JPH10175395A - 棒状物繰り出し装置付き容器 - Google Patents
棒状物繰り出し装置付き容器Info
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- JPH10175395A JPH10175395A JP8339513A JP33951396A JPH10175395A JP H10175395 A JPH10175395 A JP H10175395A JP 8339513 A JP8339513 A JP 8339513A JP 33951396 A JP33951396 A JP 33951396A JP H10175395 A JPH10175395 A JP H10175395A
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- B43K—IMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 物品を収納しておくことができると共に、棒
状物繰り出し装置を備えた棒状物繰り出し装置付き容器
を提供する。 【解決手段】 収納空間１１ａを有する軸筒１１と該軸
筒１１に固着されるクリップ部材２０とから容器本体１
０が構成され、容器本体１０の開放端部を取り外し可能
な棒状物繰り出し装置１２が閉塞する。棒状物繰り出し
装置１２は、内面に螺旋溝１４ａを設けた筒状体１４
と、筒状体１４に軸方向移動不能で相対回転自在に嵌挿
されると共に軸方向に伸びる案内孔１６ａを備えた案内
筒１６と、案内孔１６ａを通して螺旋溝１４ａに嵌合す
る突起１８ａを側面に有し棒状物２２を保持するホルダ
１８と、を備える。案内筒１６の先端部が、クリップ部
材２０の内筒部２０ｃに取り外し可能に且つ相対回転不
能に連結される。
状物繰り出し装置を備えた棒状物繰り出し装置付き容器
を提供する。 【解決手段】 収納空間１１ａを有する軸筒１１と該軸
筒１１に固着されるクリップ部材２０とから容器本体１
０が構成され、容器本体１０の開放端部を取り外し可能
な棒状物繰り出し装置１２が閉塞する。棒状物繰り出し
装置１２は、内面に螺旋溝１４ａを設けた筒状体１４
と、筒状体１４に軸方向移動不能で相対回転自在に嵌挿
されると共に軸方向に伸びる案内孔１６ａを備えた案内
筒１６と、案内孔１６ａを通して螺旋溝１４ａに嵌合す
る突起１８ａを側面に有し棒状物２２を保持するホルダ
１８と、を備える。案内筒１６の先端部が、クリップ部
材２０の内筒部２０ｃに取り外し可能に且つ相対回転不
能に連結される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、棒状物繰り出し装
置を備えた容器、即ち、棒状物繰り出し装置付き容器に
関する。
置を備えた容器、即ち、棒状物繰り出し装置付き容器に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、棒状物繰り出し装置としては、例
えば実開昭５２−３５７３６号公報に記載されたものが
ある。この装置では、軸管の内部に一部が突出した突部
を回転させることにより、棒状物である筆記片が軸管の
先端より繰り出されるようになっている。
えば実開昭５２−３５７３６号公報に記載されたものが
ある。この装置では、軸管の内部に一部が突出した突部
を回転させることにより、棒状物である筆記片が軸管の
先端より繰り出されるようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の棒状物繰り出し装置では、物品を収納することが
できる収納空間を備えていないため、例えば棒状物の予
備等を収納しておくことができない、という問題があ
る。本願発明は、かかる問題点に鑑みなされたもので、
請求項１ないし請求項４記載の発明は、物品を収納して
おくことができると共に、棒状物繰り出し装置を備えた
棒状物繰り出し装置付き容器を提供することをその目的
とする。
従来の棒状物繰り出し装置では、物品を収納することが
できる収納空間を備えていないため、例えば棒状物の予
備等を収納しておくことができない、という問題があ
る。本願発明は、かかる問題点に鑑みなされたもので、
請求項１ないし請求項４記載の発明は、物品を収納して
おくことができると共に、棒状物繰り出し装置を備えた
棒状物繰り出し装置付き容器を提供することをその目的
とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項１記載の発明は、収納空間を有
する容器本体と、前記容器本体の開放端部を閉塞する取
り外し可能な棒状物繰り出し装置とを備え、前記棒状物
