JP2011509848A - スリーブによって保護された消しゴムを有する筆記用具 - Google Patents

スリーブによって保護された消しゴムを有する筆記用具 Download PDF

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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Abstract

本発明は、シャフトと消しゴム進出デバイス(40)とを備える筆記用具に関し、上記デバイスは、シャフトに対して少なくとも回転運動可能な消しゴム保護スリーブ(50)であって消しゴムが最大進出配置及び後退配置を取る消しゴム保護スリーブと、ホルダとシャフトとの間の回転運動を防止するようにシャフトに接続された第1相補的案内部材と直接相互作用する少なくとも1つの第1長手方向案内部材が設けられ、かつ、スリーブに接続された第2相補的案内部材(52)と相互作用する少なくとも1つの第2案内部材(32)が設けられた消しゴムホルダ(30)と、を有する。スリーブは、シャフトの後端部を囲む前部分(54)と、第2相補的案内部材(52)を有する内側案内部分(53)を有する後部分と、を有し、消しゴムホルダは、シャフトの内壁部と直接接触してスライド可能であり、かつ第2案内部材(32)を有する外側案内面(33)を有する。

Description

本発明は、全体的に、ペン先部を有する前端部と後端部との間で長手方向に延在するシャフトを備える筆記用具に関し、この筆記用具は、消しゴム進出デバイスをさらに備え、この消しゴム進出デバイスは、
− 最大進出配置と少なくとも部分的に保護される後退配置とを採用することが可能である消しゴムと、
− ほぼシリンダ状の内面を有する消しゴム保護スリーブであって、消しゴムが後退配置にある第1位置と消しゴムが最大進出配置にある第2位置との間でシャフトに対して移動可能である、消しゴム保護スリーブと、
− 消しゴムが固定される消しゴムホルダと、
− 長手方向で消しゴムホルダとスリーブとの間の相対的な平行運動を可能とする手段と、
を有する。
このタイプの筆記用具の第1カテゴリは、消しゴムホルダが平行移動可能でありかつシャフトに対して回転することを防止され、そして筆記カートリッジの供給機構の作動を選択的に除いて、保護スリーブが平行移動動作を防止されながらシャフトに対して回転移動可能である、デバイスに関する。シャフトに対する消しゴムホルダの回転を防止する手段は、従来、溝部またはリブのような少なくとも1つの第1長手方向案内部材を備えており、この第1長手方向案内部材は、ホルダに設けられており、シャフトに対する回転が防止された部分に設けられた第1相補的長手方向案内部材と直接相互作用する。消しゴムホルダとスリーブとの間の相対的な平行移動動作を可能とする手段は、従来、螺旋溝部またはラグのような少なくとも1つの第2案内部材を備えており、この第2案内部材は、ホルダに設けられており、スリーブに接続された第2相補的案内部材と相互作用する。
この第1カテゴリにおける筆記用具の例は、発行された特許文献1に記載されており、この特許文献1は、シャープペンシルに関しており、このシャープペンシルの芯(lead)供給部は、保護スリーブを芯収容管部と共に平行移動させるためにユーザが保護スリーブを押圧することによって作動される。第1形態において、消しゴムホルダは、前方において芯収容管部の後部分を囲んでスライド可能に嵌合される多角形断面を有する管状突出部を有しており、この芯収容管部は、相補形状の断面を有する。このため、消しゴムホルダの平行移動は、芯収容管部に対する回転が防止しながら案内される。消しゴムホルダは、保護スリーブによってその長さ全体にわたって覆われており、この保護スリーブは、シャフトの内壁部に対してスライド可能な管状突出部を備えている。しかし、このデバイスは、特に2つの管状素子が芯収容管部とシャフトとの間で径方向に配置されており、中央の直径空間を制限させかつ芯収容部の容量に不利益を与えるという事実のため、ある欠点を有する。さらに、管状素子が互い対してスライドできるように径方向の隙間がシャフトの内側において管状素子間で必要であり、複数のこれら隙間は、シャフトを有する軸方向配置内で消しゴムホルダを維持することを弱める。
第2カテゴリは、筆記カートリッジの供給機構の作動を選択的に除いて、消しゴムホルダがシャフトに対する平行移動を防止され、保護スリーブが少なくともシャフトに対して平行移動可能であるデバイスに関する。シャープペンシルタイプのデバイスについて、消しゴムホルダは、芯収容管部の後端部に一様に堅固に接続されており、この芯収容管部は、芯のみを供給するためにシャフトにおいて平行移動される。したがって、消しゴムホルダは、保護スリーブが消しゴムの後退配置と最大進出配置との間で移動されるときにシャフトにおいて不動のままである。
この第2カテゴリにおける筆記用具の例は、登録された特許文献2に記載されており、この特許文献2は、シャープペンシルに関し、このシャープペンシルの芯供給部は、芯収容管部と共に保護スリーブを平行移動させるためにユーザが保護スリーブを押下することによって作動される。スリーブは、シャフトの後端部を囲む前部分を有する。消しゴムホルダは、中間管部によって収容管部の後部分に強固に接続されており、この中間管部は、消しゴムの後退または最大進出配置の一方または他方においてスリーブを不動とするためにスリーブに設けられたロック手段と相互作用する突起部を備える。しかし、このデバイスは、特にロック手段の製造が比較的困難であるという事実、及びその上に消している間にユーザによって誤ってロック解除する危険性のため、ある欠点を有する。さらに、デバイスは、芯供給部をロックするためのシステムを有しておらず、その結果、シャフトによって筆記用具を保持したまま消しゴムを使用することは、シャフトに向かう消しゴムホルダの供給運動、したがって芯部の不要な供給を引き起こす危険性がある。
