺乳動物がアルツハイマー病にかかっているか、またはアルツハイマー病の発生の危険性があることが示される方法が提供される。上記方法の1つの変型において、該化合物は、以上に開示されている化合物のいずれか1つの化合物である。
別の実施形態において、哺乳動物におけるアルツハイマー病またはその素因を診断する方法であって、a)化合物が血液−脳障壁を通過して脳組織における可溶性ADオリゴマー、ポリマーおよび原線維に優先的に結合する上記のいずれか1つの放射能標識化合物または組成物の診断有効量を哺乳動物に投与すること、b)該化合物を脳組織に分散させること、およびc)脳組織を造影することを含み、該化合物の脳組織への結合が正常な対照レベルの結合と比較して増加していると、哺乳動物がアルツハイマー病にかかっているか、またはアルツハイマー病の発生の危険性があることが示される方法が提供される。上記方法の1つの変型において、放射能標識化合物は、原線維に優先的に結合する。上記方法の別の変型において、脳組織は、前頭側頭部または海馬脳領域を含む。上記方法の特定の変型において、結合の増加は、前記正常対照値を少なくとも10%上回る。上記方法の各々の別の変型において、該化合物は、静脈内注射によって投与される。
別の実施形態において、哺乳動物の生体脳におけるアルツハイマー病またはその素因を検知するための方法であって、a)検知可能に標識された化合物が上記化合物のいずれか1つの化合物である、血液−脳障壁を通過し、脳における可溶性ADオリゴマー、ポリマーおよび原線維に優先的に結合する放射能標識化合物の診断有効量を哺乳動物に投与すること、b)該化合物を脳組織に分散させること、およびc)脳組織を造影することを含み、該化合物の脳組織への結合が正常な対照レベルの結合と比較して増加していると、哺乳動物がアルツハイマー病にかかっているか、またはアルツハイマー病の発生の危険性があることが示される方法が提供される。
別の実施形態において、哺乳動物の生体脳におけるアルツハイマー病またはその素因を検知するための方法であって、血液−脳障壁を通過して脳組織における可溶性ADオリゴマー、ポリマーおよび原線維に優先的に結合する上記化合物のいずれか1つの放射能標識化合物の診断有効量を哺乳動物に投与すること、b)該化合物を脳組織に分散させること、およびc)脳組織を造影することを含み、該化合物の脳組織への結合が正常な対照レベルの結合と比較して増加していると、哺乳動物がアルツハイマー病にかかっているか、またはアルツハイマー病の発生の危険性があることが示される方法が提供される。
別の実施形態において、哺乳動物におけるアルツハイマー病またはその素因を診断する方法であって、a)血液−脳障壁を通過して脳における可溶性または不溶性ADオリゴマー、ポリマー、原線維、過リン酸化タウ、神経原線維濃縮体、対螺旋状微細繊維および/または神経毒性可溶性オリゴマーに優先的に結合し、本明細書に開示されている化合物である放射能標識化合物の診断有効量を哺乳動物に投与すること、およびb)脳またはその一部の中の放射能標識化合物の分布を監視または視覚化するための陽電子放射断層撮影法(PET)および単一光子放射型コンピュータ断層撮影法(SPECT)からなる群から選択される核映像技術を採用することを含む方法が提供される。上記方法の1つの変型において、放射能標識化合物またはその誘導体は、上記化合物のいずれか1つである。さらに別の実施形態において、不安、鬱病、統合失調症、アルツハイマー病、ストレス関連疾患、パニック、恐怖症、強迫神経症、肥満、心的外傷後ストレス症候群またはてんかんからなる群から選択される疾患または状態の治療を必要とする哺乳動物における該疾患または状態を治療するための方法であって、上記化合物のいずれか1つの化合物の治療有効量を該哺乳動物に投与することを含む方法が提供される。1つの変型において、該化合物は、上記化合物のいずれか1つの非放射能標識化合物である。別の変型において、該化合物は、直腸投与、局部投与、経口投与、舌下投与または非経口投与される。1つの変型において、該化合物は、哺乳動物の体重1kg当たり約0.001〜約100mg毎日の量で投与される。別の変型において、該化合物は、哺乳動物の体重1kg当たり約0.1〜約50mg毎日の量で投与される。上記方法の各々の別の変型において、該化合物は、フラボン、クマリン、カルバゾール、キノリノン、クロメノン、イミダゾールおよびトリアゾールおよびそれらの誘導体からなる群から選択される。
一態様において、臨床的症状の前の早期発症ADを正確に検知する方法では、斑および/または原線維そのものでなく、老人斑前駆体を標的にすることに焦点を向けることができる。したがって、ADを検出し、恐らくは治療するための潜在的により効果的な手法は、後期段階斑でなくAD関連シナプスおよびニューロン損傷に関連づけられる神経毒性可溶性オリゴマーなどの生物マーカー、ならびに十分に進行したADに対応づけられる原線維生物マーカーの検知に依存することになる。
WTおよびAppマウスにおける[18F]−CB−003によるマイクロPET画像を示す図。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
可溶性ADオリゴマー、ポリマーおよび原線維に結合する様々な化合物をスクリーニングするために、金表面固定標的タンパク質に対してスクリーニングリガンドを導入し、得られた結合および分離速度を測定するBiacore計測器を使用して、アッセイを展開した。図1において、曲線の左側の部分は、特定の基質に対するリガンドの結合を表す。曲線の右側の部分は、基質からのリガンドの分離を表す。対照リガンドと比べて迅速に結合し、緩慢に分離したリガンドが対象であると見なされた。
Figure 2011512354
数百種の化合物を同様にしてスクリーニングし、いくつかの共通の化合物類を、7つの共通のケモタイプ、すなわちフラボン、クマリン、カルバゾール、キノリノン、クロメノン、イミダゾールおよびトリアゾールに分けられる対象として識別した。
Figure 2011512354
スクリーニングライブラリから、38種の化合物を、Aβ42オリゴマー/可溶性ポリマーに対するバインダとして識別した(第2表)。これらの38種の化合物のなかで、23種の化合物がAβ42合成原線維に結合する。フラボンおよびクマリン構造に属するいくつかの化合物が、オリゴマー、ポリマーおよび原線維に非常に強く結合した。クロメン、カルバゾールおよびジアリールトリアゾールは、原線維より優先してオリゴマーおよびポリマーに結合することが判明した。これらの化合物のいくつかを、ADの患者における生物マーカーを検知するのに使用するための放射能標識類似体として製造することができる。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
Figure 2011512354
Figure 2011512354
Figure 2011512354
Figure 2011512354
Figure 2011512354
Figure 2011512354
第3表は、対象骨格から誘導された造影剤の例を示す。フッ化物は、その構造において、18F−フッ化物と同等なものとして示され、メチル基は11C−炭素メチル基と同等である。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
Figure 2011512354
Figure 2011512354
Figure 2011512354
Figure 2011512354
Figure 2011512354
Figure 2011512354
Figure 2011512354
Figure 2011512354
リガンドの合成およびそれらの標識手順:
ハロゲン化および放射性ハロゲン化:
本明細書に開示されているように、フラボン、クマリン、カルバゾール、キノリノン、クロメノン、三置換イミダゾールおよび本明細書に開示されているそれらの誘導体などのいくつかの異なるADリガンドについては、当該技術分野で周知のいくつかの異なる方法を使用して、例えばハロゲン原子などの放射能標識原子をリガンドに容易に導入することができる。したがって、特定の置換基を有する当該放射能標識化合物を製造するための当該技術分野で周知の標準的な方法を使用して、本出願の式I〜式VIの放射能標識化合物を製造することができ、該化合物に、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される特定の放射性核種を組み込むことができる。
1つの特定の例において、ハロゲン交換法に錫を使用する方法によってハロゲンを導入することができる。例えば、以下に示されるように、ヨウ素などの非放射性ハロゲンを、パラジウム組成物などの金属を介して有機錫化合物で置き換えて、放射能標識錫前駆体を形成することができる。次いで、この前駆体を、例えばNa125I源による置換を介して放射性ハロゲン化して、放射性リガンドを得る。
Figure 2011512354
あるいは、放射能標識ハロゲンを、直接ハロゲン化を介して容易に導入することができる。例えば、骨格の一部として芳香族環を含むリガンド、またはリガンドの芳香族置換基では、十分に確立された放射性ヨウ素価手順を使用して芳香族環を直接ヨウ素化することができる。カルバゾールリガンドを使用する1つの当該例を以下に示す。
Figure 2011512354
11C標識化合物では、対応するC−11標識メトキシ誘導体を得るための[11C]CH3Iなどによるヒドロキシル基のアルキル化またはメチル化によって標識化合物を製造することができる。例えば、当該方法は、以下に示されるフラボン誘導体の反応によって代表される。
Figure 2011512354
放射能標識リガンドを製造する他の方法は、当該技術分野で周知である。当該方法の例は、例えば、Jewett,D.M.(1992)A Simple Synthesis of[11C]Methyl Triflate Appl.Radiat.Isot.43,1383−1385;2)Crouzel,C.Langstrom,B.,Pike,V.W.,and Coenen,H.H.(1987)Recommendations for a practical production of [11C]methyl iodide Appl.Radiat.Isot.Int.J.Appl.Instrum.Part A 38,601−603;Dannals,R.F.,Ravert,H.T.;3)Wilson,A.A.(1990)Radiochemistry of Tracers for Neurotransmitter Receptor Studies.In:Quantitative Imaging:Neuroreceptors,Neurotransmitters,and Enzymes.(Edited by Frost,JJ.Wagner Jr.,H.N.pp.19−35,Raven Press,New York;4)Jewett,D.M.,Manger,T.J.,and Watkins,G.L.(1991)Captive Solvent Methods for Fast Simple Carbon−11 Radioalkylations.In:New Trends in Radiopharmaceutical Synthesis,Quality Assurance and Regulatory Control (Edited by Emran,A.M.)pp.387−391.Plenum Press,New York;5)Marazano,C,Maziere,M.,Berger,G.,and Comar,D.(1977)Synthesis of methyl iodide−11C and formaldehyde−11C Appl.Radiat.Isot.28,49−52;6)Watkins,G.,Jewett,D.,Mulholland,G.,Kitbourn,M.,and Toorongian,S.(1988)A Captive Solvent Method for Rapid N−[11C]Methylation of Secondary Amides:Application to the Benzodiazepine,4’−Chlorodiazepam(RO5−4864)Appl.Radiat.Isot.39,441−444;および 7)Wilson,A.A.,DaSilva,J.N.,and Houle,S.(1996)In vivo evaluation of [11C] and [15F]−labelled cocaine analogues as potential dopamine transporter ligands for positron emission tomography Nucl.Med.Biol.23,141−146に開示されている。本明細書に引用されているすべての参考文献の主題は、それらの内容全体が参考として本明細書で援用される。
Figure 2011512354
1mLのNMP中ヒドロキシカルバゾール(73mg、0.4mmol)に対して、Cs2CO3(130mg、0.4mmol)およびブロモフルオロエタン(51mg、0.4mmol)を添加した。該混合物を室温で15時間撹拌し、Et2O(50mL)で希釈した。それを1MのHCl(30mL)および水(2×40mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濃縮した。粗製物をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中4%EtOAc〜25%)で精製して、所望の生成物(36mg)をオフホワイトの固体として得た。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
4mLのNMP中ヒドロキシカルバゾール(183mg、1mmol)に対して、Cs2CO3(326mg、1mmol)およびエチレンジトシレート(370mg、1mmol)を添加した。該混合物を室温で15時間撹拌し、Et2O(80mL)で希釈した。それを1MのHCl(50mL)および水(2×50mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濃縮した。粗製物をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中50%DCM〜100%DCM)で精製して、所望の生成物(75mg)をオフホワイトの固体として得た。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
2 18O中濃縮溶液としての[18F]フッ化物(600−900mCi)を合成モジュールに送達した。[18F]フッ化物をイオン交換カラム上にトラップさせ、次いで炭酸カリウム水溶液(0.4mLのH2O中3.0mg)を使用して反応容器に溶出させた。クリプトフィクス−2.2.2相間移動試薬(1.0mLのMeCN中20.0mg)を添加し、水−アセトニトリル共沸物を蒸発して乾固させた。トルエン−4−スルホン酸2−(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)−エチルエステル前駆体(0.9mLのMeCN/0.1mLのDMSO中4mg)を反応器に加え、次いでフッ素化反応物を115℃で10分間加熱した。次いで、粗反応混合物を分取りHPLC(カラム:Phenomenex Luna C−18、250mm×10mm;移動相勾配95:5H2O(+0.05%TFA):MeCN(+0.05%TFA)〜100%MeCN(+0.05%TFA);流量:5mL/分)によって精製した。
18F]2−(2−フルオロ−エトキシ)−9H−カルバゾールに対応するピークを回収すると同時に、無菌水(10mL)で希釈した。得られた混合物を、生成物がトラップされるようにC−18Sep−Pakに通し、残留アセトニトリルをさらなる水(10mL)で洗い流した。次いで、[18F]2−(2−フルオロ−エトキシ)−9H−カルバゾールを、USPグレードのエタノール(0.5mL)を用いて生成物バイアルに溶出させ、無菌水(9.5mL)で希釈して、注射に好適な最終配合物(10mL中19−34mCi)を得た(減衰補正収率7.5%、放射化学純度100%)。
放射能検出器を備えた分析HPLCによって純度を測定し、対応する非標識参照標準のHPLCデータとの比較によって個性を確認した。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
2mLのNMP中ヒドロキシカルバゾール(92mg、0.5mmol)に対して、Cs2CO3(163mg、0.5mmol)およびアジドエチルトシレート(121mg、0.5mmol)を添加した。該混合物を室温で15時間撹拌し、Et2O(50mL)で希釈した。それを0.5MのHCl(50mL)および水(2×50mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濃縮した。粗製物をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中80%DCM〜100%DCM)で精製して、所望の生成物(76mg)を白色固体として得た。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
0.5mLのDMF中アジドカルバゾール(32mg、0.127mmol)に対して、CuI(7.6mg、0.04mmol)、DIPEA(16.4mg、0.127mmol)およびフルオロペンチン(16.4mg、0.19mmol)を添加した。反応混合物を1時間激しく撹拌し、EtOAc(30mL)で希釈した。それを水(50mL)、0.5MのHCl(30mL)、水(2×50mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濃縮した。粗製物をシリカ(3g)上に予備吸収させ、4gシリカカラム上に充填し、ヘキサン中30%EtOAcで50%まで溶出して、所望の化合物(20mg)を得た。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
2 18O中濃縮溶液としての[18F]フッ化物(600−900mCi)を合成モジュールに送達する。[18F]フッ化物をイオン交換カラム上にトラップさせ、次いで炭酸カリウム水溶液(0.4mLのH2O中3.0mg)を使用して反応容器に溶出させる。クリプトフィクス−2.2.2相間移動試薬(1.0mLのMeCN中20.0mg)を添加し、水−アセトニトリル共沸物を蒸発して乾固させる。
トルエン−4−スルホン酸ペント−4−イニルエステル(0.8mLのMeCN中20mg)を反応器に加え、フッ素化反応物を110℃で5分間加熱する。フッ素化に続いて、粗反応混合物を蒸留によって精製して、[18F]5−フルオロ−ペント−1−インをアセトニトリル溶液として得る(生成物の揮発性により−78℃でトラップされる)。
Figure 2011512354
DMF(0.4mL)中アジド前駆体(5mg)、アスコルビン酸ナトリウム(40mg)、トリス−(ベンジルトリアゾリルメチル)アミン(TBTA、25mg)および硫酸銅水溶液(0.1M、0.25mL)と水(0.1mL)の混合物を上記冷却ペンチン溶液に添加する。次いで、反応混合物を室温まで加温し、30分間撹拌する。この後、反応物を分取りHPLCによって精製する。生成物に対応するピークを回収すると同時に、無菌水(10mL)で希釈する。得られた混合物をC−18Sep−Pakに通し、残留アセトニトリルをさらなる水(10mL)で洗い流す。次いで、生成物を、USPグレードのエタノール(0.5mL)を用いて生成物バイアルに溶出させ、無菌水(9.5mL)で希釈して、注射に好適な最終配合物を得る。
放射能検出器を備えた分析HPLCによって純度を測定し、対応する非標識参照標準のHPLCデータとの比較によって個性を確認した。
Figure 2011512354
2 18O中濃縮溶液としての[18F]フッ化物(600−900mCi)を合成モジュールに送達する。[18F]フッ化物をイオン交換カラム上にトラップさせ、次いで炭酸カリウム水溶液(0.4mLのH2O中3.0mg)を使用して反応容器に溶出させる。クリプトフィクス−2.2.2相間移動試薬(1.0mLのMeCN中20.0mg)を添加し、水−アセトニトリル共沸物を蒸発して乾固させる。前駆体(0.9mLのMeCN/0.1mLのDMSO中4mg)を反応器に加え、フッ素化反応物を115℃で10分間加熱する。該混合物を55℃まで冷却し、以前のようにアセトニトリルの大半を真空およびアルゴン流下で蒸発させた。粗Boc保護生成物に対して、塩酸水溶液(1.0M、1.0mL)を添加し、該混合物を3分間にわたって105℃まで加熱した。35℃まで冷却した後、酢酸ナトリウム水溶液(2.0M、0.5mL)を撹拌しながら添加した。次いで、粗反応混合物を分取りHPLC(カラム:Phenomenex Luna C−18、250mm×10mm;移動相勾配95:5H2O(+0.05%TFA):MeCN(+0.05%TFA)〜100%MeCN(+0.05%TFA);流量:5mL/分;時間=25分)によって精製する。最終生成物に対応するピークを回収すると同時に、無菌水(10mL)で希釈する。得られた混合物を、生成物がトラップされるようにC−18Sep−Pakに通し、残留アセトニトリルをさらなる水(10mL)で洗い流す。次いで、生成物を、USPグレードのエタノール(0.5mL)を用いて生成物バイアルに溶出させ、無菌水(9.5mL)で希釈して、注射に好適な最終配合物を得る(減衰補正収率31%、放射化学純度100%)。放射能検出器を備えた分析HPLCによって純度を測定し、対応する非標識参照標準のHPLCデータとの比較によって個性を確認した。
Figure 2011512354
2 18O中濃縮溶液としての[18F]フッ化物(600−900mCi)を合成モジュールに送達する。[18F]フッ化物をイオン交換カラム上にトラップさせ、次いで炭酸カリウム水溶液(0.4mLのH2O中3.0mg)を使用して反応容器に溶出させる。クリプトフィクス−2.2.2相間移動試薬(1.0mLのMeCN中20.0mg)を添加し、水−アセトニトリル共沸物を蒸発して乾固させる。前駆体(0.9mLのMeCN/0.1mLのDMSO中4mg)を反応器に加え、フッ素化反応物を115℃で10分間加熱する。該混合物を55℃まで冷却し、以前のようにアセトニトリルの大半を真空およびアルゴン流下で蒸発させた。粗Boc保護生成物に対して、塩酸水溶液(1.0M、1.0mL)を添加し、該混合物を3分間にわたって105℃まで加熱した。35℃まで冷却した後、酢酸ナトリウム水溶液(2.0M、0.5mL)を撹拌しながら添加した。次いで、粗反応混合物を分取りHPLC(カラム:Phenomenex Luna C−18、250mm×10mm;移動相勾配95:5H2O(+0.05%TFA):MeCN(+0.05%TFA)〜100%MeCN(+0.05%TFA);流量:5mL/分;時間=25分)によって精製する。最終生成物に対応するピークを回収すると同時に、無菌水(10mL)で希釈する。得られた混合物を、生成物がトラップされるようにC−18Sep−Pakに通し、残留アセトニトリルをさらなる水(10mL)で洗い流す。次いで、生成物を、USPグレードのエタノール(0.5mL)を用いて生成物バイアルに溶出させ、無菌水(9.5mL)で希釈して、注射に好適な最終配合物を得る(減衰補正収率3%、放射化学純度100%)。放射能検出器を備えた分析HPLCによって純度を測定し、対応する非標識参照標準のHPLCデータとの比較によって個性を確認した。
Figure 2011512354
2 18O中濃縮溶液としての[18F]フッ化物(600−900mCi)を合成モジュールに送達する。[18F]フッ化物をイオン交換カラム上にトラップさせ、次いで炭酸カリウム水溶液(0.4mLのH2O中3.0mg)を使用して反応容器に溶出させる。クリプトフィクス−2.2.2相間移動試薬(1.0mLのMeCN中20.0mg)を添加し、水−アセトニトリル共沸物を蒸発して乾固させる。前駆体(0.9mLのMeCN/0.1mLのDMSO中4mg)を反応器に加え、フッ素化反応物を115℃で10分間加熱する。該混合物を55℃まで冷却し、以前のようにアセトニトリルの大半を真空およびアルゴン流下で蒸発させた。粗Boc保護生成物に対して、塩酸水溶液(1.0M、1.0mL)を添加し、該混合物を3分間にわたって105℃まで加熱した。35℃まで冷却した後、酢酸ナトリウム水溶液(2.0M、0.5mL)を撹拌しながら添加した。次いで、粗反応混合物を分取りHPLC(カラム:Phenomenex Luna C−18、250mm×10mm;移動相勾配95:5H2O(+0.05%TFA):MeCN(+0.05%TFA)〜100%MeCN(+0.05%TFA);流量:5mL/分;時間=25分)によって精製する。最終生成物に対応するピークを回収すると同時に、無菌水(10mL)で希釈する。得られた混合物を、生成物がトラップされるようにC−18Sep−Pakに通し、残留アセトニトリルをさらなる水(10mL)で洗い流す。次いで、生成物を、USPグレードのエタノール(0.5mL)を用いて生成物バイアルに溶出させ、無菌水(9.5mL)で希釈して、注射に好適な最終配合物を得る(減衰補正収率1.2%、放射化学純度100%)。放射能検出器を備えた分析HPLCによって純度を測定し、対応する非標識参照標準のHPLCデータとの比較によって個性を確認した。
Figure 2011512354
2 18O中濃縮溶液としての[18F]フッ化物(600−900mCi)を合成モジュールに送達した。[18F]フッ化物をイオン交換カラム上にトラップさせ、次いで炭酸カリウム水溶液(0.4mLのH2O中3.0mg)を使用して反応容器に溶出させた。クリプトフィクス−2.2.2相間移動試薬(1.0mLのMeCN中20.0mg)を添加し、水−アセトニトリル共沸物を蒸発して乾固させた。トルエン−4−スルホン酸2−(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)−エチルエステル前駆体(0.9mLのMeCN中4mg/0.1mLのDMSO)を反応器に加え、次いでフッ素化反応物を115℃で10分間加熱した。次いで、粗反応混合物を分取りHPLC(カラム:Phenomenex Luna C−18、250mm×10mm;移動相勾配95:5H2O(+0.05%TFA):MeCN(+0.05%TFA)〜100%MeCN(+0.05%TFA);流量:5mL/分)によって精製した。生成物に対応するピークを回収すると同時に、無菌水(10mL)で希釈した。得られた混合物を、生成物がトラップされるようにC−18Sep−Pakに通し、残留アセトニトリルをさらなる水(10mL)で洗い流した。次いで、[18F]2−(2−フルオロ−エトキシ)−9H−カルバゾールを、USPグレードのエタノール(0.5mL)を用いて生成物バイアルに溶出させ、無菌水(9.5mL)で希釈して、注射に好適な最終配合物(10mL中19〜34mCi)を得た(減衰補正収率2%、放射化学純度100%)。放射能検出器を備えた分析HPLCによって純度を測定し、対応する非標識参照標準のHPLCデータとの比較によって個性を確認した。