繰り出し装置は、内面に螺旋溝を設けた筒状体と、筒状
体に軸方向移動不能で相対回転自在に嵌挿されると共に
軸方向に伸びる案内孔を備えた案内筒と、前記案内孔を
通して前記螺旋溝に嵌合する突起を側面に有し棒状物を
保持するホルダと、を備えており、前記案内筒の先端部
が、前記容器本体の内周部に取り外し可能に且つ相対回
転不能に連結されることを特徴とする。
に、本発明のうち請求項１記載の発明は、収納空間を有
する容器本体と、前記容器本体の開放端部を閉塞する取
り外し可能な棒状物繰り出し装置とを備え、前記棒状物
繰り出し装置は、内面に螺旋溝を設けた筒状体と、筒状
体に軸方向移動不能で相対回転自在に嵌挿されると共に
軸方向に伸びる案内孔を備えた案内筒と、前記案内孔を
通して前記螺旋溝に嵌合する突起を側面に有し棒状物を
保持するホルダと、を備えており、前記案内筒の先端部
が、前記容器本体の内周部に取り外し可能に且つ相対回
転不能に連結されることを特徴とする。
【０００５】棒状物繰り出し装置を容器本体の内周部か
ら取り外すことで、収納空間への物品の出し入れを行う
ことができる。また、棒状物繰り出し装置の筒状体に対
して容器本体を回転することで、容器本体と案内筒の先
端部が相対回転不能に連結されていることから、筒状体
に対して案内筒が回転し、ホルダが螺旋溝に沿いつつ案
内孔に案内されて軸方向に移動し、ホルダに保持された
棒状物を、回転方向に応じて棒状物繰り出し装置から出
没させることができる。
ら取り外すことで、収納空間への物品の出し入れを行う
ことができる。また、棒状物繰り出し装置の筒状体に対
して容器本体を回転することで、容器本体と案内筒の先
端部が相対回転不能に連結されていることから、筒状体
に対して案内筒が回転し、ホルダが螺旋溝に沿いつつ案
内孔に案内されて軸方向に移動し、ホルダに保持された
棒状物を、回転方向に応じて棒状物繰り出し装置から出
没させることができる。
【０００６】また、請求項２記載の発明は、請求項１記
載のものにおいて、該容器本体は、前記収納空間を有す
る軸筒と、軸筒の開放端部に固着されたクリップ部材か
らなり、該クリップ部材は、軸筒外部において軸筒に沿
って伸びるクリップ部と、軸筒内部に配設される内筒部
とを一体的に有しており、該内筒部が前記案内筒の先端
部と連結される前記容器本体の内周部を構成することを
特徴とする。
載のものにおいて、該容器本体は、前記収納空間を有す
る軸筒と、軸筒の開放端部に固着されたクリップ部材か
らなり、該クリップ部材は、軸筒外部において軸筒に沿
って伸びるクリップ部と、軸筒内部に配設される内筒部
とを一体的に有しており、該内筒部が前記案内筒の先端
部と連結される前記容器本体の内周部を構成することを
特徴とする。
【０００７】また、請求項３記載の発明は、請求項１ま
たは２記載のものにおいて、前記案内筒の先端部と取り
外し可能に連結される前記容器本体の内周部には、前記
案内筒の先端部に当接して案内筒の軸線方向の移動を制
限する突出部が形成されることを特徴とする。また、請
求項４記載の発明は、請求項３記載のものにおいて、前
記案内筒の先端部が当接する突出部の端面は、容器本体
の奥に行くに従って漸次内径の小さくなるテーパー面と
なっていることを特徴とする。
たは２記載のものにおいて、前記案内筒の先端部と取り
外し可能に連結される前記容器本体の内周部には、前記
案内筒の先端部に当接して案内筒の軸線方向の移動を制
限する突出部が形成されることを特徴とする。また、請
求項４記載の発明は、請求項３記載のものにおいて、前
記案内筒の先端部が当接する突出部の端面は、容器本体
の奥に行くに従って漸次内径の小さくなるテーパー面と
なっていることを特徴とする。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図１は、本発明の棒状物繰り出し装
置付き容器の第１の実施の形態を表す縦断面図である。
棒状物繰り出し装置付き容器は、容器本体１０とその蓋
となる棒状物繰り出し装置１２とを備えている。容器本
体１０は、有底筒状形の合成樹脂製の軸筒１１と、その
開放端部１１ｂに固着されたクリップ部材２０からな
り、軸筒１１の内部が、例えば、シャープペンシルの芯
等を収納する収納空間１１ａとなっている。
の形態を説明する。図１は、本発明の棒状物繰り出し装
置付き容器の第１の実施の形態を表す縦断面図である。
棒状物繰り出し装置付き容器は、容器本体１０とその蓋
となる棒状物繰り出し装置１２とを備えている。容器本
体１０は、有底筒状形の合成樹脂製の軸筒１１と、その
開放端部１１ｂに固着されたクリップ部材２０からな
り、軸筒１１の内部が、例えば、シャープペンシルの芯