米国特許第5683191号明細書 実用新案登録第2558803号公報
本発明の目的は、従来技術のこれら消しゴム進出デバイスに対する他の解決法を提案することであり、特に、上述した第1及び第2カテゴリの双方における消しゴム進出デバイスの製造を単純化することを可能とする。
このため、本発明の対象は、全体的に上述で規定されたような筆記用具であり、さらに、以下の特徴、
− シャフトに関する保護スリーブの運動が少なくとも回転において行われること、
− 消しゴムホルダが、ホルダとシャフトとの間の回転運動を防止するためにシャフトに接続された第1相補的長手方向案内部材と直接相互作用する少なくとも1つの第1長手方向案内部材を有し、そして、スリーブの回転がホルダとスリーブとの間で相対的な平行運動を長手方向で促進するようにスリーブに接続された第2相補的案内部材と相互作用する少なくとも1つの第2案内部材を有すること、
− スリーブが、シャフトの後端部を囲む前部分と、シャフトを囲まない後部分と、を有し、後部分が、第2相補的案内部材を備える内側案内面を有すること、及び、
− 消しゴムホルダが、シャフトの内壁部に直接接触してスライド可能であり、第2案内部材を備える外側案内面を有すること、
を備える。
これら手段の結果として、特にこのタイプの筆記用具の特定の制約に応じて、比較的簡素な消しゴム進出デバイスが得られる。特に、消しゴムホルダがシャフトの内壁部に直接接触してスライドする能力は、軸方向でシャフトと並んでより強固に消しゴムホルダを維持するために有利であり、使用時において消しゴムにかかる横断方向の力によって引き起こされるホルダの不正確な位置合せを抑制することが可能となる。さらに、保護スリーブがシャフトの後部分を囲む前部分を有するという事実により、消しゴムの直径を最適化することと軸方向でシャフトと並んでより強固にスリーブを保持することとが可能となる。これら手段は、横断方向における消しゴム進出デバイスの剛性に寄与し、このため、使用の快適さを改善し、特に消しゴムを使用するために筆記用具がシャフトによって少なくとも部分的に保持される場合において、ユーザがこのデバイスの機構の遊びを感じないことを確実にする。
有利な形態において、シャフトは、スリーブの前端縁と相互作用可能な停止手段を有し、少なくとも消しゴムの最大進出配置においてシャフトに向かうスリーブの軸方向移動を防止する。これら手段の結果として、消しゴムを使用するために筆記用具がシャフトによって少なくとも部分的に保持される場合、消しゴムにかかる力は、シャフトに向けてスリーブと共に消しゴムホルダの平行方向におけるスライドを引き起こす危険性なく比較的強くすることができる。これは、筆記カートリッジの供給が消しゴムの最大進出配置においてロックされるため、カートリッジの収容管部を平行方向に移動させるために保護スリーブを押圧することによって筆記カートリッジが作動される筆記用具の場合において特に有利である。
本発明における筆記用具の他の好ましい形態では、以下の手段、
− 消しゴムホルダの外側案内面が、スリーブの内側案内面と隣接しており、少なくとも1つの上記第2案内部材が、径方向外方に突出し、少なくとも1つの上記第1長手方向案内部材に関して消しゴムホルダの後方に向けて軸方向でずらされていること、
− 上記第2相補的案内部材が、スリーブの上記内側案内面に形成された溝部であること、
− 消しゴムホルダが、長手方向に延在する前方突出部を有し、その外面が、少なくともほぼシリンダ状を形成すること、
− 上記第2相補的案内部材を構成する溝部が、スリーブの内側案内面に螺旋状の経路を形成し、消しゴムホルダが、上記溝部と係合する2つの横方向反対側にある第2案内素子を有すること、
の1つが用いられる。
上記第1カテゴリであって、保護スリーブがシャフトに関して平行移動することから全体的に防止されており、消しゴムホルダが平行移動可能でありかつシャフトに関して回転することが防止されている、第1カテゴリに関する他の好ましい形態において、特に以下の規定、
− スリーブが、平行運動する可能性なくシャフトに関して回転できるようにシャフトに結合されており、この配置が、筆記カートリッジの供給がシャフトに横方向に配置された押下素子によって作動される筆記用具に対して特に適していること、
− シャフトが、スリーブの前部分によって囲まれるほぼシリンダ状の外壁部を有する後部分を備え、後部分が、周辺円形に配置された少なくとも2つの突起部を有し、上記前部分が、上記突起部が係合する環状溝部を備える内壁部を有すること、
− 少なくとも1つの上記第1長手方向案内部材が、ホルダの前部分の外面に長手方向に延在する平坦部によって形成されており、シャフトの後部分が、上記第1相補的長手方向案内部材を構成する少なくとも1つの平坦部に形成された内壁部を有すること、
− スリーブの前端縁と相互作用可能な上記停止手段が、シャフトの外方に突出する環状部分によってシャフトの後部分の上記突起部の前方に形成されており、スリーブの前端縁が、上記環状部分に当接可能であること、
− 筆記用具が、筆記カートリッジの供給機構を有し、シャフトが、上記供給機構の作動ボタンが横方向に貫通するほぼ管状の第1部分を備え、第1相補的長手方向案内部材を備えかつ上記第1部分に固定方式で固定されたほぼ管状の第2管状部分を備えること、
の1つが用いられる。
上記第2カテゴリであって、保護スリーブがシャフトに関して少なくとも平行移動可能であり、消しゴムホルダがシャフトに関して全体的に平行移動することが防止されている、第2カテゴリに関する他の好ましい形態において、特に以下の規定、
− 筆記用具が、筆記カートリッジの供給機構を備え、消しゴムホルダが、上記ホルダと同軸にシャフトの内側に配置された上記供給機構の収容管部に強固に接続され、かつ上記供給機構を作動させるために上記ホルダと共に平行方向にスライド可能であること、
− 消しゴムホルダの前方突出部と上記ホルダの外側案内面とが、ほぼシリンダ状であり、上記外側案内面の外径が、上記前方突出部の外径より大きい一方、シャフトの内壁部の直径とほぼ等しいこと、