カルバゾール誘導体のアッセイ:
Biacoreアッセイから、2つのカルバゾール誘導体は、オリゴマー/ポリマーおよび原線維に対する有望な結合親和性を示した(第4表)。ハルマラアルカロイドの一員であるβ−カルボリンハルモールは、ハルミンの尿代謝物質である。ハルマラアルカロイドはMAO阻害薬であり、いずれも強い幻覚誘発効果を有することが報告されているシリアヘンルーダ、ペガヌム・ハルマラおよび南米つる植物バニステリオプシス・カーピに広く見られる。β−カルボレンは、5−HT2、5−HT1a、グルタメートNMDAおよびイミダゾリン受容体に対する結合;MAO−A酵素の阻害、ドーパミン作動性伝達への干渉を含む様々な影響を中枢神経系に及ぼす。β−カルボリンは、細胞毒性を有すると考えられるが、それらは、また、恐らくはドーパミンおよびグルタメートに対して、また反応性酸素種を除去することによって神経保護する神経保護特性を維持する。最近の報告書は、β−カルボリンアルキロイドがマウスの物体認識課題における短期的および長期的記憶の促進を誘発することを実証したが、アルキロイドがそれらの効果を発揮する手段が不明瞭である(Moura,D.J.,et al.,Effects of b−carboline alkaloids in the object recognition task in mice.Life Sciences,2006,79:p.2099−2104)。
アッセイで発見された第2の活性カルバゾールは2−ヒドロキシカルバゾールである。2−ヒドロキシカルバゾールは、異なる薬理学的経路を介して、骨格および心筋からCa2+を放出することが最近になって示された。一般的なカルバゾール骨格は、非ステロイド性抗炎症カルプロフェン、カラゾロール(β−ブロッカ)およびYM−53601(スクアレンシンターゼ阻害薬)を含むいくつかの治療薬に存在する。カルバゾール誘導体はγ−セクレターゼ活性制御因子として作用し得ることが最近の研究によって示された[Narlawar,R.,et al.,N−Substituted carbazolyloxyacetic acids modulate Alzheimer associated g−secretas.Bioorganic&Medicinal Chemistry Letters,2007,17:p.176−182]。別のAD関連プロジェクトにおいて、Howlettは、カルベジロールなどの高度に合成されたカルバゾールが原線維形成を阻害することを発見したが、原線維に対する結合親和性は確認されなかった[Howlett,D.R.,et al.,Common Structural Features Determine the Effectiveness of Carvedilol,Daunomycin and Rotiletracycline as Inhibitors of Alzheimer b−Amyloid Fibril Formation.Biochemical Journal,1999,343:p.419−423]。興味深いことに、細胞透過性に基づいて原線維阻害薬としてカルバゾールを使用する実用性を判断することを意図する記事には、カルバゾールは、PGP基質であるため血液脳関門を横切る可能性が低く、原線維阻害のための治療薬として使用されないことが示唆されている[Saengkhae,C,et al.,Ability of Carbazole Salts,Inhibitors of Alzheimer b−Amyloid Fibril Formation,to Cross Cellular Membranes.European Journal of Pharmacology,2007,559:p.124−131]。
適切な画像様式を使用することによって、トレーサの生体内分布パターンが即座に認識可能および知見可能となる。例えば、18F標識トレーサを使用することによって、陽電子放射断層撮影法(PET)を用いてトレーサの脳への取込みおよび脳からの洗流を容易に定量することができる。正常な脳において取込みが大きく、洗流が遅いトレーサは、信号対雑音比が低い。正常な脳において取込みが大きく、洗流が速いトレーサは、信号対雑音比が高く、理想的であると考えられる。18F標識カルバゾールは、理想的な脳造影特性を有する。例えば、18F標識カルバゾールを調製し、正常な白色スプラーグドーリーラットに投与した(図6)。数分以内で、トレーサは脳に入り、数分間で洗い流された。
非放射性カルバゾールは、また、脳組織切片においてチオフラビンTおよびFDDNPの両方と成功裡に競合し、それは、トレーサが同様の結合部位に結合することを示唆している(図4および5)。
Figure 2011512354
カルバゾール系造影剤の例のリストを第5表に示す。化合物の多くが18F−または11C標識されている。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
詳細なBiacoreアッセイプロトコル
β−アミロイド(Aβ42)可溶性凝集体(オリゴマー/可溶性ポリマー)。ビオチン−LC−Aβ42とAβ42とを3:2の割合で混合した。1%のNH4OHおよびdH2Oに溶解させた後、該混合物(濃度40μM)を1XPBS(pH7.4)緩衝液中で室温にて6時間インキュベートして、オリゴマー/可溶性ポリマーを形成した。サンプルにおけるAβ42の遊離モノマーを、10KDaのMWカットオフで、Microcon遠心フィルタ管を使用して除去した。ビオチン−LC−Aβ42オリゴマー/ポリマーをストレプタビジン−ビオチン捕捉によってSAチップ上に固定した。
β−アミロイド(Aβ42)不溶性凝集体(原線維)。原線維を既に公開されている方法(Agdeppa ED et al.2001)に従って調製した。手短に述べると、0.5mgのAβ42(ビオチン−LC−Aβ42:Aβ42=1:1)を1mlのPBS(pH7.4)に溶解させ、磁気撹拌棒を用いて37℃で3日間混合して、濁った溶液を得た。原線維ペレットを遠心によって回収した。ビオチン−LC−Aβ42原線維をストレプタビジン−ビオチン捕捉によってSAチップ上に固定した。
Biacoreによるアミロイド結合化合物のスクリーニング(表面プラズモン共鳴分析)。Fc1を対照として、Aβ42オリゴマー/可溶性ポリマーまたは原線維をセンサチップのフローセル2(Fc2)またはフローセル3(Fc3)上に固定した。10uMの濃度のスクリーニング化合物を30ul/分の流量で2分間にわたってFc1、Fc2およびFc3に流した。次いで、フローセルを2分間にわたって流動緩衝液(1XPBS)で洗浄し、50mMのNaOHで30秒間再生させた。チップ表面上に固定されたスクリーニング化合物とアミロイド凝集体とのリアルタイム相互作用をセンサグラムに記録した。
チフラビンTによる脳切片の免疫染色。アルツハイマー病のドナーからの脳サンプルを、固定後パラフィンワックス浸透させた。脳サンプルが埋め込まれたパラフィンブロックをミクロトーム上に載せ、薄片に切断した。次いで、切片を脱パラフィンし、水和させた後、AD−CB−001S−WZ01013を用いて、または用いずにインキュベートした。1uMのチオフラビンTを用いて染色を行った。蛍光顕微鏡で画像を得た。
Figure 2011512354
FDDNPを用いた脳切片の染色。アルツハイマー病のドナーからの脳サンプルを、固定後パラフィンワックス浸透させた。脳サンプルが埋め込まれたパラフィンブロックをミクロトーム上に載せ、薄片に切断した。次いで、切片を脱パラフィンし、水和させた後、AD−CB−001S−WZ01013を用いて、または用いずにインキュベートした。1uMのFDDNPを用いて染色を行った。蛍光顕微鏡で画像を得た。
Figure 2011512354
AD−CB−001の造影結果
白色スプラーグドーリーラットに、10%EtOH:水にて配合された約850uCiのAD−CB−001を尾の静脈から注射した。動的走査をR4マイクロPETスキャナで30分間実施した。1分のフレーミングを使用してデータを再構築した。数分以内で、トレーサがラットの脳に入り、迅速に洗い流された。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
2mLのNMP中クマリン(120mg、0.5mmol)に対して、Cs2CO3(163mg、0.5mmol)およびエチレンジ−トシレート(185mg、0.5mmol)を添加した。該混合物を室温で15時間撹拌し、Et2O(50mL)で希釈した。それを1MのHCl(50mL)および水(2×50mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濃縮した。粗製物をシリカクロマトグラフィー(DCM100%、次いでDCM中0.3%MeOH)で精製して、所望の生成物(51mg)を透明油として得た。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
4mLのNMP中クマリン(238mg、1mmol)に対して、Cs2CO3(326mg、1mmol)およびブロモフルオロエタン(152mg、1.2mmol)を添加した。該混合物を室温で15時間撹拌し、Et2O(50mL)で希釈した。それを1MのHCl(50mL)および水(2×50mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濃縮した。粗製物をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中DCM80%〜100%)で精製して、所望の生成物(160mg)を白色固体として得た。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
2 18O中濃縮溶液としての[18F]フッ化物(600−900mCi)を合成モジュールに送達する。[18F]フッ化物をイオン交換カラム上にトラップさせ、次いで炭酸カリウム水溶液(0.4mLのH2O中3.0mg)を使用して反応容器に溶出させる。クリプトフィクス−2.2.2相間移動試薬(1.0mLのMeCN中20.0mg)を添加し、水−アセトニトリル共沸物を蒸発して乾固させる。前駆体(0.9mLのMeCN/0.1mLのDMSO中4mg)を反応器に加え、フッ素化反応物を115℃で10分間加熱する。次いで、粗反応混合物を分取りHPLC(カラム:Phenomenex Luna C−18、250mm×10mm;移動相勾配95:5H2O(+0.05%TFA):MeCN(+0.05%TFA)〜100%MeCN(+0.05%TFA);流量:5mL/分;時間=25分)によって精製する。
生成物に対応するピークを回収すると同時に、無菌水(10mL)で希釈する。得られた混合物を、生成物がトラップされるようにC−18Sep−Pakに通し、残留アセトニトリルをさらなる水(10mL)で洗い流す。次いで、生成物を、USPグレードのエタノール(0.5mL)を用いて生成物バイアルに溶出させ、無菌水(9.5mL)で希釈して、注射に好適な最終配合物を得る。
放射能検出器を備えた分析HPLCによって純度を測定し、対応する非標識参照標準のHPLCデータとの比較によって個性を確認する。
Figure 2011512354
4mLのNMP中ジヒドロキシクマリン(254mg、1mmol)に対して、Cs2CO3(326mg、1mmol)およびエチルアジドトシレート(241mg、1mmol)を添加した。該混合物を室温で15時間撹拌し、Et2O(50mL)で希釈した。それを1MのHCl(50mL)および水(2×50mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濃縮した。粗製物をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中DCM80%〜100%)で精製して、所望のモノアルキル化生成物(72mg)をオフホワイトの固体として得た。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
1mLのメタノール中アジドエチルクマリン(42mg、0.13mmol)に対して、CuSO4(21mg、0.13mmol)、アスコルビン酸ナトリウム(28mg、0.13mmol)およびフルオロペンチン(16.3mg、0.19mmol)を添加した。反応混合物を1時間激しく撹拌し、EtOAc(30mL)で希釈した。それを水(2×50mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濃縮した。粗製物をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中5%EtOAcで60%まで溶離する)で精製して、所望の化合物(42mg)を得た。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
2 18O中濃縮溶液としての[18F]フッ化物(600−900mCi)を合成モジュールに送達した。[18F]フッ化物をイオン交換カラム上にトラップさせ、次いで炭酸カリウム水溶液(0.4mLのH2O中3.0mg)を使用して反応容器に溶出させた。クリプトフィクス−2.2.2相間移動試薬(1.0mLのMeCN中20.0mg)を添加し、水−アセトニトリル共沸物を蒸発して乾固させた。トルエン−4−スルホン酸ペント−4−イニルエステル(0.8mLのMeCN中20mg)を反応器に加え、次いでフッ素化反応物を110℃で5分間加熱した。フッ素化に続いて、粗反応混合物を蒸留によって精製して、[18F]5−フルオロ−ペント−1−インをアセトニトリル溶液として得た(生成物の揮発性により−78℃でトラップされる)。
Figure 2011512354
DMF(0.4mL)中アジド前駆体(5mg)、アスコルビン酸ナトリウム(40mg)、トリス−(ベンジルトリアゾリルメチル)アミン(TBTA、25mg)および硫酸銅水溶液(0.1M、0.25mL)と水(0.1mL)の混合物を上記冷却ペンチン溶液に添加した。次いで、反応混合物を室温まで加温し、30分間撹拌した。この後、反応物を分取りHPLCによって精製した。生成物に対応するピークを回収すると同時に、無菌水(10mL)で希釈した。得られた混合物を、生成物がトラップされるようにC−18Sep−Pakに通し、残留アセトニトリルをさらなる水(10mL)で洗い流した。次いで、生成物を、USPグレードのエタノール(0.5mL)を用いて生成物バイアルに溶出させ、無菌水(9.5mL)で希釈して、注射に好適な最終配合物(10mL中19mCi)を得た(減衰補正収率10%、放射化学純度100%)。
放射能検出器を備えた分析HPLCによって純度を測定し、対応する非標識参照標準のHPLCデータとの比較によって個性を確認した。
Figure 2011512354
2mLのNMP中ヒドロキシカルバゾール(92mg、0.5mmol)に対して、Cs2CO3(163mg、0.5mmol)およびエチルアジドトシレート(121mg、0.5mmol)を添加した。該混合物を室温で15時間撹拌し、Et2O(50mL)で希釈した。それを0.5MのHCl(50mL)および水(2×50mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濃縮した。粗製物をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中80%DCM〜100%DCM)で精製して、所望の生成物(76mg)を白色固体として得た。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
0.5mLのDMF中エチルアジドカルバゾール(32mg、0.127mmol)に対して、CuI(7.6mg、0.04mmol)、DIPEA(16.4mg、0.127mmol)およびフルオロペンチン(16.4mg、0.19mmol)を添加した。反応混合物を1時間激しく撹拌し、EtOAc(30mL)で希釈した。それを水(50mL)、0.5MのHCl(30mL)、水(2×50mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濃縮した。粗製物をシリカ(3g)に予め吸収させ、4gのシリカカラム上に充填し、ヘキサン中30%EtOAcで50%まで溶離させて、所望の化合物(20mg)を得た。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
DMF(0.4mL)中アジド前駆体(5mg)、アスコルビン酸ナトリウム(40mg)、トリス−(ベンジルトリアゾリルメチル)アミン(TBTA、25mg)および硫酸銅水溶液(0.1M、0.25mL)と水(0.1mL)の混合物を上記冷却ペンチン溶液に添加する。次いで、反応混合物を室温まで加温し、30分間撹拌する。この後、反応物を分取りHPLCによって精製する。生成物に対応するピークを回収すると同時に、無菌水(10mL)で希釈する。得られた混合物をC−18Sep−Pakに通し、残留アセトニトリルをさらなる水(10mL)で洗い流す。生成物を、USPグレードのエタノール(0.5mL)を用いて生成物バイアルに溶出させ、無菌水(9.5mL)で希釈して、注射に好適な最終配合物を得る。
放射能検出器を備えた分析HPLCによって純度を測定し、対応する非標識参照標準のHPLCデータとの比較によって個性を確認する。
Figure 2011512354
2.5mLのNMP中ジヒドロキシクマリン(100mg、0.4mmol)に対して、Cs2CO3(130mg、0.4mmol)およびブロモフルオロエタン(46mg、0.36mmol)を添加した。該混合物を室温で18時間撹拌し、Et2O(50mL)で希釈した。それを1MのHCl(50mL)および水(2×50mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濃縮した。粗製物をシリカクロマトグラフィー(0%〜1%のDCM中MeOH)で精製して、所望のモノアルキル化生成物(25mg)を白色固体として得た。
Figure 2011512354
カルバゾールN−Boc保護のための一般的手順:
THF(40vol)を含む、磁気撹拌棒、ゴム隔膜およびアルゴン導入口を備えた丸底フラスコにカルバゾール(1.0当量)を入れた。この溶液に対して、0℃でNaH(油中60%分散液、3当量)を添加し、反応物を0℃で30分間撹拌した。この反応物に対して、0℃で(Boc)2O(1.2当量)を添加し、反応物を1時間撹拌させた。反応がLCMSによって完了した後、水(25vol)に注ぎ、EtOAc(3×20vol)に抽出した。一緒にした有機抽出物を水(2×25vol)で洗浄し、(Na2SO4で)乾燥させ、真空中で濃縮した。溶離剤としてヘキサン:EtOAcを使用して残渣をシリカゲルで精製して、最終生成物を得た。
カルバゾールN−メチル化のための一般的手順:
THF(50vol)を含む、磁気撹拌棒、ゴム隔膜およびアルゴン導入口を備えた丸底フラスコにカルバゾール(1.0当量)を入れた。この溶液に対して、0℃でNaH(油中60%分散液、3当量)を添加し、反応物を0℃で30分間撹拌した。この反応物に対して、0℃でMeOTf(1.0当量)を添加し、反応物を1時間撹拌させた。反応がLCMSによって完了した後、水(25vol)に注ぎ、EtOAc(3×20vol)に抽出した。一緒にした有機抽出物を水(2×25vol)で洗浄し、(Na2SO4で)乾燥させ、真空中で濃縮した。溶離剤としてヘキサン:EtOAcを使用して残渣をシリカゲルで精製して、最終生成物を得た。
フェノールアルキル化のための一般的実験手順:
DMF(20vol)を含む、磁気撹拌棒を備えた丸底フラスコにフェノール(1当量)を入れた。この溶液に対して、アルキル化剤(1.0当量)、Cs2CO3(1.2当量)を添加し、反応物を60℃で16時間撹拌させた。次いで、反応物を水(25vol)に注ぎ、EtOAc(3×20vol)に抽出した。一緒にした有機抽出物を水(2×25vol)で洗浄し、(Na2SO4で)乾燥させ、真空中で濃縮した。溶離剤としてヘキサン:EtOAcを使用して残渣をシリカゲルで精製して、最終生成物を得た。
スズキカップリング反応のための一般的実験手順:
トルエン:H2O(1:1、40vol)を含む、磁気撹拌棒、ゴム隔膜およびアルゴン導入口を備えた丸底フラスコにクロロ化合物(1.0当量)を入れた。この溶液に対して、ホウ酸(1.5当量)、Pd(PPh34(0.02当量)、K2CO3を添加し、反応物を110℃で16時間撹拌させた。次いで、反応物を水(25vol)に注ぎ、EtOAc(3×20vol)に抽出した。一緒にした有機抽出物を水(2×25vol)で洗浄し、(Na2SO4で)乾燥させ、真空中で濃縮した。溶離剤としてヘキサン:EtOAcを使用して残渣をシリカゲルで精製して、最終生成物を得た。
P(OEt)3を使用するカルバゾール形成のための一般的実験手順:
P(OEt)3(25vol)を含む、磁気撹拌棒を備えた丸底フラスコに対して、ビアリール(1当量)を入れた。反応物を150℃で16時間撹拌させた。反応完了後、P(OEt)3を真空中で除去した。溶離剤としてヘキサン:EtOAcを使用して残渣をシリカゲルで精製して、最終生成物を得た。
Figure 2011512354
エタン−1,2−ジイルビス(2−ニトロベンゼンスルホネート)(DHK−4−14)の調製:
DCM(10mL)を含む、磁気撹拌棒を備えた50mLの丸底フラスコに1,2−エタンジオール(0.25g、4.0mmol)を入れた。この溶液に対して、塩化ノシル(1.9g、8.5mmol)およびEt3N(0.90g、8.9mmol)を0℃で添加し、反応物を室温で16時間撹拌した。反応完了後、白色固体を濾過し、DCM(100mL)で洗浄し、真空中で乾燥させて、DHK−4−14(1.3g、75%)を無色固体として得た。
MS:[M+Na]+:455.0
2−(9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチル2−ニトロベンゼンスルホネートCDHK−4−(5)の調製:
DMF(5vol)を含む、磁気撹拌棒を備えた25mLの丸底フラスコにカルバゾール(0.2g、1.1mmol)を入れた。この溶液に対して、DHK−4−14(0.52g、1.2mmol)、Cs2CO3(0.43g、1.3mmol)を添加し、反応物を室温で16時間撹拌させた。次いで、反応物を水(25mL)に注ぎ、EtOAc(4×50mL)に抽出した。一緒にした有機抽出物を(Na2SO4で)乾燥させ、真空中で濃縮した。Combiflash精製システムにヘキサン:EtOAc(50:50)を使用するフラッシュクロマトグラフィーによって粗残渣を精製して、DHK−4−15を白色固体(0.28g、62%)として得た。
MS:[M+Na]+:435.0
Figure 2011512354
tert−ブチル2−(2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)−9H−カルバゾール−9−カルボキシレート:CB−5:DHK−4−27の調製
カルバゾールN−Boc保護の一般的実験手順に従った。反応を0.03gのスケールで実施した。生成物は、Combiflash精製システム上の勾配溶離にて30〜35%のEtOAc:ヘキサン混合物に溶出した。0.03g(74%)のCB−5を無色油として単離した。MS:[M+H]+:418.0
Figure 2011512354
2−(2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)−9−メチル−9H−カルバゾール:CB−6の調製
カルバゾールN−メチル化の一般的実験手順に従った。反応を0.05gのスケールで実施した。生成物は、Combiflash精製システム上の勾配溶離にて40〜45%のEtOAc:ヘキサン混合物に溶出した。0.04g(78%)のCB−6を白色固体として単離した。MS:[M+H]+:332.1
Figure 2011512354
tert−ブチル2−(2−(2−(2−(トシルオキシ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)−9H−カルバゾール−9−カルボキシレート:DHK−4−32の調製
カルバゾールN−Boc保護の一般的実験手順に従った。反応を0.07gのスケールで実施した。生成物は、Combiflash精製システム上の勾配溶離にて40%のEtOAc:ヘキサン混合物に溶出した。0.07g(82%)のDHK−4−32を白色固体として単離した。MS:[M+Na]+:592
Figure 2011512354
2−(2−(2−(9−メチル−9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エトキシ)エトキシ)エチル4−メチルベンゼンスルホネート:DHK−4−30
カルバゾールN−メチル化の一般的実験手順に従った。反応を0.075gのスケールで実施した。生成物は、Combiflash精製システム上の勾配溶離にて40%のEtOAc:ヘキサン混合物に溶出した。0.07g(91%)のDHK−4−30を白色固体として単離した。MS:[M+H]+:484.2
Figure 2011512354
1−クロロ−4−(2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)−2−ニトロベンゼン:DHK−4−51の調製
フェノールアルキル化の一般的実験手順に従った。反応を0.25gのスケールで実施した。生成物は、Combiflash精製システム上の勾配溶離にて20〜30%のEtOAc:ヘキサン混合物に溶出した。0.44g(99%)のDHK−4−51を黄色油として単離した。MS:[M+H]+:308.0