等を収納する収納空間１１ａとなっている。
【０００９】クリップ部材２０は、軸筒１１の外部にお
いて軸筒１１に沿って伸びるクリップ部２０ａと、軸筒
１１の開放端部１１ｂ外周面の回りに配設される外筒部
２０ｂと、軸筒１１の内部に配設される内筒部２０ｃと
からなる合成樹脂製の一体成形品であり、外筒部２０ｂ
の内周にある凸部２０ｄを軸筒１１の開放端部１１ｂ外
周面に形成された溝１１ｃに圧入することで、クリップ
部材２０は軸筒１１に固着され、両者で容器本体１０を
構成している。内筒部２０ｃの先部内周面には、円周方
向に離間して複数のキー溝２０ｅが形成されると共に、
径方向内方に突出した小突起２０ｆが形成されている。
さらに、内筒部２０ｃの開口先端部内周面は、径方向内
方へ突出した環状突出部２０ｇとなっており、収納空間
１１ａ寄りの環状突出部２０ｇの端面は、容器本体１０
の奥に向かうに従って漸次内径の小さくなるテーパー面
２０ｈとなっていると共に、環状突出部２０ｇの反対側
の端面は、容器本体１０の奥に向かうに従って漸次内径
の大きくなるテーパー面２０ｉとなっている。
いて軸筒１１に沿って伸びるクリップ部２０ａと、軸筒
１１の開放端部１１ｂ外周面の回りに配設される外筒部
２０ｂと、軸筒１１の内部に配設される内筒部２０ｃと
からなる合成樹脂製の一体成形品であり、外筒部２０ｂ
の内周にある凸部２０ｄを軸筒１１の開放端部１１ｂ外
周面に形成された溝１１ｃに圧入することで、クリップ
部材２０は軸筒１１に固着され、両者で容器本体１０を
構成している。内筒部２０ｃの先部内周面には、円周方
向に離間して複数のキー溝２０ｅが形成されると共に、
径方向内方に突出した小突起２０ｆが形成されている。
さらに、内筒部２０ｃの開口先端部内周面は、径方向内
方へ突出した環状突出部２０ｇとなっており、収納空間
１１ａ寄りの環状突出部２０ｇの端面は、容器本体１０
の奥に向かうに従って漸次内径の小さくなるテーパー面
２０ｈとなっていると共に、環状突出部２０ｇの反対側
の端面は、容器本体１０の奥に向かうに従って漸次内径
の大きくなるテーパー面２０ｉとなっている。
【００１０】このクリップ部材２０には、取り外し可能
に棒状物繰り出し装置１２が連結される。棒状物繰り出
し装置１２は、容器本体１０の軸筒１１の開放端部１１
ｂを閉塞する蓋として機能すると共に、消しゴム、修正
棒、筆記芯、蛍光芯、アイブロー芯、棒状糊等の棒状物
２２を繰り出す機能も有しており、内面に螺旋溝１４ａ
を設けた筒状体１４と、筒状体１４に軸方向移動不能で
相対回転自在に嵌挿されると共に軸方向に伸びる案内孔
１６ａを備えた案内筒１６と、前記案内孔１６ａを通し
て前記螺旋溝１４ａに嵌合する突起１８ａを側面に有し
棒状物２２を保持するホルダ１８と、を備えている。
に棒状物繰り出し装置１２が連結される。棒状物繰り出
し装置１２は、容器本体１０の軸筒１１の開放端部１１
ｂを閉塞する蓋として機能すると共に、消しゴム、修正
棒、筆記芯、蛍光芯、アイブロー芯、棒状糊等の棒状物
２２を繰り出す機能も有しており、内面に螺旋溝１４ａ
を設けた筒状体１４と、筒状体１４に軸方向移動不能で
相対回転自在に嵌挿されると共に軸方向に伸びる案内孔
１６ａを備えた案内筒１６と、前記案内孔１６ａを通し
て前記螺旋溝１４ａに嵌合する突起１８ａを側面に有し
棒状物２２を保持するホルダ１８と、を備えている。
【００１１】案内筒１６の先端外周面には、複数のキー
１６ｂが形成されると共に小突起１６ｃが形成されてお
り、キー１６ｂは前述の内筒部２０ｃのキー溝２０ｅに
嵌入され、また、小突起１６ｃは前述の内筒部２０ｃの
小突起２０ｆを乗り越えて軽く係止される。こうして、
案内筒１６は、クリップ部材２０の内筒部２０ｃに対し
て相対回転不能に且つ軸方向に取り外し可能に連結され
る。また、案内筒１６の先端部は、前記環状突出部２０
ｇのテーパー面２０ｈに当接している。
１６ｂが形成されると共に小突起１６ｃが形成されてお
り、キー１６ｂは前述の内筒部２０ｃのキー溝２０ｅに
嵌入され、また、小突起１６ｃは前述の内筒部２０ｃの
小突起２０ｆを乗り越えて軽く係止される。こうして、
案内筒１６は、クリップ部材２０の内筒部２０ｃに対し
て相対回転不能に且つ軸方向に取り外し可能に連結され
る。また、案内筒１６の先端部は、前記環状突出部２０
ｇのテーパー面２０ｈに当接している。
【００１２】このようにして構成される棒状物繰り出し
装置付き容器において、収納空間１１ａには例えばシャ
ープペンシルの芯２４を収納することができる。この芯
２４は、棒状物繰り出し装置１２をクリップ部材２０か
ら引き抜くことにより収納空間１１ａから簡単に取り出