− 少なくとも1つの上記第1長手方向案内部材が、消しゴムホルダの上記外側案内面にある外方に突出する突起部によって形成されており、上記第1相補的長手方向案内部材が、シャフトに形成された長手方向スロットによって形成されており、上記スロットが、シャフトの後端部に開口し、かつ回転する可能性なく上記突起部が平行方向でスライドすることを可能とすることが可能であること、
− シャフトが、ほぼシリンダ状の外壁部を有しかつ後方突出部を備え、後方突出部の外径が、シャフトの外径未満であり、シャフトの外面が、スリーブの前端縁と相互作用可能な上記停止手段を構成する環状肩部を形成し、スリーブの前部分が、上記後方突出部の外径とほぼ等しい内径を有すること、
− スリーブが、それぞれが同一の直径の内側案内面を有する2つの前方及び後部分を組み立てることによって形成されており、各内側案内面が、消しゴムホルダの外側案内面に隣接し、カムチャネルを構成する少なくとも1つの縁部を有し、スリーブの2つの部分におけるカムチャネルそれぞれが、いったん2つの部分が組み立てられると長手方向反対側にある2つのカムチャネルによって区切られるように溝部が形成されるように形付けられており、各溝部が、上記第2相補的案内部材を構成すること、
− スリーブの後部分が、ある直径のほぼ円形の前方開口部を有し、スリーブの前部分が、少なくとも1つの上記カムチャネルを備える後方突出部を有し、上記後方突出部が、シリンダ状を確定する外面を有し、外面の直径が、スリーブの後部分における前方開口部の直径とほぼ等しく、上記後方突出部がスリーブの後部分に摩擦嵌めされることを可能とすること、
− スリーブの後部分が、長手方向軸に関して相互に対称である2つのほぼ螺旋状のカムチャネルを備え、各カムチャネルが、第1角度位置決素子と第2角度位置決素子との間で角度をなして延在し、第1及び第2角度位置決素子が、径方向反対側にありかつスリーブの上記後部分における内側案内面の前方において突出部によって形成されており、スリーブの前部分が、長手方向軸に関して相互に対称である2つのほぼ螺旋状のカムチャネルを備え、2つのカムチャネル間には、上記第1及び第2角度位置決素子を受けることを目的とした2つの径方向反対側にあるスロットが配置されていること、
− 消しゴムホルダが、筆記カートリッジの収容管部と共に単一の管状部品で製造されていること、
の1つが用いられる。
他の特徴及び有利点は、図面を参照しながら、非限定的で例示的な実施形態の以下の説明から明らかになる。
本発明における筆記用具であって、保護スリーブが平行移動することを防止され、シャフトに対して回転移動可能である、筆記用具を示す斜視図である。 図1aに示す筆記用具を示す分解斜視図である。 消しゴムが後退配置にあるスリーブの第1回転位置における図1aの筆記用具を示す長手方向部分断面図である。 図2aの筆記用具を示す面I−Iに沿った横断方向断面図である。 消しゴムが最大進出配置にあるスリーブの第2回転位置における図1aの筆記用具を示す長手方向部分断面図である。 本発明における筆記用具であって保護スリーブが平行移動可能でありかつシャフトに対して回転移動可能である筆記用具を示す部分分解長手方向断面図である。 図4に示す筆記用具を示す部分分解斜視図である。 消しゴムが後退配置にあるスリーブの第1位置における図4に示す筆記用具を示す長手方向部分断面図である。 図6aに示す筆記用具を示す部分斜視図である。 消しゴムが最大進出配置にあるスリーブの第2位置における図4に示す筆記用具を示す長手方向部分断面図である。 図7aに示す筆記用具を示す部分斜視図である。 図1aの筆記用具のシャフトの一部を示す斜視図である。 図1aの筆記用具の消しゴムホルダを示す部分斜視図である。 図1aの筆記用具の保護スリーブを示す断面斜視図である。 図4の筆記用具における保護スリーブの後部分を示す斜視図である。 図4の筆記用具における保護スリーブの前部分を示す斜視図である。
図1a及び図1bにおいて、本発明の筆記用具は、それぞれ示されており、シャフトに対する平行移動を防止しかつ回転移動可能である保護スリーブ50を備えている。筆記用具の分野における一般的な慣習にしたがって、「シャフト」は、手で保持するための部分を含む用具の外側部材を意味し、この部材が互いに強固に組み立てられる複数の構成要素によって構成されることを可能とする。
スリーブ50は、ほぼシリンダ状の内面を有しており、その軸方向後端部において、ホルダ30に固定された消しゴム40を通過させるための開口部4を有する。図示の実施形態において、クリップ59は、保護スリーブ50と共に単一構成要素で形成されている。2つの径方向反対側にある可撓性腕部36は、消しゴム40の前端部を固定するために消しゴムホルダ30に設けられている。これら可撓性腕部の外面は、ホルダの外側案内面33の一部を形成しており、この外側案内面から2つの横方向反対側にあるラグ32が突出している。消しゴムホルダ30は、長手方向に延在する前方突出部35を有しており、前方突出部の外面は、ほぼシリンダを形成し、2つの横方向反対側にある平坦部31であって長手方向に延在する平坦部は、この突出部に沿って形成されている。
シャフトは、筆記用具の前部分1に取り付けられたほぼ管状の第1構成要素12を備えており、この筆記用具は、ペン先部2と芯収容管部10を有する筆記カートリッジ(図示略)とを備え、さらに第1構成要素12に堅固に嵌め込まれたほぼ管状の第2構成要素20とを備えている。シャフトの第1構成要素12は、グリップスリーブ13で囲まれており、現在公知の筆記カートリッジの供給機構のボタン14が横方向に通過する。シャフトの2つの構成要素12及び20が別法として単一構成要素で製造されてもよいことは理解される。単純化を目的として、第2構成要素20は、以降シャフトと称される。