4’−(2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)−N,N−ジメチル−2’−ニトロビフェニル−4−アミン:DHK−4−26の調製
スズキカップリング反応の一般的実験手順に従った。反応を0.11gのスケールで実施した。生成物は、Combiflash精製システム上の勾配溶離にて50〜60%のEtOAc:ヘキサン混合物に溶出した。0.06g(43%)のDHK−4−26を黄色油として単離した。MS:[M+H]+:393.1
7−(2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)−N,N−ジメチル−9H−カルバゾール−2−アミン:DHK−4−29:CB−7の調製
P(OEt)3を使用するカルバゾール形成のための一般的実験手順に従った。反応を0.06gのスケールで実施した。生成物は、Combiflash精製システム上の勾配溶離にて70〜80%のEtOAc:ヘキサン混合物に溶出した。0.03g(49%)のDHK−4−29CB−7を白色固体として単離した。MS:[M+H]+:361.1
Figure 2011512354
1−クロロ−4−(2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)−2−ニトロベンゼン:DHK−4−51の調製
フェノールアルキル化の一般的実験手順に従った。反応を0.25gのスケールで実施した。生成物は、Combiflash精製システム上の勾配溶離にて20〜30%のEtOAc:ヘキサン混合物に溶出した。0.44g(99%)のDHK−4−51を黄色油として単離した。MS:[M+H]+:308.0
N−(4’−(2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)−2’−ニトロビフェニル−4−イル)アセトアミド:DHK−4−31の調製
スズキカップリング反応の一般的実験手順に従った。反応を0.11gのスケールで実施した。生成物は、Combiflash精製システム上の勾配溶離にて80〜90%のEtOAc:ヘキサン混合物に溶出した。0.14g(100%)のDHK−4−31を黄色油として単離した。MS:[M+H]+:407.0
N−(7−(2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)−9H−カルバゾール−2−イル)アセトアミド:DHK−4−33:CB−9の調製
P(OEt)3を使用するカルバゾール形成のための一般的実験手順に従った。反応を0.15gのスケールで実施した。生成物は、Combiflash精製システム上の勾配溶離にて90%のEtOAc:ヘキサン混合物に溶出した。0.03g(49%)のCB−9を白色固体として単離した。MS:[M+H]+:375.1
Figure 2011512354
1−クロロ−4−(2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)−2−ニトロベンゼン:DHK−4−51の調製
フェノールアルキル化の一般的実験手順に従った。反応を0.25gのスケールで実施した。生成物は、Combiflash精製システム上の勾配溶離にて20〜30%のEtOAc:ヘキサン混合物に溶出した。0.44g(99%)のDHK−4−51を黄色油として単離した。MS:[M+H]+:308.0
3−(4−(2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)−2−ニトロフェニル)ピリジン:DHK−4−56の調製
スズキカップリング反応の一般的実験手順に従った。反応を0.095gのスケールで実施した。生成物は、Combiflash精製システム上の勾配溶離にて80〜90%のEtOAc:ヘキサン混合物に溶出した。0.01g(9%)のDHK−4−56を黄色油として単離した。MS:[M+H]+:351.1
7−(2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)−9H−ピリド[2,3−b]インドールDHK−4−58:CB−28の調製
P(OEt)3を使用するカルバゾール形成のための一般的実験手順に従った。反応を0.01gのスケールで実施した。生成物は、Combiflash精製システム上の勾配溶離にて50%のEtOAc:ヘキサン混合物に溶出した。0.002g(22%)のCB−28を白色固体として単離した。MS:[M+H]+:319
Figure 2011512354
4−(ベンジルオキシ)−1−クロロ−2−ニトロベンゼン:DHK−4−63の調製
フェノールアルキル化の一般的実験手順に従った。反応を1gのスケールで実施した。K2CO3を塩基として使用し、アセトンを溶媒として使用した。反応時間は4時間であった。生成物は、Combiflash精製システム上の勾配溶離にて20〜30%のEtOAc:ヘキサン混合物に溶出した。1.45g(95%)のDHK−4−63を白色結晶固体として単離した。MS:[M+H]+:264.0
3,4’−(ベンジルオキシ)−N,N−ジメチル−2’−ニトロビフェニル−4−アミン:DHK−4−66の調製
スズキカップリング反応の一般的実験手順に従った。反応を0.47gのスケールで実施した。生成物は、Combiflash精製システム上の勾配溶離にて20〜30%のEtOAc:ヘキサン混合物に溶出した。0.21g(34%)のDHK−4−66を橙色油として単離した。MS:[M+H]+:349.1
7−(ベンジルオキシ)−N,N−ジメチル−9H−カルバゾール−2−アミンDHK−4−68の調製
P(OEt)3を使用するカルバゾール形成のための一般的実験手順に従った。反応を0.21gのスケールで実施した。生成物は、Combiflash精製システム上の勾配溶離にて20〜30%のEtOAc:ヘキサン混合物に溶出した。0.13g(68%)のDHK−4−68を白色固体として単離した。MS:[M+H]+:317.1
tert−ブチル2−(ベンジルオキシ)−7−(ジメチルアミノ)−9H−カルバゾール−9−カルボキシレート:DHK−4−69の調製
カルバゾールN−Boc保護の一般的実験手順に従った。反応を0.13gのスケールで実施した。反応を室温で16時間実施した。生成物は、Combiflash精製システム上の勾配溶離にて10%のEtOAc:ヘキサン混合物に溶出した。0.12g(70%)のDHK−4−69を白色固体として単離した。MS:[M+Na]+:417.2
tert−ブチル2−(ジメチルアミノ)−7−ヒドロキシ−9H−カルバゾール−9−カルボキシレート:DHK−4−71の調製
EtOAc(50mL)を含む、磁気撹拌棒を備えた50mLの丸底フラスコにDHK−4−69(0.11g、0.19mmol)を入れた。この溶液に対して、Pd/C(10%、20mg)を添加し、反応物をH2(1気圧)下で室温にて16時間撹拌させた。反応完了後、反応混合物をセライトで濾過し、揮発物を真空中で除去して、DHK−4−71(0.09g、100%)を白色固体として得た。
tert−ブチル2−(ジメチルアミノ)−7−(2−(2−(2−(トシルオキシ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)−9H−カルボキシレート:DHK−4−72:CB−7前駆体の調製:
フェノールアルキル化の一般的実験手順に従った。反応を0.09gのスケールで実施した。生成物は、Combiflash精製システム上の勾配溶離にて45%のEtOAc:ヘキサン混合物に溶出した。0.07g(41%)のCB−7前駆体を白色固体として単離した。MS:[M+H]+:613.2
Figure 2011512354
2,2’−(エタン−1,2−ジイルビス(オキシ))ビス(エタン−2,1−ジイル)ビス(4−メチルベンゼンスルホネート)(8.7g、19mmol)に対してTBAF(22.8mL、1.0mのTHF溶液、22.8mmol)を添加した。該混合物をAr雰囲気下で1時間にわたって加熱して還流させ、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。粗製物をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中5%〜40%)で精製して、2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エチル4−メチルベンゼンスルホネートを透明油(2.5g、43%)として得た。
Figure 2011512354
0.5mLのNMP中2−ヒドロキシカルバゾール(45mg、0.25mmol)および2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エチル4−メチルベンゼンスルホネート(82mg、0.27mmol)に対して、Cs2CO3(82mg、0.25mmol)を添加した。該混合物をAr雰囲気下で室温にて15時間撹拌し、Et2O(50mL)で希釈した。それを水(3×50mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、粗製物をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中5%〜50%EtOAc)で精製して、所望の生成物を白色固体(37mg、47%)として得た。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
5mLのNMP中2−ヒドロキシカルバゾール(183mg、1mmol)および2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エチル4−メチルベンゼンスルホネート(687mg、1.5mmol)に対して、Cs2CO3(326mg、1mmol)を添加した。該混合物をAr雰囲気下で室温にて15時間撹拌し、Et2O(100mL)で希釈した。それを水(3×100mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、粗製物をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中5%〜50%EtOAc)で精製して、所望の生成物を白色固体(165mg、35%)として得た。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
25mLのアセトン中4−クロロ−3−ニトロフェノール(1.74g、10mmol)および臭化ベンジル(2.05g、12mmol)に対して、K2CO3(2.76g、20mmol)を添加した。該混合物をAr雰囲気下で60℃にて4時間加熱し、室温まで冷却した。それを濾過し、固体をエーテル(80mL)で洗浄し、一緒にした濾液を濃縮し、クロマトグラフィー処理(ヘキサン中EtOAc、3%〜30%の勾配)して、4−(ベンジルオキシ)−1−クロロ−2−ニトロベンゼンを淡黄色固体(2.5g、95%)として得た。
Figure 2011512354
12mLのジオキサン中4−(ベンジルオキシ)−1−クロロ−2−ニトロベンゼン(526mg、2mmol)およびtert−ブチル4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニルカルバメート(670mg、2.1mmol)に対して、4mLの1MのNa2CO3(水)溶液およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(69mg、0.06mmol)を添加した。該懸濁液を還流させながらAr雰囲気下で15時間加熱し、室温まで冷却した。EtOAc(100mL)を添加し、塩水(80mL)、水(80mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させた。溶媒を除去した後、残渣をクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)処理して、tert−ブチル4’−(ベンジルオキシ)−2’−ニトロビフェニル−4−イルカルバメートを黄色固体(740mg、88%)として得た。
Figure 2011512354
2mLの亜リン酸トリエチル中tert−ブチル4’−(ベンジルオキシ)−2’−ニトロフェニル−4−イルカルバメート(740mg、1.67mmol)の懸濁液をAr雰囲気下で145℃にて15時間加熱し、室温まで冷却した。10mLのヘキサンを添加し、10分間放置した。濾過を介して固体を回収し、エーテル/ヘキサン(v:v1/1.10ml)で洗浄し、高真空下で乾燥させて、tert−ブチル7−(ベンジルオキシ)−9H−カルバゾール−2−イルカルバメートをオフホワイトの固体(480mg、74%)とし得た。
Figure 2011512354
50mLのMeOH中tert−ブチル7−(ベンジルオキシ)−9H−カルバゾール−2−イルカルバメート(220mg、0.56mmol)に対して、活性炭素上パラジウム(80mg)を添加した。該混合物を室温にてH2雰囲気下で3時間撹拌した。固体を濾別し、濾液を濃縮して、tert−ブチル7−ヒドロキシ−9H−カルバゾール−2−イルカルバメートを褐色固体(165mg、100%)として得た。この物質を精製することなく次の反応にそのまま使用した。MS(ESI)m/z619(2M+Na+
2mLのNMP中tert−ブチル7−ヒドロキシ−9H−カルバゾール−2−イルカルバメート(165mg、0.55mmol)および2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エチル4−メチルベンゼンスルホネート(202mg、0.66mmol)に対して、Cs2CO3(179mg、0.55mmol)を添加した。該混合物をAr雰囲気下で室温にて15時間撹拌し、Et2O(50mL)で希釈した。それを水(3×50mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させた。溶媒除去後、残渣をクロマトグラフィー処理(ヘキサン/EtOAc)処理して、tert−ブチル7−(2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)−9H−カルバゾール−2−イルカルバメートを白色固体(130mg、55%)として得た。
Figure 2011512354
tert−ブチル7−(2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)−9H−カルバゾール−2−イルカルバメート(130mg、0.3mmol)に対して、ジオキサン溶液中10mLの4MのHClを添加した。該混合物を室温で5時間撹拌し、減圧下で濃縮した。残渣をエーテル(15mL)で洗浄し、EtOAc(50mL)に懸濁させた。この懸濁液に対して10mLのNaHCO3(飽和)を添加し、該混合物を5分間撹拌した。有機層をMgSO4で乾燥させ、濃縮して7−(2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)−9H−カルバゾール−2−アミンを褐色固体(95mg、95%)として得た。MS(ESI)m/z333(M+H+
8mLのMeOH中7−(2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)−9H−カルバゾール−2−アミン(95mg、0.28mmol)、パラホルムアルデヒド(43mg、1.43mmol)およびNaOMe(492mg、25%MeOH溶液、2.3mmol)の混合物を還流しながらAr雰囲気下で1.5時間加熱し、室温まで冷却した。この混合物に対してNaBH4(54mg、1.43mmol)を添加し、該混合物を還流させながら2時間加熱した。室温まで冷却した後、該混合物を氷上で急冷した。それをエーテル(3×30mL)で抽出し、一緒にした有機相をMgSO4で乾燥させ、濃縮した。粗製物をクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)で精製して、7−(2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)−N−メチル−9−カルバゾール−2−アミン(AD−CB−003P−WZ0141)を淡褐色固体(55mg、56%)として得た。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
tert−ブチル7−(ベンジルオキシ)−9H−カルバゾール−2−イルカルバメート(200mg、0.51mmol)に対して、ジオキサン溶液中10mlの4mのHClを添加した。該混合物を室温で4時間撹拌し、減圧下で濃縮した。残渣をエーテル(15mL)で洗浄し、EtOAc(50mL)に懸濁させた。この懸濁液に対して10mLのNaHCO3(飽和)を添加し、該混合物を5分間撹拌した。有機層をMgSO4で乾燥させ、濃縮して7−(ベンジルオキシ)−9H−カルバゾール−2−アミンを褐色固体(150mg、100%)として得た。
Figure 2011512354
15mLのMeOH中7−(ベンジルオキシ)−9H−カルバゾール−2−アミン(150mg、0.52mmol)、パラホルムアルデヒド(78mg、2.6mmol)およびNaOMe(900mg、25%MeOH溶液、4.16mmol)の混合物を還流させながらAr雰囲気下で2時間加熱し、室温まで冷却した。この混合物に対してNaBH4(98mg、2.6mmol)を添加し、該混合物を還流させながら2時間加熱した。室温まで冷却した後、該混合物を氷(30g)上で急冷した。それをEtOAc(3×50mL)で抽出し、一緒にした有機相をMgSO4で乾燥させ、濃縮した。粗製物をクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)で精製して、7−(ベンジルオキシ)−N−メチル−9H−カルバゾール−2−アミンを淡褐色固体(130mg、82%)として得た。
Figure 2011512354
3mLのピリジン中7−(ベンジルオキシ)−N−メチル−9H−カルバゾール−2−アミン(120mg、0.4mmol)、ギ酸(55mg、1.2mmol)およびDMAP(5mg、0.04mmol)に対してEDC(230mg、1.2mmol)を少しずつ添加した。該混合物を室温にてAr雰囲気下で3時間撹拌し、減圧下で濃縮した。残渣をEtOAc(50mL)で希釈し、水(2×50mL)、0.5MのHCl(2×50mL)および塩水(50mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させた。溶媒除去後、粗製物をクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)で精製して、N−(7−(ベンジルオキシ)−9H−カルバゾール−2−イル)−N−メチルホルムアミドを白色固体(110mg、83%)として得た。
Figure 2011512354
50mLのMeOH中N−(7−(ベンジルオキシ)−9H−カルバゾール−2−イル)−N−メチルホルムアミド(110mg、0.33mmol)に対して活性炭素上パラジウム(50mg)を添加した。該混合物を室温にてH2雰囲気下で15時間撹拌した。固体を濾別し、濾液を濃縮して、N−(7−ヒドロキシ−9H−カルバゾール−2−イル)−N−メチルホルムアミドを褐色固体(75mg、94%)として得た。この物質を精製することなく次の反応にそのまま使用した。MS(ESI)m/z241(M+H+
0.5mLのNMP中N−(7−ヒドロキシ−9H−カルバゾール−2−イル)−N−メチルホルムアミド(45mg、0.187mmol)および2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エチル4−メチルベンゼンスルホネート(172mg、0.38mmol)に対して、Cs2CO3(65mg、0.2mmol)を添加した。該混合物をAr雰囲気下で室温にて15時間撹拌し、EtOAc(50mL)で希釈した。それを水(2×50mL)、0.5MのHCl(50mL)および塩水(50mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、粗製物をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)で精製して、2−(2−(2−(7−(N−メチルホルムアミド)−9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エトキシ)エトキシ)エチル4−メチルベンゼンスルホネート(AD−CB−004Pa−WZ01179)を淡褐色油(48mg、48%)として得た。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
5mLの乾燥THF中N−(7−(ベンジルオキシ)−9H−カルバゾール−2−イル)−N−メチルホルムアミド(140mg、0.42mmol)に対して0度にてAr雰囲気下でNaH(50mg、油中60%、1.26mmol)を4回に分けて添加した。次いで、該混合物を室温で20分間撹拌した後、シリンジを用いて炭酸tert−ブチルフェニル(244mg、1.26mmol)を添加した。反応物を室温で3時間撹拌し、氷(30g)上で急冷した。該混合物をEtOAc(2×40mL)で抽出し、一緒にした有機相をMgSO4で乾燥させた。溶媒除去後、残渣をクロマトグラフィー処理して、tert−ブチル2−(ベンジルオキシ)−7−(N−メチルホルムアミド)−9H−カルバゾール−9−カルボキシレートを白色固体(120mg、66%)として得た。
Figure 2011512354
50mLのMeOH中tert−ブチル2−(ベンジルオキシ)−7−(N−メチルホルムアミド)−9H−カルバゾール−9−カルボキシレート(120mg、0.28mmol)に対して活性炭素上パラジウム(50mg)を添加した。該混合物を室温にてH2雰囲気下で3時間撹拌した。固体を濾別し、濾液を濃縮して、tert−ブチル2−ヒドロキシ−7−(N−メチルホルムアミド)−9H−カルバゾール−9−カルボキシレートを褐色固体(95mg、100%)として得た。この物質を精製することなく次の反応にそのまま使用した。MS(ESI)m/z341(M+H+
0.5mLのNMP中tert−ブチル2−ヒドロキシ−7−(N−メチルホルムアミド−9H−カルバゾール−9−カルボキシレート(65mg、0.19mmol)および2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エチル4−メチルベンゼンスルホネート(174mg、0.38mmol)に対して、Cs2CO3(68mg、0.21mmol)を添加した。該混合物をAr雰囲気下で室温にて15時間撹拌し、EtOAc(80mL)で希釈した。それを水(3×50mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、粗製物をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)で精製して、tert−ブチル2−(N−メチルホルムアミド)−7−(2−(2−(2−(トシルオキシ)エトキシ)エトキシ)エトキシ)−9H−カルバゾール−9−カルボキシレート(AD−CB−004Pb−WZ01191)を透明油(75mg、63%)として得た。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
6mLのジオキサン中4−(ベンジルオキシ)−1−クロロ−2−ニトロベンゼン(394mg、1.5mmol)N−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ホルムアミド(370mg、1.5mmol)に対して、3mLの1MのNa2CO3(水)溶液およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(52mg、0.045mmol)を添加した。該懸濁液を還流させながらAr雰囲気下で15時間加熱し、室温まで冷却した。EtOAc(80mL)を添加し、塩水(50mL)、水(2×80mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させた。溶媒除去後、粗製物をクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)処理して、N−(4’−(ベンジルオキシ)−2’−ニトロビフェニル−4−イル)ホルムアミドを黄色固体(395mg、75%)として得た。MS(ESI)m/z349(M+H+
2mLの亜リン酸トリエチル中N−(4’−(ベンジルオキシ)−2’−ニトロビフェニル−4−イル)ホルムアミド(350mg、1mmol)の懸濁液をAr雰囲気下で145℃にて15時間加熱し、室温まで冷却した。10mLのヘキサンを添加し、10分間放置した。濾過を介して固体を回収し、エーテル/ヘキサン(v:v1/1、10ml)で洗浄し、高真空下で希釈してN−(7−(ベンジルオキシ)−9H−カルバゾール−2−イル)ホルムアミドを淡褐色固体(280mg、88%)として得た。MS(ESI)m/z317(M+H+
50mLのMeOH中N−(7−(ベンジルオキシ)−9H−カルバゾール−2−イル)ホルムアミド(250mg、0.79mmol)に対して活性炭素上パラジウム(60mg)を添加した。該混合物を室温にてH2雰囲気下で15時間撹拌した。該混合物を減圧下で濃縮し、高真空下で乾燥させて、触媒と混合したN−(7−ヒドロキシ−9H−カルバゾール−2−イル)ホルムアミドを黒色固体(240mg)として得た。この物質を精製することなく次の反応にそのまま使用した。MS(ESI)m/z227(M+H+
0.3mLのNMP中N−(7−ヒドロキシ−9H−カルバゾール−2−イル)ホルムアミド(30mg)2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エチル4−メチルベンゼンスルホネート(48mg、0.156mmol)に対して、Cs2CO3(42mg、0.13mmol)を添加した。該混合物をAr雰囲気下で室温にて15時間撹拌し、EtOAc(30mL)で希釈した。それを水(3×50mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させた。溶媒除去後に、残渣をクロマトグラフィー処理(ヘキサン/EtOAc)して、N−(7−(2−フルオロエトキシ)−9H−カルバゾール−2−イル)ホルムアミド(AD−CB−010S−WZ01183)を白色固体(17mg、36%)として得た。主なロトマーについては:
Figure 2011512354
Figure 2011512354
AD−CB−010S−WZ01183を調製するための手順と同じ手順を使用して化合物AD−CB−012S−WZ01185を調製した。主なロトマーについては:
Figure 2011512354
Figure 2011512354
AD−CB−010S−WZ01183を調製するための手順と同じ手順を使用して化合物AD−CB−024S−WZ02033を調製した。主なロトマーについては:
Figure 2011512354
Figure 2011512354
5mLのジオキサン中酢酸パラジウム(37mg、0.165mmol)とBINAP(154mg、0.248mmol)の混合物をAr雰囲気下で10分間撹拌した。この混合物に対して1−ブロモ−4−ニトロベンゼン(1.11g、5.5mmol)、4−メトキシアニリン(745mg、6.07mmol)、CsCO3(2.5g、7.73mmol)および10mLのジオキサンを添加した。該混合物を還流させながら15時間加熱し、冷却し、エーテル(80mL)で希釈した。固体を濾過によって除去し、濾液を濃縮した。残渣をクロマトグラフィー処理(ヘキサン/EtOAc)して、4−メトキシ−N−(4−ニトロフェニル)アニリンを黄色固体(786mg、58%)として得た。MS(ESI)m/z245(M+H+
5mLのAcOH中4−メトキシ−N−(4−ニトロフェニル)アニリン(785mg、3.2mmol)に対してPd(OAc)2(1.43g、6.4mmol)を添加した。該混合物を大気雰囲気下で100℃にて15時間加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をEtOAc(100mL)で処理し、NaHCO3(2×100mL)および水(100mL)で洗浄した。溶媒除去後、粗製物をクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)で精製して、橙色の固体(495mg、64%)として3−メトキシ−6−ニトロ−9H−カルバゾールを得た。
Figure 2011512354
40mLのMeOH中3−メトキシ−6−ニトロ−9H−カルバゾール(100mg、0.41mmol)に対して、活性炭素上パラジウム(50mg)を添加した。該混合物を室温にてH2雰囲気下で5時間撹拌した。固体を濾別し、濾液を濃縮して、6−メトキシ−9H−カルバゾール−3−アミンを褐色固体(80mg、92%)として得た。この物質を精製することなく次の反応にそのまま使用した。MS(ESI)m/z213(M+H+
0.3mLのNMP中6−メトキシ−9H−カルバゾール−3−アミン(16mg、0.075mmol)および1−ブロモ−2−フルオロエタン(48mg、0.375mmol)に対して、Cs2CO3(30mg、0.09mmol)を添加した。該混合物を室温にてAr雰囲気下で72時間撹拌し、EtOAc(30mL)で希釈した。水(3×30mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥した。溶媒除去後、残渣を逆相HPLC(緩衝剤A:0.05%TFA水溶液;緩衝剤B:MeCN中0.05%TFA)によって精製して、淡褐色のワックス(5mg、26%)を得た。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
4mLのTHFおよび4mLのDCM中7,8−ジヒドロキシ−4−フェニル−2H−クロメン−2−オン(500mg、2mmol)および3,4−ジヒドロ−2H−ピランに対して、ピリジニウムパラトルエンスルホネート(PPTS、8mg)を添加した。該混合物を室温にてAr雰囲気下で15時間撹拌し、EtOAc(50mL)で希釈した。NaHCO3(飽和30mL)および水(50mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィー処理(ヘキサン/EtOAc)して、8−ヒドロキシ−4−フェニル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−2H−クロメン−2−オンを黄色固体(180mg、26%)として得た。MS(ESI)m/z339(M+H+
0.4mLのNMP中8−ヒドロキシ−4−フェニル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−2H−クロメン−2−オン(40mg、0.12mmol)および1−ブロモ−2−フルオロエタン(22mg、0.17mmol)に対してCs2CO3(46mg、0.14mmol)を添加した。該混合物を室温にてAr雰囲気下で5時間撹拌し、エーテル(40mL)で希釈した。水(3×30mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濃縮した。粗製物をクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)で精製して、8−(2−フルオロエトキシ)−4−フェニル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−2H−クロメン−2−オンを白色固体(34mg、73%)として得た。MS(ESI)m/z385(M+H+
8−(2−フルオロエトキシ)−4−フェニル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−2H−クロメン−2−オンに対して1.5mLの4MのHClジオキサン溶液を添加した。該混合物を室温にてAr雰囲気下で30分間撹拌し、濃縮した。粗製物をクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)で精製して、8−(2−フルオロエトキシ)−7−ヒドロキシ−4−フェニル−2H−クロメン−2−オン(AD−C−004S−WZ01055)を白色固体(24mg、90%)として得た。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
1mLのNMP中8−ヒドロキシ−4−フェニル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−2H−クロメン−2−オン(115mg、0.34mmol)およびエタン−1,2−ジイルビス(4−メチルベンゼンスルホネート)(188mg、0.51mmol)に対して、Cs2CO3(133mg、0.41mmol)を添加した。該混合物を室温にてAr雰囲気下で15時間撹拌し、エーテル(50mL)で希釈した。それを水(3×50mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濃縮した。粗製物をクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)で精製して、2−(2−オキソ−4−フェニル−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−2H−クロメン−8−イルオキシ)エチル4−メチルベンゼンスルホネートを白色のワックス(97mg、53%)として得た。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
12mLのアセトン中1−(2,4−ジヒドロキシフェニル)エタノン(1.52g、10mmol)に対してK2CO3(1.38g、10mmol)を添加した後、室温にてAr雰囲気下で撹拌しながらクロロ(メトキシ)メタン(885mg、11mmol)を徐々に添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌し、濾過した。固体をEtOAc(80mL)で洗浄し、一緒にした濾液NaH2PO4(飽和50mL)および水(80mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濃縮した。粗製物をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)で精製して、1−(2−ヒドロキシ−4−(メトキシメトキシ)フェニル)エタノンをオフホワイトの固体(1.2g、61%)として得た。MS(ESI)m/z197(M+H+
20mLのアセトン中3,4−ジヒドロキシベンズアルデヒド(1.38g、10mmol)、臭化ベンジル(1.71g、10mmol)およびK2CO3(1.24g、9mmol)の混合物を室温にてAr雰囲気下で15時間撹拌した。固体を濾別し、濾過物をEtOAc(100mL)で希釈し、NaH2PO4(飽和100mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濃縮した。残渣をクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)処理して、4−(ベンジルオキシ)−3−ヒドロキシベンズアルデヒドを白色固体(1.15g、50%)として得た。
Figure 2011512354
20mLのDCM中4−(ベンジルオキシ)−3−ヒドロキシベンズアルデヒド(912mg、4mmol)、クロロ(メトキシ)メタン(480mg、6mmol)およびDIPEA(1.03g、8mmol)の混合物を室温にてAr雰囲気下で15時間撹拌した。それをエーテル(100mL)で希釈し、0.5MのHCl(2×50mL)および水(2×80mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濃縮した。粗製物をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)で精製して、4−(ベンジルオキシ)−3−(メトキシメトキシ)ベンズアルデヒドを透明油(960mg、88%)として得た。MS(ESI)m/z273(M+H+
25mL丸底フラスコ内の1−(2−ヒドロキシ−4−(メトキシメトキシ)フェニル)エタノン(618mg、3.15mmol)および4−(ベンジルオキシ)−3−(メトキシメトキシ)ベンズアルデヒド(816mg、3mmol)に対して、新たに調製した2.5mLのEtOH溶液中5%KOHを添加した。該混合物を、固化するまで激しく撹拌し、6日間にわたって室温に維持した。それをエーテル(100mL)で処理し、0.5MのHClでpH=5とし、3分間撹拌した。該混合物を水(2×100mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濃縮した。残渣をクロマトグラフィー処理(ヘキサン/EtOAc)して、(E)−3−(4−(ベンジルオキシ)−3−(メトキシメトキシ)フェニル)−1−(2−ヒドロキシ−4−(メトキシメトキシ)フェニル)プロプ−2−エン−1−オンを透明油(780mg、58%)として得た。MS(ESI)m/z451(M+H+
1.5mLのMeOH中(E)−3−(4−(ベンジルオキシ)−3−(メトキシメトキシ)フェニル)−1−(2−ヒドロキシ−4−(メトキシメトキシ)フェニル)プロプ−2−エン−1−オン(450mg、1mmol)に対して、4mLの15%NaOH溶液を添加した後、過酸化水素(113mg、30%溶液)を添加した。該混合物を室温で2時間撹拌し、さらに226mgの過酸化水素を添加した。反応物を15にわたって撹拌し、NaH2PO4(飽和50mL)上で急冷した。それをEtOAc(3×50mL)で抽出し、一緒にした有機相をMgSO4で乾燥させ、濃縮した。残渣をクロマトグラフィー処理(ヘキサン/EtOAc)して、2−(4−(ベンジルオキシ)−3−(メトキシメトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシ−7−(メトキシメトキシ)−4H−クロメン−4−オンをオフホワイトの固体(55mg、12%)として得た。MS(ESI)m/z465(M+H+
2mLのDCM中2−(4−(ベンジルオキシ)−3−(メトキシメトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシ−7−(メトキシメトキシ)−4H−クロメン−4−オン(55mg、0.12mmol)に対して、DIPEA(31mg、0.24mmol)を添加した後、クロロ(メトキシ)メタン(15mg、0.18mmol)を徐々に添加した。反応混合物を室温にてAr雰囲気下で3時間撹拌し、エーテル(30mL)で希釈した。それを水(3×30mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濃縮した。粗製物をシリカクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)で精製して、2−(4−(ベンジルオキシ)−3−(メトキシメトキシ)フェニル)−3,7−ビス(メトキシメトキシ)−4H−クロメン−4−オンを白色固体(55mg、90%)として得た。
Figure 2011512354
10mLのMeOH中2−(4−(ベンジルオキシ)−3−(メトキシメトキシ)フェニル)−3,7−ビス(メトキシメトキシ)−4H−クロメン−4−オン(55mg、0.108mmol)に対して、活性炭素上パラジウム(20mg)を添加した。該混合物を室温にてH2雰囲気下で2時間撹拌した。固体を濾別し、濾液を濃縮して、2−(4−ヒドロキシ−3−(メトキシメトキシ)フェニル)−3,7−ビス(メトキシメトキシ)−4H−クロメン−4−オンを黄色固体(45mg、99%)として得た。この物質を精製することなく次の反応にそのまま使用した。MS(ESI)m/z419(M+H+
0.3mLのNMP中2−(4−ヒドロキシ−3−(メトキシメトキシ)フェニル)−3,7−ビス(メトキシメトキシ)−4H−クロメン−4−オン(20mg、0.048mmol)および1−ブロモ−2−フルオロエタン(18mg、0.14mmol)に対してCs2CO3(39mg、0.12mmol)を添加した。該混合物を室温にてAr雰囲気下で15時間撹拌し、エーテル(30mL)で希釈した。それをNaH2PO4(飽和30mL)および水(2×30mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濃縮した。粗製物をクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)で精製して、2−(4−(2−フルオロエトキシ)−3−(メトキシメトキシ)フェニル)−3,7−ビス(メトキシメトキシ)−4H−クロメン−4−オンを白色固体(19mg、85%)として得た。
Figure 2011512354
2−(4−(2−フルオロエトキシ)−3−(メトキシメトキシ)フェニル)−3,7−ビス(メトキシメトキシ)−4H−クロメン−4−オン(19mg、0.041mmol)に対して、1mLのジオキサン中4MのHCl溶液を添加した。該混合物を室温で3時間撹拌した。揮発物を減圧下で除去し、残渣をエーテル(2×1mL)で洗浄し、高真空下で乾燥させて、2−(4−(2−フルオロエトキシ)−3−ヒドロキシフェニル)−3,7−ジヒドロキシ−4H−クロメン−4−オン(AD−F−001S−WZ01067)を黄色固体(11mg、81%)として得た。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
0.2mLのNMP中2−(4−ヒドロキシ−3−(メトキシメトキシ)フェニル)−3,7−ビス(メトキシメトキシ)−4H−クロメン−4−オン(19mg、0.045mmol)および2−ブロモエタノール(44mg、0.36mmol)に対してCs2CO3(29mg、0.09mmol)を添加した。該混合物を室温にてAr雰囲気下で15時間撹拌し、エーテル(30mL)で希釈した。それをNaH2PO4(飽和30mL)および水(2×30mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濃縮した。粗製物をクロマトグラフィー(ヘキサン/EtOAc)で精製して、2−(4−(2−ヒドロキシエトキシ)−3−(メトキシメトキシ)フェニル)−3,7−ビス(メトキシメトキシ)−4H−クロメン−4−オン(18mg、86%)を得た。MS(ESI)m/z463(M+H+
2−(4−(2−ヒドロキシエトキシ)−3−(メトキシメトキシ)フェニル)−3,7−ビス(メトキシメトキシ)−4H−クロメン−4−オン(18mg、0.039mmol)およびDIPEA(15mg、0.11mmol)に対して4−メチルベンゼン−1−スルホニル塩化物(11mg、0.058mmol)を添加した。該混合物を室温にてAr雰囲気下で15時間撹拌し、エーテル(30ml)で希釈した。それを0.5MのHCl(2×30mL)および水(50mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濃縮した。粗製物をクロマトグラフィー処理して、2−(4−(3,7−ビス(メトキシメトキシ)−4−オキソ−4H−クロメン−2−イル)−2−(メトキシメトキシ)フェノキシ)エチル4−メチルベンゼンスルホネート(AD−C−001P−WZ01079)を黄色ワックス(20mg、83%)として得た。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
Figure 2011512354
DMF(1ml)中化合物6(21mg、0.073mmol)を含む丸底フラスコに、炭酸セシウム(28.5mg、0.087mmol)および1−ブロモ−4−フルオロブタン(56.4mg、0.364mmol)を加えた。反応物を室温で30分間撹拌した。反応物をEtOAc(15mL×3)および水(10mL)で処理した。有機層を塩水(10mL)で洗浄し、乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をMeOH(10ml)に溶解させた。反応混合物に対してPd/C(22mg)を添加した。該混合物を室温にて水素(1気圧)下で終夜撹拌した。反応物をセライトプラグで濾過し、真空中で濃縮し、HPLCで精製してCB−14(11mg、0.029mmol、収率40.3%)を得た。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
DMF(0.5ml)中化合物6(37mg、0.122mmol)を含む丸底フラスコに、炭酸セシウム(47.8mg、0.147mmol)および1−ブロモ−2−フルオロエタン(78mg、0.612mmol)を加えた。反応物を室温で30分間撹拌した。反応物をEtOAc(15mL×3)および水(10mL)で処理した。有機層を塩水(10mL)で洗浄し、乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をMeOH(10ml)に溶解させた。反応混合物に対してPd/C(22mg)を添加した。該混合物を室温にて水素(1気圧)下で終夜撹拌した。反応物をセライトプラグで濾過し、真空中で濃縮し、HPLCで精製してCB−15(5mg、0.019mmol、収率7.3%)を得た。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
DMF(1ml)中化合物5(21mg、0.073mmol)を含む丸底フラスコに、炭酸セシウム(28.5mg、0.087mmol)および1−ブロモ−2−フルオロエタン(46mg、0.36mmol)を加えた。反応物を室温で72時間撹拌した。反応物をEtOAc(15mL×3)および水(10mL)で処理した。有機層を塩水(10mL)で洗浄し、乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をMeOH(10ml)に溶解させた。反応混合物に対してPd/C(20mg)を添加した。該混合物を室温にて水素(1気圧)下で終夜撹拌した。反応物をセライトプラグで濾過し、真空中で濃縮し、HPLCで精製してCB−16(5mg、0.015mmol、収率20%)を得た。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
DMF(0.5ml)中化合物6(41mg、0.14mmol)を含む丸底フラスコに、炭酸セシウム(53mg、0.16mmol)および2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エチル4−メチルベンゼンスルホネート(125mg、0.407mmol)を加えた。反応物を室温で4週間撹拌した。反応物をEtOAc(15mL×3)および水(10mL)で処理した。有機層を塩水(10mL)で洗浄し、乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をMeOH(10ml)に溶解させた。反応混合物に対してPd/C(20mg)を添加した。該混合物を室温にて水素雰囲気(1気圧)下で終夜撹拌した。反応物をセライトプラグで濾過し、真空中で濃縮し、HPLCで精製してCB−19(7mg、0.020mmol、収率14%)を得た。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
MeOH(10ml)中化合物6(90mg、0.29mmol)を含む丸底フラスコにPd/C(20mg)を加えた。反応物を水素でパージし、室温にて水素雰囲気(1気圧)下で2時間撹拌した。反応物をセライトプラグで濾過し、真空中で濃縮して、暗色の固体(60mg、0.28mmol、収率95%)を得た。DMF(0.5mL)中上記暗色固体(15mg、0.071mmol)を含む丸底フラスコに炭酸セシウム(21mg、0.65mmol)および2−ブロモ−1−フルオロエタン(8.1mg、0.065mmol)を添加した。反応物を室温で終夜撹拌した。反応物をMeCN同時蒸発により真空中で濃縮させた。残渣をHPLCで精製してCB−20(7.0mg、0.027mmol、収率38%)を得た。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
Figure 2011512354
化合物2(1.96g、7.44mmol)、4−ヒドロキシフェニルホウ酸ピナコールエステル(1.56g、7.09mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.410g、0.354mmol)が充填された丸底フラスコをアルゴンでパージした。該混合物に対して、DME(10ml)および水(2ml)に含めた炭酸カリウム(1.96g、14.2mmol)を添加した。該混合物を60時間加熱した。反応物をHCl(1N、10mL)および塩水(40mL)で希釈し、次いでEtOAc(50mL×3)で抽出した。一緒にした有機層を塩水(50mL)で洗浄し、(MgSO4)で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(EtOAc:ヘキサン=1:4)で精製して化合物7を黄色固体(2g、6.22mmol、収率88%)として得た。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
耐圧バイアルに化合物7(2.00g、6.22mmol)および亜リン酸トリエチル(6.53ml、37.3mmol)を加えた。該混合物を終夜160℃に加熱した。反応混合物を真空中で濃縮した。残渣をクロロホルム(20mL)に懸濁させ、固体析出物を形成させ、濾過し、エーテル(10mL×2)で洗浄して化合物8(900mg、3.11mmol、収率50.0%)を得た。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
DMF(1ml)中化合物8(50mg、0.17mmol)を含む丸底フラスコに炭酸セシウム(62mg、0.19mmol)および1−ブロモ−2−フルオロエタン(33mg、0.26mmol)を加えた。反応物を室温で15時間撹拌し、次いで水(15mL)で希釈した。白色析出物(50mg)を濾過により回収し、真空中で乾燥させた。固体をMeOH(10mL)に溶解させた。反応物に対して、Pd/C(30mg)および酢酸(5滴)を添加した。該混合物を水素(1気圧)雰囲気下で20時間撹拌し、次いでセライトプラグで濾過し、真空中で濃縮した。残渣をHPLCで精製してCB−25(18mg、0.053mmol、収率31%)を得た。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
DMF(1ml)中化合物8(50mg、0.17mmol)を含む丸底フラスコに炭酸セシウム(56mg、0.17mmol)および2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エチル4−メチルベンゼンスルホネート(53mg、0.17mmol)を加えた。反応物を室温で15時間撹拌し、次いで水(15mL)で希釈した。白色析出物(72mg)を濾過により回収し、真空中で乾燥させた。固体をMeOH(10mL)に溶解させた。反応物に対して、Pd/C(20mg)および酢酸(5滴)を添加した。反応物を水素(1気圧)雰囲気下で20分間撹拌し、セライトプラグで濾過し、真空中で濃縮した。残渣をHPLCで精製してCB−26(20mg、0.046mmol、収率27%)を得た。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
Figure 2011512354
MeOH(150mL)中化合物4(1.0g、2.6mmol)を含む丸底フラスコに木炭上パラジウム(400mg)を加えた。フラスコを水素ガスでパージし、水素雰囲気下で終夜撹拌した。反応混合物をセライトプラグで濾過し、濃縮して化合物9を灰色固体(700mg、2.34mmol、収率90%)として得た。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
DMF(2mL)中化合物9(80mg、0.268mmol)を含む丸底フラスコに炭酸カリウム(74.1mg、0.536mmol)および4−フルオロニトロベンゼン(41.6mg、0.295mmol)を加えた。反応混合物を140℃で20分間加熱した。室温まで冷却した後、該混合物を水(20mL)で希釈し、EtOAc(20mL×3)で抽出した。有機層を乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(EtOAc:ヘキサン=3:7)で精製して、化合物10を黄色固体(50mg、0.12mmol、収率44%)として得た。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