すことができ、棒状物繰り出し装置１２の小突起１６ｃ
はクリップ部材２０の小突起２０ｆに軽く係止されてい
るにすぎないので、棒状物繰り出し装置１２をクリップ
部材２０から簡単に取り外すことができる。芯２４はク
リップ部材２０のテーパー面２０ｉによって案内されつ
つ円滑に環状突出部２０ｇを通り抜けることができる。
装置付き容器において、収納空間１１ａには例えばシャ
ープペンシルの芯２４を収納することができる。この芯
２４は、棒状物繰り出し装置１２をクリップ部材２０か
ら引き抜くことにより収納空間１１ａから簡単に取り出
すことができ、棒状物繰り出し装置１２の小突起１６ｃ
はクリップ部材２０の小突起２０ｆに軽く係止されてい
るにすぎないので、棒状物繰り出し装置１２をクリップ
部材２０から簡単に取り外すことができる。芯２４はク
リップ部材２０のテーパー面２０ｉによって案内されつ
つ円滑に環状突出部２０ｇを通り抜けることができる。
【００１３】また、逆に、予備の芯２４を収納空間１１
ａに収納する場合には、逆の動作を行う。このときに、
芯２４はテーパー面２０ｈによって案内されつつ円滑に
環状突出部２０ｇを通り抜けることができ、収納空間１
１ａへ収まる。次に、棒状物２２の繰り出しは、棒状物
繰り出し装置１２の筒状体１４と容器本体１０のいずれ
か一方を他方に対して回転させることにより行うことが
できる。より詳述すると、容器本体１０のクリップ部材
２０に設けられたキー溝２０ｅに繰り出し装置１２の案
内筒１６に設けられたキー１６ｂが嵌合され且つ筒状体
１４が案内筒１６に対して回転自在となっているため、
容器本体１０と棒状物繰り出し装置１２の筒状体１４の
いずれか一方を他方に対して回転させると、ホルダ１８
が螺旋溝１４ａに沿いつつ案内孔１６ａに案内されて軸
方向に移動し、ホルダ１８に保持された棒状物２２（例
えば、消しゴム）が回転方向に応じて棒状物繰り出し装
置１２から出没することになる。消しゴム等の棒状物２
２の使用中、棒状物２２が紙面から強い力を受けても、
案内筒１６の先端がクリップ部材２０の環状突出部２０
ｇのテーパー面２０ｈに当接していて収納空間１１ａ方
向への棒状物繰り出し装置１２の移動が制限されている
ために、棒状物繰り出し装置１２が容器本体１０の収納
空間１１ａ内に引っ込むこともない。
ａに収納する場合には、逆の動作を行う。このときに、
芯２４はテーパー面２０ｈによって案内されつつ円滑に
環状突出部２０ｇを通り抜けることができ、収納空間１
１ａへ収まる。次に、棒状物２２の繰り出しは、棒状物
繰り出し装置１２の筒状体１４と容器本体１０のいずれ
か一方を他方に対して回転させることにより行うことが
できる。より詳述すると、容器本体１０のクリップ部材
２０に設けられたキー溝２０ｅに繰り出し装置１２の案
内筒１６に設けられたキー１６ｂが嵌合され且つ筒状体
１４が案内筒１６に対して回転自在となっているため、
容器本体１０と棒状物繰り出し装置１２の筒状体１４の
いずれか一方を他方に対して回転させると、ホルダ１８
が螺旋溝１４ａに沿いつつ案内孔１６ａに案内されて軸
方向に移動し、ホルダ１８に保持された棒状物２２（例
えば、消しゴム）が回転方向に応じて棒状物繰り出し装
置１２から出没することになる。消しゴム等の棒状物２
２の使用中、棒状物２２が紙面から強い力を受けても、
案内筒１６の先端がクリップ部材２０の環状突出部２０
ｇのテーパー面２０ｈに当接していて収納空間１１ａ方
向への棒状物繰り出し装置１２の移動が制限されている
ために、棒状物繰り出し装置１２が容器本体１０の収納
空間１１ａ内に引っ込むこともない。
【００１４】このようにして棒状物繰り出し装置１２が
棒状物繰り出し機能と、容器の蓋としての機能を合わせ
持つことで、少ない部品点数で、棒状物繰り出し装置付
き容器を実現することができる。クリップ部２０ａと内
筒部２０ｃとを一体にし、その代わりにクリップ部２０
ａと軸筒１１とを別体とすることで、軸筒１１の成形に
おいて割り型にすることなく、軸筒１１を見栄えよく成
形することができるようになる。
棒状物繰り出し機能と、容器の蓋としての機能を合わせ
持つことで、少ない部品点数で、棒状物繰り出し装置付
き容器を実現することができる。クリップ部２０ａと内
筒部２０ｃとを一体にし、その代わりにクリップ部２０
ａと軸筒１１とを別体とすることで、軸筒１１の成形に
おいて割り型にすることなく、軸筒１１を見栄えよく成
形することができるようになる。
【００１５】また、クリップ部材２０の内筒部２０ｃの
厚さを調整することで、軸筒１１の収納空間１１ａの内
径を自由に設定することができ、収納空間１１ａを大き
くとることが可能となる。尚、図１に示す実施の形態に