図8にさらに示されるように、シャフト20は、双方がほぼシリンダ状の外壁部を有する前部分23及び後部分24を備えている。周辺円形を囲むように配置された複数の突起部24Aは、後部分24の外壁部の上に突出している。この後部分24は、内壁部をさらに備えており、この内壁部には、2つの横方向反対側にある平坦部21が形成されている。突起部24Aの周辺円形の前方において、前部分23に対して後部分24を区切る停止手段22は、シャフト20の外方に突出する環状部分によって形成されている。
図2a及び図3において、スリーブ50は、シャフトの後部分24を囲みかつ上記後部分の外壁部に直接接触して回転スライド可能な前部分54を備えるように見える。この前部分54は、環状溝部54Aを備える内壁部を有しており、この環状溝部には、シャフトの突起部24Aが係合されている。スリーブ50の前端縁55は、シャフト20の環状部分22にほぼ当接して位置している。このため、ユーザがシャフトによって用具を保持したときに消しゴムに特に強い圧力をかけた場合においても、スリーブは、シャフトに対して所定位置のままとなる。
図10の斜視図においてさらに示すように、スリーブは、消しゴムホルダの外側案内面33に隣接する内側案内面53を有する後部分51をさらに備える。ほぼ螺旋状の溝部52は、消しゴムホルダ30のラグ32に対する案内経路を形成しており、内側案内面53に形成されている。溝部52のラグ32との相互作用により、スリーブ50の回転がスリーブに対する消しゴムホルダ30の移動を促進することを可能とする。
消しゴムホルダ30の前方突出部35は、その前端部において開口するほぼシリンダ状のボア37を有しており、この前方突出部35は、その後端部において底壁部38を備えている。図9の斜視図においてさらに示されるように、この底壁部38は、芯3を再充填することを可能とすることが可能な中央開口部39を有している。芯収容管部10は、シャフト20及び消しゴムホルダ30内でこれらと同軸に配置されており、ホルダのボア37に係合する後端部を有する。収容管部10は、図2aに示す消しゴム40の後退配置においてボア37の深さの大部分を示すために形付けられている。
スリーブ50は、消しゴム40が通過するための開口部4のレベルにおいて径方向内側を向き、消しゴムの表面と同一面となる環状肩部56を有している。この環状肩部は、径方向において消しゴムをロックすることに寄与し、停止部を構成し、消しゴムホルダ30の可撓性腕部36は、図3に示すように、消しゴムの最大進出配置においてこの停止部と当接し、このため、上記ホルダがスリーブから進出することを防止する。この構造において、消しゴムホルダの前方突出部35の端部は、シャフトの後端部25によって未だ囲まれており、消しゴムホルダは、未だ回転を防止されている。
消しゴムが後退配置にあるスリーブの第1回転位置(図2a)から消しゴムが最大進出配置にあるスリーブの第2回転位置(図3)まで通過させるために、複数回スリーブの回転を実行することに留意する。
図1b及び図2bに示すように、消しゴムホルダ30とシャフト20との間の回転は、シャフトの後部分24における内壁部の平坦部21によって構成される第1相補的長手方向案内部材とのホルダの前方突出部35の平坦部31によって構成される第1長手方向案内部材の形状の相互作用によって防止される。図2aの断面I−Iに沿って図3の構成に対して生成された断面図を用いて、図2bと同一の図面が得られる。
消しゴムホルダの前方突出部35がシャフト20の内壁部と直接接触してスライドすることに留意し、これは、シャフトと共に軸方向配列において消しゴムホルダをより堅固に維持するために、そしてその結果使用時に消しゴムにかかる横断方向の力によって引き起こされるホルダの不適当な位置合せを抑制するために、有利である。
図4及び図5において、本発明における筆記用具の別の実施形態は、それぞれ長手方向部分分解断面図と分解斜視図とで示されている。保護スリーブ150は、2つの部品、前部分150Bと後部分150Aとの組立体によって形成されており、シャフト120に対して平行移動可能でありかつ回転移動可能である。クリップ151は、スリーブの後部分150Aと共に単一構成要素から形成されているが、クリップの存在が本発明にとって必須でないことは理解される。
シャフト120に対して回転することを防止された消しゴムホルダ130は、筆記カートリッジ(図示略)の供給機構を作動させるためにシャフトにおいて平行方向にのみスライド可能である。ホルダは、長手方向に延在する前方突出部135を有しており、前方突出部の外面は、シリンダ状を形成する。ホルダは、ほぼシリンダ状の外側案内面133をさらに有し、外側案内面の直径D133は、前方突出部135の外径よりも大きく、シャフト120の内壁部の直径D120とほぼ等しい。環状肩部134は、外側案内面133と前方突出部135との連結部に形成されている。この環状肩部の径方向延長部のレベルにおいて、第1長手方向案内部材131は、外側案内面133にある外方に突出する突起部によって形成される。第1長手方向案内部材131に対してホルダ130の後方に向けてずらして、2つの横方向反対側にある第2案内部材132は、それぞれ外側案内面133にある外方に突出するラグによって形成されている。これら2つのラグ132は、外側案内面133によって形成されたシリンダ状の直径を囲むように配置されているが、ラグの長手方向の位置をある程度ずらすことは可能である。
消しゴムホルダ130の前方突出部135は、筆記カートリッジの芯収容管部110の内側に嵌め込まれており、この管部は、筆記カートリッジの供給機構を作動させるためにシャフト120の内側において平行方向にスライド可能である。この嵌め込みは、芯収容管部110が平行方向で消しゴムホルダ130に固定されるように形成される。消しゴムホルダ130の環状肩部134は、収容管部110の後端部についての停止部として機能する。実際にはホルダと管部とが分離しないように、特に堅固な摩擦嵌合が形成される。消しゴムホルダ全体がその長さ全体にわたるボアを有することは理解され、消しゴムを取り外した後に芯を収容管部に再充填することが可能となる。