MeOH(5mL)中化合物10(35mg、0.083mmol)を含む丸底フラスコに木炭上パラジウム(10mg)を加えた。フラスコを水素ガスでパージし、水素雰囲気下で終夜撹拌した。反応混合物をシリカゲル断片で濾過し、濃縮して、アミン中間体(23mg)を得た。DCM(1mL)中2−フルオロプロパン酸(10.87mg、0.118mmol)を含むバイアルにEDC(22.64mg、0.118mmol)およびDMAP(1mg)を添加した。該混合物を室温で5分間撹拌した。上記アミン中間体をDCM(1mL)に溶解させ、反応バイアルに滴加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。次いで、反応混合物を水(3mL)で洗浄し、濃縮した。残渣をHCl(ジオキサン4.0M、5mL)に再溶解させ、終夜撹拌した。該混合物を濃縮し、HPLCで精製して、CB−27(12mg、0.026mmol、収率31%)を得た。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
4−(ベンジルオキシ)−N−(4−ニトロフェニル)アニリン1:オーブン乾燥させたフラスコにPd(OAc)2(81mg、0.36mmol)および(s)−(−)−BINAP(336mg、0.54mmol)で充填した後、トルエン(10mL)を充填した。該混合物をAr下で室温にて5分間撹拌した。この混合物に対して、4−ニトロヨードベンゼン(3.0g、12mmol)、塩酸4−ベンジルオキシアニリン(3.39g、14.4mmol)、Cs2CO3(9.8g、30mmol)およびトルエン(40mL)を添加した。得られた混合物をAr下で100℃にて16時間加熱し、次いで室温まで冷却し、H2O(100mL)に注いだ。層を分離した。水層をEtOAc(3×20mL)で抽出した、一緒にした有機層を塩水(2×20mL)で洗浄し、(MgSO4で)乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、5〜40%EtOAc/ヘキサン)により精製して、所望の生成物として橙色の固体(1.2g、31%)を得た。
Figure 2011512354
3−(ベンジルオキシ)−9−ニトロ−9H−カルバゾール2:酢酸(20mL)中4−(ベンジルオキシ)−N−(4−ニトロフェニル)アニリン1(0.5g、1.56mmol)およびPd(OAc)2(0.8g、3.56mmol)の混合物を還流させ、TLCによって監視した。2時間還流させた後、TLCは、出発材料が存在しないこと示した。それを真空中で濃縮して酢酸を除去した。残渣をEtOAc(30mL)で希釈し、H2O(20mL)、飽和NaHCO3溶液(2×20mL)、塩水(20mL)で洗浄し、次いで(MgSO4)で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、5〜40%EtOAc/ヘキサン)により精製して、所望の生成物2を暗黄色の固体(100mg、20%)として得た。
Figure 2011512354
3−アミノ−6−(ベンジルオキシ)−9H−カルバゾール3:EtOH(20mL)中3−(ベンジルオキシ)−9−ニトロ−9H−カルバゾール2(100mg、0.31mmol)およびCu(OAc)2(57mg、0.31mmol)の懸濁液に対してNaBH4(240mg、6.3mmol)を添加した。得られた混合物を室温で3時間撹拌し、次いで真空中で濃縮した。残渣をH2O(30mL)に溶解させ、EtOAc(2×30mL)で抽出した。一緒にした有機層を(MgSO4)で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して固体(90mg)を得た。それをさらに精製せずに次の工程にそのまま使用した。
Figure 2011512354
6−(ベンジルオキシ)−N−メチル−9H−カルバゾール−3−アミン4:MeOH(20mL)中3−アミノ−6−(ベンジルオキシ)−9H−カルバゾール3(90mg、0.31mmol)およびパラホルムアルデヒド(47mg、1.57mmol)の懸濁液に対してMeOH(0.32mL、1.56mmol)中NaOMeの溶液を添加した。得られた混合物を80℃で1時間加熱し、次いでNaBH4(59mg、1.55mmol)を添加した。得られた混合物を80℃で2時間加熱し、室温まで冷却した。この溶液に対してNaOH(1N、30mL)を添加した。次いで、混合物をCH2Cl2(3×20mL)で抽出した。一緒にした有機層を(MgSO4)で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮して褐色の固体(93mg、100%)を得た。それをさらに精製せずに次の工程にそのまま使用した。
Figure 2011512354
6−(メチルアミノ)−9H−カルバゾール−3−オール5:MeOH(10mL)中6−(ベンジルオキシ)−N−メチル−9H−カルバゾール−3−アミン4(93mg、0.31mmol)、Pd/C(10mg)および酢酸(10滴)の混合物を室温で1.5時間にわたって水素化した。それを短いセライトパッドに通した。濾液を真空中で濃縮して、所望の生成物5(66mg)を得た。それをさらに精製せずに次の好適にそのまま使用した。MS:m/z=213(M+H++
[3−(ベンジルオキシ)−6−(ジメチルアミノ)−9H−カルバゾール−9−イル]メタノール7:アセトニトリル(30mL)中6−(ベンジルオキシ)−N−メチル−9H−カルバゾール−3−アミン4(110mg、0.38mmol)およびホルムアルデヒド水溶液(37%、1.0mL)に対してNaB(OAc)3(323mg、1.52mmol)を添加した。得られた混合物を室温で6時間撹拌し、次いで濃縮した。残渣をH2O(30mL)に溶解させ、CH2Cl2(2×30mL)で抽出した。一緒にした有機層を(MgSO4)で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮して所望の生成物(0.12g)を得た。それをさらに精製せずに次の工程にそのまま使用した。MS:m/z=347(M+H++
6−(ジメチルアミノ)−9−(メトキシメチル)−9H−カルバゾール−3−オール8:MeOH(15mL)中[3−(ベンジルオキシ)−6−(ジメチルアミノ)−9H−カルバゾール−9−イル]メタノール7(120mg)、Pd/C(100mg)および酢酸(触媒量)の混合物を室温で4時間にわたって水素化した。それを短いセライトパッドで濾過した。濾液を真空中で濃縮して、所望の生成物(94mg、100%)を得た。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
O−アルキル化カルバゾール誘導体を調製するための一般的手順。DMF(10mL)中カルバゾール−3−オール誘導体(1当量)およびCs2CO3(1.5当量)の溶液に対してDMF(1.0mL)中2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エチル−4−メチルベンゼンスルホネート(1.2当量)の溶液を添加した。得られた混合物を室温で終夜撹拌し、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、5〜50%EtOAc/ヘキサン)により精製して所望の生成物を得た。
6−(2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)−N−メチル−9H−カルバゾール−3−アミン6:(3mg、5%)。
Figure 2011512354
6−(2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)−9−(メトキシメチル)−N,N−ジメチル−9H−カルバゾール−3−アミン9:(50mg、36%)。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
アシル化カルバゾール誘導体を調製するための一般的手順:DMF(3.0mL)中2−(2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)−9H−カルバゾール(1.0当量)の溶液に対してNaH(過剰)を添加した。室温で5分間撹拌した後、ハロゲン化アシル(過剰)を添加した。得られた混合物を室温で終夜撹拌し、次いで真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、0〜40%EtOAc/ヘキサン)により精製して所望の生成物を得た。
Figure 2011512354
1−(2−(2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)−9H−カルバゾール−9−イル)エタノン:(4mg、36%)
Figure 2011512354
Figure 2011512354
1−(2−(2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)−9H−カルバゾール−9−イル)フェニルメタノン(51mg、78%)
Figure 2011512354
Figure 2011512354
化合物2−(7−ホルムアミド−9H−カルバゾール−2−イルオキシ)エチル4−メチルベンゼンスルホネート(AD−CB−012P−WZ02039)を、N−(7−ヒドロキシ−9H−カルバゾール−2−イル)ホルムアミド(100mg)およびエタン−1,2−ジイルビス(4−メチルベンゼンスルホネート)(325mg)から、AD−CB−012S−WZ01185を調製するための手順と同じ手順を使用して調製した(白色固体、22mg、12%)。主なロトマー:
Figure 2011512354
Figure 2011512354
化合物N−(7−(4−フルオロブトキシ)−9H−カルバゾール−2−イル)ホルムアミド(AD−CB−30S−WZ02055)を、N−(7−ヒドロキシ−9H−カルバゾール−2−イル)ホルムアミド(20mg)および1−ブロモ−4−フルオロブタン(27mg)から、AD−CB−012S−WZ01185)を調製するための手順と同じ手順を使用して調製した(白色固体、11mg、42%)。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
WZ02045の調製:
40mLのDCM中4−クロロ−3−ニトロアニリン(2.5g、14.5mmol)に対してTEA(2.9g、29mmol)、DMAP(177mg、1.45mmol)および二炭酸ジ−tert−ブチル(4.7g、21.7mmol)を添加した。該混合物を室温で24時間撹拌し、濃縮した。残渣をEt2O(100mL)で希釈し、塩水(100mL)、水(100mL)、0.5MのHCl(2×100mL)および塩水(100mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濃縮した。粗製物をシリカクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)によって精製して、tert−ブチル4−クロロ−3−ニトロフェニルカルバメート(WZ02045)を黄色固体(1.5g、38%)として得た。MS(ESI)m/z295(M+Na+
WZ02049の調製:
tert−ブチル−4−クロロ−3−ニトロフェニルカルバメート(818mg、3mmol)、2−(ベンジルオキシ)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン(933mg、3mmol)、テトラキシ(トリフェニルホスフィン)パラジウム(104mg、0.09mmol)、10mlのジオキサンおよび6mLの1MのNa2CO3の混合物を還流させながら15時間加熱した。それを50mLのEt2Oで希釈し、塩水(2×50mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濃縮した。粗製物をシリカクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)によって精製して、tert−ブチル4−(6−(ベンジルオキシ)ピリジン−3−イル)−3−ニトロフェニルカルバメート(WZ02049)を黄色ワックス(1.2g、95%)として得た。MS(ESI)m/z444(M+Na+
WZ02057の調製:
2mLの亜リン酸トリエチル中上記化合物(800mg、1.9mmol)の懸濁液を148℃で15時間加熱した。冷却後、それを減圧下で濃縮して揮発物を除去した。粗製物をシリカクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)によって精製して、tert−ブチル2−(ベンジルオキシ)−9H−ピリド[2,3−b]インドール−7−イルカルバメート(WZ02057)をオフホワイトの固体(400mg、54%)として得た。MS(ESI)m/z390(M+H+
WZ02061の調製:
80mLのMeOHに溶解させた上記化合物(220mg、0.56mmol)に対して活性炭素上パラジウム(80mg)を添加した。該混合物を室温にてH2雰囲気下で15時間撹拌した。固体を濾過し、濾液を濃縮して、tert−ブチル2−ヒドロキシ−9H−ピリド[2,3−b]インドール−7−イルカルバメート(WZ02061)を白色固体(105mg、100%)として得た。この物質を精製せずに次の反応にそのまま使用した。MS(ESI)m/z300(M+H+
WZ02063の調製:
1nLのNMP中上記化合物(50mg、0.167mmol)に対して2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エチル4−メチルベンゼンスルホネート(76mg、0.25mmol)およびCs2CO3(65mg、0.2mmol)を添加した。該混合物を室温で15時間撹拌し、Et2O(40mL)で希釈し、水(3×30mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濃縮した。粗製物をシリカクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)によって精製して、tert−ブチル2−(2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)−9H−ピリド[2,3−b]インドール−7−イルカルバメート(WZ02063)を透明ワックス(45mg、62%)として得た。MS(ESI)m/z434(M+H+
AD−CB−032S−WZ02067の調製:
上記化合物(45mg、0.1mmol)を室温で5時間にわたって2mLのジオキサン溶液中4MのHClで処理し、減圧下で濃縮した。残渣をエーテル(5mL)で洗浄し、高真空下で乾燥させて、2−(2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)−9H−ピリド[2,3−b]インドール−7−アミン塩酸塩(AD−CB−032S−WZ02067)を淡黄色固体(23mg、62%)として得た。
Figure 2011512354
2−(2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)−N−メチル−9H−ピリド[2,3−b]インドール−7−アミン:AD−CB−034S−WZ02069の調製
化合物AD−CB−034S−WZ02069を、2−(2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)−9H−ピリド[2,3−b]インドール−7−アミン塩酸塩(AD−CB−032S−WZ02067、20mg)から、AD−CB−004Sを調製するための手順と同じ手順を使用して調製した(10mg、53%)。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
WZ02013の調製:
10mLのDMFおよび20mLのDCM中9H−カルバゾール−2−オール(915mg、5mmol)に対してTEA(1.0g、10mmol)を添加した後、塩化アシル(589mg、7.5mmol)を0℃で添加した。次いで、反応混合物を室温で1時間撹拌し、氷(50g)上に注いだ。該混合物をEtOAc(2×60mL)で抽出し、一緒にした有機相をMgSO4で乾燥させ、濃縮した。粗製物をシリカクロマトグラフィーによって精製して、酢酸9H−カルバゾール−2−イル(WZ02013)をオフホワイトの固体(800mg、71%)として得た。MS(ESI)m/z348(M+H+
WZ02025の調製:
DCM(40mL)中酢酸塩9H−カルバゾール−2−イル(500mg、2.2mmol)の溶液に対して25mLのDCM中NBSの溶液を室温で滴加した。反応混合物を暗所で5時間撹拌した。水(3×50mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濃縮した。粗製物をシリカクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)によって精製して、酢酸6−ブロモ−9H−カルバゾール−2−イル(WZ02025)をオフホワイトの固体(250mg、17%の二臭素化物を含む)として得た。MS(ESI)m/z305(M+H+
W138の調製:
30mLのMeOH中酢酸6−ブロモ−9H−カルバゾール−2−イル(200mg、0.65mmol)および4mLの1.0MのLiOH水溶液の懸濁液を5時間撹拌した。それを1MのHClで中和し、濃縮した。粗製物をシリカクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン)によって精製して、6−ブロモ−9H−カルバゾール−2−オール(W138)をオフホワイトの固体(125mg、15%の二臭素化物を含む)として得た。
Figure 2011512354
アミロイド(AD患者の脳薄片)を使用したex vivo競合アッセイ
オートラジオグラフィー染色
[18F]−CB−001によるAD患者の脳のアミロイドオートグラフィー染色(ex vivo)は、アミロイド結合が良好であり、白質結合がほとんど/全くないことを示している。
Figure 2011512354
AD脳薄片に対する[18F]−CB001競合試験は、可逆的斑結合およびPiBとの競合が存在し、白質結合がほとんど/全くないことを実証している。
Figure 2011512354
カルバゾール類のAD造影剤は、他の研究者によって実施された、既に確定された結果と比較して、驚くほど良好な質を示す。先行技術のデータは、LogP値が大きい化合物ほどアミロイド親和性が高いが、これらの同じ化合物の非特異的結合も強い、すなわち脳洗浄が弱いことを示唆している(J.Molecular Neuroscience 2003,20,255−260)。本出願の開示された試験では、LogP値の代わりにcLogP値を使用した。
4つの異なるトレーサ:CB−001、CB−003、FDDNPおよびF−PiBについての灰質対白質結合比を調べるための試験を実施した。既知のカルバゾール含有造影剤である18F−フルオロカルバゾールは、FDDNPおよびPiBと比較してcLogP値が小さく(2.77)、β−アドレナリン受容体に競合的に特異的に吸収されるため、この試験で調査されなかった。加えて、18F−フルオロカルバゾールがAD斑に結合することを示唆する先行技術のデータは存在しない。AD患者のヒト脳切片を30分間にわたって所定のトレーサとともにインキュベートした後、灰質対白質比を最適化する目的で、薄片を様々なEtOH:水溶液で洗浄した。それらの結果は、驚くべきものであり、他の研究者によって実施された先の研究から予測できなかった。CB−001は、FDDNPよりわずかに高いcLogPを有し(3.8対3.4)、これらの値に基づいて、FDDNPより洗浄が弱いと想定される。しかし、cLogP値が異なるが、CB−001は、FDDNPと比較して、非特異的結合の傾向が小さく、はるかに良好な灰質対白質比を示す(上記のセクション「オリジナル洗浄」参照)。より具体的には、FDDNPの白質結合は、CB−001の白質結合より数シェード暗く、それは、CB−001の非特異的結合が小さいことを示している。対照的に、3.99のcLogP値を有するF−PiBもCB−001と同様の合理的な結合比をも示すが、非常に弱い全体信号を示す。洗浄データは、カルバゾールが、それらの独自の結合および洗浄特性により、AD関連標的を造影するための実用的かつ新規の標的であることを示唆している。
これらの結果を拡大するために、cLogP値がFDDNPと類似するCB−003、トレーサを調製して試験した。過酷な洗浄条件よりはるかに緩い洗浄条件を使用すると、CB−003は、FDDNP、PiBおよびCB−001から得られる結果よりはるかに優れた灰質対白質結合比を示した。これらの良好かつ独自の結果は、CB−003が生体系においてより良好な脳洗浄力を有するため、より特異的な吸収および非特異的結合の低下を招き、FDDNPおよびPiB映像と比較して明らかな利点をもたらす。
Figure 2011512354
* 公開されているFDDNP洗浄条件:CB−1またはCB−3トレーサーの30分間のインキュベーション、PBS洗浄(5分間)、70%EtOH:水(1分間)、90%EtOH:水(1分間)、70%EtOH:水(1分間)、PBS(5分間)。脳薄片は20μmの厚さであった。
** 緩い洗浄条件:CB−1またはCB−3トレーサーの30分間のインキュベーション、PBS洗浄(5分間)、30%EtOH:水(2分間)、40%EtOH:水(2分間)、20%EtOH:水(2分間)、PBS(5分間)。脳薄片は20μmの厚さであった。
それらの結果は、1)濃度の増加に伴ってPiBが[18F]−CB001染色を阻止し、それにより、2つの化合物が同一のアミロイド結合ポケットをめぐって競合することが示唆され;2)PiBが、低温CB001と同じ強度でトレーサ結合を阻止し、それにより、双方が類似した結合親和性を有することが示唆され;3)FDDNPが、そのより低いアミロイド結合親和性のために、[18F]−CB001染色を阻止する能力がはるかに小さいことを実証するものである。
Figure 2011512354
このデータは、以下の順序の(非特異的)白質結合を示唆している:
FDDNP>CB001>[18F]−PiB>CB003
Figure 2011512354
Figure 2011512354
Figure 2011512354
これらのCB関連トレーサをAD造影剤として採用することの効率性をさらに実証するために、CB−003を使用して、健康な脳とADの脳とを明確に差別化した。より具体的には、緩い洗浄プロトコルを使用することによって、アミロイド沈着が、灰質においてはっきりと見え、白質での吸収はほとんどなかった。それらの結果は、抗体IHCおよびチオフラビングTアミロイド染色の双方によって実証され、吸収の特異性が確認された。これらの驚くべき結果は、このトレーサが、白質から迅速に洗浄され、AD斑に特異的な灰質での吸収が有意に大きいことを実証している。
カルバゾールは、ヒトAD脳における同一の結合部位をめぐって18F−PiBと直接競合する。この驚くべき結果は、それらの構造が類似しておらず、CB−003には、AD斑に対する結合に不可欠と思われるフェノールOHおよび末端NH−Me基が欠如していることから、予測不可能である。CB−003は、これらの官能基の両方が欠如しているが、ヒトAD脳における結合部位をめぐって18−PiBと競合する。その構造が単純であるため、CB−001およびCB−003の標識収率は、極めて高く、18F−PiBの標識収率よりはるかに良好である。
表面プラズモン共鳴(SPR)アッセイ
可溶性ADオリゴマー、ポリマーおよび原線維に結合する様々な化合物を試験するために、金表面固定票的タンパク質にリガンドを導入し、得られた結合速度および解離速度を測定するBiacore測定器を使用してアッセイを展開した。
Figure 2011512354
カルバゾール類は、また、可溶性凝集体(262nM)より不溶性凝集体(9nM)に対して有利かつ優先的に結合する独自の驚くべき能力を示した。PiBは、また、不溶性凝集体(16nM)に対して十分に結合するばかりでなく、可溶性凝集体(48nM)に対しても本質的に等しく結合する。トレーサの不溶性凝集体に対する結合と可溶性凝集体に対する結合とを差別化することが好適である造影用途では、CB−003が与える結合比はより大きく29:1であるのに対して、PiBが与える比はわずかに3:1である。したがって、CB−003は、PiBと比べてより選択的な結合情報を与えることができる。それらの結果は、1)可溶性凝集体結合ではPIB>CB3>CB4>であり;2)不溶性凝集体結合では、PIB=CB3>CB4であることを示している。
Figure 2011512354
Figure 2011512354
それらの結果は、1)WTマウスとAppマウスが脳におけるトレーサ滞留時間に統計的に有意な差を示し;2)Appマウスが、WTマウスと比較して25%大きい脳/筋肉比を示すことを実証している。カルバゾールは、(WTおよびAPPの両方について)マウス脳への驚くほど大きい吸収を示すとともに、APPマウスからWTマウスを区別できるように十分に遅い洗浄を示す。本明細書に提示されている理論に束縛されることなく、これらの結果の背景にある理由は、CB−003が、18F−PiBより速い洗浄速度を有するためであると考えられ、それは染色データと一致する。18F−PiBは、合理的な灰質対白質比を得るために、過酷な洗浄条件を必要とする。CB−003の迅速な洗浄は、恐らくはその小さい非特異的結合の主な要因であるが、洗浄は、WTをAPPと差別化するのに十分に遅い。これは、カルバゾールが、先行技術のデータから明らかでないヒトAD脳における優れた洗浄および滞留特性の独自の組合せを示すことを示唆するものである。中性化合物であるCB−003は、また、メチレンブルーなどの両性イオン系造影剤と比較してより大きい吸収値を潜在的に有することになる。
Figure 2011512354