おいては、容器本体１０の収納空間１１ａ内に収納され
る物品２４がシャープペンシルの芯であるのに対し、棒
状物繰り出し装置１２が取り扱う物品２２は容器本体１
０の収納空間１１ａ内に収納される芯２４とは径の異な
る異種類の物品であるため、この実施の形態によれば、
汎用な容器を確保することができる。
厚さを調整することで、軸筒１１の収納空間１１ａの内
径を自由に設定することができ、収納空間１１ａを大き
くとることが可能となる。尚、図１に示す実施の形態に
おいては、容器本体１０の収納空間１１ａ内に収納され
る物品２４がシャープペンシルの芯であるのに対し、棒
状物繰り出し装置１２が取り扱う物品２２は容器本体１
０の収納空間１１ａ内に収納される芯２４とは径の異な
る異種類の物品であるため、この実施の形態によれば、
汎用な容器を確保することができる。
【００１６】次に、図２は、本発明の第２の実施の形態
を表す縦断面図であり、図１と同一の部材には同一の参
照符号を付し、その同一部材の構成については繰り返し
説明しないこととする。第２の実施の形態では、さらに
部品点数を少なくした棒状物繰り出し装置付き容器とし
たもので、クリップ部材２０を省略し、その代わりに、
１つの部品で容器本体を構成するようにした点で第１の
実施の形態と異なっている。
を表す縦断面図であり、図１と同一の部材には同一の参
照符号を付し、その同一部材の構成については繰り返し
説明しないこととする。第２の実施の形態では、さらに
部品点数を少なくした棒状物繰り出し装置付き容器とし
たもので、クリップ部材２０を省略し、その代わりに、
１つの部品で容器本体を構成するようにした点で第１の
実施の形態と異なっている。
【００１７】合成樹脂製の容器本体３１は、有底筒状形
を成し、その内部が例えば棒状物２２等の予備を収納す
る収納空間３１ａとなっている。さらに、容器本体３１
の内周面には、第１の実施の形態の説明の際に詳述した
のと同一構成の繰り出し装置１２のキー１６ｂが嵌合す
る複数のキー溝３１ｂが形成されると共に、同様に第１
の実施の形態で説明したのと同一構成の繰り出し装置１
２の小突起１６ｃと軽く係止される小突起３１ｃが形成
されている。さらに、キー溝３１ｂよりも奥の内周面
は、径方向内方へ突出した突出部３１ｄとなって収納空
間３１ａまで続いており、その突出部３１ｄの開放端部
側の端面は、容器本体３１の奥に向かうに従って漸次内
径が小さくなるテーパー面３１ｅとなっている。また、
容器本体３１の外周面の一部は、非円形部３１ｆとなっ
ており、容器本体３１の転がり防止をはかっている。
尚、この転がり防止手段としては、図示のような容器本
体の一部外面を膨出させたものだけでなく、図１のクリ
ップ部２０ａと同様の形状を有する部分を容器本体３１
に一体成形したものであってもよい。
を成し、その内部が例えば棒状物２２等の予備を収納す
る収納空間３１ａとなっている。さらに、容器本体３１
の内周面には、第１の実施の形態の説明の際に詳述した
のと同一構成の繰り出し装置１２のキー１６ｂが嵌合す
る複数のキー溝３１ｂが形成されると共に、同様に第１
の実施の形態で説明したのと同一構成の繰り出し装置１
２の小突起１６ｃと軽く係止される小突起３１ｃが形成
されている。さらに、キー溝３１ｂよりも奥の内周面
は、径方向内方へ突出した突出部３１ｄとなって収納空
間３１ａまで続いており、その突出部３１ｄの開放端部
側の端面は、容器本体３１の奥に向かうに従って漸次内
径が小さくなるテーパー面３１ｅとなっている。また、
容器本体３１の外周面の一部は、非円形部３１ｆとなっ
ており、容器本体３１の転がり防止をはかっている。
尚、この転がり防止手段としては、図示のような容器本
体の一部外面を膨出させたものだけでなく、図１のクリ
ップ部２０ａと同様の形状を有する部分を容器本体３１
に一体成形したものであってもよい。
【００１８】この第２の実施の形態のものも上述した第
１の実施の形態のものと同様に、棒状物繰り出し装置１
２を容器本体３１から引き抜き、棒状物繰り出し装置１
２の小突起１６ｃと容器本体３１の小突起３１ｃとの係
合状態を解除することで、棒状物繰り出し装置１２を取
り外し、棒状物２２等の収納物を収納空間３１ａから取
り出すことができる。また、収納物を収納空間３１ａに
収納する場合には、テーパー面３１ｅに案内されて円滑
に収納空間３１ａまで到達することができる。
１の実施の形態のものと同様に、棒状物繰り出し装置１
２を容器本体３１から引き抜き、棒状物繰り出し装置１
２の小突起１６ｃと容器本体３１の小突起３１ｃとの係
合状態を解除することで、棒状物繰り出し装置１２を取
り外し、棒状物２２等の収納物を収納空間３１ａから取
