JP2527969Y2 - 棒状物繰り出し装置 - Google Patents

棒状物繰り出し装置

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JP2527969Y2
JP2527969Y2 JP8896590U JP8896590U JP2527969Y2 JP 2527969 Y2 JP2527969 Y2 JP 2527969Y2 JP 8896590 U JP8896590 U JP 8896590U JP 8896590 U JP8896590 U JP 8896590U JP 2527969 Y2 JP2527969 Y2 JP 2527969Y2
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JP
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rod
slit
inner cylinder
pipe
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秀平 陰山
良英 光谷
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Kotobuki and Co Ltd
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Kotobuki and Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は内筒に対し外筒を回転することにより内筒の
スリット及び内筒内の当部に係着したパイプのスリット
に沿ってホルダを摺動させ、パイプ端部より挿入されこ
のホルダの保持部に保持された棒状消ゴム,口紅,クレ
ヨン,パス類等の棒状物を後部より出し入れできる棒状
物繰り出し装置に関する。
〔先行技術〕
この種の先行例としては本出願人提案の実願平1-1092
96号に記載されたものがある。
この先行例は外筒の内面に螺旋溝を設け、当該外筒
に、スリットを有する内筒を軸方向移動不能で相対的に
回転可能に内設し、この内筒のスリットに径方向の溝を
設け、この溝には挟持片を有するホルダを嵌装し、上記
螺旋溝にはホルダに設けられた突起を内筒のスリットを
通して嵌合せしめ、内筒に対し外筒を回転することによ
りホルダあるいはホルダの挟持片に保持した棒状物を頭
部より出し入れできる構成になっている。
この先行例は内筒のスリットに設けられた径方向の溝
にホルダを嵌装するだけで内筒にホルダを極めて容易に
組付けることができ、ホルダの組付け後、棒状物をホル
ダに保持することによりホルダを安定に保つことができ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら上記先行例にあっては、ホルダあるはホ
ルダの挟持片に比較的太い棒状物を保持し、内筒に対し
外筒を回転することにより棒状物を頭部より出し入れで
きるが、当該棒状物より細い棒状物に対してはその太さ
に合った外,内筒,ホルダなどを制作しなければなら
ず、新たにそれらの金型を作る必要があり、高価になる
という課題がある。
本考案の目的は既存の外,内筒を利用し、これらにパ
イプ,ホルダ及び後具を付加するだけで任意所望の太さ
の棒状物の繰り出しに適応できる棒状物繰り出し装置を
提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案装置は上記の課題を解決し上記の目的を達成す
るため、第1図〜第3図示のように外筒1の内面に螺旋
溝2を設け、当該外筒1に第1のスリット3を有する内
筒4を軸方向移動不能で相対的に回転可能に内設し、こ
の内筒4にホルダ5を嵌装し、上記螺旋溝2にはこのホ
ルダ5に設けた突起6を前記内筒4の第1のスリット3
を通して係合せしめ、当該ホルダ5に直径方向にロッド
20を設け、このロッド20にパイプ21に設けた第2のスリ
ット22を挿通すると共にこの第2のスリット22の端部を
内筒4に設けた当部16に係着し、上記パイプ21に挿入し
た棒状物7を前記ホルダ5の保持部24に保持せしめ、内
筒4の頭部8に当該パイプ21より突出する棒状物7の径
方向のガタ防止用後具23を取付けてなる構成としたもの
である。
〔作用〕
内筒4に対し外筒1を回転すると、外筒1の螺旋溝2
にホルダ5の突起6が嵌合され、ホルダ5のロッド20に
パイプ21の第2のスリット22が挿通されており、ホルダ
5の保持部24がパイプ21の第2のスリット22を挿通して
棒状物7を保持していると共にパイプ21の端部が内筒4
の当部16に係着されているので、ホルダ5が内筒4の第
1のスリット3及びパイプ21の第2のスリット22に沿っ
て案内されながら軸方向に移動し、ホルダ5の保持部24
に保持された,パイプ21内の棒状物7がホルダ5の軸方
向移動により回転方向に応じて内筒4の頭部8に取付け