他の可能性のある実施形態において、消しゴムホルダの前方突出部は、内部通路を有しておらず、適度な作動のみを必要とする嵌め込みは、ユーザが上記管部を芯で充填するために消しゴムホルダを収容管部から分離できかつ特別な困難性なくこれら2つの構成要素を分解できるように形成されている。また、図示しないさらなる実施形態において、消しゴムホルダと収容管部とは、単一の管状部品で形成されており、この場合において、ホルダの外側案内面は、収容管部の後部分からなり、上記第1及び第2長手方向案内部材は、好ましくはこの管状部品と共に成形することによって形成されている。
シャフト120は、ほぼシリンダ状の外壁部を有しており、後方突出部124を備え、この後方突出部の外径は、シャフトの外径よりも小さい。この後方突出部124は、シャフトの後端部125に開口する長手方向スロット121を有する。このスロット121は、平行方向においてかつ消しゴムホルダ130の第1長手方向案内部材を形成する突起部131が回転する可能性なくスライドを可能とする第1相補的長手方向案内部材を構成している。好ましくは、突起部131の外形は、シャフトの後方突出部124の外形を越えない。
保護スリーブ150の前部分150B及び後部分150Aは、使用の通常状態の下で相互に分離する危険性を避けるため、一方を他方の内側にして互いに圧力嵌めされるように構成されている。前部分150Bは、シャフトの後端部125を囲む前部分154を有する。この前部分154は、シャフトの後方突出部124の外径とほぼ等しい内径D154を有しており、平行方向にスライドしかつ上記後方突出部124の外壁部に直接接触して回転スライドすることが可能である。さらに、前部分は、後方突出部124によってシャフトの外面に形成された環状肩部122に当接可能な前端縁155を有する。このような停止位置は、図7a及び図7bに示すように特に消しゴムの最大進出配置において形成されており、この停止位置は、シャフト120に向けたスリーブ150の軸方向の移動を防止する。
また、スリーブの前部分150Bは、シャフトを囲まずかつシリンダ状を画定する外面159を有する後方突出部158を有しており、この外面の直径D159は、スリーブの後部分150Aの前方開口部における直径D152とほぼ等しい。これにより、後方突出部158を後部分150Aに強制的に摩擦嵌めすることが可能となる。この後方突出部158は、消しゴムホルダ130の外側案内面133に隣接する内側案内面153を有しており、内側案内面153の直径D153は、外側案内面133の直径D133とほぼ等しい。この内側案内面153は、長手方向軸に対して相互に対称である2つのほぼ螺旋状のカムチャネル152B1、152B2を構成する2つの端部を有し、これらカムチャネル間には、図12の斜視図に示されるように2つの径方向反対側にあるスロット157B1、157B2が配置されている。
各スロット157B1、157B2の幅は、消しゴムホルダ130の各ラグ132の直径以上であり、スリーブの前部分150Bは、各ラグがスロットを通過することによって、消しゴムホルダの後方によって消しゴムホルダの周囲に係合される。消しゴムホルダ130の突起部131の外径は、前部分150Bが消しゴムホルダの周囲に係合するために、前部分154の内径D154以下である。この係合は、前部分154と後方突出部158との間の接続部において突起部131が前部分150Bの環状内側肩部に当接することによって終了される。突起部131がこれらスロットの1つを通過できる必要がないため、突起部131の幅が各スロット157B1、157B2の幅よりも大きくてもよいことは、理解される。
スリーブの後部分150Aは、スリーブの前部分150Bにおける後方突出部158の内側案内面として、同一の直径D153を有する内側案内面153を有する。この内側案内面153は、消しゴムホルダ130の外側案内面133に隣接しており、前部分150Bと同様に、2つのほぼ螺旋状のカムチャネル152A1及び152A2を構成する2つの端部を有し、このカムチャネルは、長手方向軸に対して相対的に対称である。各カムチャネル152A1、152A2は、第1角度位置決素子157A1と第2角度位置決素子157A2との間において少なくとも180°を越える角度で延在しており、これらは、径方向反対側にある。
また、図11の斜視図に示すように、各角度位置決素子157A1、157A2は、上記後部分150Aの内側案内面153の前方に形成された突出部からなり、リムの形態をなす先端を有し、この幅は、スロット157B1、157B2の幅とほぼ等しい。このようにして、いったんスリーブの前部分150Bが消しゴムホルダの周囲に係合されると、スリーブの後部分150Aは、前部分150Bと接触するために平行方向で案内され、その結果、各角度位置決素子157A1、157A2は、対応するスロット157B1、157B2に係合することが可能となる。さらに、前部分の対応するスロットへの後部分の角度位置決素子の係合により、前部分と後部分との間の相対的な回転を堅固に防止することが可能となる。
スリーブの2つの部分におけるカムチャネルそれぞれは、長手方向軸に対して相対的に対称である2つのほぼ螺旋状の溝部152が形成されるように形付けられており、各溝部は、いったんスリーブの2つの部分が組み立てられると長手方向反対側にある2つのカムチャネルによって区切られる。消しゴムホルダ130の第2案内部材を構成する各ラグ132は、第2相補的案内部材を構成する溝部152に係合される。このようにして、スリーブ150の回転は、消しゴムホルダに対するスリーブの平行移動動作を促進する。スリーブは、一方でシャフトの後方突出部124の周囲をスリーブの前部分154がスライドすることによって、他方で消しゴムホルダの外側案内面133の周囲をスリーブの内側案内面153がスライドすることによって、平行方向に案内される。シャフトの後端部125が未だスリーブの前部分154によって囲まれたままであることに留意する。