り出すことができる。また、収納物を収納空間３１ａに
収納する場合には、テーパー面３１ｅに案内されて円滑
に収納空間３１ａまで到達することができる。
【００１９】また、棒状物２２を繰り出すときには、筒
状体１４と容器本体３１とのいずれか一方を他方に対し
て回転させることで、容器本体３１のキー溝３１ｂと棒
状物繰り出し装置１２の案内筒１６に形成されたキー１
６ｂとの嵌合により、棒状物２２が回転方向に応じて棒
状物繰り出し装置１２から出没することになる。また、
棒状物２２の使用中、消しゴム等の棒状物２２が紙面か
ら強い力を受けても、案内筒１６の先端が容器本体３１
の突出部３１ｄのテーパー面３１ｅに当接していて収納
空間３１ａ方向への棒状物繰り出し装置１２の移動が制
限されているために、棒状物繰り出し装置１２が収納空
間３１ａ内へ引っ込むこともない。
状体１４と容器本体３１とのいずれか一方を他方に対し
て回転させることで、容器本体３１のキー溝３１ｂと棒
状物繰り出し装置１２の案内筒１６に形成されたキー１
６ｂとの嵌合により、棒状物２２が回転方向に応じて棒
状物繰り出し装置１２から出没することになる。また、
棒状物２２の使用中、消しゴム等の棒状物２２が紙面か
ら強い力を受けても、案内筒１６の先端が容器本体３１
の突出部３１ｄのテーパー面３１ｅに当接していて収納
空間３１ａ方向への棒状物繰り出し装置１２の移動が制
限されているために、棒状物繰り出し装置１２が収納空
間３１ａ内へ引っ込むこともない。
【００２０】この第２の実施の形態によっても、さらに
少ない部品点数で棒状物繰り出し装置付き容器を実現す
ることができる。
少ない部品点数で棒状物繰り出し装置付き容器を実現す
ることができる。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１記載の発
明によれば、棒状物繰り出し装置が、棒状物を繰り出し
機能と、容器の蓋としての機能を合わせ持つことで、少
ない部品点数で、棒状物繰り出し装置付き容器を実現す
ることができる。また、請求項２記載の発明によれば、
互いに別体に構成されたクリップ部材と軸筒とで容器本
体を構成し、クリップ部材を、棒状物繰り出し装置が連
結される内筒部とクリップ部とを備えた一体物品とする
ことで、軸筒の成形において割り型にすることなく、軸
筒を見栄えよく成形することができるようになる。
明によれば、棒状物繰り出し装置が、棒状物を繰り出し
機能と、容器の蓋としての機能を合わせ持つことで、少
ない部品点数で、棒状物繰り出し装置付き容器を実現す
ることができる。また、請求項２記載の発明によれば、
互いに別体に構成されたクリップ部材と軸筒とで容器本
体を構成し、クリップ部材を、棒状物繰り出し装置が連
結される内筒部とクリップ部とを備えた一体物品とする
ことで、軸筒の成形において割り型にすることなく、軸
筒を見栄えよく成形することができるようになる。
【００２２】また、クリップ部材の内筒部の厚さを調整
することで、軸筒の収納空間の内径を自由に設定するこ
とができ、収納空間を大きくとることが可能となる。請
求項３記載の発明によれば、前記案内筒の先端部と取り
外し可能に連結される前記容器本体の内周部には、前記
案内筒の先端部に当接して案内筒の軸線方向の移動を制
限する突出部が形成されることで、棒状物繰り出し装置
の棒状物に力が作用しても、棒状物繰り出し装置が容器
本体の奥へと引っ込むことを阻止することができる。
することで、軸筒の収納空間の内径を自由に設定するこ
とができ、収納空間を大きくとることが可能となる。請
求項３記載の発明によれば、前記案内筒の先端部と取り
外し可能に連結される前記容器本体の内周部には、前記
案内筒の先端部に当接して案内筒の軸線方向の移動を制
限する突出部が形成されることで、棒状物繰り出し装置
の棒状物に力が作用しても、棒状物繰り出し装置が容器
本体の奥へと引っ込むことを阻止することができる。
【００２３】請求項４記載の発明によれば、前記案内筒
の先端部が当接する突出部の端面は、容器本体の奥に向
かうに従って漸次内径の小さくなるテーパー面となって
いることから、容器本体に収納物を収納する際に、円滑
に収納空間へと誘導することができる。
の先端部が当接する突出部の端面は、容器本体の奥に向
かうに従って漸次内径の小さくなるテーパー面となって
いることから、容器本体に収納物を収納する際に、円滑
に収納空間へと誘導することができる。
【図１】本発明の棒状物繰り出し装置付き容器の第１の
実施の形態を表す縦断面図である。
実施の形態を表す縦断面図である。
【図２】（ａ）は本発明の第２の実施の形態を表す縦断
面図、（ｂ）は（ａ）図中ｂ付近拡大図、（ｃ）は