られた径方向のガタ防止用後具23より出没することにな
り、棒状物7をガタつくことなく使用に供することがで
きることになる。
〔実施例〕
以下図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案装置の一実施例の構成を示す縦断面
図、第2図はその要部の部分分解斜視図、第3図は本考
案における溝にホルダを嵌装し当該ホルダのロッド及び
保持部にスリットを挿通したパイプを内筒の受部に係着
した状態を示す斜視図、第4図は第3図においてパイプ
内に棒状物を挿入してホルダの保持部に保持し内筒の頭
部にガタ防止用後具を取付けた状態の斜視図、第5図は
本考案におけるホルダのロッドに、パイプのスリットを
挿通した状態を示す斜視図、第6図は同じくホルダの保
持部にパイプに挿入した棒状物を保持した状態を示す横
断面図である。
第1図〜第3図において1は外筒、2はこの外筒1の
内面に設けた螺旋溝である。4は外筒1の後端から挿入
される内筒で、この内筒4の後方部の対向する部分には
第1のスリット3が設けられている。一方のスリット3
の前方部には径方向の溝12が設けられ、この溝12にはホ
ルダ5が嵌装され、両スリット3にホルダ5の2つの挟
持片10が後方に向くように摺動自在に嵌装されている。
溝12は内筒4のスリット3のどの位置に設けてもよい。
本実施例では、スリット3の前部に設けられた径方向
の溝12形状がコ字状で、当該コ字状の溝幅をホルダ5の
筒部5aの幅よりホルダ5の嵌装が容易にできるように大
きくし、かつホルダ5の筒部5aがスリット3の前部スト
ッパー部11内に嵌挿してホルダ5が安定化するようにホ
ルダ5の筒部5aの幅が前記ストッパー部11内の収納幅よ
りほぼ等しい(多少小さくてもよい)か大きくしてあ
る。
また、溝12形状を外方向に徐々に広開し、角取りにし
た形状とし,開放端の幅を溝底部の幅より大きくしても
よいし、あるいは溝形状を後方溝側面が徐々に広開し、
角取りした形状としたものであってもよく、いずれも溝
12内にホルダ5を嵌装し易くでき、嵌装後、ホルダ5の
筒部5aをスリット3の前部ストッパー部11内に嵌挿して
安定化できる。
11,8はそれぞれスリット3の前,後部に形成されたホ
ルダ5のストッパー部及びストッパーの役目を果たす頭
部である。従ってホルダ5はスリット3の前部のストッ
パー部11及び後部のストッパー部である頭部8に当接す
るまで、軸方向に移動することになる。
また、外筒1の螺旋溝2には挟持片10に設けられた突
起6が嵌合せしめられている。ホルダ5の筒部5aには直
径方向のロッド20が設けられ、このロッド20にはパイプ
21に設けた第2のスリット22が挿通されていると共にこ
のスリット22の端部が内筒4に設けた当部16に係着され
ている。
パイプ21のスリット22側端部には、例えば第1,第2,第
5図示のように双又係合部9が設けられ、この係合部9
が内筒4の当部16の支持部16a(第2図参照)に係合さ
れてパイプ21のスリット22開放端部が内筒4の当部16に
係着される。
パイプ21のスリット22に挿通されたホルダ5の保持部
24には第1,第6図示のようにパイプ21端部より挿入され
た棒状消ゴム7が保持されており、内筒4の頭部8には
パイプ21の後端より突出する棒状消ゴム7の径方向のガ
タ防止用後具23が例えば螺着により取付けられている。
本考案は例えば内筒4の前方部外形を第1図〜第4図
示のように多角形状とし、この多角形部19が嵌入する軸
本体17の内面も多角形状とし、この軸本体17内に設けら
れた筆記軸体の芯ホルダ15が内筒4内に設けられた当部
16に当接するように軸本体17内面の多角形部18に内筒4
外面の多角形部19を周方向にロックしかつ軸方向に摺動
可能に嵌合せしめてシャープペンシルを連結し、シャー
プペンシル付きとしてもよい。
このように構成された本実施例は、内筒4に対し外筒
1を回転すると、外筒1の螺旋溝2にホルダ5の挟持片
10に設けられた突起6が嵌合され、ホルダ5のロッド20
にパイプ21のスリット22が挿通されており、ホルダ5の
保持部24がパイプ21のスリット22を挿通して棒状消ゴム
7を保持していると共にパイプ21のスリット22側端部に
設けられた係合部9が内筒4の当部16の支持部16aに係
着されているので、ホルダ5が内筒4のスリット3及び
パイプ21のスリット22に沿って案内されながら軸方向に
移動し、ホルダ5の保持部24に保持された,パイプ21内
の棒状消ゴム7がホルダ5の軸方向移動により回転方向
に応じて内筒4の頭部8に取付けられた径方向のガタ防
止用後具23より出没することになり、棒状消ゴム7をガ
タつくことなく使用に供することができることになる。
また、内筒4の頭部8に取付けられたガタ防止用後具
23をノックすると、軸本体17内の筆記軸体の芯タンク15
が当部16により前方に押され、公知のシャープペンシル
と同様に筆記軸体のチャックが開閉し所定長さずつ芯出
しが行なえることになる。また芯を引っ込めるにはガタ