本発明の目的について、保護スリーブが2つの部品で製造されている必要はない。現在公知の方法において、保護スリーブは、実際には、単一部品で形成されており、上記第2相補的案内部材を構成する少なくとも1つの溝部を備える内壁部を有し、ラグのような消しゴムホルダの少なくとも1つの上記第2案内部材の溝部への係合は、上記内壁部及び/または上記第2案内部材の弾性変形によって実現される。
さらに、本発明のさらなる実施形態(図示略)において、各第2案内部材は、径方向における消しゴムホルダの第1長手方向案内部材の延長部として形成されてもよい。例えば、この他の実施形態に達するために上述した実施形態(図4及び図5)になされてもよい変更は、特に、シャフト120の後方突出部124を消しゴムホルダの外側案内面133とスリーブの内側案内面153との間で径方向に挿入させること、上記後方突出部124を伸ばすこと、及び、上記内側案内面の直径D153を増大させること、からなる。また、2つの径方向反対側にある長手方向案内スロット121を設けることと、突起部131を除去することと、各ラグ132を径方向外方に延長することと、は可能であり、ラグは、平行方向でスライドする可能性を有してスロット121を通過し、スリーブの溝部152に係合する。スロット121に配置されたラグ132の一部は、除去された突起部131の形状と同様の形状を採ってもよく、第1長手方向案内部材を構成し、一方で、溝部152と相互作用するためにスロット121を通って突出するラグ132のシリンダ状部分は、第2案内部材を構成する。この実施形態が上述した実施形態と組み合わされて収容管部を有する単一の管状部品で製造されることからなる。
図4及び図5に関して説明された実施形態において、図6a及び図6bに示すように、スリーブ150は、消しゴム140が後退配置にある第1位置へ移動される。第1長手方向空間は、スリーブの前端縁155とシャフトの環状肩部122との間に設けられ、第2長手方向空間は、消しゴムホルダ130の突起部131とシャフトの長手方向スロット12の前端部との間に設けられ、突起部131は、この第2長手方向空間内を筆記カートリッジの供給機構を作動させるためにスライドする。
スリーブの後部分150Aは、環状肩部156を有しており、この環状肩部は、比較的小さい径方向厚さを有し、消しゴム140が通過するためかつ消しゴムの表面と同一平面となるための開口部のレベルにおいて内側に向けられている。消しゴムホルダ130は、後方において管状突出部136を有しており、この管状突出部は、環状肩部156の径方向厚さとほぼ等しい径方向厚さを有しかつグリップを消しゴム140の位置を維持することが可能である。第3長手方向空間は、管状突出部136と環状肩部156との間に設けられ、第1長手方向空間以上であり、図7aに示すように、消しゴムの最大進出配置において、スリーブの前端縁155は、シャフトの環状肩部122と当接することが防止されている。
図6a及び図6bに示すように、スリーブ150の第1位置から開始すると、シャフト120の方向において消しゴム140またはスリーブ150にかけられた圧力は、消しゴムホルダ130の平行方向におけるスライドを引き起こし、その結果、筆記カートリッジの供給機構の作動を引き起こす。この平行移動のストロークは、スリーブの前端縁155がシャフトの環状肩部122に当接することによって、または突起部131がシャフトにおけるスロット121の前端部に当接することによって、制限される。
消しゴムホルダ130がシャフトにおける後方突出部124の内壁部に直接接触してスライドすることが留意され、これは、径方向でシャフトと並んでより強固に消しゴムホルダを維持するために、そしてその結果として、使用時に消しゴムにかかる横断方向の力によって引き起こされるホルダの不適当な位置合せを制限するために、有利である。
図7a及び図7bに示すように、スリーブ150は、消しゴム140が最大進出配置にある第2位置へ移動される。この第2位置は、第1位置から図6bに示す矢印の方向でその長手方向軸回りでスリーブ150を回転させることによって、得られる。図7bに示すように、スリーブ150及びクリップは、シャフト120に関して90°より大きく回転されており、スロット121の配列において仮想線Lで示されたシャフトの位置は、変更されないままである。スリーブ150のこの第2位置において、スリーブの前端縁155は、シャフトの環状肩部122に当接し、これは、シャフトに向けたスリーブのさらなる軸方向の移動を防止し、その結果として、消しゴムホルダ130が平行方向においてスライドすることを防止する。
したがって、最大進出配置は、筆記カートリッジの供給のロックを達成するスリーブの位置に対応しており、これは、特に、カートリッジの不要な供給を引き起こす危険性無くシャフト120によって筆記用具を全体的にまたは少なくとも部分的に保持しながら、ユーザが消しゴムを使用することを可能とするという有利点を有する。この実施形態において、保護スリーブが図1a及び図1bに関する実施形態と比較してシャフトに関して比例的に短いことに留意する。このようなロックにより、比較的低い弾性を有する復帰バネ筆記カートリッジに対して設けることが可能となり、カートリッジの供給機構の作動は、ユーザからのより低い作動力を必要とし、また、これにより、復帰バネの重量及びコストを削減することが可能となる。
上記実施形態で説明した本発明における筆記用具は、シャープペンシルタイプであるが、芯が設けられた筆記カートリッジの使用に本発明が限定されないことは理解される。本発明は、実際は、消去可能なインクからなるカートリッジを備える筆記用具に適用されてもよい。さらに、シャフト内でスライドするために作動することが可能な収容管部を備えることは、筆記カートリッジに不可欠ではない。特に、インクカートリッジの場合において、後者は、固定されたペン先部に接続されて設けられてもよい。