（ａ）図中ｃ−ｃ線に沿って見た容器本体の断面図であ
る。
面図、（ｂ）は（ａ）図中ｂ付近拡大図、（ｃ）は
（ａ）図中ｃ−ｃ線に沿って見た容器本体の断面図であ
る。
１０ 容器本体 １１ａ 収納空間 １２ 棒状物繰り出し装置 １４ 筒状体 １４ａ 螺旋溝 １６ 案内筒 １６ａ 案内孔 １８ ホルダ １８ａ 突起 ２０ クリップ部材 ２０ａ クリップ部 ２０ｃ 内筒部 ２０ｇ 突出部 ２０ｈ テーパー面 ２２ 棒状物 ３１ 容器本体 ３１ａ 収納空間 ３１ｄ 突出部 ３１ｅ テーパー面
Claims (4)
- 【請求項１】 収納空間を有する容器本体と、前記容器
本体の開放端部を閉塞する取り外し可能な棒状物繰り出
し装置とを備え、 前記棒状物繰り出し装置は、内面に螺旋溝を設けた筒状
体と、筒状体に軸方向移動不能で相対回転自在に嵌挿さ
れると共に軸方向に伸びる案内孔を備えた案内筒と、前
記案内孔を通して前記螺旋溝に嵌合する突起を側面に有
し棒状物を保持するホルダと、を備えており、 前記案内筒の先端部が、前記容器本体の内周部に取り外
し可能に且つ相対回転不能に連結されることを特徴とす
る棒状物繰り出し装置付き容器。 - 【請求項２】 該容器本体は、前記収納空間を有する軸
筒と、軸筒の開放端部に固着されたクリップ部材からな
り、該クリップ部材は、軸筒外部において軸筒に沿って
伸びるクリップ部と、軸筒内部に配設される内筒部とを
一体的に有しており、該内筒部が前記案内筒の先端部と
連結される前記容器本体の内周部を構成することを特徴
とする請求項１記載の棒状物繰り出し装置付き容器。 - 【請求項３】 前記案内筒の先端部と取り外し可能に連
結される前記容器本体の内周部には、前記案内筒の先端
部に当接して案内筒の軸線方向の移動を制限する突出部
が形成されることを特徴とする請求項１または２記載の
棒状物繰り出し装置付き容器。 - 【請求項４】 前記案内筒の先端部が当接する突出部の
端面は、容器本体の奥に向かうに従って漸次内径の小さ
くなるテーパー面となっていることを特徴とする請求項
３記載の棒状物繰り出し装置付き容器。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8339513A JPH10175395A (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 棒状物繰り出し装置付き容器 |
| TW086218486U TW335780U (en) | 1996-12-19 | 1997-11-04 | Container having a bar-type article dispenser |
| KR2019970031857U KR200160097Y1 (ko) | 1996-12-19 | 1997-11-12 | 봉상물조출장치를 갖춘 용기 |
| EP97122463A EP0850784A3 (en) | 1996-12-19 | 1997-12-19 | Container with means for selectively extending and retracting a substantially stick-shaped object |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8339513A JPH10175395A (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 棒状物繰り出し装置付き容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10175395A true JPH10175395A (ja) | 1998-06-30 |
Family
ID=18328198
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8339513A Pending JPH10175395A (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 棒状物繰り出し装置付き容器 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0850784A3 (ja) |
| JP (1) | JPH10175395A (ja) |
| KR (1) | KR200160097Y1 (ja) |