Claims (48)

  1. 式I〜式VIの放射能標識化合物およびその薬学的に許容される塩であって、
    Figure 2011512354
    [式中、
    式Iについては、
    AはNまたはCR1であり;BはNまたはCR2であり;JはNまたはCR3であり;KはNまたはCR4であり;LはNまたはCR5であり;MはNまたはCR6であり;PはNまたはCR7であり;QはNまたはCR8であり、A、B、J、K、L、M、PおよびQの3つ以上がNになることはなく;
    Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
    1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはR1およびR2、R2およびR3、R3およびR4、R5およびR6、R6およびR7またはR7およびR8の少なくとも1組は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、置換または非置換芳香族または非芳香族炭素環式または複素環式環を形成し;
    1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8の少なくとも2つが水素であり;
    9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
    各R10は、独立してHまたはC1-6アルキルであり;
    式Iの化合物は、2−フルオロエチル6−フルオロ−4−メトキシ−9H−ピリド[3,4−b]インドール−3−カルボキシレート、2−フルオロプロピル6−フルオロ−4−メトキシ−9H−ピリド[3,4−b]インドール−3−カルボキシレート、9H−ピリド[3,4−b]インドール−3−カルボキシレート、9H−ピリド[3,4−b]インドール−3−チオカルボキシレート、9H−ピリド[3,4−b]インドール−3−カルボキサミド、9H−ピリド[3,4−b]インドール−3−カルブイミデート、β−カルボリン−3−カルボキシレート、β−カルボリン−3−チオカルボキシレート、β−カルボリン−3−カルボキサミド、β−カルボリン−3−カルブイミデート;(S)−4−(3−(3−(2’−18F]−フルオロエチルアミノ)−2−ヒドロキシプロポキシ)−カルバゾール、R、S、SSおよびSR−1’−[18F]−フルオロカラゾロール(FCAR)および[11C]−カラザロール(CAR)、(S)−(−)−4−(2−ヒドロキシ−3−(1’−[18]フルオロイソプロピル)−アミノプロポキシ)カルバゾール、7−(2−フルオロエトキシ)−1−メチル−9H−β−カルボリン、7−(2−フルオロプロポキシ)−1−メチル−9H−β−カルボリン、7−[2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ]−1−メチル−9H−β−カルボリン、7−{2−[2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ]エトキシ}−1−メチル−9H−β−カルボリンおよびカルバゾリル−(4)−オキシプロパノールアミンおよびそれらの誘導体からなる群から選択される化合物でなく;
    放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む放射能標識化合物、およびその薬学的に許容される塩であり;
    式IIについては、
    Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
    1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはR1およびR2、R2およびR3、R3およびR4、R5およびR6、R6およびR7またはR7およびR8の少なくとも1組は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、置換または非置換芳香族または非芳香族炭素環式または複素環式環を形成し;
    1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8の少なくとも2つが水素であり;
    9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
    各R10は、独立してHまたはC1-6アルキルであり;
    放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む放射能標識化合物、およびその薬学的に許容される塩であり;
    式IIIについては、
    YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、それぞれ独立して結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群からそれぞれ独立して選択され;
    5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはR5およびR6、R6およびR7またはR7およびR8の少なくとも1組は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、置換または非置換芳香族または非芳香族炭素環式または複素環式環を形成し;
    5、R6、R7およびR8の少なくとも1つが水素であり;
    各R10は、独立してHまたはC1-6アルキルであり;
    11およびR12は、それぞれ独立して不在であり、または水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む放射能標識化合物、およびその薬学的に許容される塩であり;
    式IVについては、
    Wは、Oまたは−N−X−R9であり;
    Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
    YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、それぞれ独立して結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはYは、
    Figure 2011512354
    であり、R12は不在であり;
    1、R2、R3およびR4は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはR5およびR6、R6およびR7またはR7およびR8の少なくとも1組は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、置換または非置換芳香族または非芳香族炭素環式または複素環式環を形成し;
    1、R2、R3およびR4の少なくとも1つが水素であり;
    5、R6、R7、R8およびR0は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
    各R10は、独立してHまたはC1-6アルキルであり;
    11およびR12は、それぞれ独立して不在であり、または水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキルC6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む放射能標識化合物、およびその薬学的に許容される塩であり;
    式Vについては、
    Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
    5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C2-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはR5およびR6は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、置換または非置換芳香族または非芳香族炭素環式または複素環式環を形成し;
    9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
    各R10は、独立してHまたはC1-6アルキルであり;
    放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む放射能標識化合物、およびその薬学的に許容される塩であり;
    式VIについては、
    Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
    Yは結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群から選択され;
    5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはR5およびR6は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、置換または非置換芳香族または非芳香族炭素環式または複素環式環を形成し;
    9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
    各R10は、独立してHまたはC1-6アルキルであり;
    11は、水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
    1〜R12の少なくとも1つは、本明細書に定義されている放射能標識を含み;
    放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む]の放射能標識化合物およびその薬学的に許容される塩。
  2. 式Iについては、
    AはNまたはCR1であり;BはNまたはCR2であり;JはNまたはCR3であり;KはNまたはCR4であり;LはNまたはCR5であり;MはNまたはCR6であり;PはNであり;QはNまたはCR8であり;
    Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−および−C(S)O−からなる群から選択され;
    1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはR1およびR2、R2およびR3、R3およびR4、R5およびR6、R6およびR7またはR7およびR8の少なくとも1組は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、置換または非置換芳香族または非芳香族炭素環式または複素環式環を形成し;
    式IIについては、
    Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−および−C(S)O−からなる群から選択され;
    1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはR1およびR2、R2およびR3、R3およびR4、R5およびR6、R6およびR7またはR7およびR8の少なくとも1組は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、置換または非置換芳香族または非芳香族炭素環式または複素環式環を形成し;
    式IIIについては、
    YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、アミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群からそれぞれ独立して選択され;
    5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C2-5アルコキシ、ハロ−C2-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはR1およびR2、R2およびR3、R3およびR4、R5およびR6、R6およびR7またはR7およびR8の少なくとも1組は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、置換または非置換芳香族または非芳香族炭素環式または複素環式環を形成し;
    式IVについては、
    Wは、Oまたは−N−X−R9であり;
    1、R2、R3およびR4は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはR1およびR2、R2およびR3またはR3およびR4の少なくとも1組は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、置換または非置換芳香族または非芳香族炭素環式または複素環式環を形成し;
    式Vについては、
    Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
    5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C2-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
    式VIについては、
    Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
    Yは結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群から選択され;
    5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
    11は、不在であり、または水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
    放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む、請求項1に記載の放射能標識化合物およびその薬学的に許容される塩。
  3. 式Iについては、
    AはNまたはCR1であり;BはNまたはCR2であり;JはNまたはCR3であり;KはNまたはCR4であり;LはNまたはCR5であり;MはNまたはCR6であり;PはNまたはCR7であり;QはNまたはCR8であり、A、B、J、K、L、M、PおよびQの3つ以上がNになることはなく;
    Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
    1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−およびC1-3アルキル(OCH2CH21-6O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    式IIについては、
    Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
    1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−およびC1-3アルキル(OCH2CH21-6O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    式IIIについては、
    YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、それぞれ独立して結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群からそれぞれ独立して選択され;
    5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−およびC1-3アルキル(OCH2CH21-6O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    式IVについては、
    Wは、Oまたは−N−X−R9であり;
    Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
    YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、それぞれ独立して結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群からそれぞれ独立して選択され;
    1、R2、R3およびR4は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−およびC1-3アルキル(OCH2CH21-6O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    式Vについては、
    Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
    5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−およびC1-3アルキル(OCH2CH21-6O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    式VIについては、
    Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
    Yは、R11が不在のときは、結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群から選択され;
    5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−およびC1-3アルキル(OCH2CH21-6O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む、請求項2に記載の化合物およびその薬学的に許容される塩。
  4. 式Iについては、
    AはNまたはCR1であり;BはNまたはCR2であり;JはNまたはCR3であり;KはNまたはCR4であり;LはNまたはCR5であり;MはNまたはCR6であり;PはNまたはCR7であり;QはNまたはCR8であり、A、B、J、K、L、M、PおよびQの3つ以上がNになることはなく;
    Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
    1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    式IIについては、
    Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
    1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはハロ−C2-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    式IIIについては、
    YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、それぞれ独立して結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群からそれぞれ独立して選択され;
    5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、FCH2CH2−(OCH2CH21-6O−、ハロC1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    式IVについては、
    Wは、Oまたは−N−X−R9であり;
    Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
    YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、それぞれ独立して結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C2-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群からそれぞれ独立して選択され;
    1、R2、R3およびR4は、それぞれ独立して水素であり、またはハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    式Vについては、
    Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
    5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    式VIについては
    Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
    Yは、R11が不在のときは、結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群から選択され;
    5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む、請求項1に記載の化合物およびその薬学的に許容される塩。
  5. 式Iについては、
    AはNまたはCR1であり;BはNまたはCR2であり;JはNまたはCR3であり;KはNまたはCR4であり;LはNまたはCR5であり;MはNまたはCR6であり;PはNまたはCR7であり;QはNまたはCR8であり、A、B、J、K、L、M、PおよびQの3つ以上がNになることはなく;
    Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
    1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはC3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    式IIについては、
    Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
    1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはC3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    式IIIについては、
    YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、それぞれ独立して結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群からそれぞれ独立して選択され;
    5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはC3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    式IVについては、
    Wは、Oまたは−N−X−R9であり;
    Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
    YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、それぞれ独立して結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C2-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群からそれぞれ独立して選択され;
    1、R2、R3およびR4は、それぞれ独立して水素であり、またはC3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    式Vについては、
    Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
    5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはC3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    式VIについては、
    Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
    Yは、R11が不在であるときは、結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C2-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群からそれぞれ独立して選択され;
    5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはC3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む、請求項1に記載の化合物およびその薬学的に許容される塩。
  6. 式Iおよび式IIについては、
    Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
    1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはR1およびR2、R2およびR3、R3およびR4、R5およびR6、R6およびR7またはR7およびR8の少なくとも1組は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、置換または非置換芳香族または非芳香族炭素環式または複素環式環を形成し;
    1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8の少なくとも2つが水素であり;
    9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ(CH2CH21-6−;ハロCH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O(CO)−およびハロCH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
    各R10は、独立してHまたはC1-6アルキルであり;
    式IIIについては、
    YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、それぞれ独立して結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群からそれぞれ独立して選択され;
    5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはR1およびR2、R2およびR3、R3およびR4、R5およびR6、R6およびR7またはR7およびR8の少なくとも1組は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、置換または非置換芳香族または非芳香族炭素環式または複素環式環を形成し;
    5、R6、R7およびR8の少なくとも2つが水素であり;
    9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
    各R10は、独立してHまたはC1-6アルキルであり;
    式IVについては、
    Wは、Oまたは−N−X−R9であり;
    Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
    YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、それぞれ独立して結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群からそれぞれ独立して選択され;
    1、R2、R3およびR4は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはR1およびR2、R2およびR3またはR3およびR4の少なくとも1組は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、置換または非置換芳香族または非芳香族炭素環式または複素環式環を形成し;
    1、R2、R3およびR4の少なくとも2つが水素であり;
    9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
    各R10は、独立してHまたはC1-6アルキルであり;
    式Vについては、
    Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
    5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
    各R10は、独立してHまたはC1-6アルキルであり;
    式VIについては、
    Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
    Yは、R11が不在のときは、結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C2-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群から選択され;
    5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
    各R10は、独立してHまたはC1-6アルキルであり;
    放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む、請求項1に記載の放射能標識化合物およびその薬学的に許容される塩。
  7. 式Iおよび式IIについては、
    1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−およびC1-3アルキル(OCH2CH21-6O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    式IIIについては、
    5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−およびC1-3アルキル(OCH2CH21-6O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    式IVについては、
    1、R2、R3およびR4は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−およびC1-3アルキル(OCH2CH21-6O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    式Vおよび式VIについては、
    5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−およびC1-3アルキル(OCH2CH21-6O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む、請求項6に記載の化合物およびその薬学的に許容される塩。
  8. ハロ−C1-6アルキル、ハロ−C2-5アルコキシ、ハロ−C2-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、ハロ−CH2CH2(OCH2CH21-6O−、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−、ハロ−C2-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C2-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−から選択される基のハロ部分は、フルオロ、ヨードおよびブロモからなる群から選択される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物。
  9. 式Iおよび式IIについては、
    1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはハロ−C2-5アルコキシ、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、ハロ−C2-3アルキル(OCH2CH21-6O−、F−CH2CH2O−、F−CH2CH2−(OCH2CH21-6O−、ハロC2-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロC2-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびハロC2-5アルキルNR10C(O)−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    式IIIについては、
    5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはハロ−C1-5アルコキシ、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、ハロ−C2-3アルキル(OCH2CH21-6O−、F−CH2CH2O−、F−CH2CH2−(OCH2CH21-6O−、ハロC2-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロC2-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびハロC2-5アルキルNR10C(O)−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    式IVについては、