2 ペン先部、12 第1部分、14 ボタン,作動ボタン、20,120 シャフト,第2構成要素(第2部分)、21 平坦部(第1相補的長手方向案内部材)、22 環状部分,停止手段、24 後部分、24A 突起部、25,235 後端部、30,130 ホルダ,消しゴムホルダ、31,131 平坦部(第1長手方向案内部材)、32,132 ラグ,第2案内部材(第2案内素子)、33,133 外側案内面、35,135 前方突出部、40,140 消しゴム、50,150 スリーブ,消しゴム保護スリーブ、51,158,150A 後部分、52,152 溝部(第2相補的案内部材)、53,153 内側案内面、54,154 前部分、55,155 前端縁、110 収容管部、121 スロット,長手方向スロット,長手方向案内スロット(第1相補的長手方向案内部材)、122 環状肩部(停止手段)、124 後方突出部、131 第1長手方向案内部材,突起部、150B 前部分、152A1,152A2,152B1,152B2 カムチャネル、157A1 第1角度位置決素子、157A2 第2角度位置決素子、158 後方突出部、159 外面

Claims (19)

  1. 内壁部を有し、ペン先部を有する前端部と後端部(25、235)との間で長手方向に延在するシャフト(20;120)を備える筆記用具であって、消しゴム進出デバイスをさらに備え、当該消しゴム進出デバイスは、
    − 最大進出配置と少なくとも部分的に保護される後退配置とを採用することが可能な消しゴム(40、140)と、
    − 前記消しゴムが後退配置にある第1位置と前記消しゴムが最大進出配置にある第2位置との間で前記シャフト(20;120)に関して少なくとも回転運動可能である消しゴム保護スリーブ(50、150)と、
    − 前記消しゴム(40、140)が固定される消しゴムホルダ(30、130)であって、前記消しゴムホルダ(30、130)と前記シャフトとの間の回転運動を防止するために前記シャフト(20;120)に接続された第1相補的長手方向案内部材(21、121)と直接相互作用する少なくとも1つの第1長手方向案内部材(31、131)と、前記消しゴム保護スリーブの回転が当該消しゴムホルダ(30、130)と前記消しゴム保護スリーブ(50、150)との間で相対的な平行運動を促進するように前記消しゴム保護スリーブ(50、150)に接続された第2相補的案内部材(52、152)と相互作用する少なくとも1つの第2案内部材(32、132)と、を有する、消しゴムホルダと、
    を備え、
    前記消しゴム保護スリーブ(50、150)が、前記シャフトの前記後端部(25、125)を囲む前部分(54、154)と、前記シャフトを囲まない後部分(51;158、150A)と、を有し、
    前記後部分が、前記第2相補的案内部材(52、152)を備える内側案内面(53、153)を有し、
    前記消しゴムホルダ(30、130)が、前記シャフトの前記内壁部に直接接触してスライド可能であり、かつ前記第2案内部材(32、132)を備える外側案内面(33、133)を有することを特徴とする筆記用具。
  2. 前記シャフト(20、120)が、前記スリーブ(50、150)の前端縁(55、155)と相互作用可能な停止手段(22、122)を備え、前記消しゴム(40、140)の少なくとも最大進出配置において、前記シャフトに向けた前記消しゴム保護スリーブの軸方向の移動を防止することを特徴とする請求項1に記載の筆記用具。
  3. 前記消しゴムホルダの前記外側案内面(33、133)が、前記消しゴム保護スリーブの前記内側案内面(53、153)に隣接し、
    少なくとも1つの前記第2案内部材(32、132)が、径方向外方に突出し、少なくとも1つの前記第1長手方向案内部材(31、131)に関して前記消しゴムホルダ(30、130)の後方に向けて軸方向でずらされていることを特徴とする請求項1または2に記載の筆記用具。
  4. 前記第2相補的案内部材(52、152)が、前記消しゴム保護スリーブの前記内側案内面(53、153)に形成された溝部であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の筆記用具。
  5. 前記消しゴムホルダ(30、130)が、長手方向に延在する前方突出部(35、135)を有し、
    前記前方突出部の外面が、少なくともほぼシリンダ状を形成することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の筆記用具。
  6. 前記第2相補的案内部材を構成する前記溝部(52、152)が、螺旋状の経路を形成し、
    前記消しゴムホルダ(30、130)が、前記溝部に係合する2つの横方向反対側にある第2案内素子(32、132)を有することを特徴とする請求項4または5に記載の筆記用具。
  7. 前記消しゴム保護スリーブ(50)が、前記シャフト(20)に連結され、平行運動の可能性なく前記シャフト(20)に関して回転できることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の筆記用具。
  8. 前記シャフト(20)が、前記消しゴム保護スリーブ(50)の前記前部分(54)によって囲まれたほぼシリンダ状の外壁部を有する後部分(24)を備え、
    前記後部分(24)が、周辺円形を囲むように配置された少なくとも2つの突起部(24A)を備え、
    前記前部分(54)が、前記突起部(24A)が係合する環状溝部(54A)を備える内壁部を有することを特徴とする請求項7に記載の筆記用具。
  9. 少なくとも1つの前記第1長手方向案内部材(31)が、前記消しゴムホルダ(30)における前記前部分(35)の外面に長手方向に延在する平坦部によって形成されており、
    前記シャフト(20)の前記後部分(24)が、前記第1相補的長手方向案内部材(21)を構成する少なくとも1つの平坦部が形成された内壁部を有することを特徴とする請求項5及び8に記載の筆記用具。
  10. 前記停止手段(22)が、前記突起部(24A)の前方において前記シャフト(20)の外方に突出する環状部分によって形成されており、