防止用後具23をノックしてチャックを開き、この状態で
芯先を押圧することにより芯を引っ込めることができ
る。
内筒4のスリット3の前方部に設けられた径方向の溝
12にホルダ5を嵌装するだけで、ホルダ5の挟持片10が
スリット3内に嵌入する状態にホルダ5を内筒4内に摺
動自在に組付けることができる。この場合、スリット3
の前部のストッパー部11内にホルダ5を嵌挿しておくと
ホルダ5の安定性がよくなり好ましい。ホルダ5の組付
け後にパイプ21をそのスリット22がホルダ5のロッド20
に挿通して内筒4の当部16に係着させ、このパイプ21内
に棒状消ゴム7を挿入して保持部24に挟持すればよい。
〔考案の効果〕
上述のように本考案によれば、外筒1の内面に螺旋溝
2を設け、当該外筒1に第1のスリット3を有する内筒
4を軸方向移動不能で相対的に回転可能に内設し、この
内筒4にホルダ5を嵌装し、上記螺旋溝2にはこのホル
ダ5に設けた突起6が前記内筒4の第1のスリット3を
通して係合せしめ、当該ホルダ5に直径方向にロッド20
を設け、このロッド20にパイプ21に設けた第2のスリッ
ト22を挿通すると共にこの第2のスリット22の端部を内
筒4に設けた当部16に係着し、上記パイプ21に挿入した
棒状物7を前記ホルダ5の保持部24に保持せしめ、内筒
4の頭部8に当該パイプ21より突出する棒状物7の径方
向のガタ防止用後具23を取付けてなるので、上記先行例
で使用している外,内筒1,4に、棒状物7の太さに合っ
たホルダ5,パイプ21及びガタ防止用後具23を付加するだ
けで、任意所望の太さの棒状物7の繰り出しに適応で
き、ホルダ5,パイプ21及びガタ防止用後具23を制作する
金型だけで済み、外,内筒1,4の製作用金型を改めて作
る必要がなく、比較的安価に実施することができるばか
りでなく、棒状物7が細くなっても外,内筒1,4を変更
する必要がないから、棒状物7の太さに応じて外,内筒
1,4及びホルダ5を作った場合に比し、握り易く、使い
勝手のよい棒状物繰り出し装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の一実施例の構成を示す縦断面図、
第2図はその要部の部分分解斜視図、第3図は本考案に
おける溝にホルダを嵌装し当該ホルダのロッド及び保持
部にスリットを挿通したパイプを内筒の受部に係着した
状態を示す斜視図、第4図は第3図においてパイプ内に
棒状物を挿入してホルダの保持部に保持し内筒の頭部に
ガタ防止用後具を取付けた状態の斜視図、第5図は本考
案におけるホルダのロッドにパイプのスリットを挿通し
た状態を示す斜視図、第6図は同じくホルダの保持部に
パイプに挿入した棒状物を保持した状態を示す横断面図
である。 1……外筒、2……螺旋溝、3……第1のスリット、4
……外筒、5……ホルダ、5a……筒部、6……突起、7
……棒状物(消ゴム)、8……頭部、9……双又係合
部、10……挟持片、11……ストッパー部、12……(コ字
状)溝、15……芯タンク、16……当部、16a……支持
部、17……軸本体、18……多角形部、19……多角形部、
20……ロッド、21……パイプ、22……第2のスリット、
23……ガタ防止用後具、24……保持部。

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外筒の内面に螺旋溝を設け、当該外筒に第
    1のスリットを有する内筒を軸方向移動不能で相対的に
    回転可能に内設し、この内筒にホルダを嵌装し、上記螺
    旋溝にはこのホルダに設けた突起を前記内筒の第1のス
    リットを通して係合せしめ、当該ホルダに直径方向にロ
    ッドを設け、このロッドにパイプに設けた第2のスリッ
    トを挿通すると共にこの第2のスリットの端部を内筒に
    設けた当部に係着し、上記パイプに挿入した棒状物を前
    記ホルダの保持部に保持せしめ、内筒の頭部に当該パイ
    プより突出する棒状物の径方向のガタ防止用後具を取付
    けてなる棒状物繰り出し装置。
  2. 【請求項2】第1のスリットの前部のストッパー部内に
    ホルダを嵌挿してなる請求項第1項記載の棒状物繰り出
    し装置。
  3. 【請求項3】ホルダの挟持片を第1のスリットに摺動自
    在に嵌め込み、当該挟持片に螺旋溝に係合する突起を設
    けてなる請求項第1項又は第2項のいずれかに記載の棒
    状物繰り出し装置。
  4. 【請求項4】内筒にシャープペンシルの芯タンクを挿入
    し、かつその軸本体を軸方向移動自在で回転不能に連結
    せしめてなる請求項第1項〜第3項のいずれかに記載の
    棒状物繰り出し装置。
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JPH0445787U JPH0445787U (ja) 1992-04-17
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