    1、R2、R3およびR4は、それぞれ独立して水素であり、またはハロ−C1-5アルコキシ、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、ハロ−C2-3アルキル(OCH2CH21-6O−、F−CH2CH2O−、F−CH2CH2−(OCH2CH21-6O−、ハロC2-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロC2-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびハロC2-5アルキルNR10C(O)−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    式Vおよび式VIについては、
    5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはハロ−C1-5アルコキシ、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、ハロ−C2-3アルキル(OCH2CH21-6O−、F−CH2CH2O−、F−CH2CH2−(OCH2CH21-6O−、ハロC2-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロC2-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびハロC2-5アルキルNR10C(O)−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む、請求項6に記載の化合物およびその薬学的に許容される塩。
  10. 式Iおよび式IIについては、
    1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはC1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリール、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    式IIIについては、
    5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはC1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリール、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    式IVについては、
    1、R2、R3およびR4は、それぞれ独立して水素であり、またはC1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリール、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    式Vおよび式VIについては、
    5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはC1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む、請求項6に記載の化合物およびその薬学的に許容される塩。
  11. 式Iおよび式IIについては、
    1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはF−C1-6アルキル、F−C1-5アルコキシ、F−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、F−CH2CH2O−、F−CH2CH2−(OCH2CH21-6O−、4−(F−C1-6アルキル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル−(C2-5アルコキシ)、F−C2-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、F−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびF−C1-5アルキルNR10C(O)−からなる群から選択され;
    式IIIについては、
    5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはF−C1-6アルキル、F−C1-5アルコキシ、F−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、F−CH2CH2O−、F−CH2CH2−(OCH2CH21-6O−、4−(F−C1-6アルキル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル−(C2-5アルコキシ)、F−C2-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、F−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびF−C1-5アルキルNR10C(O)−からなる群から選択され;
    式IVについては、
    1、R2、R3およびR4は、それぞれ独立して水素であり、またはF−C1-6アルキル、F−C1-5アルコキシ、F−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、F−CH2CH2O−、F−CH2CH2−(OCH2CH21-6O−、4−(F−C1-6アルキル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル−(C2-5アルコキシ)、F−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、F−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびF−C1-5アルキルNR10C(O)−からなる群から選択され;
    式Vおよび式VIについては、
    5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはF−C1-6アルキル、F−C1-5アルコキシ、F−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、F−CH2CH2O−、F−CH2CH2−(OCH2CH21-6O−、4−(F−C1-6アルキル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル−(C2-5アルコキシ)、F−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、F−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびF−C1-5アルキルNR10C(O)−からなる群から選択され;
    放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む、請求項6に記載の化合物およびその薬学的に許容される塩。
  12. 式Iおよび式IIについては、
    1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8の少なくとも4つが水素であり;
    式IIIについては、
    5、R6、R7およびR8の少なくとも2つが水素であり;
    式IVについては、
    1、R2、R3およびR4の少なくとも2つが水素であり;
    式Vおよび式VIについては、
    5およびR6の少なくとも1つが水素であり;
    放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む、請求項6に記載の化合物およびその薬学的に許容される塩。
  13. アミノ基は、NH2−、CH3NH−、(CH32N−、C1-3−アルキルNH−、F−C2-3−アルキルNH−、F−(C2-3−アルキルO)1-4−アルキル−NH−、(C1-3−アルキル)2N−、C1-6アルキルNH−、(C1-6アルキル)2N−、C3-6シクロアルキルNH−、(C3-6シクロアルキル)2N−、C3-12シクロアルキルC1-5アルキルNH−、C6-14アリールNH−、C6-10アリールC1-4アルキルNH−、ヘテロアリールNH−、C6-14アリールオキシNH−、C6-10アリールC1-4アルコキシNH−およびヘテロアリールオキシNH−からなる群から選択される、請求項1〜12のいずれか一項に記載の化合物。
  14. Xは結合であり、R9は水素である、式I、II、VおよびVIの請求項1〜13のいずれか一項に記載の化合物。
  15. 11C、15O、18F、123I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される少なくとも1つの放射性核種を含む、請求項1〜14のいずれか一項に記載の化合物。
  16. 2−(2−フルオロエトキシ)−9H−カルバゾール;
    9−(2−フルオロエチル)−9H−カルバゾール−2−オール;
    N−(2−フルオロエチル)−7−(2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エトキシ)−9H−カルバゾール−3−アミン;
    7−(2−フルオロエトキシ)−N,N−ジメチル−9H−カルバゾール−2−アミン;7−(2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)−N−メチル−9H−カルバゾール−3−アミン;
    1−(3,6−ジアミノ−9H−カルバゾール−9−イル)−3−(2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)プロパン−1−オン;
    N−(2−フルオロエチル)−2−ヒドロキシ−11H−ベンゾ[a]カルバゾール−3−カルボキサミド;
    2−(6−クロロ−9H−カルバゾール−2−イル)−N−(2−フルオロエチル)プロパンアミド;
    2−(6−フルオロ−9H−カルバゾール−2−イル)−N,N−ジメチルプロパンアミド;
    2−メトキシ−9H−カルバゾール;
    6−ヨード−2−メトキシ−9H−カルバゾール;
    2−(2−フルオロエトキシ)−9H−カルバゾール;
    9−(2−フルオロエチル)−9H−カルバゾール−2−オール;
    N−(2−フルオロエチル)−7−(2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エトキシ)−9H−カルバゾール−3−アミン;
    7−(2−フルオロエトキシ)−N,N−ジメチル−9H−カルバゾール−2−アミン;7−(2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)−N−メチル−9H−カルバゾール−3−アミン;
    1−(3,6−ジアミノ−9H−カルバゾール−9−イル)−3−(2−(2−(2−フルオロエトキシ)エトキシ)エトキシ)プロパン−1−オン;
    N−(2−フルオロエチル)−2−ヒドロキシ−11H−ベンゾ[a]カルバゾール−3−カルボキサミド;
    2−(6−クロロ−9H−カルバゾール−2−イル)−N−(2−フルオロエチル)プロパンアミド;および
    2−(6−フルオロ−9H−カルバゾール−2−イル)−N,N−ジメチルプロパンアミドである、請求項1に記載の放射能標識化合物。
  17. 式IIa
    Figure 2011512354
    [式中
    Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2からなる群から選択され;
    2、R3、R4、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    2、R3、R4、R6、R7およびR8の少なくとも2つが水素であり、R2、R3、R4、R6、R7、R8およびR9の少なくとも1つが放射能標識を含み;
    9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
    各R10は、独立してHまたはC1-6アルキルであり;
    放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む]の放射能標識化合物およびその薬学的に許容される塩。
  18. Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(O)O−および−N(R10)C(O)−からなる群から選択され;
    2、R3、R4、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはC1-3アルキルNH−、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択される、請求項17に記載の化合物。
  19. Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(O)O−および−N(R10)C(O)−からなる群から選択され;
    2、R4、R6およびR8は、それぞれ水素であり;
    3およびR7は、C1-3アルキルNH−、(C1-3アルキル)2N−、(ハロ−C1-6アルキル)N(C1-3アルキル)−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6N(C1-3アルキル)−、ハロ、ヒドロキシル、ハロ−C1-6アルキル、C6-10アリールC1-4アルキル、4−(ハロ−C1-6アルキル)−トリアゾール−1−イル)C2-5アルコキシ、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルC(O)−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    9は水素であり、またはハロ、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択される、請求項17に記載の化合物。
  20. 式III:
    Figure 2011512354
    [式中、
    YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、それぞれ独立して結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群からそれぞれ独立して選択され;
    5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはR5およびR6、R6およびR7またはR7およびR8の少なくとも1組は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、置換または非置換芳香族または非芳香族炭素環式または複素環式環を形成し;
    5、R6、R7およびR8の少なくとも1つが水素であり;
    各R10は、独立してHまたはC1-6アルキルであり;
    11およびR12は、それぞれ独立して不在であり、または水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    5〜R12の少なくとも1つが放射能標識を含み;
    放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む]の放射能標識化合物およびその薬学的に許容される塩。
  21. YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、アミノ、ハロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−およびハロ−CH2CH2O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C2-5アルコキシ、ハロ−C2-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C2-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−からなる群からそれぞれ独立して選択される、請求項20に記載の化合物。
  22. YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、それぞれ独立して結合であり、またはアミノ、ハロ、ヒドロキシル、−C(O)NH2、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−およびハロ−CH2CH2O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、FCH2CH2−(OCH2CH21-6O−、ハロC1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−からなる群からそれぞれ独立して選択される、請求項20に記載の化合物。
  23. YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、それぞれ独立して結合であり、またはアミノ、ハロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C2-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群からそれぞれ独立して選択され;
    5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立して水素であり、またはC3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択される、請求項20に記載の化合物。
  24. 式IV:
    Figure 2011512354
    [式中、
    Wは、Oまたは−N−X−R9であり;
    Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
    YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、それぞれ独立して結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはYは、
    Figure 2011512354
    であり、R12は不在であり;
    1、R2、R3およびR4は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはR5およびR6、R6およびR7またはR7およびR8の少なくとも1組は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、置換または非置換芳香族または非芳香族炭素環式または複素環式環を形成し;
    1、R2、R3およびR4の少なくとも1つが水素であり;
    5、R6、R7、R8およびR0は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
    各R10は、独立してHまたはC1-6アルキルであり;
    11およびR12は、それぞれ独立して不在であり、または水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    1〜R12の少なくとも1つが、本明細書に定義されている放射能標識を含み;
    放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む]の放射能標識化合物およびその薬学的に許容される塩。
  25. Wは、Oまたは−N−X−R9であり;
    Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−からなる群から選択され;
    1、R2、R3およびR4は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択される、請求項24に記載の化合物。
  26. Wは、Oまたは−N−X−R9であり;
    Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(O)O−および−N(R10)C(O)−からなる群から選択され;
    YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、それぞれ独立して結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群からそれぞれ独立して選択され;
    1、R2、R3およびR4は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、ヒドロキシル、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−およびC1-3アルキル(OCH2CH21-6O−からなる群からそれぞれ独立して選択される、請求項24に記載の化合物。
  27. WはOであり;
    YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、それぞれ独立して結合であり、またはアミノ、ハロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、ハロ−C2-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群からそれぞれ独立して選択され;
    1、R2、R3およびR4は、それぞれ独立して水素であり、またはハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−からなる群からそれぞれ独立して選択される、請求項24に記載の化合物。
  28. WはOであり;
    Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−および−C(O)O−からなる群から選択され;
    YおよびY’は、R11およびR12が不在であるときは、それぞれ独立して結合であり、またはアミノ、ハロ、ヒドロキシル、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−およびハロ−CH2CH2O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    1、R2、R3およびR4は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−およびハロ−CH2CH2O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはR1およびR2、R2およびR3またはR3およびR4の少なくとも1組は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、置換または非置換芳香族または非芳香族炭素環式または複素環式環を形成し;
    1、R2、R3およびR4の少なくとも2つが水素であり;
    9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
    各R10は、独立してHまたはC1-6アルキルである、請求項24に記載の化合物。
  29. 式VI:
    Figure 2011512354
    [式中、
    Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)O−、−C(S)O−、−N(R10)C(O)−、−N(R10)C(S)−、−S(O)N(R10)−および−N(R10)S(O)2−からなる群から選択され;
    Yは結合であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群から選択され;
    5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;あるいはR5およびR6は、それらが結合した炭素原子と一緒になって、置換または非置換芳香族または非芳香族炭素環式または複素環式環を形成し;
    9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
    各R10は、独立してHまたはC1-6アルキルであり;
    11は、水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
    1〜R12の少なくとも1つは、本明細書に定義されている放射能標識を含み;
    放射能標識は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iおよび77Brからなる群から選択される放射性核種を含む]の放射能標識化合物およびその薬学的に許容される塩。
  30. Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(O)O−からなる群から選択され;
    Yは結合であり、またはアミノ、ハロ、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロC1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−およびハロ−CH2CH2O−からなる群から選択され;
    5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはアミノ、ハロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシ、ヘテロアリールオキシ、C1-5アルキルNR10C(O)−、(C1-6アルキル)2NC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−、C1-5アルキルNR10C(O)O−、C1-5アルキルC(O)−、C1-5アルキルC(O)O−、C6-10アリールC(O)−およびC6-10アリールC(O)O−からなる群からそれぞれ独立して選択され;
    9は水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択され;
    11は、不在であり、または水素であり、またはハロ、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ハロ−(CH2CH21-6−;ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O(CO)−およびハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6(CO)−からなる群から選択される、請求項29に記載の化合物。
  31. Xは、結合であり、またはC1-6アルキレニル、−C(O)−、−C(O)O−からなる群から選択され;
    Yは、R11が不在であるときは、結合であり、またはアミノ、ハロ、ヒドロキシル、−SR10、−C(O)NH2、−C(S)NH2、ハロ−C1-6アルキル、ペルハロC1-6アルキル、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-5アルキル、C6-14アリール、C6-10アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、C1-5アルコキシ、H(OCH2CH21-6O−、C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、C3-6シクロアルコキシ、C3-12シクロアルキルC1-5アルコキシ、ヘテロアリールC2-5アルコキシ、C6-14アリールオキシ、C6-10アリールC1-4アルコキシおよびヘテロアリールオキシからなる群から選択され;
    5およびR6は、それぞれ独立して水素であり、またはハロ−C1-5アルコキシ、ハロ−C1-3アルキル(OCH2CH21-6O−、ハロ−CH2CH2O−、ハロ−CH2CH2−(OCH2CH21-6O−、ハロ−C1-6アルキルNR10C(O)CH(C1-5アルキル)−、ハロ−C1-6アルキルOC(O)CH(C1-5アルキル)−およびハロ−C1-5アルキルNR10C(O)−からなる群からそれぞれ独立して選択される、請求項29に記載の化合物。
  32. (a)請求項1〜31のいずれか一項に記載の化合物および(b)薬学的に許容される担体を含む、アミロイド沈着のin vivo造影のための医薬組成物。
  33. 哺乳動物におけるアルツハイマー病またはその素因を診断する方法であって、
    a)血液−脳障壁を通過して脳組織における可溶性ADオリゴマー、ポリマーおよび原線維に優先的に結合し、放射能標識フラボン、クマリン、カルバゾール、キノリノン、クロメノン、イミダゾールおよびトリアゾールならびにそれらの誘導体からなる群から選択される放射能標識化合物の診断有効量を哺乳動物に投与すること、
    b)該化合物を脳組織に分散させること、および
    c)脳組織を造影することを含み、該化合物の脳組織への結合が正常な対照レベルの結合と比較して増加していると、哺乳動物がアルツハイマー病にかかっているか、またはアルツハイマー病の発生の危険性があることが示される、方法。
  34. 前記化合物は、請求項1〜31のいずれか一項に記載の化合物である、請求項33に記載の方法。
  35. 哺乳動物におけるアルツハイマー病またはその素因を診断する方法であって、
    a)化合物が血液−脳障壁を通過して脳組織における可溶性ADオリゴマー、ポリマーおよび原線維に優先的に結合する請求項1〜請求項32のいずれか一項に記載の放射能標識化合物または組成物の診断有効量を哺乳動物に投与すること、
    b)該化合物を脳組織に分散させること、および
    c)脳組織を造影することを含み、該化合物の脳組織への結合が正常な対照レベルの結合と比較して増加していると、哺乳動物がアルツハイマー病にかかっているか、またはアルツハイマー病の発生の危険性があることが示される、方法。
  36. 前記放射能標識化合物は、原線維に優先的に結合する、請求項35に記載の方法。
  37. 前記脳組織は、前頭側頭部または海馬脳領域を含む、請求項35に記載の方法。
  38. 結合の増加は、前記正常対照値を少なくとも10%上回る、請求項35に記載の方法。
  39. 前記化合物は、静脈内注射によって投与される、請求項33〜請求項38のいずれかに記載の方法。
  40. 哺乳動物の生体脳におけるアルツハイマー病またはその素因を検知するための方法であって、
    a)検知可能に標識された化合物が請求項1〜請求項31のいずれか一項に記載の化合物である、血液−脳障壁を通過し、脳における可溶性ADオリゴマー、ポリマーおよび原線維に優先的に結合する放射能標識化合物の診断有効量を哺乳動物に投与すること、
    b)該化合物を脳組織に分散させること、および
    c)脳組織を造影することを含み、該化合物の脳組織への結合が正常な対照レベルの結合と比較して増加していると、哺乳動物がアルツハイマー病にかかっているか、またはアルツハイマー病の発生の危険性があることが示される、方法。
  41. 哺乳動物の生体脳におけるアルツハイマー病またはその素因を検知するための方法であって、
    a)血液−脳障壁を通過して脳組織における可溶性ADオリゴマー、ポリマーおよび原線維に優先的に結合する、請求項1〜請求項31のいずれか一項に記載の放射能標識化合物の診断有効量を哺乳動物に投与すること、
    b)該化合物を脳組織に分散させること、および
    c)脳組織を造影することを含み、該化合物の脳組織への結合が正常な対照レベルの結合と比較して増加していると、哺乳動物がアルツハイマー病にかかっているか、またはアルツハイマー病の発生の危険性があることが示される、方法。
  42. 哺乳動物におけるアルツハイマー病またはその素因を診断する方法であって、
    a)血液−脳障壁を通過して脳における可溶性または不溶性ADオリゴマー、ポリマー、原線維、過リン酸化タウ、神経原線維濃縮体、対螺旋状微細繊維および/または神経毒性可溶性オリゴマーに優先的に結合し、請求項1〜請求項31のいずれか一項に記載の化合物である放射能標識化合物の診断有効量を哺乳動物に投与すること、および
    b)脳またはその一部の中の放射能標識化合物の分布を監視または視覚化するための陽電子放射断層撮影法(PET)および単一光子放射型コンピュータ断層撮影法(SPECT)からなる群から選択される核映像技術を採用することを含む、方法。
  43. 前記放射能標識化合物またはその誘導体は、請求項1〜請求項31のいずれか一項に記載の化合物である、請求項42に記載の方法。
  44. 不安、鬱病、統合失調症、アルツハイマー病、ストレス関連疾患、パニック、恐怖症、強迫神経症、肥満、心的外傷後ストレス症候群またはてんかんからなる群から選択される疾患または状態の治療を必要とする哺乳動物における該疾患または状態を治療するための方法であって、請求項1〜31のいずれか一項に記載の化合物の治療有効量を該哺乳動物に投与することを含む、方法。
  45. 前記化合物は、請求項1〜請求項31のいずれか一項に記載の非放射能標示化合物である、請求項44に記載の方法。
  46. 前記化合物は、直腸投与、局部投与、経口投与、舌下投与または非経口投与される、請求項44に記載の方法。
  47. 前記化合物は、哺乳動物の体重1kg当たり約0.001〜約100mg毎日の量で投与される、請求項44に記載の方法。
  48. 前記化合物は、哺乳動物の体重1kg当たり約0.1〜約50mg毎日の量で投与される、請求項44に記載の方法。
JP2010546795A 2008-02-14 2009-02-17 神経機能障害を検知するための新規の造影剤 Pending JP2011512354A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US6610108P 2008-02-14 2008-02-14
PCT/US2009/000961 WO2009102498A1 (en) 2008-02-14 2009-02-17 Novel imaging agents for detecting neurological dysfunction