| TW (1) | TW335780U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106004165A (zh) * | 2016-07-18 | 2016-10-12 | 真彩文具股份有限公司 | 旋转树脂蜡笔 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4777245B2 (ja) | 2005-03-15 | 2011-09-21 | 株式会社サクラクレパス | ホルダー、並びに、ホルダー付き棒状体 |
| JP2007283754A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-11-01 | Kotobuki & Co Ltd | 芯カートリッジ及び芯カートリッジが組み込まれる筆記具 |
| FR2926244B1 (fr) | 2008-01-16 | 2010-02-19 | Bic Soc | Instrument d'ecriture muni d'une gomme protegee par un manchon |
| US10272714B2 (en) * | 2016-12-06 | 2019-04-30 | Sanford L.P. | Anti-rotation extendable eraser mechanism |
| JP7068694B2 (ja) * | 2018-05-24 | 2022-05-17 | ミクロ株式会社 | 回転式繰り出し機構 |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US1489765A (en) * | 1922-11-28 | 1924-04-08 | Jones Parley | Pencil |
| US2017555A (en) * | 1934-10-30 | 1935-10-15 | Charles E Wehn | Mechanical pencil |
| DE3042283A1 (de) * | 1980-11-08 | 1982-06-09 | Fa. A.W. Faber-Castell, 8504 Stein | Fuellminenstift mit auswechselbarem minenvorratsbehaelter |
| KR840000238Y1 (ko) * | 1982-07-02 | 1984-02-14 | 임태윤 | 양색 연필 |
| EP0321581B1 (en) * | 1987-06-27 | 1995-03-15 | Pentel Kabushiki Kaisha | Writing utensil |
| US5090831A (en) * | 1989-07-10 | 1992-02-25 | Kotobuki & Co., Ltd. | Writing instrument |
| JP3111592B2 (ja) | 1992-02-18 | 2000-11-27 | 株式会社日立製作所 | 半導体集積回路装置 |
-
1996
- 1996-12-19 JP JP8339513A patent/JPH10175395A/ja active Pending
-
1997
- 1997-11-04 TW TW086218486U patent/TW335780U/zh unknown
- 1997-11-12 KR KR2019970031857U patent/KR200160097Y1/ko not_active IP Right Cessation
- 1997-12-19 EP EP97122463A patent/EP0850784A3/en not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106004165A (zh) * | 2016-07-18 | 2016-10-12 | 真彩文具股份有限公司 | 旋转树脂蜡笔 |
| CN106004165B (zh) * | 2016-07-18 | 2017-12-15 | 真彩文具股份有限公司 | 旋转树脂蜡笔 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0850784A3 (en) | 2000-05-10 |
| EP0850784A2 (en) | 1998-07-01 |
| KR200160097Y1 (ko) | 1999-11-01 |
| KR19980055604U (ko) | 1998-10-07 |
| TW335780U (en) | 1998-07-01 |
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