    前記消しゴム保護スリーブ(50)の前記前端縁(55)が、前記環状部分(22)に当接可能であることを特徴とする請求項2及び8に記載の筆記用具。
  11. 筆記カートリッジの供給機構を備え、
    前記シャフトが、前記供給機構の作動ボタン(14)が貫通するほぼ管状の第1部分(12)を備えており、前記第1相補的長手方向案内部材(21)を備えかつ前記第1部分(12)に固定方式で連結されたほぼ管状の第2部分(20)をさらに有することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の筆記用具。
  12. 筆記カートリッジの供給機構を備え、
    前記消しゴムホルダ(130)が、前記筆記カートリッジの収容管部(110)に強固に接続されており、
    前記収容管部が、前記シャフト(120)内で前記消しゴムホルダ(130)と同軸に配置されており、前記供給機構を作動させるために前記消しゴムホルダ(130)と共に平行方向にスライド可能であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の筆記用具。
  13. 前記消しゴムホルダ(130)の前記前方突出部(135)と前記消しゴムホルダ(130)の前記外側案内面(133)とが、ほぼシリンダ状であり、
    前記外側案内面(133)の直径(D133)が、前記前方突出部(135)の外径よりも大きい一方、前記シャフト(120)の前記内壁部の直径(D120)とほぼ等しいことを特徴とする請求項5及び12に記載の筆記用具。
  14. 少なくとも1つの前記第1長手方向案内部材(131)が、前記消しゴムホルダ(130)の前記外側案内面(133)にある外方に突出する突起部によって形成されており、
    前記第1相補的長手方向案内部材(121)が、前記シャフト(120)に形成された長手方向のスロットによって形成されており、
    前記スロット(121)が、前記シャフトの前記後端部(125)に開口しており、前記突起部(131)が回転する可能性なく平行方向にスライドすることを可能とすることが可能であることを特徴とする請求項13に記載の筆記用具。
  15. 前記シャフト(120)が、ほぼシリンダ状の外壁部を有し、後方突出部(124)を備え、
    前記後方突出部の外径が、前記シャフトの外径未満であり、
    前記シャフトの外面が、前記消しゴム保護スリーブの前端縁(155)と相互作用可能な前記停止手段を構成する環状肩部(122)を形成し、
    前記消しゴム保護スリーブ(150)の前記前部分(154)が、前記後方突出部(124)の外径とほぼ等しい内径(D154)を有することを特徴とする請求項2から6及び12から14のいずれか1項に記載の筆記用具。
  16. 前記消しゴム保護スリーブ(150)が、同じ直径(D153)を有する内側案内面(153)を有する2つの前部分(150B)及び後部分(150A)のそれぞれを組み立てることによって形成されており、
    各前記内側案内面(153)が、前記消しゴムホルダ(130)の前記外側案内面(133)に隣接し、カムチャネル(152A1、152A2;152B1、152B2)を構成する少なくとも1つの端縁を有し、
    前記消しゴム保護スリーブの2つの前記前部分(150B)及び前記後部分(150A)の前記カムチャネルそれぞれが、いったん2つの前記前部分(150B)及び前記後部分(150A)を組み立てると長手方向反対側にある2つのカムチャネルによって区切られて溝部(152)が形成されるように形付けられており、
    各前記溝部(152)が、前記第2相補的案内部材を構成することを特徴とする請求項1から6及び12から15のいずれか1項に記載の筆記用具。
  17. 前記消しゴム保護スリーブ(150)の前記後部分(150A)が、一定の直径(D152)のほぼ円形の前方開口部を有し、
    前記消しゴム保護スリーブ(150)の前記前部分(150B)が、少なくとも1つの前記カムチャネル(152B1、152B2)を備える後方突出部(158)を有し、
    前記後方突出部(158)が、シリンダ状を画定する外面(159)を有し、
    前記外面の直径(D159)が、前記消しゴム保護スリーブ(150)の前記後部分(150A)の前記前方開口部の直径(D152)とほぼ等しく、前記後方突出部(158)が前記消しゴム保護スリーブ(150)の前記後部分(150A)に摩擦嵌めされることを可能とすることを特徴とする請求項16に記載の筆記用具。
  18. 前記消しゴム保護スリーブ(150)の前記後部分(150A)が、長手方向軸に関して相互に対称である2つのほぼ螺旋状のカムチャネル(152A1、152A2)を備え、
    各前記カムチャネル(152A1、152A2)が、第1角度位置決素子(157A1)と第2角度位置決素子(157A2)との間で角度をなして延在し、
    前記第1及び第2角度位置決素子(157A1、157A2)が、径方向反対側にありかつ前記後部分(150A)の前記内側案内面(153)の前方における突出部によって形成されており、
    前記消しゴム保護スリーブ(150)の前記前部分(150B)が、長手方向軸に関して相互に対称である2つのほぼ螺旋状のカムチャネル(152B1、152B2)を備え、
    前記カムチャネル(152B1、152B2)間には、前記第1及び第2角度位置決素子(157A1、157A2)を受けることを目的とした2つの径方向反対側にあるスロットが配置されていることを特徴とする請求項16または17に記載の筆記用具。
  19. 前記消しゴムホルダ(130)が、前記筆記カートリッジの前記収容管部(110)と共に単一の管状部品で製造されていることを特徴とする請求項12から18のいずれか1項に記載の筆記用具。
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