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011512354A true JP2011512354A (ja) 2011-04-21
JP2011512354A5 JP2011512354A5 (ja) 2012-05-31

Family

ID=40627498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010546795A Pending JP2011512354A (ja) 2008-02-14 2009-02-17 神経機能障害を検知するための新規の造影剤

Country Status (15)

Country Link
US (2) US20110046378A1 (ja)
EP (2) EP2247558B2 (ja)
JP (1) JP2011512354A (ja)
KR (1) KR20100135235A (ja)
CA (1) CA2715390A1 (ja)
CY (1) CY1125258T1 (ja)
DK (1) DK2247558T3 (ja)
ES (1) ES2907992T3 (ja)
HR (1) HRP20220401T3 (ja)
HU (1) HUE058352T2 (ja)
LT (1) LT2247558T (ja)
PL (1) PL2247558T3 (ja)
PT (1) PT2247558T (ja)
SI (1) SI2247558T1 (ja)
WO (1) WO2009102498A1 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014097474A1 (ja) 2012-12-21 2014-06-26 独立行政法人放射線医学総合研究所 脳内に蓄積したタウタンパク質をイメージングするための新規化合物
JP2014522869A (ja) * 2011-08-11 2014-09-08 ニュープロテクト ピーティーワイ リミテッド フラボノイド化合物及びその使用方法
JP2015517572A (ja) * 2012-05-22 2015-06-22 イーライ リリー アンド カンパニー 神経機能障害を検出するための造影剤
JP2016534979A (ja) * 2013-10-08 2016-11-10 エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲーF. Hoffmann−La Roche Aktiengesellschaft タウ−petリガンドとしてのジアザカルバゾール誘導体
JP2017534572A (ja) * 2014-09-05 2017-11-24 アロステロス セラピューティクス, インコーポレイテッド CaMKII阻害剤及びその使用
JP2019511461A (ja) * 2016-02-03 2019-04-25 ヤンセン ファーマシューティカ エヌ.ベー. タウpet画像化リガンド
JP2019523298A (ja) * 2016-07-22 2019-08-22 エーシー・イミューン・エス・アー タウタンパク質凝集体を画像化するための化合物
US11291732B1 (en) 2019-11-13 2022-04-05 Aprinoia Therapeutics Limited Compounds for degrading α-synuclein aggregates and uses thereof

Families Citing this family (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8932557B2 (en) 2008-02-14 2015-01-13 Eli Lilly And Company Imaging agents for detecting neurological dysfunction
EP2247558B2 (en) 2008-02-14 2024-07-03 Eli Lilly and Company Novel imaging agents for detecting neurological dysfunction
CN102123992A (zh) * 2008-08-08 2011-07-13 神经研究公司 用作烟碱型乙酰胆碱受体调节剂的新颖的二苯基1,2,3-三唑衍生物
JP5771525B2 (ja) * 2008-09-18 2015-09-02 セダーズ−シナイ メディカル センター アルツハイマー病を検出するための光学的方法
US8691187B2 (en) * 2009-03-23 2014-04-08 Eli Lilly And Company Imaging agents for detecting neurological disorders
GB201016038D0 (en) 2010-09-24 2010-11-10 Ge Healthcare Ltd In vivo imaging method
US9249101B2 (en) * 2010-10-29 2016-02-02 Clino Ltd. Tau imaging probe
US20130315825A1 (en) * 2012-05-03 2013-11-28 Washington University Tricyclic heteroaromatic compounds as alpha-synuclein ligands
WO2014194169A1 (en) * 2013-05-31 2014-12-04 The General Hospital Corporation Radiosynthesis of tau radiopharmaceuticals
CN105473573B (zh) 2013-06-25 2018-03-16 百时美施贵宝公司 用作激酶抑制剂的咔唑甲酰胺化合物
TWI648272B (zh) 2013-06-25 2019-01-21 美商必治妥美雅史谷比公司 經取代之四氫咔唑及咔唑甲醯胺化合物
TWI667233B (zh) 2013-12-19 2019-08-01 德商拜耳製藥公司 新穎吲唑羧醯胺,其製備方法、含彼等之醫藥製劑及其製造醫藥之用途
WO2015110263A1 (en) * 2014-01-21 2015-07-30 Ac Immune Sa Carbazole and carboline compounds for use in the diagnosis, treatment, alleviation or prevention of disorders associated with amyloid or amyolid-like proteins
PL3143011T3 (pl) 2014-05-13 2021-07-19 F. Hoffmann-La Roche Ag Deuterowane związki heterocykliczne i ich zastosowanie jako środki obrazujące
CA2959414C (en) 2014-09-05 2023-03-14 Symbiomix Therapeutics, Llc Secnidazole for use in the treatment of bacterial vaginosis
TN2017000158A1 (en) 2014-10-24 2018-10-19 Bristol Myers Squibb Co Carbazole derivatives
SI3461821T1 (sl) 2014-10-24 2020-09-30 Bristol-Myers Squibb Company Spojine indol karboksamida, uporabne kot kinazni inhibitorji
AU2015335783B2 (en) 2014-10-24 2019-10-03 Bristol-Myers Squibb Company Tricyclic atropisomer compounds
MX2017009505A (es) * 2015-02-02 2017-11-02 Ucb Biopharma Sprl Derivados de 9h-pirrolo-dipiridina.
CN105566269B (zh) * 2015-03-27 2018-07-10 北京大学 香豆素衍生物的制备、药理作用及治疗瘙痒的应用
CN105524034B (zh) * 2015-03-27 2018-08-17 北京大学 香豆素衍生物的制备、药理作用及治疗脑缺血的应用
CA2988082C (en) 2015-06-01 2020-09-29 Symbiomix Therapeutics, Llc Novel nitroimidazole formulations and uses thereof
EP3118202A1 (en) 2015-07-15 2017-01-18 AC Immune S.A. Dihydropyridopyrrole derivatives as tau-pet-ligands
EP3322707A1 (en) 2015-07-15 2018-05-23 AC Immune SA Novel imaging compounds
EP3374358B1 (en) 2015-11-13 2021-02-17 Eli Lilly and Company Azetidine derivatives for tau imaging
WO2018015546A1 (en) 2016-07-22 2018-01-25 Ac Immune S.A. Compounds for imaging tau protein aggregates
WO2018024642A1 (en) 2016-08-02 2018-02-08 Ucb Biopharma Sprl 9h-pyrrolo-dipyridine derivatives
WO2018024643A1 (en) 2016-08-02 2018-02-08 Ucb Biopharma Sprl 9h-pyrrolo-dipyridine derivatives
CA3035624A1 (en) 2016-09-09 2018-03-15 F. Hoffmann-La Roche Ag Process for preparation of 2-(6-nitropyridin-3-yl)-9h-dipyrido[2,3-b;3',4'-d]pyrrole
TW201906818A (zh) * 2017-05-31 2019-02-16 美商511製藥公司 新穎氘取代之正子發射斷層掃描(pet)顯影劑及其藥理應用
WO2019145292A1 (en) 2018-01-24 2019-08-01 Ac Immune Sa Azacarboline compounds for the detection of tau aggregates
EP3743423A1 (en) 2018-01-24 2020-12-02 AC Immune SA Gamma-carboline compounds for the detection of tau aggregates
WO2019168170A1 (ja) * 2018-03-02 2019-09-06 国立大学法人 長崎大学 クロモン誘導体及びアミロイド関連疾患診断用組成物
WO2023034346A1 (en) * 2021-08-30 2023-03-09 Pretzel Therapeutics, Inc. Chromen-2-one modulators of polrmt
WO2023034340A1 (en) * 2021-08-30 2023-03-09 Pretzel Therapeutics, Inc. Hydroxy and alkoxy coumarins as modulators of polrmt
US11938127B2 (en) 2021-09-28 2024-03-26 Wayne State University Methods and compositions relating to steroid hormone receptor-dependent proliferative disorders
WO2023078252A1 (en) 2021-11-02 2023-05-11 Flare Therapeutics Inc. Pparg inverse agonists and uses thereof
WO2023204967A1 (en) * 2022-04-21 2023-10-26 Virginia Commonwealth University Nlrp3 inflammasome inhibitors and compositions and uses thereof

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005504053A (ja) * 2001-08-31 2005-02-10 ニューロケム (インターナショナル) リミテッド アミロイドーシス治療のためのアミジン誘導体
JP2006501160A (ja) * 2002-06-07 2006-01-12 ユニバーシティ オブ ノース カロライナ アット チャペル ヒル アミロイド症を処置するためのアミジン誘導体
WO2006066104A2 (en) * 2004-12-17 2006-06-22 The Trustees Of The University Of Pennsylvania Stilbene derivatives and their use for binding and imaging amyloid plaques
WO2007002540A2 (en) * 2005-06-24 2007-01-04 Kung Hank F Radiolabeled-pegylation of ligands for use as imaging agents
JP2007084526A (ja) * 2004-11-26 2007-04-05 Nagasaki Univ アミロイド関連疾患診断用組成物

Family Cites Families (44)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0674530B1 (en) 1992-12-21 2004-09-01 Mallinckrodt Inc. Radiolabeled polyhydric phenol compounds
CN1048731C (zh) * 1993-09-17 2000-01-26 史密丝克莱恩比彻姆公司 编码细胞因子抑制性抗炎药物结合蛋白质的多核苷酸
US6417178B1 (en) 1994-07-19 2002-07-09 University Of Pittsburgh Amyloid binding nitrogen-linked compounds for the antemortem diagnosis of alzheimer's disease, in vivo imaging and prevention of amyloid deposits
BR9611047A (pt) * 1995-10-17 2000-03-08 Searle & Co Processo de deteção de ciclo oxigenase-2
JPH09165378A (ja) * 1995-12-15 1997-06-24 Seitai Kinou Kenkyusho:Kk N1−[18f]フルオロベンジル複素環化合物およびそれらの製造法
ZA989365B (en) 1997-10-15 1999-04-15 Boehringer Mannheim Pharm Corp Preparation for treating alzheimer's disease
JP2001048786A (ja) 1999-08-05 2001-02-20 Yamanouchi Pharmaceut Co Ltd 三環式ヘテロアリール誘導体
US20020115717A1 (en) 2000-07-25 2002-08-22 Francine Gervais Amyloid targeting imaging agents and uses thereof
AU2002258915B2 (en) 2001-04-23 2007-11-15 The Trustees Of The University Of Pennsylvania Amyloid plaque aggregation inhibitors and diagnostic imaging agents
EP1432453B1 (en) 2001-08-27 2013-08-14 The Trustees of The University of Pennsylvania Stilbene derivatives and their use for binding and imaging amyloid plaques
CA2464934A1 (en) 2001-10-31 2003-05-08 Bayer Healthcare Ag Pyrimido [4,5-b] indole derivatives
CA2503245A1 (en) 2002-10-24 2004-05-06 Merck & Co., Inc. Alkyne derivatives as tracers for metabotropic glutamate receptor binding
WO2004043496A1 (de) 2002-11-11 2004-05-27 Austria Wirtschaftsservice Gesellschaft M.B.H. Fluor-18-markierte fluorchinolone
GB0229686D0 (en) 2002-12-20 2003-01-29 Amersham Plc Solid-phase fluorination of benzothiazoles
WO2004058764A1 (en) 2002-12-27 2004-07-15 Bayer Healthcare Ag 4-phenyl-pyrimido [4,5-b] indole derivatives
JP2007516938A (ja) 2003-06-23 2007-06-28 ニューロケム (インターナショナル) リミテッド アミロイド関連疾患を治療するための方法および組成物
WO2005016888A1 (ja) 2003-08-13 2005-02-24 Bf Research Institute, Inc. アミロイド蓄積性疾患のプローブ、アミロイド染色剤、アミロイド蓄積性疾患の治療および予防薬、ならびに神経原線維変化の診断プローブおよび染色剤
JP2006100537A (ja) 2004-09-29 2006-04-13 Konica Minolta Holdings Inc 有機エレクトロルミネッセンス素子、照明装置及び表示装置
US20060110787A1 (en) 2004-11-19 2006-05-25 The Board Trustees Of The University Of Arkansas Use of fluorine-18-labeled fluoroquinolone antibiotics for diagnosing and monitoring bacterial infection
WO2006057323A1 (ja) * 2004-11-26 2006-06-01 Nagasaki University アミロイド関連疾患診断用組成物
FR2885905A1 (fr) 2005-05-23 2006-11-24 Trophos Sa Nouveaux composes chimiques et leurs utilisations comme medicament
CA2616397A1 (en) 2005-08-03 2007-02-08 Centre For Addiction And Mental Health Diagnosis and treatment of mood disorders
GB0523506D0 (en) * 2005-11-18 2005-12-28 Hammersmith Imanet Ltd Novel in vivo imaging compounds
JP5249772B2 (ja) * 2005-11-22 2013-07-31 メルク・シャープ・アンド・ドーム・コーポレーション キナーゼの阻害剤として有用な三環式化合物
US8022075B2 (en) 2005-11-30 2011-09-20 Fujifilm Ri Pharma Co., Ltd. Diagnostic and remedy for disease caused by amyloid aggregation and/or deposition
AR059356A1 (es) * 2006-02-14 2008-03-26 Astrazeneca Ab Nuevos radioligandos
JP2007223952A (ja) 2006-02-23 2007-09-06 Tohoku Univ アミロイドβ蛋白が蓄積する疾患の画像診断プローブ
US7700616B2 (en) 2006-05-08 2010-04-20 Molecular Neuroimaging, Llc. Compounds and amyloid probes thereof for therapeutic and imaging uses
US7678819B2 (en) 2006-12-07 2010-03-16 The Trustees Of The University Of Pennsylvania Acetylene derivatives and their use for binding and imaging amyloid plaques
EP2121692B1 (en) 2006-12-22 2013-04-10 Incyte Corporation Substituted heterocycles as janus kinase inhibitors
EP1944281A1 (en) 2007-01-09 2008-07-16 Technische Universität München 18F-labeled compounds, method for the preparation and use thereof
BRPI0702640A (pt) 2007-01-10 2008-08-26 Comissao Nac Energia Nuclear processo de radiomarcação de flavonóides e sua aplicação em diagnóstico in vivo de disfunções cerebrais relacionadas aos sìtios receptores benzodiazepìnicos
JP2010524857A (ja) 2007-04-10 2010-07-22 ザ・トラスティーズ・オブ・ザ・ユニバーシティ・オブ・ペンシルバニア フェン−ナフタレン及びフェン−キノリン誘導体、及びアミロイドプラークに結合させ、そして造影するための使用
US20110158907A1 (en) * 2007-04-19 2011-06-30 The Trustees Of The Univeristy Of Pennsylvania Diphenyl-heteroaryl derivatives and their use for binding and imaging amyloid plaques
WO2008132454A1 (en) * 2007-04-26 2008-11-06 Ge Healthcare Limited Carbolines and their use as imaging agents
US8942164B2 (en) 2007-10-22 2015-01-27 Texas Instruments Incorporated Differential CQI for OFDMA systems
CA2699965A1 (en) 2007-07-04 2009-01-08 Tohoku University Pet probe having an alkoxy group substituted by fluorine and hydroxy group
WO2009045535A2 (en) 2007-10-04 2009-04-09 Sloan-Kettering Institute For Cancer Research Fluorine-18 derivative of dasatinib and uses thereof
EP2247558B2 (en) 2008-02-14 2024-07-03 Eli Lilly and Company Novel imaging agents for detecting neurological dysfunction
CA2731738A1 (en) 2008-07-24 2010-01-28 Siemens Medical Solutions Usa, Inc. Imaging agents useful for identifying ad pathology
JP2012051804A (ja) 2008-12-26 2012-03-15 Kyoto Univ Eg5阻害剤
EP2218464A1 (en) 2009-02-11 2010-08-18 Technische Universität München Compounds for non-invasive measurement of aggregates of amyloid peptides
AR097931A1 (es) 2013-10-08 2016-04-20 Hoffmann La Roche Derivados de diazacarbazol como ligandos de tau para pet
MX2017009505A (es) 2015-02-02 2017-11-02 Ucb Biopharma Sprl Derivados de 9h-pirrolo-dipiridina.

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005504053A (ja) * 2001-08-31 2005-02-10 ニューロケム (インターナショナル) リミテッド アミロイドーシス治療のためのアミジン誘導体
JP2006501160A (ja) * 2002-06-07 2006-01-12 ユニバーシティ オブ ノース カロライナ アット チャペル ヒル アミロイド症を処置するためのアミジン誘導体
JP2007084526A (ja) * 2004-11-26 2007-04-05 Nagasaki Univ アミロイド関連疾患診断用組成物
WO2006066104A2 (en) * 2004-12-17 2006-06-22 The Trustees Of The University Of Pennsylvania Stilbene derivatives and their use for binding and imaging amyloid plaques
WO2007002540A2 (en) * 2005-06-24 2007-01-04 Kung Hank F Radiolabeled-pegylation of ligands for use as imaging agents

Non-Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6013050784; Nuclear Medicine and Biology (1997), 24(5), 381-388 *
JPN6013050787; Journal of Labelled Compounds and Radiopharmaceuticals (1999), 42(5), 409-413 *
JPN6013050791; European Journal of Organic Chemistry (2003), (11), 2132-2137 *
JPN6013050794; Journal of Labelled Compounds and Radiopharmaceuticals (1991), 29(12), 1301-1307 *
JPN6013050797; Journal of Labelled Compounds and Radiopharmaceuticals (1997), 39(11), 927-933 *
JPN6013050799; Nuclear Medicine and Biology (1993), 20(1), 81-87 *
JPN6013050801; Life Sciences (1987), 41(2), 199-206 *
JPN6013050804; International Journal of Applied Radiation and Isotopes (1980), 31(5), 275-278 *
JPN6013050807; Brain Research (2007), 1130(1), 223-234 *
JPN6013050808; Brain Research (2004), 1025(1-2), 98-105 *

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014522869A (ja) * 2011-08-11 2014-09-08 ニュープロテクト ピーティーワイ リミテッド フラボノイド化合物及びその使用方法
JP2015517572A (ja) * 2012-05-22 2015-06-22 イーライ リリー アンド カンパニー 神経機能障害を検出するための造影剤
US11667628B2 (en) 2012-12-21 2023-06-06 National Institutes For Quantum And Radiological Science And Technology Compounds for imaging tau proteins that accumulate in brain
WO2014097474A1 (ja) 2012-12-21 2014-06-26 独立行政法人放射線医学総合研究所 脳内に蓄積したタウタンパク質をイメージングするための新規化合物
US10604516B2 (en) 2012-12-21 2020-03-31 National Institutes For Quantum And Radiological Science And Technology Compounds for imaging tau proteins that accumulate in the brain
JP2016534979A (ja) * 2013-10-08 2016-11-10 エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲーF. Hoffmann−La Roche Aktiengesellschaft タウ−petリガンドとしてのジアザカルバゾール誘導体
JP2017534572A (ja) * 2014-09-05 2017-11-24 アロステロス セラピューティクス, インコーポレイテッド CaMKII阻害剤及びその使用
JP2020143161A (ja) * 2014-09-05 2020-09-10 ザ・ジョンズ・ホプキンス・ユニバーシティー CaMKII阻害剤及びその使用
JP2019511461A (ja) * 2016-02-03 2019-04-25 ヤンセン ファーマシューティカ エヌ.ベー. タウpet画像化リガンド
JP2019523298A (ja) * 2016-07-22 2019-08-22 エーシー・イミューン・エス・アー タウタンパク質凝集体を画像化するための化合物
JP7197476B2 (ja) 2016-07-22 2022-12-27 エーシー・イミューン・エス・アー タウタンパク質凝集体を画像化するための化合物
US11642413B2 (en) 2019-11-13 2023-05-09 Aprinoia Therapeutics Limited Compounds for degrading Tau protein aggregates and uses thereof
US11291732B1 (en) 2019-11-13 2022-04-05 Aprinoia Therapeutics Limited Compounds for degrading α-synuclein aggregates and uses thereof

Also Published As

Publication number Publication date
EP2247558B1 (en) 2022-02-02
HUE058352T2 (hu) 2022-07-28
US20110046378A1 (en) 2011-02-24
US20110091382A1 (en) 2011-04-21
HRP20220401T3 (hr) 2022-05-27
WO2009102498A1 (en) 2009-08-20
EP2599763A1 (en) 2013-06-05
KR20100135235A (ko) 2010-12-24
SI2247558T1 (sl) 2022-07-29
PL2247558T3 (pl) 2022-05-02
DK2247558T3 (da) 2022-02-21
EP2247558B2 (en) 2024-07-03
CA2715390A1 (en) 2009-08-20
CY1125258T1 (el) 2024-02-16
LT2247558T (lt) 2022-04-11
PT2247558T (pt) 2022-03-21
EP2247558A1 (en) 2010-11-10
US8318132B2 (en) 2012-11-27
ES2907992T3 (es) 2022-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011512354A (ja) 神経機能障害を検知するための新規の造影剤
KR101609504B1 (ko) 신경계 기능장애를 검출하기 위한 카르볼린계 및 카르바졸계 영상화제
US10857247B2 (en) Compounds and compositions for the detection and treatment of Alzheimer's disease and related disorders
US8932557B2 (en) Imaging agents for detecting neurological dysfunction
US9186424B2 (en) Aryloxyanilide imaging agents
JP6273251B2 (ja) 芳香族アミノ酸誘導体およびそれを用いるpetプローブ
AU2016213801A1 (en) Compounds and compositions for the detection and treatment of Alzheimer's disease and related disorders

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120217

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120404

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20130402

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20130402

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20130717

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131015

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140311